JPS594275Y2 - 電気泳動用支持体 - Google Patents

電気泳動用支持体

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Publication number
JPS594275Y2
JPS594275Y2 JP12757077U JP12757077U JPS594275Y2 JP S594275 Y2 JPS594275 Y2 JP S594275Y2 JP 12757077 U JP12757077 U JP 12757077U JP 12757077 U JP12757077 U JP 12757077U JP S594275 Y2 JPS594275 Y2 JP S594275Y2
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JP
Japan
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support
electrophoresis
serum
reinforcing frame
periphery
Prior art date
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Expired
Application number
JP12757077U
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English (en)
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JPS5454397U (ja
Inventor
喨 藤森
美喜雄 堀井
Original Assignee
オリンパス光学工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気泳動法において血清等の被検試料を塗布す
るシート状の電気泳動用支持体に関するものである。
電気泳動法においては血清等を塗布するためにセルロー
スアセテート紙等よりなるシート状の支持体が使用され
る。
そして周知のように電気泳動法ではこの支持体上に血清
を塗布した上でこれに通電して血清の分画像を形成し、
これを染色、脱色等の工程を経た上で比色定量が行なわ
れる。
このような電気泳動法において近年その各工程を自動的
に連続して処理出来るようになった自動電気泳動装置が
開発された。
その一例について概要を説明すると次の通りである。
第1図に示すようにロール状に巻かれた支持体1をロー
ラー2により送り、これをカッター3にて所定の長さに
切断した上で湿紙装置4にてベロナール−ベロナール・
ソーダ液等からなる緩衝液にて湿らせ更に血清塗布装置
5により支持体上に多数の血清を塗布した後に電気泳動
箱6にて所定時間通電して各血清の分画像を形成し、更
に図示していないが順次染色、脱色、乾燥等の工程を経
て比色定量するものである。
これらの各工程中例えば血清塗布装置5にて血清を塗布
する場合、塗布装置5のベル)5a上に支持体1を保持
した状態で各ペン先の先端に夫々血清を添付した血清塗
布具5bを支持体1上に下降せしめて行なわれる。
この場合、支持体は湿紙装置4等にて湿らされることに
よって著しく腰が弱くなっているので、ベル)5a上に
保持されている支持体1は第2図に示すようにその中央
の部分がたわんでしまい、支持体1が平面状に張られた
まま塗布されず好ましくない。
このことは血清塗布に際して少なくとも塗布する部分の
下面に支持体を支えるための他の部材が存在した場合支
持体が薄いために塗布した血清が裏面にまでしみとおる
ため、裏面にある部材によりわきにひろがって、細い線
状の正しい塗布が行ない得す、したがって支持体1の下
面に他の支持部材を配置することが出来ないことに原因
している。
同様のたわみは電気泳動箱についても起り得る。
令弟3図に示すような構造の電気泳動箱の場合を例にし
て説明すると、11は搬送用ベルトでこのベルト11に
よって第3図紙面垂直方向に血清を塗布した支持体11
が送られて泳動箱内に送り込まれ、このベルト11上に
保持される。
この状態にて受は台12を受は台上下動機構13の操作
によって上昇せしめれば、支持体1の両端はこの受は台
12と押え板14との間に挟持され搬送用ベルト11よ
りはなれて保持される。
このようにして、受は台12の表面に取付けられその一
端が緩衝液15中に漬かっている濾紙16を介して支持
体に通電される。
尚17は通電の際用いられる電極である。
この電気泳動箱内での通電の際も支持体1は受は台12
と押え板14により挟持された状態で保持されるので、
その自重によって中央部が下がす、シたがって分画像の
形成に悪影響を生ずる。
本考案は以上述べたような欠点を除去するためになされ
たものであって、支持体の周縁のうち少なくとも相対す
る二辺に保強枠を設けると共にこの保強枠を設けたこと
により通電等の際に影響を及ぼさないような構成とした
シート状の電気泳動用支持体を提供するものである。
以下図示する各実施例にもとづき本考案電気泳動用支持
体の具体的構成について説明する。
第4図に示すものは第1の実施例で、一定の寸法に切断
されたシート状の支持体1の周縁に濾紙、スポンジ等の
多孔性の材料よりなる額縁状をした補強枠20をその四
隅等の適宜個所をはとめ、接着その他の固定手段21に
て固定したものである。
これによって支持体1は平面状に確実に保持されると共
に例えば電気泳動箱での通電の際にも補強枠20が多孔
性の材料からなっているので、この補強枠20も緩衝液
にて湿らされ、通電に支障をきたすことはない。
次に第5図は他の第2の実施例で支持体1′を図示する
ように中央1’aを一般の支持体の厚さと同様の厚さと
しその周縁1’bを中央より幾分厚くして一体に製造し
たもので、第4図と実質的に同一の構造である。
しかじはとめや接着等の固定手段を用いることなく形威
し得るものである。
更に第6図に示すものは第3の実施例で支持体1の周縁
の溶液状のセルロースアセテートを付けて一体に固定し
たものでこれにより支持体1の周縁に補強枠20′を形
成したものである。
更に第7図は第4の実施例で補強枠20を一方の面のみ
でなく他方の面にも形成してサンドイッチ状にしたもの
である。
以上説明した各実施例に示す構造の支持体はその周縁に
補強枠が固定手段により又は一体的に形威されているの
で、これを緩衝液に湿潤せしめても腰が弱くなることが
なく、第8図に示すように平面状にピンと張られた状態
にての血清の塗布が可能である。
同様の電気泳動箱にて通電する際もたわむことなく良好
な分画像を形威し得るものである。
しかも周縁に形成する補強枠の厚さは支持体の厚さ又は
たかだかその倍程度の厚さで十分であるので、このよう
な補強枠を形成したとしてもローラーやベルト等の搬送
機構を用いての搬送の際にこの補強枠が障害となること
は全くなく、かえって支持体を緩衝液を湿潤せしめても
この補強枠により支持体がたわんだりすることが全くな
いので良好な搬送が可能である。
尚各実施例には補強枠を支持体の周縁ぐるりと形成した
もののみが示しであるがこれに限ることなく周縁のうち
相対する二辺にのみ形成しても良い。
更に補強枠を形成した長い支持体をロール状に巻いたも
のを使用すれば、第1図に示すような自動電気泳動装置
に用いて、これを一定の長さ毎に切断して使用すること
も可能である。
又第1図に示すような普通のロール状の支持体を用いた
自動電気泳動装置の中に補強枠を取付ける工程を組込む
ことによって、湿潤装置に送る前に補強枠付きの支持体
とすることも可能である。
又あらかじめ第4図乃至第7図に示すような構造の支持
体を用意してそれを使用する場合には、第9図に示すよ
うに支持体保管容器30内に多数の支持体を保管してお
きこれをローラー又はベルト等からなる搬送機構31を
用いて順次第1図における湿潤装置4等へ搬送するよう
にしても良い。
上述の如く、本願考案によるシート状の電気泳動用支持
体は、血清塗布及び電気泳動の際にたわむことがないと
共に、泳動をかける際に補強枠が通電の障害には何らな
らないという実用上極めて重要な利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動電気泳動装置の概要を示す図、第2図は自
動電気泳動装置のうちの血清塗布装置にて支持体に血清
を塗布する際の支持体の状態を示す図、第3図は自動電
気泳動装置のうちの電気泳動箱の一例を示す断面図、第
4図乃至第7図は本考案支持体の各実施例の図で、Aは
いずれも斜視図、BはAにおけるB−B線断面図、第8
図は本考案支持体に血清を塗布する際の支持体の状態を
示す図、第9図は支持体の保管並びに搬送の際に用いら
れる保管容器および搬送機構の一例を示す図である。 1・・・・・・支持体、20・・・・・・保強枠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電気泳動法にて使用される支持体において、上記支持体
    の周縁のうち少なくとも相対する二辺に多孔性の材料に
    て形成された保強枠を設けたことを特徴とするシート状
    の電気泳動用支持体。
JP12757077U 1977-09-24 1977-09-24 電気泳動用支持体 Expired JPS594275Y2 (ja)

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JP12757077U JPS594275Y2 (ja) 1977-09-24 1977-09-24 電気泳動用支持体

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JP12757077U JPS594275Y2 (ja) 1977-09-24 1977-09-24 電気泳動用支持体

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Publication Number Publication Date
JPS5454397U JPS5454397U (ja) 1979-04-14
JPS594275Y2 true JPS594275Y2 (ja) 1984-02-07

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ID=29090453

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JPH0142031Y2 (ja) * 1981-06-11 1989-12-11

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JPS5454397U (ja) 1979-04-14

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