JP2520309B2 - 造粒コ―ティング種子 - Google Patents
造粒コ―ティング種子Info
- Publication number
- JP2520309B2 JP2520309B2 JP1231984A JP23198489A JP2520309B2 JP 2520309 B2 JP2520309 B2 JP 2520309B2 JP 1231984 A JP1231984 A JP 1231984A JP 23198489 A JP23198489 A JP 23198489A JP 2520309 B2 JP2520309 B2 JP 2520309B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seeds
- water
- granulated
- seed
- germination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01C—PLANTING; SOWING; FERTILISING
- A01C1/00—Apparatus, or methods of use thereof, for testing or treating seed, roots, or the like, prior to sowing or planting
- A01C1/06—Coating or dressing seed
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S47/00—Plant husbandry
- Y10S47/09—Physical and chemical treatment of seeds for planting
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S47/00—Plant husbandry
- Y10S47/11—The application of protective coatings to plants
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Soil Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、造粒コーティングされた種子に関するもの
である。
である。
[従来の技術] 農林業分野においても、省力化はコスト低減のための
重要な命題となっている。例えば野菜等の種子の播種に
おいても、省力化の一環として、手播きと同様に精密な
機械播き(これにより面倒な間引き作業の省略又は簡略
化が可能となる。)を行なう目的で、種子と、赤土、ク
レー、パーライト、硅藻土、炭酸カルシウム、タルク、
水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、カオリンなど
の賦形材(造粒材)との混合物を、ポリビニルアルコー
ル、澱粉、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン等の
バインダー(結合剤)を用いるか又は用いないで、流動
層型造粒機又は傾斜回転パン型造粒機を用いて造粒する
ことはかなり以前から知られている(例えば、特公昭38
−3469号)。
重要な命題となっている。例えば野菜等の種子の播種に
おいても、省力化の一環として、手播きと同様に精密な
機械播き(これにより面倒な間引き作業の省略又は簡略
化が可能となる。)を行なう目的で、種子と、赤土、ク
レー、パーライト、硅藻土、炭酸カルシウム、タルク、
水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、カオリンなど
の賦形材(造粒材)との混合物を、ポリビニルアルコー
ル、澱粉、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン等の
バインダー(結合剤)を用いるか又は用いないで、流動
層型造粒機又は傾斜回転パン型造粒機を用いて造粒する
ことはかなり以前から知られている(例えば、特公昭38
−3469号)。
このようにして得られた造粒コーティング種子は、播
種後に土壌中で適度の水分に遭うと、コーティング層が
吸水して、2〜3ヶ所に亀裂を生じることによりブロッ
ク状に破砕され、発芽が起こる。しかしながら、例え
ば、仮に、降雨や排水不良などの原因で土壌が過湿状態
にある場合には、粘稠な結合剤を含むコーティング層が
過剰の水分により崩壊して種子を埋包し、発芽時のエネ
ルギー代謝に不可欠の酸素の供給を阻害するため、順調
な発芽が妨げられる。
種後に土壌中で適度の水分に遭うと、コーティング層が
吸水して、2〜3ヶ所に亀裂を生じることによりブロッ
ク状に破砕され、発芽が起こる。しかしながら、例え
ば、仮に、降雨や排水不良などの原因で土壌が過湿状態
にある場合には、粘稠な結合剤を含むコーティング層が
過剰の水分により崩壊して種子を埋包し、発芽時のエネ
ルギー代謝に不可欠の酸素の供給を阻害するため、順調
な発芽が妨げられる。
そこで、以上の問題を解決する目的で、コーティング
層を形成するコーティング材中に、油脂、セルロースエ
ステル、ビニル樹脂、ウレタン樹脂、酢酸アルミニウ
ム、ギ酸アルミニウム、ジルコニウム化合物、高級脂肪
酸及びその金属塩等の撥水剤又は防水剤を添加する技術
が提案されている(例えば、特公昭38−3469号、特開昭
54−85908号、英国特許1294161号)。
層を形成するコーティング材中に、油脂、セルロースエ
ステル、ビニル樹脂、ウレタン樹脂、酢酸アルミニウ
ム、ギ酸アルミニウム、ジルコニウム化合物、高級脂肪
酸及びその金属塩等の撥水剤又は防水剤を添加する技術
が提案されている(例えば、特公昭38−3469号、特開昭
54−85908号、英国特許1294161号)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の造粒材と撥水剤又は防水剤(以
下、「疎水剤」と略す。)を組合せた造粒用組成物で造
粒コーティングしただけでは、適度の硬度、吸水後の破
砕のされ方(割層状況)、吸水してブロック状に破砕さ
れた際の原形保持性(すなわち、コーティング層が溶融
して種子に泥状にまとわりつかず、種子と水や大気との
接触を妨害しない程度)などの造粒コーティング種子に
要求される諸特性をバランスよく得ることができず、し
かも裸の種子と同様の発芽性が得にくい。また、コーテ
ィング層に適度の硬度を付与するために有機バインダー
を用いることは、生産効率上あるいは後述する原形保持
性の点で好ましくない。
下、「疎水剤」と略す。)を組合せた造粒用組成物で造
粒コーティングしただけでは、適度の硬度、吸水後の破
砕のされ方(割層状況)、吸水してブロック状に破砕さ
れた際の原形保持性(すなわち、コーティング層が溶融
して種子に泥状にまとわりつかず、種子と水や大気との
接触を妨害しない程度)などの造粒コーティング種子に
要求される諸特性をバランスよく得ることができず、し
かも裸の種子と同様の発芽性が得にくい。また、コーテ
ィング層に適度の硬度を付与するために有機バインダー
を用いることは、生産効率上あるいは後述する原形保持
性の点で好ましくない。
よって、本発明が解決しようとする課題は、有機バイ
ンダーを用いることなく、コーティング層が適度の硬度
を有し、吸水した際にはその破砕が妨げられず、破砕物
がブロック状で原形保持性の高い、種子の発芽に悪影響
を及ぼさない造粒コーティング種子を提供する処にあ
る。
ンダーを用いることなく、コーティング層が適度の硬度
を有し、吸水した際にはその破砕が妨げられず、破砕物
がブロック状で原形保持性の高い、種子の発芽に悪影響
を及ぼさない造粒コーティング種子を提供する処にあ
る。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明の造粒コーティング種子は、上記の課題を解決
するため、複鎖構造型の粘土鉱物70〜95重量部および疎
水剤30〜5重量部を含有する造粒用組成物で種子を造粒
コーティングしたことを特徴とする。
するため、複鎖構造型の粘土鉱物70〜95重量部および疎
水剤30〜5重量部を含有する造粒用組成物で種子を造粒
コーティングしたことを特徴とする。
すなわち、本発明の造粒コーティング種子は、複鎖構
造型の粘土鉱物および疎水剤を含有する造粒用組成物
を、常法により、水と交互に種子に付着コーティングす
ることにより得られる。
造型の粘土鉱物および疎水剤を含有する造粒用組成物
を、常法により、水と交互に種子に付着コーティングす
ることにより得られる。
本発明の造粒用組成物における複鎖構造型の粘土鉱物
は、微多孔性で呼吸性があり、吸水性があるとともに、
適当量の水で固まる。よって、造粒の際に特別のバイン
ダーを必要とせず、疎水剤との併用により、適度に強固
にかたまる。
は、微多孔性で呼吸性があり、吸水性があるとともに、
適当量の水で固まる。よって、造粒の際に特別のバイン
ダーを必要とせず、疎水剤との併用により、適度に強固
にかたまる。
このような特性に起因して、本発明の造粒コーティン
グ種子は、以下の特徴を有する。
グ種子は、以下の特徴を有する。
乾燥状態(常温では保管した場合)では適度の硬度
を有するため、輸送時や播種機を用いて播種する際には
破砕されることはない。
を有するため、輸送時や播種機を用いて播種する際には
破砕されることはない。
土中などの小量ないし大量の水に接触した時、はじ
めて膨潤の歪みにより割層する。
めて膨潤の歪みにより割層する。
有機ポリマーのバインダーを用いていないので、水
に接触した時、泥状化することなく、直線的に破砕され
る。
に接触した時、泥状化することなく、直線的に破砕され
る。
破砕物がブロック状に原形を保つので、コーティン
グ層は種子に泥状にまとわりつかず、種子が埋包される
ことがない。従って、種子への水や空気の供給が断たれ
ることがない。
グ層は種子に泥状にまとわりつかず、種子が埋包される
ことがない。従って、種子への水や空気の供給が断たれ
ることがない。
少なくとも、コーティング層のない裸の種子と同一
の発芽性を示す。
の発芽性を示す。
ブロック状になった造粒物が適度に保水性を有する
ために、種子の発芽勢や発芽率が裸の種子より良くなる
場合がある。
ために、種子の発芽勢や発芽率が裸の種子より良くなる
場合がある。
以下、発明の構成および発明の実施に関連する重要な
事項につき項分けして詳細に説明する。
事項につき項分けして詳細に説明する。
(1)複鎖構造型の粘土鉱物 本発明で用いる複鎖構造型の粘土鉱物は、鎖構造を基
本構造とする複鎖格子構造を有するものであり、通常よ
く知られているような層格子を基本的単位とする粘土鉱
物(例えば、カオリナイト、モンモリロナイト;通常ク
レーと称しており、本明細書においても同様である。)
とは構造的に明らかに異なるものである。層格子を基本
的単位とする粘土鉱物では、本発明の優れた効果は得ら
れない。
本構造とする複鎖格子構造を有するものであり、通常よ
く知られているような層格子を基本的単位とする粘土鉱
物(例えば、カオリナイト、モンモリロナイト;通常ク
レーと称しており、本明細書においても同様である。)
とは構造的に明らかに異なるものである。層格子を基本
的単位とする粘土鉱物では、本発明の優れた効果は得ら
れない。
このような複鎖構造型の粘土鉱物としては、アタパル
ジャイト、セピオライトおよびパリゴルスカイトがあ
る。中でも、堆積物中に産出し、その結晶度の低いアタ
パルジャイトが、好ましい。
ジャイト、セピオライトおよびパリゴルスカイトがあ
る。中でも、堆積物中に産出し、その結晶度の低いアタ
パルジャイトが、好ましい。
複鎖構造型の粘土鉱物は、焼成などの加工を施して、
ゲルタイプ、吸油・吸水性タイプ、耐水性能の異なるも
のなど種々のタイプが市販されている。形状について
は、粒状のものから微粉状のものがある。本発明には、
耐水性のある微粉末状のものが好ましい。
ゲルタイプ、吸油・吸水性タイプ、耐水性能の異なるも
のなど種々のタイプが市販されている。形状について
は、粒状のものから微粉状のものがある。本発明には、
耐水性のある微粉末状のものが好ましい。
複鎖構造型の粘土鉱物と後述する疎水剤の粉末との混
合比率は、複鎖構造型の粘土鉱物95〜70重量部に対し疎
水剤5〜30重量部であり、好ましくは、複鎖構造型の粘
土鉱物90〜80重量部に対し疎水剤10〜20重量部である。
複鎖構造型の粘土鉱物が70重量部未満では、造粒物の硬
度が不足するとともに、疎水剤が多くなるため造粒時の
加工性が悪い。また、疎水剤が5重量部未満では、疎水
剤の効果が発揮されない。
合比率は、複鎖構造型の粘土鉱物95〜70重量部に対し疎
水剤5〜30重量部であり、好ましくは、複鎖構造型の粘
土鉱物90〜80重量部に対し疎水剤10〜20重量部である。
複鎖構造型の粘土鉱物が70重量部未満では、造粒物の硬
度が不足するとともに、疎水剤が多くなるため造粒時の
加工性が悪い。また、疎水剤が5重量部未満では、疎水
剤の効果が発揮されない。
また、これらの複鎖構造型の粘土鉱物と疎水剤との粉
末混合組成物は、200メッシュ以下の微粉末状にして用
いることが好ましい。
末混合組成物は、200メッシュ以下の微粉末状にして用
いることが好ましい。
(2)疎水剤 疎水剤としては各種の物が知られているが、本発明に
用いられる疎水剤としては、天然物あるいはその若干の
加工物の微粉末が好ましい。このようなものとしては、
例えば、高級脂肪酸およびその金属塩、高級脂肪族アル
コールおよびそのアルキレンオキサイド付加物、油脂お
よびロウなどの微粉末が挙げられる。特に好ましいもの
としては、高級脂肪酸カルシウム、高級脂肪酸バリウ
ム、高級脂肪族アルコールのプロピレンオキサイド付加
物が挙げられる。有機の各種ポリマーや微粉末状にし得
ない各種薬剤は、好ましくない。粒度としては、200メ
ッシュ全通のものが好ましい。
用いられる疎水剤としては、天然物あるいはその若干の
加工物の微粉末が好ましい。このようなものとしては、
例えば、高級脂肪酸およびその金属塩、高級脂肪族アル
コールおよびそのアルキレンオキサイド付加物、油脂お
よびロウなどの微粉末が挙げられる。特に好ましいもの
としては、高級脂肪酸カルシウム、高級脂肪酸バリウ
ム、高級脂肪族アルコールのプロピレンオキサイド付加
物が挙げられる。有機の各種ポリマーや微粉末状にし得
ない各種薬剤は、好ましくない。粒度としては、200メ
ッシュ全通のものが好ましい。
(3)結合剤(バインダー) 一般に、種子の造粒コーティングには、ポリビニルア
ルコール、カルボキシメチルセルロース、アラビヤゴ
ム、プルランなどの各種の合成、半合成、天然、生化学
的合成による親水性のポリマーが、結合剤として用いら
れている。これらの結合剤は、造粒コーティングの際の
湿潤剤として通常、用いられる水に溶解して水溶液の形
で用いられている。しかしながら、本発明においては、
これらの結合剤を使用することなく、通常の水のみを湿
潤剤として用いるだけで、適度の硬度を有する造粒物を
製造することができる。なお、本発明で使用する水の量
は、粉末組成物(造粒用組成物)に対し50〜150重量%
の量であるのが好ましい。
ルコール、カルボキシメチルセルロース、アラビヤゴ
ム、プルランなどの各種の合成、半合成、天然、生化学
的合成による親水性のポリマーが、結合剤として用いら
れている。これらの結合剤は、造粒コーティングの際の
湿潤剤として通常、用いられる水に溶解して水溶液の形
で用いられている。しかしながら、本発明においては、
これらの結合剤を使用することなく、通常の水のみを湿
潤剤として用いるだけで、適度の硬度を有する造粒物を
製造することができる。なお、本発明で使用する水の量
は、粉末組成物(造粒用組成物)に対し50〜150重量%
の量であるのが好ましい。
(4)その他の成分 本発明の造粒コーティング種子を得るための造粒用組
成物中には、所望により、植物ホルモン、植物栄養剤、
植物成長制御剤、殺菌剤、酸素発生剤、肥料等の補助成
分を添加してもよい。
成物中には、所望により、植物ホルモン、植物栄養剤、
植物成長制御剤、殺菌剤、酸素発生剤、肥料等の補助成
分を添加してもよい。
なお、種子に直接付着あるいはフィルムコーティング
するなどの方法で上記薬剤を種子に付着させてもよい
し、造粒製品の色別を目的として造粒物表面を着色コー
ティングする際に上記薬剤を着色コーティング剤と混合
してもよい。
するなどの方法で上記薬剤を種子に付着させてもよい
し、造粒製品の色別を目的として造粒物表面を着色コー
ティングする際に上記薬剤を着色コーティング剤と混合
してもよい。
[実施例] 以下、実施例及び比較例を掲げ発明実施の具体例及び
効果につき記述するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。
効果につき記述するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。
実施例1〜2及び比較例1〜5 発芽率約90%の人参の種子1を傾斜回転パンに入
れ、この種子に第1表に示す湿潤剤をスプレーしなが
ら、第1表に示す組成の造粒用組成物を加え、粒径が3.
5mmになるまで造粒コーティングした後、40℃にて16時
間乾燥した。
れ、この種子に第1表に示す湿潤剤をスプレーしなが
ら、第1表に示す組成の造粒用組成物を加え、粒径が3.
5mmになるまで造粒コーティングした後、40℃にて16時
間乾燥した。
このようにして得られた造粒コーティング種子につい
て硬度の測定および発芽試験を行なった。この結果も併
せて第1表に示す。
て硬度の測定および発芽試験を行なった。この結果も併
せて第1表に示す。
なお、発芽試験は、9cmφのシャーレに濾紙2枚を敷
き、これに水5mlを注いだ後、造粒コーティングした種
子100粒を置床し、25℃の恒温器に入れて行なった。な
お、造粒コーティングしていない裸の種子についても同
様に行なった。
き、これに水5mlを注いだ後、造粒コーティングした種
子100粒を置床し、25℃の恒温器に入れて行なった。な
お、造粒コーティングしていない裸の種子についても同
様に行なった。
第1表より明らかな通り、本発明の造粒コーティング
種子においては、水と接触するとコーティング層がブロ
ック状に破砕され、どろどろせず種子にまとわりつかな
いので、酸素などの種子への供給が断たれず、発芽率は
裸の種子と同様であった。さらに、ブロック状に破砕し
たコーティング層が保水性を有するので、これが種子へ
の水分の供給源になり、発芽勢は、むしろ裸の種子(比
較例5)よりも高かった。
種子においては、水と接触するとコーティング層がブロ
ック状に破砕され、どろどろせず種子にまとわりつかな
いので、酸素などの種子への供給が断たれず、発芽率は
裸の種子と同様であった。さらに、ブロック状に破砕し
たコーティング層が保水性を有するので、これが種子へ
の水分の供給源になり、発芽勢は、むしろ裸の種子(比
較例5)よりも高かった。
比較例1〜3の造粒コーティング種子は、発芽勢およ
び発芽率において明らかに裸の種子よりも劣っていた。
比較例4の造粒コーティング種子は、造粒収率が悪く、
しかも造粒物の硬度が実施例に比べ4〜5割ほど小さく
実用に供しえない。
び発芽率において明らかに裸の種子よりも劣っていた。
比較例4の造粒コーティング種子は、造粒収率が悪く、
しかも造粒物の硬度が実施例に比べ4〜5割ほど小さく
実用に供しえない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は、特別のバインダーを
用いることなく、コーティング層が適度の硬度を有し、
しかも発芽性の良い造粒コーティング種子を提供するの
で、農業生産の合理化及び発展に多大の貢献をしうる。
用いることなく、コーティング層が適度の硬度を有し、
しかも発芽性の良い造粒コーティング種子を提供するの
で、農業生産の合理化及び発展に多大の貢献をしうる。
Claims (1)
- 【請求項1】複鎖構造型の粘土鉱物70〜95重量部および
疎水剤30〜5重量部を含有する造粒用組成物で造粒コー
ティングされたことを特徴とする造粒コーティング種
子。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1231984A JP2520309B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 造粒コ―ティング種子 |
AU62092/90A AU648748B2 (en) | 1989-09-06 | 1990-09-04 | Coated seeds |
CA002024652A CA2024652C (en) | 1989-09-06 | 1990-09-05 | Coated seeds |
KR1019900013978A KR920009459B1 (ko) | 1989-09-06 | 1990-09-05 | 조립(組立)한 코팅된 종자 |
ES90117132T ES2087104T3 (es) | 1989-09-06 | 1990-09-05 | Semillas recubiertas. |
EP90117132A EP0416601B1 (en) | 1989-09-06 | 1990-09-05 | Coated seeds |
DE69025519T DE69025519T2 (de) | 1989-09-06 | 1990-09-05 | Umhüllte Samen |
US08/507,794 US5525131A (en) | 1989-09-06 | 1995-07-26 | Coated seeds |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1231984A JP2520309B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 造粒コ―ティング種子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0394604A JPH0394604A (ja) | 1991-04-19 |
JP2520309B2 true JP2520309B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=16932122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1231984A Expired - Lifetime JP2520309B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 造粒コ―ティング種子 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5525131A (ja) |
EP (1) | EP0416601B1 (ja) |
JP (1) | JP2520309B2 (ja) |
KR (1) | KR920009459B1 (ja) |
AU (1) | AU648748B2 (ja) |
CA (1) | CA2024652C (ja) |
DE (1) | DE69025519T2 (ja) |
ES (1) | ES2087104T3 (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5771632A (en) * | 1996-09-23 | 1998-06-30 | Liu; Sijiu | Artificial seed with a powder structure for anti-contamination |
JP3185133B2 (ja) * | 1997-02-13 | 2001-07-09 | タキイ種苗株式会社 | 造粒コーティング種子およびその製造方法 |
US6209259B1 (en) | 1997-07-11 | 2001-04-03 | Encap, Llc | Seeding treatments |
US6745513B2 (en) | 1998-07-10 | 2004-06-08 | Encap, Llc. | Agglomerated mulch carrier |
JP4476442B2 (ja) * | 2000-06-20 | 2010-06-09 | アグリテクノ矢崎株式会社 | トルコギキョウのロゼット化による発育不良防止方法 |
DE10219600C5 (de) * | 2002-05-02 | 2006-12-07 | Esa Eppinger Gmbh | Werkzeugträger mit einer Spannzangenaufnahme |
DE10219599B4 (de) | 2002-05-02 | 2004-08-19 | Esa Eppinger Gmbh | Werkzeugspanneinrichtung |
US7836630B2 (en) * | 2002-12-03 | 2010-11-23 | Monsanto Technology Llc | Method of protecting seeds treated with a phytotoxic agent |
AU2010209008B2 (en) * | 2009-01-30 | 2014-07-17 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Coated seed |
WO2010111309A1 (en) * | 2009-03-23 | 2010-09-30 | Brigham Young University | Seed coating compositions and methods for applying soil surfactants to water-repellent soil |
WO2010150845A1 (ja) * | 2009-06-25 | 2010-12-29 | 森下仁丹株式会社 | 種子の保存方法 |
ES2848156T3 (es) | 2009-09-03 | 2021-08-05 | Fbsciences Holdings Inc | Composiciones y métodos de tratamiento de semillas |
AR081603A1 (es) * | 2009-09-28 | 2012-10-10 | Fbsciences Holdings Inc | Composiciones y metodos de fertilizacion |
KR101280266B1 (ko) * | 2011-03-15 | 2013-07-08 | 우대경 | 바위솔 종자 파종용 점토볼 및 이를 이용한 바위솔 종자의 파종방법 |
GB201106759D0 (en) * | 2011-04-20 | 2011-06-01 | Exosect Ltd | Compositions for growth and vigour in soybean |
BR112014017162A8 (pt) | 2012-01-12 | 2017-07-04 | Fbsciences Holdings Inc | modulação de biologia vegetal |
US8993484B1 (en) | 2013-10-04 | 2015-03-31 | Fmc Corporation | Methods for improving plant growth |
RU2722756C1 (ru) * | 2019-04-23 | 2020-06-03 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Горский государственный аграрный университет" | Способ повышения всхожести мелкосеменных сельскохозяйственных культур |
WO2020254855A1 (en) * | 2019-06-17 | 2020-12-24 | Rhodia Poliamida E Especialidades S.A. | Method for treating plants using a composition comprising particles of silicate and of sulfate in a liquid carrier |
WO2020254854A1 (en) * | 2019-06-17 | 2020-12-24 | Rhodia Poliamida E Especialidades S.A. | Use of at least one silicate to increase the antioxidant activity of plants |
DE102020134907B4 (de) | 2020-12-23 | 2023-07-20 | Hartmut Achterberg | Forstsystem und Verfahren zur Bildung eines Forstsystems |
CN114946321A (zh) * | 2022-06-08 | 2022-08-30 | 江苏农牧科技职业学院 | 一种用于菘蓝种子的丸粒化配方及其制备方法 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2967376A (en) * | 1958-02-27 | 1961-01-10 | Soilserv Inc | Method for treating seeds, and product of said method |
DE1084079B (de) * | 1959-02-03 | 1960-06-23 | Saat & Erntetechnik Gmbh | Verfahren zur Behandlung von Saatgut |
DE1457894A1 (de) * | 1965-12-13 | 1969-08-28 | Saat U Ernte Technik Gmbh | Verfahren zur Vorbehandlung von Saatgut |
NL139091B (nl) * | 1969-06-20 | 1973-06-15 | Royal Sluis Koninkl Zaaizaadbe | Werkwijze voor het omhullen van zaden en omhuld zaad, verkregen volgens deze werkwijze. |
CA901310A (en) * | 1970-02-05 | 1972-05-30 | Schreiber Kurt | Manufacture of dormant pelleted seed |
US3947996A (en) * | 1974-01-21 | 1976-04-06 | The Dow Chemical Company | Method of coating seeds to control germination and the resultant coated seeds |
US3905152A (en) * | 1974-07-02 | 1975-09-16 | Minnesota Mining & Mfg | Coated seeds |
JPS5151106A (ja) * | 1974-10-31 | 1976-05-06 | Hayashi Kagaku Kogyo Kk | Shushihatsugaanteiho |
US3950891A (en) * | 1975-01-03 | 1976-04-20 | Florida Celery Exchange | Seed coating composition and coated seed |
JPS5485908A (en) * | 1977-12-17 | 1979-07-09 | Sadami Yada | Preparation of coated seed |
JPS54130311A (en) * | 1978-03-22 | 1979-10-09 | Sumitomo Chemical Co | Preparation of coated seed |
EP0013769B1 (de) * | 1979-01-19 | 1982-09-08 | Saat- und Erntetechnik GmbH. | Verfahren zur Inkrustierung, Pillierung, Granulierung von Saatgut |
US4251952A (en) * | 1979-08-06 | 1981-02-24 | Sandoz Ltd. | Plant seed coating |
JPS58141709A (ja) * | 1982-02-19 | 1983-08-23 | 住友化学工業株式会社 | コ−テイング種子 |
JPS6012905A (ja) * | 1983-06-30 | 1985-01-23 | 住友化学工業株式会社 | コ−テイング種子 |
US4753035A (en) * | 1987-02-04 | 1988-06-28 | Dow Corning Corporation | Crosslinked silicone coatings for botanical seeds |
EP0290704A3 (en) * | 1987-05-12 | 1988-12-14 | Anlad N.V. | Formulation for agricultural use suitable for improving the nutritional activity and development of plants |
-
1989
- 1989-09-06 JP JP1231984A patent/JP2520309B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-09-04 AU AU62092/90A patent/AU648748B2/en not_active Expired
- 1990-09-05 ES ES90117132T patent/ES2087104T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1990-09-05 KR KR1019900013978A patent/KR920009459B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1990-09-05 CA CA002024652A patent/CA2024652C/en not_active Expired - Fee Related
- 1990-09-05 DE DE69025519T patent/DE69025519T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-09-05 EP EP90117132A patent/EP0416601B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-07-26 US US08/507,794 patent/US5525131A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU648748B2 (en) | 1994-05-05 |
EP0416601B1 (en) | 1996-02-28 |
CA2024652C (en) | 1996-06-04 |
CA2024652A1 (en) | 1991-03-07 |
KR920009459B1 (ko) | 1992-10-17 |
KR910005747A (ko) | 1991-04-27 |
DE69025519T2 (de) | 1996-10-31 |
DE69025519D1 (de) | 1996-04-04 |
JPH0394604A (ja) | 1991-04-19 |
EP0416601A2 (en) | 1991-03-13 |
US5525131A (en) | 1996-06-11 |
ES2087104T3 (es) | 1996-07-16 |
AU6209290A (en) | 1991-03-14 |
EP0416601A3 (en) | 1991-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2520309B2 (ja) | 造粒コ―ティング種子 | |
JP3185133B2 (ja) | 造粒コーティング種子およびその製造方法 | |
EP0134634B1 (en) | Coated seeds | |
US20060240983A1 (en) | Seed coating composition, coated seed, and coating method | |
US5127185A (en) | Coated seeds | |
JPH0277487A (ja) | 土壌改良剤および土壌改良方法 | |
JP3951056B2 (ja) | 造粒コーティング種子及びその製造方法 | |
CA1120748A (en) | Method for encrusting, pelletizing or granulating seed material | |
JPH11116798A (ja) | 樹脂組成物 | |
JPH11131061A (ja) | 海水を含む土壌の改良方法および土壌改良剤 | |
JP3999354B2 (ja) | 種子の被覆方法 | |
JPH09154319A (ja) | 造粒コーティング種子およびその製造方法 | |
JPH0330602A (ja) | 造粒コーティング種子 | |
JP3465364B2 (ja) | 種子用コーティング材料 | |
JP3486726B2 (ja) | 造粒コーティング種子およびその製造方法 | |
JP2001089284A (ja) | 硫黄コーティング有機質肥料 | |
JPS6059884B2 (ja) | 農業用殺菌組成物 | |
JP2000236708A5 (ja) | ||
JP2000053965A (ja) | 植物育成用カルボキシメチルセルロースゲル組成物、その製造方法および使用方法 | |
JP3674215B2 (ja) | 造粒コーティング種子およびその製造方法 | |
JPH0333182A (ja) | 種子の造粒コーティング用撥水剤 | |
JPH09154322A (ja) | 造粒コーティング種子およびその製造方法 | |
JPS60238385A (ja) | 植物栽培床用培土粘結剤及び植物栽培床材料 | |
JP2005287344A (ja) | 造粒コーティング種子及びその製造方法 | |
JP2019058147A (ja) | 育苗用培土 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517 Year of fee payment: 14 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517 Year of fee payment: 14 |