JPS5941626Y2 - 分布定数形デイレ−ライン - Google Patents
分布定数形デイレ−ラインInfo
- Publication number
- JPS5941626Y2 JPS5941626Y2 JP5118877U JP5118877U JPS5941626Y2 JP S5941626 Y2 JPS5941626 Y2 JP S5941626Y2 JP 5118877 U JP5118877 U JP 5118877U JP 5118877 U JP5118877 U JP 5118877U JP S5941626 Y2 JPS5941626 Y2 JP S5941626Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- delay line
- distributed constant
- winding
- external connection
- ground electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はカラーテレビジョン受像機やビデオテープレコ
ーダなどに用いられる分布定数形ディレーラインの改良
に係り、信頼性の向上と生産性の向上を計ろうとするも
のである。
ーダなどに用いられる分布定数形ディレーラインの改良
に係り、信頼性の向上と生産性の向上を計ろうとするも
のである。
一般にこの種の分布定数形ディレーラインは、アース電
極用として絶縁ボビンに導体を巻回するか、あるいは絶
縁ボビンの表面に薄い導体または導電性塗料を塗布する
ことによって構成されている。
極用として絶縁ボビンに導体を巻回するか、あるいは絶
縁ボビンの表面に薄い導体または導電性塗料を塗布する
ことによって構成されている。
特に最近では、アース電極用として絶縁ボビンに導体を
巻回する構成のものが製造上有利であることから多く採
用されるに至っている。
巻回する構成のものが製造上有利であることから多く採
用されるに至っている。
このような構成において、アース電極用導体は一種のコ
イルを形成することになり、信号コイルとの相互作用に
よOアース電極用導体に起電力が誘導され余分な電流が
流れることになる。
イルを形成することになり、信号コイルとの相互作用に
よOアース電極用導体に起電力が誘導され余分な電流が
流れることになる。
このような不都合を取除くためには、アース電極導体に
コイルを形成させないこと、すなわち、両端のリードの
うちどちらか一方を外部接続端子に接続しておかなけれ
ばならない。
コイルを形成させないこと、すなわち、両端のリードの
うちどちらか一方を外部接続端子に接続しておかなけれ
ばならない。
従来におけるこのタイプの分布定数形ディレーラインに
ついて第1図〜第4図を用いて示す。
ついて第1図〜第4図を用いて示す。
まず、第1図に示すものは、多数の鍔1によって多数個
の巻線溝2を備えた絶縁ボビン3の両端の鍔に外部接続
端子4〜6を植設し、上記巻線溝2に信号コイル7と、
バイファイラ巻きによって容量を得るためのアース電極
巻線8が交互に巻回され、信号コイル7の両端は外部接
続端子4,5に接続され、アース電極巻線8のそれぞれ
の一端ぎは外部接続端子6に接続され、他端のリードr
は絶縁ボビン3より浮かした状態となっている。
の巻線溝2を備えた絶縁ボビン3の両端の鍔に外部接続
端子4〜6を植設し、上記巻線溝2に信号コイル7と、
バイファイラ巻きによって容量を得るためのアース電極
巻線8が交互に巻回され、信号コイル7の両端は外部接
続端子4,5に接続され、アース電極巻線8のそれぞれ
の一端ぎは外部接続端子6に接続され、他端のリードr
は絶縁ボビン3より浮かした状態となっている。
この構成の電気的回路図は第2図に示すようになる。
上記のような構成において、アース電極巻線8の浮いた
リード8“は外部接続端子4〜5との接触や隣接したリ
ード8“どうしの接触を起す可能性があり、この接触に
よってアース電極巻線8にループ電流が流れてインダク
タンス分が増加したり、回路的ショートして損失を大き
くしたりするものであった。
リード8“は外部接続端子4〜5との接触や隣接したリ
ード8“どうしの接触を起す可能性があり、この接触に
よってアース電極巻線8にループ電流が流れてインダク
タンス分が増加したり、回路的ショートして損失を大き
くしたりするものであった。
実際の製品では、リード8″は8〜15本程度存在し、
振動や落下などのショックによって接触する危険性は高
く、安全性、信頼性において乏しいものとなっていた。
振動や落下などのショックによって接触する危険性は高
く、安全性、信頼性において乏しいものとなっていた。
また、第3図に示すものは、筒状絶縁ボビン9の両端に
外部接続端子10〜12を設け、この筒状絶縁ボビン9
に信号コイル13を密着整列巻きし、その信号コイル1
3上にアース電極巻線14をピッチ巻きし、信号コイル
13の両端を外部接続端子10.11に接続し、アース
電極巻線14の一端を外部接続端子12に接続し、この
アース電極巻線14の他端を筒状絶縁ボビン9の端部に
接着剤15で固定して構成したものである。
外部接続端子10〜12を設け、この筒状絶縁ボビン9
に信号コイル13を密着整列巻きし、その信号コイル1
3上にアース電極巻線14をピッチ巻きし、信号コイル
13の両端を外部接続端子10.11に接続し、アース
電極巻線14の一端を外部接続端子12に接続し、この
アース電極巻線14の他端を筒状絶縁ボビン9の端部に
接着剤15で固定して構成したものである。
この構成の分布定数形ディレーラインの電気回路図は第
4図に示すようになる。
4図に示すようになる。
この構成によれば、上述のような接触の危険性は無いが
、接着剤15で固定するには、手作業が必要となり、ま
た接着剤15の硬化までに時間を要し、生産性を著しく
阻害するものとなっていた。
、接着剤15で固定するには、手作業が必要となり、ま
た接着剤15の硬化までに時間を要し、生産性を著しく
阻害するものとなっていた。
また、接着剤15の材質によってはアース電極巻線14
の腐蝕といったことも発生し、寿命性の点で問題が発生
する。
の腐蝕といったことも発生し、寿命性の点で問題が発生
する。
本考案は以上のような従来の欠点を除去するものである
。
。
以下、本考案の一実施例を添付の図面第5図〜第7図に
より説明する。
より説明する。
まず、第5図、第6図において、16は両端に方形鍔1
7.18を設け、この方形鍔17.18間に複数個の中
間鍔19を設は複数個の巻線溝20を設けた絶縁ボビン
であ01この絶縁ボビン16の両端の方形鍔17.18
のうち、一方の方形鍔17には2本の外部接続端子21
,22が植設さへ他方の方形鍔18には一本の外部接続
端子23と、この方形鍔18と一体あるいは別個に形成
されたものを結合して設けられた角柱状の絶縁突片24
が設けられている。
7.18を設け、この方形鍔17.18間に複数個の中
間鍔19を設は複数個の巻線溝20を設けた絶縁ボビン
であ01この絶縁ボビン16の両端の方形鍔17.18
のうち、一方の方形鍔17には2本の外部接続端子21
,22が植設さへ他方の方形鍔18には一本の外部接続
端子23と、この方形鍔18と一体あるいは別個に形成
されたものを結合して設けられた角柱状の絶縁突片24
が設けられている。
この絶縁ボビン16の各巻線溝20には信号コイル25
が連続的に巻回され、この信号コイル25の両端は外部
接続端子21.23に接続されている。
が連続的に巻回され、この信号コイル25の両端は外部
接続端子21.23に接続されている。
この信号コイル25上にはアース電極巻線26が連続的
に春画され、このアース電極巻線26の一端は外部接続
端子22に接続され、他端は絶縁突片24に巻付けられ
ている。
に春画され、このアース電極巻線26の一端は外部接続
端子22に接続され、他端は絶縁突片24に巻付けられ
ている。
なお、アース電極巻線26は信号コイル25の下側に巻
回してもよく、また、信号コイル25と、アース電極巻
線26とは別個の巻線溝20の交互に巻回する構成とし
てもよい。
回してもよく、また、信号コイル25と、アース電極巻
線26とは別個の巻線溝20の交互に巻回する構成とし
てもよい。
このような構成の分布定数形ディレーラインの電気回路
図は第7図に示すようになる。
図は第7図に示すようになる。
また、絶縁ボビン16としては、第3図に示すような筒
状のものを用いて、その端部に絶縁突片24を設ける構
成とすることもできる。
状のものを用いて、その端部に絶縁突片24を設ける構
成とすることもできる。
以上のように本考案の分布定数形ディレーラインは構成
されるため、アース電極巻線の両端は、外部接続端子と
絶縁突片に巻付けて固定されるため、衝撃や振動が加え
られても、接触してループ電流が流れてインダクタンス
分が増加したり損失が大きくなるといったことは完全に
除去でき、信頼性の優れたものとすることができる。
されるため、アース電極巻線の両端は、外部接続端子と
絶縁突片に巻付けて固定されるため、衝撃や振動が加え
られても、接触してループ電流が流れてインダクタンス
分が増加したり損失が大きくなるといったことは完全に
除去でき、信頼性の優れたものとすることができる。
しかも、このアース電極巻線の両端の固定は絶縁突片に
巻付けるだけであるため、巻線機によって巻線工程の一
部として処理することができ、生産性の向上を計る上で
著しく有利となり、絶縁突片は絶縁ボビンと一体に形成
することも可能となり、コストの点でも不利とはならず
、接着剤が不必要のため、生産時間の短縮化も計れ、接
着剤による巻線の腐蝕といったこともなく、品質面での
信頼性、長寿命化が計れ、上述した生産性の向上でコス
トの低減化も計れ、実用的価値の犬なるものである。
巻付けるだけであるため、巻線機によって巻線工程の一
部として処理することができ、生産性の向上を計る上で
著しく有利となり、絶縁突片は絶縁ボビンと一体に形成
することも可能となり、コストの点でも不利とはならず
、接着剤が不必要のため、生産時間の短縮化も計れ、接
着剤による巻線の腐蝕といったこともなく、品質面での
信頼性、長寿命化が計れ、上述した生産性の向上でコス
トの低減化も計れ、実用的価値の犬なるものである。
第1図は従来の分布定数形ディレーラインを示す斜視図
、第2図は同電気的回路図、第3図は他の従来例を示す
斜視図、第4図は同電気的回路図、第5図は本考案の分
布定数形ディレーラインの一実施例を示す斜視図、第6
図は同断面図、第7図は同電気的回路図である。 16・・・・・・絶縁ボビン、21〜23・・・・・・
外部接続端子、24・・・・・・絶縁突片、25・・・
・・・信号コイル、26・・・・・・アース電極巻線。
、第2図は同電気的回路図、第3図は他の従来例を示す
斜視図、第4図は同電気的回路図、第5図は本考案の分
布定数形ディレーラインの一実施例を示す斜視図、第6
図は同断面図、第7図は同電気的回路図である。 16・・・・・・絶縁ボビン、21〜23・・・・・・
外部接続端子、24・・・・・・絶縁突片、25・・・
・・・信号コイル、26・・・・・・アース電極巻線。
Claims (1)
- 絶縁ボビンに信号コイルとアース電極巻線を巻回してな
る分布定数形ディレーラインにおいて、信号巻線の両端
を絶縁ボビンに設けた外部接続端子に接続するとともに
、アース電極巻線の一端を外部接続端子に接続し、他端
を絶縁ボビンに設けた絶縁突片に巻付けて固定した分布
定数形ディレーライン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5118877U JPS5941626Y2 (ja) | 1977-04-21 | 1977-04-21 | 分布定数形デイレ−ライン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5118877U JPS5941626Y2 (ja) | 1977-04-21 | 1977-04-21 | 分布定数形デイレ−ライン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53146328U JPS53146328U (ja) | 1978-11-17 |
JPS5941626Y2 true JPS5941626Y2 (ja) | 1984-12-01 |
Family
ID=28940083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5118877U Expired JPS5941626Y2 (ja) | 1977-04-21 | 1977-04-21 | 分布定数形デイレ−ライン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941626Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS618573Y2 (ja) * | 1980-05-16 | 1986-03-17 |
-
1977
- 1977-04-21 JP JP5118877U patent/JPS5941626Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53146328U (ja) | 1978-11-17 |
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