JPS5940588Y2 - 自動車用デイスクブレ−キ装置 - Google Patents

自動車用デイスクブレ−キ装置

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JPS5940588Y2
JPS5940588Y2 JP10101579U JP10101579U JPS5940588Y2 JP S5940588 Y2 JPS5940588 Y2 JP S5940588Y2 JP 10101579 U JP10101579 U JP 10101579U JP 10101579 U JP10101579 U JP 10101579U JP S5940588 Y2 JPS5940588 Y2 JP S5940588Y2
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JP
Japan
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heat sink
disk
disc
heat
outside air
Prior art date
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Expired
Application number
JP10101579U
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English (en)
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JPS5618432U (ja
Inventor
和巳 鶴吉
Original Assignee
富士重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 富士重工業株式会社 filed Critical 富士重工業株式会社
Priority to JP10101579U priority Critical patent/JPS5940588Y2/ja
Publication of JPS5618432U publication Critical patent/JPS5618432U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用ディスクブレーキ装置に関するもので
ある。
周知の如く自動車用ディスクブレーキ装置においてはブ
レーキ性能を高める上で、ディスクの放熱性が非常に重
要である。
ディスクブレーキはドラムブレーキに比べて放熱性が高
いが、それでもディスクの放熱には限度がある。
一方自動車の高速化に伴い更に高い放熱性が望まれてい
る。
なお公知例として例えば実開昭51−65186号公報
があり、これではディスク内に空気通路を設けているが
、ディスクの加工が非常に面倒で著しくコスト高につく
割りに、ディスクの放熱効果が低かった。
本考案は上述の如き実状に鑑み考案されたものであって
、鋳鉄等にて成形されているディスクの放熱効果を著し
く高めると同時に、外気にてディスク及びブレーキ用パ
ッドを積極的に冷却することが出来るようにして、ブレ
ーキ性能を著しく向上させることが出来、しかも組立て
が非常に簡単な自動車用ディスクブレーキ装置を提供し
ようとするものである。
以下本考案の一実施例を図面に基き説明する。
先ず第1図にお・いて自動車の車軸1はハウジング2に
一対のベアリング3を介して回転自在に軸支されている
またハブ4は車軸1に挿入され、車軸1の先端に螺合さ
れたナツト5によりワッシャ6及びセンターピース7を
介して締め付けられて固定されている。
なおハブ4にはホイール8が例えば4本のボルト9及び
ナツト10によって取り付けられている。
なお図中11はスペーサであり、12、 13はオイル
シールである。
一方ディスクブレーキ装置14のディスク15はハブ4
の内側で車軸1の外周に配置されている。
そしてこのディスク15はその中心部15a部分におい
てハブ4に例えば4本のボルト16によって締め付けら
れて固定され、車軸1と一体に回転されるように槽底さ
れている。
なお図中17.18はディスク15の両側面に圧着され
てブレーキングを行う一対のパッドであり、19は油圧
駆動されるキャリパである。
また20はスプリングワッシャである。次に第2図にお
いて22は円板状をなす放熱板であり、その周辺部には
放熱板22の回転方向に対して角度を有する多数の送風
用フィン23がプレス加工等にて成形されている。
なおこの放熱板22の中上孔25の周囲には例えば4本
のボルト挿通孔26が設けられている。
ところでこの放熱板22は銅や黄銅にて横取されていて
、鋳鉄や鋳鋼等にて横取されている前記ディスク15よ
りも熱伝導率が充分に高くなっている3しかしてこの放
熱板22は第1図に示されるように前記ハブ4と前記デ
ィスク15との間に間隔を隔て・平行状に配置されてい
る。
そしてこの放熱板22の中心部はボルト挿通孔26に挿
通された前記ボルト16によってディスク15の中心部
15aと共締め状態で固定されている。
従ってこの放熱板22はディスク15の中心部15aに
接触され、かつディスク15の近傍にこれと平行状に取
り付けられている。
以上の如く横取されたディスクブレーキ装置によれば、
ディスク15に接触された放熱板22の熱伝導率がその
ディスク15より充分に高い為に、走行時のブレーキン
グにより発生したディスク15の熱が放熱板22に逃が
され、この放熱板22から効果的に放熱される。
しかも放熱板22の周辺部には多数のフィン23が設け
られている為に、走行時に外気が多数のフィン23によ
って第1図及び第3図に矢印a及びbで示すように放熱
板22とディスク15との間に導入されてディスク15
のパッド17が圧着される側面に強制的に吹き付けられ
る。
この結果、ディスク15及びパッド17が外気によって
積極的に冷却される。
即ち、放熱板22の多数のフィン23によって上記の如
くディスク15の側面に外気が強制的に吹き付けられる
と、そのディスク15の側面部分にお゛ける放熱性(外
気との間の熱交換率)が著しく促進されて、外気にてデ
ィスク15は積極的に冷却されると共に、ディスク15
の側面に強制的に吹き付けられた外気はパッド17も強
制的に冷却して、そのパッド17の温度上昇も抑制する
しかも、上記多数のフィン23による外気の強制吹き付
は作用により、放熱板22の表面、特に多数のフィン2
3部分における外気の流速が著しく増大されるので、デ
ィスク15から放熱板22に逃がされた熱と外気との間
の熱交換作用はその放熱板22の表面、特に多数のフィ
ン23部分にお・いて極めて効果的に行われる。
従ってディスク15から放熱板22への熱の伝導作用を
より一層高めることが出来て、ディスク15の熱を放熱
板22によって極めて効果的に放熱させることが出来る
以上の結果、ディスク15及びパッド17が極めて効果
的に冷却及び放熱されるので、ブレーキングにより上昇
されたディスク15の温度は極く短時間に下げられ、ブ
レーキ性能が著しく向上される。
以上本考案の実施例に付き述べたが、本考案の技術的思
想に基き更に変更が可能である。
例えば放熱板22はプレス加工等にて成形出来るので、
その形状は自由に選定出来、放熱面積の増大等を考慮し
て各種形状に変更可能である。
またフィン23の形状も外気強制吹き付は機能の増大を
考慮して自由に変更することが出来る。
また放熱板22の材質はディスク15の材質より熱伝導
率の高いものであれば如何なる材質であってもよい。
本考案は上述した如く、 (A)、ディスクの材質よりも熱伝導率の高い材質で底
形された放熱板を用いること。
(B)、この放熱板をディスクとホイール取付用ハブと
の間に間隔を隔ててほぼ平行状に配置させると共にディ
スクの中心部をハブに固定する複数本のボルトによって
放熱板の中心部をディスクの中心部と共締め状態で固定
させること。
(C)、この放熱板の周辺部にはその放熱板の回転によ
って外気を放熱板とディスクとの間に導入してディスク
のブレーキ用パッドが圧着される側面に強制的に吹き付
ける機能を有する多数のフィンを設けであること。
を特徴とする自動車用ディスクブレーキ装置である。
従って本考案によれば、 CD)、放熱板の多数のフィンによって外気を放熱板と
ディスクとの間に導入してディスクのブレーキ用パッド
が圧着される側面に強制的に吹き付けることによって、
ディスクの側面部分における放熱性(外気との間の熱交
換率)を著しく促進して、外気にてディスクを積極的に
冷却することが出来ると共に、ディスクの側面に強制的
に吹き付ける外気にてパッドも強制的に冷却して、その
パッドの温度上昇も抑制することが出来る。
(E)、放熱板の材質がディスクの材質よりも熱伝導率
の高い材質であることから、ディスクの熱を放熱板へ効
果的に逃がすことが出来る上に、多数のフィンによる外
気の強制的吹き付は作用により放熱板の表面、特に多数
のフィン部分にお・ける外気の流速を著しく増大させて
、ディスクから放熱板に逃がされた熱と外気との間の熱
交換作用をその放熱板の表面、特に多数のフィン部分に
お・いて極めて効果的に行うことが出来るから、ディス
クから放熱板への熱の伝導作用をより一層高めることが
出来る。
従ってディスクの熱を放熱板によって極めて効果的に放
熱させることが出来る。
(F)、前記(D)項及び材積の相乗効果により、ディ
スク及びパッドを極めて効果的に冷却及び放熱させるこ
とが出来るので、ブレーキングにより上昇されたディス
クの温度を極く短時間に下げることが出来て、ブレーキ
性能を著しく向上することが出来る。
(G)、ディスクをホイール取付用ハブに固定する複数
本のボルトによって放熱板をディスクと共締め状態で固
定しているので、放熱板をディスクやハブに固定する為
の専用のボルトを別に用いる必要が一切なく、部品点数
及び組立工数を大巾に削減することが出来て、組立てが
非常に簡単である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したものであって、第1図
はm断面図、第2図は放熱板の斜視図、第3図は送風状
況を説明するディスク及び放熱板の展開断面図である。 また図面に用いられた符号において、4・・・・・・ハ
ブ、14・・・・・・ディスクブレーキ装置全体、15
・・・・・・ディスク、16・・・・・・ボルト、17
・・・・・・パッド、22・・・・・・放熱板、23・
・・・・・送風用フィン、26・・・・・・ポルI・挿
通孔、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ディスクの材質よりも熱伝導率の高い材質で成形された
    放熱板を用い、この放熱板をディスクとホイール取付用
    ハブとの間に間隔を隔て・はパ平行状に配置させると共
    にディスクの中心部をハブに固定する複数本のボルトに
    よって放熱板の中心部をディスクの中心部と共締め状態
    で固定させ、この放熱板の周縁部にはその放熱板の回転
    によって外気を放熱板とディスクとの間に導入してディ
    スクのブレーキ用パッドが圧着される側面に強制的に吹
    き付ける機能を有する多数のフィンを設けである自動車
    用ディスクブレーキ装置。
JP10101579U 1979-07-20 1979-07-20 自動車用デイスクブレ−キ装置 Expired JPS5940588Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10101579U JPS5940588Y2 (ja) 1979-07-20 1979-07-20 自動車用デイスクブレ−キ装置

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JP10101579U JPS5940588Y2 (ja) 1979-07-20 1979-07-20 自動車用デイスクブレ−キ装置

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Publication Number Publication Date
JPS5618432U JPS5618432U (ja) 1981-02-18
JPS5940588Y2 true JPS5940588Y2 (ja) 1984-11-19

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JP10101579U Expired JPS5940588Y2 (ja) 1979-07-20 1979-07-20 自動車用デイスクブレ−キ装置

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Families Citing this family (3)

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KR100328386B1 (ko) * 1994-12-02 2002-08-08 금호산업 주식회사 전륜브레이크패드의이물질방지용보조캡
JP4585008B2 (ja) * 2008-02-04 2010-11-24 株式会社ホンダアクセス ドラムブレーキ用装飾プレート
JP6406913B2 (ja) * 2014-07-29 2018-10-17 株式会社Subaru インホイールモータの冷却構造

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JPS5618432U (ja) 1981-02-18

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