JPS6334338Y2 - - Google Patents

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JPS6334338Y2
JPS6334338Y2 JP1981110879U JP11087981U JPS6334338Y2 JP S6334338 Y2 JPS6334338 Y2 JP S6334338Y2 JP 1981110879 U JP1981110879 U JP 1981110879U JP 11087981 U JP11087981 U JP 11087981U JP S6334338 Y2 JPS6334338 Y2 JP S6334338Y2
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transistor
current
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circuit
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【考案の詳細な説明】 この考案は、AB級プツシユプル増幅器等にお
ける出力段トランジスタのバイアス回路として用
いて好適な増幅器のバイアス回路に関するもので
ある。
従来、AB級プツシユプル増幅器等における出
力段トランジスタのバイアス回路としては、出力
段トランジスタと熱結合された半導体素子を用い
て同出力段トランジスタのアイドリング電流を一
定化させるようにしたものが一般に用いられてい
る。第1図は、このような従来のバイアス回路の
一構成例を示す回路図である。この図に示すバイ
アス回路は、トランジスタ(NPNトランジスタ)
1の出力により各々駆動されるダーリントン接続
された出力段トランジスタ(NPNトランジスタ)
2a〜2cと、同じくダーリントン接続された出
力段トランジスタ(PNPトランジスタ)3a〜
3c等を有し、出力端子4を介して負荷5へ電力
を供給するSEPP(シングルエンデツドプツシユ
プル)構成の増幅器において、定電流源6から一
定電流が供給される前記出力段トランジスタ2a
のベースと前記出力段トランジスタ3aのベース
との間にトランジスタ7、可変抵抗器8、抵抗9
からなる定電圧回路10を介挿し、これにより出
力段トランジスタ2a〜2c,3a〜3cにAB
級動作が行なわれるようなアイドリング流を供給
するようにしたものである。そしてこの場合、出
力段トランジスタ2c,3cとトランジスタ7と
は互いに熱結合されており、この熱結合によるサ
ーボループによつて出力段トランジスタ2a〜2
c,3a〜3cに流れるアイドリング電流が一定
化されるようにしている。しかしながらこのよう
な従来のバイアス回路においては、前記熱結合に
よるサーボループのループゲインは極めて低い値
であり、したがつてアイドリング電流を良好に一
定化させるためにはトランジスタ7の動作点を最
適状態に調整設定する必要があるから、この調整
設定を行なうために可変抵抗器8が不可欠であつ
た。また出力段トランジスタ2c,3cおよびこ
れらの放熱板の熱時定数は通常数分〜十数分と極
めて大きな値であるため、増幅器が熱的に安定
し、アイドリング電流が正規の値に達するまでに
長時間を要すると共に、増幅器が熱的に安定した
後においても、この増幅器の出力が大きく変化し
た場合(例えば無出力状態から出力状態へ移行し
た場合)、前記熱時定数による応答遅れのため、
アイドリング電流が変化してしまうという問題が
あつた。
この考案はこのような事情に鑑みてなされたも
ので、アイドリング電流に対して熱結合以外の手
段によるループゲインの大きなサーボループを設
けることにより、出力段トランジスタのアイドリ
ング電流を極めて速い応答速度で一定化させるこ
とができる増幅器のバイアス回路を提供すること
を目的とするものであり、出力段トランジスタに
直列に介挿され同出力段トランジスタに流れる電
流を検出する電流検出用抵抗と、前記出力段トラ
ンジスタの入力側に介挿され、前記出力段トラン
ジスタのアイドリング電流を調整するアイドリン
グ電流調整回路と、前記電流検出用抵抗の両端間
に発生する電圧を入力電圧とするとともに、オー
プンコレクタ形式の出力トランジスタを有し、こ
の出力トランジスタのコレクタから入力側に負帰
還が施されるバツフア回路と、充電経路が抵抗に
より形成され放電経路が前記バツフア回路の出力
トランジスタによつて形成されるコンデンサとか
らなり、このコンデンサの両端間に前記入力電圧
の最小値を保持する最小電圧保持回路と、この最
小電圧保持回路の前記コンデンサの両端間の電圧
が増加または減少したとき前記出力段トランジス
タのアイドリング電流がそれぞれ減少または増加
するように前記アイドリング調整回路を制御する
電流制御回路とを具備したものである。
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。
まず、この考案の基本構成を第2図を参照して
説明する。第2図において、出力段トランジスタ
2c,3cの両エミツタ間にはエミツタ抵抗11
a,11b(電流検出用抵抗)が順次直列に介挿
され、エミツタ抵抗11a,11bの接続点は出
力端子4に接続されている。12は、これら直列
接続されたエミツタ抵抗11a,11bの両端間
に発生する電圧veの所定時間内におけける最小
値(電圧veo)を逐次検出して保持する最小電圧
保持回路であり、また13はこの最小電圧保持回
路12により保持された電圧veoが所定の一定値
になるように出力段トランジスタ2c,3cのア
イドリング電流を変化させるための電流制御回路
である。
この場合、エミツタ抵抗11a,11bの両端
間に発生する電圧veの最小値veoは出力段トラン
ジスタ2c,3cに流れるアイドリング電流に対
応するから、最小電圧保持回路12が保持する電
圧veoは、前記所定時間内におけるアイドリング
電流値に対応し、かつこの電圧veoは、逐次更新
されるから最新のアイドリング電流値に対応す
る。しかして、この基本構成によれば、出力段ト
ランジスタ2c,3cに流れるアイドリング電流
が所定電流値から増加または減少すれば、それに
伴ない最小電圧保持回路12の出力電圧veoも所
定の値から上昇または下降する。したがつて電流
制御回路13はこれに応じてアイドリング電流を
下降または上昇させ、これによりアイドリング電
流は前記所定電流値に保持される。
次に、上記基本構成に基づくこの考案の一実施
例を第3図を参照して説明する。第3図はこの実
施例の構成を示す回路図であり、この図において
第1図、第2図の各部に対応する部分には同一の
符号を付して説明を省略する。第3図において、
最小電圧保持回路12は、そのコレクタが抵抗1
4を介して負電源ライイン15に接続されたトラ
ンジスタ(PNPトランジスタ)16と、コレク
タが負電源ライン15に接続されたトランジスタ
(PNPトランジスタ)17と、トランジスタ1
6,17の各エミツタ抵抗18,19と、これら
のエミツタ抵抗18,19の接続点と正電源ライ
ン20との間に介挿された抵抗21とからなる差
動増幅器22を有すると共に、正電源ライン20
と負電源ライン15との間に順次直列に介挿され
た抵抗23(値R1)と、トランジスタ(NPNト
ランジスタ)24とからなり前記抵抗14の両端
間の電圧を反転増幅する反転増幅器25を有し、
またトランジスタ24のコレクタと共通ライン2
6との間に順次直列に介挿された抵抗27(値
R2)、28(値R3)からなり反転増幅器25の出
力すなわちトランジスタ24のコレクタの電圧を
差動増幅器22におけるトランジスタ17のベー
スへ帰還させる帰還回路29を有すると共に、ト
ランジスタ24のコレクタと共通ライン26との
間に介挿されたコンデンサ30(値C)を有して
なり、トランジスタ16のベースと共通ライン2
6との間にエミツタ抵抗11a,11bの両端間
の電圧veが供給されてなるものである。この場
合、差動増幅器22、トランジスタ24および帰
還回路29により、オープンコレクタ形式のバツ
フア回路が構成されている。しかして、この最小
電圧保持回路12は、前記電圧veを利得(1+
R2/R3)で増幅し、この出力によりコンデンサ30 を充放電する。この場合、コンデンサ30の充電
経路は抵抗23によつて形成され、またこの放電
経路はトランジスタ24によつて形成されるが、
ここで抵抗23とコンデンサ30との時定数
(C・R1)で決まるコンデンサ30の充電時間は
この実施例において増幅される通常の信号の最低
周波数の周期よりも充分長い所定時間に設定さ
れ、またトランジスタ24のコレクタ出力抵抗と
コンデンサ30の容量Cとにより決まるコンデン
サ30の放電時間は前記充電時間に比べて充分短
かい値となつている。すなわち、コンデンサ30
の放電は、入力信号の変化に追従して高速で行わ
れ、また、コンデンサ30の充電は入力信号には
追従せずに低速で行われる。したがつてこの最小
電圧保持回路12によれば、時定数(C・R1
に対応する所定時間内において発生された電圧
veの最小値veoの(1+R2/R3)倍の電圧veo′をコ ンデンサ30に逐次保持させるようになる。
次に符号13aで示す部分は、最小電圧保持回
路12の出力電圧veo′を対応する電流ieoに変換
する電圧電流変換部であり、前述した電流制御回
路13の一部を構成するものである。この電圧電
流変換部13aは、最小電圧保持回路12の出力
電圧veo′がベースに印加されるトランジスタ
(NPNトランジスタ)31と、このトランジスタ
31のエミツタと負電源ライン26との間に介挿
された抵抗32と正電源ライン20とトランジス
タ31のコレクタとの間に順次直列に介挿された
抵抗33、ダイオード34と、トランジスタ31
のコレクタがそのベースに接続されたトランジス
タ(PNPトランジスタ)35と、このトランジ
スタ35のエミツタと正電源ライン20との間に
介挿された抵抗36とを有してなるものであり、
前記最小電圧保持回路12の出力電圧veo′とトラ
ンジスタ31のベース−エミツタ間電圧との差に
比例した電流ieoをトランジスタ35のコレクタ
から取り出すようにしたものである。
ここで、以上に述べた最小電圧保持回路12と
電圧電流変換部13aとにおいて正電源ライン2
0と共通ライン26との間には直流電源37から
電源電圧E1が供給され、共通ライン26と負電
源ライン15との間には直流電源38から電源電
圧E2が供給されている。
次に、符号13bで示す部分は、電圧電流変換
部13aの出力電流ieoに応じて出力段トランジ
スタ2a,3aの両ベース間の直流電圧VBを変
化させるバイアス制御部であり、前述した電流制
御回路13の他の部分を構成するものである。こ
のバイアス制御部13bは、前記電圧電流変換部
13aの出力電流ieoがベースに供給され、コレ
クタが出力段トランジスタ2aのベースに接続さ
れ、エミツタが抵抗39を介して出力段トランジ
スタ3aのベースに接続されたトランジスタ
(NPNトランジスタ)40と、このトランジスタ
40のベースと出力段トランジスタ3aのベース
との間に介挿された抵抗41と、トランジスタ4
0のコレクタと出力段トランジスタ3aのベース
との間に介挿されたコンデンサ42とからなるも
のであり、前記電流ieoが増加すると、トランジ
スタ40のコレクタ−エミツタ間電圧が低下し、
これにより直流電圧VBを低下させて出力段トラ
ンジスタ2a〜2c,3a〜3cのアイドリング
電流を減少させ、逆に電流ieoが減少すると、ト
ランジスタ40のコレクタ−エミツタ間電圧が上
昇し、これにより直流電圧VBを上昇させてアイ
ドリング電流を増加させるようにしたものであ
る。
しかして、この第3図に示した実施例によれ
ば、出力段トランジスタ2a〜2c、3a〜3c
のアイドリング電流が所定値よりも増大すれば電
圧veo′が上昇して電流ieoが増大し、この結果、
直流電圧VBが低下して前記アイドリング電流は
増加した分だけ減少され、またアイドリング電流
が所定値よりも減少すれば電圧veo′が低下して電
流ieoが減少し、この結果、直流電圧VBが上昇し
てアイドリング電流は減少した分だけ増加され、
かくして出力段トランジスタ2a〜2c、3a〜
3cのアイドリング電流が所定の一定値に保持さ
れる。そしてこの場合、最小電圧保持回路20→
電圧電流変換部13a→バイアス制御部13bな
るループで形成されるサーボループの応答速度は
極めて速く、またこのループゲインは充分大きな
値に設定し得るので、アイドリング電流を極めて
速い応答速度で一定化させることができ、しかも
一切の調整個所は必要とされない。
以上説明したように、この考案による増幅器の
バイアス回路は、出力段トランジスタに直列に介
挿され同出力段トランジスタに流れる電流を検出
する電流検出用抵抗と、前記出力段トランジスタ
の入力側に介挿され、前記出力段トランジスタの
アイドリング電流を調整するアイドリング電流調
整回路と、前記電流検出用抵抗の両端間に発生す
る電圧を入力電圧とするとともに、オープンコレ
クタ形式の出力トランジスタを有し、この出力ト
ランジスタのコレクタから入力側に負帰還が施さ
れるバツフア回路と、充電経路が抵抗により形成
され放電経路が前記バツフア回路の出力トランジ
スタによつて形成されるコンデンサとからなり、
このコンデンサの両端間に前記入力電圧の最小値
を保持する最小電圧保持回路と、この最小電圧保
持回路の前記コンデンサの両端間の電圧が増加ま
たは減少したとき前記出力段トランジスタのアイ
ドリング電流がそれぞれ減少または増加するよう
に前記アイドリング調整回路を制御する電流制御
回路とを具備したものであるから、出力段トラン
ジスタのアイドリング電流を極めて速い応答速度
で一定化させることができ、また調整が不要であ
り、しかも熱結合と使用していないので部品等の
配置を任意に決定することができる増幅器のバイ
アス回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の増幅器のバイアス回路の一構成
を示す回路図、第2図はこの考案の基本構成を示
すブロツク図、第3図はこの考案の一実施例の構
成を示す回路図である。 2a〜2c,3a〜3c……出力段トランジス
タ、11a,11b……電流検出用抵抗(エミツ
タ抵抗)、12……最小電圧保持回路、13……
電流制御回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) 出力段トランジスタに直列に介挿され同出力
    段トランジスタに流れる電流を検出する電流検
    出用抵抗と、 (ロ) 前記出力段トランジスタの入力側に介挿さ
    れ、前記出力段トランジスタのアイドリング電
    流を調整するアイドリング電流調整回路と、 (ハ) 前記電流検出用抵抗の両端間に発生する電圧
    を入力電圧とするとともに、オープンコレクタ
    形式の出力トランジスタを有し、この出力トラ
    ンジスタのコレクタから入力側に負帰還が施さ
    れるバツフア回路と、 充電経路が抵抗により形成され放電経路が前
    記バツフア回路の出力トランジスタによつて形
    成されるコンデンサとからなり、このコンデン
    サの両端間に前記入力電圧の最小値を保持する
    最小電圧保持回路と、 (ニ) この最小電圧保持回路の前記コンデンサの両
    端間の電圧が増加または減少したとき前記出力
    段トランジスタのアイドリング電流がそれぞれ
    減少または増加するように前記アイドリング調
    整回路を制御する電流制御回路 とを具備してなることを特徴とする増幅器のバイ
    アス回路。
JP11087981U 1981-07-25 1981-07-25 増幅器のバイアス回路 Granted JPS5816917U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5374348A (en) * 1976-12-15 1978-07-01 Toshiba Corp Transistor amplifying circuit

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5374348A (en) * 1976-12-15 1978-07-01 Toshiba Corp Transistor amplifying circuit

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JPS5816917U (ja) 1983-02-02

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