JPS5940321B2 - B級シングル・エンデツド・ブツシユプル増幅回路 - Google Patents

B級シングル・エンデツド・ブツシユプル増幅回路

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JPS5940321B2
JPS5940321B2 JP52144257A JP14425777A JPS5940321B2 JP S5940321 B2 JPS5940321 B2 JP S5940321B2 JP 52144257 A JP52144257 A JP 52144257A JP 14425777 A JP14425777 A JP 14425777A JP S5940321 B2 JPS5940321 B2 JP S5940321B2
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emitter
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    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
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    • H03F3/30Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor
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    • H03F3/3069Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor the emitters of complementary power transistors being connected to the output
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Description

【発明の詳細な説明】 周知のように、トランジスタのベース・エミッタ間電圧
VBE対コレクタ電流■。
特性には、その立上がり部分に極端な彎曲部を有してい
るために、一対のトランジスタによってB級プッシュプ
ル増幅回路を構成しても、その出力信号としては大きな
波形歪を含んだものしか得られない。
このことを図面を参照して説明すると次のとおりである
第1図は、一対のトランジスタによって構成されたB級
プッシュプル増幅回路の人、出力信号波形の説明図であ
って、この第1図において、I(1)は一対のトランジ
スタのベース・エミッタ間電圧VBEI ?(VBE2
.)対コレクタ電流■。
1.(1o2)特性曲線であり、また、Siは人力信号
波形、S。
は出力信号波形、0はプツンユプル動作の基点をそれぞ
れ示しているが、第1図より明らかなように、一対のト
ランジスタによって構成されたBMプッシュプル増幅回
路からの出力信号には、出力信号における正波と負波と
の境界部分に、いわゆクロスオーバ歪が生じるのである
そして、B級プッシュプル増幅回路における上記の問題
点を解決するために従来から採用されて来た手段は、プ
ッシュプル増幅回路を構成している一対のトランジスタ
に適当なバイアスを与えて・トランジスタのベース・エ
ミッタ間電圧対コレクタ電流特性曲線における比較的直
線に近い部分へプッシュプル動作の基点を移して、プッ
シュプル増幅回路にAB級動作を行なわせるというもの
であった。
すなわち、AB級プッシュプル増幅回路では、一対のト
ランジスタがそれぞれのベース・エミッタ間電圧対コレ
クタ電流特性曲線における極端な彎曲部付近での差動動
作によって等何曲に形成される直線的な合成動作ライン
上で動作することができるように、一対のトランジスタ
におけるそれぞれのトランジスタに適当なバイアスを与
えてプッシュプル動作の基点を移しクロスオーバ歪が生
じないようにしているのであるが、周知のようにトラン
ジスタのベース・エミッタ間電圧対コレクタ電流特性曲
線における極端な彎曲部付近の曲線形状は2次曲線では
ないために、前記した合成動作ラインは完全な直線とは
ならず、したがって、AB級プッシュプル増幅回路を使
用してもクロスオーバ歪を完全に除去することは不可能
なのである。
また、AB級プッシュプル増幅回路が、いわゆるシング
ル・エンデッド・プッシュプル増幅回路(以下、5EP
P回路と記載する)として構成された場合には、上記し
た原因によるクロスオーバ歪の発生が定電圧特性を有す
るベースバイアス供給回路の存在によって著るしく大き
なものとなる。
この点を第2図に示す従来のAB級5EPP回路の一例
構成のものを参照して説明すると次のとおりである。
第2図において、Ql、Q3は複合接続されたトランジ
スタ、Q2− Q4は複合接続されたトランジ、スタで
あって、前記したトランジスタQ t = Q3とトラ
ンジスタQ2− Q4とはAB級5EPP回路における
一対の出力トランジスタとして動作する。
トランジスタQl −Q3のコレクタは、プラス電源端
子Cに接続されており、また、トランジスタQ2 ’
Q4のコレクタはマイナス電源端子dに接続されており
、さらに、 トランジスタQl −Q2のエミッタ間に
は電流制限用抵抗R1,R2が直列接続さね前記した電
流制限用抵抗R1,R2の接続点には出力端子eが接続
され、さらにまた、トランジスタQ3. Q4のエミッ
タ間にはエミッタ抵抗R3が接続されている。
トランジスタQ3 のベースは、駆動電流の流入端子a
と、ベースバイアス安定用トランジスタQ。
のコレクタとベースバイアス抵抗曳の一端とに接続され
ており、また、トランジスタQ4 のベースは、駆動電
流の流出端子すと、ベースバイアス安定用トランジスタ
Q5のエミッタと、ベースバイアス抵抗R5の一端とに
接続されており、さらに、前記したベースバイアス抵抗
R4,R5の各他端は前記したベースバイアス安定用ト
ランジスタQ、のベースに接続されている。
さて、上記した第2図示の従来回路において、ベースバ
イアス安定用トランジスタQ5 とベースバイアス抵抗
R4,R5とからなるベースバイアス供給回路により、
トランジスタQ1〜Q4からなる5EPP回路がAB級
動作を行なうように、トランジスタQ1〜Q4にベース
バイアスを供給し、駆動電流の流入、流出端子間に入力
信号を加えれば5EPP回路は周知の回路動作によって
入力信号を増幅し、出力端子eに出力信号を送出するよ
うに動作する。
ところが、第2図示の従来回路においては、例えばトラ
ンジスタQi −Q3側が動作している場合を考えると
、トランジスタQ2のベース・エミッタ間電圧VBE2
とトランジスタQ4のペースエミッタ間電圧VBE4は
、トランジスタQ1 のベース・エミッタ間電圧をV
BEl、トランジスタQ3のベース・エミッタ間電圧を
VBE3、トランジスタQ1のエミッタ電流をiEl、
トランジスタQ5のコレクタ・エミッタ間電圧をV O
F2とすると、VBE2 + vBE4 = vc E
!5−(VBE1+VBE3+ iEl″R,)・−・
・・・・・・・・・(a) 前記の(a)式のように示されるが、ベースバイアス安
定用トランジスタQ5 とベースバイアス抵抗R4,
R5とからなるベースバイアス供給回路が定電圧回路と
なっているために、トランジスタQ5のコレクタ・エミ
ッタ間電圧V。
e5は一定であり、一方、動作状態にあるトランジスタ
Q1.Q3のベース・エミッタ間電圧VBEI 、 V
BE3やトランジスタQ1 のエミッタ回路中の抵抗R
1に生じる電圧降下(IEl、R1)などの電圧値は、
それぞれ無信号時における電圧値よりも大きくなってい
るから、トランジスタQ1.Q3側が動作状態にある場
合におけるトランジスタQ2.Q4のベース・エミッタ
間電圧の和(VBE2+VBE4 )の電圧は、無信号
時における電圧値よりも小さくなることは前記の(a)
式から明らかである。
したがって、人力信号によってトランジスタQ1゜Q3
側が動作状態となされる場合には人力信号が増大して行
くのにつれてトランジスタQ2 、Q4側がカットオフ
となされる。
同iE、トランジスタQ2 ’ Q4側が動作状態とな
されている場合には人力信号が増大して行くのにつれて
、トランジスタQ1.Q3側がカットオフとなされる。
このように、第2図示のように定電圧回路を構成してい
るベース・バイアス供給回路を備えた従来のAB級5E
PP回路では、トランジスタQl fQ3側とトランジ
スタQ2.Q4とが、互に他方側のトランジスタが動作
状態となされる毎にカットオフされるために、一対のト
ランジスタの差動動作によって形成される合成動作ライ
ンの直線性が著るしく悪化したものとなって、出力信号
中には大きなりロスオーバ歪が生じるのである。
また、前記のように増幅動作に当ってトランジスタがオ
ン、オフ動作を繰返すために、増幅の対象とされる信号
が高い周波数のものであった場合には、少数キャリヤ蓄
積効果によって信号中にいわゆるスイッチング歪が生じ
るということも問題となる。
第3図は、前記した第2図示の従来例回路において、正
弦波形の人力信号が与えられた場合に、トランジスタQ
1.Q2から出力端子eに対して送出されるエミッタ電
流iEt + iBzの波形例を示したものであり、こ
の第3図からも判かるように、第2図示の従来例回路で
は、出力端子eで得られる出力信号中に大きなりロスオ
ーバ歪が生じるのである。
本発明は、複合接続された第1、第3ONPNトランジ
スタQ1.Q3と、複合接続された第2、第4のPNP
I−ランジスタQ2.Q4とが増幅の対象とされるべき
人力信号の正負の各半波を各個別に増幅する一対の出力
トランジスタとなされており、前記の第1のNPNt−
ランジスタQ1 のエミッタと第2のPNPトランジス
タQ2 のエミッタとの間に接続された第1の抵抗R1
と第2の抵抗R2との直列接続回路における前記した第
1の抵抗R1と第2の抵抗R2との接続点に出力端子e
が設はうしている8級シングル・エンデッド・プッシュ
プル増幅回路において、前記した第3ONPNトランジ
スタQ3のベースと第4のPNP l−ランジスタQ4
のベースとの間に、第3のNPN I−ランジスタQ3
のベースにエミッタが接続されている第6のPNP)ラ
ンジスタQ6におけるコレクタと、第4のPNP l−
ランジスタQ4のベースにエミッタが接続されている第
7のNPNI−ランジスタQ7におけるコレクタとが互
に接続された状態の第6のPNP !−ランジスタQ6
と第7のNPNトランジスタQ7 との回路を設け
、前記した第6のPNP i−ランジスタ錫のベースと
出力端子eとの間に、第6のPNP l−ランジスタQ
6のベースにアノードが接続された第1のダイオードD
1と第6の抵抗R6との直列接続回路を設けると共に、
前記した第7のNPNトランジスタQ7 のベースと出
力端子eとの間に、第7のNPNt−ランジスタQ7の
ベースにカソードが接続された第2のダイオードD2
と第7の抵抗R7との直列接続回路を設けて、出力ト
ランジスタに対して印加される入力信号の有無に拘わら
ず、常に、予め定められた略々一定で僅少なアイドル電
流が出力トランジスタのコレクタ、エミッタ回路中に流
されるようにしてなる8級シングル・エンデッド・プッ
シュプル増幅回路を提供して、既述した従来の問題点を
解消したものであり、以下、添付図面を参照して本発明
のB級5EPP回路の具体的な内容について説明する。
第4図は、本発明のB級5EPP回路の一実施態様のも
のの回路図であって、この第4図において既述した第2
図示の回路配置における構成部分と対応する構成部分に
は、第2図中で使用した図面符号と同一の図面符号を使
用している。
第4図において、複合接続されたトランジスタQ、 、
Q3と、複合接続されたトランジスタQ2 tQ4
とは、一対の出力トランジスタを形成しており、トラン
ジスタQ1 のエミッタとトランジスタQ2 のエミ
ッタとの間には電流制限用抵抗R1゜R2の直列接続回
路が設けられ−また、前記した電流制限用抵抗R1,R
2の接続点には、出力端子eが接続されると共に、抵抗
R6,R7の一端も接続されている。
トランジスタQ3 のベースには、駆動電流の流入端子
aが接続されると共に、トランジスタQ1゜Q3 のベ
ースバイアス電圧制御用トランジスタQ6のエミッタが
接続されている。
このトランジスタQ6 のベースには、トランジスタQ
1.Q3の温度ドリフト補償用ダイオードD1 のア
ノードが接続されており、ダイオードD1のカソードに
は既述した抵抗R6の他端が接続されている。
また、トランジスタQ3 のエミッタに対してエミッタ
抵抗R3を介して接続されているエミッタを備えている
トランジスタQ4 のベースには、駆動電流の流出端子
すが接続されると共に、トランジスタQ2.Q4のベー
スバイアス電圧制御用トランジスタQ7のエミッタが接
続されている。
前記したトランジスタQ7のベースには、トランジスタ
Q2 、 Q4の温度ドリフト補償用ダイオードD2
のカソードが接続されており、このダイオードD2
のアノードには既述した抵抗R7の他端が接続されてい
る。
前記した2つのベースバイアス電圧制御用トランジスタ
Qa = Q7のコレクタは互いに接続されている。
上記のように構成された本発明のB級5EPP回路は、
まず、無信号時においてトランジスタQl 。
Q3側とトランジスタQ2.Q4側とに、それぞれ予め
定められた僅少な電流がコレクタ回路とエミッタ回路と
に流れるように抵抗R6,R7の抵抗値が調整される。
第5図は、本発明のB級S EPP回路におけるトラン
ジスタQ1 のコレクタ電流I01と、端子aとトラン
ジスタQ1 のエミッタe1 との間の電圧vaet
との関係を示す曲線A、及びトランジスタQ2 のコ
レクタ電流■。
2と、端子すとトランジスタQ2のエミッタe2 との
間の電圧Vbo2との関係を示す曲線Bとを示す特性曲
線図であって、この第5図中において、■o1oは抵抗
ルの抵抗値の調整によって設定された無信号時のトラン
ジスタ0□のコレクタ電流値であり、また、’C20は
抵抗R7の抵抗値の調整によって設定された無信号時の
トランジスタQ2 のコレクタ電流値であり、前記した
電流値■。
1oと1゜2o とは例えばトランジスタの本来のペー
スエミッタ間電圧対コレクタ電流特性曲線における比較
的直線に近い部分の電流値で互いに略々等しい値に設定
される。
したがって、無信号時における本発明のB級5EPP回
路は、終段の一対の出力トランジスタに前記のように予
め定められた一定のコレクタ電流がアイドル電流として
流されている状態となる力(この状態は能動領域で動作
しているトランジスタQ6.Q7、ダイオードD1.D
2、抵抗J(6,R7などで構成されたベースバイアス
供給回路からQ1〜Q4 よりなる終段の一対の出力ト
ランジスタに供給されているベースバイアス電流によっ
て得られるのである。
次に、第4図示のB級5EPP回路に対して人力信号が
加えられた場合の回路動作を、トランジスタQt −Q
3側が動作している場合を例にとって説明する(トラン
ジスタQ2 、 Q4ftlJが動作している場合の回
路動作もトランジスタQ1.Q+、側が動作している場
合の回路動作と同様であるので、その説明は省略される
)。
第4図示のB級5EPP回路に対してトランジスタQ1
.Q3側が動作するような人力信号が加えられた場合に
、端子a、e間の電圧が大きくなり、それによりベース
バイアス供給回路中のトランジスタQ6 のベース電流
が増大して、トランジスタQ6は略々飽和領域で動作す
るようになると共に、端子bee間の電圧が小さくなる
方向へ動こうとする。
しかし、端子b t e間の電圧が小さくなる方向へ動
こうとするとベースバイアス供給回路中のトランジスタ
Q7の動作状態がオノ状態に近づいて、端子すの電圧を
端子eに対して下げる方向、すなわち、トランジスタQ
2− Q4に対してベース電流を流す方向に働くために
、トランジスタQl tQ3 側が動作状態となっても
、トランジスタQ2゜Q4側がカットオフになることは
ない。
この点を数式によって具体的に説明すると次のとおりで
ある。
すなわち、今、トランジスタQ2に流れるエミッタ電流
をIF、2とし、端子すに流れる電流をibとし、トラ
ンジスタQ2− Q4の電流増幅率をhfe2 ’ff
e4とし、また、トランジスタQ7の電流増幅率をhf
e7とヒ トランジスタQ7のベース電流をjB7とす
ると、端子すに流れる電流ibは次の(1)式によって
示される。
ところで、トランジスタQ2− Q4 、Q7における
ベース・エミッタ間電圧とダイオードD2 の順方向降
下電圧は略々等しいことから、次の(2式が得られる。
S旧×R7−1F、2×R2・−・−・・・・・・・・
・・・(:2)前記の(1入(2)式からトランジスタ
Q2 のエミッタ電流”B2は次の(3)式のように表
わされる。
前記の(3)式において、抵抗R2,R7、電流増幅率
II f e21 h I e4 + II f e7
などは、回路構成に応じてそれぞれ定まった値となるの
であり、また、端子すに流れる電流Ibが零になること
はないから、(3)式で示されるトランジスタQ2 の
エミッタ電流”B2は零になることはなく、したがって
、トランジスタQ2 がカットオフの状態となることは
ない。
そして、(3)式において、右辺の分母は回路構成が決
定されればその回路構成については定数とみなせるから
、トランジスタQ2 のエミッタ電流iE2は、端子す
に流れるibを一定値とすれば一定な電流値となること
は明らかである。
したがって、通常のように端子すに定電流源が接続され
ている場合には、トランジスタQ2のエミッタに一定の
エミッタ電流IE2が流れることは明らかである。
なお、一対の出力トランジスタのベース電流の大きさに
比べて端子すから流出する電流ibの大きさの方が著る
しく大きいという条件の下において、上記の(1)〜(
3)式を用いて説明されたトランジスタQ1〜Q3側が
動作状態となされている場合の回路動作と同様な回路動
作力ζ トランジスタQ21Q4側が動作状態となされ
た場合にも行なわれる。
第6図示の波形別図は、信号人力時に本発明のB級5E
PP回路の出力端子eに対してトランジスタQ1 のエ
ミッタ及びトランジスタQ2のエミッタから送出される
電流の波形図であり、この第6図77)ら明らかなよう
に、終段の一対の出力トランジスタのコレクタ回路とエ
ミッタ回路とには人力信号の有無に拘わらずに、既述の
ように設定された一定のアイドル電流16、。
、IC20が流されており、したがって、本発明の8級
5E))P回路においては終段の一対の出力トランジス
タが常に能動領域で動作するために、既述した従来回路
において問題となったクロスオーバ歪を生じることのな
いことは勿論のことスイッチング歪も生じることがない
のであって、本発明のB級5EPP回路によれば既述し
た従来の問題点がすべて良好に解消されることが明らか
であり、大巾に歪の改善された5EI)[D路を提供す
ることができる。
なお、本発明のB級S EPP回路においては、常時、
僅かなアイドル電流を流すようにしているために、従来
のAB級5EPP回路に比べるとトランジスタの熱損失
が5係程度増加する力ζ本発明のB級5EPP回路は歪
の少ない点においてA級PP回路の性能に匹敵するよう
な良好な性能を示すのである(A級PP回路におけるト
ランジスタの熱損失は、AB級PP回路におけるトラン
ジスタの熱損失の5〜10倍にも達する几 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明のB級5EPP回路においては、予め定められた僅か
な電流値のアイドル電流を一対の出力トランジスタに流
すようにしてB級増幅動作を行なうという特殊な動作態
様を以って信号の増幅を行なっているために、クロスオ
ーバ歪やスイッチング歪を生じさせず、しかも高能率で
信号の増幅が可能な優れたB級5EPP回路を容易に提
供できたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第5図は特性曲線側温、第2図は従来のAB
級別栄P回路の一例回路図、°第3図及び第6図は波形
別図、第4図は本発明のB級5EPP回路の各県なる実
施態様のものの回路図、a−d・・・・・・端子、Q工
〜Q7・・・・・・トランジスタ、Dl、B2・・・・
・・ダイオード、R1−R7・・・・・・抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複合接続された第1、第3のNPN l〜ランジス
    タQ□、Q8 と、複合された第2、第4のPNPI
    −ランジスタQ2.Q4 とが増幅の対象とされるべ
    き人力信号の正負の各半数を各個別に増幅する一対の出
    力トランジスタとなされており、前記の第1のNPN
    l−ランジスタQ1 のエミッタと第2のPNPI−ラ
    ンジスタQ2のエミッタとの間に接続された第1の抵抗
    R1と抵抗勇との直列接続回路における前記した第1の
    抵抗R1と第2の抵抗R2との接続点に出力端子eが設
    けられている8級シングル・エンデッド・プッシュプル
    増幅回路において、前記した第3のNPN l−ランジ
    スタQ3 のベースと第4のPNP l−ランジスタQ
    4 のベースとの間に、第3のNPNI−ランジスタQ
    3 のベースにエミッタが接続されている第6のPNP
    l−ランジスタQ6におけるコレクタと、第4のPN
    PI−ランジスタQ4のベースにエミッタが接続されて
    いる第7ONPNトランジスタQ7におけるコレクタと
    が互に接続された状態の第6のトランジスタQ6 と第
    7ONPN I−ランジスタQ7 との回路を設け、前
    記した第6のPNPトランジスタQ6のベースと出力端
    子eとの間に、第6のPNPI−ランジスタQ のベー
    スにアノ−ドが接続された第1のダイオードD と第6
    の抵抗R6との直列接続回路を設けると共に、前記した
    第7ONPNI−ランジスタqのベースと出力端子eと
    の間に、第7のNPNI−ランジスタQ7のベースにカ
    ソードが接続された第2のダイオードD2と第7の抵抗
    R7との直列接続回路を設けて、出力トランジスタに対
    して印加される人力信号の有無に拘わらず、常に予め定
    められた略々一定で僅少なアイドル電流が出力トランジ
    スタのコレクタ、エミッタ回路中に流されるようにして
    なる8級シングル・エンデッド・プッシュプル増幅回路
JP52144257A 1977-12-01 1977-12-01 B級シングル・エンデツド・ブツシユプル増幅回路 Expired JPS5940321B2 (ja)

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Cited By (1)

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