JPS5942676Y2 - 伝達誤差信号弁別回路 - Google Patents

伝達誤差信号弁別回路

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JPS5942676Y2
JPS5942676Y2 JP13383676U JP13383676U JPS5942676Y2 JP S5942676 Y2 JPS5942676 Y2 JP S5942676Y2 JP 13383676 U JP13383676 U JP 13383676U JP 13383676 U JP13383676 U JP 13383676U JP S5942676 Y2 JPS5942676 Y2 JP S5942676Y2
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JP
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pulse
signals
output
time
pulses
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JP13383676U
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JPS5351253U (ja
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利夫 橋本
好純 二村
幸 佐藤
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トヨタ自動車株式会社
三明電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は歯車または自在継手等の回転伝達系の伝達誤
差測定装置に関するものである。
従来、自在継手等の回転伝達系の伝達誤差の測定は、第
1図に示すようにロータリエンコーダ3゜4を自在継手
1の駆動側23と従動側24にそれぞれ設けて、モータ
2を回した際に駆動側23のロータリエンコーダ3から
発生するパルス数(ロータリエンコーダ3,4は例えば
1回転で86400パルスの信号を発生する)と、従動
側24のロータリエンコーダ4から発生するパルス数と
の差を求めて伝達誤差とする方法がある。
すなわち、自在継手等の伝達誤差を測定する場合には例
えば駆動側23を1度づつ回してこの1度毎のパルスの
差を求めてグラフ上にプロットすれば駆動側の回転角度
毎の伝達誤差を求めることができる。
(これは駆動側23のロータリエンコーダ3からのパル
スを横軸要素とし、パルス数の差を縦軸要素とすればX
−Yプロッタ等によって自動的に描かせることも可能で
ある。
)然しながら、このような測定方法において問題となる
のは、測定精度を向上するためにはロータリエンコーダ
3,4は1回転あたり膨大なパルス信号を発生するが、
パルス数差を演算するために設けられている図示しない
カウンタにはロータリエンコーダ3と4から同一タイミ
ングでパルスが入力されることが頻繁にあり、パルスの
計数漏れが生ずるということである。
この計数漏れをなくすために、ロータリエンコーダから
パルスが入力されることにより所定時間反転する単安定
マルチバイブレータを設げ(すなわち、単安定マルチバ
イブレータによってパルスを所定時間ラッチさせるわけ
である)、これが反転している間に第3図0UT2で示
す時分割同期信号により同期をとって図示しないカウン
タヘパルスを出力する方法が考えられるが、単安定マル
チバイブレータの時定数回路はコンデンサ、抵抗により
構成されるので反転時間を一定に保つことが難しく(一
般に反転時間を短くすればするほど精度は低下する)、
特に、自在継手等を高速で回して伝達誤差を測定したい
場合や、ロータリエンコーダより1回転毎に発生される
パルス数を増やして測定精度をあげたい場合等には、単
安定マルチバイブレータの反転時間を短くしなくてはな
らず、信頼性が著しく低下するという問題があった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、信頼
性が高くかつ安定した精度で伝達誤差を測定できる回転
伝達系の伝達誤差測定装置の提供を目的とするものであ
る。
以下、本考案の一実施例を図面により詳細に説明する。
まず、第1図において、自在継手1を回転させる駆動用
のモータ2には(モータを用いずに手回しで行うことも
できる)駆動力を滑らかに負荷に伝達するためのカップ
リング6が取り付けられ、同カップリング6の出力側の
駆動軸9aは軸台9により本体8に設置されている。
そしてこの駆動軸9aには1回転毎に86400パルス
を発生するロータリエンコーダ(パルス発生器)3が取
り付けられている。
また、従動側においては従動軸10aは軸台10により
本体8に設置され、同従動軸10aは回転を滑らかに伝
達するカップリングTを介して自在継手1に適切な負荷
を与えるためのブレーキ5に接続されている。
そして、この従動軸10aにも1回転毎に86400パ
ルスを発生するロータリエンコーダ(パルス発生器)4
が取り付けられている。
次に、測定回路の構成を第2図に基づいて説明すると、
この回路は、発振器(クロック信号発生回路)11と分
周器(時分割同期信号発生回路)12と、ディレィフリ
ップフロップ回路13〜20と、オアゲート21,22
とから構成されている。
そして、ロータリエンコーダ3,4の出力信号はディレ
ィフリップフロップ回路(以後り型FFという)13,
14および15,16のクロック端子CKに入力され、
同り型FF13〜16の論理設定用端子りはゲート論理
条件用負荷抵抗器R1〜R4を介して、電源子Bに接続
されている。
また、発振器11の発振出力は分周器12と、後段のD
型FF(同期回路)17〜20のクリヤ端子CLに入力
され、前段のD型FF13〜16の出力端子Qは後段の
D型FF17〜20の論理設定用端子りにそれぞれ接続
されている。
さらにまた、D型FF17と20の出力端子Qはオアゲ
ート220入力測に、またD型FF18と19の出力端
子Qはオアゲート21の入力側にそれぞれ接続されてい
る。
このような構成において、発振器11はロータリエンコ
ーダ3,4かも出力されるパルスの周期の−以下の周期
で自励発振しており、この発振器力が入力される分周器
12は、これを分周してその出力端子であるビット1〜
ビツト4より第3図P1〜P4に示すように所定のタイ
ミングで順次パルスを出力している。
この状態で、自在継手1の駆動、側23が正方向に回転
されてロータリエンコーダ3から第3図のF3に示すよ
うに時限T□においてパルスが出力されると、このパル
スによりD型FF13はセットされ、同り型FFの出力
端子Qの出力A1がハイレベル(以後Hという)に反転
して後段のD型FF1Tの論理設定用端子りがHに設定
される。
次に、D型FF17には時限T4になるとこれのクロッ
ク端子CKに第3図に示すパルスP□が入力される。
このため、同り型FF17は反転して出力端子QがH1
出力端子Qがローレベル(以後りという)となる。
このためアウトプットOUT、はHとなる一方(第3図
0UT2)、前記り型FF13はリセットされる。
さらにたの後、発振器11の出力側と接続されたクリア
端子CLは、発振出力PoによってLにされるので、D
型FF 17はリセットされる。
このようにして、ロータリエンコーダ3あるいは4から
入力されるパルスは、D型FF13〜16によって一時
的にラッチされるとともに分局器12かもの時分割同期
信号に同期させて所定のタイミングで順次出力されるわ
けである。
従って、例えば第3図0UT2に示すように、ロータリ
エンコーダ3,4からパルスR3,R4が同時にD型F
F14および16に入力されても、前述と同様の過程に
よってD型FF18,20からは第3図0UT2,0U
T4に示すように時分割同期信号P2.P4にそれぞれ
同期して異なるタイミングで出力されるので、図示しな
い可逆カウンタにパルスが同時に入力されてカウント不
能となるといった不具合は防止されることになる。
なお、第3図ではロータリエンコーダ3,4を逆回転さ
せた場合に出力されるパルスR3,R4と、ロータリエ
ンコーダ3を正回転させた場合に出力されるパルスF3
(ロータリエンコーダ4からのパルスF4は省略されて
いる)とが説明の便宜上同じ図中に描かれているが、実
際にはモータ2を正回転させた場合にはロータリエンコ
ーダ3,4からはパルスF3.F4のみが、モータ2を
逆回転させた場合にはパルスR3,R4のみがそれぞれ
出力されるものであり、パルスF3とR4とが同時に出
力されることはない。
(ただし、第3図では時限T□とT2との間にモータ2
を逆転させればこのような場合もありうる。
次に伝達誤差の測定方法を以下に説明する。
例えば、モータ2を正回転させると駆動側のロータリエ
ンコーダ3からはこれの正回転によってパルスF3が、
また従動側のロータリエンコーダ4からはパルスF4が
出力される。
このため、このパルスF3.F4を計数したΣF3.Σ
F4の差を求めれば正回転させたときの伝達誤差φEを
求めることができる。
つまり、 φE=ΣF3−ΣF4=Σf3−Σ
f4 である。
ただし、f3.f4は、ロータリエンコーダ3゜4かも
のパルスF3.F4をD型FF13,15へ一時記憶さ
せるとともに時分割同期信号に同期させて出力したパル
スである。
また、モータ2を逆回転させると駆動側のロータリエン
コーダ3からはこれの逆回転によってパルスR3が、ま
た従動側のロータリエンコーダ4からはパルスR4が出
力される。
このため、このパルスR3,R4を計数したΣR3,Σ
R4の差を求めれば逆回転時の伝達誤差φEを求めるこ
とができる。
つまり、 φE=ΣR4−ΣR3=Σr4−Σ
r3 である。
ただし、r35r4は、ロータリエンコーダ3゜4かも
のパルスR3,R4をD型FF14,16へ一時記憶さ
せるとともに時分割同期信号に同期させて出力したパル
スである。
なお、このモータ2を逆転させた場合には従動側のロー
タリエンコーダ4のパルス数から駆動側ノロータリエン
コーダ3のパルス数を減算しているが、駆動側から従動
側を減算するか、従動側から駆動側を減算するかは所望
に応じて設定すればよいものであって、要するにパルス
数の減算さえできればよいわけである。
そして、このような減算は正回転時と逆回転時とにわけ
てそれぞれ個別のカウンタを設けて行う方法も考えられ
るが、本例ではオアゲート回路21゜22を設げてこれ
を一つのカウンタで行えるよう構成している。
すなわち、正回転時にはパルスf3はオアケート22を
介してアウトプット0UT4より出力され、パルスf4
はオアゲート21を介してアウトプット0UT3より出
力される。
また、逆回転時にはパルスr4はオアゲート22を介し
てアウトプット0UT4より出力され、パルスr3はオ
アゲート21を介してアウトプット0UT3より出力さ
れる。
従って、このアウトプット0UT3と0UT4とを図示
しないカウンタに接続しておけば、正回転時と逆回転時
の演算を一つのカウンタで行うことができる。
なお、本例ではパルス発生源(ロータリエンコーダ)が
2個の場合について説明したが、3個所以上の複数入力
に対してもD型FFをカスケード接続し、分周器の出力
数P□〜PnをD型FFの数に対応して増加することに
より、容易に対応させることができる。
また、分周回路12はフリップフロップを直列接続する
ことにより構成できることはもちろんである。
以上説明したように、本考案ではロータリエンコーダか
らのパルスを各ディレィフリップフロップ回路に一時的
に記憶させ、これを時分割信号発生回路からの時分割信
号によって各ディレィフリップフロップ回路毎にあらか
じめ決められたタイミングで出力すると同時に同じタイ
ミングで対応するディレィフリップフロップ回路をリセ
ットする構成にしたことにより、計測の際にパルスが同
時に出力されて計数不能になるといった不具合が防止さ
れ、また、ロータリエンコーダより入力されるパルスの
周期が短くても、単安定マルチバイブレータのように時
定数要素を有する構成要素がないので、時分割同期信号
とのタイミングを確実にとることができる。
このため、信頼性が向上するとともにより一層正確な計
測が可能になるという優れた特徴を有する。
また、装置全体の構成が簡単でかつ使用に際しては特別
な操作を必要としないので、安価でかつ操作の行いやす
い装置を提供できるという特徴も認められる。
なお、本考案は自在継手の伝達誤差のみならず。
他の産業機械、例えば、長大径の軸の回転時における、
ねじれやハイドリック系のロータリアクチェータ等の信
号伝達の遅れ、その他機械装置のリンク機構の遅れ動作
等の測定にも使用できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は伝達誤
差測定装置の全体の構成を示す説明図、第2図は回路図
、第3図はそのタイミングチャートを示す線図である。 1・・・・・・自在継手、3,4・・・・・・ロータリ
エンコーダ(パルス発生器)、11・・・・・・発振器
(クロック信号発生回路)、12・・・・・・分周器(
時分割同期信号発生回路)、13〜16・・・・・・デ
ィレィフリップフロップ回路、IT〜20・・・・・・
ディレィフリップフロップ回路(同期回路)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転伝達系の駆動側と従動側にそれぞれ設けもれ、所定
    角度回転毎に所定数のパルス信号を発生するN個のパル
    ス発生器と、前記各パルス発生器の出力側にそれぞれ接
    続され、パルス発生器からのパルス信号を一次記憶する
    N個のディレィフリップフロップ回路と、前記各パルス
    発生器が発生するパルス信号の最大周波数のN倍以上の
    周波数のクロック信号を発生するクロック信号発生回路
    と、前記クロック信号発生回路からのクロック信号を−
    に分周することによりN個の互いに位相の異なる時分割
    同期信号を発生する時分割同期信号発生回路と前記ディ
    レィフリップフロップ回路で記憶したパルス信号をそれ
    ぞれ対応する時分割同期信号に同期させて出力すると同
    時に前記ディレィフリップフロップ回路にリセット信号
    を供給するN個の同期回路と、前記駆動側と従動側のパ
    ルス発生器からのパルス信号が両カウント入力に入力さ
    れ、両カウント入力のパルス信号の計数差を出力する加
    逆カウンタとからなることを特徴とする回転伝達系の伝
    達誤差測定装置。
JP13383676U 1976-10-04 1976-10-04 伝達誤差信号弁別回路 Expired JPS5942676Y2 (ja)

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JP13383676U JPS5942676Y2 (ja) 1976-10-04 1976-10-04 伝達誤差信号弁別回路

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JP13383676U JPS5942676Y2 (ja) 1976-10-04 1976-10-04 伝達誤差信号弁別回路

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Publication Number Publication Date
JPS5351253U JPS5351253U (ja) 1978-05-01
JPS5942676Y2 true JPS5942676Y2 (ja) 1984-12-14

Family

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JP13383676U Expired JPS5942676Y2 (ja) 1976-10-04 1976-10-04 伝達誤差信号弁別回路

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3002783B2 (ja) * 1989-07-17 2000-01-24 マルマンゴルフ 株式会社 ゴルフ用ウッドクラブのヘッド
JP5295724B2 (ja) * 2008-11-06 2013-09-18 Ntn株式会社 等速自在継手の異常検出方法

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JPS5351253U (ja) 1978-05-01

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