JPS5949102B2 - 連続鋳造設備の鋳型材 - Google Patents

連続鋳造設備の鋳型材

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JPS5949102B2
JPS5949102B2 JP17006279A JP17006279A JPS5949102B2 JP S5949102 B2 JPS5949102 B2 JP S5949102B2 JP 17006279 A JP17006279 A JP 17006279A JP 17006279 A JP17006279 A JP 17006279A JP S5949102 B2 JPS5949102 B2 JP S5949102B2
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JP
Japan
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continuous casting
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mold material
mold
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JP17006279A
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English (en)
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JPS5691965A (en
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勝 山口
茂 角谷
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Expired legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/04Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
    • B22D11/059Mould materials or platings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連続鋳造設備の鋳型材に関するものである。
連続鋳造設備の鋳型材として1%前後のCrを含む銅合
金(以下従来合金という。
)が多用されている。
従来合金は二元合金であり、1000℃で溶体化、50
0℃で析出処理が施されている。
しかし近年の連続鋳造設備の大型化ないし鋳型銅板の加
工に要するインゴットの大型化に伴ない、鋳造されたイ
ンゴットの凝固時間が著しく増大することによるクロム
の偏析が助長される傾向にある。
このことは、鋳型材の内部性状の超音波探傷に際し、反
射波のはねかえりが不規則となるためその精度を著しく
低下させる。
また伸び、耐力共に低下する。
そこで本発明者等は上記の欠点を解消し得べく鋳型材と
して必要な耐力を維持し得るクロム添加量を確保しつつ
クロムの偏析を起こさない鋳型材を発明し、先に提案し
た(特願昭54−36616号)。
この鋳型材はCr : 0.35〜0.7%、Ti:0
.02〜0.15%、Mg : 0.02〜0.2%、
Zr:0.04〜0.2%を含む銅合金(以下比較合金
という。
)である。この比較合金は従来合金に比べ、超音波探傷
精度並びに耐力の点で改善されている。
本発明は上記比較合金における超音波探傷精度をさらに
改善し、しかも耐溶融スラグ性を改善することによって
、最近の連続鋳造ストランド表面性状の高品質化並びに
連続鋳造設備モールド(鋳型)の稼動率向上に対処しよ
うとするものである。
すなわち本発明鋳型材は、Cr:0.35〜0.70係
、Ti:0.02〜0.15%、Mg:0.02〜0.
20%、Z r : 0.04〜0.20%の元素群と
、Ce、Y、ミツシュメタルの中から選ばれた一種又は
二種以上の元素:0.005〜0.05%及び/又はF
e:0.03%以上とを含む銅合金よりなる。
ここで、Fe、Ce、¥1 ミツシュメタル以外の元素
群は上記比較合金と同一元素でありかつ添加量も同じで
ある。
以下Cr : 0.35〜0.7%、Ti:0.02〜
0.15%、Mg : 0.02〜0.2%、Zr:0
.04〜0.2%の元素群以外に添加されるFe、Ce
Yl ミツシュメタルの各元素につき、その添加量を決
定するための実験結果並びにその効果等につき説明する
(1)Fe添加量について Feは結晶粒度の微細化、すなわち超音波探傷精度の向
上を目的として添加した。
第1図にFe添加量(wt%)と結晶粒径←→との関係
の実験条件並びに結果を示した。
第1図から明らかなように、結晶粒微細化はFe:0.
03%以上の添加で起こり、1係でその効果が飽和する
したがってFe添加量を0.03%以上とした。
一般に銅合金は結晶粒度が粗く、そのため材料強度の上
からだけでなく、製造に際しての超音波探傷検査に対し
て鉄鋼材料に比べ不利である。
第2図にFe添加量と超音波飽和多重反射回数との関係
の実験結果を示した。
これによればFe無添加では飽和多重反射回数が2〜1
1回であるのに対し、Fe添加量が0.03%では6〜
12回、0.05%では11〜14回となっている。
すなわちFe添加による結晶粒度の微細化に伴ない、超
音波探傷検査にあたり飽和多重反射回数が増加するとと
もに安定する。
このことは、銅合金内部に微細欠陥が内在している場合
において、超音波探傷による欠陥の検出精度が向上し、
これを鋳型材として使用する上での安全性を著しく向上
させることを意味する。
第3図に飽和多重反射回数と欠陥検出確率(鏑との関係
を示した。
これから明らかなように、Fe無添加の場合、飽和多重
反射回数は平均4回であり、このときの銅合金に内在す
る欠陥の検出確率は50%、すなわち内在欠陥の半分し
か検出できない。
これに対し、Fe添加量を0.03% 、 0.1%、
0.5%とするとそのときの欠陥検出確率は85%、9
5%と飛躍的に向上する。
したがってFe添加により銅合金を鋳型材として使用す
る上で、その安全性を向上させるのに有益であることが
明らかである。
なおFe添加量の上限は、鋳型材の超音波探傷精度を向
上させることを目的とする限りでは、その価格の安いこ
ともあり、高い値に設定し得るのであるが、実用上は鋳
型材としての熱伝導度等との関係を考慮して1%程度に
押えるべきである。
したがって望ましいFe添加量は0.03〜1係となる
(2)Ce、Y、ミツシュメタル各元素の単味添加量に
ついて Ce、Y、ミツシュメタルは銅合金の溶融スラグ又は溶
融金属による耐食性能を改善する目的で添加する。
連続鋳造設備の鋳型材の寿命要因はその変形が主である
が、高耐力を有する比較合金においてはこの点は解決さ
れている。
したがってかかる比較合金では溶融スラグ又は溶融金属
による腐食が寿命要因の主なものとなる。
比較合金よりなる鋳型材の腐食に対しては、メニスカス
近傍での溶融スラグによるものが主であるため、酸化物
系スラグ(25%CaO。
11係AI203138%SiO□、12係MgO、そ
の他)にCaF2を約20係混合して融点を下げたスラ
グを調合し、880℃の溶融状態に0.5時間浸漬して
腐食量を調べた。
この結果を第4図に示した。
これによれば、比較合金(Ce。Y、ミツシュメタル無
添加)に比べ、Ce 、Y、ミツシュメタル共にその単
味添加により耐溶融スラグ腐食抵抗を向上させているこ
とが判る。
そしてその効果は各元素共0.005%以上の添加で認
められ、0.05%の添加で飽和する。
Ceを例にとると、0.03%の添加により比較合金(
Ce無添加)のほぼし勺の腐食量となっている。
次に連続鋳造設備実機に本発明合金を鋳型として使用し
た場合の実施例を説明する。
実施例 I Cr:0.6%、T i : 0.07%、Mg:0.
08係、Z r : 0.07%、Fe:0.15係を
含む銅合金(本発明合金)で鋳型を製作した。
この銅合金においては、検査工程において超音波多重飽
和反射回数が10回以上得られ、内在する欠陥が十分な
る確率でもって存在しないことを確認した。
この銅合金よりなる鋳型材を連続鋳造に供した結果、熱
変形寿命が、現在多用されている従来合金あるいは比較
合金(Cr:0.61%、Ti:0.07%、Mg:0
.07%、Zr:0.07%、残Cu)よりなる鋳型に
比べ、それぞれ100%増、15係増となった。
これはFe添加により結晶粒の微細化、均質化が達成さ
れ、それに伴なって耐力が向上したものと考えられる。
実施例 2 Cr:0.6%、Ti:0.07%、Mg:0.Q7係
、Zr:0.07%、Ce:0.01%を含む銅合金(
本発明合金)で鋳型を製作し、実機に供した。
その結果、溶融スラグによるメニスカス部の肌荒れに起
因する寿命が増大し、従来合金あるいは比較合金(Cr
:0.61%、Ti:0.07%、Mg:0.07%、
Z r : 0.07’%、残Cu)よりなる鋳型に比
べ、約150係増加した。
同種実施例3〜9で得た結果を次表に示す。
−X−a 従来合金(Cu−0,9〜1.2%Cr)
の鋳型寿命を1とする。
−xb 比較合金(Cr:o、5%、Ti:0.05
%、Mg:0.02%、Zr:0.04係、残Cu)の
鋳型寿命を1とする。
薫苦* a 、* bの鋳型寿命を1とする。
上表から明らかなように、Ce、Y、ミツシュメタルの
中から選ばれた一種又は二種以上を複合添加した場合も
単味添加と同様の効果が得られる。
次にCe、Y、ミツシュメタルの三者を同時添加する場
合につき説明する。
Ce、Y、ミツシュメタル相互間において、耐食性向上
に対するY、ミツシュメタル添加の効果をCe添加の効
果に換算すると、 Y=0.86Ce ミツシュメタル=0.83Ce となる。
したがって、Ce、Y、 ミツシュメタルを三者同時
に添加した場合、それぞれの添加量に効果係数を相乗し
た合計、すなわち a%ce+b%Y+c%ce=a%ce+0.86%c
e+0.83%Ceが0.05%以上となるとその効果
が飽和する。
故に三者同時添加の場合も添加量の上限は0.05%と
なる。
以上の説明から明らかなように本発明に係る鋳型材は、
超音波探傷精度に優れるためその安全性が向上し、また
耐溶融スラグ性に優れるため製品寿命が長くなり、稼動
率向上に対処し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は実験結果線図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. I Cr:0.35〜0.7%、T i : 0.0
    2〜0.15係、Mg : 0.02〜0.2%、Z
    r : 0.04〜0.2係の元素群と、Ce、Y、ミ
    ツシュメタルの中から選ばれた一種又は二種以上の元素
    :0.005〜0.05係及び/又はFe:0.03%
    以上とを含む銅合金よりなる連続鋳造設備の鋳型材。
JP17006279A 1979-12-25 1979-12-25 連続鋳造設備の鋳型材 Expired JPS5949102B2 (ja)

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JPS5691965A JPS5691965A (en) 1981-07-25
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