JP6833745B2 - 蒸気タービン - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、蒸気タービンに関する。
蒸気タービンは、主として、主蒸気が導かれる高圧タービン、再熱蒸気が導かれる中圧タービン、中圧タービンから排出された蒸気が導かれる低圧タービンで構成される。
例えば、低圧タービンにおいて、圧力容器である外部車室は、タービンロータの回転軸中心線を含む水平面で外部車室上半と外部車室下半に2分割されている。外部車室上半のフランジ部と外部車室下半のフランジ部とは、ボルト等で互いに締結されている。
外部車室下半のフランジ部近傍の側面には、フットプレートが設けられている。このフットプレートは、基礎台上に載置される。そして、外部車室は、フットプレートによって基礎に支持されている。
低圧タービンは、復水器に連結されている。そして、低圧タービンから排出された蒸気は、復水器において凝縮されて復水となる。
低圧タービンにおける排気構造として、鉛直方向下側に復水器が配置される下方排気構造、軸方向後流側に復水器が配置される軸流排気構造、タービンロータの軸方向に対して垂直かつ水平な方向に復水器が配置される側方排気構造などがある。
これらの排気構造のなかでも、低圧タービンにおける排気構造としては、下方排気構造が一般的である。なお、タービンロータの軸方向は、タービンロータの軸中心線が延びる方向を意味する。
低圧タービンと復水器との接続方法は、大きく2種類ある。1つ目の接続方法は、低圧タービンと復水器との間をエキスパンションと呼ばれる伸縮可能な部品を介してフレキシブルに接続する方法である。エキスパンションは、例えば、ゴムやステンレスなどで構成される。
2つ目の接続方法は、低圧タービンと復水器とを溶接やボルト締結などによって剛に接続する方法である。この場合、低圧タービンと復水器とが一体の圧力容器となるため、運転状態に応じた力をお互いに及ぼし合う。
2つ目の接続方法であるリジッド接続の場合、例えば、タービン起動時には、低圧タービンと復水器における温度が上昇してそれぞれが熱膨張する。その際、低圧タービンと復水器との支持部には、熱膨張を妨げようとする反力が作用する。
ここで、低圧タービンの外部車室の内部は、復水器によって真空状態となる。これによって、外部車室は、外面が受ける圧力と内面が受ける圧力との差によって荷重を受ける。一般的に、この荷重は、真空荷重と呼ばれる。
下方排気構造の場合、低圧タービンの外部車室には、真空荷重および熱膨張収縮による反力が鉛直方向に作用する。下方排気構造における外部車室は、基礎台上に広い設置面積を有するフットプレートを有するため、これらの荷重を受けることができる。
一方、外部車室の一方の側方側に復水器を備える側方排気構造の低圧タービンの場合、外部車室の復水器を備える側には、タービンロータの軸方向に対して垂直かつ水平な方向に荷重が作用する。
ここで、図9は、下方排気構造を備える従来の低圧タービン200の縦断面図である。図10は、図9のX−X断面を示す図である。
図9に示すように、低圧タービン200は、外部車室210と、外部車室210の内部に備えられた内部車室220と、外部車室210および内部車室220を貫通するタービンロータ230とを備える。内部車室220内には、ダイヤフラム外輪221とダイヤフラム内輪222との間に支持された静翼223と、タービンロータ230に植設された動翼231とがタービンロータ軸方向に交互に配設されている。
低圧タービン200の中央には、クロスオーバー管240からの蒸気が導入される吸気室241を備えている。この吸気室241から左右のタービン段落に蒸気を分配して導入する。
最終のタービン段落の下流側には、外周側のスチームガイド245と、その内周側のコーン246とによって形成された、蒸気を半径方向外側に向かって排出する環状ディフューザ247が形成されている。
ここで、前述したように、外部車室210は、外部車室上半210aと外部車室下半210bとで構成されている。図9に示すように、外部車室下半210bの、タービンロータ230の軸方向に垂直な一対の端板211には、フットプレート212が設けられている。
フットプレート212は、例えば、タービンロータ230の軸方向に垂直かつ水平な方向に延設されている。フットプレート212は、図9に示すように、基礎台250上に、例えば、ソールプレート213を介して載置されている。このように、外部車室下半210b、すなわち外部車室210は、基礎台250上に支持される。
なお、図示されていないが、外部車室下半210bの、タービンロータ230の軸方向に平行な一対の側板にも、フットプレートが設けられている。このフットプレートも、基礎台250上に載置されている。
また、基礎台250上には、例えばソールプレート213を介して軸受台260が固定されている。軸受台260によって支持される軸受261は、軸受ケーシング262内に備えられる。タービンロータ230は、軸受261によって回転可能に支持されている。
図9および図10に示すように、端板211に設けられたフットプレート212には、センターキー214が設けられている。このセンターキー214は、端板211の幅(端板211におけるタービンロータ230の軸方向に垂直かつ水平な方向の幅)の中央に設けられる。センターキー214は、フットプレート212から軸受台260側に突出している。
センターキー214に対向する軸受台260の端面には、図10に示すように、センターキー214と嵌合する嵌合溝263aを備えたキー嵌合部材263が固定されている。なお、センターキー214は、例えば、フットプレート212と一体的、またはフットプレート212に着脱可能に固定される。
センターキー214をキー嵌合部材263の嵌合溝263aに嵌合することによって、外部車室210とタービンロータ230とのアライメントが確保される。
このようにセンターキー214とキー嵌合部材263とにおける嵌合構造は、アライメントを確保するためのものである。そのため、図10に示すように、センターキー214の幅(タービンロータ230の軸方向に垂直かつ水平な方向の幅)は短く、小さな部材で構成されている。また、このような嵌合構造は、基礎台250の上面の上方に位置する構成となっている。
特許第5450237号公報
前述したように、外部車室の一方の側方側に復水器を備える側方排気構造の低圧タービンでは、外部車室には、タービンロータの軸方向に垂直かつ復水器を備える側に水平な方向に荷重が作用する。
また、前述したように、下方排気構造を備える従来の低圧タービン200におけるセンターキー214とキー嵌合部材263とにおける嵌合構造は、アライメントを確保するためのものである。
そのため、この嵌合構造を側方排気構造の低圧タービンに適用した場合、上記した荷重に嵌合構造が耐えることは困難である。また、荷重に耐えられず嵌合構造が破壊され、外部車室を所定の位置に維持することができないことがある。このようなことは、タービン性能やタービン運用の信頼性を低下させる。
本発明が解決しようとする課題は、外部車室に荷重が作用した場合においても、タービンロータに対する外部車室の位置を維持することができる蒸気タービンを提供することである。
実施形態の蒸気タービンは、タービンロータの軸方向に垂直かつ水平な方向の一方の側に復水器が設置される側方排気構造を有し、基礎台に支持される。蒸気タービンは、前記タービンロータが貫通されるとともに、上下に分割された外部車室上半と外部車室下半とを備える外部車室と、前記外部車室下半における、前記タービンロータの軸方向に垂直な一対の端板にそれぞれ形成され、上方が開口されるともに前記外部車室の内側に窪んだ第1の溝部と、前記基礎台における前記第1の溝部に対向する部分に形成され、上方が開口する第2の溝部と前記第1の溝部の双方に亘って嵌合するブロック状のキー部材とを備える。
第1の実施の形態の蒸気タービンの縦断面図である。 図1のA−A断面を示す図である。 図2のB−B断面を示す図である。 図3のC−C断面を示す図である。 図3に示された外部車室の固定構造部を拡大した図である。 図3のD−D断面を示す図である。 図3に示された外部車室の固定構造部について、他の構成を拡大して示す図である。 第2の実施の形態の蒸気タービンにおいて、図2のB−B断面に相当する断面を示す図である。 下方排気構造を備える従来の低圧タービンの縦断面図である。 図9のX−X断面を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の蒸気タービン1の縦断面図である。図2は、図1のA−A断面を示す図である。図3は、図2のB−B断面を示す図である。
なお、図2および図3では、蒸気タービン1の構成の一部を省略して示している。図3では、内部車室30については外観を平面図として示している。また、図3では、後述するキー部材120の構成を明確に示すために、タービンロータ40の一部、軸受部(軸受41、軸受ケーシング42、軸受台43)を省略して示している。
図1に示すように、蒸気タービン1は、外部車室10と、外部車室10内に設けられた内部車室30と、内部車室30および外部車室10を貫通するタービンロータ40を備える。なお、ここで示される蒸気タービン1は、低圧タービンである。
内部車室30内において、タービンロータ40には、周方向に動翼50が植設されている。動翼50を周方向に複数植設することで動翼翼列を構成し、この動翼翼列をタービンロータ40の軸方向に複数段備えている。
内部車室30の内周には、タービンロータ40の軸方向に動翼50と交互になるように、ダイヤフラム外輪51とダイヤフラム内輪52との間に支持された静翼53が配設されている。静翼53を周方向に複数備えることで静翼翼列を構成する。そして、静翼翼列とこの静翼翼列の直下流の動翼翼列とで一つのタービン段落を構成する。
タービンロータ40は、軸受41によって回転可能に支持されている。軸受41は、軸受ケーシング42内に配置され、軸受台43によって支持されている。軸受台43は、基礎台70上に配置されている。
なお、タービンロータ40には、発電機(図示しない)が連結されている。また、軸受台43は、例えば、ソールプレートなどを介して基礎台70上に配置されてもよい。
蒸気タービン1の中央には、クロスオーバー管60からの蒸気が導入される吸気室61を備えている。この吸気室61から左右のタービン段落に蒸気を分配して導入する。
最終のタービン段落の下流側には、外周側のスチームガイド62と、その内周側のコーン63とによって形成された、蒸気を半径方向外側に向かって排出する環状ディフューザ64が形成されている。
ここで、図2に示すように、蒸気タービン1の外部車室10は、タービンロータの軸方向に垂直かつ水平な方向の一方の側方端部に側方排気口11を有している。側方排気口11は、復水器190に接続されている。
なお、復水器190は、例えば、側方排気口11と連結される導入ダクト191と、導入ダクト191を通過した蒸気が導かれる復水器本体192とを備える。このように、蒸気タービン1は、側方排気構造を有している。
クロスオーバー管60から導入され、各タービン段落を通過した蒸気は、環状ディフューザ64を通り、外部車室10内を側方排気口11に向かって流れる。そして、側方排気口11から導入ダクト191内に排出された蒸気は、復水器本体192内に導かれる。復水器本体192内に導かれた蒸気は、凝縮されて復水となる。
なお、各タービン段落を通過する蒸気によってタービンロータ40が回転駆動され、タービンロータ40に連結された発電機が発電を行う。
ここで、外部車室10および内部車室30の支持構造について説明する。
図2に示すように、外部車室10におけるタービンロータ40の軸方向に垂直な断面形状は、U字形状を90度回転したような形状となっている。図2に示すU字形状の外部車室10は、例えば、略半楕円状の壁部と、略半楕円状の壁部のそれぞれの端部から水平方向に延びる平板状の壁部を備える。
外部車室10は、タービンロータ40の軸中心線Oを含む水平面で外部車室上半12と外部車室下半13とに2分割されている。なお、内部車室30も外部車室10と同様に、タービンロータ40の軸中心線Oを含む水平面で内部車室上半31と内部車室下半32に2分割されている。
なお、ここでは、外部車室上半12と外部車室下半13の分割水平面が、タービンロータ40の軸中心線Oを含む水平面である一例を示したが、この構成に限られるものではない。例えば、外部車室上半12と外部車室下半13の分割水平面が、タービンロータ40の軸中心線Oを含む水平面よりも上方または下方に位置してもよい。
図1および図2に示すように、外部車室上半12は、タービンロータ40の軸方向に垂直な一対の上半端板14と、一対の上半端板14間に設けられた上半側板15と、上半フランジ部16とを備える。
上半側板15のタービンロータ40の軸方向に垂直な断面形状は、上記したU字形状を90度回転したような形状をタービンロータ40の軸中心線Oを含む水平面(外部車室上半12と外部車室下半13の分割水平面)で切ったときの上半部分の形状となる(図2参照)。上半側板15は、この上半部分の形状をタービンロータ40の軸方向に延ばした形状である。
上半側板15のタービンロータ40の軸方向の両端は、それぞれ上半端板14によって封鎖されている。
上半フランジ部16は、上半端板14の下端部および上半側板15の下端部に、それぞれの端部に沿って設けられている。
外部車室下半13は、タービンロータ40の軸方向に垂直な一対の下半端板17と、一対の下半端板17間に設けられた下半側板18と、下半フランジ部19とを備える。
下半側板18のタービンロータ40の軸方向に垂直な断面形状は、上記したU字形状を90度回転したような形状をタービンロータ40の軸中心線Oを含む水平面(外部車室上半12と外部車室下半13の分割水平面)で切ったときの下半部分の形状となる(図2参照)。下半側板18は、この下半部分の形状をタービンロータ40の軸方向に延ばした形状である。
下半側板18のタービンロータ40の軸方向の両端は、それぞれ下半端板17によって封鎖されている。
下半フランジ部19は、下半端板17の上端部および下半側板18の上端部に、それぞれの端部に沿って設けられている。
外部車室上半12の上半フランジ部16と、外部車室下半13の下半フランジ部19とは、例えば、ボルトなどで互いに締結されている。このように外部車室上半12と外部車室下半13を一体化することで外部車室10が構成される。
また、図3に示すように、外部車室下半13は、各下半端板17に設けられた第1フットプレート20を備えている。第1フットプレート20は、例えば、下半フランジ部19よりも下部の下半端板17の外側面に固定されている。
第1フットプレート20は、例えば、下半端板17のタービンロータ40の軸方向に垂直な幅方向の両端側の4か所に備えられている。第1フットプレート20は、例えば、平板状部材で構成され、下半端板17から外部車室下半13の外側に向かって突出している。なお、第1フットプレート20の突出方向は、例えば、タービンロータの軸方向である。
さらに、図2および図3に示すように、外部車室下半13は、下半側板18に設けられた第2フットプレート21を備えている。第2フットプレート21は、例えば、下半フランジ部19よりも下部の下半側板18の外側面に設けられている。
第2フットプレート21は、図3に示すように、下半側板18の外側面にタービンロータ40の軸方向に亘って設けられている。第2フットプレート21は、下半側板18から外側に向かって突出している。なお、第2フットプレート21の突出方向は、例えば、タービンロータの軸方向に垂直かつ水平な方向である。
そして、第1フットプレート20を下半端板17の近傍の基礎台70の上面上に、第2フットプレート21を下半側板18の近傍の基礎台70の上面上に載置することで、外部車室下半13は、基礎台70上に支持される。すなわち、外部車室10は、基礎台70上に支持される。
なお、第1フットプレート20および第2フットプレート21は、基礎台70の上面に直接載置されてもよい。また、第1フットプレート20および第2フットプレート21は、例えば、ソールプレート(図示しない)などを介して基礎台70の上面に載置されてもよい。
ここで、構造上の強度を増すために、図2および図3に示すように、例えば、第1フットプレート20と下半フランジ部19との間、第2フットプレート21と下半フランジ部19との間に補強リブ22を設けてもよい。
また、外部車室10内には、図2および図3に示すように、内部車室30を支持する一対の支持梁80が設けられている。支持梁80は、図2に示すように、その上面がタービンロータ40の軸中心線Oよりも下方となる位置において、タービンロータ40の軸方向に延びている。なお、支持梁80は、タービンロータ40の軸中心線Oに平行かつ水平に延びている。
図3に示すように、支持梁80は、上方から見たときに、内部車室30を挟むように内部車室30の近傍に配置されている。具体的には、支持梁80は、上方から見たときに、内部車室30と下半側板18との間、および内部車室30と側方排気口11との間に配置されている。
支持梁80は、タービンロータ40の軸方向の両端に梁端部81を備える。梁端部81は、例えば、第1フットプレート20上に載置される。これによって、支持梁80の高さ位置は、基礎台70の上面を基準とした位置となる。
図2および図3に示すように、内部車室下半32は、タービンロータの軸方向に垂直かつ水平な方向に4つの腕部33を備えている。これらの腕部33は、例えば、平板状部材で構成され、内部車室下半32の上端部から内部車室下半32の外側に向かって突出している。腕部33は、図3に示すように、上方から見たときにタービンロータ40の軸中心線Oに対して両側に2つずつ設けられている。
ここで、図4は、図3のC−C断面を示す図である。
図4に示すように、支持梁80は、上方に開口する梁溝83を備える。この梁溝83には、台座82が挿入されている。この台座82上に、腕部33が載置されている。この台座82の上面は、支持梁80の上面よりも上方に配置されており、腕部33が支持梁80に接触しないようになっている。そのため、腕部33は、台座82に対して摺動可能になっている。
なお、例えば、台座82と梁溝83の底面との間には、内部車室30の高さ位置を調整するためのシム84を備えてもよい。また、内部車室30の支持構造は、上記した構造に限られるものではない。
次に、外部車室10の固定構造について説明する。
ここで、図5は、図3に示された外部車室10の固定構造部90を拡大した図である。図6は、図3のD−D断面を示す図である。
外部車室10および基礎台70には、外部車室10を基礎台70に固定するための固定構造部90を備えている。固定構造部90は、図1、図3〜図5に示すように、外部車室下半13の下半端板17に形成される溝部100と、基礎台70に形成される溝部110と、溝部100および溝部110に嵌合するキー部材120とを備える。
なお、溝部100は、第1の溝部として機能し、溝部110は、第2の溝部として機能する。
溝部100は、上方から見ると、図3および図5に示すように断面コ字状に外部車室下半13の内部側に窪んでいる。そして、溝部100は、コ字状の開口101側からタービンロータ40の軸方向に平行な一対の側面部102、102と、開口101に対向しタービンロータ40の軸方向に垂直な端面部103とを備える。また、図1および図6に示す縦断面において、溝部100は、L字状に屈曲し、水平な段を構成する底面部104を備える。
このように、溝部100は、側面部102、102、端面部103、底面部104の4面で構成されている。溝部100の上方は開口され、上方から溝部100内にキー部材120を挿入可能な構造になっている。
溝部110は、基礎台70の、溝部100に対向する部分に形成されている。溝部110は、例えば、基礎台70を切り欠くことによって形成される。
溝部110は、上方から見ると、図3および図5に示すように断面コ字状に基礎台70の内部側に窪んでいる。そして、溝部110は、コ字状の開口111側からタービンロータ40の軸方向に平行な一対の側面部112、112と、開口111に対向しタービンロータ40の軸方向に垂直な端面部113とを備える。また、図1および図6に示す縦断面において、溝部110は、L字状に屈曲し、水平な段を構成する底面部114を備える。
このように、溝部110は、側面部112、112、端面部113、底面部114の4面で構成されている。溝部110の上方は開口され、上方から溝部110内にキー部材120を挿入可能な構造になっている。
なお、溝部100の寸法と溝部110の寸法は、ほぼ等しく構成されている。
ここで、図5に示すように、溝部100におけるタービンロータ40の軸方向に垂直かつ水平な方向の溝幅W1の中心P、および溝部110におけるタービンロータ40の軸方向に垂直かつ水平な方向の溝幅W2の中心Qは、タービンロータ40の軸中心線Oの鉛直下方に位置する。
すなわち、図3に示す断面において、溝幅W1の中心Pおよび溝幅W2の中心Qを見たときに、中心Pおよび中心Qは、タービンロータ40の軸中心線Oに重なる位置に存在する。
また、タービンロータ40の軸中心線Oを含む水平断面において、タービンロータ40の軸中心線Oは、例えば、外部車室10におけるタービンロータ40の軸方向に垂直な方向の幅W0の中心に位置している(図3参照)。
なお、ここでは、図2および図3に示すように、幅W0の中心の位置が軸中心線Oの位置にある一例を示したが、この構成に限られるものではない。例えば、図2において、幅W0の中心が軸中心線Oよりも水平方向の左側または右側に位置してもよい。
キー部材120は、例えば、金属などの柱体状のブロック部材で構成される。ここでは、直方体状のキー部材120を例示している。なお、キー部材120は、例えば、立方体状のブロック部材で構成されてもよい。キー部材120は、溝部100と溝部110の双方に亘って嵌合する。
ここで、側方排気構造の蒸気タービン1の外部車室10の復水器190を備える側には、前述したように、真空荷重や熱膨張などによって、タービンロータ40の軸方向に垂直かつ水平な方向に荷重が作用する。
そこで、キー部材120の幅(タービンロータ40の軸方向に垂直かつ水平な方向の幅)W3や、キー部材120の高さ(鉛直方向の厚さ)Hは、この荷重に耐えて外部車室10を確実に固定することができる程度の寸法に設定される。
そして、キー部材120のサイズに基づいて、溝幅W1、溝幅W2、溝部100および溝部110の高さ(鉛直方向の高さ)が設定される。なお、溝幅W1および溝幅W2は、キー部材120を適正に挿入できるように、キー部材120の幅W3よりもわずかに大きく設定される。また、溝幅W1と溝幅W2は、ほぼ等しく設定される。
ここで、溝部100および溝部110の高さは、キー部材120を溝部100、110に嵌合した際、キー部材120の上面が基礎台70の上面よりも下方に位置するように設定される。換言すると、キー部材120は、その上面が基礎台70の上面と同一平面上または基礎台70の上面よりも上方とならない程度で、できる限り上方に位置するように配置されることが好ましい。
また、図1に示すように、タービンロータ40を回転可能に支持する軸受41を有する軸受台43は、基礎台70上に固定される。この際、溝部110は、軸受台43の鉛直下方に位置する。換言すると、軸受台43の一部が溝部110の鉛直上方に位置する。具体的には、溝部110の上方の開口は、軸受台43の一部に覆われている。そのため、溝部110に嵌合する部分のキー部材120は、軸受台43の鉛直下方に位置する。
前述したように、キー部材120の上面は、基礎台70の上面よりも下方に位置するように設定されている。そのため、溝部110の上方を覆うように基礎台70上に軸受台43が設置されたときでも、キー部材120と軸受台43は、接触しない。そのため、キー部材120には、軸受台43を含む軸受部の荷重がかからない。
タービンロータ40の軸方向に垂直かつ水平な方向に荷重が外部車室10に作用した場合でも、キー部材120によってその方向への外部車室10の移動が防止される。
ここで、外部車室10の固定構造部90を設置する際、まず、外部車室下半13を基礎台70上に載置する。この際、外部車室下半13の第1フットプレート20および第2フットプレート21が、基礎台70の上面に載置される。
続いて、外部車室下半13の溝部100、およびこの溝部100に対向する基礎台70の溝部110にキー部材120を嵌合させて固定構造部90を構成する。このように、タービンロータ40の軸方向の両側における溝部100および溝部110にキー部材120を嵌合させて固定構造部90を構成する。そして、キー部材120を嵌合させた後、基礎台70上に軸受部などを設置する。
ここで、第1の実施の形態における固定構造部90の他の構成について説明する。
図7は、図3に示された外部車室10の固定構造部90について、他の構成を拡大して示した図である。すなわち、図7は、他の構成の固定構造部90を上から見たときの図である。
図7に示すように、タービンロータ40の軸方向に垂直かつ水平な方向において、溝部100とキー部材120との間に隙間105を有するように、溝部100の溝幅W1を設定してもよい。隙間105は、例えば図7に示すように、対向する一対の側面部102、102のそれぞれとキー部材120との間に設けられてもよい。
そして、隙間105には、調整スペーサ106が配置され、溝部100内での溝幅W1方向への外部車室10の移動を抑制している。
また、タービンロータ40の軸方向に垂直かつ水平な方向において、溝部110とキー部材120との間に隙間115を有するように、溝部110の溝幅W2を設定してもよい。隙間115は、例えば図7に示すように、対向する一対の側面部112、112のそれぞれとキー部材120との間に設けられてもよい。
そして、隙間115には、調整スペーサ116が配置され、溝部110内での溝幅W2方向へのキー部材120の移動を抑制している。
なお、隙間は、図7に示すように、溝部100および溝部110の双方に設けられてもよい。また、隙間は、溝部100または溝部110に設けられてもよい。
ここで、調整スペーサ106、116は、シムとも呼ばれる。調整スペーサ106、116は、例えば、金属の薄板などで構成される。
また、基礎台70における溝部110の隙間115には、調整スペーサ116として例えば、コンクリート材などを使用してもよい。この場合、側面部112とキー部材120との間の隙間115を調整した後、コンクリート材を流し込む。調整スペーサ116としてコンクリート材を使用することで、基礎台70とキー部材120とが強固に固定される。
このように隙間105、115を設け、隙間105、115に調整スペーサ106、116を配置することで、例えば、タービンロータ40の軸方向に垂直かつ水平な方向の外部車室10の位置を調整をすることができる。
上記したように、第1の実施の形態における蒸気タービン1において、外部車室10の固定構造部90を備えることで、外部車室10を基礎台70に強固に固定することができる。
これによって、外部車室10の復水器190を備える側において、タービンロータ40の軸方向に垂直かつ水平な方向に荷重が作用した場合でも、タービンロータ40に対する外部車室10の位置を維持することができる。そのため、蒸気タービン1においては、タービン性能やタービン運用の信頼性を維持することができる。
ここで、図2を参照して他の作用効果を説明する。なお、図2には、基礎台70との外部車室10の固定位置、すなわちキー部材120の位置を破線で示している。
図2に示す方向から外部車室10を見た際、外部車室10の復水器190を備える側に対してタービンロータ40の軸方向に垂直かつ水平な方向に荷重が作用した場合、外部車室10には、外部車室10の断面中心に反時計回り方向に力が作用する。
なお、外部車室10の断面中心とは、図2に示す断面において、例えば、外部車室10の鉛直方向の高さM0の中心、かつ外部車室10の水平方向の幅W0の中心である。
ここでは、図2に示す断面においては、例えば、外部車室10の断面中心は、タービンロータ40の軸中心(軸中心線O)に位置する一例が示されている。なお、上記したように、幅W0の中心の位置と軸中心線Oの位置がずれる場合もある。また、ここでは、高さM0の中心の位置が軸中心線Oの位置にある一例を示したが、この構成に限られるものではない。例えば、高さM0の中心の位置は、軸中心線Oの位置よりも上方または下方に位置してもよい。
図2に示されている外部車室10は、分割水平面で外部車室上半12と外部車室下半13とに2分割されている。そして、外部車室上半12と外部車室下半13の鉛直方向の高さは等しく設定されているため、外部車室10の鉛直方向の高さM0の中心は、図2において外部車室10を2分割する水平線上に位置する。なお、上記したように、高さM0の中心の位置と軸中心線Oの位置がずれる場合もある。
ここで、比較例として、例えば、図2に示す外部車室10において、外部車室10の底部をこの底部の下方の基礎台70に固定する場合を想定する。この場合において、外部車室10に上記した反時計回りの力が作用すると、底部の固定部を支点とした力のモーメントがかかり、大きな曲げ応力が発生する。
また、例えば、外部車室10と復水器190がエキスパンションによって接続されている場合、底部に固定部を有する外部車室10には、大きな力のモーメントがかかり、第2フットプレート21が基礎台70から浮き上がることがある。第2フットプレート21が基礎台70から浮き上がった場合、例えば、静翼翼列の中心がタービンロータ40の軸中心線O上からずれる。これによって、タービン性能の低下、回転体と静止部のラビングによる不安定振動などを生じる。
上記した比較例のように、底部に固定部を有する外部車室10を備える場合には、外部車室10の構造的な安定性に欠ける。
一方、第1の実施の形態においては、固定部を構成するキー部材120は、図2に示すように、外部車室10の断面中心が位置する鉛直方向の高さよりも若干下方位置に設けられている。すなわち、キー部材120は、前述した力が反時計回り方向に作用する際の中心軸に近い位置に設けられている。
そのため、キー部材120を備える固定部を支点としてかかる力のモーメントは、比較例の場合に比べて小さい。これによって、構造的な安定性が優れた外部車室10が得られる。また、蒸気タービン1において、タービン性能やタービン運用の信頼性を維持することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態の蒸気タービン2では、外部車室10Aに対するキー部材120の鉛直方向の位置を変えるために外部車室上半12Aと外部車室下半13Aの構成を第1の実施の形態における外部車室上半12と外部車室下半13の構成と異なる構成としている。ここでは、この異なる構成について主に説明する。
図8は、第2の実施の形態の蒸気タービン2において、図1のA−A断面に相当する断面を示す図である。なお、図8では、蒸気タービン1の構成の一部を省略して示している。また、図8には、基礎台70との外部車室10Aの固定位置、すなわちキー部材120の位置を破線で示している。
なお、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略または簡略する。
図8に示すように、外部車室10Aは、タービンロータ40の軸中心線Oを含む水平面で外部車室上半12Aと外部車室下半13Aとに2分割されている。
なお、ここでは、外部車室上半12Aと外部車室下半13Aの分割水平面が、タービンロータ40の軸中心線Oを含む水平面である一例を示したが、この構成に限られるものではない。例えば、外部車室上半12Aと外部車室下半13Aの分割水平面が、タービンロータ40の軸中心線Oを含む水平面よりも上方または下方に位置してもよい。
外部車室上半12Aと外部車室下半13Aの分割位置は、第1の実施の形態の外部車室10に比べて鉛直方向の上方に位置している。すなわち、外部車室上半12の鉛直方向の高さM1は、外部車室下半13の鉛直方向の高さM2よりも低い。
外部車室10Aを2分割する鉛直方向位置は、図8に示す断面において、キー部材120の鉛直方向の高さの中心Sが、外部車室10Aの断面中心が位置する鉛直方向の高さと同じ高さになるように設定されている。
具体的には、図8上において、キー部材120の中心Sが外部車室10Aの断面中心と重なるように、外部車室10Aを2分割する鉛直方向位置が決められている。なお、キー部材120の中心Sのタービンロータ40の軸方向の位置は、図8における外部車室10Aの断面中心のタービンロータ40の軸方向の位置とは異なる。
ここで、図8に示す断面において、キー部材120の中心Sは、キー部材120の鉛直方向の高さの中心、かつキー部材120の幅W3の中心である。なお、外部車室10Aの断面中心は、図2を参照して説明した第1の実施の形態における外部車室10の断面中心の定義と同じである。
上記したように外部車室10Aはタービンロータ40の軸中心線Oを含む水平面(外部車室上半12Aと外部車室下半13Aの分割水平面)で2分割されているため、外部車室10Aに対するタービンロータ40の位置は、第1の実施の形態におけるタービンロータ40の位置に比べて、上方に位置する。
このように外部車室10Aの分割位置が設定された場合、外部車室10Aの底面(下半側板18の下端面)からキー部材120の中心Sまでの鉛直方向の距離Nは、(M1+M2)/2となる。
なお、図8のE−E断面は、図3に示した断面と同じである。また、外部車室10Aを基礎台70に固定するための固定構造部の構成は、図5〜図7に示した第1の実施の形態における固定構造部90の構成と同じである。
図8に示す断面において、第2の実施の形態におけるキー部材120の中心は、外部車室10Aの断面中心が位置する鉛直方向の高さ位置と同じ高さ位置に設けられている。また、前述したように、図8上において、キー部材120の中心Sが外部車室10Aの断面中心と重なるように構成されている。
そのため、キー部材120による固定部を支点としてかかる力のモーメントは、ほとんど作用しない。そのため、構造的な安定性がより優れた外部車室10Aが得られる。また、蒸気タービン2において、タービン性能やタービン運用の信頼性を維持することができる。
また、第2の実施の形態における蒸気タービン2においても、第1の実施の形態における蒸気タービン1と同様に、外部車室10Aの固定構造部90を備えることで、外部車室10Aを基礎台70に強固に固定することができる。
これによって、外部車室10Aの復水器190を備える側において、タービンロータ40の軸方向に垂直かつ水平な方向に荷重が作用した場合でも、タービンロータ40に対する外部車室10Aの位置を維持することができる。
以上説明した実施形態によれば、外部車室に荷重が作用した場合においても、タービンロータに対する外部車室の位置を維持することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
1、2…蒸気タービン、10、10A…外部車室、11…側方排気口、12、12A…外部車室上半、13、13A…外部車室下半、14…上半端板、15…上半側板、16…上半フランジ部、17…下半端板、18…下半側板、19…下半フランジ部、20、21…フットプレート、22…補強リブ、30…内部車室、31…内部車室上半、32…内部車室下半、33…腕部、40…タービンロータ、41…軸受、42…軸受ケーシング、43…軸受台、50…動翼、51…ダイヤフラム外輪、52…ダイヤフラム内輪、53…静翼、60…クロスオーバー管、61…吸気室、62…スチームガイド、63…コーン、64…環状ディフューザ、70…基礎台、80…支持梁、81…梁端部、82…台座、83…梁溝、84…シム、90…固定構造部、100、110…溝部、101、111…開口、102、112…側面部、103、113…端面部、104、114…底面部、105、115…隙間、106、116…調整スペーサ、120…キー部材、190…復水器、191…導入ダクト、192…復水器本体。

Claims (6)

  1. タービンロータの軸方向に垂直かつ水平な方向の一方の側に復水器が設置される側方排気構造を有し、基礎台に支持される蒸気タービンであって、
    前記タービンロータが貫通されるとともに、上下に分割された外部車室上半と外部車室下半とを備える外部車室と、
    前記外部車室下半における、前記タービンロータの軸方向に垂直な一対の端板にそれぞれ形成され、上方が開口されるともに前記外部車室の内側に窪んだ第1の溝部と、
    前記基礎台における前記第1の溝部に対向する部分に形成され、上方が開口する第2の溝部と前記第1の溝部の双方に亘って嵌合するブロック状のキー部材と
    を具備することを特徴とする蒸気タービン。
  2. 前記キー部材の上面は、前記基礎台の上面よりも下方に位置することを特徴とする請求項1記載の蒸気タービン。
  3. 前記第1の溝部におけるタービンロータの軸方向に垂直かつ水平な方向の溝幅の中心は、前記タービンロータの軸中心線の鉛直下方に位置することを特徴とする請求項1または2記載の蒸気タービン。
  4. 前記基礎台上に設置され、前記タービンロータを回転可能に支持する軸受を有する軸受台を備え、
    前記第2の溝部に嵌合する前記キー部材が、前記軸受台の鉛直下方に位置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の蒸気タービン。
  5. 前記キー部材の鉛直方向の高さの中心が、前記外部車室の鉛直方向の高さの中心と同じ鉛直方向の高さ位置となるように、前記外部車室上半の鉛直高さと前記外部車室下半の鉛直高さとを異なる高さとしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の蒸気タービン。
  6. タービンロータの軸方向に垂直かつ水平な方向において、前記第1の溝部と前記キー部材との間に隙間が設けられ、当該隙間に平板状の調整スペーサが配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の蒸気タービン。
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