JPS5941823Y2 - 自動洗濯機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は給水後洗いに自動的に移行する自動洗濯機に関
する。

この種、従来の自動洗濯機においては、浴槽内の残水を
補助給水源として利用するために、この残水を洗濯槽内
に供給する給水ホースを有する給水用ポンプを主給水源
たる水道から給水する給水用電磁弁とともにタイマーに
よる制（２）回路に組込み、給水時に給水用電磁弁及び
前記給水用ポンプの内の一方が作動し得るように切換え
る切換スイッチを設ける構成としている。

しかしながら斯る従来構成によれば、洗濯運転を開始さ
せる時に給水用電磁弁及び給水用ポンプの内の一方を選
択すべく切換スイッチを手動操作する必要があって操作
が面倒であり、又、給水用ポンプを選択した場合におい
て、浴槽内に水が無いのに気がつかない時或いは給水途
中で浴槽内の水が無くなった時には給水用ポンプが空運
転して洗濯槽内に水が供給されないばかりか、次の洗い
に移行せずに給水用ポンプが空運転ｕ売けることになっ
て電力の浪費をきたす不具合があった。

本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、主給水源の水を洗濯槽内に給水する給水用電磁弁の他
に補助給水源の水を洗濯槽内に供給する給水ホースを有
する給水用ポンプを設け、前記給水ホースに前記補助給
水源の水の有無を検知する水検出器を取付け、水検出器
による水検出の有無に応じて前記給水用電磁弁及び給水
用ポンプのいずれか一方を自動的に選択する構成とする
ことによって、給水ホースを操作するだけで給水用電磁
弁と給水用ポンプとのいづれかを自動的に選択し得て操
作が簡単であり、又、補助給水源に給水ホースが導かれ
た場合において、補助給水源に水が有る時には洗濯槽内
に補助給水源の水を給水ポンプで供給することができ、
補助給水源の水が無い時或いは無くなった時には給水用
ポンプヲ自動的に停止させ旦つ主給水源の給水用電磁弁
を作動させて洗濯槽内に主給水源の水を供給させること
ができ、従って給水用ポンプが空運転して給水不足を起
こすようなことがなく、次の洗いに移行せずに給水用ポ
ンプが空運転し続けて電力を浪費するというようなこと
を防止できる自動洗濯機を提供するにある。

以下本考案を全自動洗濯機に適用した一実施例を図面を
参照して説明する。

１は交流電源、２は周知の図示しない水位スイッチ及び
タイマーからなる制御回路部、３はタイマーの操作摘み
によって開閉される電源用カムスイッチで、これは便宜
上前記制御回路部２と別に図示する。

而して、交流電源１の一端は前記電源用カムスイッチ３
を介して前記制御回路部２の一方の電源入力端子Ａに接
続され、又他端は二分岐され、その一方の分岐端は制御
□□回路部２の他方の電源入力端子Ｂに接続されている
とともに他方分岐端は母線４に接続されている。

５はコンデンサモータからなる駆動モータであり、これ
は、正転端子５ａ及び逆転端子５ｂが制御回路部２の出
力端子Ｃ及びＤに接続され旦つ共通端子５ｃが母線４に
接続され、周知のように、洗い及びすすぎ行程において
は正転端子５ａ及び逆転端子５ｂに交互に通電されて図
示しない攪拌翼を正逆回転駆動され、脱水行程において
は正転端子５ａに通電されて図示しない洗濯槽兼脱水槽
たる回転槽を回転駆動させるようになっている。

６は制御回路部２の出力端子Ｅと母線４との間に接続さ
れた排水用電磁弁で、これは周知のように排水行程にお
いて通電されて回転槽内の水を外部へ排出するようにな
っている。

７は主給水源たる水道（図示せず）に連通させて前記回
転槽内に給水するための給水用電磁弁、８は補助給水源
たる浴槽（図示せず）に導かれる給水ホース（図示せず
）を有して前記回転槽内に給水するための給水用ポンプ
である。

９はリレーであり、これは励磁コイル１０及び切換スイ
ッチ形のリレースイッチ１１を有している。

そして、リレースイッチ１１において、可動接片Ｃは前
記制御回路部２の出力端子Ｆに接続され、常閉側の固定
接片すは給水用電磁弁７を介して母線４に接続され、常
開側の固定接片ａは給水用ポンプ８を介して母線４に接
続されている。

この場合、制御回路部２はタイマーが洗い行程及びすす
ぎ行程に移行した時に出力端子Ｆからリレースイッチ１
１の接片（Ｃ−ｂ）間或いは接片（。

−ａ）間を介して給水用電磁弁７或いは給水用ポンプ８
に通電するようになっている。

１２．１２は水検出器たる一対の電極であり、これは、
前記給水用ポンプ８の給水ホースの先端部に取付けられ
ており、前記給水ホースが浴槽内に導かれてその内部の
水によって短絡されるか否かによって水の有無を検出す
るものである。

１３は前記制御回路部２の電源入力端子Ａ。Ｂ間に接続
さ第１たリレー駆動回路であり、その入力端子には前記
電極１２．１２が接続され、出力端子には前記励磁コイ
ル１０が接続されている。

そして、このリレー駆動回路１３は、電極１２゜１２が
水によって短絡されていない時には励磁コイル１０を断
電状態にし、電極１２．１２が水によって短絡されてい
る時には励磁コイル１０を通電状態にするようになって
いる。

次に上記構成による本実施例の作用について述べるに、
通常給水用ポンプ８を用いない場合にはその給水ホース
を洗濯機外箱（図示せず）の所定の保管部位に立掛は状
態に保管しておく。

而して、給水ホースを前述したように保管した状態で、
制御回路部２のタイマーをその操作摘みによってセット
操作し且つ該操作摘みを例えば弓き操作して電源用カム
スイッチ３を閉成させると、先ず給水行程（洗い行程の
一部）になる。

この場合、給水用ポンプ８の給水ホースは所定の保管部
位に保管されていることによって電１１２．１２は水を
検出することはなく、従ってリレー９は不作動状態にあ
ってリレースイッチ１１の接片（Ｃ−ｂ）間を閉成させ
ている。

これにより、給水行程になると、制（財）回路部２の出
力端子Ｆからリレースイッチ１１の接片（ｃ−ｂ）間を
介して給水用電磁弁７が通電されて開放し、主給水源た
る水道の水を回転槽内に供給する。

このようにして、回転槽内の水位が規定水位になると、
制御回路部２に組込まれた水位スイッチが作動して洗い
行程が開始され、出力端子Ｃ，Ｄを介して駆動モータ５
が通電され洗いが行なわれる。

その後は、周知のように、排水用電磁弁６が通電される
ことによる排水、前記駆動モータ５の正転端子５ａか通
電されることによる脱水、前記洗いと同様のすすぎ、前
述同様の排水、脱水、すすぎ、排水及び脱水の各行程が
行なわれて洗濯運転が終了する。

一方、給水用ポンプ８を用いる場合には、その給水ホー
スを保管場所から引出して補助給水源たる浴槽に導きそ
の先端部を浴槽内に挿入する。

この場合、浴槽内に水が無かった時にはリレー９は不作
動状態のままであり、従って制御回路部２のタイマーを
セット操作させれば、前述同様の給水用電磁弁７による
給水をともなう洗濯運転が行なわれる。

而して、浴槽内に水がある場合には、これを電極１２．
１２が検出するので、リレー駆動回路１３が励磁コイル
１０に通電してリレー９を作動させるようになり、その
リレースイッチ１１の接片（ｃ−ａ）間を閉成させるー
これにより、制（財）回路部２のタイマーをセット操作
すると、制（財）回路部２の出力端子Ｆからリレースイ
ッチ１１の接片（ｃ−ａ）間を介して給水用ポンプ８が
通電されて作動し、給水ホースによって浴槽内の水を吸
引して回転槽内に供給する。

その後の洗濯運転に関しては給水用電磁弁の代わりに給
水用ポンプ８が作動される以外は前述同様である。

さて、このような洗濯運転における給水途中において、
浴槽内の水が無くなった場合には、電極１２．１２は水
による短絡が解除されることにより水無しを検知し、こ
れによってリレー駆動回路１３は励磁コイル１０への通
電を切る。

従ってリレー９は不作動状態になってリレースイッチ１
１の接片（ｃ−ａ）間を開放し接片（ｃ−ａ）間を閉成
するようになり、給水用ポンプ８が断電され給水用電磁
弁７が通電されるように切換わり、水道の水が回転槽内
に供給されるようになる。

このように本実施例によれば、水道の水を回転槽内に供
給する給水用電磁弁７と浴槽内の水を給水ホースを介し
て回転槽内に供給する給水用ポンプ８とを設け、給水用
ポンプ８の給水ホースの先端部に水の有無を検出する電
極１２．１２を設け、この電極１２．１２の水の有無の
検出によって通断覗制倒されるリレー９を設けて、その
リレースイッチ１１により前記給水用電磁弁７と給水用
ポンプ８とを切換作動させるようにしたので、給水用ポ
ンプ８の給水ホースを浴槽に導き操作するか否かによっ
て給水用電磁弁７及び給水用ポンプ８とのいずれかを自
動的に選択し得て操作が簡単であり、又、給水ホースを
浴槽内に導いた場合において、浴槽内に水が無かった時
若しくは給水の途中で水が無くなった時には、給水用電
磁弁７が自動的に作動して水道の水を回転槽内に供給さ
せることができ、従って給水用ポンプ８に空運転を行な
わせて給水不足を起こしたりするようなことがなく、又
次の洗いに移行せずに給水用ポンプ８が空運転し続けて
電力を浪費するというようなことを防止できる。

尚、上記実施例では水検出器として電極１２゜１２を用
いたが、これに限らず例えば給水ホースの先端部にフロ
ート式の水検出器を設けるようにしてもよい。

又、上記実施例において、給水用ポンプ８及び電極１２
，１２の電気回路への接続部分にプラグインジャック方
式の接続器を用いて、例えば給水ホースを給水用ポンプ
８から取外した時に電極１２゜１２も電気回路に対する
接続が自動的に外れるようにしてもよい。

その他、本考案は上記し且つ図面に示す実施例のみに限
定されるものではなく、例えば制（財）回路部２をマイ
クロコンピュータで構成するようにしてもよく、更には
全自動洗濯機のみならず自動洗濯機全般に適用し得る等
、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。

本考案は以上説明したように、給水ホースを操作するだ
けで給水用電磁弁と給水用ポンプとのいづれかを自動的
に選択し得て操作が簡単であり、又、補助給水源に給水
ホースが導かれた場合において、補助給水源に水が有る
時には洗濯槽内に補助給水源の水を給水ポンプで供給す
ることができ、補助給水源の水が無い時或いは無くなっ
た時には給水用ポンプを自動的に停止させ且つ主給水源
の給水用電磁弁を作動させて洗濯槽内に主給水源の水を
供給させることができ、従って給水用ポンプが空運転し
て給水不足を起こすようなことがなく、次の洗いに移行
することなく給水用ポンプが空運転し続けて電力を浪費
するというようなことを防止できる自動洗濯機を提供で
きる。

【図面の簡単な説明】

図佃は本考案の一実施例を示す電気回路図である。 図面中、２は制御回路部、７は給水用電磁弁、８は給水
用ポンプ、９はリレー、１２は電極（水検出器）を示す
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗濯槽内への給水後洗いに自動的に移行させるようにし
   たものにおいて、主給水源の水を前記洗濯槽内に供給す
   るための給水用電磁弁と、補助給水源に導かれる給水ホ
   ースを有し該補助給水源の水を前記洗濯槽内に供給する
   ための給水用ポンプと、前記給水ホースに取付けられ前
   記補助給水源における水の有無を検出する水検出器とを
   具備し、水検出器による水検出の有無に応じて前記給水
   用ポンプ及び給水用電磁弁のいずれか一方を自動的に選
   択するようにしたことを特徴とする自動洗濯機。