JPS5940089Y2 - 圧延機のバツクアツプロ−ル - Google Patents

圧延機のバツクアツプロ−ル

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Publication number
JPS5940089Y2
JPS5940089Y2 JP3576580U JP3576580U JPS5940089Y2 JP S5940089 Y2 JPS5940089 Y2 JP S5940089Y2 JP 3576580 U JP3576580 U JP 3576580U JP 3576580 U JP3576580 U JP 3576580U JP S5940089 Y2 JPS5940089 Y2 JP S5940089Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
rolled
backup roll
deflection
section
Prior art date
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Expired
Application number
JP3576580U
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English (en)
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JPS56137805U (ja
Inventor
継通 河野
Original Assignee
日本鋼管株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本鋼管株式会社 filed Critical 日本鋼管株式会社
Priority to JP3576580U priority Critical patent/JPS5940089Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、板状金属の熱間または冷間圧延機における
バックアップロールに関するものである。
従来、4重圧延機ではワークロールはバックアップロー
ルの軸心のたわみにならってたわむと考えられて来た。
しかし帯鋼の冷間圧延の場合等で、被圧延材料の巾がロ
ール胴長に較べて著しく小さい時にはワークロールのた
わみ量はバックアップロール軸心のたわみ量よりかなり
大きいのが事実である。
この現象は次の様に説明出来る。第1図は4重圧延機に
よる圧延状態を正面から見た概略正面図であって、1は
ロール胴長に較べて巾が著しく狭い被圧延材料、2はワ
ークロール。
3はバックアップロールである。
圧延によって生ずるロール分離力4はワークロール2を
介してバックアップロール3の胴部に伝達されるが、バ
ックアップロール3は軸部5で軸受により支持されてい
るため、ワークロール2、バックアップロール3には強
大な曲げ力が作用し、両ロールをたわませる。
この時、バックアップロール3は単にたわむだけでなく
、その断面においても弾性変形し、変形量は被圧延材料
1を圧延している部分、例えば、図中A−A’ 断面で
は大きく、被圧延材料1を圧延していない部分、例えば
、図中B−B’ 断面では小さく且つ、ロール胴部の端
に近ずくに従ってより小さくなる傾向を示す。
第2図はこれを誇張して表わしたもので、6は第1図の
A−A’断面、7は同じ<B−B’ 断面であり、点線
Rで示したバックアップロール3の本来の断面に対し、
垂直方向でそれぞれs、s’ の弾性変形量がある。
このため、第1図に示す様にワークロール2のたわみは
バックアップロール3の軸心c−c’ のたわみよりか
なり大きくなる。
この現象の現われ方は被圧延材料1の巾によって変化し
、巾がロール胴長より僅かに狭い程度の広巾被圧延材料
では殆んど問題にならずワークロール2のたわみはバッ
クアップロール3の軸心のたわみにはパ一致する。
しかし、被圧延材料1の巾が狭くなるに従ってワークロ
ール2のたわみの大きさとバックアップロール3の軸心
のたわみの大きさとの差は大きくなり、圧延機に固有の
圧延可能な最小被圧延材材中において最大となり、従っ
てワークロール2のたわみの絶対値も最大を示す。
上記ワークロールのたわみは避は得ない現象であって、
現実の圧延作業では周知の様にたわみを補正し平坦な製
品を得るためにワークロールにクラウンを付けている。
しかし、前述の如く材料の巾によってワークロールのた
わみの大きさが著しく変化するので、クラウンも大小多
種類のものが必要であり、被圧延材料の巾に変化に対応
してロール組替をするため能率の低下を招き、また、ロ
ール管理も複雑で厄介なものになっているのが現状であ
る。
この考案は、上記問題点を解決するためになされたもの
であって、被圧延材料の巾が変化して、ワークロールの
たわみ量がかわっても、これにならってたわむことが可
能なバックアップロールを提供するものである。
この考案を実施例により図面とともに説明する6第3図
は、この考案の実施例のバックアップロールを使用して
圧延を行っている状態を示す概略正面図である。
図面において、8はバックアップロールであり、その軸
心部には全長にわたり断面円形の孔9が形成され、孔9
のロール胴部に対応する部分には雌ねじ10が設けられ
ている。
11a、11bは外周に全長に亘って雄ねじ21を施し
た移動自在の可動円柱部材であって11aは中央に径の
極めて小さい全通した油孔22を持つ。
可動円柱部材11aは中心に全通した油孔23を持った
中空軸12を介し、また円柱部材11bは軸13を介し
てそれぞれ回転装置14により回転されるようになって
いる。
q動円柱部材11a。11bの外周の雄ねじ21は雌ね
じ10と噛み合わされているので、可動円柱部材11a
、 llbは回転により孔9に沿って自由に移動し得る
可動円柱部材11a、 llbにはオイルシールリング
15が取付けられている。
中空軸12には圧力油ホース(図示せず)が接続され、
バックアップロール8の外部から圧力油24が供給され
るようになっている。
このようにして。孔9と可動円柱部材11a、 llb
とはシリンダー16を構成し、その中の圧力油の圧力は
自在に調節出来るようになっている。
巾Wの被圧延材料18を圧延するときの可動円柱部材1
1a、 llbの位置は、可動円柱部材11a、 ll
bの外方端面と被圧延材料18のエツジとの距離りで規
制され、前記りは被圧延材料18の巾、圧下量、多スタ
ンドの圧延機ではそのスタンド番号に応じて調整される
が、これは可動円柱部材11a、 llbの外方端面が
被圧延材料18のエツジより内方になることもある。
この実施例のバックアップロールは上述のように構成さ
れているので、被圧延材料18を圧延すると、ロール分
離力はワークロール17を経てバックアップロール8に
伝達され、バックアップロール8はたわみを生ずると共
に、その断面において弾性変形を生ずる。
第4図には、この状態が誇張して示されており、図中1
9は第3図のG−G’ 断面であり、20はH−H’
断面である。
バックアップロール8の断面19部分は、大きな力をワ
ークロール17から受けるが、この部分には可動円柱部
材11bが存在するため、中実状態になっていて、変形
に対する抵抗が強く、変形しにくくなっている。
また、F−F’ 断面部分はシリンダー16内に供給す
る圧力油24の圧力を適当に調節することによって、1
9とはパ同じ状態にし得る。
これに対して断面20部分では、ワークロール17から
受ける力は相対的に小さい。
しかし、この部分は中空状態になっているので、弾性変
形しやすく、このため、断面19及び20部分も共に第
4図中点線Rで示されているバックアップロール8本来
の断面に対し、垂直方向でTだけ弾性変形することにな
る。
この結果、ワークロール17のたわみはバックアップロ
ール8の軸心のたわみにならったたわみ方をすることに
なる。
前記可動円柱部材11a、 llbは孔9内を回転移動
自在で、バックアップロール8の任意の部分を中実また
は中空状態にすることができるので、被圧延材料18の
巾が変化してもワークロール17のたわみを常にバック
アップロール8のたわみになられせることができる。
以上の実施例は4重圧延機にこの考案を適用したもので
あるが、これは4重を超える多重圧延機であっても良い
また、この考案は冷間、熱間を問わず板状金属圧延に適
用できるだけでなく、H形鋼の圧延でもその水平ロール
または垂直ロールにバックアップロールを使用する場合
には勿論適用できる。
以上説明したように、この考案によれば、被圧延材料の
巾が変化してもワークロールのたわみを常にバックアッ
プロールのたわみになられせることができるので、ワー
クロールのクラウンの種類及びロール常備数を大巾に減
少させることができるというきわめて有用な効果がもた
らされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の4重圧延機による圧延状態の概略正面
図、第2図は、従来のバックアップロールの変形状態を
示す説明図、第3図は、この考案のバックアップロール
を使用して圧延を行っている状態を示す概略正面図、第
4図は、この考案のバックアップロールの変形状態を示
す説明図である。 図面において、1・・・・・・被圧延材料、2・・・・
・・ワークロール、3・・・・・・バックアップロール
、4・・・・・・ロール分離力、5・・・・・・3の軸
部、6・・・・・・3のA−A’ 断面、7・・・・・
・3のB−B’ [面、8・・・・・・バックアップロ
ール、9・・・・・・孔、10・・・・・・雌ねじ、l
la、 llb・・・・・・可動円柱部材、12・・・
・・・中空軸、13・・・・・・軸、14・・・・・・
回転装置、15・・・・・・オイルシールリング、16
・・・・・・シリンダー17・・・・・・ワークロール
、18・・・・・・被圧延材料、19・・・・・・8の
G−G’11i’面、20・・・・・・8のH−H’
断面、21・・・・・・雄ねじ、22・・・・・・11
の油孔、23・・・・・・12の油孔、24・・・・・
・圧力油。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロール軸心部に軸方向にわたって孔が形成され、前記孔
    のロール胴部に対応する部分には雌ねじが形成され、前
    記雌ねじに噛み合うような雄ねじが外周に形成された1
    対の可動円柱部材が前記孔にそって回転可動自在に設け
    られ、前記可動円柱部材により囲まれた孔内には、ロー
    ル外部から加圧した液体が供給できるようになっている
    ことを特徴とする圧延機のバックアップロール。
JP3576580U 1980-03-21 1980-03-21 圧延機のバツクアツプロ−ル Expired JPS5940089Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3576580U JPS5940089Y2 (ja) 1980-03-21 1980-03-21 圧延機のバツクアツプロ−ル

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JP3576580U JPS5940089Y2 (ja) 1980-03-21 1980-03-21 圧延機のバツクアツプロ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56137805U JPS56137805U (ja) 1981-10-19
JPS5940089Y2 true JPS5940089Y2 (ja) 1984-11-12

Family

ID=29631383

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JP3576580U Expired JPS5940089Y2 (ja) 1980-03-21 1980-03-21 圧延機のバツクアツプロ−ル

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