JPS5936366B2 - 誘電体共振器用材料 - Google Patents
誘電体共振器用材料Info
- Publication number
- JPS5936366B2 JPS5936366B2 JP52096603A JP9660377A JPS5936366B2 JP S5936366 B2 JPS5936366 B2 JP S5936366B2 JP 52096603 A JP52096603 A JP 52096603A JP 9660377 A JP9660377 A JP 9660377A JP S5936366 B2 JPS5936366 B2 JP S5936366B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric
- materials
- porcelain
- temperature
- dielectric constant
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- Expired
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は誘電体共振器用材料、特にBaO、2no、T
a2O53sroおよびZrO2の成分で構成される誘
電体共振器用材料に関するものであり、誘電率(ε)と
無負荷Qが大きく、かつ共振周波数の温度安定度(τf
)に優れたマイク波用誘電体共振器を構成できる材料を
提供しようとするものである。
a2O53sroおよびZrO2の成分で構成される誘
電体共振器用材料に関するものであり、誘電率(ε)と
無負荷Qが大きく、かつ共振周波数の温度安定度(τf
)に優れたマイク波用誘電体共振器を構成できる材料を
提供しようとするものである。
従来から、マイクロ波領域において、誘電体は、マイク
ロ波回路のインピーダンス整合や、誘電体共振器などに
応用されてきている。
ロ波回路のインピーダンス整合や、誘電体共振器などに
応用されてきている。
近年、特に、マイクロ波回路の集積化の技術が進歩する
にともない、発振器の周波数の安定化などに、高誘電率
、低損失、低価格の誘電体磁器を使用して小形化するこ
とが積極的に進められている。従来、これらの誘電体材
料としては、BaO−TiO2系磁器、およびその一部
を他の元素で置換した磁器、さらには誘電率が負の温度
変化をもつTiO2と正の誘電率の温度変化をもつ誘電
体磁器とを組合わせたものを使用する場合が多い。しか
し、これらは、誘電体損失が大きかつたり、誘電率の温
度変化のばらつきが大きかつたり、共振周波数の安定度
が大きすぎたりして、実用上問題が多い。
にともない、発振器の周波数の安定化などに、高誘電率
、低損失、低価格の誘電体磁器を使用して小形化するこ
とが積極的に進められている。従来、これらの誘電体材
料としては、BaO−TiO2系磁器、およびその一部
を他の元素で置換した磁器、さらには誘電率が負の温度
変化をもつTiO2と正の誘電率の温度変化をもつ誘電
体磁器とを組合わせたものを使用する場合が多い。しか
し、これらは、誘電体損失が大きかつたり、誘電率の温
度変化のばらつきが大きかつたり、共振周波数の安定度
が大きすぎたりして、実用上問題が多い。
出願人において、これらの欠点のない材料について、種
々検討した結果、一般式BaO−yZn0−ZTa20
5で表わされる組成において、0.5≦X≦0.75|
0.1≦y≦0.3|0.1≦z≦0.3|x+ y
+ z=1の範囲内にある組成の磁器が、優れた誘電体
マイクロ波共振器になることを見出した(特願昭51−
11027号)。
々検討した結果、一般式BaO−yZn0−ZTa20
5で表わされる組成において、0.5≦X≦0.75|
0.1≦y≦0.3|0.1≦z≦0.3|x+ y
+ z=1の範囲内にある組成の磁器が、優れた誘電体
マイクロ波共振器になることを見出した(特願昭51−
11027号)。
しかしながら、これは共振周波数の温度安定度(τf)
がかなり大きいものであり、その安定度を向上させるた
めの研究を進めた。本発明はその結果にもとづくもので
ある。本発明にかかる誘電体共振器用材料は、BaO、
ZnO、およびTa2O5に、さらにsro(52ro
2とを加えることによつて、無負荷Qと誘電率を低下さ
せることなく、共振周波数の温度安定度(τf)を向上
させることができたものである。
がかなり大きいものであり、その安定度を向上させるた
めの研究を進めた。本発明はその結果にもとづくもので
ある。本発明にかかる誘電体共振器用材料は、BaO、
ZnO、およびTa2O5に、さらにsro(52ro
2とを加えることによつて、無負荷Qと誘電率を低下さ
せることなく、共振周波数の温度安定度(τf)を向上
させることができたものである。
その特徴とするところは、(1−w)(xBa0・yZ
n0−ZTa205)+WSr0−ZrO2なる組成式
において、0.5≦x≦0.75、0.1≦y≦0.3
、0.1≦z≦0.3|x+y+z=1|0<W≦0.
9の範囲内にある組成を有することを特徴とする。以下
、実施例にもとづいて、本発明を説明する。まずBac
O3,znO,Ta2O5,srcO3およびZrO2
の出発原料を各組成に応じて秤量し、めのうボールを備
え、かつゴム内張りしたボールミルで、純水とともに湿
式混合した゜この混合物を乾燥させてから、空気中にお
いて1200℃で5時間仮焼した後、前記ボールミルで
湿式粉砕した。得られた粉砕泥しようをボールミルから
取出して、乾燥させた後、圧力700kg/Crllで
直径25Rmの円板状に成形し、それを空気中において
1460〜1360℃の範囲内の温度で2時間焼成して
、下表に示す組成の磁器を得た。それから、各磁器から
、それぞれ直径5mgL,厚さ21nmの寸法の円板形
磁器の試料を切出し、それをマイクロ波用誘電体共振器
に使用して、トラツプ法により共振周波数を測定し、こ
の共振周波数(ほぼ11GHz)と直径とから誘電率(
ε)を、また帯域反射法により無負荷Q(Qu)を測定
した。
n0−ZTa205)+WSr0−ZrO2なる組成式
において、0.5≦x≦0.75、0.1≦y≦0.3
、0.1≦z≦0.3|x+y+z=1|0<W≦0.
9の範囲内にある組成を有することを特徴とする。以下
、実施例にもとづいて、本発明を説明する。まずBac
O3,znO,Ta2O5,srcO3およびZrO2
の出発原料を各組成に応じて秤量し、めのうボールを備
え、かつゴム内張りしたボールミルで、純水とともに湿
式混合した゜この混合物を乾燥させてから、空気中にお
いて1200℃で5時間仮焼した後、前記ボールミルで
湿式粉砕した。得られた粉砕泥しようをボールミルから
取出して、乾燥させた後、圧力700kg/Crllで
直径25Rmの円板状に成形し、それを空気中において
1460〜1360℃の範囲内の温度で2時間焼成して
、下表に示す組成の磁器を得た。それから、各磁器から
、それぞれ直径5mgL,厚さ21nmの寸法の円板形
磁器の試料を切出し、それをマイクロ波用誘電体共振器
に使用して、トラツプ法により共振周波数を測定し、こ
の共振周波数(ほぼ11GHz)と直径とから誘電率(
ε)を、また帯域反射法により無負荷Q(Qu)を測定
した。
共振周波数の温度安定度(τf)は、温度槽に各試料を
入れ、−30℃から+70℃の温度変化におけるトラツ
プ周波数の変化を測定して求めた。その結果を下表に示
す。X,y,z,wは( 1−w )( XBaO−
YZnO.ZTa2O,)+WSrO−ZrO2の組成
比率を示す。
入れ、−30℃から+70℃の温度変化におけるトラツ
プ周波数の変化を測定して求めた。その結果を下表に示
す。X,y,z,wは( 1−w )( XBaO−
YZnO.ZTa2O,)+WSrO−ZrO2の組成
比率を示す。
表より明らかなように、本発明の誘電体磁器用 L材料
は、マイクロ波領域において、無負荷Qが大きく、誘電
率が比較的大きく、さらに共振周波数の温度安定度の改
善された優れたものであることがわかる。本発明の範囲
外の組成の試料6,7,8は、磁器への焼結がよくなく
、誘電体共振器として利用するに十分な機械的強度をも
つ磁器とならず、また、試料12は誘電率と共振周波数
の温度変化が大きいため、本発明の範囲から除いた。
は、マイクロ波領域において、無負荷Qが大きく、誘電
率が比較的大きく、さらに共振周波数の温度安定度の改
善された優れたものであることがわかる。本発明の範囲
外の組成の試料6,7,8は、磁器への焼結がよくなく
、誘電体共振器として利用するに十分な機械的強度をも
つ磁器とならず、また、試料12は誘電率と共振周波数
の温度変化が大きいため、本発明の範囲から除いた。
なお、本発明にかかる磁器は、低周波領域においても誘
電損失が小さく、かつ誘電率の温度変化が小さいので、
磁器コンデンサ用としても優れた材料であることを確認
した。
電損失が小さく、かつ誘電率の温度変化が小さいので、
磁器コンデンサ用としても優れた材料であることを確認
した。
Claims (1)
- 1 一般式(1−w)(xBaO・yZnO・zTa_
2O_5)+wSrO・ZrO_2で表わされる組成に
おいて、0.5≦x≦0.75、0.1≦y≦0.3、
0.1≦z≦0.3、x+y+z=1、0≦w≦0.9
の範囲内にある組成であることを特徴とする誘電体共振
器用材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52096603A JPS5936366B2 (ja) | 1977-08-11 | 1977-08-11 | 誘電体共振器用材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52096603A JPS5936366B2 (ja) | 1977-08-11 | 1977-08-11 | 誘電体共振器用材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5430500A JPS5430500A (en) | 1979-03-06 |
JPS5936366B2 true JPS5936366B2 (ja) | 1984-09-03 |
Family
ID=14169439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52096603A Expired JPS5936366B2 (ja) | 1977-08-11 | 1977-08-11 | 誘電体共振器用材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5936366B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5982063U (ja) * | 1982-11-24 | 1984-06-02 | ダイワゴルフ株式会社 | ゴルフクラブヘツド |
JPS59133266U (ja) * | 1983-02-26 | 1984-09-06 | ダイワゴルフ株式会社 | ゴルフクラブヘツド |
JPS6113984A (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-22 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフクラブヘツド |
JPS6332568U (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-02 |
-
1977
- 1977-08-11 JP JP52096603A patent/JPS5936366B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5982063U (ja) * | 1982-11-24 | 1984-06-02 | ダイワゴルフ株式会社 | ゴルフクラブヘツド |
JPS59133266U (ja) * | 1983-02-26 | 1984-09-06 | ダイワゴルフ株式会社 | ゴルフクラブヘツド |
JPS6113984A (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-22 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフクラブヘツド |
JPS6332568U (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-02 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5430500A (en) | 1979-03-06 |
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