JPS593876B2 - 割れを防止した電気回路、およびその製造方法 - Google Patents

割れを防止した電気回路、およびその製造方法

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JPS593876B2
JPS593876B2 JP11496681A JP11496681A JPS593876B2 JP S593876 B2 JPS593876 B2 JP S593876B2 JP 11496681 A JP11496681 A JP 11496681A JP 11496681 A JP11496681 A JP 11496681A JP S593876 B2 JPS593876 B2 JP S593876B2
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JP
Japan
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electric circuit
conductive material
paste
manufacturing
particles
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JP11496681A
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JPS5815291A (ja
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義弘 北城
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FUJI MIKURO KOGYO KK
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FUJI MIKURO KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は割れを防止した電気回路、およびその製造方法
に関するものである。
例えばセラミック・プリント基板・フレキシブル基材の
如き絶縁基板への電気回路の形成は、そこに例えばカー
ボンペースト・金属ペーストの如き導電性ペーストを塗
布して行なつている。
その導電性ペーストは一般に、熱硬化性樹脂に溶剤と、
導電材料としてのカーボンブラック粉体又は銀・銅・ア
ルミニウムの如き金属粉体と、硬化剤とを混入・練合し
てなる。そしてそのペーストを絶縁基板上に塗布して電
気回路等を形成している。しかし従来の導電性ペースト
で絶縁基板4上に電気回路Aを塗布形成した場合には、
その一部の拡大断面を示す第1図およびそれを更に拡大
した第2図の如くであり、熱硬化性樹脂1と導電材料2
の粒子2’との結合状態が弱いので、硬化・焼成工程時
やその後の経時中に物理的加圧・加撃があ5 つたとき
や、温度・湿度・圧力等の変化で絶縁基板4の伸縮があ
つたようなときに、第3図で示すように割れ・亀裂・破
損等が発生することが多かつた。そのためカーボン抵抗
体では規定の電気抵抗を得られないし、また金属ペース
トの場合も電10気的導通性に多大の変化が生じる等、
所期に設定した電気回路を得難く、またそれを長期的に
維持し難いという問題点があつた。本発明は割れを防止
した電気回路、およびその製造方法に関し、従来のもの
が有する上記問題点15を解決しようとするものである
その特徴とするところは、熱硬化性樹脂・溶剤・導電性
材料・硬化剤よりなるペースト材料に、絶縁性の繊維状
物を混入・練合してペースト状とし、それを絶縁基板上
に塗布して電気回路を形成する点にある。そ20して目
的とするところは、それにより電気回路等を形成した場
合に、その繊維状物により硬化・焼成時もしくはその後
の経時中の物理的加圧や温度差等の要因で割れ・亀裂・
破損等が発生せぬようにし、もつて所定の電気抵抗・電
気容量を得られ25るような、割れを防止した電気回路
、およびその製造方法を提供しようとするにある。以下
に本発明を図示実施例によつて説明する。
まず本発明の電気回路の製造に際しては、熱硬化性樹脂
1に溶剤・導電材料としてのアルミニウ30 ム粉体2
と硬化剤とを混入・練合わせてペースト状にしたところ
に、アルミニウム粉体の粒子2’よりも長〈絶縁性をも
つ繊維状物としてのガラス繊維3を混入して攪拌する。
このガラス繊維3の大きさは、電気回路の面積・体積お
よび導電材料の35個有抵抗値等によつて設定する。例
えばアルミニウムの電気抵抗値が2.75×10→であ
り、銀は1.62×10−6であつて電気的特性に相違
があるから、ガラス繊維の大きさも当然に異なるが、通
常は導電材料の粒度に基いて計算すれば、繊維の長さは
10μ程度で繊径は5μ程度とするのが最も望しい。な
おガラス繊維3の混入量も、前記と同様に電気回路の面
積・体積および導電材料の個有抵抗値等により設定する
。そして、ガラス繊維3を混合後のペーストを絶縁基板
としてのプリント配線基板4上に塗布して電気回路Aを
形成し、これを硬化・焼成させて所望の電気回路を得る
ものである。その電気回路Aの一部を縦断した拡大図が
第4図に示すものであり、それを更に拡大したものが第
5図に示したものである。
これと従来のものを示す第1図、第2図と比較すれば明
かな如く、従来のものを示す第2図においては、アルミ
ニウム粒子2I相互間は熱硬化性樹脂1のみによつて結
合している。これに対して本発明では第5図で示す如く
、絡んだガラス繊維3の表面に熱硬化性樹脂1がむらな
く付着して、そこにアルミニウム粒子7が重合付着する
ことになつており、いわば強靭なガラス繊維3を核とし
てアルミニウム粒子7の電気回路Aが形成されているも
のである。なお上記実施例では、絶縁基板4としてプリ
ント配線基板の場合を示したが、セラミツク基板・フレ
キシブル基板等でもよい。
導電材料2としてはアルミニウム粉体を用いたがそれに
限らず、カーボンブラツクや銀・銅等の粉体等でもよい
。また繊維状物3としてガラス繊維を用いたが、導電材
料の粒子2よりも長く絶縁性を有するもの、更には強靭
性・柔軟性・耐熱性を有するものが最適で、例えば他に
酸化アルミニウムの繊維、その他のものでもよいし、少
し太いものであつてもよい。したがつて本発明によれば
、従来のものと異なり電気回路の割れ・亀裂・破損等を
防止できる。即ち,従米の絶縁体上に導電性ペーストを
塗布して形成された電気回路では、その製造工程中ペー
スト塗布後の硬化・焼成時やその後において、物理的加
圧・加撃があつたり、温度、湿度・圧力等の変化で絶縁
基板が伸縮した場合、電気回路を形成する熱硬化樹脂と
導電材料の粒子との結合が弱く分離しやすいため、第3
図で示す如く割れ、亀裂・破損等が発生していた。それ
ゆえカーボン抵抗体では規定の抵抗値が得られず、金属
ペーストによる電気回路でも電気的導通性が変つてしま
つていた。これに対して本発明では、前述の如く繊維状
物に熱硬化性樹脂が付着し、そこに電導材料の粒子が重
合付着しているので、加圧・加撃や温度・湿度・圧力の
変化の如き外的要因に対しても充分に対応でき、電気回
路の割れ、亀裂・破損等はほぼ完全に防止できる。それ
ゆえ本発明は、所期に設定した電気抵抗・電気容量の電
気回路を得ることができ、しかもそれを半永久的に維持
できる、というこの種の電気回路にとつて非常に有用な
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図において、第1図は従来の電気回路の一部拡大断面図
、第2図は第1図の一部を更に拡大した断面図、第3図
は従来の割れ状態を示す一部拡大断面図、第4図は本発
明の電気回路の一部拡大断面図、第5図は第4図の一部
を更に拡大した断面図である。 図面符号、1・・・熱硬化性樹脂、2・・・導電材料、
Z・・・導電材料の粒子、3・・・繊維状物、4・・・
絶縁基板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導電材料の粒子よりも長く絶縁性をもつ繊維状物が
    ほぼ均等に混入され、絶縁基板上に形成されてなる、割
    れを防止した電気回路。 2 熱硬化性樹脂・導電材料を含んでなる導電性ペース
    ト材料中に、導電材料の粒子よりも長く絶縁性の繊維状
    物を混入・練合せてペースト状とし、それを絶縁基板上
    に塗布して電気回路を形成する、割れを防止した電気回
    路の製造方法。
JP11496681A 1981-07-21 1981-07-21 割れを防止した電気回路、およびその製造方法 Expired JPS593876B2 (ja)

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