JPS5948829A - 背面層を有するフレキシブルな積層磁気記録担体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 に細分された非磁性の導電性固体及び非導電性固体とか
ら成る，優れた接着性，耐摩耗性及び耐候性の背面層を
有するフレキシブルな積層磁気記録担体に関する。

フレキシブルな積層磁気記録担体に磁性の非導電性及び
／又は導電性物質を含有する背面被覆を施すことは公知
である。

米国特許第３２９３０６６号明細書に，デジタル記録の
ために使用される装置で５　ｍ　７秒以上のテープ速度
において形成されうる磁気テ二プの静電２Ｃ帯電を導電
性背面被覆を施すことにより排除し，ひいてはテープ背
面を一層耐摩耗性にすることができることか開示された
。更に，英国特許第１０９７６６１号明細書及び米国時
ｄ１・第４］．３５０３１号明細占から，所定の表面あ
らさを有する背面層を施すことによりテープの巻取り特
性を向上させることも公知である。この種の背面ＶＷは
磁気カード用としても公知である。最後に、ドイツ連邦
共和固持ｊ′１゜第２５００５４６　弓明細書から、背
面層はビデオテープで利用するためにも有利であること
が判明した。

しかしながら、前記背面層又はその製法は完全には満足
されえないことが判明した。例えば米国特許第３２９３
０６６　シ’ｒ明細書に開示された背面層用結合剤は確
かに良好な接着性をもたらすが、高い窒気湿度及び湛一
度等の好ましからぬ気候条件下では磁性層と伺着する傾
向を示しかっまた耐摩耗性に関してもなお満足されない
。顔料を添加したポリエステルウレタンとポリフェノキ
シ樹脂の結合剤組合せはポリエチレンテレフタレートフ
ィルムには不十分に接着するにすぎないので、ドイン述
邦共和固持ｄ′１：第２５００５４６号明細書に開示さ
れた方法Ｋ　、１７１；づき背面層に接着補助性中間苓
ヤスト膜を施すことにより、テープは実際に強度に接着
しかつ耐候性になるが、他面この方法は付加的工程を必
要とし、ひいては製品が高価になりかつ生産能力に限界
が生じる。

従って１本発明の課題は、前記欠点を有してぃずかつ背
面層が優れた接着性、耐摩耗性及び耐候性を有しかつこ
れらの特性が特別の手段を必要とせずに達成可能である
という利点を有するフレキシブルな積層磁気記録担体及
び背面層を提供することであった。

ところで、前記課題は、支持体材料としてのポリエチレ
ンテレフタレートフィルムと、該支持体材料の片面に施
された。有機結合剤中に分散された異方性磁性材料から
成る磁性層と、支持体材料の磁性層とは反対の面に施さ
れた。結合剤中に細分された非磁性の導電性固体及び非
導電性固体から成る導電性背面層とから成るフレキシブ
ルな積層記録材料において、背面層の結合剤が（ａ）線
状飽和ポリエステル樹脂２０〜４５重量部。

（ｂ）ポリウレタン樹脂１０〜４５Ｍ量部。

（Ｃ）ポリフェノキシ樹脂１５〜４５ｍｆｔ部及び（ｄ
）　Ｍ状ポリエステルウレタン樹脂５〜３０　重量部の
混合物か、ら成ることにより解決されることが判明した
。

有利な１実施態様では、結合剤混合物がインシアネート
樹脂によって架橋される。このためＫは多数の有機ジー
、トリー又はポリイソシアネートを使用することができ
る。１分子当り２個よりも多いＮＣＯ基を有するポリイ
ソシアネートが有利である。ジー及びトリオールに対す
る重付加又はビウレット及びインシアヌレート形成によ
って生じるトルイレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート又はイソホロンジイソシアネートが
特に適当であることが立証された。トリメチロールプロ
パン及びジエチレングリコールに対スるトルイレンジイ
ソシアネートの（（加生成物カ特に適当である。

−結合剤混合物の個々の成分（ａ）〜（ｄ）は公知であ
る。

このためには−・連の種々の市販の製品を採用すること
ができる。特に有利であるのは、テレフタル酸及びイソ
フタル酸及びエチレングリコールから成る線状の飽和ポ
リエステル樹脂、特にテレフタル酸とイソフタル酸の比
＃；１：２であるものである。ポリウレタン樹脂として
は、トリメチロールプロパン及びヘキサンジオール−１
，６ＣＷＫ比４４　：　５６　）とトルイレンジイソシ
アネートとの反応生成物、就中これらの成分から構成さ
れた樹脂ｄｆｆ　ＯＨ基基型重量％り多くを有するもの
が有利である。適当なポリフェノキシ樹脂は２．２−ビ
ス−（４−ヒドロキシフェニル）−プロパン及ヒエビク
ロルヒドリンから構成され、一方ポリエステルウレタン
樹脂は就中活性水素０．１〜０．３重量％を有しかつア
ジピン酸、ブタンジオール−１，４及びｐ、ｐ’−ジイ
ソシアネートジフェニルメタンから製造されたものが適
当である。

本発明のフレキシブルな積層磁気記録担体の磁性層は自
体公知方法で製造することができる。背面層のためには
、非磁性の導電性固体及び非導電性固体を場合により慣
用の滑剤並ひに分散助剤とＡ：）＃に成分（ａ）〜（ｄ
）の結合剤混合物の溶液中で、このために公知の分散機
で均一な被覆月利に加工し。

次いで該材料に場合により支持体材料に塗布する直前に
イソシアネート樹脂を加える。引続き溶剤を蒸発させる
ことにより、背面層を場合により結合剤混合物を架橋さ
すて固化する。

有利なｌ実施例では、厚さ０．２〜５．０μｍの背面層
は導電性カーボンブラック２０〜３５重量％、有利には
２０〜３０Ｍ量％、高熱分解もしくは沈降珪酸５〜１５
重量％、有利には８〜１２重量％、立方体の亜鉛フェラ
イト２〜８Ｍ量％、有利には３〜６重量％、　　１ｏ〜
２２個の炭素原子を有する長鎖状カルボン酸０．５〜５
重量％、有利には１〜３重量％及び成分は）〜（ａ）か
ら成る結合剤混合物３０〜５０Ｍ量％、有利には３５〜
４５重量％並びに場合によりポリイソシアネート樹脂１
５〜３Ｏｉ量％、有利には２０〜２５重量％から得られ
る。

背面層の結合剤：顔料比は１：１〜４：１．有利には＝
１．５　：　１〜２．５　：　１の間で変動することが
できる。層に使用される導電性カーボンブラックは９例
えば比表面積約２００　ｎＮ　／　ｇ及び油価１ａ５ｍ
６／　ｌｏｏ　ｇを有しかつ炭素含量が９８重量％であ
る油炉カーボンブラックである。同様に、比表面積か前
記よりも大きい１世しｌｏｏｏｍ／ｇ以下又は小さい、
但し１００　ｍ２／　ｇ以上のカーボンブラック並びに
その混合物を使用することもできる。

背面層表面あらさを調整するため及び背面層を強化する
ために、充填剤として酸化亜鉛、二酸化チタン＋　　ａ
　−］’ｉ’ｅ２０３　　Ｔ　炭酸、、；？ム＋　Ｉｔ
！ｉ＋：酸バリウム、コランダム、二酸化クロム、珪酸
塩等を使用することもできる。本発明の積層磁気記録ｔ
ｌｊ！体のためには、その用途例えばオーデオ又はビデ
オ用に基づいて平均凝結粒子粒度４１１ｍを有する有機
被覆加工した珪酸又は平均二次！１７重粒子３μｍを有
する沈降珪酸を立方体の亜鉛フェライトと一緒に使用す
るのか有利であることが判明した。

分散液を製造するには、有利には分散助剤例えば一般式
：１ゼーＣ０ＯＨ（該式中、］（！は１０−２２個の炭
素原子を有する線状もしくは分枝鎖状アルキル基もしく
はアルキレン基を表わす）、該カルボン ン酸と元素周期系の第１〜第３　、　Ｆ　に４から成る
金属との塩、又はレシチンを使用する。この場合、顔料
に対して２〜３重量添加するのが有利である。

摩擦特性を調整するために適当な滑剤は、ＩＬ１用の製
品例えは千ノー及びジカルボン酸から成る脂肪酸アルコ
ール、脂肪酸アミド又はシリコン油である。これらは結
合剤に対して約１ｆｆｉ量％添加するのが有利である。

有機溶剤としては、ケトン、ジメチルホルムアミド、デ
トラヒドロフラン及び／又はジオキサンを使用する。

分散液の製造はボールミル、直立もしくは水平型撹拌ボ
ールミル内で常法で行なう。背面キャスティングは線状
キャスタ、スクリーンロールを用いるか又は反転した後
ロールコーチング法に基づきポリエチレンテレフタレー
トフィルムの背面に施すことができる。溶剤を蒸発しか
つ背面層を乾燥又は硬化するには、該層を加熱通路を通
過させる。

この場合２磁性分散液と背面層分散液とを１」−：程で
並びに連続して施す、すなわちまず磁性層。

次いで背面層の１１１〔ｌ序で又はその逆の順序で施す
ことが可能である。

本発明の背面層を有するフレキシブルな積層磁気記録担
体は公知技術水準によるものに比較して就中、使用する
ために重要である全ての特性例えば耐摩耗性、接着性及
びまた耐候性において同時ｔＣ優れた値を示す点で優れ
ている。その他の長所は、積層磁気記録担体の背面層の
製造を支持体材刺上に磁性層を施すと同時に１工程で実
施することができることにある。

次に実施例で背面層の本発明の製造実施例を説明する。

なお、実施例、実験例及び比較例に記載の部及び％は重
量に基づく。

実施例／ 実験室用攪拌ボールミルの５００　ｍｅ入りの容器中に
、直径２〜４　ｍＴＬを有する鋼球１８００部、比表面
積２００　ｍ’／　ｇを有する感電性カーボンブラック
１２部。

平均凝結粒度４１部ｍを有する有機被覆加した珪酸６部
、立方体の亜鉛フェライト２部、ステアリン酸０．５　
部＋テトラヒドロフラン／ジオキーリン（Ｊ：］、　）
　１００　部、テトラヒドロフラン／ジオギザン（１：
１）中の、トリメチロールプロパン／ヘキサンジオール
−１，６（４４：５６）及びトルイレン−２，４（２，
６）−ジイソシアネ−）・から成るヒドロキシル基６　
Ｍ量％を有するポリウレタンイＩＩＪ脂ノ２０％溶ｆｉ
２８．１部及びテトラヒドロフラン／ジオキサン（１；
ｌ）中の、ビスフェノールＡ及びエピクロルヒドリンか
ら成るヒドロキシル基６重量％を有するポリフェノキシ
樹脂の２０％溶液を計量装入した。Ｖ（いで、このバッ
チを２時間混練し、引続きなお同量部のテトラヒドロ７
ラン／ジオキザン中の、テレフタル／イソフタル酸（１
：２）及びエチレンクリコールから製造した飽和ポリエ
ステル樹脂の１３％溶液６４部、［４９３部のテトラヒ
ドロフラン／ジオキサン中の、アジピン酸。

ブタンジオール−１，４及び４．４′−ジイソンアネー
トジフェニルメタンから製造した活性水素０．２那Ｒ％
を含有する線状ポリニーステルウレタン樹脂の１３％溶
液４３．２部、ブチルステアレートｏ、５部及びエチル
アセテート中のトリメチロールプロパン１モル及びトル
イレンジイソシアネート３モルから成るイソ／アネー１
〜樹脂の５０％溶液２５．６部を加えた。更に、　　１
５分間攪拌した後均質化を終了しかつ背面層分散液をｉ
＋ｔＶ紙で濾過した。

耐摩耗性、接着強度及び耐候性を測定するために、該分
散液を分けて１種々の厚さのポリエチレンテレフタレー
トフィルムに塗布した。

実験Ａで、線状キャスタを用いて７５μｍのポリエチレ
ンテレフタレートフィルムニ厚さ５μｍで背面層を塗布
した。その反対側の面には塗布しなかった。厚さ５μｍ
の層はターバー掻取装置［ＴａｂｅｒＩｎｓｔｒｕｍｅ
ｎｔｓ社（米国、ニューヨーク州、ノース・トナワンダ
在）のＭｏｄｅｌｌ　５０３　〕を用いて行なう耐摩耗
性の測定のために必要であった。以下のワ１す定条件を
適用した：積載重量２５０ｇ、カリプレース（Ｃａ、１
ｉｂｒａｓｅ　）　１ｉｌｌ磨石Ｃ３１００１０００回
の回転後。

摩減量を■で測定した。測定試料は試験前の３Ｈ間乾燥
棚中６０°Ｇで熱処理した。結果は表にまとめて示す。

実験Ｂで、スクリーンローラを用いて同様に片面Ｍ　Ｎ
したＪワさ３５μｍのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムに厚さ２μｍで１部ｍ１層を施した。乾燥しかつ６
０℃で３日間熱処理した後、フィルムを１妾着性の測定
のために幅３／　Ｉ＋のテープに切断した。

接着性は以下のよう１して測定した。背面層に接着した
接縞テープを規定の分離２１４径で一定の剥離速度Ｏ，
５ｍ／秒で剥離した。このために必要な力（ｃＮで表わ
される）をロードセルで記録した＝２３℃及び５０％Ｒ
Ｈ０ 実験Ｃで、背面層及びビデオテープ用分散液を１工程で
厚さ１９　／Ｌ１７１のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムに賢ｒ布し、その際まず背面層をクラビアロール
を用いて厚さ０．５μη〕で１次いでその反対側のフィ
ルム而にビデオ磁性層を線状キャスタを用いて厚さ５　
／Ｌｌ’ｎで施した。ビデオ磁性層をカレンダ加工にし
かつ６０°Ｃで３１」間熱処理した後、試オ＋Ｉを耐候
性のＡ１１１定のために３．Ｖｒ幅のテープに切断した
。

この試験はＭＵ、　−Ｔ　−２１０２９Ａに基づき以１
−’の条件下に実施した。

長さ９０　ｃｆｉのテープ片を錘を懸吊することにより
巻取力９．８１Ｎで直径１２．７ｍｍの巻取心に巻取り
かつテープ端を両面被覆の狭幅接％”ｆテープて固定し
た。こうして準備した巻体を熱／湿気サイクルに曝した
。

ザイクルプロセス ａ）　　５４．５°Ｃ及び８５±５％ＲＩ−１で１６〜
１８時間。

５４．５℃及び５％ＲＨで４時間、引続き室内雰囲気で
貯蔵する。

ｂ）　　ａ）の強化条件、但し７６℃ 接着テープを取除き、始めのテープ位置が自発的に弛緩
しかつ繰出される場合、そのテープは耐候性であると言
える。耐候性を有していないテープの場合には、背面層
と磁性層の付着か観察される。結果は表にまとめて示す
。

比較例／ 実施例／に記載と同様にして、背面層分散液を製造しか
つ加工したか、但し実施例／の重合体混合物の代りに米
国特許第３２９３０６６　＋３明細書記載の結合剤を使
用した。加工は実施例／と同様に行なった。結果は表に
示す。

比較例２ 実施例１に記載と同様にして、″１′？面層分散液を製
造しかつ加工したが、但し実施例／に記載の重合体混合
物の代りにドイツ連邦共和国特許第２５００５４６号明
細書記載の結合剤を使用した。加工は実施例／と同様に
行なった。結果は表に示す。

ム ％　ｉｔ’ｌ出願人　　　バスフ　ァクチェンケゼル７
ヤフト代理人弁理十　　　１−１　　代　ゐ　泊第１頁
の続き ０発　明　者　フリードリヒ・シマーマンドイツ連邦共
和国７６４０ケール・ グリメルス・ハウゼンシュトラ ーセ９ ０発　明　者　ヴインフリート・グーターマンドイツ連
邦共和国６７０２バート・ デュルクハイム・ビルケンター ルシュトラーセ１０ ２０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）支持体材１”トとしてのポリエチレンテレフタレ
   ートフィルムと、該支持体材料の片面に施された。 有機結合剤中に分散された異方性磁性材料から成る磁性
   層と、−支持体材料の磁性層とは反対の面に施された。 結合剤中に細分された非磁性の導電性固体及び非導電性
   固体から成る導電性背面層とから成るフレキシブルな積
   層記録材料において、背面層の結合剤が （ａ）線状飽和ポリエステル樹脂２０〜４５重量部。 （ｂ）ポリウレタン樹脂１０〜４５重量部。 （ｃ）ポリフェノキシ樹脂１５〜４５重量部及び（ｄ）
   線状ポリエステルウレタン樹脂５〜３０重量部の混合物
   から成っていることを特徴とする。背面層を有するフレ
   キシブルな積層磁気記録］ｉ、！体。 −）成分（ａ）〜（ｄ）から成る結合剤混合物がインシ
   アネート樹脂で架橋される。特許請求の範囲第１項記載
   のフレキシブルな積層磁気記録担体。