JPS5948007A - 播種方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は種子の播種方法に関する。

野菜、花、牧草、穀物などの種子の播種は農業技術の基
幹的なものであり、従来から数多くの改良がなされて今
日に至っている。播種作業において種子の発芽率を高め
ることは、安定した農作物の生産をはかるのにきわめて
重要であり、種子をホルモンで処理をすることや催芽さ
セた柚子を播種するなど数々の方法が知られている。

水は種子を膨潤させて発芽の生化学反応を開始させるた
めに必須の因子であり、発芽の不良Ｇフ発芽時の水不足
に帰せられる場合が多い。そこで吸水性や保水性に富ん
だ利料をｌ宙４ｉ＋ｉ時に使用しｌｌｉ子の水不足によ
る発芽不良を解消しようとする提案もなされている。

本発明者らは上記の間ｉ、ｊ＋：ｉ奈：ｔｒｒ決４るた
め、自重の数６倍の水を吸水してその士ま保持する高１
↓′φ水性高分子のヒドロゲルに紳子奈加えて吻＝−に
混合し、この種子入りのゲル状流体をＲ＋４　Ｎｉする
方法（特開１イ４５７−３３５０８号）を提案１７、こ
の播種方法により発芽性の向上と生育の促進をはかるこ
とに成１功した。しかし高吸水性高分子のヒドロゲルは
１ｉｆｉ種と同時に含有水分を放出するので、播＜＋１
７個所の土がべとついてｆｆ（上板に令１着し、竹上板
に多量の土がこびりつくので覆土件名に支障を来たす状
態となる。このように種子入りのゲル状流体の播種は点
播き、条播き、箱播きのいずれの場合においても覆土作
業に問題があった。

本発明者らはこの問題を解決するため鋭意検討した結果
、高吸水性高分子のヒドロゲルと種子の混合物にさらに
Δ土資利を加えることが有効であることを見出し、この
新知見に基づいて本発明を完成した。

本発明は吸水状態において糊状を呈しない高吸水性高分
子からなるヒドロゲルと覆土資材および種子を混合し、
このゲル状混合物を播種するのである。

本発明における高吸水性高分子のヒドロゲルは、糊状を
呈しないときのみ種子は高い発芽性を示す。

その理由は明らかではないが、種子に対する酸素供給の
難易にＪ：るものと推定される。従って吸水性能が高く
ても糊状を示すヒドロゲルは好ましくない。こくに糊状
とはデンプン糊を少量の水に溶かしたようなどろりとし
た状態をい＼、ヒドロゲルが糊状を呈するかどうかは高
吸水性高分子の形状、強度、部水性などによって決まる
。

本発明に用いられる高吸水性高分子は高分子宙。

解質を物理的または化学的に架橋させたもので、高分子
電解質としては分子中にカルボン酸塩を有するものが例
としてあげられ、カルボン酸の塩はナトリウム、カリウ
ム、カルシウム、アンモニウムなどが種子の生育上好ま
しい。こ（に高吸水性高分子を例示するとデンプン／ア
クリル酸塩グラフト共重合体、スチレン／無水マレイン
酸塩共１文合体、架橋ポリアクリル酸塩重合体、ポリビ
ニールアルコール／無水マレイン酸共重合体の変性架橋
物、ビニルエステル／エチレン不飽和カルボン酸または
その銹導体のケン化物などがあり、特にポリアクリル酸
ソーダの架橋物、ビニルニスデル／エチレン不飽和カル
ボン酸のケン化物などは、吸水後のヒドロゲルの強度が
高いから本発明において使用するのに好適である。

本発明に用いる高吸水性高分子の形状は特に制限はない
が、粒状ないしフレーク状のものはヒト品の粉砕によっ
て製造することができる。又ｆｌｆ芽した芽を傷めない
ためにはヒドロゲルの大きさは１００μ以上あることが
好ましい。

柚子の覆土は発芽環境の変化に対して種子を保護し、種
子の新芽や幼根を支持する働きをなず。

本発明は覆土本来の働きに加えて、ヒドロゲルと良く混
合しかつ保水力があって沈澱しにくい物質を覆土質材と
して使用し、このような性状を有する物質を天然又は合
成の有機物及び天然又は合成の無機物の中から選択し、
その使用量をヒドロゲルの流動性を損わない範囲内で決
める。

本発明において覆土資材として使用できる天然有機物を
例示するとモミガラ、オガクズ、米ヌカ、乾燥豚糞、乾
燥牛糞、バーミキュライト、ピートモス、パークなどが
あり、合成有機物としては発泡ポリスチロールや合成繊
維などの粉砕品があり、天然無機物としては貝ガラ、カ
ニガラや炭酸カルシウムなどがあり、合成無機物として
は合成ゼオライトなどがある。これらの数多くの覆土資
材のうち、モミガラは入手しやすくかつ覆土本来の働き
を有するほか、水分保持力が大きく、ヒドロゲルと良く
混合し、容易に沈澱しないなどの多くの利点があるから
、本発明に用いる？■土土材材して最適である。

本発明に係る播種方法は高ｌＪに水性高分子を十分に吸
水させて糊状を呈しないヒドロゲルを作り、このヒドロ
ゲルと水な十分吸水させた覆土資材とをよく混合し、こ
れに適Ｍの４）！ｉ子を加えて均一に混合する。このゲ
ル状混合物を手持ち式播種（幾（実願昭５７−９２１１
７号）を用いて圃場に点を邑きする。第１図は播種直後
のイ・ＩＲ壬子孔状９けを示すもので、大粒のヒドロゲ
ル（１）と慎土資＋イのモミガラ（２）及び種子（３）
が種子孔（４）に播かれて盛上っており、数時間後には
第２図に示す如くヒドロゲルが水分を放出して小粒（１
１となり、これとモミガラ（２）及び種子（３）は種子
孔（４）の中へ凹んだ状ｇ！）になる。

本発明においてｆｔＨ芽種子種子いると床上の品質のバ
ラツキや天候子１１１１などがあっても、発芽率が高く
なり、生育も早くなる。又本発明において肥料成分、植
物生長調節剤、ｍ準などを添加すると種子の発芽がより
安定し、発芽直後にみられるタチガレ〜病などを効果的
に予防できる。

本発明によるときは高吸水性高分子のヒドロゲルと覆土
資材および種子の混合物を播種するから、覆土の手数を
省略できることになって作業能率が向上し、発芽性が良
くなりかつ生育を促進しうるなどの多くの効果があり、
高吸水性高分子のヒドロゲルを用いる流体播種方法とし
て極めて有益である。

本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明は
これに限定されない。

実施例１ 高吸水性高分子３ｙ（イゲタゲルＦＳ−住友化学製）を
十分に吸水させてヒドロゲル１１を得る。

これに十分吸水させにモミガラ１００　ｍｌを加えてよ
く混合する。次に室内で催芽させたほうれん草の種子１
００ｍ１を加えてさらによく混合し、このものを圃場に
点播きする。

実施例２ 実施例１と同じヒドロゲル１／とモミガラ１００ｒｎｅ
の混合物に、室内で催芽させたレタスの種子１゜ｍｅを
加えてよく混合し、このものを圃場に点播きする。

実施例１，２の発芽状態と土中での発生率をル１１べ、
各実施例においてモミガラを用いないで点播きした場合
（対照）と比較した。ぞの結果をθ（表に示す。なお発
芽状態は均一に生育しているものを良好とした。

この結果は各実施例とも種子の発芽状態が良く、土中で
の発生率も高いことを示しており、モミガラの覆土資材
としての有効性が判る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法にょる播種直後の柚子孔の断面図、
第２図は播種より数時間後の種子孔の断面図である。 出願人　　住友化学工業株式会社

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）吸水状態において糊状を呈しない高吸水性高分子
   のヒドロゲルと覆土資材および種子を混合し、このゲル
   状混合物を播種することを特徴とする播４種方法。
2. （２）　　高吸水性高分子が分子中にカルボン酸塩を含
   む特許請求の範囲第１項に記載の播種方法。
3. （３）　　高吸水性高分子からなるヒドロゲルの太きＡ
   　ＯＯ／□つ□アあお特許請求の範、１１４い記載の播
   種方法。
4. （４）覆土資材が有機物又は無機物である特許請求の範
   囲第１項に記載の播種方法。