JPS5938402B2 - タ−ビンテイアツケ−シング - Google Patents

タ−ビンテイアツケ−シング

Info

Publication number
JPS5938402B2
JPS5938402B2 JP13293875A JP13293875A JPS5938402B2 JP S5938402 B2 JPS5938402 B2 JP S5938402B2 JP 13293875 A JP13293875 A JP 13293875A JP 13293875 A JP13293875 A JP 13293875A JP S5938402 B2 JPS5938402 B2 JP S5938402B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
low
frame
turbine
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13293875A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5257412A (en
Inventor
文雄 加藤
倫夫 黒田
義昭 山崎
康昭 赤津
清 名村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP13293875A priority Critical patent/JPS5938402B2/ja
Publication of JPS5257412A publication Critical patent/JPS5257412A/ja
Publication of JPS5938402B2 publication Critical patent/JPS5938402B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に剛性的に優れた蒸気タービン等の低圧ケ
ーシングに関するものである。
蒸気タービンにおいては、タービン本体を通常コンクリ
ート等で形成する基礎架台上に設置する。
第1図は基礎架台と、これに設置されるケーシング本体
2の関係を模式的に示したものである。
通常基礎架台1はコンクリート若しくは鉄骨等で補強さ
れたコンクリート等によって形成し、基礎架台1にはケ
ーシング本体2の下半部3が収容される空間4を形成す
る。
又低圧ケーシング2はサポート部5において基礎架台1
の上面6と接して支持される。
第2図は基礎架台1に据え付けたケーシング本体2を模
式的に示す縦断面図で、ケーシング2がサポート部5に
おいて基礎架台1によって支持する状態を示す。
ケーシング本体2の外ケーシング12は通常上半部7及
び下半部3から成り、両端は水平フランジ12′によっ
て連結しである。
又、外ケーシング12には截頭円錐形状のベアリングコ
ーン8を設け、ベアリングコーン8の内部に通常これと
一体の軸受支持部10を設げ、タービンロータ9は軸受
11によって支持する。
従って外ケーシング12には軸受支持部10を介してベ
アリングコーン8の部分にタービンロータ9の自重によ
る垂直下方向の荷重が作用する。
第3図は第2図A−A′線における断面図で、タービン
ロータ9は図示してない。
普通低圧ケーシング2は低圧タービンの外殻を成す外ケ
ーシング12とタービンロータの翼を外包する内ケーシ
ング13から成る2重ケーシング構造となっており、内
ケーシング13の内部に低圧タービンの各段落の静翼列
を形成するダイヤフラム14を設置する。
内ケーシングは支持板15で支持し、支持板15は外ケ
ーシング12の側壁16,16aの部分において固定し
である。
この結果外ケーシング12には支持板15を介して、内
ケーシング13及びダイヤフラム14の自重による垂直
下方向の荷重が作用する。
更に低圧タービン最終段から低圧ケーシング内の排気室
に排出した蒸気は、低圧ケーシング下端に接続した復水
器(図は省略)に導く。
復水器は大気圧以下の一定圧力に保持され、このため低
圧ケーシング内部も大気圧以下の圧力に保持される。
一方低圧ケーシングの外側は大気圧の状態であるから低
圧ケーシングの外壁面に内外の圧力差によりケーシング
内部方向に分布荷重が作用する。
かくして、低圧ケーシングには主として上述の三種類の
静荷重が作用しこの結果第2図、第3図において低圧ケ
ーシングは破線で示すような変形を来たす。
即ち第2図においてベアリングコーン8の付近に注目す
ればベアリングコーン8は低圧ケーシング内部水平方向
に変位し、又垂直下方向にも変位する。
従ってタービンロータ9は垂直下方向に変位するのであ
る。
更に第3図において支持板15の内ケーシング支持部1
7に注目すると支持部17は低圧ケーシング内部水平方
向に変位すると共に垂直下方向に変位し、このため内ケ
ーシング13は全体的に垂直下方向に変位する。
以上説明したタービンロータ9及び内ケーシング13の
変位はタービンの運転にとって有害であり、変位による
タービンロータのアライメントの変化は運転中のロータ
の振動の大きな原因となり、極端な場合にはタービンの
運転を安全に保持できなくなり、タービンロータ9と内
ケーシング13の変位による初期設定間隙等の相対変化
により静止部分と回転部分の接続等の危険が増すことに
なる。
以上低圧ケーシングの変形に関する問題を解決する方法
として従来は低圧ケーシングの板厚等を厚くして剛性を
高くするか、或いは第2図に示すように、外ケーシング
下半部3においてベアリングコーン8の下部及び下半部
端壁18から一方のベアリング8a下部及び端壁18a
に至るセンターリブ19で補強する。
又は第3図において支持板15の厚さを厚くする等の方
法であった。
然しながら低圧ケーシングの板厚を厚くすること或いは
多(の補強片を付加することはタービンの重量増加、生
産原価の増加を招く欠点があった。
又低圧ケーシング構造面では、センターリブ19或いは
支持板15等によって補強する方法は補強部材のための
スペースと取付は位置の選択等においておのずと限度が
あるため十分に有効な方法ではない。
本発明の第1の目的は上記従来技術の欠点を除去し、剛
性が十分高(、タービンの安定した運転を可能とするタ
ービン低圧ケーシングを提供することにある。
文箱2の目的は従来よりも更に重量の低減した低圧ケー
シング構造によって第1の目的にかなう低圧ケーシング
を提供することにある。
本発明の特徴とするところは、タービン低圧ケーシング
の下半部を基礎架台と一体に形成し、かつタービンロー
タ及び内ケーシングを低圧ケーシング下半部及び基礎架
台からの支持片によって支持したことにある。
以下本発明に係る蒸気タービン等の低圧ケージ□ ング
の一実施例を第4図乃至第7図について説明する。
第4図は基礎架台1と一体に形成した低圧ケーシングの
下半部を示す。
又基礎架台10部分的断面図によって基礎架台と低圧ケ
ーシングの一体形・ 成の方法の数例を示す。
本発明によれば、外ケーシング12の下半部3の壁面を
形成する端壁18及び側壁16を基礎架台1と一体に形
成する。
即ち端壁18、側壁16は鉄板で成形し、該端壁18、
側壁16に密接し? て、コンクリート等の材料によっ
て形成される基礎架台10枠部20を形成する。
端壁18と枠部20を一体に形成する方法の一例として
、端壁18の外壁面に一端を溶接等の手段によって固定
した棒引21を設け、然る後端壁18の外壁面及; び
棒引210周辺をコンクリート等の材料によって充てん
する。
又側壁16と枠部20を一体に形成する方法の一例とし
て、側壁16の外壁面に梁柱22.23を溶接等の手段
によって固定し、これと梁枠24,25,26,27,
28等によつν て枠部20の鉄骨構造を形成し、その
後該鉄骨構造空間をコンクリート等の材料によって充て
んする。
更に側壁16と枠部20を一体に形成する方法の他の例
として、第4図の部分B−B’矢視図を第5図に示すよ
うに、側壁16の外壁面に突起部; 29を設け、該突
起部29にボルト穴30、座グリ穴31を設け、コンク
リート等の材料で形成した枠部20に植込んだ基礎ボル
ト32、ナツト33で側壁16と枠部20を一体に連接
する。
更に本発明においては、第1図に示すように、〕 ベア
リングコーン8をその下部34から端壁18に渡る補強
板35によって支持する。
この詳細を第6図に示す。
該補強板35はベアリングコーン下部から端壁18に渡
る板で形成し、更に埋込片36.37を有する。
埋込片36.370周辺は前述のように基礎架台10枠
部20を形成するコンクリート等の材料によって充てん
しである。
又本発明においては、前述した低圧タービンの内ケーシ
ングを支持するために、第7図のように、側壁16から
支持片38を突出し、該支持片38はその一辺39にお
いて側壁16に溶接等の手段により固定し、更に埋込片
40,41を有する。
埋込片40.410周辺は基礎架台10枠部20を形成
するコンクリート等の材料によって充てんしである。
又本発明においては、第6図、第7図においてタービン
低圧ケーシングの下部に位置する復水器(図は省略)と
タービン低圧ケーシング下端部との連結を容易にするた
め、側壁16及び端壁18と枠部20からなる一体構造
において、枠部20の材料たるコンクリートで被覆され
ない下端部42.43を設ける。
以上説明したように本発明は、タービン低圧ケーシング
2の下半部3を基礎架台1と一体に形成する。
即ち側壁16及び端壁18等を基礎架台10枠部と一体
形成することにより、該側壁16及び端壁18と枠部2
0とからなる構造体は、剛性ノ極めて高い構造体となり
、前述したタービンロータ自重、内ケーシング並びにダ
イヤフラム自重による垂直下方向の荷重、或いは外ケー
シング内外の圧力差によるケーシング内部方向への分布
荷重に対し、側壁及び端壁の変形を従来の構造に比べ微
小に押えられることにより、ベアリングコーン8の補強
片35と内ケーシング13の支持片38の変形も微小と
なる。
この結果、タービンロータ9と内ケーシング、ダイヤフ
ラムの垂直下方向の変位量が微小となるため、タービン
運転中の振動の減少、静止部と回転部との接触の危険性
を除去することができる。
更に本発明は低圧ケーシング下半部3と基礎架台1を一
体に製作することにより側壁16、端壁18に作用する
前述した荷重の大半は剛性の高い基礎架台10枠部20
で分担するので側壁16、端壁18等を非常に薄(でき
、又従来のセンターリブ19、支持板15等を必要とし
ないため全体として低圧ケーシングの重量を大幅に低減
できる。
そして下半部3を基礎架台と一体化した剛性の高い低圧
ケーシング構造により、前述の補強片35、支持片38
等最小限の補強、支持部材によって補強し支持効果を発
揮する。
従って低圧ケーシング内の構造が荷重となり、低圧ケー
シング内部において、タービン最終段より排出し、復水
器に導かれる蒸気の流れを妨げる部材が少ないので、タ
ービンの排気損失を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のタービン低圧ケーシング及び基礎架台構
造の模式的斜視図、第2図は同上の縦断面図、第3図は
第2図A−A’線における断面図、第4図は本発明に係
る蒸気タービン等の低圧ケーシングの一実施例を示す一
部の斜視図、第5図は第4図B−B’矢視図、第6図は
全体の縦断面図、第7図は第6図C−C′線における断
面図である。 符号の説明、1・・・・・・基礎架台、2・・・・・・
ケーシング本体、3・・・・・・ケーシング下半部、8
・・・・・・ベアリングコーン、13・・・・・・内ケ
ーシング、16・・・・・・側壁、18・・・・・・端
壁、35・・・・・・補強板、36 、37・・・・・
・埋込片、38・・・・・・支持片。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケーシング本体の下半部の外壁を構成する側壁及び
    端壁を基礎架台の枠部と一体に構成し、かつ内ケーシン
    グを、前記側壁に固定され補強用埋込片を前記枠部に埋
    込んだ支持片によって支持したことを特徴とするタービ
    ン低圧ケーシング。
JP13293875A 1975-11-07 1975-11-07 タ−ビンテイアツケ−シング Expired JPS5938402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13293875A JPS5938402B2 (ja) 1975-11-07 1975-11-07 タ−ビンテイアツケ−シング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13293875A JPS5938402B2 (ja) 1975-11-07 1975-11-07 タ−ビンテイアツケ−シング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5257412A JPS5257412A (en) 1977-05-11
JPS5938402B2 true JPS5938402B2 (ja) 1984-09-17

Family

ID=15092999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13293875A Expired JPS5938402B2 (ja) 1975-11-07 1975-11-07 タ−ビンテイアツケ−シング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5938402B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6289924A (ja) * 1985-10-16 1987-04-24 Toshiba Corp 光バイパス機構付き光伝送装置
JPS6347716A (ja) * 1986-08-15 1988-02-29 Hitachi Ltd 光スイツチ
JPS63109908U (ja) * 1987-01-09 1988-07-15
JPH0464044B2 (ja) * 1985-10-17 1992-10-13 Tokyo Shibaura Electric Co
JP2010223146A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Hitachi Ltd タービン支持架台及びそれを用いた蒸気タービン設備
WO2012098804A1 (ja) 2011-01-19 2012-07-26 三菱重工業株式会社 タービン外部車室、タービン外部車室用架台およびタービン外部車室用架台の施工方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE59207955D1 (de) * 1992-06-20 1997-03-06 Asea Brown Boveri Aussengehäuse einer Niederdruck Dampfteilturbine
US8403628B2 (en) * 2009-12-16 2013-03-26 General Electric Company Low-pressure steam turbine hood and inner casing supported on curb foundation
JP5642514B2 (ja) * 2010-11-19 2014-12-17 三菱重工業株式会社 低圧蒸気タービンの車室構造
JP5743914B2 (ja) 2012-01-23 2015-07-01 株式会社東芝 蒸気タービン軸受の支持構造および蒸気タービン
JP5766835B2 (ja) * 2014-02-24 2015-08-19 三菱日立パワーシステムズ株式会社 タービン外部車室用架台の施工方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6289924A (ja) * 1985-10-16 1987-04-24 Toshiba Corp 光バイパス機構付き光伝送装置
JPH0464044B2 (ja) * 1985-10-17 1992-10-13 Tokyo Shibaura Electric Co
JPS6347716A (ja) * 1986-08-15 1988-02-29 Hitachi Ltd 光スイツチ
JPS63109908U (ja) * 1987-01-09 1988-07-15
JP2010223146A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Hitachi Ltd タービン支持架台及びそれを用いた蒸気タービン設備
WO2012098804A1 (ja) 2011-01-19 2012-07-26 三菱重工業株式会社 タービン外部車室、タービン外部車室用架台およびタービン外部車室用架台の施工方法
US9726045B2 (en) 2011-01-19 2017-08-08 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Turbine external compartment, frame for turbine external compartment, and method of constructing frame for turbine external compartment

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5257412A (en) 1977-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5938402B2 (ja) タ−ビンテイアツケ−シング
JPS598692B2 (ja) 軸受をコンクリ−ト体に固定する装置
US8821110B2 (en) Support arrangement for a steam turbine LP inner casing
JP5663196B2 (ja) 低圧蒸気タービン用の波形フード
JP5642514B2 (ja) 低圧蒸気タービンの車室構造
US4257233A (en) Fastening arrangement especially for a turbine and a condenser
JP5766447B2 (ja) タービン外部車室
JP6833745B2 (ja) 蒸気タービン
JP5656377B2 (ja) 蒸気タービン車室、これを備えた蒸気タービンおよびこれを備えた原子力発電プラントならびに蒸気タービン車室の組立方法
JP3831617B2 (ja) 蒸気タービンの車室構造
JPH05331964A (ja) 鋼梁の開口部補剛構造
JP3697130B2 (ja) 蒸気タービン車室の支持構造
JP5647817B2 (ja) 成形・補強下方排出フード側壁
EP0061399B1 (fr) Cheminée, notamment tour de réfrigérant atmosphérique
JPS6189902A (ja) 蒸気タ−ビンのノズルダイアフラム用支持装置
JPH073021Y2 (ja) バルブ形チュ−ブラ水車発電機のケ−シング
JP2020133565A (ja) 車室、及び蒸気タービン
JP3222597B2 (ja) 原子炉格納容器内のコンクリート構造物
JPS6397805A (ja) 蒸気タ−ビン
JPS6397807A (ja) 蒸気タービン
JP2002364659A (ja) 舶用ディーゼル機関の台板用垂直板
JPS58565B2 (ja) タ−ビン支持装置
JPH0123036Y2 (ja)
JP2542579B2 (ja) 原子炉格納容器のダイヤフラムフロア支持構造
JPH021275Y2 (ja)