JPH0247633Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0247633Y2 JPH0247633Y2 JP3399484U JP3399484U JPH0247633Y2 JP H0247633 Y2 JPH0247633 Y2 JP H0247633Y2 JP 3399484 U JP3399484 U JP 3399484U JP 3399484 U JP3399484 U JP 3399484U JP H0247633 Y2 JPH0247633 Y2 JP H0247633Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crystal oscillator
- crystal
- overtone
- oscillator
- resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 54
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［本考案の技術分野］
本考案は、スプリアス特性を改善した複合水晶
振動子に関する。
振動子に関する。
［従来技術の説明］
水晶振動子は安定な発振源として広く使用され
ている。そして、正確な時間の基準に用いられた
り、特定な信号を取り出すフイルタとして用いら
れている。しかし、このような用途に使用される
際、水晶振動子の持つ特有のスプリアスとして目
的としないオーバートーン発振が起こる時があ
り、最近のように高い周波数まで使用する機器に
おいてその影響が無視できなくなつてきている。
このため、水晶振動子の設計によりできるだけ不
要なオーバートーンの発生を阻止する方策をた
て、かつ回路常数を選択して製造されているが、
今だに解決策がなかつた。
ている。そして、正確な時間の基準に用いられた
り、特定な信号を取り出すフイルタとして用いら
れている。しかし、このような用途に使用される
際、水晶振動子の持つ特有のスプリアスとして目
的としないオーバートーン発振が起こる時があ
り、最近のように高い周波数まで使用する機器に
おいてその影響が無視できなくなつてきている。
このため、水晶振動子の設計によりできるだけ不
要なオーバートーンの発生を阻止する方策をた
て、かつ回路常数を選択して製造されているが、
今だに解決策がなかつた。
［本考案の目的・構成］
本願の目的は、前述した欠点を除去し、スプリ
アスの無い水晶振動子を提供するであり、これを
達成するため、水晶振動子が２個直列に接続され
てなる複合水晶振動子において、第一水晶振動子
がオーバートーンで動作し、第二水晶振動子が該
第一水晶振動子の次数と異なる次数のオーバート
ーンで動作していることを主構成としている。
アスの無い水晶振動子を提供するであり、これを
達成するため、水晶振動子が２個直列に接続され
てなる複合水晶振動子において、第一水晶振動子
がオーバートーンで動作し、第二水晶振動子が該
第一水晶振動子の次数と異なる次数のオーバート
ーンで動作していることを主構成としている。
［実施例の説明］
第１図は、本考案の接続図であり、第一水晶振
動子１と第二水晶振動子２とが直列に接続されて
いる。この第一水晶振動子１は３次オーバートー
ンで動作しており、その周波数対レスポンスの関
係を第２図ａに示す。３が基本波の振動で４が３
次のオーバートーン振動であり、他はスプリアス
である。また第二水晶振動子２は５次のオーバー
トーン発振して第一水晶振動子と同一の周波数が
発振する様調整されている。
動子１と第二水晶振動子２とが直列に接続されて
いる。この第一水晶振動子１は３次オーバートー
ンで動作しており、その周波数対レスポンスの関
係を第２図ａに示す。３が基本波の振動で４が３
次のオーバートーン振動であり、他はスプリアス
である。また第二水晶振動子２は５次のオーバー
トーン発振して第一水晶振動子と同一の周波数が
発振する様調整されている。
第二水晶振動子の周波数対レスポンスの関係を
第２図ｂに示す。５が第二水晶振動子の基本波の
振動であり、６が５次の振動であり、その他はス
ブリアス振動である。すなわち第一水晶振動子の
３次オーバートーンと第二水晶振動子の５次オー
バートーンの周波数が一致している。そして第一
水晶振動子のスプリアスと第二水晶振動子のスプ
リアスの周波数が異なつているため、第一水晶周
波数と第二水晶周波数を直列に接続すると、第２
図ｃの様に両者の周波数が一致した信号７が得ら
れる。もし第一水晶振動子と第二水晶振動子のス
プリアスの周波数が一致した場合にはスプリアス
が残る虞れがあるが、合成されるためかなり減衰
した状態となるため使用上さしつかえない。
第２図ｂに示す。５が第二水晶振動子の基本波の
振動であり、６が５次の振動であり、その他はス
ブリアス振動である。すなわち第一水晶振動子の
３次オーバートーンと第二水晶振動子の５次オー
バートーンの周波数が一致している。そして第一
水晶振動子のスプリアスと第二水晶振動子のスプ
リアスの周波数が異なつているため、第一水晶周
波数と第二水晶周波数を直列に接続すると、第２
図ｃの様に両者の周波数が一致した信号７が得ら
れる。もし第一水晶振動子と第二水晶振動子のス
プリアスの周波数が一致した場合にはスプリアス
が残る虞れがあるが、合成されるためかなり減衰
した状態となるため使用上さしつかえない。
ここではオーバートーン次数として３次と５次
を例に挙げているが、３次と７次、５次と７次…
等２個の振動子のそれぞれのオーバートーン次数
が異なつていればよい。
を例に挙げているが、３次と７次、５次と７次…
等２個の振動子のそれぞれのオーバートーン次数
が異なつていればよい。
本考案の複合水晶振動子を発振器に接続して安
定に動作させるため、第３図ａに示すように第一
水晶振動子または第二水晶振動子に並列に抵抗器
を接続する。抵抗器が接続された結果、その水晶
振動子のＱが低下し、いずれか一方の振動子が発
振器の共振して発振条件を満たし、他方の振動子
は補助的な動作をする。そのため発振器の動作が
安定になり、抵抗器の接続された水晶振動子が一
種のフイルタとしての役目を果たしてくれる。
定に動作させるため、第３図ａに示すように第一
水晶振動子または第二水晶振動子に並列に抵抗器
を接続する。抵抗器が接続された結果、その水晶
振動子のＱが低下し、いずれか一方の振動子が発
振器の共振して発振条件を満たし、他方の振動子
は補助的な動作をする。そのため発振器の動作が
安定になり、抵抗器の接続された水晶振動子が一
種のフイルタとしての役目を果たしてくれる。
また他の実施例として、第３図ｂに示す様に２
個の水晶振動子にそれぞれ抵抗器を接続してもよ
い。またさらに第３図ｃの様に２個の水晶振動子
のと並列に抵抗器を接続してもよい。
個の水晶振動子にそれぞれ抵抗器を接続してもよ
い。またさらに第３図ｃの様に２個の水晶振動子
のと並列に抵抗器を接続してもよい。
本考案による複合水晶振動子は、第一水晶振動
子と第二水晶振動子を別々にパツケージにしても
よく、また１つのパツケージ内に２個の振動子を
配置すれば小型化することができる。さらに、水
晶振動子に抵抗器を接続するのに、最近のハイブ
リツドICに用いられるセラミツク基板上に抵抗
器を印刷し焼き付けたものを使用し、その基板表
裏面に水晶振動子を配置すれば小型化が可能であ
る。
子と第二水晶振動子を別々にパツケージにしても
よく、また１つのパツケージ内に２個の振動子を
配置すれば小型化することができる。さらに、水
晶振動子に抵抗器を接続するのに、最近のハイブ
リツドICに用いられるセラミツク基板上に抵抗
器を印刷し焼き付けたものを使用し、その基板表
裏面に水晶振動子を配置すれば小型化が可能であ
る。
［本考案の効果］
本考案により、従来の振動子に比べスプリアス
が極めて少なくなり、従来の容器内に２個の振動
子を配置することも可能なことから、小型で性能
のすぐれた水晶振動子を提供することができる。
また抵抗器を入れることにより一層安定な発振動
作が可能となつた。
が極めて少なくなり、従来の容器内に２個の振動
子を配置することも可能なことから、小型で性能
のすぐれた水晶振動子を提供することができる。
また抵抗器を入れることにより一層安定な発振動
作が可能となつた。
この結果、800MHzや900MHz等高い周波数にお
いてオーバートーン発振した際に出る高次オーバ
ートーン信号すなわちスプリアスが妨害信号とし
て存在したが、本考案によつて一気に解決するこ
とが出来た。
いてオーバートーン発振した際に出る高次オーバ
ートーン信号すなわちスプリアスが妨害信号とし
て存在したが、本考案によつて一気に解決するこ
とが出来た。
第１図は、本考案の実施例を示す接続図、第２
図ａは第一水晶振動子の周波数対レスポンスの特
性図、同図ｂは第二水晶振動子の周波数対レスポ
ンスの特性図、同図ｃは、本考案の複合水晶振動
子の周波数対レスポンスの特性図、第３図ａ，
ｂ，ｃは、他の実施例を示す接続図である。 １…第一水晶振動子、２…第二水晶振動子。
図ａは第一水晶振動子の周波数対レスポンスの特
性図、同図ｂは第二水晶振動子の周波数対レスポ
ンスの特性図、同図ｃは、本考案の複合水晶振動
子の周波数対レスポンスの特性図、第３図ａ，
ｂ，ｃは、他の実施例を示す接続図である。 １…第一水晶振動子、２…第二水晶振動子。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 水晶振動子が２個直列に接続されてなる複合
水晶振動子において、第一水晶振動子がオーバ
ートーンで動作し、第二水晶振動子が該第一水
晶振動子の次数と異なる次数のオーバートーン
で動作していることを特徴とする複合水晶振動
子。 (2) 該第一水晶振動子または該第二水晶振動子と
並列に抵抗器を接続した実用新案登録請求の範
囲第１項記載の複合水晶振動子。 (3) 該第一水晶振動子および第二水晶振動子と並
列に抵抗器を接続した実用新案登録請求の範囲
第１項記載の複合水晶振動子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3399484U JPS60145735U (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | 複合水晶振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3399484U JPS60145735U (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | 複合水晶振動子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60145735U JPS60145735U (ja) | 1985-09-27 |
| JPH0247633Y2 true JPH0247633Y2 (ja) | 1990-12-14 |
Family
ID=30536959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3399484U Granted JPS60145735U (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | 複合水晶振動子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60145735U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0764355B2 (ja) * | 1991-07-26 | 1995-07-12 | 日本紙工株式会社 | ラップフィルム収納ケース |
| US11043916B2 (en) * | 2015-05-11 | 2021-06-22 | KVG Quarts Crystal Technology GmbH | Oscillator with reduced acceleration sensitivity |
-
1984
- 1984-03-08 JP JP3399484U patent/JPS60145735U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60145735U (ja) | 1985-09-27 |
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