JPS5943794B2 - 手書き文字を表わす1組のデジタル信号の発生方法および装置 - Google Patents

手書き文字を表わす1組のデジタル信号の発生方法および装置

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JPS5943794B2
JPS5943794B2 JP49102161A JP10216174A JPS5943794B2 JP S5943794 B2 JPS5943794 B2 JP S5943794B2 JP 49102161 A JP49102161 A JP 49102161A JP 10216174 A JP10216174 A JP 10216174A JP S5943794 B2 JPS5943794 B2 JP S5943794B2
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デイビツド クレイン ヒユ−ウイツト
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    • G06F18/20Analysing
    • G06F18/24Classification techniques
    • G06F18/243Classification techniques relating to the number of classes
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は筆記中の手書き文字を認識して、文字を他の文
字と区別する1組のデジタル信号を発生させるのfこ用
いる装置lこ係る。
(従来技術) 筆記中の手書きメツセージの各文字を、標準でしかも手
書きメツセージの各文字を他の文字と区別するl組の信
号へ変換する装置は多くの用途をもつている。
これらの信号はコンパクトに記録され、伝送され、直接
電子計算機へ入力される、あるいはタイプライタを作動
させるのfこ用いられる。米国特許第3145367号
1こは、ペンで文字を書いている時ペンのたどるそれぞ
れの方向を信号1こ対応させ、その信号の列をペンlこ
よつて生じさせる装置が開示されている。この信号列の
各信号は別々の線路を励起する。また認識されるべき各
文字1こついて1つづつシフト・レジスタが設けられて
いる。各シフト・レジスタlこ接続されている線が、あ
る特定の順序で励起されるとそれに応答してある1つの
シフト・レジスタだけがlだけシフトされるように接続
されでおり、それによつて当のシフト・レジスタからの
出力により、筆記された文字が識別される。
この装置が作動可能であるが、任意サイズの認識装置と
しての実施は複雑でしかも費用がかかる。
(目 的)本発明の目的は文字の筆記中(こその手書き
文字の識別信号を生じさせる新規かつ有用な装置を提供
することにある。
本発明の別の目的は、従来の装置に比べて低費用でしか
も簡単な、手書き文字識別信号発生装置を提供すること
fこある。
(構成) 本発明の上記その他の目的はペンおよびその関連回路が
、文字筆記時の運筆方向を示す信号の系列をその手書き
文字に応答して発生させる装置で達成される。
これらの信号は読出専用メモリを含む認識回路に与えら
れる。運筆方向信号列は記憶装置のアドレス信号の1部
へ変換され、このアドレス信号の残部は、最後に終るメ
モリアドレスによつて確立された記憶場所に、記憶装置
によつて与えられている。このようlこして、文字が筆
記されると、その文字の末尾が筆記されて、記憶装置の
出力がその文字を表わすデジタル信号を自むまで、記憶
装置は逐次アドレス指定される。上記デジタル信号はた
とえばASCIIコードのものでよい。次lこ添付図面
(こもとづき本発明を更に詳述する。
本発明は最終的な認識決定にとつて不適当な運筆方向を
無視すること(こよつて文字識別を行なうものである。
これlこよつてより自由′こ文字形成できるばかりでな
く、認識論理装置のサイズが大幅lこ縮減される。これ
は、樹(ツリー)の構造fこ似た、筆記過程に発生され
る運筆信号に応答して順が追われる論理構成を使用して
いる点に基礎をおくものである。つぎtこ発明の理論1
こついて述べる。
後程詳記するように、本発明に使用される特殊ペンおよ
びその関連の回路は6つの出力信号、すなわち0ペン・
アツブ″ 6アツプ1、。
ライト―4ダウン1、6レフト1、。ゾーン1のうちい
ずれか1つを出すものである。ペンが用紙fこ接触して
いなければ、1ペン・アツプ1信号が高レベルに、また
他の信号は全て低レベル(こなる。またペンが“ペン・
アツプ8の状態でなく、ある調整可能レベルより大きな
力で圧下された状態であれば、他の5信号のうちl信号
が高レベルに、また残る4信号は低レベルとなる。従つ
て、いずれの時点においても1つのペン出力だけが高レ
ベルとなるものである。4つの信号(6アップ1、1ラ
イピ、8ダウン1、1レフト1)は上、右、下、左の4
つの量子化されたペンの瞬時的運動方向を示す。
どの信号が有効であるかの決定はペンの直ぐ後段の回路
によつてなされる。これについて次に更に詳述する。添
付の第7図乃至第11図は1樹1すなわち、文字筆記中
に生じた運筆方向のシーケンスを示している。
第7図の樹すなわちシーケンスは最初の運筆方向が上(
以下Uという)の時fこ用いられる。第8図は最初の運
筆方向が右(以下Rという)の時の運筆方向シーケンス
を示している。第9図は最初の運筆方向が下(以下Dと
いう)の時に入るシーケンスである。第10図は最初の
運筆方向が左(以下Lという)の時に入るシーケンスで
ある。第11図は特殊な記号(こ出会つた時fこ入るシ
ーケンスであり、これiこついては次1こ説明する。本
発明の認識経過がどのように進行するかについて、文字
「A」の認識論理の例を第1図fこ従つて説明すれば次
の通りである。以下の説明の全体を通じて、方向として
の点゛。”はペンの持上げを記号化したものである。最
初の“U”の運筆で第7図′こ示す樹の“U1分枝が付
勢される。装置は「A」,[P」,「V」または「l」
を認識するために、1回だけこの分枝fこ入ることがで
きる。すなわち、樹の他の部分には再度入ることができ
るが、樹の始まりへは文字の認識の失敗(AbOrt)
または成功のいずれかfこよる以外に戻れない。第7図
乃至第11図のシーケンス図fこおいては、第7図を例
′ことれば、垂直線で示す分枝と水平線との接合点はノ
ードと称される。最初の゛U”信号の後1こ到達する第
1ノードから、その先どの特定の枝に沿つて進むかは3
つの信号、すなわち゛Ll,。Dlまたは“′のうちの
1つの発生に応じて決まる。以下に示す他の樹に関する
限り、樹のどのノードからの進行も、そのノードに入る
方向以外の、各ノードから延びている分枝上1こ示して
ある方向のうちの1つを活吐化することによつて起る。
現在の場合、すなわち7U7の運筆の発生後、その“U
1の運筆lこ続ぐR7は無視されるがそのあとlこ運筆
順序(シーケンス)(D、・)すなわち下方への運筆を
ペン持土げがあるのでシーケンス(1,A)へ不可逆的
lこ進む。
換言すれば、(U,D,・)のシーケンスは「1]また
は「A]のいずれかを認識するためのノードへ進むため
iこ十分である。本発明の実施fこおいて、「1」もま
た上への(短い)運筆で始まり、絖いて下へ絖く(第3
図参照)。従つて次の問題は「1」と[A」の識別を行
ない得ることである。同上の「1」と「A」との識別技
法は、本発明において採られるコード化の方法全体を通
じて数個所1こ用いられる。
正常な場合いかなる字も(R,・)シーケンス、すなわ
ち単1こ右方向へ運筆して後ペンを持ち上げるというシ
ーケンスから始まることができないという制限(こもと
づいている(任意な制限であるが)。(R,・)のシー
ケンスは新しい文字の始まりとしてよりは字の終りとし
て自動処理される。((R,・)のシーケンスはまた、
後1こ詳記する如く、予備文字(スペアキヤラクタ)と
して処理される。)「l」と「A」の場合では、(U,
D,l)シーケンス{こ続く(R,・)は「A]を信号
し、(R,・)シーケンス以外は「1]を信号する。つ
まり、第2図の文字は全て「A」として識別されること
になる。第2図の3番目の図の内ループ(L,U,R,
D)は無視できる運筆方向である。第2図の最後の図に
示すように、任意の数の内ループ(すなわちN(L,U
,R,D))もまた無視されることになる。一方、第3
図に示す文字は[1]として認識されるものである。こ
れらの文字は次の文字の始まるまで1J通常信号されな
い。たとえば、文字の列[1」,[2」について考察す
れば、「1」は、[2」の最初の右への運筆方向が下方
へ転するや否や信号される。すなわち、「2」の始まり
におけるシーケンス(R,D)ば(R,・)以外のシー
ケンス1の例であつて、最新の文字の処理を続けながら
、このシーケンス(こ逢うと1つ前の文字を直ちに「1
」として選択するのである。「1」の分枝中に示されて
いる6R″の意味は上記説明から、゛(R,・)以外の
シーケンス1であると理解されよう。「1]等の文字は
特殊文字とされる。特殊文字を筆記する場合、運筆方向
信号のほとんど全てが、他の文字の筆記時と同じシーケ
ンスで発生される。つぎlこ第8図を考察する。
この特定例において1ま「Z]と「2」の識別と、「l
」と「7」の識別に関連した同様な問題がある。(数字
「1」は最初の0U″の運筆で始めることができ、その
場合は前記のように文字「A」と衝突するが、この数字
[1」は最初を゛R”の運筆で始めることもでき、この
場合は、ここに述べるように数字−7」と衝突する。「
A」も「7」も次に“R”の運筆すなわち(R,・)を
必要とする)。第4図は2として認識されることになる
「2」の様々な書き方を示している。しかし、2を書く
ときのシーケンスすなわち(R,(DまたはL),R,
・)はノード(Z,2)までの分枝を活件化する。とい
うのは、「Z」と「2」との唯一の差異(図示の字の構
成での)は、「Z」が最後の交叉横線を必要とする点に
あるからである。もし交叉横線の運筆がなされずに次の
文字が始められた場合lこは、樹の[2」の分枝が付勢
され、樹からの出力は[2」を示すデジタル信号となる
。しかし、交叉横線のシーケンス(R,・)があつたな
らば、「Z]分枝が付勢されて出力信号は「Z」を示す
。従つて数字「123」が筆記されると、「1」は上記
のように「2」の開始直後lこ認識され、「2」の認識
は「3]の開始直後1こ行われることになる。「7」と
「1」の場合は、「1」の認識が、以上に述べたと同様
1こして次の文字の開始直後に行なわれる。第8図にお
いては、2つの分枝と、「Z,2,3」と示されている
ノードとの接続(図の右側)は樹の再入可能な件質を示
している。
シーケンス(R,D,L,・)はコンマ(逆向きのC)
として認識される。しかし“D”の運筆方向がシーケン
ス(R,D,L)に続いている場合、これはペン持上げ
が直後(こ来る場合は「?」として認識され、そうでな
い場合1こはシーケンスはノード(Z,2,3)に再び
入り、次の方向信号を待つ。シーケンス(R,D,L)
の後に“R1が生じたならば、やはりノード(Z,2,
3)lこ入り、次の運筆方向信号を待つ。分枝の平行状
態lこも注意すべきである。最初の“R″lこ続ぐD”
または“L”は同じ分枝の点すなわちノードfこ到る。
これにより0扁平な“Zすなわち(R,L,R,・)あ
るいは明確な形のコンマすなわち(R,L,・)が認識
される。ここfこ用いるアルフアベツト一式には、シー
ケンス(R,U,・・・)で始まる文字が含まれていな
い。
従つて第8図に示ず最初のR1に続ぐU”分枝は、第7
図fこ示す樹の最初の゛U7分枝に戻つて接続される。
これfこより1最初のU1の前に小さな(あるいはそれ
ほど小さくない)先行者(すなわちR)を先行させるこ
とができるが、これは無視可能な方向として扱われる。
従つて、第2図(こ示した許される「A」の文字形リス
ト{こ、例えば第5図に示したような最初に右への運筆
がある[A」をも加えることができる。この1段階を更
(こ進めば判るよう(こ、(U,L,・・・)で始まる
シーケンスもない。
従つて、第7図fこ示す“U゛シーケンスの゛L”分枝
は、第10図に示す“Lで始まる゛分枝に接続される。
従つて、文字「C]は第6A図に示す如き通常のシーケ
ンス(L,D,R,・)であるが第6B図、第6C図に
示すシーケンス(U,L,D,R,・)および(R,U
,L,R,・)もまた、第8図を第7図に結んでいる“
Uで始まる1経路および第7図を第10図に結んでいる
゛Lで始まる゛経路を通じて「C」として認識される。
以上の説明から分る通り、各文字は各々を特定のシーケ
ンスとしてフ狛グラミングしなくても、本明細書1こ述
べる論理形式によつて幾通りfこも形成可能である。
代りlこ更(こ多くの記号(シンボル)を形成する余地
がある。たとえば、第6B図1こ示す如き、最初lこ上
方への運筆、あるいは第6C図に示す最初に右、上の運
筆のある「C]は各々異なつた文字として定義すること
ができる。以上の説明から、第7図、第8図、第9図、
第10図に示す樹の論理図1こおいて、最初の入口から
、いろいろなノードや分枝を経由して、筆記中の特定の
文字が認識される終点までどのようlこして進むかがす
でに明らかである。
樹の各ノード(こおいては、そのノードから後{こ行わ
れる認識の可能曲を、ノードの傍らlこ付記してあるこ
とfこ注意されたい。樹の各分枝には、先行のノードへ
の到着(こ続いて、その分枝を付勢する方向すなわちペ
ン持上げが挿入されている。つぎ(こ論理の実施につい
て述べる。
第7図乃至第10図1こ示すシーケンス図1こよつて示
されている論理の実施はたとえば、本発明fこよれば、
シーケンス図中に示された枝分かれを論理的{こ表わす
フ鎖グラムを自む読出専用記憶装置(ROM)を用いて
行なわれる。
文字の認識は2方法のうち1つを用いて行なわれる。
第1の方法は大多数の文字に対して用いられるものであ
つて6主シーケンスの認識1と称される。1主シーケン
スの認識゛の方法で認識される文字の例としては文字[
C」がある。
第10図においてシーケンス(L,D,R)によつて文
字(C,G,O,Q,S,8,9)が認識されるノード
へ進む。このノードにおいてペンが持上げられてシーケ
ンスが(L,D,R,・)となれば、このシーケンスは
直ちlこ「C」として認識される。全ての゛主シーケン
スの文字はこのように、それら文字の筆記を終止するペ
ン持上げ(・)の時に認識される。主シーケンスでない
文字(例:F,O,l,2)は通常、次に続く文字が開
始した後にだけ認識され、これらの特殊文字は“特殊認
識゛方法により認識される。
次に述べるところから分るように、“特殊認識1の文字
は、それらが他のどの文字によつても後続されていない
時すなわち文字の列の最終文字である時1こは主シーケ
ンス認識とほぼ同様の方法で認識される。ピリオド(あ
るいは小数点)は字の認識シーケンスの始まりfこおい
て生起する極めて短時間のペン持下げとして認識される
これはタイミングに基づいており、論理の樹とは無関係
なので4つの樹の図のいずれにも現われていない。本発
明の装置により認識される文字の筆記lこついての説明
では、いずれの文字もシーケンス(R,・)で始まる文
字はないということが必要であるがそれは任意であると
したが、勿論、このシーケンスを書くことは可能である
すでlこ述べた通り、このシーケンスは6スペース1文
字として認識されるものである。これは、注意を払わな
いと、横線(タロスバ一)(たとえば、「E」と「F]
とを区別する横線)とある状況下では混同されるおそれ
がある。そのため、つぎのことに注意するだけでよい。
すなわち、擬似主シーケンス論理(タイミングも自む)
により認識されるべき特殊文字(この例では[F」)を
待ち、それから(R,・)シーケンスを書くことである
。従つて、順列(L,D,・,R,・,R,・)は2番
目の(・)の後の遅れが短かい場合lこは文字「E」と
して認識されるであろうが、もし2番目の(・)の後に
相当な長さの遅延が生じていれば「F」として認識され
よう。ノードと分枝(ブランチ) 次fこ、各樹1こより示される論理の分枝がいかiこし
て作られるかiこついて考察する。
例としてではあるが、8ビツト幅、1,024ビツト長
の読出専用メモリ(ROM)を用いることができる。従
つてこのROMは1つ1つの記憶場所を指定するのfこ
10ビツトのアドレスを必要とする。この10ビツトの
アドレスは2つの部分1こ分けて供給される。それらは
、まとめて「ノード・アドレス」と呼ばれる最上位7ビ
ツト(MSB)と、まとめて「分枝アドレス]と称され
る最下位3ビツト(LSB)である。この構成では、M
SBは記憶装置fζ格納されている128(27)個の
ノードのいずれかを指定し、またLSBはそのノードか
ら出る8(23)個の分枝のいずれかを指定できる。ノ
ード・アドレスによつて指定されたノードは活件ノード
(アクテイブノード)と称される。以下の説明において
、“樹を伝わつて進む”等の旨葉はノード・アドレスが
、与えられた運筆方向のシーケンスに依るいくつかの特
定のシーケンスを経て、前進することを意味する。次に
述べるように、分枝アドレスは瞬時的運筆方向(上、下
、左、右)、ペン持上げ状態およびその他のタイミング
ならびに内部論理の状態によつて決まる。下表1は瞬時
の運筆方向と、分枝と、ノード・セルの内容との間の関
係の一覧表である。上記のノード・セルとはノード・ア
ドレスを格納するために割当てられた記憶場所のことで
ある。典型的な演算順序は次の如くである。MSB7ビ
ツトにより指定された特定の(有効)ノードに達すると
、すぐそのあとに続く運筆方向によりLSBが与えられ
る。それらのLSBは7ビツトのMSBと共に、記憶装
置中の特定の分枝の記憶場所を選定し、その場所の内容
が次の新しいノード・アドレスとして用いられる。この
ように、表1に示す如く、次の運筆方向が“U゛であれ
ば、記憶装置中の分枝セルv#1として指定され、これ
が新しいノード・アドレスである、゛U″に対するノー
ド・アドレスを自むことになる。代表的には、特定分枝
(すなわち、ある特定方向)の到達したノードは個有の
分枝リスト中の同じ分枝番号(同運筆方向に相応した)
の個有ノード・アドレスを含む。このようにして有効ノ
ードは運筆方向が変化した時にだけ変化し、運筆方向変
化以外のその他のいずれの運動も無視される。ROMの
各格納場所から取出される8ビツト出力のうち7ビツト
だけがノード・アドレスを指定するのに必要である。
第8番目のビツト(第0桁のビツト)は他の7個のビツ
トが新しいノード・アドレスとして用いられるべきこと
(すなわち第Oビツト=0)、あるいは文字が認識され
たこと(すなわち第0ビツト一1)を示すフラグとして
用いられ、他の7ビツトは文字符号(牛ヤラクタコード
)を自む。[ド」,「T」,「1」,「2」等の特殊文
字は通常、ペン持上げ直後ではなく、前記のように次の
文字が開始された直後にだけ認識される。
もし、次の運筆シーケンスが(R,・)でないならば、
特殊文字は直ちに特殊文字として認識され、そしてすで
に行なわれた運筆を考慮に入れながら、新しい文字の認
識が続く。もし次のシーケンスが(R,・)であるなら
ば、その文字が特殊文字(例:F,T,あるいは2)で
はなく、運筆を付けカロえることによつてそれ等と区別
できる字例えば、E,またはZであることを示す。特殊
認識のための一般的なノードの論理を第11図に示す。
実は、11図は、第7図、第8図、第9図、第10図の
各図において、傍らに米印を付されている出力分枝を変
更または置換したものである。つまり、第7図の樹の0
D″に絖く部分すなわち(1,A)分枝を、第11図の
一般的に配列されたノードの論理回路全体によつて置換
することができる。第8図において、一般ノード論理は
(7,1)分枝と置きかえることができる。第9図にお
いて、第11図に示す一般ノード論理は(T,I)分枝
と置きかえられ、第10図において第11図に示す特殊
認識のノード論理は(0,Q)分枝と置きかえることが
できる。特殊文字(たとえば、F)が終了してペン持上
げが生じると、1SD0T1の標識を付したノードへ進
み、このノードにおいて新しい運筆方向のための道が生
じる。
もし新しい文字を筆記する際に、上記の新しい運筆方向
が゛U”、゛D”、あるいは0L″s″(R,・)″で
あるならば、その特殊文字は直ちに認識されプログラム
が再開する。新しい運筆方向(すなわち、。U1、“D
1あるいばL″)は常に、新しい運筆が新しい文字の最
初の運筆方向として記録されるに十分な時間の間持続す
る。もし新しい運筆方向が“R″であれば、論理は“S
R″の標識を付した別のノードへ進み、ここでペンから
の次の出力信号の待機状態が生じる。
次に得られる0運筆方向0がペン持上げ(・)であれば
、(R,・)が発生したから「E」等の非特殊文字とし
て認識され、処理はその最初の状態から再開する。しか
し、ペン持土げではなく、ペンからの次の出力が゛U″
,゛D”あるいは1L″であれば特殊文字(たとえばF
)が認識され、認識処理が再開するが、この場合、第8
図に示すノード、゛最初のR″から通常とどくノードか
ら再開される。上表2は第11図に示すそれぞれのノー
ドSDOT,SRの一般形式を示している。
これらのノードは特殊ノードである。特殊文字の最終ペ
ン持上げにより論理過程はノードSDOTに進む。次の
運筆方向力げU″,″D″または″L″であれば、それ
ぞれ1,3あるいは4として指定された分枝アドレス(
表1参照)は数0を新しいノード・アドレスとして生じ
させる。この特殊ノード・アドレスは異常アドレス(後
述)として認識され、処理装置は(1)分岐セル6の内
容(表1に示すように、特殊文字に対するコード並びに
フラグ・ビツト)を取出し、(2)特殊文字を出力し、
(3)分枝セル7に含まれるアドレス(この場合は最初
のアドレス)において論理経過を再開させる一連のステ
ツプへ進む。他方、ノードSDOTの後に得られた最初
の運筆方向が゛R1であれば、ノードSRが活性(アク
テイブ)になる。
このノードはペンの方向が右へ行つている間は、自分自
身をアドレス指定し続ける。しかし次の運筆方向が゛・
1であれば、いずれかの主シーケンスの文字であるから
、非特殊文字が認識される。しかしその他のどのような
運筆方向の変化も再び全部ゼロの語を取り出す結果とな
る。この結果、ノ=ドSDOTの場合のように、特殊文
字の符号および分枝セル6(表1参照)が出力され、新
しい開始アドレス(この場合、“最初のR″)が新しい
文字の認識のために使用される。最後に、文字がまだ認
識されていないノードにおいてある時間長以上に亘つて
ペンが持上げられる場合、プロセサは分枝5を分枝アド
レスとして指定する。
もしノードがSDOT型のノードであるならば、分枝セ
ル5が特殊文字のコードおよび出力フラグを含む。この
ようにして、特殊文字は別の運筆が後続していなくても
認識される。他の全てのノードについては、分枝セル5
が最初のアドレスを自んでおり、これは自動アポート(
AbOrt)と、誤認字または不本意な運筆の後の再開
を可能にする。
回路の詳細説明 第12図は運筆方向信号発生に用いられる一般形のペン
の横断面である。
このペンは米国特許出願第405296号(発明者:本
発明の発明者と同じ;1973年10月11日付け出願
)明細書に詳しく開示されている。第12図が示してい
るのは本発明に必要な種類の信号は発生させるのに適し
たペンの筆記部の拡大横断面図である。このペンはハウ
ジング12から延びたボール筆先付きインク・カートリ
ツジ10からなり、このカートリツジが筆記を可能にす
る。ハウジングの内部で、しかもインク・カートリツジ
のボール筆先端から適当な距離のところに、ボール・ソ
ケツト継手14が設けられており、この継手によりボー
ル筆先付きインク・カートリツジ10が、筆記時のペン
の運動で定められた方向に限られた程度自由旋回できる
ように保持される。この回り継手14はばね18の片端
に固着された支持板16の中央部に支持取付けされてい
て、回り継手を担持している支持板はペンが筆記時に用
紙に押当てられるとばねを圧縮させる方向へ自由移動可
能である。上記ばねの他端は固定支持板20へ固着され
ており、ペンが筆記時に押下げられると、固定支持板2
0が可動支持板16の上方移動を停止させるのに用いら
れる。可動支持板16は接点22を担持しており、固定
支持板20は、可動支持板が上方に移動させられるとそ
の接点22と当接する位置に接点24を担持している。
可動支持板16が上方へ十分に移動すると、固定支持板
により動作が止められ、この時接点22,24が接続す
る。接点22は電源26の片側に接続されている。接点
24はポテンシヨメータ30の片側に接続しており、こ
のポテンシヨメータの他方の側は電源26の他側に接続
されている。電源26の両端間にはホトダイオード28
が接続されている。従つて、筆記時にペンが押下げられ
ると、接点22,24が接続して、ポテンシヨメータ3
0に電流が流され、こうしてペン押下げ信号が発生させ
られる。ペンのハウジングの上端には4個のホトダイオ
ード32,34,36,38が象限配置されている。
これらのそれぞれのホトダイオードからの導線はそれぞ
れ参照文字A,B,C,Dが付されており、それぞれ象
限信号A,B,C,Dを出す。ホトダイオードは図には
個々に示されているが、単一の“象限1形光電池を用い
てもよい。これはその検出表面が4象限に分割されてい
て、それら各象限から4つの個別の信号が得られる光電
池である。これを概略図示したのが第」3図である。ペ
ンの予処理回路第13図は運筆信号がカロえられると、
それら信号に応答して“U”,“Dl,“R″,゛L″
,゛ペン持上げ(゛・”)゛および“ゾーン”等の信号
を生じさせる回路の概略図である。
これらの信号はすでに説明した信号(次に用途を述べる
゛ゾーン゛信号を除く)であり、文字認識を可能とする
ものである。ペンが用紙と接触していない時は“・″(
すなわちペン持上げ)信号のレベルが高く、その他の全
ての信号は低レベルとなる。またペンが持上げられてお
らず、ある調整可能なレベル以上の大きな力で圧下され
ている時には、他の5つの信号のうち1つのレベルが高
く、残る4つは低レベルとなる。このように、いずれの
1時点においても、ペンの予処理回路と称される、第1
3図に示す回路からの1出力だけが高レベルになる。4
つの運筆方向信号は、4つの光電池により検知される4
つのセクタに量化されたペンの瞬時運動方向を示す。
どの信号が活性(アクテイブ)かの判定はペンの予処理
回路においてX,Y信号の符号および大きさに基づいて
行なわれる。運筆の方向が角度θで表わされる場合、2
つの信号X,YはそれぞれCOsθ、Sinθとなる。
X,Y信号の大きさが互いに極めて近い場合、これは2
セクタの分割線に近い路に沿つてペンが移動しているこ
とを示す。かかる場合、ペンは文字認識プロセガに混乱
を与えるかも知れない信号を生じさせる可能性がある。
たとえば、″U″および゛R゛の面域(ゾーン)を分離
する公称45線に沿つて、右方へ線を描くと、散乱した
方向シーケンス(U,R,R,U,U,R,R,U,R
,R)が生じることがある。この種の問題を解決するた
めには上記の如き線に沿つてある種の角度ヒステリシス
を取り入れるのが望ましい。そうするともし、予処理回
路にいて調整可能な設定をすることによつて、XとY信
号の大きさが互いに適当な近さであれば、信号(U,R
,D,L)のどれも高レベルにならないが、その代り“
ゾーン1信号が高レベルになる。この゛ゾーン”信号が
高レベルの時、文字認識回路は標本信号(サンプル)を
、先行のサンプルと同じであると見なして処理し、これ
により必要なヒステリシスが得られる。第13図におい
てA,B,C,Dで示された4つの象限に分割されてい
る図40で表わされている、4象限光電池の出力は、第
12図に示すそれぞれのホトダイオードからの出力に対
応しており、それぞれ増幅器42,44,46,48に
より増幅される。A,B象限からの信号は差動増幅器5
4の第1入力を形成している加算抵抗50,52により
カロ算される。C,D象限の出力は差動増幅器54の第
2出力を形成している加算抵抗56,58により加算さ
れる。差動増幅器54の出力はペンが垂直方向へ移動中
であることを示す信号Yを形成するが、この信号の極性
は方向が゛U”であるがD゛であるかを示す。B,D象
限からの信号は抵抗60,62によつて加算され、その
和出力は第1入力として差動増幅器64に与えられる。
A,C象限からの信号は抵抗66,68により加算され
、第2入力として差動増幅器64へ与えられる。この差
動増幅器の出力は信号の極性によつて決められる右方向
または左方向への運動を示す信号Xを形成する。X,Y
信号はそれぞれ全波整流器70,72へ与えられ、これ
らの整流器は出力として絶対値1X1、および1YIを
表わす信号を出力する。451対角線に沿つて角度の1
ゾーン1信号を生ノじさせるために、IXlはIYlの
分数KIYlと、また1Y1はIXIの分数K]XIと
比較される。
1YIがKIXlより大きければ、ペンの運動方向が“
U″またばD″であつでゾーン1領域にないことが判る
また1X1がKlYiより大きいならば、ペンが水平方
向に移動中であつて、゛ゾーン”領域にないことが知ら
れる。もし後者2つの状況に該当しなければ、X,Y信
号の大きさは互いに適当に接近しており、“ゾーン”信
号が高レベルになろう。どの信号(U,D,R,Lある
いはゾーン)を高レベルであるかを測定するために全波
整流器72の出力は比較器74の第1入力に与えられる
この比較器への第2入力はX全波整流器70の出力に接
続している、ポテンシヨメータ76のタツプから得られ
る。このようにして比較器74の出力は1YjがK]X
1より大きいか否かを示す。同様に、比較器78の第1
入力は全波整流器70の出力であり、1X1である。こ
の比較器の第2入力はポテンシヨメータ80のタツプか
ら得られ、1Y1全波整流器72の出力に与えられる比
較器78の出力は1XIがK(YIより大きいか否かを
示す。差動増幅器54の出力Yは比較器82に与えられ
、この比較器の第2入力は接地されている。
従つて、比較器82の出力はYであり、これは更にイン
バータ84および3入力ANDゲート86の1つの入カ
へ与えられる。この3入力ANDゲートへの第2入力は
比較器74の出力であり、第3入力はペン圧下信号であ
る。ANDゲート86の出力は”D”信号である。“U
″信号はANDゲート88の出力から出される。このA
NDゲート88への第]入力はインバータ84の出力で
ある。また第2入力は比較器74の出力であり、第3入
力はペン圧下信号である。差動増幅器64の出力はX信
号をなしており、比較器90へ与えられ、この比較器の
第2入力は接地されている。
従つて、比較器90の出力は反転されたX信号である。
この信号は第1入力としてANDゲート92およびイン
バ・一タ94へ与えられる。比較器78の出力はAND
ゲート92へ第2入力として与えられる。第3入力はペ
ン圧下信号である。ANDゲート92の出力は信号゛L
″である。ANDゲート96は第1入力として比較器7
8の出力を受ける。
第2入力はインバータ94の出力である。第3入力はペ
ン圧下信号である。ANDゲート96の出力は信号゛R
″となる。第12図のポテンシヨメータ30からのペン
圧下信号は比較器(または差動増幅器)98へ与えられ
る。
比較器98の第2入力は筆圧の閾値を示す電圧信号であ
る。これは、電源102に接続されたポテンシヨメータ
100のタツプから得られる。上記のようにペン圧下信
号はANDゲート86,88,92,96への第1の動
作可能化(エネーブル)信号をなす。更にその信号はイ
ンバータ104へ与えられ、このインバータの出力は反
転されたペン圧下信号すなわち0ペン持上げ(・)″信
号となる。すなわち、ペン圧下信号不在時には、インバ
ータの出力は高レベルになり、従つてペン持上げ信号を
形成する。前記の如く、1ゾーン1信号はX,Y信号の
大きさが互いに接近して1X1>KlYlまたは1Y1
>KlXlのいずれでもなく、従つて信号0U″,6D
″,1R″あるいは6L″のいずれも高レベルでなくな
ると生じる。
“ゾーン1信号はANDゲート106の出力から出され
る。このANDゲートへの第1入力はペン圧下信号であ
る。またこのANDゲートへの必要な第2入力はインバ
ータ108の出力である。0Rゲート110は“U”,
“D”,゛R”,“L”入力を有する。
―R9轢D帥,TtRn,轢Ln信号が存在すると、0
Rゲート110の出力はインバータ108を駆動し、こ
のインバータの出力は低レベルになり、従つでゾーン”
信号は存在しない。しかし、前述した理由で、“Ul,
6D゛,6R″あるいは6L1信号がなければ、インバ
ータの出力は高レベルになり、ペン圧下信号が存在すれ
ば゛ゾーン1信号が出される。運筆信号認識回路 第14図、第15図は本発明による文字認識装置のプロ
ツク図である。
クロツク回路112は2ビツト・カウンタ114を駆動
する。この2ビツト・カウンタの出力は4相デコーダ1
16に接続されており、このデコーダの出力は、発生順
序により、クロツク0、タロツク1、クロツク2、タロ
ツク3で示す4つの位相のクロツク信号を構成する。発
明の装置はこれら4つの位相のクロツク信号に応答して
振動される。運筆方向は各クロツク0パルス毎に標本化
される。これは選択されたクロツク周波数により、50
乃至100サンプルl秒の程度である。第15図におい
て、ROMl2Oがアドレス・レジスタによりアドレス
指定される。
このアドレス・レジスタの7ビツトはノード・アドレス
・レジスタ122として示されており、他の3ビツトは
分枝アドレス・レジスタ124として示されている。R
OMからの出力は内容レジスタと呼ばれる8ビツト・レ
ジスタ152へ転送される。“最初の開始(イニシヤル
スタート)″0Rゲート128は、本発明の装置が始動
する時スイツチ(図示せず)を閉じることによつて与え
られる゛開始1信号に応答して、能動状態された時、あ
るいはゲート170からの1NISTRT″信号によつ
て能動状態にされた時、その出力を0Rゲート130へ
与える。0Rゲート130の出力は、ノード・アドレス
・レジスタ122および分枝アドレス・レジスタ124
をそれらの最初の状態、すなわち2進の(000000
1),(000)、゛すなわちノード1、分枝0へそれ
ぞれのりセツトする。
第14図において、1組のゲート132が、第13図の
ANDゲートからの6P″(ペン持土げ)、“U”,゛
D゛,゛R”,゛L゛出力信号を受けるために接続され
ている。
デート132は、ゲート136(第」4図)の出力に応
動して、ゲート134(第15図)その内容を送入する
。ゲート136への入力は1タイミング1あるいは0特
殊文字信号取出し(FetchSpecial)″また
は“新規開始(NewStarl)゛信号であり、これ
らはそれぞれインバータ137,139,141を通じ
て与えられる。このような接続により、ゲート136の
入力が全て不在(0)であればその出力は高(H)レベ
ルとなり、ゲート132を動作可能にする。クロツク0
信号発生により、第15図のゲート134は動作可能に
され、それらの内容を指令レジスタ140へ与える。
この指令レジスタ140の出力は2進エンコーダ142
へ与えられ、このエンコーダはその8個の2進入力のい
ずれをも3ビツト2進信号へ変換する。この3ビツト2
進信号は分枝アドレスをなすものであつて3つのゲ一Z
1ト144へ送られる。
ANDゲート146はその入カへ1サンプル有効1信号
と共にクロツク1パルスが加えられるとゲート144の
内容を分枝アドレス・レジスタ124へ転送させる。
上記の゛サンプル有効”伯号は0Rゲート148(第1
4図)の出力から出される。0Rゲート148への入力
はインバータ147を通じてカロえられたANDゲート
136の出力およびインバータ149を通じてカロえら
れた゛7゛−ン”信号である。
“ゾーン”信号が不在であるか、あるいはANDゲート
136からの低レベル(L)の出力信号が存在している
場合には、0Rゲート148はANDゲート146への
6サンプル有効1信号を出力する。ここにおいて、記憶
装置に対するアドレス・レジスタ、すなわちそれぞれノ
ード・アドレス・レジスタ122および分枝アドレス・
レジスタ124は共に記憶装置120をアドレス指定す
ることのできるアドレスを全て含むことになる。
6最初の検知(1nitia1sensc)″ゲート1
50は、ノード・アドレス・レジスタが最初のアドレス
(0000001)を所持している時期を検出し、その
時にだけ応答して[真」出力を出す。
この「真]出力の利用については以下に述べる。読出専
用メモリ120は10ビツトのアドレス入力に応動して
、アドレス指定された記憶場所に含まれる数を表わす8
ビツトの出力を送出する。この出力された数はクロツク
2信号の発生により“内容レジスタ″152へ転送され
る。上記クカツク2信号は更に0アドレス・ホールド(
AddresshOld)″フリツプ・フロツプ154
をりセツトする。
内容レジスタ中の数の7つの最下位ビツト(LSB)は
出力ゲート156、0Rゲート158、アドレス・ゲー
ト160へ与えられる。もし内容レジスタの最上位ビツ
ト161が真であれば、これは文字が認識されており、
かつ他の7つのビツトが認識された文字に対するASC
コード(あるいはその他のコード)であることを示す。
この場合、内容レジスタ152のビツトOはクロツク3
信号の存在時もしくば短1信号の不在時にゲート162
を動作可能にする。ゲート162の出力は、出力ゲート
156の内容を利用装置164へ転送させる。この利用
装置は電子計算機の入力装置、伝送システムあるいは単
ZZにデイスプレイ装置のいずれでもよい。
ANDゲート162からの出力はまたゲート128へ与
えられる。
このゲートの他の入力は0新規開始1フリツブ・フ丁ン
プ133の60″すなわちりセツト出力である。上記フ
リツプ・フロツプはクロツク1の各パルスによりりセツ
トされる。このフリツプ・フ咄ンプは文字が主シーケン
スの認識によつて認識される時はそのりセツト状態にと
どまり、つまりこの状態においてはゲート128の出力
“最初の開始1信号は0Rゲート130へ与えられる。
0Rゲート130は、分枝アドレス・レジスタ124を
クリアしかつノード・アドレス・レジスタ122をその
最初のアドレス状態へリセツトする。
これによつてノード・アドレス・レジスタは新しい文字
の認識シーケンスを開始することができる。ANDゲー
ト162の出力もまた0Rゲート166に与えられ、0
Rゲート166の出力はフリツプ・フロツプ154(ク
ロツク2の各パルス毎に無条件にりセツトされる)をセ
ツトする。
フリツプ・フロツプ154をセツトする理由は、次のク
ロツク1のパルスの発生によつてアドレス・ゲート16
0を動作不能(デスエーブル)にするためである。これ
はフリツプ・フロツプ154の゛1”すなわちセツト出
力がインバータ171を通じてANDゲート170へ与
えられることによつて起る。このANDゲートへの他の
入力は動作可能化されたANDゲート146を経て受け
るクロツクlパルスである。このような方法で、ノード
・アドレス・レジスタ122へ入れられたばかりの最初
のアドレスは、記憶装置からの最近の読出しによつて、
内容レジスタ152からアドレス・ゲート160へ送入
されたASCII数によつて置換されずに保持される。
もし内容レジスタ152のビツトOがゼロであるならば
、ゲート162は出力を出さない。
インバータ172はゲート162の低レベルの出力信号
を反転してそれをANDゲート174へ与える。このA
NDゲート174へは第2入力はANDゲート184出
力である。また第3の入力はクロツク3パルスである。
ゲート174は0Rゲート158への入力が全て低レベ
ル、すなわち内容レジスタ152の7つの最下位ビツト
が全てゼロの語でなければ動作可能にされない。この時
、ANDZJデート174の出力は、クロツク3パルス
の発生によつて、゛特殊文字信号取出し1フリツプ・フ
ロツプと呼ばれるフリツプ・フロツプ180をセツトす
る。
上記の“特殊文字信号取出し1フリツゾ・フロツプ18
0の出力は第6入力としてゲート134およびANDゲ
ート182へ与えられる。ANDゲート182はクロツ
ク2のつぎのパルスの発生によつて0新規開始1フリツ
プ・フロツプ133をセツトする。0Rゲート158の
出力に接続されたANDゲート184も、0Rゲート1
58による全部ゼ口の語の検出およびク罎ンク3のパル
ス発生によつて出力を送出する。
この出力は0Rゲート166に与えられ、このゲートの
出力によつて“アドレス・ホールド1フリツプ・フロツ
プ154がセツトされる。これによつて、アドレス・ゲ
ート160は内容レジスタ中に現存する7つのゼロ・ビ
ツトをノード・アドレス・レジスタへ送入できなくなる
が、現時点のノード・アドレスをノード・アドレス・レ
ジスタ中に更に1サイクルだけ保留することができる。
他方、内容レジスタ152の7個の最下位ビツトのいず
れか1つが真(すなわち、正常なアドレス)であれば、
デート184,174は動作不能にされ、次のクロツク
2のパルスの発生時に、新しいノード・アドレスがアド
レス・ゲート160を経てノードアドレス・レジスタへ
転送される。
これらはク罎ンク0、クロツク1、クロツク2、クロツ
ク3のパルスのそれぞれの主要な機能である。これらは
それぞれ、次の゛運筆方向”を標本化しかつ判定し、新
しい10ビツト・アドレスをROMへ通し、その新しい
アドレスでROMの内容を読出し、そのアドレスの7個
の最下位ビツトを下記のレジスタへ通す。(1)そのア
ドレスが認識された文字のコードであれば出力レジスタ
−、(2)それが樹の新しいノードのアドレスであれば
アドレス・レジスタへ、(3) 7ビツトのアドレスが
ゼロであれば特別の動作(下記)を起こす。
以上から判るように、7ビツトのノード・アドレス・レ
ジスタ122は、ROM中の128の相異なるアドレス
を指定するに十分なビツトを供給する。
分枝アドレス・レジスタ124によつて供給される、ア
ドレスの3つのLSB(最下位ビツト)は、ノード・ア
ドレス・レジスタに含まれるノード・アドレスで始まり
、1ノードプラス7″のアドレスまで連続して絖く8個
のアドレスのうちの1つを特定することができる。この
ように、分枝アドレス・レジスタ124は、゛特定され
たノード0について、8個の分枝のうちいずれを使用す
べきかを指示する。分枝0,1,2,3,4は主シーケ
ンスおよび特殊シーケンスの双方の文字認識において用
いられる。分枝5,6,7は表1に示す如く、主シーケ
ンスの文字認識とは関係していないが、特殊文字認識お
よび文字゛ピリオド゛(あるいは小数点)に適用される
。特殊文字認識 主シーケンスの文字と特殊文字とを識別する差異は、主
シーケンス文字がペン持上げ信号に続いて直ちに認識さ
れるのに対し、特殊文字は普通、次の文字がすでに始ま
つていなければ認識されない。
この例に入る文字は「F],「1],「2」等である。
特殊文字におけるこのことの意味は、利用装置に適宜の
ASCHコードを適用しかつ認識シーケンスを再開しな
ければならないばかりか、既に行なわれた運筆を新しい
文字の認識に寄与させるために考慮しなければならない
ことである。この目的を達成するため、ROMセルの各
ビツトは、特殊文字が認識される(すなわち、第12図
から判るようにSDOTまたはSRノードのいずれかに
おける分枝1,3,4に対応した)どのアドレスにおい
てもゼロにセツトされる。このような全てゼロのアドレ
スがクロツク1の時期にROMから受信されると、次の
クロツク2信号は内容レジスタ152を全部ゼ帽こセツ
トする。内容レジスタ152の全ビツトがゼロであれば
0Rゲート158の出力はANDゲート184,174
を動作可能にし、この結果フリツプ・フロツプ154,
180がセツトされる。フリツゾ・フロツプ154はセ
ツトされると、次のクロツク1のパルスの時に前記のよ
うにしてアドレス・ゲート160を動作不能にする。こ
の場合の目的は、同じ前に存在したと同じ能動(アクテ
イブ)の7ビツトのノード・アドレスを保持して全ゼロ
を入れないことにある。同時に、クロツク1のパルスの
発生によつて、ゲート146は新しい分枝アドレスを分
枝アドレス・レジスタ124へ転送させる。この状況に
おいて、分枝アドレス指定は、ゲート134の第6セル
に接続された特殊文字信号取出しフリツプ・フロツプ1
80の611の出力により制佃』される。クロツク0パ
ルスが発生すると、指令レジスタ140の第6セルベ1
″が書込みされる。上記゛特殊文字信号取出し”フリツ
プ・フロツプ180の11″の出力は更に、インバータ
139を通じてゲート136(第14図)へ与えられる
。ゲート136の出力はこの時低レベルとなり、このた
めゲート132はそれらの出力をゲート134へ転送す
るのを妨げられる。ゲート136の出力はまたインバー
タ147を通じてANDゲート148・\与えられる。
このインバータ147はたとえ“ゾーン゛信号が真であ
つても、゛特殊文字信号取出じ信号が有効サンプルとし
て確実に処理されるためである。ここで想起すべきは、
゛ゾーン1信号が真であるのは、ペンの移動方向がある
特定のゾーン(土下左右の各セクタを分離している45
゜線に沿つた)の中にあり、しかもこれらゾーンにおい
てはそれらサンプルを無視したい時である。指令レジス
タの第6セルの中に置かれている“1″に応答して2進
エンコーダ142はその出力において2進数″′110
1を生じさせ、これが次のクロツク1のパルスの発生時
に分枝アドレス・レジスタ124へ転送される。
現時点でノード・アドレス・レジスタおよび分枝アドレ
ス・レジスタに自まれている先行の7ビツトノード・ア
ドレスと″110″とからなる新しい10ビツトのアド
レスにより記憶装置から8ビツトの数が読出される。こ
の8ビツトの数において、内容レジスタに入力されるビ
ツトOは″1″であり、7個の最下位ビツトは認識され
た特殊文字のASCIIコードである。これはクロツク
2の時に、内容レジスタ152へ入れられる。同時に、
デート182の出力は高レベルとなり、その結果“新規
開始゛゜フリツプ・フロツプ133がセツトされる。こ
の゛新規開始゛5フリツプ・フロツプの01″の出力は
0Rゲート186へ与えられ、その出力により6特殊文
字信号取出し1フリツプ・フロツプ180がりセツトさ
れる。クロツク3の時、内容レジスタ中の文字符号は出
力ゲート156を経て利用装置164へ転送可能にされ
、1アドレス・ホールド1フリツプ・フZυロツプ15
4は、0Rゲート166を経てANDゲート162の出
力を受けることにより、前記のように再びセツトされる
この1新規開始1フリツプ・フロツプの11″の出力は
0Rゲート186へ与えられ、その出力により゛特殊文
字信号取出じフリツプ・フロツプ180がりセツトされ
る。クロツク3の時、内容レジスタ中の文字符号は出力
ゲート156を経て利用装置164へ転送可能にされ、
1アドレス・ホールド゛フリツプ・フロツプ154は、
0Rゲート166を経てANDゲート162の出力を受
けることにより、前記のように再びセツトされる。ここ
で1新規開始1フリツプ・フロツプ133が、デート1
82からの出力発生時(すなわち、タロツク3のパルス
の発生時)にセツトされるので、ゲート128は動作可
能にされない。
それによつてゲート128の出力の“最初の開始”信号
により発生させられる再開手順は阻止される。その代り
、“新規開始1フリツプ・フ亀ンプ133の“1″の出
力が次のクロツク0のパルスの発生時にゲート134を
経て指令レジスタ140の第7セルへ入力される。更に
、゛新規開始1フリツブ・フロツプ133の117の出
力はANDゲート136の入カへ与えられ(第14図)
、これによりゲート132はそれらの内容をゲート13
4へ転送するのを阻止される。2進エンコーダ142は
指令レジスタの出力をこの時111F”に符号化し、こ
れが次のクロツク1のパルス発生時にゲート144を通
じて分枝アドレス.レジスタ124へ印加される。
更に付言すれば、1アドレス・ホールド1フリツプ・フ
ロツプ154はゲート166を経由する先行のクロツク
3のパルス入力によりセツトされたので、ゲート170
には動作可能化信号が入力されず、このためゲート16
0が阻止される。この結果、ノード・アドレス・レジス
タ122に自まれるアドレスは不変のままでとどまる(
すなわち、同じノード・アドレスが保たれる)が、指標
レジスタのアドレスはノードの゛新規開始7分枝を指す
ようにセツトされる。このセルは、SDOTノードの場
合において樹の最初のノードのアドレスを、またSRノ
ードの場合には0最初の右゛の分枝のアドレスを含む(
表2参照)。
いずれの場合にも、新しい文字のZ′認識は、すでに認
識された運筆方向を考慮して続行することになる。
クロツク1の信号はフリツプ・フロツプ133をクリア
し、実効的に主シーケンスのモードの動作を復帰させる
。このようにして、処理回路は第11図に概略図示しか
つ地2に対応するノード論理形式で示した特殊文字の論
理を実現する。ピリオドまたは小数点の検出 ノード・アドレス・レジスタが最初のノードのアドレス
を含んでいる時、“最初のアドレス検知5ゲート150
がこの状態を検出してその出力をゲー口90(第14図
)に与える。
ゲート190の出力によりカウンタ192はピリオドの
試験のためにクリアされる。この0Rゲート190の出
力は更にフリツプ・フロツプ194をりセツトする。こ
のフリツブ・フロツプは文字がまだ始められていないこ
とを示す。ゲート150の出力は主シーケンスにたる文
字認識の直後にだけ、すなわちSDOTノードにおいて
だけ生じる。主シーケンスの場合、文字を書いた後その
ペンが持上げられるとペン持土げ信号が発生される。先
行の認識がSDOTノードを経由して生じた場合のよう
に、ペン持上信号が偽(False)となるや否や(ペ
ンが再び用紙に当てがわれた時)、クロツク3信号が計
数シーケンスによつて、ANDゲート196を経てステ
ツプカウンタ192へ通され、またフリツプ・フロツプ
194をセツトする。フリツプフロツブ194からのセ
ツト入力はANDゲート198を動作可能にする。カウ
ンタ192の最終カウントを地わす出力はインバータ1
93を通じてANDゲート196の入力に、またインバ
ータ197を通じてゲート198の入力に与えられる。
ペン持上げ信号はインバータ195を通じてANDデー
ト196へ入力される。ペンが下されている間にM以上
のカウントが起こると(ピリオド以外の文字を書く時に
生じる)、カウンタの出力は高レベルとなり、ゲート1
96、198への反転入力における動作可能化(イネー
ブル)信号は除去される。
ゲート196が動作不能(デスエーブル)になるとカウ
ンタは最大カウントに保持されたままとなり、その出力
は真となる。ペンが持上げられると、ペン持上げ信号は
デート198において真となるが、カウントはMを越え
ているのでデート198の出力は低レベルのZOままに
とどまり、フリツプ・フロツブ200のセツト出力によ
り生じさせられる゛ピリオド検出7信号は与えられない
カウンタ192は、字が主シーケンスによつて認識され
で最初の検知1ゲート150から出力信号が再び出され
るまで保留(ラツチ)された状態のままである。
デート150からの出力信号の再発生によりカウンタ1
92はゲート190を通じてクリアされ、フリツブ・フ
ロツブ194はりセツトされる。他方、ペンが極く短い
時間しか下されないならば、カウンタ192はその最大
カウントに達せず、その出力は低レベルにとどまる。
このことが起こるのはピリオドを書くためにペンがほん
の短時間下げられた時である。このような場合にペンが
持土げられると、ANDゲート198に与えられるペン
持上げ信号はゲートの出力を高レベルに1駆動し、それ
によつて、“短”信号が出力される。この“短7信号は
ANDゲート202へ供給される。クロツク3のパルス
が生じると、ANDデート202の出力はフリツブ・フ
ロツブ200をセツトし、これによりこのフリツブ・フ
ロツブは0ピリオド検出”信号を出力する。クロツク3
の時に生じる上記の“ピリオド検出1信号は3つの機能
を備えている。
第1に、それは0Rデート166(第15図)にカロえ
られる。0Rゲート166の出力は“アドレス・ホール
ド”フリツブ・フロツブ154をセツトし、これによリ
アドレス・デート160は、それらが現在次のサイクル
のために保有しているアドレスをそのまま残し、新しい
アドレスを入れない。
第2に、3ピリオド検出゛信号はノード・アドレス・レ
ジスタ122を全てゼ狛にセツトする。第3に、それは
、0Rデート204を動作可能にすることにより“タイ
ミング゛と呼ばれる出力信号を与える。上記のタイミン
グ信号はインバータを通してデート136へ与えられ、
これによつてデート132への動作可能化入力が除去さ
れる。またこの1タイミング゛信号は、次のクロツク0
の時に、デート134の第5セルを経て、指令レジスタ
140の第5セルに“l”として書き込まれる。指令レ
ジスタの第5セルが“l″となると、2進エンコーダ1
42は次のクロツク1信号の発生時に分枝アドレス・デ
ート144を経て分枝アトレス・レジスタへ″101″
を入れる。ANDゲート206(第」4図)は第1入力
としでピリオド検出1信号を、また第2入力 てクロ
ツク0信号を受ける。1ピリオド検出1信号の存在時に
、クロツク0信号が生じると、ANDデート206は0
Rゲート190へ出力を与える。
この0Rデートの出力によりカウンタ192がクリアさ
れかつフリツブ・フロツブ194がりセツトされる。6
アドレス・ホールド1フリツブ・フロツブはそのセツト
状態にあるから、アドレス・デート160は依然として
動作不能のままであり、ノード・アドレス・レジスタは
そのタリアされた状態すなわちゼロの状態にとどまるこ
とになる。
クロツク2の時に、内容レジスタ152は、ROMのい
まアドレス指定されているセルの内容をロード(LOa
d)される。分枝アドレス・レジスタ中のアドレス″1
01゛はノードOの第5記憶場所に対する2進アドレス
であるから、この記憶場所の内容は内容レジスタ152
へ転送されたものである。またこの場所はビツト1乃至
7がピリオドに対するASCIIコードを自む場所であ
つて、指令レジスタ中のビツトOが“11を自むことに
なる。クロツク3の時には、通常の出力シーケンスが発
生され、6最初の開始1信号が出力されて新しい文字を
始める。他の文字が後続しない特殊文字の認識 ここで特殊文字の認識判定が通常は後続の文字が始めら
れるまで延期されることを想起されたい。
もし、新しい文字がシーケンス(R,・)で始まると、
その運筆は先行の文字の゛横線”と見做され、文字は主
シーケンスの認識により処理される。他方、次の文字の
最初の運筆が(R,・)でないならば、先行の文字は特
殊シーケンスとして認識され、そして新しい運筆のシー
ケンスは新しい文字に属していると見做される。しかし
、場合によつては、特殊文字が文字列の最終文字である
こともある。かかる場合には、その文字はつぎのように
タイミング回路を援用して認識される。新しい認識のシ
ーケンスが開始されると、アドレス・レジスタ122は
最初のノードのアドレスを自み、゛最初の検知1デート
150がこのアドレスを検出して高レベルの信号出力を
発生する。
この信号は0Rデート205(第14図)へ与えられる
。この0Rデート205の出力はNカウンタ208をク
リアする。デート205への他の入力はインバータ20
7を通じて与えられたペン持上げ信号である。換言すれ
ば、筆記のためにペンが用紙に当てがわれている限り、
ANDゲート206の出力はカウンタ208をそのクリ
アされた状態に維持する。筆記が続行すると、゛最初の
検知゛デート150からの出力信号はもはや0Rデート
205へ与えられなくなる。つまり、ペンが筆記終了時
に用紙から引土げられると、0Rゲート205はもはや
、カウンタ208をクリア状態に維持する信号を与えな
い。このカウンタ208の最終カウント状態の出力はイ
ンバータ209を通じてANDゲート210へ与えられ
る。このANDデート210への必要なその他の入力は
ペン持上げ信号およびクロツク3のパルス信号である。
ペン持上げ信号が発生すると、クロツク3のパルス信号
がANDデート210へ印加されてカウンタ203に計
数を開始させる。ペンの引上げ時すなわちペン持土げ信
号の発生によつて3つの事象が起こり得る。
それらは次の通りである。(1)文字が主シーケンスに
より認識される。
(2)文字は認識されないけれどもペンが再び短時間下
されてより多くの運筆方向シーケンスを生じさせる。(
3)文字が認識されずかつペンが引上げられたままであ
る。
第1の場合には、デート128はペン持上げ信号に続く
クロツク3の時に出力を与え、ノード・アドレス・レジ
スタ122に最初のノード・アドレスが置数(ロード)
され、そして“最初の検知”デート150は前記のよう
に0Rゲート205を通じてカウンタ208をクリアす
る出力を出す。
第2の場合には、ペン持上げ信号がすぐにまた低レベル
となり、ゲート205を通じてカウンタ208をクリア
する。第3の場合には、カウンタ208はNの状態にな
るまでクロツク3のパルスを計数し、カウントがNにな
るとANDデート210が動作不能にされ、出力が0R
デート204へ与えられる。0Rデート204はこれに
応動して前述の“タイミング1出力を送出する。
デート204からの出力はデート136からの出力を不
能化し、これによりデート132の出力も不能化される
。゛タイミング1信号はデート134の第5セルに与え
られ、クロツク0信号の発生時にその第5セルを通じて
指令レジスタの第5セルへ転送される。するとエンコー
ダ142は再び2進数61011を出力し、この2進数
は次のクロツク1の時にゲート144を通じて指標(イ
ンデツクス)レジスタ124へ転送される。この時、ノ
ード・アドレス・レジスタには依然として、カウンタ2
08の計数を可能化した、ペン持上げ信号の発生時に到
達したノード・アドレスと同じノード・アドレスが置数
(ロード)されている。そこで、クロツク2の時、内容
レジスタ152には上記特別のノードの“タイミング1
セル(分枝5)の内容がロードされる。上記1タイミン
グJャZルは第1〜7ビツトに上記特定の特殊文字のAS
CIIコードを1含み、第0ビツトは再び“l”にセツ
トされる。その後、正常な出力シーケンスが起る。しか
し、この場合、特殊文字はたとえ新しい文字がその特殊
文字に続いて書かれなくとも認識される。1つのノード
ブラス85つ0の分枝のアドレスによつて全ての記憶場
所がアドレス指定されるROMにおいて、特殊文字を自
んでいない全てのノードについては最初のノードのアド
レス(認識シーケンスを開始させる)が格納される。
筆記者が文字を書き始めてミスをしたことが判つたら、
筆記者は単にペンを引上げるだけでよく、(認識可能な
シーケンスを書いていなければ)短時間後に6タイミン
グ゜信号が発生されて、認識論理が再び開始され(自動
的やり直し(AbOrt))、筆記者は再び新規開始で
きる。特に、正当に書かれた文字が何らかの理由で正し
く認識されない場合には、筆記者は短かい間隔をおいた
後再び試みることができる。以上の説明から、運筆方向
を示す信号ならびにペン持上げ信号およびペン下降信号
を与えるペンで筆記することにより、筆記された文字を
表わす信号を形成する最終出力を作るデータ記憶装置を
用いて1幀次検索がいかにして行なわれるかが明らかに
なつたであろう。
順次検索は2つの部分からなるアドレスによつて進行す
る。その1つの部分は、いずれの筆記の開始時にも出さ
れる、最初のアドレスとは別に記憶装置の以前にアドレ
ス指定された記憶場所から読出される。アドレスの第2
部分はペンからの運筆方向を示す信号出力によつて得ら
れる。文字を代表的に示すデジタル信号を得るためにデ
ータ記憶装置による適当なシーケンスにとつて必要のな
い運筆方向信号は無視される。
【図面の簡単な説明】
第1図は手書き文字を運筆方向の組合せにより特徴づけ
る方法を示す説明図である。 第2図は特゛定の文字として判別できる様々な手書き文
字の変化を示す説明図である。第3図ば特殊文字゛とし
て判別される手書き文字の幾つかの例を示す説明図であ
る。第4図は数字2等の別な゛特殊文字゛の幾つかの書
き方例を示す説明図である。第5図は書く時の多数の運
筆方向を無視しても第2図に示した例と共にやはり文字
Aとして判別されることになる文字Aの幾つかの更に別
の書き方例を示す説明図である。第6A,6B,6C図
はある運筆方向が無視される方式において許容される、
文字Cの幾つかの書き取例を示す説明図である。第7図
乃至第10図は文字を書く時にとられる運筆順序によつ
て字を判別する方法を示す流れ図である。第11図は特
殊文字が書かれたか否かを判定する渾れ図である。第1
2図は本発明に用いるのに適した形式のペンの概略図で
ある。第13図は文字を書く時ペンの移動するにつれて
運筆方向信号を生じさせるためにペンの後段につける回
路の概略図である。第14図、第15図は文字を書く時
の運筆方向を示す一連の信号に応答して各手書き文字を
独特のコードで判別するのに用いられる論理回路のプロ
ツク図である。10・・・・・・インク・カートリツジ
、12・・・・・・ハウジング、14・・・・・・ボー
ル・ソケツト継手、16・・・・・・支持板、18・・
・・・・ばね、20・・・・・・固定支持板、22,2
4・・・・・・接点、26・・・・・・電源、30・・
・・・・1テンシヨメータ、32,34,36,38・
・・・・・ホトダイオード、40・・・・・・円、 4
2,44,46,48・・・・・・増幅器、50,52
・・・・・・カロ算レジスタ、54・・・・・・差動増
幅器、56,58・・・・・切口算レジスタ、60,6
2・・・・・・レジスタ、64・・・・・・差動増幅゛
器、66,68・・・・・・レジスタ、70,72・・
・・・・全波整流器、74・・・・・・比較器、76・
・・・・・ポテンシヨメータ、78・・・・・・比較器
、80・・・・・・ポテンシヨメータ、82・・・・・
・比較器、84・・・・・・インバータ、90・・・・
・・比較器、98・・・・・・比較器(または差動増幅
器)、100・・・・・・ポテンシヨメータ、102・
・・・・・電源、112・・・・・・クロツク回路、1
14・・・・・・2ビツト、カウンタ、116・・・・
・・4相デコーダ、120・・・・・・固定記憶装置、
122・・・・・・ノード・アドレス・レジスタ、12
4・・・・・・分枝アドレス・レジスタ、133・・・
・・・フリツブ・フロツプ、140・・・・・・指令レ
ジスタ、142・・・・・・2進エンコーダ、150・
・・一・・検知(Initialsense)ゲート、
152・・・・・・内容レジスタ、156・・・・・・
出力ゲート、160・・・・・・アドレス・デート、1
64・・・・・・利用装置、192・・・・・・カウン
タ、208・・・・・・Nカウンタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 文字を書く時ペンがとる運筆方向をそれぞれ示す一
    連の運筆方向信号を発生させ、各文字について、記憶装
    置120の中の連続的な記憶場所にこれらの連続した場
    所に続く次の場所をアドレスするのに必要なアドレスの
    一部分を記憶させ、上記連続した場所のうちの最終の場
    所に手書き文字を示す1組のデジタル信号を記憶させ、
    各方向信号をシーケンスで“アドレスの残部”信号に転
    換し、“該アドレスの残部”信号は“アドレスの一部分
    ”信号と共に、記憶装置120の記憶場所をアドレスす
    るために必要な完全アドレスを形成し、第1の完全アド
    レスを提供するため、シーケンスで、開始アドレス(ス
    タートアップアドレス)信号のアドレスの上記一部分を
    、方向信号の最初のものからもたらされた“アドレスの
    残部”信号に組合わせ、上記記憶装置120から、該記
    憶装置120の次の記憶場所の“アドレスの一部分”信
    号を読み出すため、上記記憶装置を上記第1の完全アド
    レスでアドレスし、一連の完全アドレス信号を提供する
    ため、記憶装置から読み出された各“アドレスの一部分
    ”信号を、一連の方向信号からもたらされた、各一連の
    “アドレスの残部”信号と組合わせ、上記記憶場所12
    0の最後の場所に記憶されている上記1組のデジタル信
    号が上記記憶装置120から読み出されるまで、上記一
    連の完全アドレスで上記記憶装置120をアドレスし、
    そして、上記記憶場所の上記最後の場所から読み出され
    た上記1組のデジタル信号に応答する開始アドレスのア
    ドレスの一部分を示す信号を発生させることからなる、
    手書き文字を示す1組のデジタル信号を発生させる方法
    。 2 文字が書かれる毎に、その文字を書く時の一連の運
    筆方向を示す一連の運筆方向信号を発生させるペン装置
    と、予め定められた運筆方向の信号に応答する装置とよ
    りなり、上記応答装置は、 各文字について連続した記憶場所に、上記連続する記憶
    場所の次の場所を位置づけるために必要なデータの一部
    分を記憶し、上記場所の最終の場所が手書き文字を示す
    1組のデジタル信号を記憶する記憶装置120と、上記
    記憶装置120からのデータ信号に各運筆方向信号を組
    合わせる装置と、そして、上記記憶装置120を、一連
    の運筆方向信号と前記記憶装置120から読み出された
    一連のデータとの両者で、上記記憶場所のうちの最終の
    場所が、文字筆記時に、上記ペン装置によつて発生され
    る最終運筆方向信号に従つて位置づけられるまで、連続
    的にアドレスするアドレス指定装置122、124とを
    備えていることからなることを特徴とする、手書き文字
    を示す1組のデジタル信号を発生させる装置。 3 文字を書く時の運筆方向をそれぞれ示す一連の運筆
    信号を発生させ、筆記のために用紙に当接させられてい
    ることを示すペン下降信号を発生させるペン装置と、各
    文字について、記憶装置120の内部の連続した記憶場
    所に、上記連続記憶場所の次の場所をアドレスするのに
    必要なアドレスの一部分を記憶し、上記連続記憶場所の
    うちの最終の場所に、手書き文字を示す1組のデジタル
    信号を記憶する記憶装置120と、上記ペン装置からの
    運筆方向信号に応答して、上記方向信号をアドレスの残
    部に転換し、該アドレスの残部はアドレスの一部分と共
    に、記憶装置の記憶場所をアドレスするのに必要である
    符号化装置142と、上記記憶装置120をアドレスす
    るため、開始アドレスのアドレスの一部分を発生する(
    内容レジスタ)装置152と、上記符号化装置142が
    接続され、該符号化装置142からのアドレス出力の残
    部をアドレスの1部と組合せて上記記憶装置をアドレス
    指定するための完全アドレスを形成するレジスタ装置1
    22、124と、前記符号化装置142のアドレス出力
    の残部と組合わされて完全アドレスを形成する開始アド
    レスのアドレスの前記1部分を前記レジスタ装置に印加
    する装置と、上記レジスタ装置の完全アドレス内容で上
    記記憶装置120をアドレスして、その記憶装置内の記
    憶場所のアドレスから該記憶場所として記憶されたアド
    レスの一部分を読み出すアドレス指定装置122、12
    4と、上記符号化装置142からのアドレスの次の残部
    と組合わされて完全アドレスを形成する上記記憶装置か
    ら読み出されるアドレスの1部分を上記レジスタ装置に
    印加するゲート装置156、162と、利用装置164
    と、 上記記憶装置120から読み出されている文字を表わす
    1組のデジタル信号に応答して、それらの信号を上記の
    レジスタ装置ではなく上記利用装置164に加えるデー
    ト装置156、162と、上記記憶装置120から読み
    出されている文字を表わす1組のデジタル信号のうちの
    1信号に応答して、上記の開始アドレスのアドレスの一
    部分を発生する前記内容レジスタ装置152を作動させ
    る装置とを備えてなることを特徴とする、手書き文字を
    示す1組のデジタル信号を発生させる装置。
JP49102161A 1974-01-31 1974-09-06 手書き文字を表わす1組のデジタル信号の発生方法および装置 Expired JPS5943794B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US438413 1974-01-31
US438413*A US3930229A (en) 1974-01-31 1974-01-31 Handwriting system

Publications (2)

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JPS50110235A JPS50110235A (ja) 1975-08-30
JPS5943794B2 true JPS5943794B2 (ja) 1984-10-24

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ID=23740562

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Country Status (7)

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CA (1) CA1050168A (ja)
DE (1) DE2455897C2 (ja)
FR (1) FR2279163A1 (ja)
GB (1) GB1463888A (ja)
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