JP6120202B2 - 水耕栽培用苗の栽培培地 - Google Patents

水耕栽培用苗の栽培培地 Download PDF

Info

Publication number
JP6120202B2
JP6120202B2 JP2012083555A JP2012083555A JP6120202B2 JP 6120202 B2 JP6120202 B2 JP 6120202B2 JP 2012083555 A JP2012083555 A JP 2012083555A JP 2012083555 A JP2012083555 A JP 2012083555A JP 6120202 B2 JP6120202 B2 JP 6120202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
plant
growing
carrier
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012083555A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013212060A (ja
Inventor
藤浦 洋二
洋二 藤浦
今井 堯一
堯一 今井
栗山 智
栗山  智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Enterprises Japan Inc
Original Assignee
International Enterprises Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Enterprises Japan Inc filed Critical International Enterprises Japan Inc
Priority to JP2012083555A priority Critical patent/JP6120202B2/ja
Publication of JP2013212060A publication Critical patent/JP2013212060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6120202B2 publication Critical patent/JP6120202B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Description

本発明は、水耕栽培用苗の栽培培地に関する。詳しくは、土を除く無機質系植物育成用担体および特定の吸水性樹脂を含む水膨潤性のペレット状植物育成用媒体を用いる栽培培地に関する。
人工光を利用して室内で栽培される水耕栽培は、天候や害虫、病気の影響を受けない無農薬栽培であるため、無洗浄野菜の出荷を可能とし、かつ風味ならびに形状や品質維持を均一化するものとして多く行われている。最近は店舗内で野菜を水耕栽培し、目の前で食品としてお客に提供するシステムも出てきた。このような場合には水耕栽培する苗が大量に必要となる。
水耕栽培は通常水耕栽培装置なる特定の装置を用いて行われる。水耕栽培装置としては、たとえば、ハウス内に設置されて、培養液が溜められる栽培槽と、植物を支持する培地が装填されて、該栽培槽に溜められた培養液に浸される複数の育苗ポットとを備えたものが知られている(たとえば、特許文献1)。この栽培槽には、該栽培槽に溜められた培養液の液面を覆うように取り付けられたパネル部材や、栽培槽に溜められた培養液には、複数のフロート体などの保持部材が設けられている。
このような水耕栽培においては、植物の種子を前記培地に播種し、この培地を装填した育苗ポットを保持部材に保持させることにより、同じ栽培槽内で種子の発根及び発芽から苗の最終成長までが一貫して行われる。
また、水耕栽培の方法として、培養されたインビトロ苗を培養容器から根ごと取り出して株分けし、育苗ポットや育苗トレイなどの栽培容器に移植して栽培する水耕栽培する方法がある(たとえば、特許文献2)。
また、土壌や吸水性樹脂の水系ゲル中(たとえば、特許文献3)で苗を育成してから培地を洗い落して育苗ポットなどに移植し、水耕栽培する方法もある。
特開2003−265057号公報 特開平9−220022号公報 特開2007−319029号公報
しかしながら、前記水耕栽培装置においては、保持部材が育苗ポットを保持する間隔は、苗の成長時を考慮して設定されており、育苗時、特に発根及び発芽時には無駄なスペースが多くなり、生産効率が悪い。また、種子を播種した培地を養液に浸すだけでは、発根及び発芽段階にある苗に有効に養液を供給することができない。
また、インビトロ苗を移植する方法においては、育苗ポットなどへの移植の際にインビトロ苗の根を切除するので、苗が弱ったり、苗にストレスが掛かったりして、その後の苗の生長が遅くなるとか、小さな苗が成長できずに枯死するといった問題がある。
また、土壌で苗を育成してから育苗ポットに移植する方法では、土壌に含まれるフザリウム菌など多くの雑菌の付着によって後の水耕栽培時に根腐れしたり、また土を洗い落して移植すると苗が弱るという問題がある。吸水性樹脂の水系ゲル中で苗を育てると発芽、生育はするものの、成長が遅いので、苗を提供する効率が悪いという問題がある。
本発明の目的は、水耕栽培用苗を効率よく育成でき、植物の根から培地を洗い落して育苗ポットに移植しても苗の生育が良好である栽培培地を提供することである。
本発明者は、上記の課題に鑑み、鋭意研究の結果、土を除く無機質系植物育成用担体および特定の吸水性樹脂を含む植物育成用媒体となるペレットに水を加えた栽培培地を用いれば、両者の相乗効果により保形性のよいペレットができることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、植物の根から培地を洗い落して供される水耕栽培用苗の栽培培地であって、
前記栽培培地は、土を除く無機質系植物育成用担体および下記吸水性樹脂を含む植物育成用媒体となる水膨潤性のペレットに水を加えてな
前記土を除く無機質系植物育成用担体が、二種以上の植物育成用担体を含み、少なくとも一つの植物育成用担体が水により粘性を発現する鉱石系担体であることを特徴とする水耕栽培用苗の栽培培地である。
吸水性樹脂:吸水性樹脂1重量部を25℃のイオン交換水100重量部に吸水させた時の含水ゲルの電気伝導率が0〜3.0mS/cmであり、吸水性樹脂の25℃のイオン交換水の吸水倍率が80〜1000倍である。
また本発明は、前記水膨潤性のペレットが、前記土を除く無機質系植物育成用担体および前記吸水性樹脂を混合後、100℃以上の加熱処理を経て製造することを特徴とする上記の栽培培地に供される水膨潤性のペレットの製造方法である。
さらに本発明は、上記の栽培培地に、植物の種を播き、発芽させ、育成する、植物の根から培地を洗い落して供される水耕栽培用苗の育成方法である。
本発明の栽培培地は、
(1)発芽効率が良く、苗の生育が良好であり、苗の生産効率が大きい。
(2)植物の根から培地を洗い落して育苗ポットに移植して水耕栽培に供しても、苗の生育が良好である。土を用いずに栽培培地を作成できるので、土壌中の雑菌はなく水耕栽培においても根腐れがない。
(4)ペレット作成時加熱により殺菌されるので、苗の栽培時および水耕栽培において細菌の繁殖が抑制できる。
(5)吸水性樹脂を含むので保水性が良好である。
(6)ペレット状であるので、かさばらず輸送に適しており、現場で水を加えて効率よく栽培培地ができる。
(7)本発明の栽培培地で育成された苗は大きく、水耕栽培に供されるとそのまま大きく生長することができる。
以下、本発明の実施の形態につき、説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、以下の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
本発明の水耕栽培用苗の栽培培地は、土を除く無機質系植物育成用担体および特定の吸水性樹脂を含む水膨潤性のペレット状植物育成用媒体に水を加えてなる栽培培地である。
本発明における特定の吸水性樹脂は、吸水性樹脂1重量部を25℃のイオン交換水100重量部に吸水させた時の含水ゲルの電気伝導率が0〜3.0mS/cmであり、吸水性樹脂の25℃のイオン交換水の吸水倍率が80〜1000倍である。この条件を満たす吸水性樹脂は、吸水性・保水性が大きく、長期間散水や雨がなくても枯らすことなく植物を成育させることができる。吸水性樹脂の上記数値範囲は、特開2007−319029号公報の記載に準じ、さらに実験を重ねて検討した値に基づいている。
吸水性樹脂の電気伝導率としては、通常0〜3.0mS/cm、好ましくは、0〜2.5mS/cmである。電気伝導率が3.0mS/cmを超えると植物の根の生長が不良となる。2.5mS/cm以下であると植物の根の生長が特に良好となる。
電気伝導率は下記の方法で測定した。
〔電気伝導率の測定法〕
25℃のイオン交換水100重量部に吸水性樹脂1重量部を入れ、25℃で8時間、恒温槽中で放置して、前記吸水性樹脂を膨潤させ含水ゲルを作成する。含水ゲルの温度が25℃であることを温度計で確認し、比伝導度測定装置の電極を含水ゲルに差し込み値を読み取る。なお、吸水性樹脂の吸水倍率が小さい場合には、高吸水性樹脂の含水ゲルとイオン交換水が分離して二相になるので、撹拌して均一にした後、比伝導度測定装置の電極を差し込み値を測定する。撹拌・均一化してもすぐに二相に再び分離する場合は、撹拌下に比伝導度測定装置の電極を差し込み値を測定する。
吸水性樹脂の25℃イオン交換水に対する吸水倍率は、通常80〜1000倍、好ましくは100〜500倍であり、より好ましくは120〜500倍である。吸水倍率が80倍未満であると、吸水性・保水性が不十分となる。吸水倍率は大きい方が少量の使用で済むので好ましいが、吸水倍率が1000倍を超える吸水性樹脂は、その製造工程において重合後の含水ゲルの密着性が高くなりすぎ、製造装置内の取り扱いやその後の乾燥が非常に困難であり、製造上の問題点があり現実的でない。
吸水倍率は下記の方法で測定した。
[イオン交換水中の吸水倍率の測定法]
ナイロン製の網袋(250メッシュ)に吸水性樹脂の試料L(g)を入れ、これを袋ごと過剰のイオン交換水に浸した。浸漬60分後に袋ごと空中に引き上げ、静置して15分間水切りした後、質量M(g)を測定して下式より吸水倍率を求めた。
なお網袋のみを用いて上記と同様の操作を行い、この分の質量N(g)をブランクとして差し引いた。 イオン交換水の吸水倍率=(M−N)/L
本発明における吸水性樹脂は、ノニオン性水溶性エチレン性不飽和単量体(A)単独からなる重合体(X)、アニオン性水溶性エチレン性不飽和単量体(C)単独からなる重合体(Y)、およびノニオン性水溶性エチレン性不飽和単量体(A)とアニオン性水溶性エチレン性不飽和単量体(B)を構成単位とする共重合体(Z)からなる。(X)、(Y)、(Z)のみで使用することも可能であり、(X)、(Y)、(Z)を2種類以上混合して使用することも可能である。これらの内、より好ましくは(Y)、特に好ましくは(Z)のアニオン性の重合体からなる吸水性樹脂が植物の根の生長を特に阻害しにくいので、長期間雨が降らなくても植物が枯れることがない。
上記において、重合体(X)の構成単位であるノニオン性水溶性エチレン性不飽和単量体(A)としては、水酸基含有ラジカル重合性水溶性単量体(アルキル基の炭素数が2〜3個のヒドロキシアルキルモノ(メタ)アクリレートなど)、アミド基含有ラジカル重合性水溶性単量体((メタ)アクリルアミドな、N−ビニルアセトアミドなど)、3級アミノ基含有ラジカル重合性水溶性単量体(ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートなど)、エポキシ基含有ラジカル重合性水溶性単量体(グリシジル(メタ)アクリレートなど)、およびその他ラジカル重合性水溶性単量体(4−ビニルピリジン、ビニルイミダゾールなど)が挙げられる。これらの内、好ましいものとしては、重合性が良好である(メタ)アクリルアミド及び/又はアルキル基の炭素数が2〜3のヒドロキシアルキルモノ(メタ)アクリレートである。
アニオン性水溶性エチレン性不飽和単量体(B)としては、カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基を有するラジカル重合性水溶性単量体[(メタ)アクリル酸、ビニルスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロキシプロピルスルホン酸など]及び/又はそれらを加水分解することにより水溶性となる単量体(酢酸ビニルなど);またはその塩が挙げられる。特に好ましくはアクリル酸、スルホン酸およびその塩である。
塩としては、上記カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基を含有する水溶性単量体の塩[例えばアルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩等)、アルカリ土類金属塩(カルシウム塩、マグネシウム塩等)、アミン塩もしくはアンモニウム塩等]等が挙げられる。これらの内、好ましいものとしては、重合性が良好である(メタ)アクリル酸(塩)、スルホン酸(塩)を挙げることができる。
アニオン性水溶性エチレン性不飽和単量体(B)が(メタ)アクリル酸(塩)である時、カルボキシル基の中和時に必要なイオンとしては、アルカリ金属イオン、周期律表第2族又は13族に属する多価金属イオン及びアンモニウムイオンが挙げられる。アルカリ金属イオンとしては、Na+、K+が好ましく、周期律表第2族又は13族に属する多価金属イオンとしては、Be2+、Mg2+、Ca2+、Sr2+、Ba2+、B3+、Al3+等が好ましい。
重合体(Y)(Z)中のカルボキシル基の中和時に必要なイオンとしては、アルカリ金属イオン、周期律表第2族又は13族に属する多価金属イオン及びアンモニウムイオンが挙げられる。アルカリ金属イオンとしては、Na+、K+が好ましく、周期律表2族又は13族に属する多価金属イオンとしては、Be2+、Mg2+、Ca2+、Sr2+、Ba2+、B3+、Al3+等が好ましい。
ここでアルカリ金属イオン及びアンモニウムイオンの合計による中和度が10当量%未満では、保水性を向上させる能力が低くなり、多量に使用する必要が生じ、50当量%を超えると電気伝導率が3.0mS/cmを超えるため植物の根の生長を阻害する。周期律表第2族又は13族に属する多価金属イオンによる中和度は、好ましくは、0〜50当量%であり、さらに好ましくは、10〜40当量%である。ここで、第2族又は13族に属する多価金属イオンによる中和度が50当量%を超えると吸水性樹脂の架橋度が高くなりすぎるため製造しにくくなる。
該吸水性樹脂は実質的にノニオン性、アニオン性であり、この性質を阻害しない範囲内でカチオン性重合性単量体(C)(アクリル酸トリメチルアンモニウムエチル・クロライドなど)や他のモノエチレン性不飽和単量体(D)(たとえば、スチレン、アクリル酸n−ブチルなど)を、たとえば(A)と(B)の合計質量に対して10モル%を超えない範囲で共重合してもよい。
吸水前の状態での、吸水性樹脂粒子の平均粒径は、粒状物であれば、特に限定するものではないが、好ましくは20μm〜5mm、より好ましくは100μm〜3.5mm程度である。平均粒径が20μm以上であると、吸水時にママコ(継粉)を形成しにくくなるため保水能力の向上が阻害されない。一方、平均粒径が5mm以下であると、吸水速度が速くなり、粒子中心部まで水が浸透しやすくなるため保水能力、根への給水能力が向上する。吸水前の乾燥状態での、吸水性樹脂の平均粒径は、「レーザー回折散乱法」(例えば、具体的には、日機装社製、商品名:マイクロトラックFRA粒度分析計を使用)や篩い振とう法で測定できる。
また、本発明に用いられる吸水性樹脂の下記吸水速度試験法による吸水速度が、300秒以上であると、ペレット作成時には混合物がぱさつかず塊になりやすく、ペレットとしたときの乾燥時の保形性が良好である。より好ましくは400秒以上である。400秒以上であるとさらに製造時にこれらの混合物がぱさつかずにペレットを効率よく製造できる。上限は限定しないが、吸水速度が小さくなると吸水倍率も下がるので、900秒以下が使用上好ましい。
吸水性樹脂の吸水速度は、単量体の種類・量、アニオン性基の種類・量、中和度、架橋度によって調整することができ、吸水速度の異なる吸水性樹脂を配合することによっても調整することができる。
吸水速度試験法:20℃において、吸水性樹脂0.5gを100ml容器に入れ、その中に水道水50gを一度に入れ、全体がゲル化するまでの時間(秒)を10秒単位で測定する。
上記の高吸水性樹脂の製造方法は、公知の吸水性樹脂の製造法で製造できる。重合体(X)、(Y)、(Z)については、たとえば、特開平8−266895公報、特開平10−191777公報、特開2007−319029号公報に記載されている方法が適用できる。
本発明における無機質系植物育成用担体(以下、単に担体という場合がある)としては、土を除く無機質系植物育成用担体である。土はフザリウム菌などの雑菌を含むため、土を洗い落して水耕栽培しても根腐れするという問題がある。本発明の栽培培地は土を使わずに構成でき、土を洗い落して水耕栽培しても根腐れするという問題がない。
無機質系植物育成用担体としては、たとえば、無機質粉体(タルク、カオリン、ドロマイト、炭酸カルシウム、アルミナなど);無機質繊維(ロックウール、ガラス繊維など);無機質多孔体[フィルトン(多孔質セラミック、くんたん)、バーミキュライト、軽石、ゼオライト、シラスバルーンなど];無機質発泡体(パーライトなど)などの無機質系が挙げられる。無機質系植物育成用担体のうち好ましいものは、上記の内吸水性のある無機質粉体、無機質多孔体、無機質発泡体の粒状物、粉体である。
好ましくは、無機質系植物育成用担体が、二種以上の無機質系植物育成用担体を含み、少なくとも一つの無機質系植物育成用担体が水により粘性を発現する鉱石系担体である。「二種」とは、種類の異なる植物育成用担体の混合をいい、たとえば、一つの鉱石系担体と他の無機質系担体、一つの鉱石系担体と別の種類の鉱石系担体などが挙げられる。「二種以上」とはこれらに加えてその他の無機質系植物育成用担体を含むことをいう。水により粘性を発現するとは、担体の表面を水で濡らした際に手で触った時に粘着性が明確に確認できる状態を指す。少なくとも一つの無機質系植物育成用担体が水により粘性を発現すると、担体同士が湿潤状態で結合しやすく、また吸水性樹脂をも結合するので乾燥すれば良好なペレットを作成することができる。
水により粘性を発現する鉱石系担体とは別の担体は、粘性があってもなくてもよいが、植物成長の主たる基盤となるのが好ましい。
水により粘性を発現する鉱石系単体としては、たとえば、セリサイト、パイロフィライト、ガレオナイト、スメクタイト、モンモリロナイト、カオリナイト、ベントナイトなどの含水ケイ酸アルミニウム系の粘土鉱物、セピオライトなどのフィロケイ酸塩などが挙げられる。
また、上記無機質系植物育成用担体に加えて、有機質粉末[ヤシガラ、モミガラ、ピーナッツの殻、ミカンの殻、木くず、木粉、ヤシの実乾燥粉体など];有機質繊維[天然繊維〔セルロース系のもの(木綿、オガクズ、ワラなど)およびその他、草炭、羊毛など〕、人造繊維(レーヨン、アセテート等のセルロース系など)、合成繊維(ポリアミド、アクリルなど)、パルプ〔メカニカルパルプ(丸太からの砕木パルプ、アスプルンド法砕木パルプなど)、ケミカルパルプ(亜硫酸パルプ、ソーダパルプ、硫酸塩パルプ、硝酸パルプ、塩素パルプなど)、セミケミカルパルプ、再生パルプ(たとえばパルプを一旦製紙して作った紙の機械的破砕または粉砕物、または故紙の機械的破砕または粉砕物である再生故紙パルプなど)など〕、その他廃材(紙オムツの製造より出る廃材など)など];有機質多孔体(ヤシ殻活性炭など)などの有機質系植物育成用担体を併用してもよい。
また、ペレットを作成するときに水溶性または水分散性の粘結剤を併用してもよい。粘結剤は担体同士または担体と吸水性樹脂を付着させる役目をもつ。担体が水により粘性を発現するものを用いると、粘結剤の粘性と担体の粘性との相乗効果により、湿潤状態の混合物がいっそうパサつくことなく固まりやすくなり、また成形後乾燥時の保形性のよいペレットとなる。粘結剤は、粘結剤同士、水もしくは担体と反応してもしなくてもよい。
該水溶性または水分散性の粘結剤としては、水溶性または水分散性であって担体を粘結できるものであれば限定はなく、たとえば、アクリル系高分子、ビニル系高分子、ポリオキシアルキレンなどの合成高分子、セルロース誘導体、加工澱粉、リグニン誘導体などの半合成高分子、天然高分子などが挙げられる。アクリル系高分子としては、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリメタクリル酸ナトリウムなどが挙げられ、ビニル系高分子としては、ポリビニルアルコール、カルボニル基含有ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル共重合体などが挙げられる。ポリオキシアルキレンとしてはポリオキシエチレンやポリオキシプロピレンなどが挙げられる。
セルロース誘導体としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、メチルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられ、加工澱粉としては、変性澱粉、カルボキシメチルデンプン、可溶性澱粉などが挙げられる。リグニン誘導体としては、リグニンスルホン酸ナトリウムなどが挙げられる。天然高分子としては、アラビアガム、ザンサンガム、トラガントガム、グアーガム、カラギーナン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウムなどの多糖類や、カゼイン、カゼイン石灰、ゼラチン、コラーゲンなどの蛋白質類などが挙げられる。
これらの粘結剤の中でも特に、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム、リグニンスルホン酸ナトリウムが好ましく用いられる。粘結剤の分子量は特に限定されるものではないが、好ましくは5000〜300000、より好ましくは10000〜50000である。
水膨潤性のペレット状植物育成用媒体の製造法は、無機質系植物育成用担体と吸水性樹脂を混合して混合物(A)を得る工程(I)、水または上記粘結剤の水系液(B)を混合物(A)と混練する工程(II)、乾燥してペレットを得る工程(III)を含む。担体と吸水性樹脂の混練時には水が必須である。
担体と吸水性樹脂を混合して混合物(A)を得る工程(I)において、両者の混合方法は特に限定はなく、通常の混合装置で好ましくは室温で数分〜数時間混合すれば混合物(A)が得られる。
担体と吸水性樹脂との混合比率は特に限定はないが、好ましくは担体の重量に対して吸水性樹脂が0.5〜30重量%である。0.5重量%以上であると植物の根を枯らさないように植物に水を給水することができ、30重量%以下であると乾燥時保形性のよいペレットを作成することができる。より好ましくは5〜25重量%であり、特に好ましくは8〜20重量%である。5重量%以上、8重量%以上と量が多くなるに従って、吸水性・保水性が向上する。25重量%以下であると混合時さらにぱさつくことがなくペレットを形成でき、水を加えたときに崩壊して栽培培地となる。
(II)の工程において、粘結剤の水系液(B)は前記粘結剤を水に溶解または分散すれば得られる。粘結剤の水系液(B)の濃度は0.5〜10重量%の範囲で用いるのが使用上扱いやすい。特に20℃における4%水系液の粘度が3〜30センチポイズになるようにして用いるのが好ましい。混合方法も特に限定はなく、通常の攪拌ができる装置であればよい。
混合物(A)と水または粘結剤の水系液(B)を混練する方法は、混合もしくは混練装置またはペレット作成装置を用いて行うことができる。粘結剤を使用する場合における粘結剤の量については、保形性のよいペレットを形成するに充分な量を使用すればよいが、含有量は固形分中好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜5重量%である。使用する粘結剤は少ない程植物への影響が少ないが、この範囲内であれば植物への影響は問題ない。
また、水のみを加える場合の水の量は、粘結剤の水溶液を用いる場合の水の量と同じであればよい。
混合物には、上記のいずれの段階においても肥料、植物生長ホルモン、抗菌剤、微量要素、防カビ剤などの当分野で公知の成分を含有させてもよい。肥料は、天然肥料でも、化学肥料であってもよいし、即効性肥料、遅効性肥料のいずれも使用することができる。
乾燥してペレットを得る工程において、手作業でペレットを作成して乾燥してもよいが、ペレット作成装置を用いるのが効率的で好ましい。ペレット作成装置は特に限定はないが、プラスチック成形材料用のペレタイザー、木質燃料用のペレット製造機、マルメライザーなど、圧力をかけて押し出し、ペレット状に形成するあらゆる押出機が使用できる。圧力は特に限定はないが、ペレットの大きさ、形状、含水量などに合わせて変えることができる。加圧してペレットにするのが、乾燥後のペレットがしっかりするので好ましい。
前記押出機でのペレット形成温度は100〜250℃が好ましく、120〜130℃がより好ましい。好ましい温度において水分が蒸発し担体が結合することができ、保形性のよいペレットを製造できる。また、100℃以上であるとペレット中の雑菌を殺菌または滅菌することができ、後の水耕栽培において、細菌の繁殖を抑えることができる。120〜130℃であるとさらにこの効果が良好である。
ペレットには、米粒状、円柱状、球状、あらゆる形状のものが含まれ、ペレットの一個の体積は、好ましくは0.02〜100cm、より好ましくは0.1〜10cmである。体積は用途により調整できる。
ペレットの密度は0.4〜2.0g/cmが好ましく、0.5〜1g/cmが特に好ましい。密度が0.4g/cm以上であると乾燥時の保形性が良好であり、密度2.0g/cm以下あると、吸水時に膨潤して崩壊しやすい。
上記のペレットは、水を加えると吸水膨潤して崩壊し栽培培地となるが、ペレットの吸水倍率が3〜50倍であるのが好ましい。吸水倍率は含まれる吸水性樹脂の量が多い程、密度が高い程大きくなる。ペレットを栽培培地とするための水の量は、好ましくはペレット100重量部に対して水10〜1000重量部であり、好ましく50〜500重量部である。水を加えるだけで攪拌する必要はないが、攪拌してもよい。吸水性樹脂と担体を混練・乾燥してペレットとしたものは、吸水性樹脂の粒子の中に担体の粉末が侵入するか、またはその逆の状態が形成され、両者が細部においてより均一になっている。したがって、単に土壌に吸水性樹脂の粒子を混合したものに比較して、植物は水や栄養分を同時に吸収しやすい状態、いわゆる植物の成長に有利な状態になっている。本発明の栽培培地が、土壌に吸水性樹脂を単に配合したもの、または吸水性樹脂の水系ゲルのみの場合に比較して、植物の生長にとり有利となり、植物の生長が促進されると考えられる。また、細部において担体と吸水性樹脂が均一でより一体化され、しっかりとしたペレットであっても吸水性樹脂が吸水膨潤して早く崩壊して栽培培地となる。
本発明の栽培培地を用いると、種子の発芽効率が良く、苗の生育も良好である。
また、植物の根から培地を洗い落して育苗ポットに移植し、水耕栽培に供しても苗の生育が良好である。土を用いずに栽培培地を作成でき、土壌中のフザリウム菌などの雑菌はないので水耕栽培に供しても根腐れもない。ペレット作成時加熱により殺菌されるので、苗の栽培時および水耕栽培において細菌の繁殖が抑制できる。また、吸水性樹脂を含むので保水性が良好である。
上記のように作成した栽培培地に野菜などの植物の種を播き発芽させ、水耕栽培用の苗の大きさになるまで育成させる。この場合、栽培培地を入れる容器には限定はなく、育苗ポットや育苗トレイであってもよい。発芽・育成は太陽光の下でもよいが、本発明の栽培培地が土を含まないので、室内で人口光を用いて育成されるのが、本発明の効果を発揮でき好ましい。
上記の栽培培地で育成された苗は、水耕栽培に供される。水耕栽培は通常の栽培法で行われ、人口光は、たとえば、植物用蛍光灯や発光ダイオード(LED)などが用いられる。
苗が適度な大きさに生長したら、本発明の栽培培地で育成された苗を引き抜き、根に付着した培地をはらい落とすか、水で軽く洗い落した後、水耕栽培用ベットのパネルの穴に保持される。続いて、該水耕栽培用ベットを介して植物の根部が培養液循環槽内で浸漬され、その状態でたとえば、おおよそ二週間程度水耕栽培し、一定の発育基準(収穫段階)まで水耕栽培する。最終的に商品価値のある植物として完成し、収穫されることとなる。完成した植物は、栽培装置の栽培パネルの穴から取り出し収穫され、商品として適宜出荷される
水耕栽培で栽培される植物の種類としては、たとえば、サラダ菜、ルッコラ、大葉、クレソン、グリーンウエーブ、フリンジレッド、トレビノ、バンビーノ、イタリアンパセリ、レタス、サニーレタスなどの葉物野菜が好ましいが、いちご、花卉などであってもよい。
以下、実施例にて本発明をさらに詳細に説明するがこれに限定されるものではない。
(実施例1)
バーミキュライト(市販バーミキュライトを2000μm以下に粉砕)60重量部、「PANGELB 40」(セピオライト、楠本化成社製、嵩密度200g/L)30重量部に吸水性樹脂(架橋ポリアクリル酸塩型、吸水倍率230g/g、電気伝導率1.7mS/cm、重量平均粒子径200μm、吸水速度 350秒)10部を加えて均一に混合したものを、「DF−17」(カルボニル基含有ポリビニルアルコール、日本酢ビポバール社製)の1.5重量%水溶液200重量部に加えてよく練りディスクペレッター型成形機にて径10〜20mmの団子状に成型後、温度120〜130℃で加熱乾燥して固形化し密度0.65g/cmのペレットを得た。このペレットを手で強く押さえたが形が崩れず保形性がよかった。またこのペレットに15倍の水を加えると膨潤して崩壊した。これを栽培培地Aとした。
(実施例2)
バーミキュライト( 市販バーミキュライトを2000μm以下に粉砕)の粉砕物60重量部、「スーパークレー」(ベントナイト、ホージュン社製)30重量部に吸水性樹脂(架橋ポリスルホン酸塩型、吸水倍率110g/g、電気伝導率2.4mS/cm、重量平均粒子径300μm、吸水速度 550秒)10重量部を加えて均一に混合したものを、「メトローズ60SH−4000」(水溶性セルリースエーテル、信越化学社製)1.5重量%水溶液200重量部に加えてよく練りディスクペレッター型成形機にて径5〜7mm、長さ5〜10mmの円筒状に成型後、温度120〜130℃で加熱乾燥して固形化して密度0.61g/cmのペレットを得た。このペレットを手で強く押さえたが形が崩れず保形性がよかった。またこのペレットに10倍の水を加えると膨潤して崩壊した。これを栽培培地Bとした。
(実施例3)
パーライト(市販パーライトを850μm以下に粉砕)30重量部、「スーパークレー」(ベントナイト、ホージュン社製)60重量部に吸水性樹脂(架橋ポリスルホン酸塩型、吸水倍率110g/g、電気伝導率1.7mS/cm、重量平均粒子径300μm、吸水速度 550秒)10部を加えて均一に混合したものを、「DF−17」(ポリビニルアルコール、日本酢ビポバール社製)の1.5重量%水溶液200重量部に加えてよく練りディスクペレッター型成形機にて径5〜7mm、長さ5〜10mmの円筒状に成型後、温度120〜130℃で加熱乾燥して固形化して密度0.57g/cmのペレットを得た。このペレットを手で強く押さえたが形が崩れず保形性がよかった。またこのペレットに20倍の水を加えると膨潤して崩壊した。これを栽培培地Cとした。
(比較例1)
畑地の土壌をそのまま栽培培地Dとした。
(比較例2)
実施例1で用いたと同じ吸水性樹脂を1重量部に100重量部の水道水を加え水系ゲルとし、栽培培地Eとした。
(比較例3)
実施例1において吸水性樹脂(架橋ポリアクリル酸塩型、吸水倍率230g/g、電気伝導率2.0mS/cm、重量平均粒子径200μm、吸水速度 350秒)に替えて吸水性樹脂(架橋ポリアクリル酸塩型、吸水倍率280g/g、電気伝導率3.2mS/cm、重量平均粒子径210μm、吸水速度 370秒)を用いた以外は、実施例1と同様にして密度0.52g/cmのペレットを得た。このペレットを手で強く押さえたが形が崩れず保形性がよかった。またこのペレットに25倍の水を加えると膨潤して崩壊した。これを栽培培地Fとした。
その結果を表1に併せて示した。
(試験例)
栽培培地A〜Fにレタスの種子を幅5cmの間隔で5個ずつ10個所(合計50個)に播き、薄く培地をかぶせ水やりをした。屋内において18〜23℃で植物用蛍光灯を当てると3〜4日で発芽した。その発芽数(発芽率)を表1に示した。そのまま育て間引きをし、各箇所に1本残した。さらに同温度で2週間蛍光灯を当て苗として供給できる程度の大きさにまで育成した。苗の大きさを測定した結果を表1に示した。
また、苗としては本葉3〜4枚になったものを各5本について、水で軽く洗い落した後、水耕栽培用ベットの30cm離れた差し込み孔に差して移植して、室内にある水耕栽培装置にセットした。培養液は市販の水耕用肥料を用い、屋内の温度は20℃、炭酸ガス濃度は1,000ppm以上、照度は6,000
ルックス以上として3週間水耕栽培した。そのときのレタスの大きさ、生育状況を観察し、その結果を表1に併せて示した。
レタスの苗や葉の大きさは、大きい葉5枚の平均高さ(根元から葉の先)、成育状況は葉の状態を肉眼で観察した。
Figure 0006120202
表1から、本願の栽培培地A〜Cを用いたものは、他の栽培培地D〜Fを用いたものよりも、発芽率が高く苗も大きく生長し、水耕栽培に供してもいきいきと大きく生長していた。他の栽培培地D〜Fを用いた苗はその大きさに応じて生長したが、栽培培地A〜Cを用いたもの程度には大きく生長しなかった。栽培培地Dで栽培した苗は根腐れがあった。本発明の栽培培地で育てた苗は水耕栽培用の苗として適している。

Claims (3)

  1. 植物の根から培地を洗い落して供される水耕栽培用苗の栽培培地であって、
    前記栽培培地は、土を除く無機質系植物育成用担体および下記吸水性樹脂を含む植物育成用媒体となる水膨潤性のペレットに水を加えてな
    前記土を除く無機質系植物育成用担体が、二種以上の植物育成用担体を含み、少なくとも一つの植物育成用担体が水により粘性を発現する鉱石系担体であることを特徴とする水耕栽培用苗の栽培培地。
    吸水性樹脂:吸水性樹脂1重量部を25℃のイオン交換水100重量部に吸水させた時の含水ゲルの電気伝導率が0〜3.0mS/cmであり、吸水性樹脂の25℃のイオン交換水の吸水倍率が80〜1000倍である。
  2. 前記水膨潤性のペレットが、前記土を除く無機質系植物育成用担体および前記吸水性樹脂を混合後、100℃以上の加熱処理を経て製造することを特徴とする請求項1記載の栽培培地に供される水膨潤性のペレットの製造方法。
  3. 請求項1記載の栽培培地に、植物の種を播き、発芽させ、育成する、植物の根から培地を洗い落して供される水耕栽培用苗の育成方法。
JP2012083555A 2012-04-02 2012-04-02 水耕栽培用苗の栽培培地 Active JP6120202B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012083555A JP6120202B2 (ja) 2012-04-02 2012-04-02 水耕栽培用苗の栽培培地

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012083555A JP6120202B2 (ja) 2012-04-02 2012-04-02 水耕栽培用苗の栽培培地

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013212060A JP2013212060A (ja) 2013-10-17
JP6120202B2 true JP6120202B2 (ja) 2017-04-26

Family

ID=49585972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012083555A Active JP6120202B2 (ja) 2012-04-02 2012-04-02 水耕栽培用苗の栽培培地

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6120202B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102049746B1 (ko) * 2017-11-15 2019-11-28 경상대학교산학협력단 조절된 전기전도도를 가지는 양액을 이용한 우량 황기 플러그묘의 재배 방법
CN113647297B (zh) * 2021-08-23 2022-08-19 江西省科学院微生物研究所 一种利用废弃尿不湿培养种植粉绿狐尾藻的系统及方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6143948A (ja) * 1984-08-07 1986-03-03 三井化学株式会社 水耕栽培用人工土壌
JPH0284118A (ja) * 1988-09-20 1990-03-26 Hitachi Reinetsu Kk ロックウール裁培装置
US6615539B1 (en) * 1998-11-06 2003-09-09 M&M Laboratory Co., Ltd. Water-retaining support for plants and plant body-growing water-retaining material
JP4240639B2 (ja) * 1999-03-02 2009-03-18 株式会社東洋クオリティワン 植物固定支持用連続気泡ポリイソシアヌレ−トフォ−ム
JP3712604B2 (ja) * 2000-10-23 2005-11-02 三洋化成工業株式会社 植物体育成用保水材
JP2005022912A (ja) * 2003-07-01 2005-01-27 Sanyo Chem Ind Ltd 緩効性肥料組成物
CN100503670C (zh) * 2003-12-05 2009-06-24 株式会社日本触媒 以吸水树脂作为主要成分的栽培植物用颗粒保水材料
JP2009148163A (ja) * 2007-11-29 2009-07-09 Sanyo Chem Ind Ltd 植物生育用保水剤
JP5884118B2 (ja) * 2010-01-29 2016-03-15 雪印種苗株式会社 シストセンチュウ孵化促進物質吸着材を用いたシストセンチュウ孵化促進物質保持体の製造方法、及びシストセンチュウ防除方法
JP5799373B2 (ja) * 2010-08-10 2015-10-21 株式会社アイ・イー・ジェー 無土壌法面の緑化方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013212060A (ja) 2013-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100478742B1 (ko) 식물 보수용 담체
JP5190116B2 (ja) ポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂を主成分とする植物育成用粒子状吸水剤
JP5010276B2 (ja) 吸水性樹脂を主成分とする粒子状植物育成用保水材
CN102558618A (zh) 一种基质保水剂及其制备方法
JP6120202B2 (ja) 水耕栽培用苗の栽培培地
CN105961168A (zh) 植物栽培装置
JP2986362B2 (ja) 植物体栽培用支持体、土壌改質剤および植物体の栽培方法
JP6281133B2 (ja) 植物を育生する方法およびプランター
GB2594955A (en) Seedstocks of Sphagnum
JP2012080785A (ja) 水膨潤性のペレット状植物育成用媒体およびその製造法
JP4694809B2 (ja) 生分解性吸水性樹脂を主成分とする植物育成用保水材
JP2007222111A (ja) セル成型苗用の育苗用養土およびセル成型苗の生産方法
JP2022542300A (ja) 環境に優しい保水性天然ポリマー及びその方法
JP2012080788A (ja) 水膨潤性のペレット状植物育成用媒体およびその製造法
JP4694810B2 (ja) 吸水性樹脂を主成分とする植物育成用保水材
Fernando et al. Evaluating the effects of different watering intervals and prepared soilless media incorporated with a best weight of super absorbent polymer (SAP) on growth of tomato
CN105439686A (zh) 一种马铃薯试管薯丸粒化基质配方
JP5205627B2 (ja) 教材を用いて植物生長を観察する方法
GB2269378A (en) Fibrous growth media
JPS59106228A (ja) 育苗用土
US20230180707A1 (en) Method of providing seedstocks of sphagnum
JPS58819A (ja) 植物栽培用シ−ト
JPH11155363A (ja) 種子固着培土及び植物製品
Paschold et al. Production of vegetable transplants for NFT in pure hydrogel
CN118235573A (zh) 一种种子播种立方及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6120202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350