JPS5940950B2 - 染料溶解助剤 - Google Patents

染料溶解助剤

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JPS5940950B2
JPS5940950B2 JP53090938A JP9093878A JPS5940950B2 JP S5940950 B2 JPS5940950 B2 JP S5940950B2 JP 53090938 A JP53090938 A JP 53090938A JP 9093878 A JP9093878 A JP 9093878A JP S5940950 B2 JPS5940950 B2 JP S5940950B2
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JP
Japan
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dye
present
solubilizing agent
dyes
printing
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JP53090938A
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JPS5522013A (en
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昌宣 上野
一二 山内
勝彦 高原
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Nikka Chemical Industry Co Ltd
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Nikka Chemical Industry Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は染料溶解助剤に関し、更に詳しく述べるならば
特定のビスフェノール誘導体のアルキレンオキシド付加
物からなる染料溶解助剤に関する。
従来から、捺染糊の中へ染料を均一に溶解させ、かつ冷
却による染料の結晶析出を防ぐ場合や、また浸染や連続
染色に見られる濃厚なストック液を作る場合等に、いろ
いろの薬剤や溶剤が染料溶解。
助剤として使用されている。
一般にこれらは染料溶解剤と称されており、その種類は
数多くある。
例えば、メタノール、エタノール、イソプロパツール、
ブタノール等のアルコール類、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、チオジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、グリセリン、ソルビトール等の多価
アルコール類、およびメチルセロソルブ、エチルセロソ
ルブ、ブチルセロソルブ、メチルカルピトール、エチル
カルピトール、ブチルカルピトール、ジエチレングリコ
ールモノ酢酸エステル、グリセリンモノ−およびジー酢
酸エステル等の多価アルコール誘導体があり、また芳香
族化合物類として、例えば、フェノール、クレゾール、
ナフトール、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、トルエン
スルホン酸ナトリウム、スルファニル酸ナトリウムやそ
の他ホルムアミ下、ジメチルホルムアミド、アセトアミ
ド、ジメチルアセトアミド、尿素、チオ尿素、ジメチル
スルホアミド等が使用されている。
しかし、これらの化合物が全ての染料に対して溶解力が
十分とは云えず、不均染やスペック発生、ビルドアップ
不足等のトラブルが生じたり、使用機器の損傷、例えば
捺染時におけるスクリーン補強剤の剥離、地張り剤の剥
離、ゴムスケージの劣化等、が生じたり、また不快臭を
発し作業環境を著しく損ったりする。
更に他の添加薬剤と反応して染料溶解力を失ったりする
化合物も見受けられる。
本発明者らはこのような諸問題を改善、解決すべく種々
の化合物につき鋭意研究した結果、特定副*のビスフェ
ノール誘導体の低級アルキレンオキシド付加物が極めて
優れた染料溶解性を有することを見出し、本発明を完成
するに至ったものである。
即ち、本発明によれば下記一般・戊で示される化合物の
少くとも1種からなる、酸性染料およびカチオン染料用
の染料溶解助剤が提供される。
上式中、Xは炭素数1〜6のアルキレン基、−802−
又は5O2NH−を表わし、R1,R2゜R3及びR4
はそれぞれ独立に水素原子又は炭素1〜3のアルキル基
を表わし、R5及びR6はそれぞれ独立に水素原子、ハ
ロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル、アルコキシも
しくはハロアルキル基を表わし、a、b、c及びdはそ
れぞれ1以上の整数を表わし、m及びnはそれぞれ1〜
4の整数を表わす。
但し、a + b + c + dは4〜100の整数
であるものとする。
本発明に係る化合物は酸性染料およびカチオン染料の水
に対する溶解度、溶解速度や分散性を顕著に高める能力
を有し、本発明の化合物を添加して得られた捺染用色糊
ペースト、および濃厚染料液は極めて安定であり、染料
の溶解性、分散性不足から生ずるいろいろの欠点を十分
に補う性質を持っている。
また染料の溶解性向上により染色時の色合せの簡便化、
染料染着速度の向上による染色時間の短縮、染料使用量
の減少にも寄与する。
一方作業面に対しても使用機器に全く損傷を与えずしか
も実質的に無臭性、あるいは微臭性であるため作業環境
にすら何らトラブルを生じない。
このため本発明に係る化合物は使用機器の染料汚れの洗
浄剤としても使用可能であり、特に捺染におけるスクリ
ーンの洗浄剤、捺染台の洗浄剤として有用である。
本発明に係るビスフェノール誘導体の低級アルキレンオ
キシド付加物は、公知の方法で製造されたビスフェノー
ル誘導体、例えば4,4′−ジヒドロキシジフェニルメ
タン(商品名:ビスフェノールF)、4.4’−ジヒド
ロキシジフェニルプロパン(商品名:ビスフェノールA
)、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン(商品
名:ビスフェノールS)、2,4′−ジヒドロキシジフ
ェニルメタン、2,4′−ジヒドロキシジフェニルプロ
パン、2.4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2
゜2′−ジヒドロキシジフェニルメタン、2,2′−ジ
ヒドロキシジフェニルプロパン、2,2′−ジヒドロキ
シジフェニルスルホンおよびこれらの各種誘導体等に又
はこれらの2種以上の混合物に対して、融点以上の温度
において、公知の方法で低級アルキレンオキシド、例え
ばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオ
キシド等を単独でまたは2種以上の複合の形で直接付加
させるか、或は溶媒を使用して融点以下の温度で低級ア
ルキレンオキシドを付加させることによって、製造する
ことができる。
また、高融点ビスフェノール誘導体に対しては特開昭5
0−123638、特開昭52−51251等に記載さ
れている方法、すなわち水またはメタノール、エタノー
ル等の有機溶媒中にて2モルの低級アルキレンオキシド
付加物を製造し融点を下げ、次に水あるいはメタノール
、エタノール等の有機溶媒を除去した後、更に公知の方
法にて、所定量の低級アルキレンオキシドを付加させる
こと、によっても容易に目的とする本発明に係る化合物
を製造することができる。
本発明の染料溶解助剤には、この様にして得られた、水
に対して白濁溶解するものから透明溶解するものまでの
巾広い化合物が単独でまたは2種もしくはそれ以上の組
合せで使用される。
本発明の染料溶解助剤の使用方法および使用量は溶解す
べき染料の種類、染色方法、染料溶解方法、および染料
溶解助剤のビスフェノール誘導体の種類等によっても異
るが、広い範囲にわたって使用可能である。
一般に、染料溶解助剤の使用量は使用する染料の115
倍重量から5倍重量の範囲で十分であり、染料溶解方法
については従来の染料溶解助剤と全く同じ様に使用でき
る。
例えば、染料と本発明の染料溶解助剤とをよく練り合せ
、その中へ水、温湯または熱湯を注ぎ、混合して染料溶
液を作る。
またこの時に染色加工の目的によって必要とする添加薬
剤、例えば無機塩類、PH調整剤−酸化防止剤、還元防
止剤、界面活性剤、尿素、マイグレーション防止剤、濃
染剤等、を併用して染浴とすることもできる。
他方捺染糊ペースト(いわゆる元糊)、例えばアルギン
酸ソーダ、加工天然ガム、カルボキシメチルセルロース
(CMC)、澱粉1.加工澱粉、合成高分子糊剤、等の
濃厚溶液を添加して色糊ペーストとすることもできる。
この様にして作成した染料溶液や色糊ペーストは染料の
詠濃度においても安定であり、捺染、浸染および連続染
色(パディング染色)に有利に使用することができる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例 1 (染料溶解性試験) 酸性染料5gと本発明の染料溶解助剤1gを秤量してよ
く練り合せ、次いで80〜85℃の熱湯18gを加え、
均一溶解またはペースト化した後に40℃の温湯を加え
て全量を100gとする。
この染料溶液を40’Cの恒温槽中に1時間放置し、直
ちに直径7cmの濾紙(東洋沢紙会社製品、屋5A)を
用いて、ブフナーP斗で吸引濾過し、濾紙上の未溶解染
料量より染料溶解性を判定する。
その結果の1例を表−1に示す。
実施例 2 (染料溶解性試験) カチオン染料5gと本発明の染料溶解助剤IIを秤量し
て実施例1と同様に処理溶解し、同様に判定した。
その結果の1例を表−2に示す。実施例 3 (染料溶解度試験) 染料10gと本発明の染料溶解助剤2.5gを秤量して
、よく練り合せ、次いで80〜85℃の熱湯を加えて1
00gとし、均一溶解する。
この染料溶液を30℃にて12時間放置した後よく撹拌
蕾*し、直ちに直径7crfLのp紙(東洋濾紙会社、
屋5A)を用いてブフナー炉斗で吸引濾過する。
p液を適度の濃度に稀釈し、分光光度計(日立製作新製
、EPS−3T型)にて吸光度を測定し、染料の溶解度
を算出する。
その結果の1例を表−3に示す。
実施例 4 (染料溶解助剤の捺染性試験) 非イオン活性剤にてよく精練したナイロンタックに次の
処決で印捺する。
元糊(°−力7ビー′系12係濃 。
。0音、度) 染料(Kayanol Mill Red R83o
音5125係) 本発明の染料溶解助剤〔本発明品(n)’:] 1
0部尿素 50部酒石酸
アンモニウム(30%水溶液) 10部塩素酸ナトリウ
ム 5部温湯
290部000 印捺後110℃で乾燥し、つぎに飽和蒸気105℃で2
0分蒸熱し、通常の方法で水洗、ソーピング、乾燥を行
った。
その結果市販されている通常の染料溶解助剤に比較して
均染性にすぐれ、鮮明度の高い捺染物が得られた。
またソーピング時の白湯汚染性も少ない傾向にあった。
実施例 5 (染料溶解助剤の捺染性試験) 非イオン活性剤にてよく精練されたアクリルナイヤガラ
織物に印捺する。
(グア7、ガ、6系 二::、:)600音5元
糊 リグニン処理CMC 染料(Astrazon Red GTL) 2
5部本発明の染料溶解助剤〔本発明品(V)〕〕10サ
ンフローレンPN−7 0濃染剤−日華化学商品)20 50%酢酸(溶解補助剤)20 酒石酸アンモニウム(30係水溶液)10温湯
320000 印捺後100℃で乾燥し、つぎにHT、スチーマ−にて
105℃で30分蒸熱し、更に通常の方法で水洗、ソー
ピング、乾燥を行った。
その結果市販されている通常の染料溶解助剤に比較して
均染性にすぐれた鮮明度の高い捺染物が得られた。
実施例 6 (捺染用スクリーン洗浄試験) カチオン染料の捺染に使用したスクリーン(1回水洗し
たもの)を本発明の25%水溶液染料溶解助剤にて簡単
に再度洗浄し、乾燥した。
その結果本発明の染料溶解助剤水溶液で洗浄したスクリ
ーンは染料の付着が全く認められなかった。
また洗浄時における臭気、およびスクリーンの損傷も全
く認められなかった。
その結果の1例を表−4に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式で示される化合物の少くとも1種からな
    る、酸性染料およびカチオン染料用の染料溶解助剤。 上式中、Xは炭素数1〜6のアルキレン基、−802−
    又は−SO□NH−を表わし、R1,R2゜R3及びR
    4はそれぞれ独立に水素原子又は炭素1〜3のアルキル
    基を表わし、R5及びR6はそれぞれ独力に水素原子、
    ハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル、アルコキシ
    もしくはハロアルキル基を表わし、a、b、c及びdは
    それぞれ1以上の整数を表わし、m及びnはそれぞれ1
    〜4の整数を表わす。 但し、a + b + c + dは4〜100の整数
    であるものとする。
JP53090938A 1978-07-27 1978-07-27 染料溶解助剤 Expired JPS5940950B2 (ja)

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JP2626478B2 (ja) * 1993-06-21 1997-07-02 住友金属鉱山株式会社 低温焼成基板用コンデンサ材料の製造方法
ATE200526T1 (de) * 1993-11-30 2001-04-15 Seiren Co Ltd Tinte für tintenstrahlfärbung und verfahren zur herstellung von mischfarben
JP2747890B2 (ja) * 1993-11-30 1998-05-06 セーレン株式会社 インクジェット染色用インク

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