JPS594307B2 - 凹凸模様付き化粧金属板およびその製造方法 - Google Patents

凹凸模様付き化粧金属板およびその製造方法

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JPS594307B2
JPS594307B2 JP9127379A JP9127379A JPS594307B2 JP S594307 B2 JPS594307 B2 JP S594307B2 JP 9127379 A JP9127379 A JP 9127379A JP 9127379 A JP9127379 A JP 9127379A JP S594307 B2 JPS594307 B2 JP S594307B2
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JP
Japan
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metal plate
convex
decorative metal
uneven pattern
paint
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JP9127379A
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JPS5615353A (en
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祥児 筏
卓司 有田
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Daido Steel Sheet Corp
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Daido Steel Sheet Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は凹凸模様を塗料にてきわだたせるようにした凹
凸模様付き化粧金属板とその製造方法に関するものであ
る。
従来より、表裏面に表面化粧下地層となる表面塗料層8
と裏面塗料層9を化粧下地として施した化粧金属板1に
型押し機によつて機械的に第1図aのように凹部3と凸
部2よりなる凹凸模様4を施した通称エンボス鋼板と称
されるものが一般に5 出回つている。
しかしこのものは車色であるので凹凸模様をきわだたせ
ることはできず、立体感のある凹凸模様は表現できない
ものであつた。そこでこの凹凸模様を形成した化粧金属
板1の凸部2の上表面に表面塗料層9と異色の塗料をロ
ールコ10−ターで塗装したものがある。このものは確
かにツートンカラーに形成することはできるが、凸部2
の高さにばらつきがあればそのまま凸部2への塗料の付
着量のばらつきとなり、均一な模様を得ることが困難で
あつた。さらに上記凹凸模様4を15形成した化粧金属
板1にフローコーターにて表面化粧下地層となる表面塗
料層8と異色の上塗り塗料6を塗装して凹凸模様4の立
体感を表現しようとしたものがある。このものでは第1
図bのように上塗り塗料6は凸部2の頂部と凹部3底面
にそクo れぞれ厚く残つて凸部2の周辺部のみ塗膜が
薄くなり、この上塗り塗料6の厚みの相違により凹凸模
様4を強調しようとするものであるが、この方法にあつ
ては単に上塗り塗料6の流動性を利用しただけであるの
で、凸部2の頂部上には上塗り塗ク5 料6が丸く盛り
上がつて比較的厚膜として残ることになり、皐に凸部2
の周辺部のみ色調が相違するにすぎず、立体的な凹凸の
表現を効果的に強調することはできず平坦な表現にとど
まつていた。本発明は上記の点に鑑みて成されたもので
あつ30て、凹部と凸部との色違いで凹凸模様のきわだ
つた強調が行なえ、かつ凹部内の上塗り塗料による上塗
り層の塗膜厚が凹部の内側面の上部より下部へと順次厚
くなることで、塗膜厚の連続的な変化にて凹凸模様の自
然な強調が行なえ高級感のある35凹凸模様付き化粧金
属板を提供することを目的とし、さらに、凸部上に上塗
り塗料を残すことなく塗料を凹部内にのみ集めることが
でき、色違いで凹凸模様のきわだつた強調ができる化粧
金属板を製造できる凹凸模様付き化粧金属板の製造方法
を提供することを目的とするものである。以下本発明を
詳細に説明する。
化粧金属板1は鋼板のような金属板7の表裏面にポリエ
ステルやアクリル樹脂の塗料を塗布し焼付けて表面化粧
下地層となる表面塗料層8と裏面塗料層9とを化粧下地
として積層することにより第2図のように平板伏に形成
してある。金属板7への表・裏面塗料層8,9の形成は
塗料を1回塗装して1回焼付ける1コート1ベークで行
なつたり、又は塗装と焼付けを交互に2回繰返す2コー
ト2ベークで行なう。塗料の塗布量は20〜239/M
2で行ない、焼付けは160〜210℃の温度で45秒
行なう。次にロール外周面に凹凸模様形成用の凹凸を施
したエンボスロールなどに上記平板伏の化粧金属板1を
通して第3図のように化粧金属板1に凸部2と凹部3よ
りなる凹凸模様4を形成する。凸部2と凹部3とは第4
図のように模様形伏に配列されているものである(凸部
2を斜線で示す)。このように凹凸模様4を形成した後
に、ロールコーターなどによつて化粧金属板1に撥き剤
5を塗布する。このとき凹部3は下方へ凹没しているの
で第5図のように凸部2の上面にのみ撥き剤5が塗布さ
れる。撥き剤5としてはシリコンオイルなど塗料をはじ
くものが用いられる。撥き剤5を塗布した後に、フロー
コーターにより上塗り塗料6を化粧金属板1の表全面に
10〜209/イの塗布量で塗布する。上塗り塗料6と
しては化粧下地と異色の着色透明塗料又は着色半透明塗
料や陰蔽力のある不透明の塗料を用いるものであり、ポ
リエステル系やアクリル系の樹脂塗料を用いる。このよ
うに上塗り塗料6を塗布すると、上塗り塗料6は撥き剤
5ではじかれて、凸部2上面上の上塗り塗料6は全て凹
部3内に流れ落ち、上塗り塗料6の大半は第6図のよう
に凹部3にのみ残ることになる。また、このとき上塗り
塗料6は表面張力の働きや塗料の濡れ性等により凸部2
の側面(凹部3の内側面)に一部が残ることになり、上
塗り塗料6の一部は凸部2の側面に下程順次塗膜厚が厚
くなるように付着する。この後上塗り塗料6を焼付けて
上塗り層を形成する。このとき例えば表面化粧下地層と
なる表面塗料層8を薄茶色に、上塗り塗料6をこげ茶色
にしておけば、凸部2上面には表面化粧下地層となる表
面塗料層8の色B3露出して凹部3の上塗り塗料6の色
との色違いの対比により、凹凸模様4がきわだたされ立
体感が強調されるものである。上記のように本発明の化
粧金属板にあつては、凹凸模様の凹部内にのみ化粧下地
と異色の上塗り塗料による上塗り層を形成してあるので
、化粧下地による下地の色を凸部にて露出させることが
できて、この下地の色と凹部内の上塗り塗料の色との異
色の対比によつて凹凸模様をきわ立たせることt)3で
き、凹凸模様の立体感をきわ立たせることができるもの
であり、しかもこの上塗り塗料による上塗り層を凹部の
内側面の上部より下部へと順次塗膜厚が厚くなるように
形成してあるので、塗膜厚の連続的な変化にて凹部と凸
部との異色による表現が自然となり、凹凸模様の自然な
強調を行なうことができて高級感のある化粧金属板にす
ることができるものである。
また本発明の製造方法によれば、凹凸模様を形成せる化
粧金属板の凸部の凸上面にのみ撥き剤を塗布した後、上
塗り塗料を全面に塗布するようにしたので、凸部上の塗
料は撥き剤ではじかれて凸部上面には殆んど残らず凹部
内にのみ塗料が残留するものであつて、凸部と凹部の異
色で凹凸模様のきわだつた強調ができる化粧金属板を製
造できるものである。次に本発明を実施例により具体的
に説明する。
実帷例 1板厚0.271!l!の燐酸亜鉛処理鉄板の
表裏両面に充分なる陰蔽力をもつポリエステル樹脂塗料
をロールコーターにて乾燥伏態で239/M2の塗布量
で塗布し、材温200℃の焼付温度で45秒焼付けるこ
とにより、鉄板の表裏面にそれぞれ表面塗料層と裏面塗
料層とを施して化粧金属板を形成した。
次にエンボスロールによつて機械的に型押しし化粧金属
板に凹凸模様を形成した。
シリコンオイルをトルエンに溶かして撥き剤とし凹凸模
様を施した化粧金属板にロールコーターにより塗布した
撥き剤はロールコーターに接触する凸部にのみ塗布され
た。さらに上記下地色とは異なる色調をもち充分なる陰
蔽力のあるポリエステル樹脂塗料をフローコーターにて
乾燥伏態で15g/wlの塗布量にて化粧金属板表面に
塗布し材温200℃の焼付温度で45秒暁付けた。
塗料は撥き剤ではじかれて殆んどが凹部に集まり、凸部
の上面は下地塗料層が露出され、色違いにより凹凸模様
の立体感が強調された化粧金属板が得られた。実施例
2 板厚0.35mmの燐酸亜鉛処理鉄板の表裏面に充分な
る陰蔽力をもつアクリル樹脂塗料をロールコーターにて
乾燥伏態で20g/イの塗布量で塗布し、材温190℃
の焼付温度で45秒焼付けることにより化粧金属板とし
た。
これを機械的に型押しし、凹凸模様を形成し、ロールコ
ーターを用いて撥き剤を凸部の上表面に塗布した後、下
地色とは異色で陰蔽力の乏しい半透明になるように調整
したアクリル樹脂塗料をフローコーターにて乾燥伏態で
18g/wlになるように全面塗布し、材温200℃の
焼付温度で45秒焼付けた。
この場合は実帷例1の場合よりも重厚感・ソフト感を表
現することが出来た。
【図面の簡単な説明】
第1図A,bは従来の化粧金属板の断面図、第2図、第
3図、第5図、第6図はそれぞれ本発明一実施例の一工
程における化粧金属板の断面図、第4図は第3図の上面
図である。 1は化粧金属板、2は凸部、3は凹部、4は凹凸模様、
5は撥き剤、6は上塗り塗料である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下塗り塗料による下粧下地を施した化粧金属板に凹
    部と凸部よりなる凹凸模様を形成し、凹凸模様の凹部内
    にのみ下粧下地と異色の上塗り塗料による上塗り層を形
    成すると共にこの上塗り層を凹部の内側面の上部より下
    部へと順次塗膜厚が厚くなるように形成して成ることを
    特徴とする凹凸模様付き化粧金属板。 2 下塗り塗料で化粧下地を施した化粧金属板の表面に
    型押し機を用いて凸部と凹部よりなる凹凸模様を形成し
    、凸部の凸上面にのみ撥き効果を有する塗液を塗布し、
    しかる後化粧金属板の表面に化粧下地と異色の着色塗料
    を塗布して焼付乾燥することを特徴とする凹凸模様付き
    化粧金属板の製造方法。
JP9127379A 1979-07-18 1979-07-18 凹凸模様付き化粧金属板およびその製造方法 Expired JPS594307B2 (ja)

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JPS5615353A JPS5615353A (en) 1981-02-14
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JPS6030340A (ja) * 1983-07-28 1985-02-15 大日本印刷株式会社 化粧板の製造法
JPS61160236A (ja) * 1985-01-10 1986-07-19 川渕 敏徳 金属製外装板及びその製造方法

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