JPS5938735Y2 - 結晶振動子のケ−ス - Google Patents

結晶振動子のケ−ス

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Publication number
JPS5938735Y2
JPS5938735Y2 JP1976092608U JP9260876U JPS5938735Y2 JP S5938735 Y2 JPS5938735 Y2 JP S5938735Y2 JP 1976092608 U JP1976092608 U JP 1976092608U JP 9260876 U JP9260876 U JP 9260876U JP S5938735 Y2 JPS5938735 Y2 JP S5938735Y2
Authority
JP
Japan
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case
crystal resonator
crystal
oscillator
silicon carbide
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Expired
Application number
JP1976092608U
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English (en)
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JPS5311975U (ja
Inventor
史郎 山下
Original Assignee
セイコーインスツルメンツ株式会社
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は結晶振動子のケースに関し、特に、小型化を達
成することをできるようにするための新規な改良に関す
るものである。
従来、用いられていた結晶振動子、例えば、ATカット
水晶振動子2を有する結晶振動子のケース1は、第1図
に示されるようにその内面が平坦状に形成されている。
この結晶振動子のケース1においては、その内部が真空
状態、又は所定のガス雰囲気に維持されているが、ある
程度の不要ガスが残留してしまうことになる。
このため、ケース1の内部に設けられるATカット水晶
振動子2の振動が上記不要ガスを介して定在波として伝
播され易くなることにより、上記ATカット水晶振動子
2とケース1との間隙を充分に太きくしないと、ATカ
ット水晶振動子の振動の損失が非常に大きくなり、クリ
スタルインピーダンスが増大され、Q値が低下されると
共に振動特性が悪化され、特に高い精度を要求される電
子腕時計などには実際上使用することが出来なくなる。
従って、ケース1の内側面とATカット水晶振動子2と
の間隔を充分に大きくしなげればならないため、必然的
にケース1全体の厚みDが大きくなり、小型化を達成す
ることが不可能であった。
本考案は上述した従来の欠点をすみやかに除去するため
の極めて効果的な手段を提供することを目的とするもの
で、特に、ケース内面にシリコンカーバイトにより凹凸
部を形成させることによって結晶振動子の振動特性を悪
化させることなく小形化を達成するようにした構成であ
る。
以下、図面と共に本考案による結晶振動子のケースの好
適な実施例について詳細に説明する。
第2図において、符号14で示すものは上部ケースであ
り、この上記ケース14の内側面にシリコンカーバイト
からなる網状体15が固定されている。
この網状体15は金属からなる綱部16にシリコンカー
バイトからなる部材17が保持されており、この部材1
7の面には凹凸部18が多数形成されている。
前記上記ケース14の下部には上部ケースと同様の構成
からなる図示しない下部ケースが第1図のごとく接合し
て、一体内に設けられており、その内部には、図示して
いないが、第1図に示されるように、結晶振動子が内蔵
されている。
以上のように構成した結晶振動子のケースにおいては、
ケース内部を真空状態、又は所定のガス雰囲気にした場
合に、残留、封入などで内部に存在するガスが振動して
も前記凹凸部18の効果により、所定波が構成されず、
定在波等を介してのエネルギー伝播を防止することが出
京るため、ケース全体の厚さを薄くできる。
又、各ケースの内面に多数の凹凸部が形成されているた
め、結晶振動子としてのATカット水晶振動子の振動が
各ケースの空間を介して伝播した場合にも、この振動を
凹凸部によって減衰させることが出来る。
従って、結晶振動子とケースの内壁との間の間隔を小さ
くしても、振動の損失が少なくクリスタルインピーダン
スの増大を防止することカ出来、Q値を高め、振動特性
の向上を達成することが出来、ケース全体の厚みを小さ
くすることが可能で、ケースの小型化、薄型化を達成す
ることが出来る。
本考案による結晶振動子のケースは以上のような構成と
作用とを備えているため、振動子のケース全体を極めて
薄形に構成出来、極めて安定した特性の薄形振動子を得
ることが出来るものである。
尚、本考案による結晶振動子のケースは図示した構成に
限られるものではなく、凹凸部を鋸歯状等種々の変更、
改良を行なうことが出来るものである。
又、結晶振動子としてATカット水晶振動子の他、厚み
すべり振動子、巾すべり振動子、輪部すべり振動子、屈
曲振動子等の振動子を用いることも出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の結晶振動子のケースを示す側断面図、第
2図は本考案による結晶振動子のケースの上部ケースを
示す側断面図である。 14は上部ケース、15は網状体、16は綱部、17は
シリコンカーバイトからなる部材、18は凹凸部である

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内側面に多数の凹凸部を有しシリコンカーバイトからな
    る網状体を設けた構成よりなることを特徴とする結晶振
    動子のケース。
JP1976092608U 1976-07-12 1976-07-12 結晶振動子のケ−ス Expired JPS5938735Y2 (ja)

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JPS5311975U JPS5311975U (ja) 1978-01-31
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4026993Y1 (ja) * 1965-05-21 1965-09-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4026993Y1 (ja) * 1965-05-21 1965-09-20

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JPS5311975U (ja) 1978-01-31

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