JPS60257813A - 複式フイルタープレス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、複式フィルタープレスに関するものである
。

従来の技術 従来、一板と濾枠が交互に配置されることにより、濾過
室内の容積が増大されている複式フィルタープレスにお
いては、濾過によつで原液が完全に濾過されない場合あ
るいは一過を中断した場合などに一板および濾枠を開く
と、ケーキとともに未濾過原液が床に流れ落らるという
問題があった。このため従来は、濾板と濾枠の下方に受
皿を配置して、未濾過原液を受けるようにし、必要な場
合にこれを再使用するようにしているが、このような受
皿によって未濾過原液を回収する作業は非常に面倒であ
るばかりか、未濾過原液と一緒にケーキも受１］１１内
に落ち込むため、未濾過原液の再使用が困難であった。

従って原液が高価なものである場合に（、Ｌ大きな経済
的損失が生じ、また原液が人体にとって有害なものであ
る場合には作業環境が汚染されて、公害が生じるという
問題があった。

発明の目的 この発明の目的は、」二記の問題を解決し、通常の濾過
終了後あるいは濾過の中断後に濾過室内に残存する未濾
過原液をきわめて迅速にかつ確実に濾過室外に排出する
ことができて、未濾過原液を確実に回収することができ
る非常に便利な複式−フィルタープレスを提供しようと
り−るにある。

発明の構成 この発明は、上記の目的を達成するために、交互に配置
された濾板と濾枠とを備えた複式フィルタープレスにお
いて、各濾枠の下縁部に、濾過室内に開口した未濾過原
液排出孔とこれに連通しかつ濾枠の前後に開口した未濾
過原液通路とが、あ【）られ、各濾板の下縁部に、濾枠
の未濾過原液通路に連通ずるように濾板の前後に開口し
た未濾過原液通路があけられており、腺過後、濾過室内
に圧力流体が導入されることによされている複式フィル
タープレスを要旨としている。

実　施　例 つ、ぎに、この発明の実施例を図面に基づいて説明する
。

この明細書において、前後および左右＄；ｔｆｌｌ板ａ
３よび濾枠の移動方向を基準とし、徒って前とｔよ第１
図左側、棲とは同右側をいい、左とは同図図面紙葉の表
側、右とは同裏側をいうものとする。

この発明の第１実施例を示す第１図へ・第３図において
、フィルタープレスは、正面よりみて方形の濾板（１）
と同濾枠（２）とが相互間に濾布（３）を介して交ｎに
配置されている。濾板（１）の前後両面には濾過面（４
）（４）が形成され、寸ぺての濾板（１）と濾枠（２）
とがファーストヘッド（６）側に締め付（）られた状態
において、各濾枠（２）とこれの両側の濾板（１）（１
）とによって内部に濾過室く５）が形成されている。

第２図に示すように、各濾板（１）の下縁部左右両側の
角部に濾板（１）の前後に開口した原液通路（１１３（
１１１がそれぞれありられ、また濾板（１）の下縁部左
右両側の角部に濾板（１）の前後に開口した濾液通路（
１２０１２）がありられ、かつこれらの濾液通路（１２
Ｈ１２）ど濾過室（５）内とを連結する濾液排出孔（１
３０１３）がありられている。一方、第３図に示すよう
に、濾枠（２）の下縁部左右両側の角部に濾枠（２）の
前後に開口した原液通路（２１０２１）がそれぞれあけ
られ、かつこれらの原液通路（２１０２１）と濾過室（
５）とを連絡づ−る原液導入孔（２３）（２３）があり
られ、また濾枠（２）の下縁部左右両側の角部に濾枠く
２）の前後に開口した濾液通路（２２）（２２）があり
られている。

各濾枠（２）の−ト縁中央部には、下方突出部（２４）
が設［）られるどともに、綿過室（５）内に間口した未
濾過原液排出孔（２５）とこれに連通しかつ濾枠（２）
の前後に間口した未濾過原液通路（２６）とがありられ
ている。これに対し、各濾板（１）の下縁中央部には、
同様に下方突出部（１４）が設けられるとともに、濾枠
（２）の未濾過原液通路（２６）と連通ずるように濾板
（１）の前後に開口した未濾過原液通路（１６）があけ
られている。濾枠（１）と濾枠（２）の締付【プ状態に
おいて、すべての未濾過原液通路（１６）（２６）はフ
ァーストヘッド（６）の下縁部にあけられＩＣ未濾過原
液通路（７）に連通せしめられており、この未濾過原液
通路（７）には中間にバルブ（９）が介在させられた未
濾過原液排出管（８）が接続されている。

上記複式フィルタープ、レスにおいて、通常の濾過を行
なうさいには未濾過原液排出管（８）途上のバルブ（９
）を閉めておく。濾過の終ｒ後、例えば原液の粘性が高
いために濾過室（５）内に未濾過原液が溜まっている場
合、あるいは濾過作業を中断することにより濾過室（５
）内に未濾過原液が溜まっているような場合には、上記
バルブ（９）を開き、線板（１）および濾枠（２）の原
液通路（１１）（２１）並びに濾枠（２１）の原液導入
孔（２３）より今度は圧搾空気を濾過室（５）内に導入
する。これにより未濾過原液が各濾枠（２）の排出孔（
２５）より濾枠（２）の通路（２Ｇ）と濾板（１）の通
路（１６）、さらにはファーストヘッド（６）の通路（
７）を経て、排出管（８）より外部に排出され、図示し
ない適宜の容器に集められるものである。

：１＋ なお、原液が高価なものでなく、かつクーＶを洗浄する
必要がある場合には、上記圧搾空気の代わりに洗浄水を
濾過室（５）内に圧入して、洗ひ水によって未濾過原液
を上記排出孔（２５）および通路（１６）（２Ｇ）　（
７）を経て外部に排出することもできる。

第４図〜第７図は、この発明の第２実施例を示すもので
ある。ここで、上記第］実施例の場合と異なる点は、濾
過室（５）内の未濾過原液を圧搾空気により排出した後
に、ケーキを洗１やするようにした点にある。ずなわち
、この第２実施例においては濾板（１）として２種類の
濾板（１ａ）（１ｂ）が使用されている。一方の第１瀘
板（１ａ）は、第５図に示すように、その上縁部左側の
角部に洗浄液通路（１７）、同右側の角部に原液通路（
１１）がそれぞれあげられ、同濾板（１ａ）の下線部左
側の角部に濾液通路（１２）があけられ、同右側の角部
に濾液通路（１２）があけられるとともに、この濾液通
路（１２）と濾過室（Ｆ５）どを連絡する１■１出孔（
１３）があ（Ｊられている。これら右側の濾液通路（１
２）と濾液１ノ１出孔（１３）とは、のちに洗浄水の排
出のためにも利用される。他ブＪの第２′ａ板（１１１
）　＋、ｔ、第６図に示づように、その−Ｌ縁部ノｆ側
の角部に洗浄液通路（１７）が６９りらねるとともに、
この洗浄液通路（１７）と濾過室（！’）　）とを連通
づ−る洗浄液導入孔（１８）があり０れ、同右側の角部
に原液通路（１１）がありられている、同濾板（１ｂ）
の下線部左側の角部に濾液通路＜１２）がありられると
ともに、この′６Ｅｉ過通路（１２）と濾過室（５）と
を連絡する濾液ｔｅｌ出花（１３）がありられ、同右側
の角部に濾液通路（１２）がありられている。第７図に
示すように、錨枠（２）の」−縁部左側の角部には洗浄
水通路（２７）があ（Ｊられ、同右側の角部には原液通
路（２１）がありられるとともに、これと濾過室（５）
とを連絡する原液導入孔（２３）かあ１ノられ、同濾枠
（２）の下縁部左右両側の角部には濾液通路（２２）（
２２）がそれぞれあけられている。

なお、ｍ板（１８Ｈ１ｂ３の下縁中央部に下方突出部（
１４）（１４）が設けられ、かつ未濾過原液通路（１６
）（１６）があけられるとともに、濾枠（２）の下縁中
央部に下方突出部（２４）が設けられ、かつ未濾過原液
排出孔（２５）とこれに連通ずる未濾過原液通路（２６
）がそれぞれあけられている点は、上記第１実施例の場
合と同じである。

上記第２実施例の複式フィルタープレスにおいては、第
１ｉＩＩ板（１ａ）、濾枠（２）、第２濾板（１ｂ）お
よび濾枠（２）がこの順序で重ね合わせ−られている。

これらの濾板（’Ｉａ）（１ｂ）と濾枠（２）とをファ
ーストヘッド（６）側に締め付りた状態で濾過を７うな
・うさいには、濾板（１ａＨ１ｂ）と濾枠（２）の原液
通路（１１０１１）（２１）を通過した原液を濾枠（２
）の原液導入孔（１３）より濾過室（５）内に導入する
。このとき未濾過原液排出管（８）のバルブ（９）を閉
じておく。濾液は第１ｉ１１板（１ａ）の下縁部左側の
濾液排出孔（１３）と第２ｉ１！板（１ｂ　）の下線部
右側の濾液排出孔（１３）よりそれぞれ濾液通路（１２
）（２２）を経て外部に取り出される。濾過の終了後あ
るいは濾過を中断したときには、バルブ（９）を間さ、
原液通路（１１）（２１）Ｊ５よび原液導入孔（２３）
より上記第１実施例の場合と同様に圧搾空気を濾過室く
５）内に導入する。これにより未濾過原液【よ各濾枠（
２）の排出孔（２５）より通路（２Ｇ）（１６）および
ファーストヘッド（６）の通路（７）を経て、排出管（
８）より外部に排出される。このようにして濾過室（５
）内の未濾過原液を排出したのら、バルブ（９）を閉じ
、さらに第２ａ板（１ｂ）の上縁部左側の洗浄水導入孔
（１８）より濾過室（５）内に洗浄液を導入してケーキ
を洗浄する。洗浄液は第１濾板（１ａ）の下線部右側の
濾液排出孔（１３）より濾液通路（１２１（２２）を通
って外部に排出されるようにする。これにより洗浄水は
第１１１ｍ板（１ａ）と第２濾板（１ｂ）の表面にそれ
ぞれ付着している双方のケーキを貫通して排出されるこ
とになり、すぐれた洗浄効果が得られるものである。

なお、上記各実施例においては、濾板（１）と濾枠（２
）の下縁部中央部に下方突出部（１４）（２４）が設け
られていて、未濾過原液通路（１６）（２６）および同
排出孔（２５）がそれぞれあけられているが、これらの
未濾過原液通路（１６）（２６）と同排出孔（２５）と
は、濾板（１）と濾枠（２）の下縁部の中央に限らず、
左右いずれの側に片寄って設けられ−Ｃいてもよい。ま
た十り突出部（１４）（２４）を設けることなく、濾板
（１）と濾枠（２）の下縁重合部分に未濾過原液通路（
１６０２６）および同排出孔（２５）を設けることも可
能である。また濾板（１）と濾枠（２）の原液通路（１
１）（２１）、原液導入孔（２３）、濾液通路（１２）
（２２）、濾液排出孔（１３）、洗浄水通路（１７０２
７）および洗浄水導入孔（１８）等の配置は、図示のも
のに限らず、適宜これを設定することができるものであ
る。

発明の効果 この発明による複式フィルタープレスは、上述の次第で
、通常の濾過終了後あるいは濾過の中断後に濾過室（５
）内に残存ターる未濾過原液をきわめて迅速にかつ確実
に濾過室（５）の外部に排出することができて、ケーキ
が混入することなく未濾過原液を確実に回収することが
できる。従って原液が高価なものである場合にはこれを
そのまま再使用することができて、濾過効率を高めるこ
とができ、真に経済的であるとともに、原液が人体にと
って有害なものである場合にも、これをファーストヘッ
ド（６）側の排出管（８）よりバルブ（９）の開閉によ
ってきわめて簡単にかつ確実に取り出づことができるた
め、作業環境が汚染されず、公害問題を住じるようなこ
ともないという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図はこの発明の第１実施例を示すもので、
第１図は複式フィルタープレスの一部切欠き部分左側面
図、第２図は濾板の拡大正面図、第３図は濾枠の拡大正
面図である。第４図へ・第７図はこの発明の第２実施例
を示すもので、第４図は複式フィルタープレスの＝参尋
★図、第６図は第２瀘板の拡大正面図、第７図は濾枠の
拡大正面図である。 （１）−ｍ板、（’１　ａ　）−・・第１ｉｌ！板、（
１ｂ　）　・＝第２瀘板、（２）・・・濾枠、（５）・
・・濾過室、く６）・・・ツアーストヘッド、（７）・
・・未濾過原液通路、（１１）（２１）・・・原液通路
、（１２Ｎ２２）・・・ｍ＠油通路（１３）・・・濾液
排出孔、（１４）（２４）・・・下方突出部、（１６）
（２６）・・・未濾過原液通路、（１７）・・・洗浄水
通路、（１８）・・・洗浄水通路、（１８）・・・洗浄
水導入孔、（２３）・・・原液導入孔、（２５）・・・
未濾過原液排出孔。 以北 外４名 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 交互に配置された濾板（１）と濾枠（２）とを備えた複
   式フィルタープレスにおいて、各濾枠（２）の下縁部に
   、濾過室（５）内に開口した未濾過原液排出孔（２５）
   とこれに連通しかつ濾枠（２）の前後に開口した未濾過
   原液通路（２６）とがあけられ、各濾板（１）の下縁部
   に、濾枠（２）の未濾過原液通路（２６）に連通ずるよ
   うに濾板（１）の前後に開口した未濾過原液通路（１６
   ）があけられており、濾過後、濾過室（５）内に圧力流
   体が導入されることにより、未濾過原液が上記未濾過原
   液排出孔（２５）と未濾過原液通路（１６）（２Ｇ）を
   通って外部に排出されるようになされている複式フィル
   タープレス。