JP2523519B2 - 同軸形ロ−タリ−トランス - Google Patents
同軸形ロ−タリ−トランスInfo
- Publication number
- JP2523519B2 JP2523519B2 JP61182938A JP18293886A JP2523519B2 JP 2523519 B2 JP2523519 B2 JP 2523519B2 JP 61182938 A JP61182938 A JP 61182938A JP 18293886 A JP18293886 A JP 18293886A JP 2523519 B2 JP2523519 B2 JP 2523519B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- short ring
- cylindrical core
- signal
- circumferential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビデオテープレコーダ等に用いられる回転
ヘッドと固定側との信号の伝受を行う同軸形ロータリー
トランスに関するものである。
ヘッドと固定側との信号の伝受を行う同軸形ロータリー
トランスに関するものである。
従来の技術 従来のこの種の同軸形ロータリートランスは、第５図
〜第７図に示すように、円筒形コア１の外周面に、複数
の信号コイル用円周溝２と、上記信号コイル用円周溝２
間のショートリング用円周溝３と、高さ方向の数個の縦
溝４を設けていた。そして信号コイル用円周溝２に信号
コイル５を、ショートリング用円周溝３にショートリン
グ用の裸線や絶縁被覆した線材６を１ターン以上巻付
け、信号コイル５の引出線を縦溝４に通して引出してイ
ンナー側コイルとし、これにアウター側コイル（図示せ
ず）を被せて構成されていた。
〜第７図に示すように、円筒形コア１の外周面に、複数
の信号コイル用円周溝２と、上記信号コイル用円周溝２
間のショートリング用円周溝３と、高さ方向の数個の縦
溝４を設けていた。そして信号コイル用円周溝２に信号
コイル５を、ショートリング用円周溝３にショートリン
グ用の裸線や絶縁被覆した線材６を１ターン以上巻付
け、信号コイル５の引出線を縦溝４に通して引出してイ
ンナー側コイルとし、これにアウター側コイル（図示せ
ず）を被せて構成されていた。
このショートリングは、信号コイル５間の相互干渉を
阻止してノイズの発生やインダクタンス変化を阻止し安
定した特性のロータリートランスを得るために採用され
るものである。
阻止してノイズの発生やインダクタンス変化を阻止し安
定した特性のロータリートランスを得るために採用され
るものである。
発明が解決しようとする問題点 一般にロータリートランスは、機器の性能上から互い
に対向する面の対向面積を可能な限り広く必要とするた
めに、円筒形コア１の縦溝４及び円周溝2,3の溝幅は、
逆に可能な限り狭く形成している。このため、狭い円周
溝2,3内や縦溝４内で、線材６を各々ねじり合わせを数
回行い、ハンダ付後余線を切断するなどの作業を、各溝
で行わなければならず、非常に作業性が悪いものであっ
た。
に対向する面の対向面積を可能な限り広く必要とするた
めに、円筒形コア１の縦溝４及び円周溝2,3の溝幅は、
逆に可能な限り狭く形成している。このため、狭い円周
溝2,3内や縦溝４内で、線材６を各々ねじり合わせを数
回行い、ハンダ付後余線を切断するなどの作業を、各溝
で行わなければならず、非常に作業性が悪いものであっ
た。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、内外に近接対
向して互いに対向するように設けた、インナー側コイル
用の円筒形コアおよびアウター側コイル用の円筒形コア
と、インナー側コイル用の前記円筒形コアの外周面およ
びアウター側コイル用の前記円筒形コアの内周面に、互
いに対向するように設けた複数の信号コイル用円周溝
と、前記信号コイル用円周溝に設けたインナー側コイル
およびアウター側コイルと、複数の前記信号コイル用円
周溝間に設けた複数のショートリング用円周溝と、イン
ナー側コイル用の前記円筒形コアの下部に設けた端子と
を備え、複数の前記ショートリング用円周溝に１本のシ
ョートリングコイルを連続して巻回するとともに、前記
ショートリングコイルの巻き始めおよび巻き終わりを前
記端子に接続した構成としたものである。
向して互いに対向するように設けた、インナー側コイル
用の円筒形コアおよびアウター側コイル用の円筒形コア
と、インナー側コイル用の前記円筒形コアの外周面およ
びアウター側コイル用の前記円筒形コアの内周面に、互
いに対向するように設けた複数の信号コイル用円周溝
と、前記信号コイル用円周溝に設けたインナー側コイル
およびアウター側コイルと、複数の前記信号コイル用円
周溝間に設けた複数のショートリング用円周溝と、イン
ナー側コイル用の前記円筒形コアの下部に設けた端子と
を備え、複数の前記ショートリング用円周溝に１本のシ
ョートリングコイルを連続して巻回するとともに、前記
ショートリングコイルの巻き始めおよび巻き終わりを前
記端子に接続した構成としたものである。
作用 上記のように複数のショートリング用円周溝内へ１本
のショートリングコイルを連続して巻回するので、巻線
作業の機械化が容易であり、また、ショートリングコイ
ルの巻き始めおよび巻き終わり端子に接続しているの
で、ショートリング用円周溝内において、ショートリン
グコイルをハンダ付処理しても、余線が生じることがな
くなり余線の切断作業が不要となるので、作業性が非常
に向上するものとなる。
のショートリングコイルを連続して巻回するので、巻線
作業の機械化が容易であり、また、ショートリングコイ
ルの巻き始めおよび巻き終わり端子に接続しているの
で、ショートリング用円周溝内において、ショートリン
グコイルをハンダ付処理しても、余線が生じることがな
くなり余線の切断作業が不要となるので、作業性が非常
に向上するものとなる。
実施例 以下、本発明の実施例を添付の図面第１図〜第４図を
用いて説明する。
用いて説明する。
第１図〜第４図において、７はインナー側コイルであ
り、８はアウター側コイルで、インナー側コイル７はア
ウター側コイル８内に同心円的に組込まれている。上記
インナー側コイル７は、円筒形コア９の外周面に、複数
の信号コイル用円周溝10と、この信号コイル用円周溝10
間にショートリング用円周溝11と、高さ方向に数個の縦
溝12を設けている。また上記信号コイル用円周溝10に
は、信号コイル13が巻回され、ショートリング用円周溝
11にはそれぞれ裸線又は被覆銅線が２ターン以上巻回さ
れたショートリングコイル14が施され、信号コイル13の
引出線は縦溝12を通して引出され、上記円筒形コア９の
下端に結合した端子板15の端子16に接続されている。ま
た、ショートリングコイル14は各ショートリング用円周
溝11に縦溝12を通して連続的に巻回され、各ショートリ
ング用円周溝11内において半田23によりショートリング
コイル14は接続され、しかもこのショートリングコイル
14の巻始めと巻終りを端子板15の一つの端子16に巻付け
て接続されている。
り、８はアウター側コイルで、インナー側コイル７はア
ウター側コイル８内に同心円的に組込まれている。上記
インナー側コイル７は、円筒形コア９の外周面に、複数
の信号コイル用円周溝10と、この信号コイル用円周溝10
間にショートリング用円周溝11と、高さ方向に数個の縦
溝12を設けている。また上記信号コイル用円周溝10に
は、信号コイル13が巻回され、ショートリング用円周溝
11にはそれぞれ裸線又は被覆銅線が２ターン以上巻回さ
れたショートリングコイル14が施され、信号コイル13の
引出線は縦溝12を通して引出され、上記円筒形コア９の
下端に結合した端子板15の端子16に接続されている。ま
た、ショートリングコイル14は各ショートリング用円周
溝11に縦溝12を通して連続的に巻回され、各ショートリ
ング用円周溝11内において半田23によりショートリング
コイル14は接続され、しかもこのショートリングコイル
14の巻始めと巻終りを端子板15の一つの端子16に巻付け
て接続されている。
また、アウター側コイル８は、円筒形コア17の内周面
に複数の信号コイル用円周溝18と数個の縦溝19を設け、
この信号コイル用円周溝18に信号コイル20を巻装し、こ
の信号コイル20の引出線を縦溝19を通して上記円筒形コ
ア17の上端に結合した端子板21の端子22に接続して構成
されている。
に複数の信号コイル用円周溝18と数個の縦溝19を設け、
この信号コイル用円周溝18に信号コイル20を巻装し、こ
の信号コイル20の引出線を縦溝19を通して上記円筒形コ
ア17の上端に結合した端子板21の端子22に接続して構成
されている。
そして、インナー側コイル７とアウター側コイル８の
それぞれの信号コイル13と20は相対向するように組合さ
れている。
それぞれの信号コイル13と20は相対向するように組合さ
れている。
発明の効果 このように本発明によれば、複数のショートリング用
円周溝内へ１本のショートリングコイルを連続して巻回
するので、巻線作業の機械化、自動化が容易であり、ま
た、ショートリングコイルの巻き始めおよび巻き終わり
を端子に接続しているので、ショートリング用円周溝内
において、ショートリングコイルをハンダ付処理して
も、余線が生じることがなくなり、余線の切断作業が不
要となるので、作業性が非常に向上した同軸形ロータリ
ートランスを提供できるものである。
円周溝内へ１本のショートリングコイルを連続して巻回
するので、巻線作業の機械化、自動化が容易であり、ま
た、ショートリングコイルの巻き始めおよび巻き終わり
を端子に接続しているので、ショートリング用円周溝内
において、ショートリングコイルをハンダ付処理して
も、余線が生じることがなくなり、余線の切断作業が不
要となるので、作業性が非常に向上した同軸形ロータリ
ートランスを提供できるものである。
第１図は本発明の同軸形ロータリートランスの一実施例
による斜視図、第２図は同断面図、第３図は同インナー
側コイルの斜視図、第４図は同要部の正面図、第５図は
従来のインナー側コイルの斜視図、第６図、第７図は同
要部の正面図である。 ７……インナー側コイル、８……アウター側コイル、９
……円筒形コア、10……信号コイル用円周溝、11……シ
ョートリング用円周溝、12……縦溝、13……信号コイ
ル、14……ショートリングコイル、15……端子板、16…
…端子、17……円筒形コア、18……信号コイル用円周
溝、19……縦溝、20……信号コイル、21……端子板、22
……端子、23……半田。
による斜視図、第２図は同断面図、第３図は同インナー
側コイルの斜視図、第４図は同要部の正面図、第５図は
従来のインナー側コイルの斜視図、第６図、第７図は同
要部の正面図である。 ７……インナー側コイル、８……アウター側コイル、９
……円筒形コア、10……信号コイル用円周溝、11……シ
ョートリング用円周溝、12……縦溝、13……信号コイ
ル、14……ショートリングコイル、15……端子板、16…
…端子、17……円筒形コア、18……信号コイル用円周
溝、19……縦溝、20……信号コイル、21……端子板、22
……端子、23……半田。
Claims (1)
- 【請求項１】内外に近接対向して互いに対向するように
設けた、インナー側コイル用の円筒形コアおよびアウタ
ー側コイル用の円筒形コアと、インナー側コイル用の前
記円筒形コアの外周面およびアウター側コイル用の前記
円筒形コアの内周面に、互いに対向するように設けた複
数の信号コイル用円周溝と、前記信号コイル用円周溝に
設けたインナー側コイルおよびアウター側コイルと、複
数の前記信号コイル用円周溝間に設けた複数のショート
リング用円周溝と、インナー側コイル用の前記円筒形コ
アの下部に設けた端子とを備え、複数の前記ショートリ
ング用円周溝に１本のショートリングコイルを連続して
巻回するとともに、前記ショートリングコイルの巻き始
めおよび巻き終わりを前記端子に接続した同軸形ロータ
リートランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61182938A JP2523519B2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 同軸形ロ−タリ−トランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61182938A JP2523519B2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 同軸形ロ−タリ−トランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6338226A JPS6338226A (ja) | 1988-02-18 |
| JP2523519B2 true JP2523519B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=16126997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61182938A Expired - Lifetime JP2523519B2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 同軸形ロ−タリ−トランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2523519B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05314403A (ja) * | 1992-05-07 | 1993-11-26 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気記録再生装置の回転ドラム装置 |
| JPH0696958A (ja) * | 1992-09-10 | 1994-04-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ロータリートランス |
-
1986
- 1986-08-04 JP JP61182938A patent/JP2523519B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6338226A (ja) | 1988-02-18 |
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