JPS594793Y2 - 廃棄物の減容化装置 - Google Patents

廃棄物の減容化装置

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Publication number
JPS594793Y2
JPS594793Y2 JP4121379U JP4121379U JPS594793Y2 JP S594793 Y2 JPS594793 Y2 JP S594793Y2 JP 4121379 U JP4121379 U JP 4121379U JP 4121379 U JP4121379 U JP 4121379U JP S594793 Y2 JPS594793 Y2 JP S594793Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
volume reduction
waste
weir
rotating cylinder
waste volume
Prior art date
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Expired
Application number
JP4121379U
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English (en)
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JPS55141547U (ja
Inventor
彦久寿 梶本
博 宮本
一波 江口
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
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Publication of JPS55141547U publication Critical patent/JPS55141547U/ja
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Glanulating (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプラスチック等の合成高分子を含む固形廃棄物
に粉粒状無機物質を添加し回転円筒体内などにおいて合
成高分子物質の溶融点以上の適当な温度に加熱して攪拌
混合することにより、溶融状合成高分子物質と添加無機
物質とを粒状混合固化物により変換する上記固形廃棄物
の減容固化処理装置の改良に係る。
生活系から排出される各種プラスチック、ガラス、各種
金属製品の廃品、土砂、焼却灰等の混合された所謂燃不
適ごみ及び産業系のプラスチックを含む固形廃棄物の処
理方法として、回転筒体内において120℃以上、好ま
しくは180℃以上に加熱された燃焼ガスをこれら固形
廃棄物に直接接触させて加熱すると共にこれらの廃棄物
に砂、がれき、砕石、土壌、焼却灰2石膏、鋳造廃砂等
の粉粒状無機物質を好ましくはプラスチック系廃棄物の
5%以上添加共存せしめ溶融プラスチックと添加無機物
とをタンブラ−作用により攪拌混合せしめると共にこれ
らの混合物を粗大粒状に造粒せしめ著しく減容化する方
法が本考案者の一部により既に提案されている(特願昭
52−130591号)。
具体的には廃プラスチック等燃不適ごみを回転円筒内に
投入し、燃焼排ガス若しくは直接バーナ等により加熱し
溶融軟化造粒する方法である。
このような装置においては熱効率を高めるために回転円
筒体内に攪拌翼を付設し更に充填率並びに滞留時間の調
節のために内部に堰を設けることは良く採用される方法
である。
しかしながら従来公知の方法によれば次のような大きな
欠点が存在する。
即ち生活系から排出される各種プラスチック類等の燃不
適ごみは種々雑多で゛あり内容は一定しない。
従ってビニール袋9発泡スチロール等のように回転円筒
体内に投入し加熱ガスに接触した瞬間溶融軟化する種類
のものもあれば、ポリエチレン系容器又ははきもの類等
のように数十分加熱しないと溶融軟化しない種類のもの
もある。
これらを一様な時間装置内に滞留させておくことは熱消
費量の大きな損失のみならず、装置形状を著しく大きく
せざるを得す、また処理容量を減少させることになる。
本考案は、上述の如き欠点を解消し、減容装置の処理能
力を増大させ熱効率を著しく向上させる目的で提案され
たもので、合成高分子を含む固形廃棄物に粉粒状無機物
質を添加して回転筒体内に投入し攪拌混合することによ
り溶融状合或高分子物質と添加無機物質とを粒状混合固
化物に変換する廃棄物の減容化装置において、前記回転
筒体内にほぼ垂直方向に前記粒状混合固化物のみ出口方
向に通す開口部を具備した溢流堰を設けたことを特徴と
する廃棄物の減容化装置を提供する。
本考案装置によれば、前記分別開口部を具備した溢流堰
を設けたことにより、粒状混合固化物のみ開口部を通し
て溢流堰を通過させることができるため、造粒化物まで
不必要に加熱することがなくなり、かつ回転筒体内に残
る被加熱物は未減容化物のみとなるので、その残留量に
応じて回転筒体内への投入量を増加でき、従ってそれだ
け処理能力を向上させることかで゛きる。
以下本考案装置の一実施例を図面に従って具体的に説明
する 第1図及び第2図において、1は回転円筒体本体、2は
原料即ち廃プラスチツク等合成高分子を含む固形廃棄物
及び粉粒状無機゛物質の投入ホッパ、3は本体1の内壁
に取りつけられた攪拌翼、4は本体1の内壁との間に所
定の間隙10を有するように設けられた堰である。
堰4は支柱5により本体内壁に固定されている。
8及び9は回転円筒体本体1を回転可能に支持するとと
もに供給ホッパ2又は取出ロアを取りつけた固定支持部
である。
以下本装置の作用効果について説明する。
第1図において前記原料は図示しない供給装置により投
入ホッパ2を経て回転円筒体本体1に供給される。
回転円筒体内に供給された原料は攪拌翼3によって掻き
上げられる。
掻きあげられた原料は本装置の出口方向から導入される
熱ガス若しくはバーナ6の直火により加熱され溶融軟化
される。
ここで薄いフィルム状のプラスチック等はいち早く溶融
軟化する。
溶融軟化したプラスチック等は内壁を摺動することによ
り粉粒状無機物質を核としてペレット状に造粒される。
一方溶融軟化しにくい材質或いは形状のプラスチック類
等は原形に近い状態で回転を続ける。
ここで投入ホッパ2から次々に供給されてくる原料によ
って投入ホッパ側に最も近い堰4より手前にある原料は
遂に堰4を越えて次の堰に向って流入する。
一方いち早く溶融軟化し造粒化された粒状混合固形物は
堰4と本体1内壁との間隙10を通り抜は出口方向へ移
動する。
このようにして次々と、間隙10を有する堰4を通過す
る毎に未造粒化物の量は減少していくので、原料供給量
はそれに比例して増加させることができる。
また、造粒化物はいち早く取出ロアより糸外に取り出す
ことが出来るので、不必要に造粒化物まで加熱すること
もなくなり、本体1内に残る被加熱物は未減容化物のみ
となるので、熱量の無駄な消費を著しく低下させること
ができる。
さらに前述のように減容化処理を続けながら原料供給量
を増加させることが出来るので、処理能力が著しく向上
する。
なお堰の形状は第2図に示した形状に限定されるもので
はなく、滞留物の分別溢流を目的としたものであるので
、種々の形状が考えられる。
例えば第3図に示すように本体1との間に間隙を設ける
代わりに堰4aに一部切欠き11を設けてもよく、第4
図に示すように堰4bの一部に開口部12を設けても目
的を達することが出来る。
次に実験結果により本考案装置と従来の装置との減容化
処理効果を比較して示す。
広島市の分別収集ごみ(燃不適ごみ。
プラスチック類79重量%、罐びん類7重量%9紙類4
重量%。
その化10重量%)を収集形態のまま直接減容化装置に
投入した。
減容化装置は、第1図及び第2図のように内径9QQ
mm 、長さ4000 mmの回転円筒体内に本体内壁
との間に間隙を有さず幅200 mmの中空円板状堰を
3個間隔をおいて設けた場合と、これを本体内壁との間
に80mmの間隙を設けた場合の処理量及び熱消費量を
比較すると次表のとおりであった。
(注) 間隙がない場合の処理量は1801C9/h。
熱消費量は500 kca lA(ごみ)である。
なおこの場合粒状化物の直径は1〜3cm程度であり、
1cm以下のものは篩で分別した後減容化装置に再投入
した。
前表かられかるように、本考案装置は従来の装置に比べ
て処理能力が増大し、逆に熱消費量が減少している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す縦断立面図、第2
図は第1図のII −II線に沿う側断面図、第3図及
び第4図はそれぞれ別の実施例を示す側断面図である。 1・・・・・・回転円筒体本体、2・・・・・・投入ホ
ッパ、3・・・・・・攪拌翼、4,4 a 、4 b・
・・・・・堰、5・・・・・・支柱、6・・・・・・バ
ーナ、7・・・・・・取出口、8,9・・・・・・固定
支持部、10・・・・・・間隙、11・・・・・・切欠
き部、12・・・・・・開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成高分子を含む固形廃棄物に粉粒状無機物質を添加し
    て回転筒体内に投入し加熱攪拌混合することにより溶融
    状合成高分子物質と添加無機物質とを粒状混合固化物に
    変換する廃棄物の減容化装置において、前記回転筒体内
    にほぼ垂直方向に前記粒状混合固化物のみ出口方向に通
    す開口部を具備した溢流堰を設けたことを特徴とする廃
    棄物の減容化装置。
JP4121379U 1979-03-29 1979-03-29 廃棄物の減容化装置 Expired JPS594793Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4121379U JPS594793Y2 (ja) 1979-03-29 1979-03-29 廃棄物の減容化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4121379U JPS594793Y2 (ja) 1979-03-29 1979-03-29 廃棄物の減容化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55141547U JPS55141547U (ja) 1980-10-09
JPS594793Y2 true JPS594793Y2 (ja) 1984-02-13

Family

ID=28911379

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JP4121379U Expired JPS594793Y2 (ja) 1979-03-29 1979-03-29 廃棄物の減容化装置

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JPS55141547U (ja) 1980-10-09

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