JPH11106022A - コンベア装置 - Google Patents

コンベア装置

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Publication number
JPH11106022A
JPH11106022A JP27023197A JP27023197A JPH11106022A JP H11106022 A JPH11106022 A JP H11106022A JP 27023197 A JP27023197 A JP 27023197A JP 27023197 A JP27023197 A JP 27023197A JP H11106022 A JPH11106022 A JP H11106022A
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JP
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speed
conveyor
chain
work
projection
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Application number
JP27023197A
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English (en)
Inventor
Masaya Kuno
雅哉 久野
Shigehiro Maruoka
重弘 丸岡
Kazuyoshi Horikawa
和義 堀川
Toshio Yamada
敏夫 山田
Isamu Aoki
勇 青木
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混流作業に好適なコンベア装置を提供する。 【解決手段】 低高切換えシリンダ101で台車45,
46の速度を低速から高速に切換え、高低切換えシリン
ダ102で台車45,46の速度を高速から低速に切換
えることにより、地上コンベア40の地上部分を含む部
分を低速領域、戻りの部分を高速領域にする。 【効果】 いわゆるクイックリターンにより、空の台車
45,46を速かに入口に戻すことができるので、地上
コンベア40に必要な台車45,46の数量を大幅に削
減することができる。数が少なければ、台車45,46
の製作費用、維持費用ともに削減することができ経済的
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車の組立ラ
インに好適なコンベア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実公昭59−28974号公報
「コンベア」は、同公報の第1図に示される通り、スラ
ットコンベア1のスラット5・・・(・・・は複数個を示す。
以下同様。)に被搬送物支持手段6・・・を取付けたもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の第1頁第2
コラム第4,5行に「6は一定間隔おきに前記スラット
コンベア本体1に設けた被搬送物支持手段」と明記され
ているとおりに、被搬送物支持手段6・・・、具体的には
前後一対の支持台7,8・・・は、一定ピッチでスラット
コンベア1に取付けられている。この様に支持台7,8
・・・を一定ピッチで複数個備え、所定の速度で巡回させ
る形式のコンベアが広く普及している。
【0004】しかし、車両組立ライン、特に自動二輪車
の組立ラインでは、「混流」と称して複数の種類のワー
クを同一のコンベアで処理することがある。ワークによ
って組立の難易度が著しく異なり、組立の難しいワーク
に合せてコンベア速度を決めると、前後の組立容易なワ
ークでは作業者が手待となり、全体としての作業能率が
低下し、生産性の低下の要因となる。そこで、本発明の
目的は、混流作業に好適なコンベア装置を提供するこ
と、及びコンベア装置を簡便な構造にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1では、ワークを載せる台車と、この台車を案
内する無端状のコンベアガイドと、台車を移動させるた
めにコンベアガイドに沿って走らせるコンベアチェーン
と、このコンベアチェーンに設けた複数個の突起と、こ
れらの突起の何れかに掛け止めるために台車に移動可能
に取付けた係合部材と、この係合部材を突起から外すた
めに台車外に配置した係合解除部材と、この係合解除部
材を待機位置から係合解除位置まで移動させる解除部材
移動手段と、からコンベア装置を構成した。
【0006】解除部材移動手段で係合解除部材を待機位
置から係合解除位置まで移動させる。係合解除部材を待
機位置から係合解除位置まで移動させることで、係合部
材がコンベアチェーンの突起から外れる。次に、係合解
除部材を係合解除位置から待機位置へ移動させること
で、係合部材はコンベアチェーンの突起に掛る。解除部
材移動手段の作動タイミングを調節することにより、前
後の台車の間隔、すなわち台車ピッチを変更することが
できる。
【0007】請求項2では、ワークを載せる台車と、こ
の台車を案内する無端状のコンベアガイドと、台車を移
動させるためにコンベアガイドに沿って走らせる2条の
低速チェーン及び高速チェーンと、これらのチェーンに
設けた複数個の突起と、これらの突起の何れかに掛け止
めるために台車に移動可能に且つ低速チェーン上並びに
高速チェーン上に取付けた一対の係合部材と、係合側の
係合部材を突起から外す係合解除部材と、係合解除部材
を待機位置から係合解除位置まで移動させる解除部材移
動手段と、係合解除部材とは別に係合部材を強制開放す
るために一対の係合部材にスライド可能に取付けた速度
切換えロッドと、一方の係合部材が低速チェーンの突起
に係合しているときに、この係合を開放しつつ他方の係
合部材を高速チェーンの突起に係合させるべく速度切換
えロッドをスライドさせる低高切換え手段と、他方の係
合部材が高速チェーンの突起に係合しているときに、こ
の係合を開放しつつ一方の係合部材を低速チェーンの突
起に係合させるべく速度切換えロッドをスライドさせる
高低切換え手段と、からコンベア装置を構成する。
【0008】解除部材移動手段で係合解除部材を待機位
置から係合解除位置まで移動させる。係合解除部材を待
機位置から係合解除位置まで移動させることで、係合部
材が低速又は高速チェーンの突起から外れる。次に、係
合解除部材を係合解除位置から待機位置へ移動させるこ
とで、係合部材は低速又は高速チェーンの突起に掛る。
解除部材移動手段の作動タイミングを調節することによ
り、前後の台車の間隔、すなわち台車ピッチを変更する
ことができる。更に、高低切換え手段で速度切換えロッ
ドを強制的にスライドさせることで、台車の速度を高速
から低速に切換える。又は、低高切換え手段で速度切換
えロッドを強制的にスライドさせることで、台車の速度
を低速から高速に切換える。
【0009】請求項3では、ワークの床からの高さを場
所によって変更することのできる高さ調整機構を、台車
に備えたことを特徴とする。作業姿勢が楽になる位置に
ワークの高さを変更するので、作業者の負担が軽くな
り、作業の能率が向上が期待できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図面は符号の向きに見るものと
する。なお、請求項の欄及び課題を解決するための手段
の欄で述べた、「コンベア装置」は「地上コンベア4
0」、「高さ調整機構」は「第2高さ調整機構50」、
「係合部材」は「かん抜き65,65L,65R」、
「解除部材移動手段」は「シリンダユニット71」、
「係合解除部材」は「くさび片73,73L,73
R」、「低高切換え手段」は「低高切換えシリンダ10
1」、「高低切換え手段」は「高低切換えシリンダ10
2」、「ワーク」は「半完成ワークW1〜W3」と読み
替えて、以下説明をする。
【0011】図1は本発明に係る自動二輪車の組立ライ
ンの平面図であり、自動二輪車の組立ライン1は、エン
ジンにメインフレームを結合するエンジン−フレーム結
合コンベア2と、前後輪等を取付けるオーバヘッドコン
ベア10と、シート、カウル等の備品を取付ける地上コ
ンベア40とからなる。
【0012】図2は図1の2−2矢視図であり、オーバ
ヘッドコンベア10は、空中に架設した軌条11に複数
のカー12・・・(・・・は複数個を示す。以下同様。)を走
行自在に取付けたものであり、詳細は後述する。地上コ
ンベア40については、後述する。
【0013】図3は図1の3−3矢視図であり、オーバ
ヘッドコンベア10は、梁13から延ばしたサポート1
4で支えた軌条11に、駆動輪15及び補助輪16を備
えたカー12を懸架し、このカー12に高さ調整機構2
0(後述の高さ調整機構と区別するために「第1高さ調
整機構20」と記す。)を介してワーク把持機構30を
吊り下げたものである。高さ調整機構20は、例えばX
リンク21を介して昇降フレーム22を吊下げ、この昇
降フレーム22を昇降ジャッキ23で上げ下げするよう
にしたものである。なお、24は昇降モータ、17は走
行モータである。
【0014】カー12は、走行モータ17及び制御部か
らなるワーク間ピッチ調整機構を備えている。即ち、走
行モータ17は速度可変モータ、具体体的には、直流モ
ータを電圧制御するか、交流モータをVVVF(電圧変
化、周波数変化)制御する形式のモータであって、図示
せぬ制御部からの指令で指定された速度で前進する。な
お、走行モータ17は軌条1に沿って敷設した架線(図
示せぬ)から給電させる。従って、カー12はいわゆる
トロリーカーであって、独自に速度を設定することがで
きるので、前後のカー12との間隔を変更することも自
由にでき、ワーク間ピッチを調整することができる。
【0015】図4は図3の4矢視図(ただし、ワークは
不図示)であり、上記の梁13、サポート14、軌条1
1、駆動輪15、カー12、Xリンク21、昇降フレー
ム22及び昇降ジャッキ23の取合いを示す。
【0016】以下、走行路の入り側から見たときの方向
を「左」、「右」といい、必要に応じて、部材の符号に
左は「L」、右は「R」を添える。ワーク把持機構30
は、昇降フレーム22の下面に取付けたブラケット3
1,31(奥の31は不図示)と、これらのブラケット
31,31に図面表裏方向に掛け渡した左右2本のシャ
フト32L,32Rと、これらシャフト32L,32R
を同期回転させるギヤ33L,33Rと、左のシャフト
32Lの前端に取付けた前アーム34Lと、後端(図3
参照)に取付けた後アーム35Lと、同様に右のシャフ
ト32Rに取付けた前・後アーム34R,35R(後の
35Rは不図示)と、一方のシャフト32Rを旋回させ
るアーム旋回シリンダ36とからなる。37,37は振
れ止めローラである。
【0017】アーム旋回シリンダ36で前アーム34R
を想像線の位置まで旋回させると、ギヤ33L,33R
を介してシャフト32Lが反時計方向に廻り、結果、前
アーム34Lも想像線の位置まで旋回する。図示せぬ後
アーム35L,35Rも同様である。なお、このときに
は振れ止めローラ37,37も想像線の位置まで移動し
て、ガイド38,38から離れる。
【0018】図5は図2の5部拡大図であり、地上コン
ベア40の要部を示す。地上コンベア40は、ドグと称
する突起41・・・を備えたコンベアチェーン42と、こ
のコンベアチェーン42の上に水平に設けたコンベアガ
イド43,43(手前の43は不図示)と、このコンベ
アガイド43,43に嵌合するコロ44・・・を備えた前
台車45及び後台車46と、前台車45に第2高さ調整
機構50を介して昇降可能に取付けた前パレット47
と、後台車46に第2高さ調整機構50を介して昇降可
能に取付けた後パレット48と、前パレット47の前部
に取付けたワーク間ピッチ調整機構60とからなる。
【0019】第2高さ調整機構50は、後台車46に固
定したガイド筒51と、このガイド筒51にスライド可
能に挿入した大径のロッド52と、このロッド52の下
端に設けたコロ53とからなる。コロ53の走行面とし
ての誘導路55がアップ若しくはダウンすれば、ガイド
筒51に対してロッド52が上下し、ロッド52上の後
パレット48を上下させることができる。56はピン、
57は長溝であり、ロッド52の回転止め作用を発揮す
る。前台車45に設けた第2高さ調整機構50も同構造
である。
【0020】図6は本発明に係る地上コンベアの第1実
施例平面図であり、左右のコンベアガイド43,43に
コロ44・・・が嵌合していること、前台車45で連結部
材49を介して後台車46を牽引していること、前台車
45の前部に取付けたワーク間ピッチ調整機構60の下
にコンベアチェーン42を走らせていることを示す。ワ
ーク間ピッチ調整機構60の詳細は後述する。61は突
起検出センサであり、突起41・・・の数をカウンタする
ための検出端である。例えば、赤外線を発射し、反射光
があれば突起あり、戻らなければ突起なしとして、突起
41・・・を数える光電子スイッチである。
【0021】なお、後パレット48は自動二輪車の後輪
を左右から挟持する挟持板48a,48aを備えるが、
これらの挟持板48a,48aをスライドさせるレー
ル、シリンダなどは省略した。
【0022】図7(a),(b)は本発明に係るワーク
間ピッチ調整機構(第1実施例)の平面図及び側面図で
ある。ワーク間ピッチ調整機構60は、前台車45に取
付けた2又ブラケット62と、このブラケット62の基
部寄りに渡したピン63と、このピン63で上下スイン
グ可能に取付けたスイング片64と、このスイング片6
4の作用で上下する、かん抜き65と、スイング片64
を閉じ側に付勢するばね66とからなる。67,67
は、かん抜き65をガイドする縦溝である。かん抜き6
5は実線で示した下限位置でコンベアチェーン42の突
起41に当り、想像線で示す上限位置で突起41に当ら
ない構造とした。
【0023】図8(a),(b)は本発明に係るワーク
間ピッチ調整機構(第1実施例)の作動説明図である。
(a)は平面図であり、コンベアガイド43の側方にシ
リンダユニット71を配置し、それのピストンロッド7
2にくさび片73を取付け、このくさび片73を実線及
び想像線の二位置に選択的に移動するようにしたもので
ある。(b)は側面図であり、くさび片73で口をこじ
開ける様にしてスイング片64を上へスイングさせる。
コンベアチェーン42の突起41からかん抜き65が外
れ、且つくさび片73で前進が妨げられるため、コンベ
アチェーン42は進むものの、前台車45はストップす
る。
【0024】(a)において、シリンダユニット71を
作動させて、くさび片73を想像線の位置へ後退させれ
ば、(b)において、スイング片64は下方へスイング
し、かん抜き65が下り、かん抜き65が次の突起41
に掛った時点から前台車45は前進を再開する。
【0025】図9(a),(b)は第1実施例に係るワ
ーク間ピッチ調整機構の作用図である。(a)におい
て、コンベアチェーン42のリンク長さを仮に200m
mとすれば、突起41は200mmピッチ(リンク当り
突起1個)、100mmピッチ(リンク当り突起2個)
の如くに自由に設けておくことができる。今、前台車4
5と次の前台車45との間隔(ピッチ)L1は、120
0mm(=6×200)であるとする。図8(a),
(b)の操作を行えば、図9(b)に示すとおりに、例
えば前台車45と次の前台車45との間隔(ピッチ)L
2を、1600mm(=8×200)に変更することが
できる。
【0026】図10は第1実施例に係るワーク間ピッチ
調整機構の総合的作用図であり、地上コンベア40は床
4より下に戻り部分があるため、この戻り部分の終り近
傍にシリンダユニット71を配置する。
【0027】今まで説明しなかったが、本発明では最も
密にしたときの台車45,46・・・を、地上コンベア
40のループに掛けてある。従って、中庸のピッチの場
合は、台車45,46は余るので、それらをシリンダユ
ニット71の1次側エリアAにプールしておくことにす
る。そのために、図5及び図6の後台車46の背面には
ダミーくさび片75を設け、このダミーくさび片75で
後続の前台車45のスイング片64を上げ、コンベアチ
ェーン42との係合を外すようにした。その結果、エリ
アAでは複数組の台車45,46・・・が静止し待機し
ていることになる。
【0028】図10に戻って、くさび片73を後退させ
ると、先頭の前台車45は前進し始める。この前台車4
5は決められたピッチを保っている。くさび片73は台
車45,46が通過したら前進させておく。前台車45
の前進により、次の前台車45のかん抜きが落ち、次の
突起41に掛った時点から前進を開始し、くさび片73
に当った時点で停止する。後続の台車45,46も同様
である。従って、シリンダユニット71でくさび片73
を出し入れするだけで、任意にピッチを変更することが
できる。これが、第1実施例に係るワーク間ピッチ調整
機構60の原理である。
【0029】以上の構成からなる組立ラインを用いた自
動二輪車の組立方法を説明する。図11(a)〜(c)
は本発明のメインフレーム取付工程説明図である。な
お、矢印はワークの流れ方向を示し、工程は図1のエン
ジン−フレーム結合コンベア2上で実施する。 (a):エンジン81を専用台82に載せる。 (b):このエンジン81に上から車体フレームのメイ
ンフレーム83を被せ、ボルトなどで結合する。メイン
フレーム83には外力が加わっていないので歪がなく、
極めて容易にエンジン81に取付けることができる。リ
ヤサスペンション84も取付ける。 (c):メインフレーム83に仮リヤフレーム85を取
付ける。取付はボルト、溶接の何れであってもよい。こ
の仮リヤフレーム85は、後工程で本物のリヤフレーム
を取付けるまでのダミー材であるが、オーバヘッドコン
ベア10で吊り下げるときに必要なメンバーである。
【0030】図12(a)〜(c)は本発明の車輪取付
工程説明図である。なお、矢印はワークの流れ方向を示
し、工程は図1のオーバヘッドコンベア10で実施す
る。 (a):ワーク把持機構30で把持した半完成ワークW
1を床から十分に高いレベルH1まで上げ、下からマフ
ラー付き排気管86を取付ける。 (b):半完成ワークW2をやや低いレベルH2まで下
げ、前輪87付きフロントフォーク88を、下からヘッ
ドパイプ89に挿入する。 (c):半完成ワークW3を更に低いレベルH3まで下
げ、後輪91付きリヤスイングアーム92を斜め下から
取付ける。 この様に、オーバヘッドコンベア10で搬送しつつ、半
完成ワークW1〜W3を、作業姿勢が楽になるように上
げ下げすることを特徴とする。なお、ワーク高さ調整
は、そのときの機種情報を制御部にインプットし、制御
部でポジション毎の高さを割出し、その高さに第1高さ
調整機構20を運転するようにすれば、簡単に実行でき
る。無論、制御方法は一例を示したまでで、任意であ
る。
【0031】図13(a)〜(c)は本発明の艤装工程
工程説明図である。なお、矢印はワークの流れ方向を示
し、工程は図1の地上コンベア40で実施する。 (a):前輪87を前パレット47、後輪91を後パレ
ット48に載せる。誘導路55は第1路55aと第2路
55bとからなり、第1路55aに前台車45のコロ5
3を載せ、第2路55bに後台車46のコロ53を載せ
ることで、前・後台車45,46を同時に上下させる。 (b):前・後パレット47,48を低位置にして、リ
ヤフレーム94を取付け、シート95を載せる。そし
て、上や横から取付けなければならない備品(フロント
カウルなど)を取付ける。 (c):前・後パレット47,48を高位置にして、サ
イドカウル96などを下や横から取付ける。 以上は一例を示したもので、備品の組立順は機種や構造
によって種々であるから、変更自在である。要は、備品
を楽に組付けることができる高さにワークを上げ下げで
きることを特徴とする。
【0032】なお、説明を補足すると、図12ではカー
12,12の間隔、即ちワークのピッチを組付けの難易
度に合せて粗密にすること、図13ではパレット47,
48と次のパレット47,48との間隔、即ちワークの
ピッチを同様に調整しながら、作業を行うことで、生産
性を高い水準に維持することができる。
【0033】図14は本発明に係る地上コンベアの第2
実施例平面図であり、本例ではコンベアチェーンを2条
とし、一方を高速チェーン42H、他方を低速チェーン
42Lとし、高速チェーン42Hを図2の高速駆動源9
8Hで駆動し、低速チェーン42Lを図2の低速駆動源
98Lで駆動するようにしたものである。前台車45の
前部に2個のワーク間ピッチ調整機構60L,60Rを
取付け、後台車46の後部に2個のダミーくさび片75
L,75Rを設けた。それ以外は図6の機構と同じであ
るから符号を流用して説明を省略する。
【0034】図15は図14の15部拡大図であり、コ
ンベアガイド43の両側方に低高切換えシリンダ101
及び高低切換えシリンダ102(ただし、2個のシリン
ダ101,102は十分に離れているため、一方を想像
線で示した。)を配置し、2又ブラケット62L,62
Rに速度切換えロッド103をスライド可能に取付けた
ことを特徴とし、その他は図8で述べたものと同じであ
る。なお、速度切換えロッド103は、2個の大径部1
04,105を小径部106で連結した部材であり、2
個の大径部104,105の一方のみが左右何れかのブ
ラケット62L又は62Rに貫入する様に小径部106
の長さを決定した。
【0035】図16(a)は図15の16a−16a断
面図、(b)は図15の16b−16b断面図である。
(a)では、小径部106がスイング片64Rの下方に
あるため、かん抜き65Rは下がって低速チェーン42
Lの突起41に掛っていることを示す。このとき、
(b)では大径部105がスイング片64Lを押上げて
いるため、かん抜き65Lは高速チェーン42Hの突起
41に掛っていない。
【0036】従って、図15の状態では、台車45は低
速で進んでいることになる。仮に、低高切換えシリンダ
101のピストンロッドを前進させて、速度切換えロッ
ド103を矢印の如く強制移動すれば、図16の
(a),(b)が入替わった形態となって、台車45は
高速で走り始める。次に、高低切換えシリンダ102の
ピストンロッドを前進させて、速度切換えロッド103
を矢印の如く強制移動すれば、図16の(a),
(b)に戻って、台車45は低速になる。
【0037】図17は第2実施例に係る速度切換え要領
図であり、地上コンベア40の出口下方に低高切換えシ
リンダ101を配置し、入口下方に高低切換えシリンダ
102を配置する。4,4は床である。低高切換えシリ
ンダ101で台車45,46の速度を低速から高速に切
換え、高低切換えシリンダ102で台車45,46の速
度を高速から低速に切換えることにより、地上コンベア
40の地上部分を含む部分を低速領域、戻りの部分を高
速領域とすることができる。いわゆるクイックリターン
により、空の台車45,46を速かに入口に戻すことが
できるので、地上コンベア40に必要な台車45,46
の数量を大幅に削減することができる。数が少なけれ
ば、台車45,46の製作費用、維持費用ともに削減す
ることができ経済的である。
【0038】なお、1次側エリアAに空の台車45,4
6をプールし、シリンダユニット71及びくさび片73
で台車45と次の台車45との間隔、即ちピッチを調節
できることは図10で述べた通りである。一例として、
図17に示す通り、くさび片73の1次側に高低切換え
シリンダ102(又は低高切換えシリンダ101)を並
べて設け、くさび片73で台車45を停止させた状態で
シリンダ102(又は101)で速度切換えロッド10
3をスライドさせれば、シリンダ102(又は101)
でより確実に速度を切換えることができる。しかし、台
車45,46を走らせたままで、速度切換えロッド10
3をシリンダ102(又は101)でスライドさせるこ
とが可能であるから、低高切換えシリンダ101、高低
切換えシリンダ102及びくさび片73並びにシリンダ
ユニット71の配置位置は自由に選択できる。くさび片
73並びにシリンダユニット71の数は複数個であって
も差支えない。
【0039】ワーク間ピッチ調整機構60,60L,6
0Rは、極めて単純な構造物であり、既存の台車に後か
ら付けることもできる。従って、少ない費用でワーク間
ピッチ調整機能を備えた地上コンベア40を得ることが
できる。また、速度切換えの為には、高速チェーン42
Hと、ワーク間ピッチ調整機構60Lと、極く単純な速
度切換えロッド103と、このロッド103をスライド
させるシリンダ101,102を付加するだけで済むの
で、少ない費用で速度切換え機能を備えた地上コンベア
40を得ることができる。
【0040】尚、コンベア装置は地上コンベア40に限
らず、高架コンベア、地下コンベアであってもよく、要
は台車、コンベアガイド及びコンベアチェーンを主要素
するコンベアであれば種類は問わない。係合部材は、か
ん抜き65,65L,65Rに限らず、突起41に掛る
フック、リング、リンクの何れでもよく形状は問わな
い。係合解除部材はくさび片73,73L,73Rに限
らず、かん抜き65などの係合部材を解除するものであ
ればよく形状は問わない。
【0041】解除部材移動手段はシリンダユニット71
に限らず、くさび片などの係合解除部材を解除位置から
待機位置まで移動するものであればよく、ピニオン・ラ
ック、リンク、カムなども採用できるので、形式は問わ
ない。低高切換え手段は低高切換えシリンダ101に限
らず、電気、油圧、空圧を駆動源として速度切換えロッ
ドを強制スライドさせるものであればよく、形式は任意
である。高低切換え手段も同様に高低切換えシリンダ1
02に限らず、電気、油圧、空圧を駆動源として速度切
換えロッドを強制スライドさせるものであればよく、形
式は任意である。
【0042】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、解除部材移動手段で係合解除部材を
待機位置から係合解除位置まで移動させことで係合部材
がコンベアチェーンの突起から外し、次に、係合解除部
材を係合解除位置から待機位置へ移動させることで係合
部材がコンベアチェーンの突起に掛るようにしたので、
解除部材移動手段の作動タイミングを調節することによ
り、前後の台車の間隔、すなわち台車ピッチを変更する
ことができる。構成が簡単であるため設備費用が嵩まな
い。その上で、台車のピッチを自由に調節することがで
きことから、作業のアイドルを除去して生産性を高める
ことができる。
【0043】請求項2では、上記請求項1の効果に加え
て、台車の速度を高低二段階に切換えることができるの
で、コンベアの行き部分を低速とし、コンベアの戻り部
分を高速にすれば、いわゆるクイックリターンにより、
空の台車を速かに入口に戻すことができるので、コンベ
ア装置に必要な台車の数量を大幅に削減することができ
る。数が少なければ、台車の製作費用、維持費用ともに
削減することができ経済的である。
【0044】請求項3では、ワークの床からの高さを場
所によって変更することのできる高さ調整機構を、台車
に備えたことを特徴とする。作業姿勢が楽になる位置に
ワークの高さを変更するので、作業者の負担が軽くな
り、作業の能率が向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の組立ラインの平面図
【図2】図1の2−2矢視図
【図3】図1の3−3矢視図
【図4】図3の4矢視図(ただし、ワークは不図示)
【図5】図2の5部拡大図
【図6】本発明に係る地上コンベアの第1実施例平面図
【図7】本発明に係るワーク間ピッチ調整機構(第1実
施例)の平面図及び側面図
【図8】本発明に係るワーク間ピッチ調整機構(第1実
施例)の作動説明図
【図9】本発明の第1実施例に係るワーク間ピッチ調整
機構の作用図
【図10】本発明の第1実施例に係るワーク間ピッチ調
整機構の総合的作用図
【図11】本発明のメインフレーム取付工程説明図
【図12】本発明の車輪取付工程説明図
【図13】本発明の艤装工程工程説明図
【図14】本発明に係る地上コンベアの第2実施例平面
【図15】図14の15部拡大図
【図16】図15の16a−16a断面図及び16b−
16b断面図
【図17】本発明の第2実施例に係る速度切換えの要領
【符号の説明】
40…コンベア装置(地上コンベア)、41…突起、4
2…コンベアチェーン、42H…高速チェーン、42L
…低速チェーン、45…台車(前台車)、46…台車
(後台車)、50…高さ調整機構(第2高さ調整機
構)、60,60L,60R…ワーク間ピッチ調整機
構、65…係合部材(かん抜き)、71…解除部材移動
手段(シリンダユニット)、73…係合解除部材(くさ
び片)、101…低高切換え手段(低高切換えシリン
ダ)、102…高低切換え手段(高低切換えシリン
ダ)、103…速度切換えロッド、W1〜W3…ワーク
(半完成ワーク)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 敏夫 静岡県浜松市葵東1の13の1 本田技研工 業株式会社浜松製作所内 (72)発明者 青木 勇 静岡県浜松市葵東1の13の1 本田技研工 業株式会社浜松製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを載せる台車と、この台車を案内
    する無端状のコンベアガイドと、前記台車を移動させる
    ためにコンベアガイドに沿って走らせるコンベアチェー
    ンと、このコンベアチェーンに設けた複数個の突起と、
    これらの突起の何れかに掛け止めるために前記台車に移
    動可能に取付けた係合部材と、この係合部材を突起から
    外すために台車外に配置した係合解除部材と、この係合
    解除部材を待機位置から係合解除位置まで移動させる解
    除部材移動手段と、からなるコンベア装置。
  2. 【請求項2】 ワークを載せる台車と、この台車を案内
    する無端状のコンベアガイドと、前記台車を移動させる
    ためにコンベアガイドに沿って走らせる2条の低速チェ
    ーン及び高速チェーンと、これらのチェーンに設けた複
    数個の突起と、これらの突起の何れかに掛け止めるため
    に前記台車に移動可能に且つ低速チェーン上並びに高速
    チェーン上に取付けた一対の係合部材と、係合側の係合
    部材を突起から外す係合解除部材と、係合解除部材を待
    機位置から係合解除位置まで移動させる解除部材移動手
    段と、前記係合解除部材とは別に係合部材を強制開放す
    るために前記一対の係合部材にスライド可能に取付けた
    速度切換えロッドと、一方の係合部材が低速チェーンの
    突起に係合しているときに、この係合を開放しつつ他方
    の係合部材を高速チェーンの突起に係合させるべく速度
    切換えロッドをスライドさせる低高切換え手段と、他方
    の係合部材が高速チェーンの突起に係合しているとき
    に、この係合を開放しつつ一方の係合部材を低速チェー
    ンの突起に係合させるべく速度切換えロッドをスライド
    させる高低切換え手段と、からなるコンベア装置。
  3. 【請求項3】 ワークの床からの高さを場所によって変
    更することのできる高さ調整機構を、前記台車に備えた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコンベア
    装置。
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