JPS5938415Y2

JPS5938415Y2 - 定位置形コ−クガイド車

Info

Publication number: JPS5938415Y2
Application number: JP13923379U
Authority: JP
Inventors: 健二藤田; 瞭野口
Original assignee: 住友重機械工業株式会社
Priority date: 1979-10-08
Filing date: 1979-10-08
Publication date: 1984-10-26
Also published as: JPS5657251U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はコークス炉消火車側のプラットホーム軌条上を
走行する定位置形コークガイド車に関する。

従来、コークガイド車には、コークガイド車本体に走行
軌条を設けてその上セ走行する移動機枠を収納せしめ、
この移動機枠に炉蓋取装置及びコークガイドを搭載した
ものがある。

（特公昭４２−２６１０１号公報参照）。

しかし、このコークガイド車では、コークガイド車本体
は炉蓋取装置及びコークガイドを搭載した電歇のある移
動機枠を支持できるようこれに耐える強度をもった構造
体にする必要がある。

またそれ故にコークガイドの下部コークス滑動面のコー
クガイド車走行用軌条からの高さが高くなり、またコー
クガイド車本体の熱歪の影響もあって該下部コークス滑
動面を炉底レベル（コークガイド車走行用軌条からの高
さ約１ｒｎ）に合わせることが困難であった。

しかもコークガイド車本体には炉蓋取装置及びコークガ
イドを搭載した移動機枠が搭載されており、全体重量は
極めて大きいから、その定位置停止は仲々容易でないと
いう不具合があった。

本考案は前記従来の問題点を一挙に解決するために創案
されたものである。

以下、本考案を図示する実施例により説明すると、図中
１は門形の主台車で、脚部材１ａ下部に車輪２が設げら
れており、軌条３上を車輪２を介し開脚方向に走行でき
るようにしている。

この主台車１の脚部材１ａ、１ａ間には移動機枠４が車
輪５を介し軌条３上を走行できるよう配され、かつ、そ
の移動操作ができるよう走行方向のアクチュエータ５ｖ
ｃより一脚部材１ａに支持されている。

７は主台車１の桁部材１ｂの下部に設けたガイド、８は
移動機枠４の上部に設げたローラで、ローラ８をガイド
Ｔに転動させることにより移動機枠４が走行に際し横振
れしないように支持している。

このような移動機枠４内には、下部ローラ９により支持
され、かつ、上部サイドローラ１０でガイドされたコー
クガイド１１及びその駆動装置（図示せず）と、上部ロ
ーラ１２，１３により懸吊され、かつ下部サイドローラ
１４，１５によりガイドされた炉蓋取装置１６及び炉蓋
枠掃除装置１７とがいずれも所定間隔をおいて炉側に前
後進するよう配されている。

なお、コークガイド１１と炉蓋取装置１６と炉蓋枠装置
１７の支持ガイド方法及び配列順序は適宜変更できるこ
とは勿論である。

又、炉蓋枠掃除装置１７は必要に応じ設ければよく、そ
の設は方も他装置と並置せず、たとえば炉蓋取装置１６
内の炉蓋脱着機を炉蓋取台車に対し旋回可能に設け、該
炉蓋脱着機の側部に炉蓋枠掃除装置を設けて台車の共用
化を図るなど、種々の応用ができることは勿論である。

さらに、前記主台車１にはその桁部材１ｂ等に支持せし
めて炉蓋掃除装置１８が搭載されている。

なお、この装置１８は前記移動機枠４内に搭載してもよ
いことは勿論である。

以上の構成において、移動機枠４を主台車１内の図中二
点鎖線で示す位置にアクチュエータ６により支持せしめ
た状態で、主台車１を駆動装置（図示せず）により走行
駆動し、炉蓋取装置１６を所定の炉芯に合致させ、走行
停止する。

次いで、炉蓋取装置１６を炉側に前進させて炉蓋をリフ
ト支持した後、後進させる。

次にアクチュエータ６を出作動させて炉蓋取りされた炉
口に対しコークガイド１１を位置合わせた後、コークガ
イド１１が炉口に向かい前進して、炉口から押出される
コークスは消火車へ案内される。

押出作業終了後コークガイド１１を後進させ、次いでア
クチュエータ６をさらに出作動させて、炉蓋枠掃除装置
１７を前記炉口に位置合わせ後、前進させて、炉蓋枠掃
除が行なわれる。

又、押出作業の際、炉蓋掃除装置１８に対し炉蓋取装置
１６が前進して、これにリフト支持された炉蓋の掃除が
行なわれる。

次いで、炉蓋取装置１６をアクチュエータ６の入作動で
前記炉口に位置合わせした後前進させて炉蓋を装着し、
又後進させることにより原位置に戻す。

このように主台車１を移動させずに移動機枠４の移動操
作により各種作業を終了させることができその自動化も
可能である。

なお、主台車１は炉蓋取装置１６を炉芯に合致させて走
行停止したが、その停止位置は大まかでよく、炉口に対
する炉蓋取装置１６の位置合わせをアクチュエータ６の
作動によって行なってもよい。

本考案は以上のように移動機枠を、主台車に搭載せず主
台車走行用の軌条上を走行するようにしてその主台車内
に収めた構成であるから、主台車を従来に比し非常に簡
単でかつ軽匿のものとできると共に、移動機枠内のコー
クガイドの下部コークス滑動面を炉底レベルに確実に合
わせることができる。

主台車が大巾に軽層化されているから、仮に該主台車に
炉蓋掃除装置及び炉蓋枠掃除装置を搭載しても、炉芯に
合致させるその定位置停止操作は確実、迅速にできる。

又移動機枠に搭載された炉蓋取装置及びコークガイドを
炉芯に合致させる定位置停止操作も確実、迅速にできる
。

従って、従来形式の定位置形コークガイド車に比して、
炉芯に対する各装置の位置合わせを迅速に精度良く行な
える。

しかも、主台車は門形構造でその開脚方向に走行する構
成であるため、安定性がよく、移動機枠の移動ガイド及
び支持が確実にでき、それ故ガイド車搭載の各種装置の
作動を確実ならしめる。

よって、このコークガイド車によれば、作業能率を向上
させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本考案の実施例を示す平面図、正面図
である。１・・・主台車、１ａ・・・脚部材、１ｂ・・・梁部材
、２・・・車輪、３・・・軌条、４・・・移動機枠、５
・・・車輪、６・・・アクチュエータ、Ｔ・・・ガイド
、８−・・ローラ、９・・・下部ローラ、１０・・・上
部サイドローラ、１１・・・コークガイド、１２，１３
・・・上部ローラ、１４゜１５・・・下部サイドローラ
、１６・・・炉蓋取装置、１７・・・炉蓋枠掃除装置、
１８・・・炉蓋掃除装置。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

走行方向に開脚した門形主台車の脚部材間に移動操作で
きるよう支持して同一軌条上を走行する移動機枠を配し
、該移動機枠に炉蓋取装置及びコークガイドを搭載し、
前記主台車又は移動機枠に炉蓋掃除装置及び炉蓋枠掃除
装置を搭載して、該主台車を炉口位置合わせ後走行させ
ずに各作業を行なえるようにしたことを特徴とする定位
置形コークガイド車。