JPS5914215A - 誘電体磁器組成物 - Google Patents
誘電体磁器組成物Info
- Publication number
- JPS5914215A JPS5914215A JP57123557A JP12355782A JPS5914215A JP S5914215 A JPS5914215 A JP S5914215A JP 57123557 A JP57123557 A JP 57123557A JP 12355782 A JP12355782 A JP 12355782A JP S5914215 A JPS5914215 A JP S5914215A
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- Japan
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- dielectric
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- dielectric constant
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は誘電体磁器組成物、とくに酸化バリウム(Ba
O)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化タンタル(Ta205
)および酸化チタン(T 102 )の成分で構成さ
れる誘電体共振器用磁器に関するものである。本発明の
目的とするところは比誘電率(εr)が大きく、マイク
ロ波周波数帯において誘電体共振器としたときに無負荷
Q(Qu)が大きく、安定した温度特性をもち、用途に
応じて共振周波数の温度係数(τf)を広範囲に変化さ
せることのできる誘電体磁器を提供することにある。
O)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化タンタル(Ta205
)および酸化チタン(T 102 )の成分で構成さ
れる誘電体共振器用磁器に関するものである。本発明の
目的とするところは比誘電率(εr)が大きく、マイク
ロ波周波数帯において誘電体共振器としたときに無負荷
Q(Qu)が大きく、安定した温度特性をもち、用途に
応じて共振周波数の温度係数(τf)を広範囲に変化さ
せることのできる誘電体磁器を提供することにある。
近年、波長が数cm以下のマイクロ波やミリ波(以下こ
れらをマイクロ波と総称する)を取扱う高周波回路の技
術の進展にともない、この回路を小形化することが積極
的に進められている。
れらをマイクロ波と総称する)を取扱う高周波回路の技
術の進展にともない、この回路を小形化することが積極
的に進められている。
これまでは、この高周波回路には空胴共振器、アンテナ
などが使用されてきたが、これらの大きさはマイクロ波
の波長と同程度となるため、小形化に対する障害となっ
ていた。これを解決するために、誘電率の大きい誘電体
磁器を使用することによって波長そのものを短縮する方
法がとられてきた。このような用途に適する材料として
はT 102系のものがよく使用され、たとえばT i
02−Z rO2−8nO2系、 CaT io3−
MgTiO3−La203−2 T to2系、最近で
はBa (Zn3ANbVs)03−Ba (Zn%T
a%)03などの誘電体磁器が知られている。しかしな
がら、これらの材料で誘電体共振器を作った場合には比
誘電率が20〜40程度と低いため、たとえば共振周波
数が約11 GHzのX帯の誘電体共振器ではεr−3
0の材料を使用したとき直径5.6胴、厚さ2.2m程
度の小さなユニットになるが、周波数が下ってGHz程
度のUHF帯での使用となると、同じεr−30の材料
の場合には直径が30−7 wn%厚さが12.3陥程
度と形状が著しく大きくなる。ここで使用する材料の比
誘電率が80程度に大きくなれば、その大きさを直径1
8.8M、厚さ7.5岨程度と小形化することができる
が、従来の材料ではこのような要望を満足させることは
できなかった。
などが使用されてきたが、これらの大きさはマイクロ波
の波長と同程度となるため、小形化に対する障害となっ
ていた。これを解決するために、誘電率の大きい誘電体
磁器を使用することによって波長そのものを短縮する方
法がとられてきた。このような用途に適する材料として
はT 102系のものがよく使用され、たとえばT i
02−Z rO2−8nO2系、 CaT io3−
MgTiO3−La203−2 T to2系、最近で
はBa (Zn3ANbVs)03−Ba (Zn%T
a%)03などの誘電体磁器が知られている。しかしな
がら、これらの材料で誘電体共振器を作った場合には比
誘電率が20〜40程度と低いため、たとえば共振周波
数が約11 GHzのX帯の誘電体共振器ではεr−3
0の材料を使用したとき直径5.6胴、厚さ2.2m程
度の小さなユニットになるが、周波数が下ってGHz程
度のUHF帯での使用となると、同じεr−30の材料
の場合には直径が30−7 wn%厚さが12.3陥程
度と形状が著しく大きくなる。ここで使用する材料の比
誘電率が80程度に大きくなれば、その大きさを直径1
8.8M、厚さ7.5岨程度と小形化することができる
が、従来の材料ではこのような要望を満足させることは
できなかった。
本発明は」−記の問題点を解決するためになされたもの
であり、比誘電率が大きく、無負荷Qが大きく、安定し
た温度特性をもち、用途に応じてその温度係数を広範囲
に変化させうる誘電体磁器を提供しようとするものであ
る。
であり、比誘電率が大きく、無負荷Qが大きく、安定し
た温度特性をもち、用途に応じてその温度係数を広範囲
に変化させうる誘電体磁器を提供しようとするものであ
る。
発明者らは前記の要望をみたす材料について種々検討し
た結果、Ba(ZnhTah)1.Ttxo3で表わさ
れる組成においてO(x≦0.5(モル分率)の範囲に
ある組成物がすぐれた高周波用誘電鉢体磁器になること
を見出した。
た結果、Ba(ZnhTah)1.Ttxo3で表わさ
れる組成においてO(x≦0.5(モル分率)の範囲に
ある組成物がすぐれた高周波用誘電鉢体磁器になること
を見出した。
以下には1.実施例にもとすいて本発明を説明する0
出発原料には化学的に高純度のBaCO3,Zn○。
T a 205およびT 102を所定の組成になるよ
う秤量し、めのうボールを備えたゴム内張りのボールミ
ルで純水とともに湿式混合した。この混合物をボールミ
ルからとり出して乾燥したのち、空気中において110
0℃の温度で2時間仮焼した。仮焼物は純水とともに前
記のボールミル中で湿式粉砕した。粉砕泥しようを脱水
乾燥したのち、粉末にバインダーとして濃度6%のポリ
ビニールアルコール溶液8重世襲添加して均質としたの
ち、32メツシーのふるいを通して整粒した。整粒粉体
は金型と油圧プレスを用いて成形圧力800に9/cn
tで直径20瑞、厚さ約8胴の円板に成形した。成形体
を高純度のアルミナさや鉢の中に入れ、組成に応じて空
気中において1250〜16oo℃の範囲内の温度で2
時間保持して焼成し、表に示す配合組成の誘電体磁器を
得た。得られた磁器素子を使用して誘電体共振器法によ
る測定から共振周波数と無負荷Qと比誘電率を求めた。
う秤量し、めのうボールを備えたゴム内張りのボールミ
ルで純水とともに湿式混合した。この混合物をボールミ
ルからとり出して乾燥したのち、空気中において110
0℃の温度で2時間仮焼した。仮焼物は純水とともに前
記のボールミル中で湿式粉砕した。粉砕泥しようを脱水
乾燥したのち、粉末にバインダーとして濃度6%のポリ
ビニールアルコール溶液8重世襲添加して均質としたの
ち、32メツシーのふるいを通して整粒した。整粒粉体
は金型と油圧プレスを用いて成形圧力800に9/cn
tで直径20瑞、厚さ約8胴の円板に成形した。成形体
を高純度のアルミナさや鉢の中に入れ、組成に応じて空
気中において1250〜16oo℃の範囲内の温度で2
時間保持して焼成し、表に示す配合組成の誘電体磁器を
得た。得られた磁器素子を使用して誘電体共振器法によ
る測定から共振周波数と無負荷Qと比誘電率を求めた。
共振周波数の温度依存性は一30℃から70℃の範囲で
測定し温度係数(τf)を求めた。共振周波数は2〜4
GH2であった。それらの実験結果を表に示す。なお
、表において*印をした試料は本発明の範囲外の比較例
であり、これ以外の試料が本発明の範囲内の実施例であ
る。
測定し温度係数(τf)を求めた。共振周波数は2〜4
GH2であった。それらの実験結果を表に示す。なお
、表において*印をした試料は本発明の範囲外の比較例
であり、これ以外の試料が本発明の範囲内の実施例であ
る。
コ)
たた゛し
*印は本発明範囲外の比較例を示す。
**印は周波数1MH2での値。
表から明らかなように、本発明の誘電体磁器組成物は、
マイクロ波周波数帯において、比誘電率を大きくするこ
とができるとともに、無負荷Qも大きい値を示し、しか
も安定した温度特性を示している。したがって、本発明
の誘電体磁器は発振器や共振器の温度依存性を安定化す
るのに有用であり、とくに比誘電率か大きいことがらU
HF帯での使用に適し、小形で高性能の電子回路部品を
作ることができるものである。また、材料組成を変える
ことによって広い範囲で任意のτfを選択できるので、
この磁器で誘電体共振器を組立てたとき周囲の金属板な
どによる温度特性におよほす影響をなくする温度補償作
用をもたせることができるという利点も有する。
マイクロ波周波数帯において、比誘電率を大きくするこ
とができるとともに、無負荷Qも大きい値を示し、しか
も安定した温度特性を示している。したがって、本発明
の誘電体磁器は発振器や共振器の温度依存性を安定化す
るのに有用であり、とくに比誘電率か大きいことがらU
HF帯での使用に適し、小形で高性能の電子回路部品を
作ることができるものである。また、材料組成を変える
ことによって広い範囲で任意のτfを選択できるので、
この磁器で誘電体共振器を組立てたとき周囲の金属板な
どによる温度特性におよほす影響をなくする温度補償作
用をもたせることができるという利点も有する。
本発明の組成範囲を限定した理由を説明すると、Ti○
211i(x)が0.5モル分率を超える組成の磁器で
は比誘電率の向上はみられるか、マイクロ周波数帯での
共振が微弱となり、無負荷Qの低下が著しくなるため、
本発明の範囲から除かれる。またX−〇の磁器は、比誘
電率が小さくて本発明の目的に合致しないために、本発
明の範囲から除かれる。
211i(x)が0.5モル分率を超える組成の磁器で
は比誘電率の向上はみられるか、マイクロ周波数帯での
共振が微弱となり、無負荷Qの低下が著しくなるため、
本発明の範囲から除かれる。またX−〇の磁器は、比誘
電率が小さくて本発明の目的に合致しないために、本発
明の範囲から除かれる。
以上のように、本発明の誘電体磁器組成物は、マイクロ
波の誘電体共振器として有用であるばかりでなく、マイ
クロ波IC用基板や誘電体調整棒などにも有用な素材を
提供することかで−き、工業的に利用価値の大きいもの
である。
波の誘電体共振器として有用であるばかりでなく、マイ
クロ波IC用基板や誘電体調整棒などにも有用な素材を
提供することかで−き、工業的に利用価値の大きいもの
である。
Claims (1)
- 酸化バリウムと酸化亜鉛と酸化タンタルと酸化チタンか
らなり、その組成式をBa(Zn%Ta%)1.−xT
ixo3と表わしたとき、その成分組成がモル分率でO
(x≦0.5の範囲にあることを特徴とする誘電体磁器
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57123557A JPS5914215A (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 誘電体磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57123557A JPS5914215A (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 誘電体磁器組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5914215A true JPS5914215A (ja) | 1984-01-25 |
JPS6236325B2 JPS6236325B2 (ja) | 1987-08-06 |
Family
ID=14863539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57123557A Granted JPS5914215A (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 誘電体磁器組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914215A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02114886U (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-13 | ||
JPH0660752B2 (ja) * | 1989-07-05 | 1994-08-10 | 三洋電機株式会社 | 熱交換ユニット |
-
1982
- 1982-07-14 JP JP57123557A patent/JPS5914215A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6236325B2 (ja) | 1987-08-06 |
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