JPS5942732B2 - 鋼帯連続焼鈍設備 - Google Patents
鋼帯連続焼鈍設備Info
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- JPS5942732B2 JPS5942732B2 JP54141499A JP14149979A JPS5942732B2 JP S5942732 B2 JPS5942732 B2 JP S5942732B2 JP 54141499 A JP54141499 A JP 54141499A JP 14149979 A JP14149979 A JP 14149979A JP S5942732 B2 JPS5942732 B2 JP S5942732B2
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- cooling
- copper strip
- zone
- plenum chamber
- strip
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/52—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
- C21D9/54—Furnaces for treating strips or wire
- C21D9/56—Continuous furnaces for strip or wire
- C21D9/573—Continuous furnaces for strip or wire with cooling
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、銅帯連続焼鈍設備に係り、特に、加熱帯、均
熱帯、冷却帯からなる一連の銅帯連続焼鈍設備に関する
。
熱帯、冷却帯からなる一連の銅帯連続焼鈍設備に関する
。
近時、冷間圧延された銅帯に所定の加工性、深絞り性等
を付与するために行われる焼鈍工程は、連続焼鈍設備に
よって行われている。
を付与するために行われる焼鈍工程は、連続焼鈍設備に
よって行われている。
この連続焼鈍設備は、焼鈍される銅帯の鋼種、板厚、加
熱および均熱温度、冷却条件等により、それぞれ定めら
れた固有の形態に形成されている。
熱および均熱温度、冷却条件等により、それぞれ定めら
れた固有の形態に形成されている。
すなわち、たとえばブリキ原板用の連続焼鈍設備は、板
厚0.15ないし0.6mm、板幅600ないし100
0mmの鋼帯を、700ないし800℃に均熱した後、
急速冷却することなく、その温度から450℃程度にま
で徐冷し、さらに鋼帯が炉外において酸化することのな
い100℃ないし略室温程度にまで急冷する機能を有し
、したがって、加熱帯、均熱帯、徐冷帯および急冷帯か
ら構成されている。
厚0.15ないし0.6mm、板幅600ないし100
0mmの鋼帯を、700ないし800℃に均熱した後、
急速冷却することなく、その温度から450℃程度にま
で徐冷し、さらに鋼帯が炉外において酸化することのな
い100℃ないし略室温程度にまで急冷する機能を有し
、したがって、加熱帯、均熱帯、徐冷帯および急冷帯か
ら構成されている。
これに対して絞り用冷延鋼板もしくは軟質ブリキ原板用
の連続焼鈍設備は、板厚0.4ないし1.677J7+
!、板幅800ないし1500mmなる絞り用冷延鋼板
の銅帯、もしくは板厚0.15ないし0.6框、板幅6
00ないし1,000籠なる軟質ブリキ原板の鋼帯を、
700ないし850’Cに均熱した後、10ないし10
0°C/sec、程度の冷却速度で300ないし500
℃にまで急速冷却し、その温度で1ないし5分間程度保
持して過時効を行わせて充分軟化した後急冷する機能を
有し、従って、加熱帯、均熱帯、急冷帯、過時効処理帯
、および最終冷却帯から構成されている。
の連続焼鈍設備は、板厚0.4ないし1.677J7+
!、板幅800ないし1500mmなる絞り用冷延鋼板
の銅帯、もしくは板厚0.15ないし0.6框、板幅6
00ないし1,000籠なる軟質ブリキ原板の鋼帯を、
700ないし850’Cに均熱した後、10ないし10
0°C/sec、程度の冷却速度で300ないし500
℃にまで急速冷却し、その温度で1ないし5分間程度保
持して過時効を行わせて充分軟化した後急冷する機能を
有し、従って、加熱帯、均熱帯、急冷帯、過時効処理帯
、および最終冷却帯から構成されている。
また、混合組織の高張力冷延鋼板用の連続焼鈍設備は、
絞り用冷延鋼板と同様の板厚、板幅の鋼帯を、800な
いし850℃に加熱し、フェライト中に一部γ相を発生
せしめた後、10ないし100℃/sec。
絞り用冷延鋼板と同様の板厚、板幅の鋼帯を、800な
いし850℃に加熱し、フェライト中に一部γ相を発生
せしめた後、10ないし100℃/sec。
程度の冷却速度で急速冷却しそのまま製品とされる。
さらに、珪素鋼板用の連続焼鈍設備は、板厚0.3ない
し0.7 mrtt、板幅600ないし1000mmの
鋼板を、800ないし1000℃の比較的高い温度に加
熱し均熱した後、急速冷却することなく、略室温程度に
まで冷却することができるようになっており、したがっ
て、加熱帯、均熱帯および冷却帯より構成されている。
し0.7 mrtt、板幅600ないし1000mmの
鋼板を、800ないし1000℃の比較的高い温度に加
熱し均熱した後、急速冷却することなく、略室温程度に
まで冷却することができるようになっており、したがっ
て、加熱帯、均熱帯および冷却帯より構成されている。
このように、連続焼鈍設備は、焼鈍されるべき銅帯の材
質に応じた固有のヒートサイクル、および銅帯の寸法に
応じた固有の形態を備える必要があり、ブリキ原板、絞
り用冷延鋼板、軟質ブリキ原板、高張力冷延鋼帯もしく
は珪素鋼板等ヒートサイクルおよび寸法の異なるものを
、同一の連続焼鈍設備で処理することは困難である。
質に応じた固有のヒートサイクル、および銅帯の寸法に
応じた固有の形態を備える必要があり、ブリキ原板、絞
り用冷延鋼板、軟質ブリキ原板、高張力冷延鋼帯もしく
は珪素鋼板等ヒートサイクルおよび寸法の異なるものを
、同一の連続焼鈍設備で処理することは困難である。
ところで、連続焼鈍設備は、銅帯の連撮速度等をあまり
に小さく設定することは不経済であり、一般に2000
0ないし40000t/月の能力を有している。
に小さく設定することは不経済であり、一般に2000
0ないし40000t/月の能力を有している。
したがって、このような連続焼鈍設備を、前述のような
銅帯の種類毎に保有することは各設備を定常的に充分に
稼動せしめる受注量を持たない企業にとって得策でない
ことは明らかであり、このような観点からも、ブリキ原
板、絞り用冷延鋼板、高張力冷延鋼板もしくは珪素鋼板
を単一の連続焼鈍設備で選択的に処理可能とすることが
要望されている。
銅帯の種類毎に保有することは各設備を定常的に充分に
稼動せしめる受注量を持たない企業にとって得策でない
ことは明らかであり、このような観点からも、ブリキ原
板、絞り用冷延鋼板、高張力冷延鋼板もしくは珪素鋼板
を単一の連続焼鈍設備で選択的に処理可能とすることが
要望されている。
しかしながら、単一の連続焼鈍設備で異なる鋼種の銅帯
を選択的に処理可能とする場合には、軟質ブリキ原板、
絞り用冷延鋼板もしくは高張力冷延鋼板等の鋼帯におい
ては加熱均熱後に急冷帯で高い冷却速度によって急速冷
却する必要がある一方において、ブリキ原板もしくは珪
素鋼板等の鋼帯においては急冷帯を均熱温度で通搬する
必要がある。
を選択的に処理可能とする場合には、軟質ブリキ原板、
絞り用冷延鋼板もしくは高張力冷延鋼板等の鋼帯におい
ては加熱均熱後に急冷帯で高い冷却速度によって急速冷
却する必要がある一方において、ブリキ原板もしくは珪
素鋼板等の鋼帯においては急冷帯を均熱温度で通搬する
必要がある。
ここで、第1図および第2図に示されるように、急冷帯
1は、強制冷却手段を形成するプレナムチャンバー2が
内蔵され、プレナムチャンバー2の吹出ノズル3から吹
出される冷却ガスによって通搬される鋼帯を所定の冷却
速度で急速冷却可能となっている。
1は、強制冷却手段を形成するプレナムチャンバー2が
内蔵され、プレナムチャンバー2の吹出ノズル3から吹
出される冷却ガスによって通搬される鋼帯を所定の冷却
速度で急速冷却可能となっている。
このプレナムチャンバー2およびその吹出ノズル3は、
鋼帯の急冷時にはその内部を冷却ガスが流通するために
温度上昇することはないが、急冷帯1の内部を銅帯が均
熱状態で連撮される場合には、高温状態の銅帯から発す
るふく射熱の影響を受けて、第3図に示されるように、
運転開始後の数分ないし士数分の間、プレナムチャンバ
ー2の表面側A点の温度と裏面側B点の温度との差が大
きくなり、プレナムチャンバー2の内部には応力の不均
衡を生じて熱変形が発生する。
鋼帯の急冷時にはその内部を冷却ガスが流通するために
温度上昇することはないが、急冷帯1の内部を銅帯が均
熱状態で連撮される場合には、高温状態の銅帯から発す
るふく射熱の影響を受けて、第3図に示されるように、
運転開始後の数分ないし士数分の間、プレナムチャンバ
ー2の表面側A点の温度と裏面側B点の温度との差が大
きくなり、プレナムチャンバー2の内部には応力の不均
衡を生じて熱変形が発生する。
さらに、運転開始後の時間が経過すると、プレナムチャ
ンバー2の温度は、銅帯の温度と略同程度の高温状態と
なり、そのまま長時間高温状態に保持される場合にはプ
レナムチャンバー2の自重による変形が進行する。
ンバー2の温度は、銅帯の温度と略同程度の高温状態と
なり、そのまま長時間高温状態に保持される場合にはプ
レナムチャンバー2の自重による変形が進行する。
このようなプレナムチャンバー2の変形が生ずる場合に
は、プレナムチャンバー2の吹出ノズル3から吹出され
る冷却ガスの流量分布が崩れ、銅帯に対する冷却能が変
化し、鋼帯に冷却むらを生ぜしめて、銅帯の変形および
クーリングバックル等を生ずるという問題点がある。
は、プレナムチャンバー2の吹出ノズル3から吹出され
る冷却ガスの流量分布が崩れ、銅帯に対する冷却能が変
化し、鋼帯に冷却むらを生ぜしめて、銅帯の変形および
クーリングバックル等を生ずるという問題点がある。
本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたものであって
特に寸法および所要ヒートサイクルの異なる銅帯を能率
的にかつ安定的に焼鈍処理することができる銅帯連続焼
鈍設備を提供することを目的とする。
特に寸法および所要ヒートサイクルの異なる銅帯を能率
的にかつ安定的に焼鈍処理することができる銅帯連続焼
鈍設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、銅帯供給装置、
銅帯を所定温度に加熱し均熱する加熱均熱帯、銅帯を所
定冷却速度で急冷する第1冷却帯、銅帯を徐冷しもしく
は所定温度に保熱する第2冷却帯、銅帯を略室温に冷却
する第3冷却帯、銅帯搬出装置からなる一連の銅帯連続
焼鈍設備において、第1冷却帯は強制冷却手段を内蔵し
、第2冷却帯は切換冷熱手段を内蔵し、第3冷却帯は強
制冷却手段を内蔵するとともに、第1冷却帯に内蔵され
る強制冷却手段には自己冷却手段を備えるようにしたも
のである。
銅帯を所定温度に加熱し均熱する加熱均熱帯、銅帯を所
定冷却速度で急冷する第1冷却帯、銅帯を徐冷しもしく
は所定温度に保熱する第2冷却帯、銅帯を略室温に冷却
する第3冷却帯、銅帯搬出装置からなる一連の銅帯連続
焼鈍設備において、第1冷却帯は強制冷却手段を内蔵し
、第2冷却帯は切換冷熱手段を内蔵し、第3冷却帯は強
制冷却手段を内蔵するとともに、第1冷却帯に内蔵され
る強制冷却手段には自己冷却手段を備えるようにしたも
のである。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第4図は、本発明の一実施例に係る銅帯連続焼鈍設備の
概略全体構成図を示す説明図である。
概略全体構成図を示す説明図である。
この連続焼鈍設備の入側には、銅帯供給装置が次のよう
に設けられている。
に設けられている。
すなわち、冷間圧延された銅帯はアンコイラ−11から
巻き出され、溶接機12において連続的に接続され、銅
帯表面に付着している圧延油が清浄装置13によって除
去されるようになっている。
巻き出され、溶接機12において連続的に接続され、銅
帯表面に付着している圧延油が清浄装置13によって除
去されるようになっている。
さらに、熱処理帯の稼動を停止することなく溶接機12
における鋼帯の接続が行われるように、銅帯溜としての
入側ルーパー14が設けられており、入側ルーパー14
の前後には、鋼帯張力を遮断するプライドルロール15
゜16が配設されている。
における鋼帯の接続が行われるように、銅帯溜としての
入側ルーパー14が設けられており、入側ルーパー14
の前後には、鋼帯張力を遮断するプライドルロール15
゜16が配設されている。
この銅帯供給装置の出側には、全ての鋼種の銅帯を連続
的に焼鈍可能とするように、以下にそれぞれ詳説する加
熱帯20、均熱帯30、第1冷却帯40、第2冷却帯6
0および第3冷却帯70が連続的に配置されている。
的に焼鈍可能とするように、以下にそれぞれ詳説する加
熱帯20、均熱帯30、第1冷却帯40、第2冷却帯6
0および第3冷却帯70が連続的に配置されている。
加熱帯20には、銅帯を上下で支持して搬送するハース
ロール21が配設されるとともに、銅帯を所定温度にま
で昇温する加熱手段が内蔵されている。
ロール21が配設されるとともに、銅帯を所定温度にま
で昇温する加熱手段が内蔵されている。
加熱帯20において所定の温度にまで昇温された鋼帯は
、加熱帯20の出側に備えられているデフレクタロール
22を経て均熱帯30に送り込まれるようになっている
。
、加熱帯20の出側に備えられているデフレクタロール
22を経て均熱帯30に送り込まれるようになっている
。
均熱帯30には、銅帯を上下で支持して搬送するハース
ロール31が配設されるとともに、加熱帯20において
昇温された鋼帯を所定温度に均熱する均熱手段が内蔵さ
れている。
ロール31が配設されるとともに、加熱帯20において
昇温された鋼帯を所定温度に均熱する均熱手段が内蔵さ
れている。
均熱帯30において所定温度状態に均熱された銅帯は、
均熱帯30の出側に設けられているデフレクタロール3
2を経て第1冷却帯40に送り込まれるようになってい
る。
均熱帯30の出側に設けられているデフレクタロール3
2を経て第1冷却帯40に送り込まれるようになってい
る。
第1冷却帯40には、銅帯を上下で支持して搬送するハ
ースロール31が設けられるとともに、後述するように
均熱帯30において所定の均熱温度状態に均熱された銅
帯を急速冷却可能とする強制冷却手段が内蔵され、第1
冷却帯40の出側には銅帯を第2冷却帯60に送り込む
デフレクタロール42が配設されている。
ースロール31が設けられるとともに、後述するように
均熱帯30において所定の均熱温度状態に均熱された銅
帯を急速冷却可能とする強制冷却手段が内蔵され、第1
冷却帯40の出側には銅帯を第2冷却帯60に送り込む
デフレクタロール42が配設されている。
この第1冷却帯40の内部において、鋼帯が上下に搬送
される各搬送部の両側には、第5図および第6図に示さ
れるように、強制冷却手段を形成するプレナムチャンバ
ー43が各搬送路を搬送される銅帯の両面に対向配置さ
れている。
される各搬送部の両側には、第5図および第6図に示さ
れるように、強制冷却手段を形成するプレナムチャンバ
ー43が各搬送路を搬送される銅帯の両面に対向配置さ
れている。
プレナムチャンバー43には、炉内の雰囲気ガスとして
のHNガスが第1循環フアン44もしくは第2循環フア
ン45の駆動により、水冷式のクーラー46および流量
調整ダンパ47を経て冷却ガスの状態で送り込まれてい
る。
のHNガスが第1循環フアン44もしくは第2循環フア
ン45の駆動により、水冷式のクーラー46および流量
調整ダンパ47を経て冷却ガスの状態で送り込まれてい
る。
プレナムチャンバー43に圧縮状態で送り込まれた冷却
ガスは、プレナムチャンバー43の銅帯を臨む面内に形
成されているスリット状の吹出ノズル48から、吹出さ
れるようになっている。
ガスは、プレナムチャンバー43の銅帯を臨む面内に形
成されているスリット状の吹出ノズル48から、吹出さ
れるようになっている。
ここで、第1循環フアン44と第2循環フアン45の流
量−圧力特性は、それぞれ第7図に示されるように、第
1循環フアン44が大容量であるのに対し、第2循環フ
アン45は小容量となっている。
量−圧力特性は、それぞれ第7図に示されるように、第
1循環フアン44が大容量であるのに対し、第2循環フ
アン45は小容量となっている。
したがって、第1循環フアン44が駆動される場合には
、プレナムチャンバー43には大流量の冷却ガスが導入
され、第8図に示されるように、鋼帯表面には大流量の
冷却ガスが吹付けられて、銅帯を所定の冷却速度で急冷
可能とする。
、プレナムチャンバー43には大流量の冷却ガスが導入
され、第8図に示されるように、鋼帯表面には大流量の
冷却ガスが吹付けられて、銅帯を所定の冷却速度で急冷
可能とする。
第2循環フアン45のみが駆動される場合には、プレナ
ムチャンバー43の吹出ノズル48からは小流量の冷却
ガスが吹出され、したがって、冷却ガスは単にプレナム
チャンバー43およびその吹出ノズル48を自己冷却し
てその温度上昇を防止し、銅帯を伺ら急速冷却すること
のないようになっている。
ムチャンバー43の吹出ノズル48からは小流量の冷却
ガスが吹出され、したがって、冷却ガスは単にプレナム
チャンバー43およびその吹出ノズル48を自己冷却し
てその温度上昇を防止し、銅帯を伺ら急速冷却すること
のないようになっている。
なお、プレナムチャンバー43の銅帯を臨む表面には断
熱材49が貼付され、高温状態にある銅帯のふく射熱が
直接的にプレナムチャンバー43に及ぶことのないよう
になっている。
熱材49が貼付され、高温状態にある銅帯のふく射熱が
直接的にプレナムチャンバー43に及ぶことのないよう
になっている。
さらに、プレナムチャンバー43の内部は、第9図に示
されるように、複数の仕切り壁50により幅方向に分割
されるとともに、各分割室の流入部には、相互に独立し
て開度を調整可能となっている流量調整ダンパ51が配
設されている。
されるように、複数の仕切り壁50により幅方向に分割
されるとともに、各分割室の流入部には、相互に独立し
て開度を調整可能となっている流量調整ダンパ51が配
設されている。
すなわち、このプレナムチャンバー43においては、各
流量調整ダンパ51を適度に調整することにより、吹出
ノズル48から吹出される冷却ガスの幅方向流量分布を
制御し、銅帯をその幅方向において均一に急冷可能とな
っている。
流量調整ダンパ51を適度に調整することにより、吹出
ノズル48から吹出される冷却ガスの幅方向流量分布を
制御し、銅帯をその幅方向において均一に急冷可能とな
っている。
第2冷却帯60は、鋼帯を上下で支持し搬送するハース
ロール61、その出側において鋼帯を後続する第3冷却
帯70側に搬送するデフレフクロール62を配設されて
いる。
ロール61、その出側において鋼帯を後続する第3冷却
帯70側に搬送するデフレフクロール62を配設されて
いる。
この第2冷却帯60の内部で銅帯が搬送される各搬送路
の両側には、第10図および第11図に示されるような
、切換冷熱手段を形成する、上下方向に4連からなるふ
く対画63が配設されている。
の両側には、第10図および第11図に示されるような
、切換冷熱手段を形成する、上下方向に4連からなるふ
く対画63が配設されている。
ふく対画63は、各搬送路を搬送される鋼帯の表面にそ
れぞれ対向配置される、小U字状の第1チユーブ63A
、中U字状の第2チユーブ63Bおよび犬U字状の第3
チユーブ63Cから1組が形成されている。
れぞれ対向配置される、小U字状の第1チユーブ63A
、中U字状の第2チユーブ63Bおよび犬U字状の第3
チユーブ63Cから1組が形成されている。
ふく対画63の入側には、切換バルブ64を介して加熱
ガスを導く加熱流体管65が接続されるとともに、切換
バルブ66を介して冷却ガスを導く冷却流体管67が接
続されている。
ガスを導く加熱流体管65が接続されるとともに、切換
バルブ66を介して冷却ガスを導く冷却流体管67が接
続されている。
また、ふく対画63の出側には、ふく対画63に導入さ
れた加熱ガスもしくは冷却ガスを排出する排気ファン6
8が接続されている。
れた加熱ガスもしくは冷却ガスを排出する排気ファン6
8が接続されている。
すなわち、切換バルブ64および切換バルブ66の切換
操作により、ふく射器63内に導入された加熱ガスもし
くは冷却ガスは、第1チユーブ63A、第2チユーブ6
3B、第3チユーブ63Cを通過しながらそのふく射熱
によって銅帯を徐冷しもしくは所定温度に保持可能とな
っている。
操作により、ふく射器63内に導入された加熱ガスもし
くは冷却ガスは、第1チユーブ63A、第2チユーブ6
3B、第3チユーブ63Cを通過しながらそのふく射熱
によって銅帯を徐冷しもしくは所定温度に保持可能とな
っている。
ここで、ふく対画63の各チューブ63A、63B 、
63Cにはそれぞれ図示されない流量調整バルブが設け
られ、流量調整バルブの操作によって各チューブ63A
、63B 、63Cへの加熱ガスもしくは冷却ガスの流
入量を調整し、銅帯の幅方向に作用するふく射熱の分布
を制御し、銅帯が幅方向に均一に徐冷もしくは保熱され
るようになっている。
63Cにはそれぞれ図示されない流量調整バルブが設け
られ、流量調整バルブの操作によって各チューブ63A
、63B 、63Cへの加熱ガスもしくは冷却ガスの流
入量を調整し、銅帯の幅方向に作用するふく射熱の分布
を制御し、銅帯が幅方向に均一に徐冷もしくは保熱され
るようになっている。
第2冷却帯60において徐冷されもしくは保熱された銅
帯は、次に第3冷却帯70に進入可能となっている。
帯は、次に第3冷却帯70に進入可能となっている。
第3冷却帯70には、銅帯を上下で支持し搬送するハー
スロール71が設けられ、その出側には銅帯搬出装置側
に方向転換して送り込むデフレフクロール72が設けら
れている。
スロール71が設けられ、その出側には銅帯搬出装置側
に方向転換して送り込むデフレフクロール72が設けら
れている。
また、第3冷却帯70の内部には、第12図および第1
3図に示されるように、銅帯が搬送される各搬送路の両
側にプレナムチャンバー73が設けられている。
3図に示されるように、銅帯が搬送される各搬送路の両
側にプレナムチャンバー73が設けられている。
炉内の雰囲気ガスとしてのHNガスは、水冷式のクーラ
ー74において冷却された状態で、モーター75によっ
て駆動される循環ファン76によりプレナムチャンバー
73の内部空間に圧縮状態で送り込まれ、プレナムチャ
ンバー73の各搬送路を臨む面に多数穿孔されている吹
出量ロア7から鋼帯表面の両側に吹出され、銅帯を略室
温程度にまで冷却可能となっている。
ー74において冷却された状態で、モーター75によっ
て駆動される循環ファン76によりプレナムチャンバー
73の内部空間に圧縮状態で送り込まれ、プレナムチャ
ンバー73の各搬送路を臨む面に多数穿孔されている吹
出量ロア7から鋼帯表面の両側に吹出され、銅帯を略室
温程度にまで冷却可能となっている。
第3冷却帯70において冷却された銅帯は、炉外の銅帯
搬出装置側に送り込まれる。
搬出装置側に送り込まれる。
銅帯搬出装置は、プライドルロール81.82によって
張力状態を遮断される区間に設けられて焼鈍炉本体の稼
動を停止することなくせん断機84における鋼帯のせん
断作業を可能とする出側ルーパー83と、焼鈍処理され
た銅帯を所定長さにせん断するせん断機84と、せん断
された銅帯を巻き取るリコイラー85と、焼鈍処理され
た銅帯からその機械的性質もしくは電磁的性質等を試験
するための供試試料を採取するサンプルパンチ等を含む
サンプリング手段86と、から形成されている。
張力状態を遮断される区間に設けられて焼鈍炉本体の稼
動を停止することなくせん断機84における鋼帯のせん
断作業を可能とする出側ルーパー83と、焼鈍処理され
た銅帯を所定長さにせん断するせん断機84と、せん断
された銅帯を巻き取るリコイラー85と、焼鈍処理され
た銅帯からその機械的性質もしくは電磁的性質等を試験
するための供試試料を採取するサンプルパンチ等を含む
サンプリング手段86と、から形成されている。
次に、上記実施例の作用について説明する。
冷間圧延された銅帯は、アンコイラ−11で巻き戻され
、その端部を溶接機12によって連続的に接続され、清
浄装置13で圧延油等を清浄された後、入側ルーパー1
4等を経て焼鈍炉本体内に送り込まれる。
、その端部を溶接機12によって連続的に接続され、清
浄装置13で圧延油等を清浄された後、入側ルーパー1
4等を経て焼鈍炉本体内に送り込まれる。
銅帯は、後述するようにその鋼種に応じて第14図に示
されるような各ヒートサイクルで焼鈍処理された後、出
側ルーパー83を経て、せん断機84によって所定長さ
に切断された後、リコイラー85に巻き取られる。
されるような各ヒートサイクルで焼鈍処理された後、出
側ルーパー83を経て、せん断機84によって所定長さ
に切断された後、リコイラー85に巻き取られる。
ここで、鋼帯がブリキ原板である場合には、鋼帯は、第
14図のヒートサイクル■に従って焼鈍処理される。
14図のヒートサイクル■に従って焼鈍処理される。
すなわち、銅帯は、加熱帯20で加熱され、均熱帯30
で700ないし800℃に均熱された後、第1冷却帯4
0に導入される。
で700ないし800℃に均熱された後、第1冷却帯4
0に導入される。
第1冷却帯40においては、第1循環フアン44が停止
し、第2循環フアン45のみが駆動され、従って冷却ガ
スはプレナムチャンバー43およびその吹出ノズル48
を自己冷却するのみで、第1冷却帯40を通過する銅帯
は5℃/sec、以下の低い冷却速度状態で冷却された
後、第2冷却管60に導入される。
し、第2循環フアン45のみが駆動され、従って冷却ガ
スはプレナムチャンバー43およびその吹出ノズル48
を自己冷却するのみで、第1冷却帯40を通過する銅帯
は5℃/sec、以下の低い冷却速度状態で冷却された
後、第2冷却管60に導入される。
第2冷却帯60に導入された銅帯は、第2冷却帯60の
内部で切換冷熱手段を形成し、切換バルブ66の開操作
により冷却ガスが流入されているふく対話63のふく射
熱を、その両面に受けて450℃程度にまで徐冷される
。
内部で切換冷熱手段を形成し、切換バルブ66の開操作
により冷却ガスが流入されているふく対話63のふく射
熱を、その両面に受けて450℃程度にまで徐冷される
。
ここで、ふく対話63の各チューブ63A、63B、6
3Cに設けられている流量調整バルブは相互に調整され
て、ふく対話63の銅帯幅方向のふく射熱が制御され、
銅帯はその幅方向に均一な温度分布で徐冷される。
3Cに設けられている流量調整バルブは相互に調整され
て、ふく対話63の銅帯幅方向のふく射熱が制御され、
銅帯はその幅方向に均一な温度分布で徐冷される。
このようにして第2冷却帯60において徐冷された銅帯
は、さらに第3冷却帯70に導かれ、その内部に配設さ
れているプレナムチャンバー73の吹出量ロア7から吹
き出される冷却ガスによって略室温程度にまで徐冷され
た後、炉外に送り出される。
は、さらに第3冷却帯70に導かれ、その内部に配設さ
れているプレナムチャンバー73の吹出量ロア7から吹
き出される冷却ガスによって略室温程度にまで徐冷され
た後、炉外に送り出される。
なお、このブリキ原板に係る銅帯が、高温状態で急冷作
用を営まない第1冷却帯40の内部を通過する際には、
プレナムチャンバー43は前述のように自己冷却される
とともに、その銅帯を臨む表面に断熱材49が貼付され
ていることから、プレナムチャンバー43が熱変形を生
ずることがない。
用を営まない第1冷却帯40の内部を通過する際には、
プレナムチャンバー43は前述のように自己冷却される
とともに、その銅帯を臨む表面に断熱材49が貼付され
ていることから、プレナムチャンバー43が熱変形を生
ずることがない。
銅帯が軟質ブリキ原板である場合には第14図のヒート
サイクル■に従い、銅帯が絞り用冷延鋼板である場合に
は銅帯はヒートサイクル■に従って、それぞれ略同様な
ヒートサイクルで焼鈍処理される。
サイクル■に従い、銅帯が絞り用冷延鋼板である場合に
は銅帯はヒートサイクル■に従って、それぞれ略同様な
ヒートサイクルで焼鈍処理される。
すなわち、これらの鋼帯は加熱帯20において昇温され
た後、均熱帯30において700ないし850°Cに均
熱された後、第1冷却帯40に導入される。
た後、均熱帯30において700ないし850°Cに均
熱された後、第1冷却帯40に導入される。
第1冷却帯40に導入される鋼帯は、強制冷却手段を形
成する大容量の第1循環フアン44の駆動によってプレ
ナムチャンバー43のスリット状吹出ノズル48から吹
出される冷却ガスをその表面に受けて、例えば30ない
し50°c/ Sec、程度の冷却速度で300ないし
500°C程度にまで急速冷却される。
成する大容量の第1循環フアン44の駆動によってプレ
ナムチャンバー43のスリット状吹出ノズル48から吹
出される冷却ガスをその表面に受けて、例えば30ない
し50°c/ Sec、程度の冷却速度で300ないし
500°C程度にまで急速冷却される。
ここで、各プレナムチャンバー43の内部で、仕切り壁
50によって分割されている分割室内への冷却ガスの流
入量は、各流量調整ダンパ51の操作により調整され、
吹出ノズル48の幅方向における流量分布を制御し、銅
帯の幅方向における温度分布が均一化される状態で急冷
可能となっている。
50によって分割されている分割室内への冷却ガスの流
入量は、各流量調整ダンパ51の操作により調整され、
吹出ノズル48の幅方向における流量分布を制御し、銅
帯の幅方向における温度分布が均一化される状態で急冷
可能となっている。
このようにして、第1冷却帯40で急冷された銅帯は、
第2冷却帯60において、切換バルブ64の開操作によ
り加熱ガスが流入されているふく対話63のふく射熱を
受けて、急速冷却後の温度状態に1ないし5分間程度保
持されて過時効処理が加えられ、充分軟化された後、第
3冷却帯70のプレナムチャンバー73の冷却作用によ
って略室温程度にまで冷却された後炉外に搬出される。
第2冷却帯60において、切換バルブ64の開操作によ
り加熱ガスが流入されているふく対話63のふく射熱を
受けて、急速冷却後の温度状態に1ないし5分間程度保
持されて過時効処理が加えられ、充分軟化された後、第
3冷却帯70のプレナムチャンバー73の冷却作用によ
って略室温程度にまで冷却された後炉外に搬出される。
また、銅帯が高張力冷延鋼板である場合には、銅帯は第
14図のヒートサイクル■に示されるヒートサイクルに
従って焼鈍処理される。
14図のヒートサイクル■に示されるヒートサイクルに
従って焼鈍処理される。
すなわち、銅帯は加熱帯20で加熱され、均熱帯30で
800ないし850℃に均熱されてフェライト中に一部
γ相を発生せしめた後、第1冷却帯40に導入される。
800ないし850℃に均熱されてフェライト中に一部
γ相を発生せしめた後、第1冷却帯40に導入される。
第1冷却帯40に導入された銅帯は、その内部において
強制冷却手段を形成している大容量の第1循環フアン4
4の駆動によりプレナムチャンバー43のスリット状吹
出ノズル48から吹出される大流量の冷却ガスをその表
面に受けて、例えば10ないし50°C/sec、程度
の冷却速度で急速冷却される。
強制冷却手段を形成している大容量の第1循環フアン4
4の駆動によりプレナムチャンバー43のスリット状吹
出ノズル48から吹出される大流量の冷却ガスをその表
面に受けて、例えば10ないし50°C/sec、程度
の冷却速度で急速冷却される。
ここで、プレナムチャンバー43内の流量調整ダンパ5
1の操作により吹出ノズル48からの幅方向吹出量分布
は調整され、銅帯の幅方向温度分布が均一化される状態
で急冷される。
1の操作により吹出ノズル48からの幅方向吹出量分布
は調整され、銅帯の幅方向温度分布が均一化される状態
で急冷される。
第1冷却帯40において低い温度にまで急冷された銅帯
は、切換冷熱手段の作動が操作されている第2冷却帯6
0、さらには強制冷却手段の作動が停止されている第3
冷却帯70を経て、炉外の銅帯搬出装置に導かれる。
は、切換冷熱手段の作動が操作されている第2冷却帯6
0、さらには強制冷却手段の作動が停止されている第3
冷却帯70を経て、炉外の銅帯搬出装置に導かれる。
さらに、銅帯が珪素鋼板である場合には、第14図のヒ
ートサイクル■に示されるヒートサイクルに従って焼鈍
処理される。
ートサイクル■に示されるヒートサイクルに従って焼鈍
処理される。
すなわち、銅帯は、加熱帯20で加熱され、均熱帯30
で800ないし1ooo℃程度の比較的高い温度に均熱
された後、第1冷却帯40に導入される。
で800ないし1ooo℃程度の比較的高い温度に均熱
された後、第1冷却帯40に導入される。
ここで、第1冷却帯40内の強制冷却手段は、第1循環
フアン44が停止し、第2循環フアン45のみの駆動に
よって、冷却ガスは鋼帯を何ら急速冷却することなく5
°C/sec、以下の低い冷却速度で冷却し、プレナム
チャンバー43およびそのノズル48の熱変形が防止さ
れている。
フアン44が停止し、第2循環フアン45のみの駆動に
よって、冷却ガスは鋼帯を何ら急速冷却することなく5
°C/sec、以下の低い冷却速度で冷却し、プレナム
チャンバー43およびそのノズル48の熱変形が防止さ
れている。
銅帯は、第1冷却帯40を経て第2冷却帯60、さらに
は第3冷却帯70に導かれる。
は第3冷却帯70に導かれる。
第2冷却帯60および第3冷却帯70における銅帯は、
それぞれ切換冷熱手段としてのふく対画63、および強
制冷却手段としてのプレナムチャンバー73における冷
却作用によって徐冷された後、炉外の銅帯搬出装置に導
かれる。
それぞれ切換冷熱手段としてのふく対画63、および強
制冷却手段としてのプレナムチャンバー73における冷
却作用によって徐冷された後、炉外の銅帯搬出装置に導
かれる。
上記実施例によれば、急冷帯としての第1冷却帯40に
設けられている強制冷却手段には自己冷却手段が備えら
れ、急冷されることなく高温状態で通過するブリキ原板
もしくは珪素鋼板等の銅帯によるふく射熱の影響による
プレナムチャンバー等の熱変形が確実に防止されること
から、ブリキ原板、軟質ブリキ原板、絞り用冷延鋼板、
高張力冷延鋼板、珪素鋼板のようにそれぞれ異なる鋼種
の鋼帯が単一の連続焼鈍設備によって焼鈍処理可能とな
り、従って、各鋼種の必要処理量がそれぞれ小なる場合
にも、この連続焼鈍設備の稼動率は高い状態が維持され
る。
設けられている強制冷却手段には自己冷却手段が備えら
れ、急冷されることなく高温状態で通過するブリキ原板
もしくは珪素鋼板等の銅帯によるふく射熱の影響による
プレナムチャンバー等の熱変形が確実に防止されること
から、ブリキ原板、軟質ブリキ原板、絞り用冷延鋼板、
高張力冷延鋼板、珪素鋼板のようにそれぞれ異なる鋼種
の鋼帯が単一の連続焼鈍設備によって焼鈍処理可能とな
り、従って、各鋼種の必要処理量がそれぞれ小なる場合
にも、この連続焼鈍設備の稼動率は高い状態が維持され
る。
なお、上記実施例において、鋼帯がヒートサイクルIの
ブリキ原板、ヒートサイクル■の珪素鋼板である場合の
、銅帯温度、断熱材49の表面Aの温度、プレナムチャ
ンバー43の表面Bの温度プレナムチャンバー43の裏
面Cの温度は、それぞれ表1に示されるような実測値と
なっており、プレナムチャンバー43は自己冷却作用に
よってその昇温か防止され、熱変形の発生が抑制されて
いることが認められる。
ブリキ原板、ヒートサイクル■の珪素鋼板である場合の
、銅帯温度、断熱材49の表面Aの温度、プレナムチャ
ンバー43の表面Bの温度プレナムチャンバー43の裏
面Cの温度は、それぞれ表1に示されるような実測値と
なっており、プレナムチャンバー43は自己冷却作用に
よってその昇温か防止され、熱変形の発生が抑制されて
いることが認められる。
第15図は、上記実施例において第1冷却帯40に内蔵
されている強制冷却手段の変形例を示す説明図である。
されている強制冷却手段の変形例を示す説明図である。
すなわち、第1冷却帯40の各搬送路を搬送される銅帯
の表面に対向配置されるプレナムチャンバー100には
冷却ガスを銅帯表面に向けて吹出す吹出ノズル101が
備えられている。
の表面に対向配置されるプレナムチャンバー100には
冷却ガスを銅帯表面に向けて吹出す吹出ノズル101が
備えられている。
炉内の雰囲気ガスは、大容量の第1循環フアン102の
駆動により、クーラー103で冷却された後、第1ダン
パー104で流量調整されてプレナムチャンバー100
に圧縮状態で送り込まれ、吹出ノズル101から前述の
ように吹出される。
駆動により、クーラー103で冷却された後、第1ダン
パー104で流量調整されてプレナムチャンバー100
に圧縮状態で送り込まれ、吹出ノズル101から前述の
ように吹出される。
また、プレナムチャンバー100の背面側には、第2循
環フアン105の駆動により、クーラー106で冷却さ
れた冷却ガスが第2ダソパ107の流量調整を介して小
流量で循環可能とされている。
環フアン105の駆動により、クーラー106で冷却さ
れた冷却ガスが第2ダソパ107の流量調整を介して小
流量で循環可能とされている。
すなわち、第1冷却帯40において鋼帯を急速冷却する
場合には、第1循環フアン102を駆動して、大流量の
冷却ガスを吹出ノズル101から鋼帯に向けて噴出させ
、第1冷却帯40内を急冷されない銅帯が高温状態で連
撮される場合には、第1循環フアン102を停止し、第
2循環フアン105を駆動してプレナムチャンバー10
0の内部においてのみ冷却ガスを循環させれば、鋼帯を
急速冷却することなく、プレナムチャンバー100およ
びその吹出ノズル101を自己冷却しそれらの昇温およ
び熱変形が防止される。
場合には、第1循環フアン102を駆動して、大流量の
冷却ガスを吹出ノズル101から鋼帯に向けて噴出させ
、第1冷却帯40内を急冷されない銅帯が高温状態で連
撮される場合には、第1循環フアン102を停止し、第
2循環フアン105を駆動してプレナムチャンバー10
0の内部においてのみ冷却ガスを循環させれば、鋼帯を
急速冷却することなく、プレナムチャンバー100およ
びその吹出ノズル101を自己冷却しそれらの昇温およ
び熱変形が防止される。
第16図および第17図は、上記実施例の第1冷却帯4
0内に配設されている強制冷却手段の他の変形例を示す
説明図である。
0内に配設されている強制冷却手段の他の変形例を示す
説明図である。
すなわち、プレナムチャンバ−110は、吹出ノズル1
11を備える主チヤンバ−112と、主チヤンバ−11
2の銅帯に臨む表面側を被う副チヤンバ−113とから
形成されている。
11を備える主チヤンバ−112と、主チヤンバ−11
2の銅帯に臨む表面側を被う副チヤンバ−113とから
形成されている。
循環ファン114は、炉内の雰囲気ガスを、クーラー1
15によって冷却した状態で、主ダンパ116を介して
主チヤンバ−112に送り込むとともに、副ダンパ11
7を介して副チヤンバ−113に送り込むことが可能と
なっている。
15によって冷却した状態で、主ダンパ116を介して
主チヤンバ−112に送り込むとともに、副ダンパ11
7を介して副チヤンバ−113に送り込むことが可能と
なっている。
主チヤンバ−112に導入された冷却ガスは吹出ノズル
111から鋼帯に向けて吹出され、副チヤンバ−113
に導かれた冷却ガスはプレナムチャンバー110の表面
層をその幅方向に移動してプレナムチャンバー110を
自己冷却した後、副チヤンバ−113の側部に穿孔され
ている排気口118から炉内に流出するようになってい
る。
111から鋼帯に向けて吹出され、副チヤンバ−113
に導かれた冷却ガスはプレナムチャンバー110の表面
層をその幅方向に移動してプレナムチャンバー110を
自己冷却した後、副チヤンバ−113の側部に穿孔され
ている排気口118から炉内に流出するようになってい
る。
すなわち、銅帯を第1冷却帯40において急速冷却する
場合には、主ダンパ116および副ダンパ117の両者
を開とし、副チヤンバ−113を流動する冷却ガスによ
ってプレナムチャンバー110を自己冷却するとともに
、主チヤンバ−112の吹出ノズル111から大流量の
冷却ガスが銅帯の表面に吹付けられる。
場合には、主ダンパ116および副ダンパ117の両者
を開とし、副チヤンバ−113を流動する冷却ガスによ
ってプレナムチャンバー110を自己冷却するとともに
、主チヤンバ−112の吹出ノズル111から大流量の
冷却ガスが銅帯の表面に吹付けられる。
また、高温状態の銅帯を急速冷却することなく通過させ
る場合には、主ダンパ116を閉止し、副ダンパ117
のみを開放すれば副チヤンバ−113内を流動する冷却
ガスの自己冷却作用によってプレナムチャンバー110
およびその吹出ノズル111は昇温および熱変形が防止
される。
る場合には、主ダンパ116を閉止し、副ダンパ117
のみを開放すれば副チヤンバ−113内を流動する冷却
ガスの自己冷却作用によってプレナムチャンバー110
およびその吹出ノズル111は昇温および熱変形が防止
される。
第18図は、上記実施例の第1冷却帯40内に配設され
ている強制冷却手段のさらに他の変形例を示す説明図で
ある。
ている強制冷却手段のさらに他の変形例を示す説明図で
ある。
すなわち、プレナムチャンバー120にはその銅帯を臨
む面内に吹出ノズル121が設けられ、その背面側には
大きな開口面積を形成可能とするバイパスダンパ122
が設けられている。
む面内に吹出ノズル121が設けられ、その背面側には
大きな開口面積を形成可能とするバイパスダンパ122
が設けられている。
循環ファン123の駆動により、炉内の雰囲気ガスはク
ーラー124で冷却された後、流量調整ダンパ125を
経てプレナムチャンバー120に導かれ、バイパスダン
パ122が閉止している場合には、吹出ノズル121か
ら鋼帯表面に向けて吹出され、バイパスダンパ122が
開放されている場合には、吹出ノズル121から流出す
ることなくバイパスダンパ122によって形成された開
口部から炉内に排出される。
ーラー124で冷却された後、流量調整ダンパ125を
経てプレナムチャンバー120に導かれ、バイパスダン
パ122が閉止している場合には、吹出ノズル121か
ら鋼帯表面に向けて吹出され、バイパスダンパ122が
開放されている場合には、吹出ノズル121から流出す
ることなくバイパスダンパ122によって形成された開
口部から炉内に排出される。
すなわち、第1冷却帯40の内部において鋼帯を急速冷
却する場合には、バイパスダンパ122を閉止して、大
流量の冷却ガスが吹出ノズル121から鋼帯表面に向け
て吹出される。
却する場合には、バイパスダンパ122を閉止して、大
流量の冷却ガスが吹出ノズル121から鋼帯表面に向け
て吹出される。
高温状態の銅帯が急冷されることなく通過する場合には
、バイパスダンパ122を開放し、冷却ガスを吹出ノズ
ル121から吹出すことなく、プレナムチャンバー12
0内を経てバイパスダンパ122により形成された開口
部から炉内に流出し、その冷却ガスの自己冷却作用によ
り、プレナムチャンバー120およびその吹出ノズル1
21の昇温および熱変形が防止される。
、バイパスダンパ122を開放し、冷却ガスを吹出ノズ
ル121から吹出すことなく、プレナムチャンバー12
0内を経てバイパスダンパ122により形成された開口
部から炉内に流出し、その冷却ガスの自己冷却作用によ
り、プレナムチャンバー120およびその吹出ノズル1
21の昇温および熱変形が防止される。
第19図は、上記実施例の第1冷却帯40のケーシング
本体および強制冷却手段の変形例を示す説明図である。
本体および強制冷却手段の変形例を示す説明図である。
すなわち、プレナムチャンバー130およびその吹出ノ
ズル131の外表面の全域には断熱材132が被覆され
、また、ケーシング本体の内面には断熱材133が被覆
されている。
ズル131の外表面の全域には断熱材132が被覆され
、また、ケーシング本体の内面には断熱材133が被覆
されている。
すなわち、このような第1冷却帯40による場合には、
高温状態の銅帯から発するふく射熱は、断熱材132,
133によって遮熱される。
高温状態の銅帯から発するふく射熱は、断熱材132,
133によって遮熱される。
したがって、高温状態の銅帯が急冷されることなく通過
する場合にも、プレナムチャンバー130、その吹出ノ
ズル131およびケーシング本体の昇温、熱変形が防止
される。
する場合にも、プレナムチャンバー130、その吹出ノ
ズル131およびケーシング本体の昇温、熱変形が防止
される。
以上のように、本発明は、銅帯供給装置、銅帯を所定温
度に加熱し均熱する加熱均熱帯、鋼帯を所定冷却速度で
急冷する第1冷却帯、銅帯を徐冷しもしくは所定温度に
保熱する第2冷却帯、鋼帯を略室温に冷却する第3冷却
帯、銅帯搬出装置からなる一連の銅帯連続焼鈍設備にお
いて、第1冷却帯は強制冷却手段を内蔵し、第2冷却帯
は切換冷熱手段を内蔵し、第3冷却帯は強制冷却手段を
内蔵するとともに、第1冷却帯に内蔵される強制冷却手
段には自己冷却手段を備えるようにしたので、ヒートサ
イクルの異なる鋼種を能率的にかつ安定的に焼鈍するこ
とができるという効果を有する。
度に加熱し均熱する加熱均熱帯、鋼帯を所定冷却速度で
急冷する第1冷却帯、銅帯を徐冷しもしくは所定温度に
保熱する第2冷却帯、鋼帯を略室温に冷却する第3冷却
帯、銅帯搬出装置からなる一連の銅帯連続焼鈍設備にお
いて、第1冷却帯は強制冷却手段を内蔵し、第2冷却帯
は切換冷熱手段を内蔵し、第3冷却帯は強制冷却手段を
内蔵するとともに、第1冷却帯に内蔵される強制冷却手
段には自己冷却手段を備えるようにしたので、ヒートサ
イクルの異なる鋼種を能率的にかつ安定的に焼鈍するこ
とができるという効果を有する。
第1図は従来例に係る銅帯連続焼鈍設備における急冷帯
の内部構造を示す断面図、第2図は第1図の■一部を示
す要部拡大図、第3図は第2図に示される各測温点の温
度変化を示す線図、第4図は本発明に係る銅帯連続焼鈍
設備の一実施例を示す概略配置図、第5図は第1冷却帯
の内部構造を示す断面図、第6図は第5図のVI−VI
線に沿う断面図、第7図は循環ファンの流量−圧力特性
を示す線図、第8図は第5図の要部を拡大して示す断面
図、第9図は第5図のIX−IX線に沿う断面図、第1
0図は第2冷却帯の内部を示す断面図、第11図は第1
0図XI−XI線に沿う断面図、第12図は第3冷却帯
の内部を示す断面図、第13図は第12図の■−■線に
沿う断面図、第14図は各種鋼帯のヒートサイクルを示
す説明図、第15図は第1冷却帯内の強制冷却手段の変
形例を示す断面図、第16図は回能の変形例を示す断面
図、第17図は第16図の正面図、第18図は回能の変
形例を示す断面図、第19図は回能の変形例を示す断面
図である。 11・・・・・・アンコイラ−113・・・・・・清浄
装置、14・・・・・・入側ルーパー、15,16・・
・・・・プライドルロール、20・・・・・・加熱帯、
30・・・・・・均熱帯、40・・・・・・第1冷却帯
、43・・・・・・プレナムチャンバー、44・・・・
・・第1循環フアン、45・・・・・・第2循環フアン
、46・・・・・・クーラー、48・・・・・・吹出ノ
ズル、60・・・・・・第2冷却帯、63・・・・・・
ふく対画、64・・・・・・切換バルブ、65・・・・
・・加熱流体管、66・・・・・・切換)4ルブ、67
・・・・・・冷却流体管、70・・・・・・第3冷却帯
、73・・・・・・プレナムチャンバー、γ4・・・・
・・クーラー、76・・・・・・循環ファン、77・・
・・・・吹出開口、83・・・・・・出側レレーパー、
85 ・・−・・−IJコイラー、100°・。 ・・・プレナムチャンバー、101・・・・・・吹出ノ
ズル、102・・・・・・第1循環フアン、105・°
°°°°第2循環ファン、110・・・・・・プレナム
チャンバー、111・・・・・・吹出ノズル、112・
・・・・・主チヤンバ−,120・°゛・°°フレナム
チャンバー、121・・・・・・吹出ノズル、122・
・・・・・バイパスダンパ、130・・・・・・プレナ
ムチャンバー、132 、133・・・・・・断熱材。
の内部構造を示す断面図、第2図は第1図の■一部を示
す要部拡大図、第3図は第2図に示される各測温点の温
度変化を示す線図、第4図は本発明に係る銅帯連続焼鈍
設備の一実施例を示す概略配置図、第5図は第1冷却帯
の内部構造を示す断面図、第6図は第5図のVI−VI
線に沿う断面図、第7図は循環ファンの流量−圧力特性
を示す線図、第8図は第5図の要部を拡大して示す断面
図、第9図は第5図のIX−IX線に沿う断面図、第1
0図は第2冷却帯の内部を示す断面図、第11図は第1
0図XI−XI線に沿う断面図、第12図は第3冷却帯
の内部を示す断面図、第13図は第12図の■−■線に
沿う断面図、第14図は各種鋼帯のヒートサイクルを示
す説明図、第15図は第1冷却帯内の強制冷却手段の変
形例を示す断面図、第16図は回能の変形例を示す断面
図、第17図は第16図の正面図、第18図は回能の変
形例を示す断面図、第19図は回能の変形例を示す断面
図である。 11・・・・・・アンコイラ−113・・・・・・清浄
装置、14・・・・・・入側ルーパー、15,16・・
・・・・プライドルロール、20・・・・・・加熱帯、
30・・・・・・均熱帯、40・・・・・・第1冷却帯
、43・・・・・・プレナムチャンバー、44・・・・
・・第1循環フアン、45・・・・・・第2循環フアン
、46・・・・・・クーラー、48・・・・・・吹出ノ
ズル、60・・・・・・第2冷却帯、63・・・・・・
ふく対画、64・・・・・・切換バルブ、65・・・・
・・加熱流体管、66・・・・・・切換)4ルブ、67
・・・・・・冷却流体管、70・・・・・・第3冷却帯
、73・・・・・・プレナムチャンバー、γ4・・・・
・・クーラー、76・・・・・・循環ファン、77・・
・・・・吹出開口、83・・・・・・出側レレーパー、
85 ・・−・・−IJコイラー、100°・。 ・・・プレナムチャンバー、101・・・・・・吹出ノ
ズル、102・・・・・・第1循環フアン、105・°
°°°°第2循環ファン、110・・・・・・プレナム
チャンバー、111・・・・・・吹出ノズル、112・
・・・・・主チヤンバ−,120・°゛・°°フレナム
チャンバー、121・・・・・・吹出ノズル、122・
・・・・・バイパスダンパ、130・・・・・・プレナ
ムチャンバー、132 、133・・・・・・断熱材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鋼帯供給装置、銅帯を所定温度に加熱し均熱する加
熱均熱帯、鋼帯を所定冷却速度で急冷する第1冷却帯、
銅帯を徐冷しもしくは所定温度に保熱する第2冷却帯、
銅帯を略室温に冷却する第3冷却帯、銅帯搬出装置から
なる一連の銅帯連続焼鈍設備において、第1冷却帯は強
制冷却手段を内蔵し、第2冷却帯は切換冷熱手段を内蔵
し、第3冷却帯は強制冷却手段を内蔵するとともに、第
1冷却帯に内蔵される強制冷却手段には自己冷却手段を
備えることを特徴とする銅帯連続焼鈍設備。 2 前記第1冷却帯に内蔵される強制冷却手段は、鋼帯
の両面に対向配置されるプレナムチャンバーから強制的
に冷却ガスを吹出す冷却ガス吹出装置であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の銅帯連続焼鈍設備。 3 前記第2冷却帯に内蔵される切換冷熱手段は、銅帯
の両面に対向配置されて冷却ガスもしくは加熱ガスが選
択的に強制循環されるふく射放熱装置であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の銅帯連続焼鈍設備。 4 前記第3冷却帯に内蔵される強制冷却手段は、銅帯
の両面に対向配置されるプレナムチャンバーから強制的
に冷却ガスを吹出す冷却ガス吹出装置であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の銅帯連続焼鈍設備。 5 前記鋼帯供給装置には、アンコイラ−1清浄装置、
ルーパーを包含することを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の銅帯連続焼鈍設備。 6 前記鋼帯搬出装置には、ルーパー、サンプリング手
段、リコイラーを包含することを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の銅帯連続焼鈍設備。 7 前記強制冷却手段は、プレナムチャンバーの吹出ノ
ズルから大流量の冷却ガスを吹出して銅帯を強制冷却す
る第1循環フアンと、プレナムチャンバーの吹出ノズル
から小流量の冷却ガスを吹出してプレナムチャンバーを
自己冷却する第2循環フアンと、を備えることを特徴と
する特許請求の範囲第2項記載の鋼帯連続焼鈍設備。 8 前記強制冷却手段は、プレナムチャンバーの吹出ノ
ズルから大流量の冷却ガスを吹出して鋼帯を強制冷却す
る第1循環フアンと、プレナムチャンバー内で小流量の
冷却ガスを循環してプレナムチャンバーを自己冷却する
第2循環フアンと、を備えることを特徴とする特許請求
の範囲第2項記載の銅帯連続焼鈍設備。 9 前記プレナムチャンバーは、銅帯を強制冷却する冷
却ガスを吹出ノズルから吹出す主チャンバーと、主チャ
ンバーの銅帯を臨む側に設けられてプレナムチャンバー
を自己冷却する冷却ガスが流通する副チャンバーと、か
らなることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の鋼
帯連続焼鈍設備。 10前記プレナムチヤンバーには、銅帯の強制冷却時に
は閉止され、プレナムチャンバーの自己冷却時には開放
されるバイパスダンパが設けられることを特徴とする特
許請求の範囲第2項記載の銅帯連続焼鈍設備。 11 前記プレナムチャンバーの外表面は、断熱材によ
って被覆されていることを特徴とする特許請求の範囲第
2項記載の銅帯連続焼鈍設備。
Priority Applications (5)
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- 1980-10-30 EP EP80106686A patent/EP0031012B1/en not_active Expired
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