JPS601776Y2 - フイルタプレスにおける濾布に対する原液供給板の取付構造 - Google Patents

フイルタプレスにおける濾布に対する原液供給板の取付構造

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JPS601776Y2
JPS601776Y2 JP11115581U JP11115581U JPS601776Y2 JP S601776 Y2 JPS601776 Y2 JP S601776Y2 JP 11115581 U JP11115581 U JP 11115581U JP 11115581 U JP11115581 U JP 11115581U JP S601776 Y2 JPS601776 Y2 JP S601776Y2
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plate
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JP11115581U
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Inventor
晴夫 浜崎
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株式会社 栗田機械製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、フィルタプレスにおける炉布に対する原液供
給板の取付構造の改良に関するものである。
従来より、フィルタプレスは、一般的に、相隣る炉板間
に一対の炉布を介在せしめるとともに、該一対の炉布間
に原液供給板を介在せしめ、かつ上記相隣る炉板を締付
けて上記原液供給板を固定し、原液を、炉板の原液孔か
ら各炉布に猛威した打抜き開口を介して、原液供給板の
原液供給用連通開口に流通させるとともに、さらに該連
通開口から下方に連通した原液供給路に流通させ、炉布
間に猛威した炉室に供給するようになっている。
ところで、上記原液供給板は、炉布に対して接着、縫着
又はボルト締め等により固定し、炉布の洗浄の際に該炉
布を走行させても脱落しないようにしている。
しかし、上記原液供給板を炉布に固定する取付作業は煩
雑であるうえに、ボルトやボルト取付穴等が必要となる
など構造もより複雑なものとなるといった欠点があった
さらに、上記の如く原液供給板を炉布に固定すると、修
理作業を行ったり、炉布を交換する時、取外しが困難で
あるとともに炉布の洗浄時において、原液供給板を炉布
から取外さない限り、原液供給板の回り及び炉布と該原
液供給板間に溜まった酒漬を洗浄することができないと
いった問題があった。
また、原液供給板が炉板と炉布間に位置するため、炉布
の走行時、原液供給板が炉板の濾過面と接触して該濾過
面を損傷させたり、炉布吊り装置から炉布が外れたり、
あるいは炉布吊り装置を狂わせたりするといった欠点が
あった。
本考案は、上記問題に鑑みてなされたものであって、原
液供給板を炉布に確実にかつ容易に着脱でき、その上構
造が簡単であるフィルタプレスにおける炉布に対する原
液供給板の取付構造を提供することを目的としている。
このため、本考案に係るフィルタプレスにおける炉布に
対する原液供給板の取付構造は、相隣る炉板間に介在せ
しめられる一対の炉布の所定位置と炉板間に介在せしめ
られる原液供給板とを紐状部材で連結して上記原液供給
板を炉布に吊り下げるようにしたことを特徴としている
以下に、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、原液供給板1は、上部
が半円形状となった縦長で比較的薄手の板材で構成して
いる。
その上部には板材の厚み方向に貫通した円形の原液供給
用達通関口2を形成するとともに、その下部には該連通
開口2から板面中央の内部を下向きに貫通する原液供給
板3を形成している。
一方、上記原液供給板1を介在せしめる一対の炉布4,
4には、夫々上記原液供給板1の連通開口2に連通する
打抜き開口4aを形成して、原液が原液供給板1の連通
開口2内に自由に流通しえるようにしている。
上記原液供給板1は上記一対の炉布4,4に対して紐状
部材5で吊設されている。
上記紐状部材5は、その一端を上記一対の炉布4,4の
うちの一方の炉布4の打抜き開口4aの上部炉布に縫着
する一方、その他端を上記他方の炉布4の打抜き開口4
aの上部炉布にフック等適宜の手段により着脱自在に取
付けたもので、紐、テープ、布片、針金又はプラスチッ
ク小片等で形成されるものである。
そして、上記紐状部材5を、上記原液供給板1の連通開
口2内を挿通させることにより、該原液供給板1を炉布
4,4に吊設する。
なお、上記紐状部材5の一端を取外すことにより、容易
に原液供給板1を炉布4,4から取外すことができる。
上記原液供給板1を取付けた一対の炉布4,4を介在せ
しめる原液濾過面外供給型炉板6の開枠・締付けは、次
の如く行われる。
第2図aに示す炉板6の開枠状態から第2図すに示すよ
うに、炉板6を締付けた場合、原液供給板1が、第3図
に示す炉板6のパツキン部材で形成された原液孔7の周
囲に凹設された原液供給板嵌合用凹部8に嵌合し、上記
原液供給板1の連通開口2周辺が、上記炉板6のパツキ
ン部材に密着して密閉し、原液が炉布4と炉板6間に侵
入しないようにする。
そして、炉板6の原液孔7を流通してきた原液が、炉布
4の打抜き開口4a内を通り、原液供給板1の連通関口
2を介して原液供給路3から、上記一対の炉布4,4間
に形成した炉室20内に確実にかつ円滑に流入する。
通常、炉板6,6の開枠は、濾過終了後、酒漬回収のた
めに行なわれる。
そして、この酒漬回収は、第4図に示すように、炉布4
,4を炉布走行装置により炉板6の下方に設けた巻取ロ
ーラ10に巻取ると同時に洗浄することにより行う。
この場合、炉布4の巻取りに伴い、原液供給板1は、紐
状部材5で炉布4,4に吊設された状態で、原液供給板
1の全表面が炉布4,4から離れるため、上記原液供給
板1の回りに溜まった酒漬や、原液供給板1と炉布4,
4との間に侵入した酒漬を容易に回収することができる
なお、炉板は、上記の如く原液濾過面外供給型のみなら
ず、原液濾過面内供給型のものでもよい。
さらに、上記原液供給板は、上記の如く1枚型式のもの
に限らず、以下に示すような2枚型式のものでもよい。
第5,6図に示すように、原液供給板12は、上部が半
円形状となった縦長でかつ比較的薄手の一対の面対称な
板材IL 19a、19b及び両ねじ17等の連結部
材で大略構成している。
その各板材19の上部には、炉板の原液孔に連通ずる原
液供給用連通開口13を夫々形成している。
そして、上記炉布4,4の打抜き開口4a、4aの上部
2ケ所には、各組状部材5の両端を縫着、接着等により
固定し、該各組状部材5を、上記原液供給板1の上部左
・右に位置する上記両ねじ16.16に引っ掛けること
により、上記原液供給板1を炉布4,4に吊り下げるよ
うにしている。
したがって、炉布4の打抜き開口4aから流通してきた
原液は、上記原液供給板1の連通開口13から両板材1
9a、19b間の原液供給路用間隙14を通り、両炉布
4,4間に形成した炉室20内に流入する。
上記原液供給板では、両板材間を両ねじで連結したので
、該両ねじを回転させることにより両板材間の間隙を調
節して炉板の原液孔周辺の密着性を調整することができ
るとともに、容易に両板材を分離して板材間の堆積物を
取り除くこともできる。
なお、紐状部材5を両ねじ16に引っ掛ける方法につい
ては、前記実施例の如く原液供給板の連通開口内を挿通
させたり、あるいは上部のみならず下部の両ねじ16に
も引っ掛けるようにしてもよい。
また、上記原液供給板の両板材間の連結手段を極めて着
脱容易なもの、例えば、両板材に対向する一対の突部を
設け、その両端面に板材と平行な平面を形成したり、あ
るいは一方の端面に凸部を他方の端面には凹部を形成し
たりして、両者を圧接あるいは嵌合させるようにすれば
、炉布の洗浄時に、上記両板材間の連結を外すことによ
り、原液供給板を紐状部材で吊設した状態でより完全に
該原液供給板等の洗浄が行える。
さらに、上記炉布の打抜き開口全周をシールする必要が
ない場合には、第7,8図に示すような、上記打抜き開
口の下半分周囲のみを密閉する原液供給板21を設けて
もよい。
上記原液供給板21は、一対の面対称な板材22.22
a、22bと連結部材、例えば連結杆23で大略構成し
ている。
上記板材22は、上部に円弧部24を形成した比較的薄
手の円環状のものであり、上記円弧部24は、第9図に
も示すように、炉板17の原液孔7に連通ずるように炉
布4に形成した原液流通用打抜き開口4aの下部円弧に
沿うように彎曲させている。
また、上記連結杆23は、上記両板材22a、22bを
連結して、該両板材間に原液供給路用間隙25を形成し
ている。
そして、炉布4゜4に対しては、紐状部材5.・・・、
5を上記連結杆23、・・・、23に引っ掛けることに
より吊設する。
上記実施例に詳記した如く、本考案に係るフィルタプレ
スにおける炉布に対する原液供給板の取付構造は、一対
の炉布の所定位置と原液供給板とを紐状部材で連結して
、上記原液供給板を炉布に吊り下げるようにしたので、
簡単な構造で容易に着脱が行え、かつ確実に密閉するこ
とができる。
また、原液供給板を単に紐状部材で炉布に吊設しただけ
であって、接着、縫着、ボルト締め等の固着手段で原液
供給板を炉布に固定していないので、炉布の洗浄時に、
原液供給板を炉布に取付けたままでも、原液供給板の炉
布側表面が炉布から離れ、原液供給板の回り及び炉布と
該原液供給板間に溜まった酒漬を確実に洗浄することが
できる。
また、一対の炉布間に原液供給板が介在せしめられるた
め、炉布の走行時、原液供給板が全く炉板の濾過面等に
接触せず、炉布の走行が円滑に行える。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は一実施例
に係る原液供給板を示す正面図、第2図a、 bは夫々
フィルタプレスにおいて第1図の原液供給板を炉布に取
付けた取付構造を炉板開枠状態及び炉板締付状態で示す
要部縦断面図、第3図は第2図の炉板を示す正面図、第
4図は炉布の洗浄状態を示す要部断面図、第5図は本考
案の他の実施例を示す縦断面図、第6図は第5図のVI
−VI線断面図、第7,8図は夫々性の実施例に係る原
液供給板を示す正面図及び平面図、第9図は、第7図に
示す原液供給板を炉布に吊設した状態を示す正面図であ
る。 1.12,21・・・・・・原液供給板、2,13・・
・・・・連通開口、4・・・・・・炉布、5・・・・・
・紐状部材、6,17・・・・・・炉板。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)相隣る炉板間に介在せしめられる一対の炉布の所
    定位置と炉板間に介在せしめられる原液供給板とを紐状
    部材で連結して上記原液供給板を炉布に吊り下げるよう
    にしたことを特徴とするフィルタプレスにおける炉布に
    対する原液供給板の取付構造。
  2. (2)上記紐状部材を上記原液供給板の原液供給用連通
    関口内に挿通させて、上記紐状部材の各端部を上記一対
    の炉布の所定位置に夫々取付けるようにした実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載のフィルタプレスにおける炉
    布に対する原液供給板の取付構造。
  3. (3)上記原液供給板を、相対向する一対の板材を連結
    部材で連結して構成し、該連結部材と上記一対の炉布の
    所定位置とを、上記紐状部材により夫々連結するように
    した実用新案登録請求の範囲第1項に記載のフィルタプ
    レスにおける炉布に対する原液供給板の取付構造。
JP11115581U 1981-07-27 1981-07-27 フイルタプレスにおける濾布に対する原液供給板の取付構造 Expired JPS601776Y2 (ja)

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