JPS5940920Y2 - 焼物器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、煙の出ない魚焼き、野菜焼き、肉焼き等の焼
物料理が簡単に且つスピーディにできる焼物器に係るも
のにして一実施例を示す添付図面を参照にして、その構
成を詳述すると次の通りである。

底部中心に火焔導入口１を有する器体２と、この器体２
の内底面に着脱自在に収納される焼き網３と、中心に排
熱口４を有し、器体２に着脱自在に被嵌される蓋体５と
、この蓋体５の内側面に取着され、中心に加熱燃焼板６
を有する熱導出体７と、コンロ８の火焔孔よりの火焔を
中心に集めて器体２の火焔導入口１に導入する集炎筒９
と、より成るものである。

本図の熱導出体７は、蓋体５の内周面に係止突片１０を
数個所に付設し、この係止突片１０の幅より少し幅のあ
る係止切欠１１を熱導出体７の外周に切欠形成し、係止
切欠１１を係止突片１０に合致させた状態で、熱導出体
７の夕）（創面を蓋体５の内側面に当着し、そして熱導
出体７を、係止切欠１１と係止突片１０とがずれる位置
まで廻して、熱導出体７のド縁を係止突片１０の内面に
当接させて、熱導出体７を蓋体５の内側面に取着するよ
うにしている。

また、加熱燃焼板６は２枚の板より戊り、下方の板には
排熱孔１２を形成し、上方の板には攪拌羽根１３が放射
状に形成されている。

また本図の集炎筒９は、中心に大きな集炎口１４が形成
され、下縁に数個の脚片１５が形成されている。

また、器体２の外周上部には係合棒１６が突設され、一
方この係合棒１６に係合する係止枠１７が蓋体５の外周
面に突設され、この係合枠１６と係止枠１７との係合に
よって蓋体５を略々６０度起立状態で開口位置するよう
になっている。

符号１８は五徳である。

本考案は上述のように構成したから、第２図に示すよう
にコンロ８の火焔孔の囲焼に集炎筒９を設置し、そして
、五徳１８上に器体２を載置し、器体２内に焼き網３を
収納し、この焼き網３上に魚・野菜・肉等の焼物を載置
し、蓋体５を器体２に被嵌し、コンロ８の火焔孔より火
焔を出させることにより、各種の焼物料理が容易に行い
得ることになる。

この際、コンロ８の火焔孔よりの熱は、火焔導入口１・
器体２内部・加熱燃焼板６・排熱口４を介して外部に排
出されることになり、即ち、直接穴によって器体２内部
を加熱し、器体２内部で燃焼作用が行われ、完全燃焼し
たらスムーズに排出されることになり、極めて加熱・燃
焼効率が向上し、それだけ迅速にスピーディに焼物料理
が行い得ることになる。

特に、コンロ８の火焔孔よりの火焔を中心に集めて、器
体２の火焔導入口１に導入する集炎筒９を設けているか
ら、コンロ８の火焔孔の火災は外部に放散することなく
、良好・確実に火焔導入口１に導入され、それだけ一層
加熱・燃焼効率が向上し、極めて右動的である。

また、加熱燃焼板６の存在によって、器体２内において
確実に完全燃焼することになり、而して煙の出ない焼物
器となる。

また、簡単に水洗いすることができると共に、焼き網３
を外して焼物料理することもでき、且つ蒸し物料理・煮
物料理・フライパン料理等の各種の料理ができ一層有効
的である。

以上のように本考案によれば、煙の出ない魚焼き、野菜
焼き、肉焼き等の焼物料理が簡単に且つスピーディにで
きる等の実用上の効果を奏する焼物器を提供することと
なる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すものにして、第１図は分
解斜視図、第２図は縦断面図である。 １・・・・・・火焔導入口、２・・・・・・器体、３・
・・・・・焼き網、４・・・・・・排熱［］、５・・・
・・・蓋体、６・・・・・・加熱燃焼板、７・・・・・
・熱導出体、８・・・・・・コンロ、９・・・・・・集
炎筒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底部中心に火焔導入口を有する器体と、この器体の内底
   面に着脱自在に収納される焼き網と、中心に排熱口を有
   し、器体に着脱自在に被嵌される蓋体と、この蓋体の内
   側面に取着され、中心に加熱燃焼板を有する熱導出体と
   、コンロの火焔孔よりの火焔を中心に集めて、器体の火
   焔導入口に導入する集炎筒と、より成る焼物器。