JPS5944426B2 - 繊維の処理法 - Google Patents
繊維の処理法Info
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- JPS5944426B2 JPS5944426B2 JP52010383A JP1038377A JPS5944426B2 JP S5944426 B2 JPS5944426 B2 JP S5944426B2 JP 52010383 A JP52010383 A JP 52010383A JP 1038377 A JP1038377 A JP 1038377A JP S5944426 B2 JPS5944426 B2 JP S5944426B2
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- JP
- Japan
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- polyvinyl alcohol
- saponification degree
- wastewater
- anionic surfactant
- low saponification
- Prior art date
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- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M15/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M15/19—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
- D06M15/21—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D06M15/327—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds of unsaturated alcohols or esters thereof
- D06M15/333—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds of unsaturated alcohols or esters thereof of vinyl acetate; Polyvinylalcohol
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/52—Treatment of water, waste water, or sewage by flocculation or precipitation of suspended impurities
- C02F1/5236—Treatment of water, waste water, or sewage by flocculation or precipitation of suspended impurities using inorganic agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
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- C02F1/52—Treatment of water, waste water, or sewage by flocculation or precipitation of suspended impurities
- C02F1/54—Treatment of water, waste water, or sewage by flocculation or precipitation of suspended impurities using organic material
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は糊付作業性が良く、すぐれた製織性と円滑な糊
抜精練性を有し、さらに廃水の処理も容易であるという
糊付から廃水処理に至る一連の工程における諸要求を満
足した繊維の処理法に関するものである。
抜精練性を有し、さらに廃水の処理も容易であるという
糊付から廃水処理に至る一連の工程における諸要求を満
足した繊維の処理法に関するものである。
ケン化度88モル%前後或いはそれ以上のポリビニルア
ルコールは水溶性を有し、造膜性も良く、又熱水により
糊抜精練ができるので現在では経糸糊剤用樹脂として広
く用いられているが、本来は疎水性繊維に対する接着力
が著しく不足するので、たとえばポリエステル長繊維糸
の如き疎水性繊維100%の素材に対しては上記ケン化
度88モル%前後或いはそれ以上のポリビニルアルコー
ルとアクリル樹脂とを重量で60 : 40〜40 :
60の割合で併用する処方が普及しているが、この糊
剤も性能的には未だ不充分で抱合力が劣り、落糊も無視
できない上、特にオサ目に蓄積した落糊が吸湿してガム
アップ傾向を示すという大きな欠陥を持っている。
ルコールは水溶性を有し、造膜性も良く、又熱水により
糊抜精練ができるので現在では経糸糊剤用樹脂として広
く用いられているが、本来は疎水性繊維に対する接着力
が著しく不足するので、たとえばポリエステル長繊維糸
の如き疎水性繊維100%の素材に対しては上記ケン化
度88モル%前後或いはそれ以上のポリビニルアルコー
ルとアクリル樹脂とを重量で60 : 40〜40 :
60の割合で併用する処方が普及しているが、この糊
剤も性能的には未だ不充分で抱合力が劣り、落糊も無視
できない上、特にオサ目に蓄積した落糊が吸湿してガム
アップ傾向を示すという大きな欠陥を持っている。
又ポリエステルと綿、ビスコースレーヨン、麻などの親
水性繊維との混紡糸に対しては、親水性繊維部分へのこ
れらポリビニルアルコールの充分な接着力及び糊付によ
るカバリングと毛羽伏せという上記長繊維糸への場合と
異なった機構より、一見これらポリビニルアルコールの
使用をもって充分な効果が得られると思われるが、疎水
性繊維が約50%以上の高率混紡糸においてはこれらポ
リビニルアルコールのみでは不充分で、疎水nfR維へ
の接着力を増すためアクリル系或いは酢酸ビニル−マレ
イン酸系共重合樹脂をポリビニルアルコールに配合して
使用することが業界で広く行なわれている。
水性繊維との混紡糸に対しては、親水性繊維部分へのこ
れらポリビニルアルコールの充分な接着力及び糊付によ
るカバリングと毛羽伏せという上記長繊維糸への場合と
異なった機構より、一見これらポリビニルアルコールの
使用をもって充分な効果が得られると思われるが、疎水
性繊維が約50%以上の高率混紡糸においてはこれらポ
リビニルアルコールのみでは不充分で、疎水nfR維へ
の接着力を増すためアクリル系或いは酢酸ビニル−マレ
イン酸系共重合樹脂をポリビニルアルコールに配合して
使用することが業界で広く行なわれている。
しかしこの場合も上記長繊維糸の場合と同じように併用
樹脂の量を増すと同様の欠陥が生じてくる。
樹脂の量を増すと同様の欠陥が生じてくる。
さらにかかる糊付本来の性能上の問題のほかに、ポリビ
ニルアルコール、或いはポリビニルアルコールとアクリ
ル系樹脂、酢酸ビニル−マレイン酸系共重合樹脂などと
の混合処方における糊抜廃水の処理は、各種の提案はな
されているものの未だ工業的には甚だ困難を伴なうとい
う問題点がある。
ニルアルコール、或いはポリビニルアルコールとアクリ
ル系樹脂、酢酸ビニル−マレイン酸系共重合樹脂などと
の混合処方における糊抜廃水の処理は、各種の提案はな
されているものの未だ工業的には甚だ困難を伴なうとい
う問題点がある。
ところで最近になってケン化度85%モル以下のポリビ
ニルアルコール、特にケン化度79〜80モル%のポリ
ビニルアルコールであってその水溶液の曇点が40℃以
下のものを糊付として使うと、糊抜廃水を昇温するだけ
でポリビニルアルコールが析出するのでポリビニルアル
コールの35〜45%程度が回収できるという技術が報
告されているが(特開昭51−60796号)、このよ
うなポリビニルアルコールは冷水には可溶であるが、糊
液調製時或いは糊付時の温度条件下においてはポリマー
が析出して糊液が白濁し、そのため均一な糊付が不可能
になり、ひいては落糊性、製織性の点でも悪影響を及ぼ
す。
ニルアルコール、特にケン化度79〜80モル%のポリ
ビニルアルコールであってその水溶液の曇点が40℃以
下のものを糊付として使うと、糊抜廃水を昇温するだけ
でポリビニルアルコールが析出するのでポリビニルアル
コールの35〜45%程度が回収できるという技術が報
告されているが(特開昭51−60796号)、このよ
うなポリビニルアルコールは冷水には可溶であるが、糊
液調製時或いは糊付時の温度条件下においてはポリマー
が析出して糊液が白濁し、そのため均一な糊付が不可能
になり、ひいては落糊性、製織性の点でも悪影響を及ぼ
す。
しかして本発明者らはけん化度約83モル%以下の低ケ
ン化度領域のポリビニルアルコールを疎水性繊維の経糸
糊剤に適用する研究を続けていたが、その結果ケン化度
50〜80モル%の低ケン化度ポリビニルアルコールは
曇点が低いか(即ち糊液調製時或いは糊付時の温度条件
下において水溶液からポリビニルアルコールが析出して
白濁するので均一性が損なわれ)或いは水に対する溶解
そのものが不可能であるためそのままでは疎水性繊維に
対する経糸糊剤としては用い難いが、かかる低ケン化度
ポリビニルアルコールをアルキル硫酸塩、アルキルスル
ホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキル
ホコハク酸塩、脂肪酸アルカリ塩などのアニオン界面活
性剤と併用すると曇点を著しく高めたり水に本来不溶で
ある品種のものを可溶化することができること、そして
このものは疎水性繊維に対しても接着力、落糊防止性、
製織性などの点で極めてすぐれた糊剤性能を発揮するこ
とを見出し、すでに特許出願をしているところである。
ン化度領域のポリビニルアルコールを疎水性繊維の経糸
糊剤に適用する研究を続けていたが、その結果ケン化度
50〜80モル%の低ケン化度ポリビニルアルコールは
曇点が低いか(即ち糊液調製時或いは糊付時の温度条件
下において水溶液からポリビニルアルコールが析出して
白濁するので均一性が損なわれ)或いは水に対する溶解
そのものが不可能であるためそのままでは疎水性繊維に
対する経糸糊剤としては用い難いが、かかる低ケン化度
ポリビニルアルコールをアルキル硫酸塩、アルキルスル
ホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキル
ホコハク酸塩、脂肪酸アルカリ塩などのアニオン界面活
性剤と併用すると曇点を著しく高めたり水に本来不溶で
ある品種のものを可溶化することができること、そして
このものは疎水性繊維に対しても接着力、落糊防止性、
製織性などの点で極めてすぐれた糊剤性能を発揮するこ
とを見出し、すでに特許出願をしているところである。
しかるに本発明者らは上記低ケン化度ポリビニルアルコ
ールとアニオン界面活性剤とを併用した糊剤を用いて経
糸を糊付し、製織し、糊抜精練した後の糊抜廃水、水洗
廃水からポリビニルアルコールを回収するえとについて
も検討を行なって、糊付から製織、糊抜を経て廃水処理
に至る一連のシステムを確立しようと努力を重ねた結果
、廃水に多価金属塩系キレート剤、強酸又はカチオン性
化合物を添加して廃水中のアニオン界面活性剤の効果を
失なわせるときは直ちに廃水中のポリビニルアルコール
が析出して短時間に凝集沈降すること、この凝集沈降物
は容易に分離できること、そして廃水からのポリビニル
アルコールの捕゛促率も極めて高いことを見出し、本発
明を完成するに至った。
ールとアニオン界面活性剤とを併用した糊剤を用いて経
糸を糊付し、製織し、糊抜精練した後の糊抜廃水、水洗
廃水からポリビニルアルコールを回収するえとについて
も検討を行なって、糊付から製織、糊抜を経て廃水処理
に至る一連のシステムを確立しようと努力を重ねた結果
、廃水に多価金属塩系キレート剤、強酸又はカチオン性
化合物を添加して廃水中のアニオン界面活性剤の効果を
失なわせるときは直ちに廃水中のポリビニルアルコール
が析出して短時間に凝集沈降すること、この凝集沈降物
は容易に分離できること、そして廃水からのポリビニル
アルコールの捕゛促率も極めて高いことを見出し、本発
明を完成するに至った。
即ち本発明のシステムは
(a) ケン化度50〜80モル%、平均重合度40
0以上の低ケン化度ポリビニルアルコールと該低ケン化
度ポリビニルアルコールを水に可溶化シうるかその曇点
を高めうる前記した特定アニオン界面活性剤とを含有す
る糊剤水溶液を用いて経糸を糊付し、ついで製織する工
程、 (b) 製織後の織布を精布を精練浴中にて糊抜きし
、さらに水洗する工程、 (c) 糊抜廃水、水洗廃水に多価金属塩系キレート
剤、強酸又はカチオン性化合物を添加することにより廃
水中のアニオン界面活性剤の効果を失なわしめて低ケン
化度ポリビニルアルコールを析出させ、ついでこの析出
低ケン化度ポリビニルアルコールを分離する工程、 の結合よりなることを特徴とするものである。
0以上の低ケン化度ポリビニルアルコールと該低ケン化
度ポリビニルアルコールを水に可溶化シうるかその曇点
を高めうる前記した特定アニオン界面活性剤とを含有す
る糊剤水溶液を用いて経糸を糊付し、ついで製織する工
程、 (b) 製織後の織布を精布を精練浴中にて糊抜きし
、さらに水洗する工程、 (c) 糊抜廃水、水洗廃水に多価金属塩系キレート
剤、強酸又はカチオン性化合物を添加することにより廃
水中のアニオン界面活性剤の効果を失なわしめて低ケン
化度ポリビニルアルコールを析出させ、ついでこの析出
低ケン化度ポリビニルアルコールを分離する工程、 の結合よりなることを特徴とするものである。
冷水可溶で温水不溶、即ち曇点を有する低ケン化度ポリ
ビニルアルコールを含む水溶液からポリビニルアルコー
ルを分離するには水溶液をその曇点以上に温度を上げれ
ばよいわけであるが、このようにして析出したポリビニ
ルアルコールを濾過等の手段により分離しようとしても
その分離効率は余り良くなく、又分離に多大の手間と長
時間を要する。
ビニルアルコールを含む水溶液からポリビニルアルコー
ルを分離するには水溶液をその曇点以上に温度を上げれ
ばよいわけであるが、このようにして析出したポリビニ
ルアルコールを濾過等の手段により分離しようとしても
その分離効率は余り良くなく、又分離に多大の手間と長
時間を要する。
又多価金属塩をポリビニルアルコール水溶液中に添加し
てポリビニルアルコールを凝集沈澱させる方法も分離速
度、分離効率が劣る。
てポリビニルアルコールを凝集沈澱させる方法も分離速
度、分離効率が劣る。
しかるに本発明の如くアニオン界面活性剤で可溶化して
いる水溶液からアニオン界面活性剤の効果をなくして低
ケン化度ポリビニルアルコールを析出させる方法を採用
すると、分離除去に要する手間と時間が著しく少なくな
る上、分離効率も顕著に向上するのである。
いる水溶液からアニオン界面活性剤の効果をなくして低
ケン化度ポリビニルアルコールを析出させる方法を採用
すると、分離除去に要する手間と時間が著しく少なくな
る上、分離効率も顕著に向上するのである。
本発明において用いられる低ケン化度ポリビニルアルコ
ールのケン化度は50〜80モル%の範囲から選ばれ、
ケン化度が50モル%未満ではこれを可溶化するために
用いるアニオン界面活性剤の使用量が増大するので糊付
糸の皮膜強度が低下し、一方80モル%を越えるときは
疎水性繊維に対する接着力が不足し、抱合性、耐摩性を
損ない、落糊も多くなる。
ールのケン化度は50〜80モル%の範囲から選ばれ、
ケン化度が50モル%未満ではこれを可溶化するために
用いるアニオン界面活性剤の使用量が増大するので糊付
糸の皮膜強度が低下し、一方80モル%を越えるときは
疎水性繊維に対する接着力が不足し、抱合性、耐摩性を
損ない、落糊も多くなる。
特に好ましいケン化度は55〜78モル%である。
次に上記低ケン化度ポリビニルアルコールの平均重合度
は400以上の範囲から選ぶべきであり、400未満で
は接着力、抱合力が不足する。
は400以上の範囲から選ぶべきであり、400未満で
は接着力、抱合力が不足する。
なおケン化度50〜80モル%、平均重合度400以上
の範囲からはずれるケン化度又は平均重合度を有するポ
リビニルアルコールを助剤的に少量併用することは差支
えない。
の範囲からはずれるケン化度又は平均重合度を有するポ
リビニルアルコールを助剤的に少量併用することは差支
えない。
上記低ケン化度ポリビニルアルコールと共に併用するア
ニオン界面活性剤は該低ケン化度ポリビニルアルコール
を水に可溶化しうるかその曇点を高めうるものであって
、具体的には次の範ちゅうに属するものが用いられる。
ニオン界面活性剤は該低ケン化度ポリビニルアルコール
を水に可溶化しうるかその曇点を高めうるものであって
、具体的には次の範ちゅうに属するものが用いられる。
(1)アルキル硫酸塩
ラウリル硫酸ソーダ、ラウリル硫酸アンモニウムなど。
(2)アルキルスルホン酸塩
アルキル(炭素数12〜18)第二法スルホン酸ソーダ
など。
など。
(3)アルキルベンゼンスルホン酸塩
ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダなど。
(4)ジアルキルスルホコハク酸塩
ジオクチルスルホコハク酸ソーダなど。
(5)脂肪酸アルカリ塩
オレイン酸ソーダ、半硬化牛脂ナトリウム石ケン、オレ
イン酸カリ、半硬化牛脂カリ石ケン、ヒマシ油カリ石ケ
ン、ステアリン酸ソーダ、ステアリン酸カリなど。
イン酸カリ、半硬化牛脂カリ石ケン、ヒマシ油カリ石ケ
ン、ステアリン酸ソーダ、ステアリン酸カリなど。
アニオン界面活性剤の中でもポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫塩塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル硫酸塩、アルキルホスフェート塩ごアルキル
ナフタレンスルホン酸塩は溶解性向上効果が余り認めら
れず、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、
高級脂肪酸アルキロールアミドスルホン酸塩は若干の効
果はあるが充分ではない。
ルエーテル硫塩塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル硫酸塩、アルキルホスフェート塩ごアルキル
ナフタレンスルホン酸塩は溶解性向上効果が余り認めら
れず、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、
高級脂肪酸アルキロールアミドスルホン酸塩は若干の効
果はあるが充分ではない。
要するに本発明で用いられるアニオン界面活性剤は低ケ
ン化度ポリビニルアルコールを水に可溶化しうるかその
曇点を高めうる作用を有するものであって、好ましくは
上記は)〜(5)に例示したものの中から選ばれる。
ン化度ポリビニルアルコールを水に可溶化しうるかその
曇点を高めうる作用を有するものであって、好ましくは
上記は)〜(5)に例示したものの中から選ばれる。
各種のノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤には低
ケン化度ポリビニルアルコールの水に対する溶解性を向
上させる効果は見られない。
ケン化度ポリビニルアルコールの水に対する溶解性を向
上させる効果は見られない。
上記アニオン界面活性剤は予め低ケン化度ポリビニルア
ルコール粒子に配合ないしは付着させておくか、或いは
糊液調整時にポリビニルアルコールと共に又はポリビニ
ルアルコールと別に水中に添加される。
ルコール粒子に配合ないしは付着させておくか、或いは
糊液調整時にポリビニルアルコールと共に又はポリビニ
ルアルコールと別に水中に添加される。
要するに糊液調整時に上記アニオン界面活性剤が存在し
ていればよいわけである。
ていればよいわけである。
低ケン化度ポリビニルアルコールに対する上記アニオン
界面活性剤の使用量はポリビニルアルコールのケン化度
、平均重合度、糊液の濃度、原糸の種類、アニオン界面
活性剤の種類等によって最適範囲が異なり一様ではない
が、一般にはポリビニルアルコールのケン化度が低いほ
ど又は平均重合度が大きいほどアニオン界面活性剤の量
を多く必要とする傾向があり、通常は低ケン化度ポリビ
ニルアルコールに対しアニオン界面活性剤を0.1〜3
0重量%、なかんずく0.5〜15重量%使用すること
が多い。
界面活性剤の使用量はポリビニルアルコールのケン化度
、平均重合度、糊液の濃度、原糸の種類、アニオン界面
活性剤の種類等によって最適範囲が異なり一様ではない
が、一般にはポリビニルアルコールのケン化度が低いほ
ど又は平均重合度が大きいほどアニオン界面活性剤の量
を多く必要とする傾向があり、通常は低ケン化度ポリビ
ニルアルコールに対しアニオン界面活性剤を0.1〜3
0重量%、なかんずく0.5〜15重量%使用すること
が多い。
アニオン界面活性剤の使用量が余りに少ないと均一糊付
が不可能となり、−刃金りに多いのも糊付糸の皮膜強度
を低下させるので避けるべきである。
が不可能となり、−刃金りに多いのも糊付糸の皮膜強度
を低下させるので避けるべきである。
なお上記アニオン界面活性剤と共にノニオン界面活性剤
を併用することは一般に差支えないばかりか、しばしば
落糊防止の上で相乗効果が奏されることがある。
を併用することは一般に差支えないばかりか、しばしば
落糊防止の上で相乗効果が奏されることがある。
本発明における糊液組成は糊付として低ケン化度ポリビ
ニルアルコークを含み、油剤成分としてアニオン界面活
性剤を含むものであるが、他の公知の糊付、各種の油剤
、助剤、消泡剤等を含んでいてもよいことはもちろんで
ある。
ニルアルコークを含み、油剤成分としてアニオン界面活
性剤を含むものであるが、他の公知の糊付、各種の油剤
、助剤、消泡剤等を含んでいてもよいことはもちろんで
ある。
糊液中の樹脂分濃度はおよそ3〜11重量%にコントロ
ールするのが通常である。
ールするのが通常である。
糊付に供される経糸としてはフィラメント糸、ウーリー
加工糸、紡績糸などがいずれも用いられる。
加工糸、紡績糸などがいずれも用いられる。
製織も常法に従って行なわれる。
製織後の織布の糊抜は水だけでも可能であるが、上記の
如きアニオン界面活性剤を209/l程度以下添加した
浴を用いると糊抜がより円滑に進む。
如きアニオン界面活性剤を209/l程度以下添加した
浴を用いると糊抜がより円滑に進む。
もし必要ならノニオン界面活性剤やアルカリ物質を浴に
添加する。
添加する。
糊抜精練は約40°C以上の加温下に行ない、糊抜後の
織布は水洗するのが通例である。
織布は水洗するのが通例である。
糊抜精練後の廃水や水洗廃水中には低ケン化度ポリビニ
ルアルコールが含まれるので、この廃水を河川に放流す
る前に廃水中のポリビニルアルコールを分離、除去する
必要がある。
ルアルコールが含まれるので、この廃水を河川に放流す
る前に廃水中のポリビニルアルコールを分離、除去する
必要がある。
廃水処理は廃水中に多価金属塩系キレート剤、強酸又は
カチオン性化合物を添加して廃水中のアニオン界面活性
剤の効果を失なわせることによって達成される。
カチオン性化合物を添加して廃水中のアニオン界面活性
剤の効果を失なわせることによって達成される。
これらの添加剤の使用により溶解していた低ケン化度ポ
リビニルアルコールが析出し、凝集するので、濾過、遠
心分離、静置などの手段により析出物と水とを分離すれ
ばよい。
リビニルアルコールが析出し、凝集するので、濾過、遠
心分離、静置などの手段により析出物と水とを分離すれ
ばよい。
かかる廃水処理において系の温度を40°C以上、好ま
しくは50°C以上にすると分離効率はさらに上昇する
。
しくは50°C以上にすると分離効率はさらに上昇する
。
アニオン界面活性剤の効果をなくすために用いられる多
価金属塩系キレート剤としてはたとえば硫酸アルミニウ
ム、塩化アルミニウム、硝酸アルミニウム、酢酸アルミ
ニウム、カリウムミョウバン、ナトリウムミョウバン、
塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化第二鉄、硫酸
第二鉄、硫酸銅などがあげられる。
価金属塩系キレート剤としてはたとえば硫酸アルミニウ
ム、塩化アルミニウム、硝酸アルミニウム、酢酸アルミ
ニウム、カリウムミョウバン、ナトリウムミョウバン、
塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化第二鉄、硫酸
第二鉄、硫酸銅などがあげられる。
強酸としては塩酸、硫酸などがあげられる。
カチオン性化合物としては脂肪族アミン塩、第四アンモ
ニウム塩、アルキルピリジニウム塩をはじめ各種のカチ
オン界面活性剤、カチオン性樹脂などが用いられる。
ニウム塩、アルキルピリジニウム塩をはじめ各種のカチ
オン界面活性剤、カチオン性樹脂などが用いられる。
添加剤の量は廃水中のアニオン界面活性剤の効果を失な
わしめる量或いはそれ以上であることが望ましい。
わしめる量或いはそれ以上であることが望ましい。
なおこれらの添加剤を不溶化せしめるか、支持体や多孔
質粒体等に担持させてこれと廃水とを接触させる如くし
てもよい。
質粒体等に担持させてこれと廃水とを接触させる如くし
てもよい。
次に実施例をあげて本発明のシステムをさらに説明する
。
。
以下「部」、「%」とあるのは特にことわりのない限り
重量基準で表わしたものである。
重量基準で表わしたものである。
実施例 1
糊液組成
糊付及び製織
上記糊液を用い、ポリエステル/レーヨン混紡42番単
糸に糊付し、継続して糊付機上で互応化学社製サイテッ
クスPH−400を用いてアフターワキシングをした。
糸に糊付し、継続して糊付機上で互応化学社製サイテッ
クスPH−400を用いてアフターワキシングをした。
この場合の糊浴温度は65〜70℃、乾燥後の着糊量は
11%であった。
11%であった。
次にこの糊付糸を用いて下記条件で織機2台により計1
792ヤードを製織した。
792ヤードを製織した。
織組織 平織
経糸総本数 5,165本
緯糸総本数 経糸に同じ
同 打込数 72本/吋
織上中 37.8吋
織 機 自動織機174 r、p、m製織室条件
25〜28°G 75%RH製織効果 製織結果を第1表に示す。
25〜28°G 75%RH製織効果 製織結果を第1表に示す。
なお糊液組成のみ変更し、糊付条件及び製織条件を実施
例1と同じにした次の場合についての結果も第1表に合
せて示した。
例1と同じにした次の場合についての結果も第1表に合
せて示した。
対照例 1
実施例1の糊液組成においてアルキル第二級スルホン酸
ソーダの添加のみを省略したとき。
ソーダの添加のみを省略したとき。
対照例 2
の組成を有する糊液を用いた場合。
なおこの組成はポリエステル/レーヨン混紡糸の通常処
方に該当する。
方に該当する。
対照例 3
実施例1の糊液組成においてアルキル第二級スルホン酸
ソーダに代えてノニオン界面活性剤であオ*るポリオキ
シエチレンラウリルエーテルを用いたとき。
ソーダに代えてノニオン界面活性剤であオ*るポリオキ
シエチレンラウリルエーテルを用いたとき。
実施例 2〜5
実施例1の糊液組成においてアルキル第二級スルホン酸
ソーダに代えてラウリル硫酸ソーダ(実施例2)、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ソーダ(実施例3)、ジオクチ
ルスルホコハク酸ソーダ(実施例4)を同量用いたとき
及びオレイン酸ソーダ(実施例5)を0.5%用いたと
き。
ソーダに代えてラウリル硫酸ソーダ(実施例2)、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ソーダ(実施例3)、ジオクチ
ルスルホコハク酸ソーダ(実施例4)を同量用いたとき
及びオレイン酸ソーダ(実施例5)を0.5%用いたと
き。
上表からも明らかなように低ケン化度ポリビニルアルコ
ールを用いてもアニオン界面活性剤を用いない対照例1
や3は糊付自体の接着性は高いが、糊液を昇温すると糊
付が析出し、糊付不能である。
ールを用いてもアニオン界面活性剤を用いない対照例1
や3は糊付自体の接着性は高いが、糊液を昇温すると糊
付が析出し、糊付不能である。
しかし低ケン化度ポリビニルアルコールとアニオン界面
活性剤とを併用している本願発明においては非常に良い
結果が得られる。
活性剤とを併用している本願発明においては非常に良い
結果が得られる。
通常処方の対照例2も本願発明には到底及ばない。
糊抜精練
ジツカーを用い、炭素数14のアルキル第二級スルホン
酸ソーダを:l/l含む精練水中で浴温90〜70°C
にて実施例1で得られた1240ヤードの製織布を45
分処理した。
酸ソーダを:l/l含む精練水中で浴温90〜70°C
にて実施例1で得られた1240ヤードの製織布を45
分処理した。
次に60〜40℃で湯水性を行ない、つづいて18℃の
水で水洗した。
水で水洗した。
水洗後の織布には残存ポリビニルアルコールをほとんど
検出しえなかった。
検出しえなかった。
得られる全廃水は300([、溶存する固形分の濃度は
0.39%であった。
0.39%であった。
廃水処理
上記の全廃水に温度55〜60℃においてi。
%硫酸バフ土水溶液3kgを投入し攪拌したところ直ち
に泥状の白色沈澱を生じた。
に泥状の白色沈澱を生じた。
上澄液をデカントし、沈澱部分を素焼板にて濾過し、そ
の固形分を乾燥、秤量し、固形分中の硫酸パン十の分を
差引いて計算したところ、ポリビニルアルコールの捕捉
率は約90%であった。
の固形分を乾燥、秤量し、固形分中の硫酸パン十の分を
差引いて計算したところ、ポリビニルアルコールの捕捉
率は約90%であった。
又実施例2〜5についても実施例1と同様にして糊抜及
び廃水処理を行なったが(ただし精練水には糊液調製時
に用いたと同種のアニオン界面活性剤を39/l存在さ
せた。
び廃水処理を行なったが(ただし精練水には糊液調製時
に用いたと同種のアニオン界面活性剤を39/l存在さ
せた。
)、ポリビニルアルコールの捕捉率は約85〜93%と
高い値を示した。
高い値を示した。
一方ケン化度88モル%のポリビニルアルコールを用い
ている対照例2においては糊液処方中のアクリル系樹脂
が硫酸パン士によりキレートを作り析出するが、ポリビ
ニルアルコールはこれに影響されないのみならずその乳
化作用により析出物の沈降を遅らせるため沈降に非常に
時間がかかり、廃水処理は極めて困難である。
ている対照例2においては糊液処方中のアクリル系樹脂
が硫酸パン士によりキレートを作り析出するが、ポリビ
ニルアルコールはこれに影響されないのみならずその乳
化作用により析出物の沈降を遅らせるため沈降に非常に
時間がかかり、廃水処理は極めて困難である。
又対照例1、対照例3の如く低ケン化度ポリビニルアル
コールをアニオン界面活性剤と併用することなく用いる
ときは、第1表の所で述べたように糊槽にてガムアップ
を起して糊付、製織そのものが困難になる上、廃水を昇
温しでも白濁するのみで析出ポリマーが沈降しがたく、
又廃水中に硫酸パン士を投入し昇温しでも析出物の沈降
にやはり長時間を要するという不利がある。
コールをアニオン界面活性剤と併用することなく用いる
ときは、第1表の所で述べたように糊槽にてガムアップ
を起して糊付、製織そのものが困難になる上、廃水を昇
温しでも白濁するのみで析出ポリマーが沈降しがたく、
又廃水中に硫酸パン士を投入し昇温しでも析出物の沈降
にやはり長時間を要するという不利がある。
これに対し本願発明においてはポリビニルアルコール自
体が併用のアニオン界面活性剤と共に析出、沈降し、ポ
リビニルアルコールの捕捉率が高く、分離に要する時間
も少ないので、実用上極めて有利である。
体が併用のアニオン界面活性剤と共に析出、沈降し、ポ
リビニルアルコールの捕捉率が高く、分離に要する時間
も少ないので、実用上極めて有利である。
実施例 6
糊液組成
糊付及び製織
上記糊液を用い、75デニール/36フイラメントのポ
リエステル加工糸にワーピング糊付機にて糊付を行なっ
た。
リエステル加工糸にワーピング糊付機にて糊付を行なっ
た。
糊浴温度は50°C1糊着量は9.5〜10.0%であ
った。
った。
次にこの糊付糸を用いて下記条件で製織を行なった。
対 象 織 物 5枚朱子(スェード)総経糸本数
6916本 緯糸及び打込数 75デニール/36フイラメントポ
リエステル加工糸、 125本/吋 織 機 自動織機155=16Or、p、m
織機室条件 25°C175%RH 試 験 量 56mX 40疋×城:4480m
結果 製織結果を第2表に示す。
6916本 緯糸及び打込数 75デニール/36フイラメントポ
リエステル加工糸、 125本/吋 織 機 自動織機155=16Or、p、m
織機室条件 25°C175%RH 試 験 量 56mX 40疋×城:4480m
結果 製織結果を第2表に示す。
なお糊液組成のみ変更し、糊付条件及び製織条件を実施
例6と同じにした次の場合についても結果を第2表に合
せて示す。
例6と同じにした次の場合についても結果を第2表に合
せて示す。
対照例 4
実施例6の糊液組成においてステアリン酸ソーダの添加
のみを省略したとき。
のみを省略したとき。
対照例 5
の組成を有する糊液を用いた場合。
なおこの組成はポリエステル加工糸用の典型的なポリビ
ニルアルコール/アクリル併用糊剤の処方である。
ニルアルコール/アクリル併用糊剤の処方である。
対照例 6
実施例6の糊液組成(こおいてステアリン酸ソーダに代
えてノニオン界面活性剤であるポリオキシエチレンラウ
リルエーテルを用いたとき。
えてノニオン界面活性剤であるポリオキシエチレンラウ
リルエーテルを用いたとき。
実施例 7〜8
実施例6の糊液組成においてステアリン酸ソーダに代え
てジオクチルスルホコハク酸ソーダ0.35%とポリオ
キシエチレンオクチルフェノールエーテル0.25%と
を用いたとき(実施例7)、ラウリル硫酸ソーダ0.3
5%を用いたとき(実施例8)。
てジオクチルスルホコハク酸ソーダ0.35%とポリオ
キシエチレンオクチルフェノールエーテル0.25%と
を用いたとき(実施例7)、ラウリル硫酸ソーダ0.3
5%を用いたとき(実施例8)。
上表からも明らかなように、本発明における糊液処方は
0ポリエステルのような疎水性繊維に対しても接着力が
大きい。
大きい。
0粘着性が小さいので好ましい。
0落糊がほとんどない上、オサ目に蓄積した落糊のガム
状化が見られない。
状化が見られない。
0製織効率が高いので工業的に有利。
というすぐれた効果を示す。
これに対し現在汎用されている対照例5の処方は接着力
がやや不足する上粘着性が大きく、落糊はそれほど大き
くはないがオサ目に蓄積した落糊が吸湿によりガム状化
傾向を示し、織物品位を低下させるという難点がある。
がやや不足する上粘着性が大きく、落糊はそれほど大き
くはないがオサ目に蓄積した落糊が吸湿によりガム状化
傾向を示し、織物品位を低下させるという難点がある。
又低ケン化度ポリビニルアルコールを用いていてもアニ
オン界面活性剤を併用していない対照例4、対照例6は
低温にて溶解した糊付皮膜自体は良い性能を示すが、4
0〜50℃の糊付温度においてはポリビニルアルコール
が析出し、満足な糊付をすることができない。
オン界面活性剤を併用していない対照例4、対照例6は
低温にて溶解した糊付皮膜自体は良い性能を示すが、4
0〜50℃の糊付温度においてはポリビニルアルコール
が析出し、満足な糊付をすることができない。
糊抜精練
実施例6の製織反についてステアリン酸ソーダを2 g
/l含む浴中で回転ワッシャーを用い、浴温度90℃で
糊抜、リラックスをなした。
/l含む浴中で回転ワッシャーを用い、浴温度90℃で
糊抜、リラックスをなした。
しかる後40〜50°Cで温水洗し、ついで18℃の水
で水洗した。
で水洗した。
洗浄水量は合計35001であり、洗浄後の原反上では
ヨード反応によってもポリビニルアルコールはほとんど
検出されなかった。
ヨード反応によってもポリビニルアルコールはほとんど
検出されなかった。
廃水処理
上記により生じた全廃水量は合計6001であり、その
固形分濃度は異53%であった。
固形分濃度は異53%であった。
液温50〜55℃においてこの廃液に4%塩酸191を
添加したところPHは4となり、直ちにポリビニルアル
コールを含むステアリン酸の白色沈澱を生じた。
添加したところPHは4となり、直ちにポリビニルアル
コールを含むステアリン酸の白色沈澱を生じた。
上部に一部原糸油より由来すると思われる油類の浮遊が
見られたが、これを含めて大部分の上澄液をデカントし
た後、濾材面を掻きとりながら布により沈澱を吸引濾過
した。
見られたが、これを含めて大部分の上澄液をデカントし
た後、濾材面を掻きとりながら布により沈澱を吸引濾過
した。
得られた沈澱物は94kgで固形分濃度は29.8%で
あり、固形分量は28kgであった。
あり、固形分量は28kgであった。
ポリビニルアルコールの再生
(a) 上記沈澱物を50〜60℃の熱水にて充分に
洗浄した後その固形分組成を測定した結果は次の通りで
あった。
洗浄した後その固形分組成を測定した結果は次の通りで
あった。
従って廃水処理によるポリビニルアルコールの補足率は
93%になる。
93%になる。
この沈澱物の固形分1kyに水を加えて約10%濃度と
し、75℃にて10%苛性ソーダ水溶液350gを添加
してステアリン酸ソーダを再生させた。
し、75℃にて10%苛性ソーダ水溶液350gを添加
してステアリン酸ソーダを再生させた。
このポリビニルアルコールとステアリン酸ソーダとを含
む水溶液全量に別に秤量した新しいケン化度68モル%
、平均重合度500の低ケン化度ポリビニルアルコール
2.2 kgを水中に分散させた分散液を合して加熱溶
解した水溶液は、轟初調製した糊液とほとんど同じ性質
、性能を示し、回収ポリビニルアルコールの再使用がで
きることがわかった。
む水溶液全量に別に秤量した新しいケン化度68モル%
、平均重合度500の低ケン化度ポリビニルアルコール
2.2 kgを水中に分散させた分散液を合して加熱溶
解した水溶液は、轟初調製した糊液とほとんど同じ性質
、性能を示し、回収ポリビニルアルコールの再使用がで
きることがわかった。
(b) 前記と同様に熱水洗浄した沈澱物をメタノー
ル中に攪拌下に添加すると紫状の沈澱を生じた。
ル中に攪拌下に添加すると紫状の沈澱を生じた。
この沈澱を取り出し、メタノール:ベンゼン−4:6賦
重量比)の混合溶剤中で洗浄し、夾雑するステアリン酸
等を溶解除去した。
重量比)の混合溶剤中で洗浄し、夾雑するステアリン酸
等を溶解除去した。
かくして得られたポリビニルアルコールは約99%の純
度をもち、経糸糊剤の用途のみならずそれ以外の用途に
も充分再使用しうるものであった。
度をもち、経糸糊剤の用途のみならずそれ以外の用途に
も充分再使用しうるものであった。
なお対照例5の場合は同様の処理によってもアクリル系
樹脂が不溶化、析出するのみで、ポリビニルアルコール
の捕捉はできなかった。
樹脂が不溶化、析出するのみで、ポリビニルアルコール
の捕捉はできなかった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1(a)ケン化度50〜80モル%、平均重合度400
以上の低ケン化度ポリビニルアルコールと アルキル硫酸塩 アルキルスルホン酸塩 アルキルベンゼンスルホン酸塩 ジアルキルスルホコハク酸塩 脂肪酸アルカリ塩 からなる群より選ばれた少なくとも1種のアニオン界面
活性剤とを含有する糊剤水溶液を用いて経糸を糊付し、
ついで製織する工程、 (b) 製織後の織布を精練浴中にて糊抜きし、さら
に水洗する工程、 (c) 糊抜廃水、水洗廃水に多価金属塩系キレート
剤、強酸又はカチオン性化合物を添加して、低ケン化度
ポリビニルアルコールを析出させ、ついてこの析出像ケ
ン化度ポリビニルアルコールを分離する工程、 の結合よりなることを特徴とする繊維の処理法。 2 ケン化度55〜78モル%の低ケン化度ポリビニル
アルコールを用いることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の処理法。 3 低ケン化度ポリビニルアルコールtoO重量部に対
するアニオン界面活性剤の使用量が0.1〜30重量で
ある特許請求の範囲第1項記載の処理法。 4 経糸が短繊維紡績糸である特許請求の範囲第1項記
載の処理法。 5 経糸が長繊維糸である特許請求の範囲第1項記載の
処理法。 6 精練浴中の精練液としてアニオン界面活性剤を含ま
ないか20 j!/IJ以下含む以下用いることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の処理法。 7 廃水の温度を40℃以上に保って低ケン化度ポリビ
ニルアルコールを析出せしめることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の処理法。 8 廃水の温度を50℃以上に保って低ケン化度ポリビ
ニルアルコールを析出せしめることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の処理法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52010383A JPS5944426B2 (ja) | 1977-02-01 | 1977-02-01 | 繊維の処理法 |
US05/874,349 US4192649A (en) | 1977-02-01 | 1978-02-01 | Process of sizing, weaving, desizing and waste water treatment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52010383A JPS5944426B2 (ja) | 1977-02-01 | 1977-02-01 | 繊維の処理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5398439A JPS5398439A (en) | 1978-08-28 |
JPS5944426B2 true JPS5944426B2 (ja) | 1984-10-29 |
Family
ID=11748594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52010383A Expired JPS5944426B2 (ja) | 1977-02-01 | 1977-02-01 | 繊維の処理法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4192649A (ja) |
JP (1) | JPS5944426B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4253840A (en) * | 1979-03-20 | 1981-03-03 | Burlington Industries, Inc. | Hot-melt size compositions and process for textiles |
DE4447359C5 (de) * | 1994-12-21 | 2009-01-02 | ALTERFIL Nähfaden GmbH | Bauschiges Nähgarn |
US5980582A (en) * | 1997-11-14 | 1999-11-09 | Kleinewefers Textilmaschinen Gmbh | Method and apparatus for continuously treating a web of fabric |
FR2786376B1 (fr) * | 1998-11-27 | 2001-10-26 | Oreal | Pinceau de vernis a ongles et ensemble d'application de vernis a ongles muni d'un tel pinceau |
US7018425B1 (en) * | 2001-11-02 | 2006-03-28 | Calgati Chemical Company | Warp size lubricants and processes of making and using the same |
FR2998309B1 (fr) * | 2012-11-20 | 2015-04-10 | Snf Sas | Composition et procede d'encollage pour materiaux textile |
JPWO2018084313A1 (ja) * | 2016-11-07 | 2019-09-26 | 三菱ケミカル株式会社 | 植物用液状散布剤 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2242139A (en) * | 1938-03-25 | 1941-05-13 | Walter C Munroe | Method and apparatus for water purification |
US3418236A (en) * | 1966-07-18 | 1968-12-24 | Combustion Eng | Flotation method and apparatus |
US3829291A (en) * | 1971-05-07 | 1974-08-13 | Shell Oil Co | Process of removing polyvinyl alcohol size from fabrics with hydrogen peroxide |
US4092105A (en) * | 1975-12-11 | 1978-05-30 | Canton Textile Mills, Inc. | Method of recovering oxidized dye from dye wash water |
-
1977
- 1977-02-01 JP JP52010383A patent/JPS5944426B2/ja not_active Expired
-
1978
- 1978-02-01 US US05/874,349 patent/US4192649A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5398439A (en) | 1978-08-28 |
US4192649A (en) | 1980-03-11 |
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