JPS5947444B2 - 釈放型電磁石 - Google Patents

釈放型電磁石

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JPS5947444B2
JPS5947444B2 JP12388977A JP12388977A JPS5947444B2 JP S5947444 B2 JPS5947444 B2 JP S5947444B2 JP 12388977 A JP12388977 A JP 12388977A JP 12388977 A JP12388977 A JP 12388977A JP S5947444 B2 JPS5947444 B2 JP S5947444B2
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JP
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electromagnet
permanent magnet
magnetic
yoke
magnetic force
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克彦 恒藤
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、釈放型電磁石、詳しくは永久磁石の磁力を吸
着用の磁力とし、電磁石の磁力を吸着磁 。
力の消磁用磁力とした釈放型電磁石に関するものである
。カメラの電気シャッター機構等に使用される、可動部
材の拘束および解除用の電磁石には、従来、永久磁石心
型電磁石と称される釈放型電磁石が用いられている。
この電磁石は、ヨークで永久磁石を支持して吸着用の永
久磁石体を形成すると共に、上記ヨークに、吸着磁力を
消磁するための電磁石用巻線を施したもので、永久磁石
体の吸着用磁力によつて可動部材を吸着して、これを拘
束し、この拘束を解除する際には、電磁石用巻線に励磁
用電流を流し、ヨークと巻線からなる電磁石を励磁し、
その磁力によつて永久磁石体の吸着磁力を消磁して可動
部材の拘束を解除するようにしたものである。この釈放
型電磁石は、通常一般の電磁石と異なり、可動部材の拘
束は永久磁石体、即ち永久磁石の磁力によつて機械的に
可動部材が吸引されて行なわれるので、電磁石を長時間
励磁して可動部材を吸着状態に維持する保持用電流は全
く不要であり、可動部材の拘束の解除を行うとき、短時
間だけ電磁石用巻線に励磁電流を流せばよいので、消費
電力が著しく少なくてもよいという利点を有し、かつそ
の電磁石も極めて小嵩に構成することができる有利さが
ある。
次に、従来の釈放型電磁石の一例を、第1図によつて説
明する。
永久磁石体および電磁石を構成するヨーク1a2Ibは
、フェライト等の軟磁性体で角柱状に形成されている。
この両ヨーク1a、lbは互に平行に配設され、その両
ヨーク1a、lb間の下部に、小型強力な稀土類金属磁
石等の永久磁石2が配置され、同磁石の両極N、Sの端
面がそれぞれヨーク1a、Ibに貼着されることによつ
て、永久磁石2は両ヨーク1a、Ibに支持され、これ
により永久磁石体IAが構成されている。即ち、両ヨー
ク1a、Ibは永久磁石2を支持することによつて、そ
の上部の各端面lc、Idが磁極N、Sとなり、同両端
面Ic、Idに可動部材である鉄片のアマーチユア3を
吸着するようになる。そして、電磁石は、上述のように
形成されたヨーク1a3Ibのうちの一方のヨーク1a
に、電磁石用巻線4が巻装されることによつて構成され
ている。なお、上記アマーチユア3には、引離用のばね
5がかけられており、アマーチユア3を拘束する際には
、同ばね5の弾力に抗してアマーチユア3を、永久磁石
体1Aの吸着用磁力が作用する範囲に、図示されない機
構により移動させたのち、アマーチユア3を所定位置に
吸着保持し、その拘束を解除する際には、電磁石の励磁
力によつて吸着用磁力を消磁して引離用ばね5の弾力に
よりアマーチユア3をヨーク1a,1bの端面1c,1
dから引き離すようになつている。
以上が従来の釈放型電磁石の構造の1例である。
ところで、このように構成された従来の電磁石において
は、電磁石用巻線4に永久磁石2と逆方向の磁界を発生
する電流を流して、永久磁石2からの磁力線を弱めてア
マーチユア3を離間させるが、巻線4で発生する磁界は
永久磁石2内を、同磁石の磁極と逆方向に磁力線を通さ
なければならない。従つて、永久磁石2内を逆方向に磁
力線を通すときの磁気抵抗は非常に大きなものとなり、
その消磁効率、換言すれば、アマーチユア3の引離効率
は大変悪くなるという欠点がある。そこで、このような
欠点を解消するために、第2図に示すようなバイパス部
1eを持つたものが提案された。
この第2図に示す改良型の釈放型電磁石は、ヨーク1a
,1bの両底部を互に連結し、ヨークをコの字型に形成
して連結部をバイパス部1eとしたものであつて、電磁
石用巻線4を励磁することによつて発生する磁力線を、
バイパス部1eを通すことにより引離効率を良くしよう
とするものである。しかし、このようにヨークを形成す
ると、永久.磁石2の磁力線の通路は、第2図に示す如
く、通路Aと通路Bの2つに別れ、バイパス部1eの通
路Bを通る磁力線のために、通路Aを通つてアマーチユ
ア3に行く磁力線が減少し、アマーチユア3の吸引力は
弱くなる。
よつて、通路Aのループsの磁力線を強めるためには、
通路Bを形成するバイバス部1eの断面積dを小さくし
、永久磁石2からの磁力線が通り難いようにしなければ
ならないが、これを小さくすると、電磁石用巻線4によ
る磁力線もこのバイバス部1eを通るため、巻線44へ
の通電時に、バイパス部1eは磁気飽和を起し易くなる
。従つて、電磁石用巻線4からの磁力線も余り多くは通
せない。このように改良型の釈放型電磁石には、一長一
短がある。
本発明の目的は、上述のような従来の釈放型電磁石にお
ける欠点を、非磁性体を挟んでヨークを連結することに
より、見事に解決した釈放型電磁石を提供するにある。
以下、図示の実施例によつて本発明を説明する。
第3図は、本発明の一実施例を示す釈放型電磁石の平面
図であつて、第4図は、同電磁石中の永久磁石体のみの
構成を示す平面図である。両図に示すように、本発明に
よる釈放型電磁石における永久磁石体11Aは、永久磁
石12とL字形のヨーク11aと逆L字形のヨーク11
bと非磁性体16とで構成されている。上記L字形のヨ
ーク11aの水平底辺部11a′は短かく、また逆L字
形のヨーク11bの水平底辺部11b′は、上記底辺部
11a/の外側に位置するように、それぞれ形成されて
おり、両ヨーク11a,11bは、平行する両者の垂直
部間にヨーク11aの水平底辺部11a′が延び出し、
ヨーク11bの水平底辺部11b′がその外がわに位置
するようにして組み合わされる。そして、上記両水平底
辺部11a′,11b′間に非磁性体16が挟み込まれ
る。
この非磁性体16は、銅またはアルミニウム等の薄い金
属板を短冊状にしたもので、接着剤等によつて上記両水
平底辺部11a′,11b′間に固定される。また、永
久磁石12は、両ヨーク11a,11bの垂直部間の上
部に、その両極N,Sの各端面を、それぞれ垂直部に貼
着されることによつて両ヨーク11a,11bに支持さ
れている。従つて、これにより、ヨーク11a,11b
の上端面11c,11dは、アマーチユア13の吸着面
となる。そして、このように構成された永久磁石体11
Aの、一方のヨーク11aの垂直部に、第3図に示すよ
うに電磁石用巻線14が巻装されることにより釈放型電
磁石が構成される。
また、上記上端面11c,11dに対して吸着、離間せ
られるアマーチユア13は従来のものと同様に、引離用
ばね15がかけられて配設されている。以上のように本
実施例の釈放型電磁石は構成されている。
次にその作動を述べると、この電磁石においてはアマー
チユア13の吸着時、即ち電磁石用巻線14に励磁用電
流が流れていない時には、第3図に示すように、永久磁
石12の磁力線は矢印aの方向に形成され、上端面Il
c,Ildの吸着磁力によつてアマーチユア13は吸着
される。即ち、永久磁石12の吸着用の磁力線は、ヨー
クIla、アマーチユア13、ヨークIldの径路ルー
プを形成する。そして、このときには、非磁性体16を
挾んだ部分の磁気抵抗は、上記矢印a方向の磁力線ルー
プの径路の磁気抵抗よりも遥かに高いため、矢印b方向
ループ、即ちヨークIla,非磁性体16、水平底辺部
11b’、ヨークIlbのループの径路には、殆んど永
久磁石12の磁力線は流れない。このため、永久磁石1
2のアマーチユア13を吸着する磁力は弱められず、強
い吸着用磁力が得られる。次に、アマーチユア13を離
間させるために、電磁石用巻線14に、矢印c方向に磁
力線が発生するように励磁電流を流して磁界を発生させ
ると、ヨークIlb)アマーチユア13、ヨークIla
の磁気回路が形成されて、矢印eの方向の径路の磁力線
ループが形成される。
このとき、非磁性体16の部分はギヤツプとして存在し
、この部分に磁界が発生するが、その磁力線の方向は矢
印e方向と同方向であるため、巻線14の励磁による磁
力線は非磁性体16によつて阻害されることなく、矢印
e方向の径路のループに形成される。そして、この磁力
線の方向は、矢印a方向の吸着用磁力線の向きとは反対
の方向であるから、これによつて矢印a方向の磁力線は
弱められ、アマーチユア13はばね15の緊縮弾力によ
つてヨークIla,Ilbの上端面Ilc,Ildから
離間せられる。このように本発明の釈放型電磁石は、永
久磁石内を逆方向に磁力線を流すときの磁気抵抗より、
ヨーク11a、非磁性体16を経てヨークIlbに磁力
線を流すときの磁気抵抗の方が小さくなつている。従つ
て磁気飽和を起すこともなく、強い吸着用磁力を、効率
よく減磁させることができる。また、第5,6,T図は
、本発明の釈放型電磁石における永久磁石体の他の例を
示すものである。この永久磁石体21Aは、ヨーク21
a,21bを同形同大のL字型に形成し、その一方のヨ
ーク21bを18(f反転して両者を対向させ、両者2
1a,21bの水平底辺部21a’,21b’間に非磁
性体26を挾んで、両者を接合すると共に、両ヨーク2
1a,21b間に永久磁石22を支持したものである。
上記ヨーク21a.21bの水平底辺部21a’.21
b’の厚味は、それぞれヨーク21a.21bの厚味の
半分弱に切り殺がれており、薄板の非磁性体26を両底
辺部21a’,21b’間に挾んだ場合、第T図に示す
ように、その3者の厚味がヨーク21a,21bの厚味
に相当するようになつている。
そして、このように形成された永久磁石体21Aのヨー
ク21aに、電磁石用巻線を巻装することによつて釈放
型電磁石を構成すれば、上記第3図の電磁石と同様の作
用、効果を発揮する。
また、第8図は、本発明の他の実施例を示す釈放型電磁
石の平面図である。
この電磁石は、その永久磁石体IIAおよびアマーチユ
ア13、引張用用ばね15が前記第3図に示した実施例
のものと全く同様に構成されていて、電磁石用巻線14
の巻装位置のみが異なる。即ち、巻線14は本実施例に
おいては、ヨークIla,Ilbの水平底辺部11a’
,Ilb’に巻装される。かくすれば、非磁性体16の
ギヤツプ部に直接、巻線14の磁界が作用するので、減
磁用磁力線の効率が艮くなる。以一ヒ述べたように、本
発明によれば従来の釈放型電磁石における欠点を見事に
解消することができる。即ち、前記第1図に示した従来
の電磁石においては、永久磁石内に逆方向に減磁用磁力
線を流すため、本発明の電磁石における非磁性体のギヤ
ツプ部に比べて、その磁気抵抗が大きく、大電流による
強い磁界の発生が必要であつたが、本発明の電磁石にお
いては、磁気抵抗の低い部分に磁力線を通すから小電力
の弱い磁界でよく、このため、効率のよいものを提供す
ることができる。
しかも、前記改良型の釈放型電磁石のように磁気飽和を
生じることもなく、甚だ効率のよい釈放型電磁石を提供
することができる.
【図面の簡単な説明】
第1、2図は、従来の釈放型電磁石をそれぞれ示す平面
図、第3図は、本発明のーー実施例を示す釈放型電磁石
の平面図、第4図は、上記第3図中の永久磁石体のみを
示す平面図、第5図は、永久磁石体の他の例を示す平面
図、第6図は、上記第5図の永久磁石体の分解斜視図、
第T図は、上記第5図の底面図、第8図は、本発明の他
の実施例を示す釈放型電磁石の平面図である。 1a,Ib,1Ia,I1b,21a,21b・・・・
・・ヨーク、1A,11A,21A・・・・・・永久磁
石体、2、12,22・・・・・・永久磁石、4,14
・・・・・・電磁石用巻線、16,26・・・・・・非
磁性体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ヨークで永久磁石を支持して吸着用の永久磁石体を
    形成すると共に、上記ヨークに、吸着用磁力を消磁する
    ための電磁石用巻線を施した電磁石において、上記永久
    磁石の両極に接するヨークを、複数に分割し、上記永久
    磁石と電磁石の磁力線が通るように、非磁性体を挾んで
    接合させたことを特徴とする釈放型電磁石。 2 上記非磁性体を挾んで接合されたヨーク部分に、電
    磁石用巻線を配設したことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の釈放型電磁石。
JP12388977A 1977-10-15 1977-10-15 釈放型電磁石 Expired JPS5947444B2 (ja)

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JP12388977A JPS5947444B2 (ja) 1977-10-15 1977-10-15 釈放型電磁石
GB22713/78A GB1598116A (en) 1977-10-15 1978-05-25 Electromagnets
DE2823924A DE2823924C2 (de) 1977-10-15 1978-05-31 Auslösemagnet für einen Kameraverschluß
US06/151,375 US4321570A (en) 1977-10-15 1980-05-19 Release electromagnet

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JP12388977A JPS5947444B2 (ja) 1977-10-15 1977-10-15 釈放型電磁石

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JPS5457166A JPS5457166A (en) 1979-05-08
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JPS5843037B2 (ja) * 1979-08-15 1983-09-24 日本電信電話株式会社 ワイヤドツト式印字ヘツド
JPS63240006A (ja) * 1987-03-27 1988-10-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気駆動装置

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