JPS5939465B2 - 熱可塑性組成物 - Google Patents

熱可塑性組成物

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JPS5939465B2
JPS5939465B2 JP18826581A JP18826581A JPS5939465B2 JP S5939465 B2 JPS5939465 B2 JP S5939465B2 JP 18826581 A JP18826581 A JP 18826581A JP 18826581 A JP18826581 A JP 18826581A JP S5939465 B2 JPS5939465 B2 JP S5939465B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L27/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L27/02Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L27/04Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing chlorine atoms
    • C08L27/06Homopolymers or copolymers of vinyl chloride
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L35/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical, and containing at least one other carboxyl radical in the molecule, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L35/06Copolymers with vinyl aromatic monomers

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は優れた性能特性を有する塩化ビニルポリマー組
成物に関する。
塩化ビニル樹脂は成形物、タイル、管、シート、フイル
ム、瓶、および同種のものを含めた種々の有用な最終製
品の製造に広く使用される。
硬質最終製品の製造に使用される非可塑化塩化ビニル樹
脂は不幸にして貧弱な熱変形特性を有するようになる。
従つて、加熱および荷重下における構造的保全性を最重
要視するある種の適用分野における使用にはそれらは不
適当である。荷重下の熱変形に対する増加した耐性、耐
燃性、および射出成形、押出し、またはその他の加工適
用分野に使うための熱可塑性組成物について要求させる
その他の性質を含めて多くの優れた性能特性を有する塩
化ビニルポリマーとスチレン−マレイミド型コポリマー
との配合物を造り得ることが今日見出だされた。
これらの新規組成物は既知の配合手順によつて容易に生
産されそして何等特殊の準備技術または事前対策を必要
としない。特に、本発明は(a)塩化ビニルポリマー、
および(b)ビニル芳香族化合物とエチレン系不飽和ジ
カルボン酸のイミド誘導体との熱可塑性コポリマーの緊
密混合物を各む熱可塑性組成物を与える。好ましい組成
物は配合物が90から40(最も好ましいのは60から
40)重量%までの(a)および10から60(最も好
ましいのは40から60)重量%までの(b)を含むも
のである。成分(b)はゴムを含まないコポリマーでも
よいが、本発明の好ましい実施態様はビニル芳香族化合
物とエチレン系不飽和ジカルボン酸のイミド誘導体との
ゴム一変性の熱可塑性コポリマーの使用を含む。
従つて本発明はまた(a)塩化ビニルポリマー;および
(b)ビニル芳香族化合物とエチレン系不飽和ジカルボ
ン酸のイミド誘導体とのゴム一変性の熱可塑性グラフト
コポリマーの緊密混合物を含む熱可塑性組成物を与える
この配合物は好ましくは90から25(最も好ましくは
60から35)重量%までの(a)および10から75
(最も好ましくは40から65)重量%までの(b)を
含む。成分(a)、即ち塩化ビニル樹脂、は塩化ビニル
のホモポリマーまたは塩化ビニルと共重合性の一つまた
は一つ以上のモノマーの少量と塩化ビニルとのコポリマ
ーが可能である。そのようなコポリマーにおいては塩化
ビニルは重量基準で少なくとも約80(好ましくは、少
なくとも90)%のコポリマーと約20%まで(好まし
くは約10%まで)の共重合性モノマーを含む。そのよ
うな塩化ビニルコポリマーをつくるためには広い種類の
共重合性モノマーの使用が可能である。これらには塩化
ビニリデン:酢酸ビニルおよびステアリン酸ビニルリア
クリルおよびメタクリル酸エステル;エチCレン、プロ
ピレン、イソブチレンおよび同種のもののようなオレフ
イン類:ビニルイソブチルエーテル、ビニルラウリルエ
ーテルおよびビニルセチルエーテルのようなビニルアル
キルエーテル類:アクリル酸およびメタクリル酸:アク
リロニトリルおよびメタクリロニトリルリフマル酸ジエ
チル:無水マレイン酸;イタコン酸ジメチルリスチレン
:N−ビニルカルバゾール:N−ビニルピロリドン:塩
化アリルのようなアリル化合物類:ブタジエン、イソプ
レン、クロロプレンおよび同種のもののようなジオレフ
イン類;またはそれらの混合物を含む。さらに、塩化ビ
ニル樹脂類には・・ロゲン化ポリ塩化ビニルおよびこれ
に類するものを含む。塩化ビニルポリマー類の製造方法
はこの技術では周知でありそして文献中に報告されてい
る。例えばカークーオスマ一(Kirk−0thmer
)、化学技術百科全書(EncyclOpediaOf
ChemicalTechnOlOgy)、第2版、イ
ンターサイエンス出版社、21巻、369−412頁(
著作権1970)を参照のこと。塩化ビニルポリマー類
は多数の市販品供給者から入手することができる。
射出成形作業用の本発明の配合物をつくるためには、塩
化ビニルポリマーは約1,50から約1.85までの相
対粘度(25℃において1007のシクロヘキサノンに
つき17の濃度で測定して)を有すべきであり、従つて
そのような塩化ビニル樹脂の使用は好ましい実施態様を
構成する。この相対粘度範囲を有するポリ塩化ビニルホ
モポリマー樹脂に特に望ましい。押出し目的のための本
発明の配合物をつくるためには、塩化ビニルポリマーは
約2.00から約2.55までの相対粘度(前述の条件
下で測定して)を有することが推奨される。本発明の配
合物中にそのような塩化ビニルポリマー類の使用はなお
その他の好ましい実施態様を構成する。本発明の押出し
級配合物をつくる場合後者の範囲に入るポリ塩化ビニル
ホモポリマー樹脂を使用することは特に好ましい。上記
の相対粘度の塩化ビニルポリマー中間物からつくつた配
合物は、例えばシート押出級品およびこれに類するもの
をつくるのに有用である。成分(b)、即ちビニル芳香
族化合物とエチレン系不飽和ジカルボン酸のイミド誘導
体とのコポリマーは、この技術ではまた周知でありそし
て文献中に記載されている。
例えば米国特許第3840499号を参照のこと。
成分(b)のビニル芳香族化合物は次式の化合物が可能
である:式中R1およびR2は1個から6個までの炭素
原子のアルキル基および水素から成る群から独立的に選
ばれ;R3、R4、R5およびR6はクロロ、ブロモ、
水素および1個から6個までの炭素原子のアルキルから
成る群から独立的に選ばれ;そしてR3、R4、R5お
よびR6のうちの二つはヒドロカルビル基と一緒に鎖結
合してナフチル基を形成しその際ビニル置換基は好まし
くは1一位置である。
そのような化合物は総て第三炭素原子を有する如何なる
置換基も含まない。好ましいビニル芳香族化合物はスチ
レン類、即ちR2が水素でありそしてR3、R4、R5
およびR6が独立的に水素、1個から6個までの炭素原
子のアルキル、クロロまたはブロモである化合物である
。これら化合物のうち、R1が水素またはメチルであり
そしてR3、R4、R5およびR6が独立的に水素、メ
チルまたはエチルであるスチレン類が最も好ましい。ス
チレンそれ自身は最も好ましいビニル芳香族化合物であ
る。成分(b)のその他のモノマー・・・・・・即ち、
エチレン系不飽和ジカルボン酸のイミド誘導体・・・・
・・はまたα・β一不飽和環式イミドと称することがで
きる。
そのようなイミド類は次式を有する:式中点線は単また
は二重の炭素対炭素結合を表わし、R7は水素、アルキ
ルまたは8個までの炭素原子を有するアリール基から成
る群から選ばれ、R8は水素、ビニル、1個から12個
までの炭素原子のアルキル、アルケニル、アルキルカル
ボキシルまたはアルケニルカルボキシルから成る群から
選ばれ、R9は水素、低級アルキル、シクロアルキルま
たはアリールから成る群から選ばれそしてnはOから約
10までの整数である。
実例にはマレイミド、メチルマレイミド、ジメチルマレ
イミド、N−メチルマレイミド、フエニルマレイミドお
よびそれらの混合物を含む。マレイミドが成分(b)の
好ましい環式イミドである。成分(b)のゴム一変性コ
ポリマーの製造においては、ポリブタジエン、イソブチ
レン−イソプレンコポリマー、スチレン−ブタジエンコ
ポリマー、ブタジエン−アクリロニトリルコポリマー、
エチレン−プロピレンコポリマー、ポリイソプレン、エ
チレンープロピレンージエンモノマーターポリマ一(E
PDM)および同種のもののようなゴム類を使うことが
できる。
これに関しては米国特許第3998907号を参照のこ
と。成分(b)のコポリマーは好ましくは約95から約
75(最も好ましくは約90から約80)重量%までの
重合したビニル芳香族コモノマーおよび約5から約25
(最も望ましくは約10から約20)重量%までの重合
したイミドコモノマー、およびコポリマーの樹脂相の1
00重量部につき約35重量部までのゴムを含む。
ゴム一変性コポリマーの最も好ましいゴム含量はコポリ
マーの樹脂相の100重量部につき(Phr)約5から
約25重量部の範囲に入るであろう。本発明の組成物は
耐衝撃性改良剤、熱安定剤、加工助剤、充填剤、滑剤、
顔料、難燃斉曵強化用繊維、発煙抑制剤、酸化防止剤、
およびこれに類するもののようなその他の成分をそれら
の通例の使用目的に対して含むことができる。
本発明の好ましい組成物は耐衝撃性改良剤を含有するも
のを含む。
この用途に対するものの中でも好適な物質はブタジエン
にグラフトしたスチレン−メタクリル酸メチル(MBS
)、ブタジエンにグラフトしたアクリロニトリル−スチ
レン(ABS)、EPDMにグラフトしたスチレンアク
リロニトリル、ブタジエンにグラフトしたスチレン−メ
タクリル酸メチル−アクリロニトリル(MABS)、塩
素化ポリエチレン、ポリブチルアクリラートのようなポ
リアクリラートにグラフトしたメタクリル酸メチルまた
はメタクリル酸メチル−スチレン、エチレン−アクリル
酸エチルコポリマーにグラフトした塩化ビニル、ブチル
ゴムにグラフトした塩化ビニル、EPDMにグラフトし
た塩化ビニル、エチレン/酢酸ビニルコポリマー、エチ
レン/アクリル酸コポリマー(酸機能の或るものは中和
されている)、エチレン/メタクリル酸コポリマー(メ
タクリル酸機能のあるものは中和されている)、エチル
ン/アクリル酸アルキル/メタクリル酸メーポリマ一(
これもまたメタクリル酸機能のあるものは中和されてい
る)、酸化させたポリエチレン、スチレン−ブタジエン
−スチレン(S−B−S)プロツクコポリマースチレン
/ブタジエンマルチプロツクコポリマースチレン/ブタ
ジエンラジアルフロツクコポリマ一、水添S−B−Sプ
ロツクコポリマ一、スチレン/ブタジエンゴム、アクリ
ルゴム、EPDMlエチレン/アクリル酸メチルコポリ
マー、エチレン/アクリル酸エチルコポリマー、および
これに類するものである。これらの物質は好適な分子量
の範囲で入手できそして一般に支持体の分子量と接近し
ている。耐衝撃性改良剤の量は一般に約5から約20p
hrの範囲内である。熱的劣化に対する保護に対しては
、ポリ塩化ビニル安定剤を本発明の組成物に加えること
ができる。
好適な安定剤の例はバリウム、カドミウムまたは亜鉛の
ラウラートまたはステアラートのような金属塩類および
石けん類:ジ一n−アルキル錫メルカプチド、ジ一n−
アルキル錫ジラウラート、ジブチル錫ジマレアート、ジ
ブチル錫ラウリルメルカプチド、ジーオクチル錫−S−
S5−ビス(イソオクチルーメルカプトアセメート)、
ジブチル錫ビスーイソオクチルチオグリコラート、ジ(
n−オクチル)錫マレアートポリマ一、ジブチル錫メル
カプトプロピオナートのような錫安定剤類:およびボス
フィート類およびポリボスフィート類、好ましくはその
アリール誘導体である。安定剤の量はもちろんある程度
は使用する安定剤系の性質によつて決まるであろうが、
通常は約10phr以下の範囲であろう。本発明の好ま
しい実施態様には配合物中に鉛安定剤の使用を含む。
そのような物質は特に有効であることが判つた。従つて
そのような物質は鉛のラウラートおよびステアラート(
例えば、一塩基性および二塩基性鉛ステアラート)、塩
基性炭酸鉛、塩基性硫酸塩、二塩基性亜燐酸鉛、二塩基
性フタル酸鉛、二塩基性珪酸鉛、鉛白、クロロ珪酸鉛、
およびこれに類するものとして使うことができる。量は
通常は約10phr以下であり、4から10までが好ま
しい範囲であろう。種々の種類の加工助剤は本発明の配
合物に使用するのに全く適している。
例えば、メタクリル酸メチルとスチレンのコポリマー、
メタクリル酸メチルとアクリル酸低級アルキルとアクリ
ロニトリルとのターポリマ一、またはメタクリル酸メチ
ルとアクリル酸低級アルキルとイタコン酸ジアルキルと
のターポリマ一、およびこれに類するものからつくられ
るもののような塩化ビニル加工助剤を使うことができる
。好ましい加工助剤はメタクリル酸メチル−アクリル酸
低級アルキルのコポリマーで少量(例えば3から15%
まで)のアクリル酸低級アルキルコモノマーを有しそし
て25℃において100m1のクロロホルムにつき0.
257の濃度で測定して少なくとも0.1そして好まし
くは0.5またはそれより高い固有粘度を有するコポリ
マーである。好ましい種類のものを含んで種々の好適な
製品が様々の商品源から入手できる。使用される量は一
般に約0.5から約10phrまでの範囲であろう。本
発明の組成物はまた充填剤を含むことができる。
その例は炭酸カルシウム、タルクおよび針状珪酸石灰の
ような珪酸塩類、二酸化チタン、チタン酸加里、および
ガラスフレークである。そのような充填剤は約50ph
rまでの量で使うことができる。本発明の配合物中に使
うことができる典型的滑剤には金属石けん、ステアリン
酸、モノステアリン酸グリセリル、ジアミノステアリン
酸エチル、パラフインおよび低分子量ワツクス、および
これに類するものを含む。
ポリ塩化ビニルに使われる通例の顔料も同様に本発明の
配合物中に通例の量で使うことができる。通常は滑剤お
よび顔料の濃度は約10phrを越えないであろう。本
発明の組成物中に使うことができる難燃添加剤は多数の
化合物を含みそれらは本技術に熟練した人々は周知であ
る。
一般に、それらは難燃性能を有するために使われる化学
元素、例えば臭素、塩素、アンチモン、燐および窒素を
含む。好ましくは、難燃添加剤は無機化合物でありそれ
らは通常・・ロゲン化有機化合物と組合わせると有効で
ある。それらはアンチモン化合物(例えば、三酸化アン
チモン)、亜鉛化合物(例えば、ほう酸亜鉛)、アンチ
モン一亜鉛錯化合物(例えば、0nc0r75RAで、
NLIndurtries.Incの製品)、鉄化合物
(例えば酸化第二鉄)、およびその他の金属をベースと
する無機化合物でこれらは酸化アンチモンと共によく機
能する(例えばNLIndustries,.Incの
製品である0r1gard2)のような物質である。
難燃剤を使う場合には、その量は0.060インチの厚
さの試験片を使用してUL94格付けでV−1またはそ
れ以上を有する配合物を生ずるのに充分な量とすべきで
ある。もしも望むならば、炭素フイラメント、石綿、チ
タナートホイスカ一、およびガラス繊維のような強化用
繊維類の適量を使うことができる。そのような物質の量
は通常約20phrを越えないであろう。普通そのよう
な強化繊維は充填剤の代りに使われるであろうが両物質
の好適な割合は安全性を証するであろう。発煙抑制剤も
また使うことができる。
その実例にはアルミナ三水和物、シアン化第一銅、およ
び炭酸ニツケルと酸化亜鉛の組合わせを含む。15ph
rまでの量が適当である。
亜燐酸塩類およびフエノール系化合物は酸化防止剤の典
型であり、もしも望むならば使用できる。
本発明の組成物は諸成分をミキサー中で混合し(例えば
ペンシェルミキサー)そしてその混合物を押出機上(例
えば、バスコ ニーダ一、フアーレル連続混合機または
ウエルナープライデラ一混練押出機)で混練する。次い
で押出機を切断してペレツトをつくりそして射出成形機
上で成形する。本発明は下記の実施例中でさらに例解す
るが、これによつて本発明が限定されるものと解しては
ならない。実施例 1 相対粘度1.60(上記のようにして測定して)を有す
る商品級のポリ塩化ビニルおよびARCQ/ポリマース
、Inc.からDKB−162の名で得られるゴム一変
性のスチレン−マレイミドコポリマーから本発明の一連
の配合物をつくつた。
コポリマーは75,7%のスチレン、12.3%のマレ
イミド、および12%のゴムを有するものと確認された
。換言すれば、これは重量基準で86%のスチレンおよ
び14%のマレイミド(樹脂相として)および13.6
phrのゴムを含有していた。PVCおよびコポリマー
を種々の割合で登録したPVC組成物をつくるのに使わ
れる通例の添加剤と共に機械的に混合して配合物をつく
つた。配合物中の物質の割合は次の通りであつた:PV
CとDKB−162は次のように重量部によつて比例さ
せた:各配合物は個々にブラベンダ一中で加工しそして
得られた配合物を+インチの板に圧縮成形した。
添付した図面はASTMD648の手順を使用し264
pSiにおいて測定した試料の加熱撓み温度(HDT)
を示す。実施例 実施例の50重量部のPVCの50重量部のSMIとの
コポリマーの配合物から厚さ+インチの板を圧縮成形し
た。
実施例1と同じ処方の成分と加工を使つた。板から測定
した配合物の性質は次の通りであつた:実施例 同一処方中にそれぞれ30phr、40phrおよび5
0phrの同一ゴム一変性スチレン−マレイミドコポリ
マーを有する三つのPVC/SMI配合物を実施例のよ
うにしてつくりそして加工した。
加圧成形試験片を使つた配合物の物理的性質は次の通り
であつた:実施例 実施例と同じ処方において50phrPVCと50ph
rSMIの配合物を標準的試験に供してその動的熱安定
性を測定した。
この試験においては190℃に熱した滝6混合ヘツドを
取付けたブラベンダープラステイコーダ一に供試処方物
の607を装入しその後ローターの速度を150rpm
で一定に保つた。試験は190℃において、150rp
mのローター速度で続け、遂にトルクが平衡トルクより
200メーターグラム多い増加に達せしめる(平衡トル
クは処方物の溶融中に観察された当初の実験的トルク贈
旧こ続いて得られる不変トルク値である)。動的熱安定
性は試料の装入から200m−gトルク増加が起るまで
の時間として表わされる。従つて時間が長い程、動的熱
安定性は高い。この配合物についての試験の結果は次の
通りである:実施例 V 実施例1(:!)PVCおよびスチレン−マレイミドコ
ポリマーを使用して、次の処方によつて二つの本発明の
錫安定化配合物をつくつた:3 炭酸石灰充填剤 第一の配合物(配合物A)には耐衝撃性改良剤は含めな
かつた。
第二の配合物(配合物B)には上記の処方に対し12重
量部のMBS一型耐衝撃性改良剤を加えた。配合物を実
施例に記した標準動的熱安定性試験に供した。結果は次
の通りであつた:これらの結果と実施例の結果との比較
は錫一安定化配合物の方が鉛一安定化配合物よりもその
溶融流れ(平衡トルク)特性において優れていることを
示す。
実施例 実施例1の処方を使用し、50phrPVC/50ph
rSMI配合物をつくりそして340′P(17「C)
においてバンバリ一中で加工した。
配合物をニユーブリテン射出成形機上で下記の条件にお
いて射出成形した:射出成形試験片の物理的性質は次表
中に示される。
比較のために対応するPVC処方(SMI)についての
データも示す。実施例 実施例1のPVCを使つて五つの配合物をつくつた。
一つの配合物(対照)は実施例1の処方中に100ph
r(7)PVCを有した(DKB−162を含まず)。
配合物AからDまではこの点に関してのみ異なる同一処
方中に50phrのPVCと50phr−のDKB−1
62を有した:配合物Aは耐衝撃性改良剤を含まず、配
合物Bは13phrのMBS一型耐衝撃性改良剤を含み
、配合物Cは12phrの他のMBS一型耐衝撃性改良
剤を含み、そして配合物Dは13phrのABS一型耐
衝撃性改良剤を含んだ。五つの配合物を実施例に記載し
た動的熱安定性試験に供しそして次の結果を得た:これ
らの配合物をユユーブリテン機械によつて次の条件下で
射出成形した:これらのアロイの物理的性質は第1表中
に示される。
実施例 別の一連の50phrPVC/50phrSM配合物を
実施例のようにしてつくり、加工しそして評価したが、
唯一の変化は使用した耐衝撃性改良剤の種類と量であり
それは次のようであつた:得られた結果は第表中に示す
実施例 二つの異なる試料のスチレン−マレイミドコポリマー、
DKB−162を使用して錫および鉛安定剤の有効性の
比較を行つた。
四配合物をつくり、二つ(一つは錫で安定化しそして一
つは鉛で安定化した)は第一試料のDKB−162を使
用しそして他の二つ(一つは錫一安定化そして一つは鉛
−安定化)は後日につくつたDKB−162の第二試料
を使用した。四つの配合物は皆実施例のPVCの50p
hrおよび特殊のDKB−162の50phrを有した
。錫一安定化配合物は実施例Vの処方(12重量部のM
BS一型耐衝撃性改良剤を含む)を有したのに対し鉛一
安定化配合物は実施例1の処方を有した。結果中に気が
ついた主要な相違は圧縮成形+インチ試験片を使用した
鉛一安定化配合物によつて示された66psiにおける
より大きい加熱撓み温度であつた:本発明は開示および
特許請求の範囲の精神および範囲内で変化させる余地が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例1に示したPVCとSMIの相対量の変化
とHDTの関係を作図したものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)塩化ビニルポリマー;および (b)ビニル芳香族化合物とエチレン系不飽和ジカルボ
    ン酸のイミド誘導体との熱可塑性二成分コポリマー;の
    緊密混合物を含む組成物であつて、その混合物が90か
    ら40重量%までの(a)および10から60重量%ま
    での(b)を含むことを特徴とする熱可塑性組成物。 2(b)がスチレンとマレイミドとのコポリマーである
    特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 3(b)が95から75重量%までのスチレンと5から
    25重量%までのマレイミドとを含むスチレンとマレイ
    ミドとのコポリマーであり、そしてそのコポリマーの樹
    脂相の100重量部につき25重量部までのゴムを含む
    特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 4 前記の混合物が60から40重量%までの(a)お
    よび40から60重量%までの(b)を含む特許請求の
    範囲第1項に記載の組成物。 5 前記の混合物が50重量%の(a)および50重量
    %の(b)を含む特許請求の範囲第1項に記載の組成物
    。 6(a)がポリ塩化ビニルである特許請求の範囲第1項
    に記載の組成物。 7(a)が25℃において100gのシクロヘキサノン
    につき1gの濃度で測定して1.50から1.85まで
    の範囲内に入る相対粘度を有するポリ塩化ビニルである
    特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 8(a)がポリ塩化ビニルでありそして(b)がスチレ
    ンとマレイミドとのコポリマーである特許請求の範囲第
    1項に記載の組成物。 9(a)が25℃において100gのシクロヘキサノン
    につき1gの濃度で測定して約1.50から1.65ま
    での範囲内に入る相対粘度を有するポリ塩化ビニルであ
    り、そして(b)が90から80重量%までのスチレン
    と10から20重量%までのマレイミドとを含むスチレ
    ンとマレイミドとのコポリマーであり、そしてそのコポ
    リマーの樹脂相の100重量部につき25重量部までの
    ゴムを含む特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 10(a)塩化ビニルポリマーと (b)ビニル芳香族化合物とエチレン系不飽和ジカルボ
    ン酸のイミド誘導体との熱可塑性二成分コポリマーとの
    90から40重量%までの(a)および10から60重
    量%までの(b)よりなる混合物と(c)少なくとも一
    つの熱安定性および耐衝撃性改良剤の緊密混合物よりな
    る組成物。 11 安定剤が鉛安定剤である特許請求の範囲第10項
    に記載の組成物。 12 耐衝撃性改良剤がスチレン−メチルメタクリレー
    トでグラフトしたポリブタジエンである特許請求の範囲
    第10項に記載の組成物。 13(a)塩化ビニルポリマー;および (b)ビニル芳香族化合物とエチレン系不飽和ジカルボ
    ン酸のイミド誘導体とのゴム−変性の熱可塑性二成分グ
    ラフトコポリマー;の緊密混合物を含む組成物であつて
    その混合物が90から25重量%までの(a)および1
    0から75重量%までの(b)を含むことを特徴とする
    熱可塑性組成物。 14(b)がスチレンとマレイミドとのグラフトコポリ
    マーである特許請求の範囲第13項に記載の組成物。 15(b)が95から75重量%までのスチレンと5か
    ら25重量%までのマレイミドとを含むスチレンとマレ
    イミドとのグラフトコポリマーであり、そしてそのコポ
    リマーの樹脂相の100重量部につき35重量部までの
    ゴムを含む特許請求の範囲第13項に記載の組成物。 16(b)のコポリマーがそのコポリマーの樹脂相の1
    00重量部につき5から25重量部までのゴムを含む特
    許請求の範囲第15項に記載の組成物。 17 前記の混合物が60から35重量%までの(a)
    および40から65重量%までの(b)を含む特許請求
    の範囲第13項に記載の組成物。 18 前記の混合物が50重量%の(a)および50重
    量%の(b)を含む特許請求の範囲第13項に記載の組
    成物。 19(a)がポリ塩化ビニルである特許請求の範囲第1
    3項に記載の組成物。 20(a)が25℃において100gのシクロヘキサノ
    ンにつき1gの濃度で測定して1.50から1.65ま
    での範囲内に入る相対粘度を有するポリ塩化ビニルであ
    る特許請求の範囲第13項に記載の組成物。 21(a)がポリ塩化ビニルでありそして(b)がスチ
    レンとマレイミドとのグラフトコポリマーである特許請
    求の範囲第13項に記載の組成物。 22(a)が25℃において100gのシクロヘキサノ
    ンにつき1gの濃度で測定して1.50から1.65ま
    での範囲内に入る相対粘度を有するポリ塩化ビニルであ
    り、そして(b)がコポリマーの樹脂相の100重量部
    につき5から15重量部までのゴムを含むスチレンとマ
    レイミドとのグラフトコポリマーである特許請求の範囲
    第13項に記載の組成物。 23 前記の混合物が塩化ビニルポリマーに対する少な
    くとも一つの熱安定剤および耐衝撃性改良剤を付加して
    含む特許請求の範囲第13項に記載の組成物。 24 安定剤が鉛安定剤である特許請求の範囲第23項
    に記載の組成物。 25 耐衝撃性改良剤がスチレン−メチルメタクリレー
    トでグラフトしたポリブタジエンである特許請求の範囲
    第23項に記載の組成物。
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