JPS5948127B2 - フイルタプレスにおける「ろ」布に対する原液供給板の取付構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フィルタブ・レスにおけるｒ布に対する原液
供給板の取付構造の改良に関するものである。

従来より、フィルタプレスは、一般的に、相隣るＦ板間
に一対の側布を介在せしめるとともに、該一対のｒ布間
に原液供給板を介在せしめ、かつ上記相隣るｒ板を締付
けて上記原液供給板を固定し、原液を、ｒ板の原液孔か
ら各側布に形成した打抜き開口を介して、原液供給板の
原液供給用連通開口に流通させるとともに、さらに該連
通開口から下方に連通した原液供給路に流通させ、ｒ布
間に形成したン戸室に供給するようになっている。

ところで、上記原液供給板は、ｒ布に対して接着、縫着
又はボルト締め等により固定し、ｒ布の洗浄の際に該ｒ
布を走行させても脱落しないようにしている。

しかし、上記原液供給板をｒ布に固定する取付作業は煩
雑であるうえに、ボルトやボルト取付穴等が必要となる
など構造もより複雑なものとなるといった欠点があった
。

さらに、上記の如く原液供給板をｒ布に固定すると、修
理作業を行ったり、側布を交換する時、取外しが困難で
あるとともに、ｒ布の洗浄時において、原液供給板を側
布から取外さない限り、原液供給板の回り及び側布と該
原液供給板間に溜まったｒ渣を洗浄することができない
といった問題があった。

また、原液供給板がＰ板とｒ布間に位置するため、Ｐ布
の走行時、原液供給板がｒ板のｒ透面と接触して該ｒ透
面を損傷させたり、ｒ布帛り装置からｆ布が外れ・たり
、あるいはｒ布帛り装置を狂わせたりするといった欠点
があった。

本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、原液供給
板をｆ布に確実かつ容易に着脱でき、その上構造が簡単
であるフィルタプレスにおける側布に対する原液供給板
の取付構造を提供することを目的としている。

本発明に係るフィルタプレスにおけるｒ布に対する原液
供給板の取付構造は、一対のｒ布を円筒状ｒ布で連結す
るとともに、原液供給板を、上記一対の側布間に介在せ
しめ、かつ上記円筒状ｒ布を上記原液供給板の円筒状原
液供給用連通開口に貫通させて吊設する一方、上記円筒
状ｒ布に上記原液供給板に形成した原液供給路に連通す
る開口を形成したことを特徴とする。

以下に、図示の実施例に基づいて本発明の詳細な説明す
る。

第１図及び第２図に示すように、原液供給板１は、上部
が半円形状となった縦長で比較的薄手の板材で構成して
いる。

その上部には板材の厚み方向に貫通した円形の原液供給
用連通開口２を形成するとともに、その下部には該連通
開口２がら板面中央の内部を下向きに貫通する原液供給
路３を形成している。

一方、４は開口部４ａを有する円弧状の押え板であり、
該押え板４は、後記するｒ布５，５の当布１２を該押え
板４と上記連通開口２の内面２ａとの間で挾持して、締
付ボルト６を押え板４から連通開口２の内面２ａの直径
方向に螺七込んで個定しうるようになっている。

一方、上記原液供給板１を取り付けるところの上下に連
続したｒ布１４は、一対のｒ布５，５とそれらを連結す
る円筒状当布１２とで大略構成している。

上記一対のｒ布５，５は、その各原液流通用打抜き開口
周縁を互いに重ね合わせて縫成した後、その内面に上記
ｒ布５と同質の円筒状当布１２を当てて、上記開口周縁
の両面にわたり接当縁戚して補強するようにしている。

また、上記当布１２及びｒ布５，５には、夫々原液供給
板１の原液供給路３に連通する開口１２ａ、 １６を形
成し、上記押え板４の開口部４ａを上記開口１２ａ、
１６に合致させて該開口部周縁を連通開口２の内面２ａ
との間で押え込んでいる。

したがって、原液は上記連続した沢布１４の当布１２内
から原液供給路３を通り、一対のン戸布５，５間に形成
したンｒ室１１内に流入する。

さて、上記原液供給板１を連続したｒ布１４に取付ける
場合には、該連続したン戸布１４を構成する一対のｒ布
５，５のうち一方のｒ布５を折り畳んで原液供給板１の
連通開口２内を挿通させた後、元の状態に開けることに
より、当布１２及び？ｒ沢布。

５により原液供給板１を吊設する。

上記原液供給板１を取付けた連続したン戸布１４を介在
せしめる原液ン濾退部外供給型ｒ板７の開枠・締付けは
、次の如く行われる。

第２図ａに示すｒ板７の開枠状態から第２図すに示すよ
うに、ｒ板７を締付けた場合、原液供給板１が、第３図
に示すＰ板７のパツキン部材で形成された原液孔８の周
囲に凹設された原液供給板嵌合用四部１０に嵌合し、上
記原液供給板１の連通開口２周辺が、上記渡板７のパツ
キン部材に密着して密閉し、原液がｒ布５とｒ板７間に
侵入しないようにする。

そして、ｒ板７の原液孔８を流通してきた原液が、連続
したｒ布１４の円筒状当布１２内を通り、押え板４の開
口部４ａ及び当布１２とｒ布５，５の開口１２ａ、 １
６を介して連続した側布１４間に形成したｒ室１１内に
確実にかつ円滑に流入する。

通常、ｒ板５，５の開枠は、ｒ過終了後、涙液回収のた
めに行なわれる。

そして、この涙液回収は、ｒ布５，５をｒ布走行装置に
よりｒ板７の下方に設けた巻取ローラに巻取ると同時に
洗浄することにより行う。

この場合、ｒ布５の巻取りに伴い、原液供給板１は、連
続したｒ布１４の当布１２及ｒ布５，５で吊設された状
態で、連通開口２を除く全表面がｒ布５から離れるので
、上記原液供給板１の回りに溜まったｒ渣や、原液供給
板１とＦ布５との間に侵入したｒ渣を容易に回収するこ
とができる。

なお、上記原液供給板１において、押え板４により当布
１２を押えて原液が開口１２ａ、 １６内に流入するよ
う：にしたが、この押え板４は別に設けなくてもよい。

また、上記連続したｒ布では、円筒状ｒ布として沢布の
打抜き開口内を原液がより円滑に流通するとともに補強
の意味合いも含めてｒ布と当布もとで構成したが、別に
当布を設けずに円筒状ｒ布を他の波布と一体形成するよ
うにしてもよい。

さらに、ｒ板は、上記の如く原液ｒ過回外供給型のみな
らず、原液ｒ過回内供給型のものでもよい。

また、上記原液ｒ過回内供給型のｒ板７′において、第
６図ａ、ｂに示すように、ｒ板７′の原液孔８′の内周
面を鼓状に形成するとともに、第７，８゜９図に示すよ
うに、原液供給板１′の連通開口内面２’ ａを断面大
略Ｖ字状に形成して、第２図（ｑ示す原液供給板１の連
通開口２の角部をなだらかにし、当布１２′が原液供給
板１′の連通開口内面２’ａ に良好に適合するよう
にして、ｒ布に弛み等が生じないようにしてもよい。

なお、ｒ布５，５に対する当布１２の縁戚方法は、上記
実施例の他、第６図に示すように、ｒ布５′と５′の内
側から当布１２′を接当縁戚して両ｒ布５′、５′を連
結するようにしてもよいとともに、第２図に示す連続し
たｒ布１４に対してさらに内側から当布１２を縫成し、
原液供給板１の連通開口２内を挿通する部分が３重構造
となるようにしてもよい。

なおさらに、上記原液供給板は１枚ものについて述べた
が、以下に示すような２枚もの等でもよい。

第４，５図に示すように、原液供給板１７は、上部が半
円形状となった縦長でかつ比較的薄手の一対の面対称な
板材２１ （２１ａ、 ２１ｂ）及び両ねじ１９等の連
結部材で大略構成している。

その各板材２１の上部には、ｒ板の原液孔に連通する原
液供給用連通開口１８を形成して、上記連続したｒ布１
４の一方のｒ布５を折り畳んで挿着することにより、原
液供給板１７を吊設している。

したがって、原液は、ｒ板の原液孔から連続したｒ布１
４の円筒状当布１２内に流入し、該円筒状当布１２の開
口１２ａ及びｒ布５．５の開口１６から原液供給板１７
の両板材間の間隙２０を通り、上記連続した側布１４内
に形成したＰ室月内に流入する。

上記のように、一対の板材２１を連結してなる原液供給
板１７を連続したｒ布１４で吊設すると、吊設状態のま
までも板材２１の表面及び裏面をも充分に洗浄すること
ができる。

上記原液供給板１７を着脱自在の連結手段を備えたもの
にすれば、板材の連結を外すことにより、ｒ布に吊設し
た１までより完全（三洗浄を行うことができる４上記実
施例に詳記した如く、本発明に係るフィルタプレスにお
けるｒ布に対する原液供給板の取付構造は、一対の側布
を、該ｒ布間に介在せしめられる原液供給板の円筒状原
液供給用連通開口を貫通する円筒状ン戸布で連結するよ
うにしたので、簡単な構造で容易に取付けが行える。

また、ン戸板の原液孔に連通する円筒状ン戸布を原液供
給板の上記連通開口を貫通させることにより常に上記原
液孔周辺を密閉しえる状態に上記原液供給板が配される
ので、Ｐ板締付時における原液孔周辺の密閉性が確実に
しかも簡単に行える。

さらに、原液供給板の連通開口内に円筒状波布を貫通さ
せただけで、接着、縫着、ボルト締め等の固着手段を使
用しないため、原液供給板を側布に取付けたままでも、
ｒ布の洗浄時に、原液供給板の沢布側表面がｒ布から離
れ、原液供給板の回り及び側布と該原液供給板間に溜ま
った涙液を確実に洗浄することができる。

また、一対のｒ布間に原液供給板が介在せしめられるた
め、Ｆ布の走行時、原液供給板が全く測板のｒ退部等に
接触せず、ｒ布の走行が円滑に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るフィルタプレスにおけ
るｒ布に対する原液供給板の取付構造を示す正面図、第
２図ａ、 ｂは夫々沢板を開枠した状態を示す要部縦断
面図及びｒ板を締付けた状態を示す要部縦断面図、第３
図は第２図に示すｒ板の正面図、第４，５図は夫々他の
原液供給板を吊設；した状態を示す正面図及び縦断面図
、第６図ａ、 ｂは夫々他の実施例についてのＦ板開枠
状態を示す要部縦断面図及びｒ板締付状態を示す要部縦
断面図、第７図は第６図の原液供給板を示す正面図、第
８図は第７図のＶｌｌｌ −Ｖｌｌｌ線断面図、第９図
は第７１図のＸＩ−ＸＩ線断面図である。 １．１・・・・・・原液供給板、２，２′・・・・・・
原液供給用連通開口、３・・・・・・原液供給路、５，
５′・・・・・・側布、１２・・・・・・当布、１４・
・・・・・連続した側布。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 一対のｒ布を、該ｒ布間に介在せしめられる原液供
   給板の円筒状原液供給用連通開口を貫通する円筒状ｒ布
   で連結するとともに、該円筒状ｒ布に上記原液供給板に
   形成した原液供給路に連通する開口を形成したことを特
   徴とするフィルタプレスにおけるｒ布に対する原液供給
   板の取付構造。