JPS5937021B2 - Abs系樹脂の製造方法 - Google Patents
Abs系樹脂の製造方法Info
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- JPS5937021B2 JPS5937021B2 JP3414980A JP3414980A JPS5937021B2 JP S5937021 B2 JPS5937021 B2 JP S5937021B2 JP 3414980 A JP3414980 A JP 3414980A JP 3414980 A JP3414980 A JP 3414980A JP S5937021 B2 JPS5937021 B2 JP S5937021B2
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- polymer
- latex
- barrel
- slurry
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- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、熱可塑性樹脂、特に合理化されたABS系樹
脂の製造方法に関するものであり、さらに詳しくは、ビ
ニル系重合体ラテツクスまたは懸濁ないしは塊状重合法
によるビニル系重合体スラリー等と、ジエン系ゴム状重
合体にビニル系単量体を乳化グラフト重合したグラフト
重合体ラテツクスまたはこのグラフト重合ラテツクスと
ゴム状重合体ラテツクスとの混合ラテツクス等とから連
続的にABS系樹脂を製造する方法に関する。
脂の製造方法に関するものであり、さらに詳しくは、ビ
ニル系重合体ラテツクスまたは懸濁ないしは塊状重合法
によるビニル系重合体スラリー等と、ジエン系ゴム状重
合体にビニル系単量体を乳化グラフト重合したグラフト
重合体ラテツクスまたはこのグラフト重合ラテツクスと
ゴム状重合体ラテツクスとの混合ラテツクス等とから連
続的にABS系樹脂を製造する方法に関する。
従来、ABS系樹脂の製造方法としては、1)乳化重合
法によつて得たグラフト重合体と懸濁幻ま塊状重合法に
よつて得たビニル系重合体とから製造する方法、2)乳
化重合法によつて得たグラフト重合体と乳化重合法によ
つて得たビニル系重合体とから製造する方法。
法によつて得たグラフト重合体と懸濁幻ま塊状重合法に
よつて得たビニル系重合体とから製造する方法、2)乳
化重合法によつて得たグラフト重合体と乳化重合法によ
つて得たビニル系重合体とから製造する方法。
3)懸濁重合法によつて得たグラフト重合体と懸濁又は
塊状重合法によつて得たビニル系重合体とから製造する
方法。
塊状重合法によつて得たビニル系重合体とから製造する
方法。
4)グラフト重合体とビニル系重合体混合物を一段にて
合成する。
合成する。
一段乳化重合法、一段懸濁重合法、一段乳化懸濁重合法
又は一段乳化塊状重合法により製造する方法。5)乳化
懸濁重合法又は乳化塊状重合法で合成したグラフト重合
体と上記1),2)に示されるビニル系重合体とから製
造する方法、等B3知られている。
又は一段乳化塊状重合法により製造する方法。5)乳化
懸濁重合法又は乳化塊状重合法で合成したグラフト重合
体と上記1),2)に示されるビニル系重合体とから製
造する方法、等B3知られている。
しかし、4沖一段重合による製造方法は、製品の多品種
化への対応H5難しく、又5の方法は、衝撃強度とりわ
け低温衝撃強度BSl),Oの方法に比べ劣つている。
化への対応H5難しく、又5の方法は、衝撃強度とりわ
け低温衝撃強度BSl),Oの方法に比べ劣つている。
工業的には主として、l)又は2)の方法、とりわけ1
)の方法が採用されている。即ち、一般的にABS系樹
脂は、ジエン系ゴム状重合体にビニル単量体を乳化グラ
フト重合してなるグラフト重合体ラテツクスと、懸濁又
は塊状重合されたビニル系重合体スラリー又はビニル系
重合体ペレツトとから製造されている。換言すれば、A
BS系樹脂は、グラフト重合体ラテツクスを析出、凝固
、脱水、乾燥せしめて単離させたグラフト重合体と、懸
濁重合法により得られるビニル系重合体スラリーを脱水
、乾燥させたビニル系重合体ビーズ又は塊状重合法によ
り得られたビニル系重合体ペレツトとを混合、押出し、
脱気する事により製造されている。従がつて、その製造
方法は、複雑で極めて多様の工程を必要とされ、乾燥コ
ストを始めとしたランニングコスト、工程中の重合体ロ
ス、人件費を多く要することなど好ましくない点が多い
。これらの理由のため、前述の如き5)の製造方法及び
2)のラテツクスからの回収技術が提案されている。
)の方法が採用されている。即ち、一般的にABS系樹
脂は、ジエン系ゴム状重合体にビニル単量体を乳化グラ
フト重合してなるグラフト重合体ラテツクスと、懸濁又
は塊状重合されたビニル系重合体スラリー又はビニル系
重合体ペレツトとから製造されている。換言すれば、A
BS系樹脂は、グラフト重合体ラテツクスを析出、凝固
、脱水、乾燥せしめて単離させたグラフト重合体と、懸
濁重合法により得られるビニル系重合体スラリーを脱水
、乾燥させたビニル系重合体ビーズ又は塊状重合法によ
り得られたビニル系重合体ペレツトとを混合、押出し、
脱気する事により製造されている。従がつて、その製造
方法は、複雑で極めて多様の工程を必要とされ、乾燥コ
ストを始めとしたランニングコスト、工程中の重合体ロ
ス、人件費を多く要することなど好ましくない点が多い
。これらの理由のため、前述の如き5)の製造方法及び
2)のラテツクスからの回収技術が提案されている。
しかしな/)3ら、5)の製造方法は、その技術的困難
性から未だ一般的技術となつておらず、又2)のラテツ
クスからの回収技術は、前述した如く、ABS系樹脂の
製造技術から見ると一技術分野にしかすぎないことから
、更に工業的に利用価値の高い広い範囲にわたる技術の
改良が要求されている。この様な状況に鑑み、種々検討
した結果以下の如き本発明に到達した。本発明の目的と
するところは、重合体ラテツクスからポリマーを回収す
る事は言うに及ばず、重合体ラテツクスと懸濁又は塊状
重合法で得られるビニル系重合体スラリー、ビーズ又は
ペレツトとから単一装置にて回収し、ABS化する工程
の簡略化を行なうことにある。
性から未だ一般的技術となつておらず、又2)のラテツ
クスからの回収技術は、前述した如く、ABS系樹脂の
製造技術から見ると一技術分野にしかすぎないことから
、更に工業的に利用価値の高い広い範囲にわたる技術の
改良が要求されている。この様な状況に鑑み、種々検討
した結果以下の如き本発明に到達した。本発明の目的と
するところは、重合体ラテツクスからポリマーを回収す
る事は言うに及ばず、重合体ラテツクスと懸濁又は塊状
重合法で得られるビニル系重合体スラリー、ビーズ又は
ペレツトとから単一装置にて回収し、ABS化する工程
の簡略化を行なうことにある。
また本発明の他の目的とするところは、ABS系樹脂に
於けるゴムの分散効果を向上させ、耐衝撃性を向上させ
、更には揮発性成分の少ない樹脂を得ることがある。即
ち、本発明はグラフト重合体とビニル系重合体からAB
S系樹脂を製造するに当り、イ)ビニル系重合体ラテツ
クス、このラテツクスから得られるスラリーまたは含水
重合体、ロ)ジエン系ゴム状重合体にビニル系単量体を
乳化グラフト重合してなるラテツクスであつてこのラテ
ツクスの全固形分中にジエン系ゴム状重合体が占める害
拾が70%以下であるグラフト重合体ラテツクス、この
ラテツクスから得られるスラリーまたは含水重合体、ノ
\)ジエン系もしくはビニル系ゴム状重合体ラテツクス
と、ジエン系ゴム状重合体にビニル系単量体を乳化グラ
フト重合してなるグラフト重合体ラテツクスとの混合物
であつてこのラテツクスの全固形分中にジエン系ゴム状
重合体ラテツクスが占める割合が70%以下である混合
ラテツクス、このラテツクスから得られるスラリーまた
は含水重合体、ニ)上記イ)と口)もしくはイ)とノ9
を混合したラテツクス、このラテツクスから得られるス
ラリーまたは含水重合体、ホ)懸濁もしくは塊状重合法
による〈ニル系重合体スラリー、重合体ビーズまたは重
合体ペレツト、であるイ)ないし(ニ)のいずれかまた
はイ)ないし二沖いずれかとホ)を、少なくともこれら
の物質の供給を受けるフイードバレル、液状物を排出す
るための液状物を通過させるが固形状物を通過させない
スリツトを有するスリツトバレル、加熱手段を有する標
準バレル及び気化物を排出するためのベントロを有する
ベントバレルの各分割バレルと、少なくとも順方向スク
リユ一、逆ネジスクリユ一及び二ーデイングデイスクの
各分割二軸スクリユ一とを組合せた単一装置に導入する
ことを特徴とするABS系樹脂の製造方法及び前記イ)
ないし二)のいずれかまたはイ)ないし(ニ)のいずれ
かとホ)を、少なくともこれらの物質の供給を受けるフ
イードバレル、液状物を排出するための液状物を通過さ
せるが固形状物を通過させないスリツトを有するスリツ
トバレル、加熱手段を有する標準バレル及び気化物を排
出するためのベントロを有するベントバレル及び圧入バ
レルの各分割バレル及びベントスタツフア一と、少なく
とも順方向スクリユ一、逆ネジスクリユ一及び二ーデイ
ングデイスクの各分割二軸スクリユ一とを組合せた単一
装置に導入することを特徴とするABS系樹脂の製造方
法である。
於けるゴムの分散効果を向上させ、耐衝撃性を向上させ
、更には揮発性成分の少ない樹脂を得ることがある。即
ち、本発明はグラフト重合体とビニル系重合体からAB
S系樹脂を製造するに当り、イ)ビニル系重合体ラテツ
クス、このラテツクスから得られるスラリーまたは含水
重合体、ロ)ジエン系ゴム状重合体にビニル系単量体を
乳化グラフト重合してなるラテツクスであつてこのラテ
ツクスの全固形分中にジエン系ゴム状重合体が占める害
拾が70%以下であるグラフト重合体ラテツクス、この
ラテツクスから得られるスラリーまたは含水重合体、ノ
\)ジエン系もしくはビニル系ゴム状重合体ラテツクス
と、ジエン系ゴム状重合体にビニル系単量体を乳化グラ
フト重合してなるグラフト重合体ラテツクスとの混合物
であつてこのラテツクスの全固形分中にジエン系ゴム状
重合体ラテツクスが占める割合が70%以下である混合
ラテツクス、このラテツクスから得られるスラリーまた
は含水重合体、ニ)上記イ)と口)もしくはイ)とノ9
を混合したラテツクス、このラテツクスから得られるス
ラリーまたは含水重合体、ホ)懸濁もしくは塊状重合法
による〈ニル系重合体スラリー、重合体ビーズまたは重
合体ペレツト、であるイ)ないし(ニ)のいずれかまた
はイ)ないし二沖いずれかとホ)を、少なくともこれら
の物質の供給を受けるフイードバレル、液状物を排出す
るための液状物を通過させるが固形状物を通過させない
スリツトを有するスリツトバレル、加熱手段を有する標
準バレル及び気化物を排出するためのベントロを有する
ベントバレルの各分割バレルと、少なくとも順方向スク
リユ一、逆ネジスクリユ一及び二ーデイングデイスクの
各分割二軸スクリユ一とを組合せた単一装置に導入する
ことを特徴とするABS系樹脂の製造方法及び前記イ)
ないし二)のいずれかまたはイ)ないし(ニ)のいずれ
かとホ)を、少なくともこれらの物質の供給を受けるフ
イードバレル、液状物を排出するための液状物を通過さ
せるが固形状物を通過させないスリツトを有するスリツ
トバレル、加熱手段を有する標準バレル及び気化物を排
出するためのベントロを有するベントバレル及び圧入バ
レルの各分割バレル及びベントスタツフア一と、少なく
とも順方向スクリユ一、逆ネジスクリユ一及び二ーデイ
ングデイスクの各分割二軸スクリユ一とを組合せた単一
装置に導入することを特徴とするABS系樹脂の製造方
法である。
本発明に基づくABS系樹脂に適用される重合体ラテツ
クスとしては、イ)スチレン、α−メチルスチレンなど
の芳香族ビニル単量体、アクリロニトリル、メタクリル
ニトリルなどのシアン化ビニル単量体、メタクリル酸メ
チル、メ・ヌクリル酸エチルなどのアクリルメタクリレ
ートなどの如きビニル系単量体の単独重合体又は共重合
体からなるたとえばスチレン−アクリロニトリル共重合
体、α−メチルスチレン−アクリロニトリル共重合体、
スチレン一α−メチルスチレン−アクリロニトリル共重
合体、スチレン−メタクリル酸メチル−アクリロニトリ
ル共重合体、スチレン一α−メチルスチレン−アクリロ
ニトリル−メタクリル酸メチル共重合体などのビニル系
重合体、ロ)たとえばポリブタジエン、ブタジエン−ス
チレン共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合
体、イソブレンゴム、クロロプレンゴムなどのジエン系
ゴム状重合体に、イ)に示したビニル系単量体を乳化ク
ラフト重合してなるグラフト重合体ラテツクス、ノ\)
o)に示したグラフト重合体とOに示したジエン系ゴ
ム状重合体及び/又はエチレン一酢ビ、エチレン一酢ビ
ーアクリル酸エステル等のビニル系ゴム状重合体ラテツ
クスとを混合してなる混合重合体ラテツクス、ニ)上記
イ)と口)の混合してなる混合重合体ラテツクス又はイ
)とノ→を混合してなる混合重合体ラテツクス、などを
挙げることができるB5、C),ノ),(ニ)に於いて
は、ラテツクス中の全固形分中に占めるジエン系ゴム状
重合体の割合が70%以下であることBS必要である。
クスとしては、イ)スチレン、α−メチルスチレンなど
の芳香族ビニル単量体、アクリロニトリル、メタクリル
ニトリルなどのシアン化ビニル単量体、メタクリル酸メ
チル、メ・ヌクリル酸エチルなどのアクリルメタクリレ
ートなどの如きビニル系単量体の単独重合体又は共重合
体からなるたとえばスチレン−アクリロニトリル共重合
体、α−メチルスチレン−アクリロニトリル共重合体、
スチレン一α−メチルスチレン−アクリロニトリル共重
合体、スチレン−メタクリル酸メチル−アクリロニトリ
ル共重合体、スチレン一α−メチルスチレン−アクリロ
ニトリル−メタクリル酸メチル共重合体などのビニル系
重合体、ロ)たとえばポリブタジエン、ブタジエン−ス
チレン共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合
体、イソブレンゴム、クロロプレンゴムなどのジエン系
ゴム状重合体に、イ)に示したビニル系単量体を乳化ク
ラフト重合してなるグラフト重合体ラテツクス、ノ\)
o)に示したグラフト重合体とOに示したジエン系ゴ
ム状重合体及び/又はエチレン一酢ビ、エチレン一酢ビ
ーアクリル酸エステル等のビニル系ゴム状重合体ラテツ
クスとを混合してなる混合重合体ラテツクス、ニ)上記
イ)と口)の混合してなる混合重合体ラテツクス又はイ
)とノ→を混合してなる混合重合体ラテツクス、などを
挙げることができるB5、C),ノ),(ニ)に於いて
は、ラテツクス中の全固形分中に占めるジエン系ゴム状
重合体の割合が70%以下であることBS必要である。
即ち、ジエン系ゴム状重合体の割合が70%以上になる
と、グラフト物のグラフト率Hj低下し、樹脂相との相
浴性が悪くなり、耐衝撃性の低下f)5著しく優れたA
BS系樹脂t)3得られない。本発明に使用する上記重
合体ラテツクスは、乳化重合する際に使用する乳化剤、
開始剤、連鎖移動剤等その他の薬品について何ら制限さ
れるものでなく、通常の乳化重合に使用するものであれ
ばどのようなものであつてもさしつかえない。
と、グラフト物のグラフト率Hj低下し、樹脂相との相
浴性が悪くなり、耐衝撃性の低下f)5著しく優れたA
BS系樹脂t)3得られない。本発明に使用する上記重
合体ラテツクスは、乳化重合する際に使用する乳化剤、
開始剤、連鎖移動剤等その他の薬品について何ら制限さ
れるものでなく、通常の乳化重合に使用するものであれ
ばどのようなものであつてもさしつかえない。
また、ホ)ビニル系重合体スラリー又はビニル系重合体
ビーズもしくはペレツトとしては、前記イ)で示したビ
ニル系重合体で懸濁重合法又は塊状重合法で得られた形
状のものを挙げる事が出来る。
ビーズもしくはペレツトとしては、前記イ)で示したビ
ニル系重合体で懸濁重合法又は塊状重合法で得られた形
状のものを挙げる事が出来る。
口}−(ニ)の重合体と杓の重合体との混合の害拾は、
混合物中に占めるジエン系ゴム状重合体の割合が70%
以下B3必要であるt)3、3〜30%である事B5A
BS系樹脂としての物性上好ましい。本発明にて使用す
る単一装置は、バレル、スクリユ一及びスクリユ一駆動
部を主たる構成要素とする一種のスクリユ一押出機型式
のものであるが、その最も特徴とするところは、バレル
及びスクリユ一がプロツク毎に分割出来る点にある。即
ちバレルには、ラテツクス、スラリー、ビーズ、塩析剤
等の供給を受けるフイードバレル、液状物を通過させる
が固形状物を通過させないスリツトをもつスリツトバレ
ル、加熱手段を有する標準バレル、揮発物を除去するた
めのベントロを有するベントバレル、滑剤、顔料、重合
体組成物、安定剤等を添加するための圧入バレル及び重
合体組成物を溶融状態でとり出すダイス等B3ある。こ
れらのバレルは、目的に応じ自由に組合せてその位置及
び長さを変える事Bs出来る。また、スクリユ一には、
固形状物を順方向に送る順方向スクリユ一、逆方向に送
る逆ネジスクリユ一及び固形状物を混練りする二ーデイ
ングデイスク等b1あり、これらのスクリユ一は、二軸
の分割スクリユ一であり、前記バレルと同様に目的に応
じその位置及び長さを変える事B5出来る。従がつて、
本装置は、本装置に投入される重合体組成物の形体的状
態に応じて、バレル、スクリユ一の構成及び長さを適正
にかえる事により、適正な溶触状態で重合体組成物を取
り出す事が出来るものである。尚、加熱手段は、標準バ
レルのみではなく、他のバレルにも設けることができる
。本装置の必須要因は、少なくともフイードバレル、ス
リツトバレル、標準バレル、ベントバレルから構成され
る分割バレルと、少なくとも順方向スクリユ一、逆ネジ
スクリユ一、ニーデイングデイスクから構成される分割
二軸スクリユ一及びダイスより成るB5、送入される化
合物の形状状態により、途中より、例えばスクリユ一押
出機や定量フイーダス等を用いて滑剤、顔料、重合体組
成物の粉末、ビーズ若しくはペレツト等又は安定剤等を
添加する圧入バレルやベントバレルのベントロより時々
ホップコーン状に出る重合体を系内に戻すベントスタツ
フア一等の本装置の付帯部品を連結介在させてもよい。
混合物中に占めるジエン系ゴム状重合体の割合が70%
以下B3必要であるt)3、3〜30%である事B5A
BS系樹脂としての物性上好ましい。本発明にて使用す
る単一装置は、バレル、スクリユ一及びスクリユ一駆動
部を主たる構成要素とする一種のスクリユ一押出機型式
のものであるが、その最も特徴とするところは、バレル
及びスクリユ一がプロツク毎に分割出来る点にある。即
ちバレルには、ラテツクス、スラリー、ビーズ、塩析剤
等の供給を受けるフイードバレル、液状物を通過させる
が固形状物を通過させないスリツトをもつスリツトバレ
ル、加熱手段を有する標準バレル、揮発物を除去するた
めのベントロを有するベントバレル、滑剤、顔料、重合
体組成物、安定剤等を添加するための圧入バレル及び重
合体組成物を溶融状態でとり出すダイス等B3ある。こ
れらのバレルは、目的に応じ自由に組合せてその位置及
び長さを変える事Bs出来る。また、スクリユ一には、
固形状物を順方向に送る順方向スクリユ一、逆方向に送
る逆ネジスクリユ一及び固形状物を混練りする二ーデイ
ングデイスク等b1あり、これらのスクリユ一は、二軸
の分割スクリユ一であり、前記バレルと同様に目的に応
じその位置及び長さを変える事B5出来る。従がつて、
本装置は、本装置に投入される重合体組成物の形体的状
態に応じて、バレル、スクリユ一の構成及び長さを適正
にかえる事により、適正な溶触状態で重合体組成物を取
り出す事が出来るものである。尚、加熱手段は、標準バ
レルのみではなく、他のバレルにも設けることができる
。本装置の必須要因は、少なくともフイードバレル、ス
リツトバレル、標準バレル、ベントバレルから構成され
る分割バレルと、少なくとも順方向スクリユ一、逆ネジ
スクリユ一、ニーデイングデイスクから構成される分割
二軸スクリユ一及びダイスより成るB5、送入される化
合物の形状状態により、途中より、例えばスクリユ一押
出機や定量フイーダス等を用いて滑剤、顔料、重合体組
成物の粉末、ビーズ若しくはペレツト等又は安定剤等を
添加する圧入バレルやベントバレルのベントロより時々
ホップコーン状に出る重合体を系内に戻すベントスタツ
フア一等の本装置の付帯部品を連結介在させてもよい。
第1図を参照しなB3ら本発明の態様を詳述すれば次の
通りである。
通りである。
1はグラフト重合体ラテツクスタンク、3は塩析剤タン
ク、7はAS重合体スラリータンクであり、2,4,6
,8は各々ポンプである。
ク、7はAS重合体スラリータンクであり、2,4,6
,8は各々ポンプである。
グラフト合体ラテツクスタンク1から送られる重合体ラ
テツクスは、塩析剤タンク3から送られる塩析剤と混合
槽5にて撹拌混合され、乳化破壊され、グフト重合体ス
ラリーとなる。一方、AS重合体スラリータンクJメFこ
は懸濁重合法にて作製されたAS重合体スラリーB5入
つており、グラフト重合体スラリー及びAS重合体スラ
リーは各々ポンプにて定量的に単一装置にフイードされ
る。^,Bは本単一装置の基本的構成要素であるバレル
及びスクリユ一の構成を示しており、Cは二軸スクリユ
一の断面図を示している。
テツクスは、塩析剤タンク3から送られる塩析剤と混合
槽5にて撹拌混合され、乳化破壊され、グフト重合体ス
ラリーとなる。一方、AS重合体スラリータンクJメFこ
は懸濁重合法にて作製されたAS重合体スラリーB5入
つており、グラフト重合体スラリー及びAS重合体スラ
リーは各々ポンプにて定量的に単一装置にフイードされ
る。^,Bは本単一装置の基本的構成要素であるバレル
及びスクリユ一の構成を示しており、Cは二軸スクリユ
一の断面図を示している。
F,H,S,,Dは各々フイードバレル、標準バレル、
スリントバレル、ベントバレル及びダイスであり、X,
Y,Zは各々順方向スクリユ一、ニーデイングデイスク
、逆方向スクリユ一である。即ち、ポンプ6,8から単
一装置に送液されたグラフト重合体スラリーとASスラ
リーは、フイードバレルF及び順方向スクリユ一Xによ
り混合され前号に送られる。
スリントバレル、ベントバレル及びダイスであり、X,
Y,Zは各々順方向スクリユ一、ニーデイングデイスク
、逆方向スクリユ一である。即ち、ポンプ6,8から単
一装置に送液されたグラフト重合体スラリーとASスラ
リーは、フイードバレルF及び順方向スクリユ一Xによ
り混合され前号に送られる。
更に、標準バレルHと順方向スクリユ一Xにより前方に
送られる。スリツトバレルS部分に送られたスラリー混
合物は、更に先万のスクリユ一に設けられた二ーデイン
グデイスクY及び逆ネジスクリユ一Zにより背圧B3か
けられ、水分がスリツト部分より系外に排出される。脱
水された重合体は、標準バレルHで加熱洛融され、ベン
トバレルVにて残存水分、残モノマー等を気化して系外
に除去する。このとき、ベントバレルVにも加熱手段を
設けておくと特に有効である。加熱溶融された重合体は
、ダイスDから順次追出され、ストランド状にて取り出
される。このストランドを冷却槽で冷却し、カツタ一に
て切断すればペレツト状態のABS系樹脂を得る事が出
来る。上記した如く本発明で使用するスクリユ一式単一
装置によれば、乳化重合法によるグラフト重合体と懸濁
重合法によるビニル系重合体スラリーとを同時に投入し
、単一装置で混合、脱水、乾燥、溶融、可塑化を行なう
ことによつてABS系樹脂を製造することができるので
、従来の製造方法に比較して広い原料形態からABS系
樹脂を得る事ができる。
送られる。スリツトバレルS部分に送られたスラリー混
合物は、更に先万のスクリユ一に設けられた二ーデイン
グデイスクY及び逆ネジスクリユ一Zにより背圧B3か
けられ、水分がスリツト部分より系外に排出される。脱
水された重合体は、標準バレルHで加熱洛融され、ベン
トバレルVにて残存水分、残モノマー等を気化して系外
に除去する。このとき、ベントバレルVにも加熱手段を
設けておくと特に有効である。加熱溶融された重合体は
、ダイスDから順次追出され、ストランド状にて取り出
される。このストランドを冷却槽で冷却し、カツタ一に
て切断すればペレツト状態のABS系樹脂を得る事が出
来る。上記した如く本発明で使用するスクリユ一式単一
装置によれば、乳化重合法によるグラフト重合体と懸濁
重合法によるビニル系重合体スラリーとを同時に投入し
、単一装置で混合、脱水、乾燥、溶融、可塑化を行なう
ことによつてABS系樹脂を製造することができるので
、従来の製造方法に比較して広い原料形態からABS系
樹脂を得る事ができる。
更に工程が簡略化された代表例を第2図に示す。
1,3,7は各々グラフト重合体ラテツクスタンク、塩
析剤タンク、懸濁重合体スラリータンクであり、2,4
,8は各々定量ポンプを示している。
析剤タンク、懸濁重合体スラリータンクであり、2,4
,8は各々定量ポンプを示している。
A,Bは各々バレル及びスクリユ一の構成を示しており
、F,H,S,V,Dは各々フイードバレル、標準バレ
ル、スリツトバレル、ベントバレル及びダイスを示して
おり、X,Y,Zは各々順方向スクリユ一、ニーデイン
グデイスク、逆ネジスクリユ一を示している。即ち、定
量ポンプ2,4,8から別々に単一装置に導入されたグ
ラ・フト重合体ラテツクス、塩析剤、懸濁重合体スラリ
ーは、第1図のバレル及びスクリユ一よりも延長及び加
熱された標準バレルH内にて混合され、ラテツクスは乳
化破壊凝固され、前記の如きグラフト重合体スラリーと
AS重合体スラリーの混合物となる。
、F,H,S,V,Dは各々フイードバレル、標準バレ
ル、スリツトバレル、ベントバレル及びダイスを示して
おり、X,Y,Zは各々順方向スクリユ一、ニーデイン
グデイスク、逆ネジスクリユ一を示している。即ち、定
量ポンプ2,4,8から別々に単一装置に導入されたグ
ラ・フト重合体ラテツクス、塩析剤、懸濁重合体スラリ
ーは、第1図のバレル及びスクリユ一よりも延長及び加
熱された標準バレルH内にて混合され、ラテツクスは乳
化破壊凝固され、前記の如きグラフト重合体スラリーと
AS重合体スラリーの混合物となる。
以下前記と同様の働きで脱水、乾燥、溶融、脱気され、
ダイスDより加熱溶融された重合体が得られる。上記し
た如く、本発明で使用するスクリユ一式単一装置によれ
ば、バレルとスクリユ一の長さを一部長くして供給物の
状態変化に応じた適正なバレル及びスクリユ一の構成に
する事により、別々に送入されたグラフト重合体ラテツ
クスと塩析剤及びビニル系重合体スラリーとを混合、乳
化破壊、凝固、脱水、乾燥、溶融、可塑化し、ABS系
樹脂が単一装置にて連続的に製造される。
ダイスDより加熱溶融された重合体が得られる。上記し
た如く、本発明で使用するスクリユ一式単一装置によれ
ば、バレルとスクリユ一の長さを一部長くして供給物の
状態変化に応じた適正なバレル及びスクリユ一の構成に
する事により、別々に送入されたグラフト重合体ラテツ
クスと塩析剤及びビニル系重合体スラリーとを混合、乳
化破壊、凝固、脱水、乾燥、溶融、可塑化し、ABS系
樹脂が単一装置にて連続的に製造される。
従つて、従来の製造方法に比較して工程を著しく短縮す
る事ができる。更に、第3図に示した如く、グラフト重
合体ラテツクスと乳化重合法により作られたビニル重合
体ラテツクスとを混合したラテツクス又は一段乳化重合
法で得られたラテツクスと塩析剤を、グラフト重合体ラ
テツクスタンク1及び塩析剤タンク3からポンプ2,4
で別々に送液し、第2図の如き装置構成の単一スクリユ
一装置にてABS系樹脂を得る事もできる。
る事ができる。更に、第3図に示した如く、グラフト重
合体ラテツクスと乳化重合法により作られたビニル重合
体ラテツクスとを混合したラテツクス又は一段乳化重合
法で得られたラテツクスと塩析剤を、グラフト重合体ラ
テツクスタンク1及び塩析剤タンク3からポンプ2,4
で別々に送液し、第2図の如き装置構成の単一スクリユ
一装置にてABS系樹脂を得る事もできる。
尚、は第2図と同じバレル及びスクリユ一の構成を示す
ものである。又、予めスラリー化したグラフト重合体ス
ラリーと、懸濁又は塊状重合法により得られるビーズも
しくはペレツト状のビニル重合体とから、まつたく異な
つた投入口をもつた単一スクリユ一装置にてABS系樹
脂を得る事もできる。即ち、第4図に示される如く、フ
イードバレルFには、混合槽5からポンプ6によつてグ
ラフト重合体スラリーが送られる。また、このスクリユ
一式単一装置には、圧入バレルPb5介在されており、
ここにビーズ又はペレツトタンク12から単軸押出機9
を介してビーズもしくはペレツト状のビニル重合体が送
り込まれるよう(こすることができる。又従来技術と組
合せた第5,6図の如く、ラテツクスに塩析剤を加えて
スラリー状となし、更に脱水機10で脱水した含水粉を
ダブルスクリユーフイーダ一11で第1図と同じバレル
及びスクリユ一の構成を有するスクリユ一式単一装置1
へ送つてABS化する事、又はグラフト重合体ラテツク
スと塩析剤をあらかじめ混合、脱水した含水粉を第1図
と同じバレル及びスクリユ一の構成を有するスクリユ一
式単一装置1で乾燥処理し、更にこれをビーズとともに
通常の単軸押出機9に送つてABS化んる方法等に利用
する事が出来る。即ち、本単一装置を脱水、乾燥装置と
して利用する事も可能である。本発明に使用するラテツ
クスを破壊する塩析剤の種類及び凝固温度などには、何
等特別な制限はなく、塩析剤としては通常使用される塩
化ナトリウム、硫酸マグネシウムなどの電解質、無機酸
、有機酸などの酸件物質が利用できる。本発明にて得ら
れるABS系樹脂性状は、重合体ラテツクスに含まれて
いた乳化剤、乳化安定剤、塩析剤などが回収重合体に混
合すると重合体の機械的強度および成形後の外観上に好
ましくない影響を与えるBSl本発明においては、スリ
ツト部分より排出される水と共にこれら水浴性不純吻は
ほとんど除去される。
ものである。又、予めスラリー化したグラフト重合体ス
ラリーと、懸濁又は塊状重合法により得られるビーズも
しくはペレツト状のビニル重合体とから、まつたく異な
つた投入口をもつた単一スクリユ一装置にてABS系樹
脂を得る事もできる。即ち、第4図に示される如く、フ
イードバレルFには、混合槽5からポンプ6によつてグ
ラフト重合体スラリーが送られる。また、このスクリユ
一式単一装置には、圧入バレルPb5介在されており、
ここにビーズ又はペレツトタンク12から単軸押出機9
を介してビーズもしくはペレツト状のビニル重合体が送
り込まれるよう(こすることができる。又従来技術と組
合せた第5,6図の如く、ラテツクスに塩析剤を加えて
スラリー状となし、更に脱水機10で脱水した含水粉を
ダブルスクリユーフイーダ一11で第1図と同じバレル
及びスクリユ一の構成を有するスクリユ一式単一装置1
へ送つてABS化する事、又はグラフト重合体ラテツク
スと塩析剤をあらかじめ混合、脱水した含水粉を第1図
と同じバレル及びスクリユ一の構成を有するスクリユ一
式単一装置1で乾燥処理し、更にこれをビーズとともに
通常の単軸押出機9に送つてABS化んる方法等に利用
する事が出来る。即ち、本単一装置を脱水、乾燥装置と
して利用する事も可能である。本発明に使用するラテツ
クスを破壊する塩析剤の種類及び凝固温度などには、何
等特別な制限はなく、塩析剤としては通常使用される塩
化ナトリウム、硫酸マグネシウムなどの電解質、無機酸
、有機酸などの酸件物質が利用できる。本発明にて得ら
れるABS系樹脂性状は、重合体ラテツクスに含まれて
いた乳化剤、乳化安定剤、塩析剤などが回収重合体に混
合すると重合体の機械的強度および成形後の外観上に好
ましくない影響を与えるBSl本発明においては、スリ
ツト部分より排出される水と共にこれら水浴性不純吻は
ほとんど除去される。
更に二段又は三段に設置されたベントバレルにより、食
器等の成形品とした場合、食品衛生上問題となる残モノ
マーが充分に除去される。又、二軸スクリユ一の混練り
効果による耐衝撃強度の改善が著しい。これら物性上の
利点は、本製造法の合理性とともに以下の実施例にて、
より明確になるであろう。
器等の成形品とした場合、食品衛生上問題となる残モノ
マーが充分に除去される。又、二軸スクリユ一の混練り
効果による耐衝撃強度の改善が著しい。これら物性上の
利点は、本製造法の合理性とともに以下の実施例にて、
より明確になるであろう。
なお、実施例中の部数は、重量部数を示すものであり、
又物理的強度の測定法はASTMに基づき測定した。実
施例 1 第1図の万式によりABS系樹脂を作製した。
又物理的強度の測定法はASTMに基づき測定した。実
施例 1 第1図の万式によりABS系樹脂を作製した。
A)下記の重合処万によりグラフト重合体を製造した。
単量体は7時間で、乳化剤と開始剤の混合物は8時間で
別々に等速連続添加し、開始剤添加終了後、重合温度を
65℃に上げ、更に2時間重合を続け、グラフト重合体
ラテツクスを得た。
単量体は7時間で、乳化剤と開始剤の混合物は8時間で
別々に等速連続添加し、開始剤添加終了後、重合温度を
65℃に上げ、更に2時間重合を続け、グラフト重合体
ラテツクスを得た。
尚、ラテツクスには使用に際してフエノール系酸化防止
剤とリン系安定剤を混合乳化させ添加した。B)下記の
重合処万によりビニル系重合体スラリーを製造した。
剤とリン系安定剤を混合乳化させ添加した。B)下記の
重合処万によりビニル系重合体スラリーを製造した。
上記組成物を95℃に昇温後、以下の組成物を6時間か
けて等速添加し、重合を進めた。
けて等速添加し、重合を進めた。
更に、95℃で5時間保持後120℃で2時間半重合し
て重合体スラリーを得た。A)8作製したグラフト重合
体ラテツクスをタンク1より、又3%硫酸マグネシウム
水溶液をタンク3より、各々ポンプ2,4を用いてほぼ
10:7の割合で混合槽5に送り、撹拌混合し、ポリマ
ー濃度20%のスラリー溶液を調整した。
て重合体スラリーを得た。A)8作製したグラフト重合
体ラテツクスをタンク1より、又3%硫酸マグネシウム
水溶液をタンク3より、各々ポンプ2,4を用いてほぼ
10:7の割合で混合槽5に送り、撹拌混合し、ポリマ
ー濃度20%のスラリー溶液を調整した。
二軸の押出機のバレル(口径50m7!L)とスクリユ
一構成は各々第1図A,Bの如く配置し、バレルの温度
はそれぞれスリツトバレルの次の標準バレルから先端に
向つて168℃、200℃、198℃、180つCs1
80℃とし、ダイズ部分の温度は250℃に設定した。
一構成は各々第1図A,Bの如く配置し、バレルの温度
はそれぞれスリツトバレルの次の標準バレルから先端に
向つて168℃、200℃、198℃、180つCs1
80℃とし、ダイズ部分の温度は250℃に設定した。
又スクリユ一の回転数は300rpmとした。次に混合
槽5よりポンプ6を用いてスラリー溶液を250kg/
Hrの速度にて、又B)の処方で作製したASスラリー
をスラリータンク7よりポンプ8を使用して1001<
g/Hrの速度にてフイードバレルFに送液した。
槽5よりポンプ6を用いてスラリー溶液を250kg/
Hrの速度にて、又B)の処方で作製したASスラリー
をスラリータンク7よりポンプ8を使用して1001<
g/Hrの速度にてフイードバレルFに送液した。
送液開始とともにスクリユ一回転をスタートさせ、ベン
トに連結した真空ポンプを作動させた。スタート開始後
5分で定常となり、ダイス部Dより溶融状態ABSm勤
1吐出されたので、吐出重合体を定法の如く、冷却槽で
冷却し、カツタ一で切断してペレツト状にて連続回収し
た。スリツトバレルSのスリツトよりほぼ透明の水が、
又ベントバレルのベントロからは蒸気が排出された。
トに連結した真空ポンプを作動させた。スタート開始後
5分で定常となり、ダイス部Dより溶融状態ABSm勤
1吐出されたので、吐出重合体を定法の如く、冷却槽で
冷却し、カツタ一で切断してペレツト状にて連続回収し
た。スリツトバレルSのスリツトよりほぼ透明の水が、
又ベントバレルのベントロからは蒸気が排出された。
2ケ所のベントロからの排気物は、トラツプにて補集し
た。
た。
ABS系樹脂のペレツト、排出された水、およびトラツ
プされた液化物の態様は次の通りであつた。(2) スリツトから排出された水の状態 (3)ベントロからの排気物の状態 U′ ムIユム×,〜りJl!ノ 上記実1験結果より、本発明の製造方法は、工業的に利
用価値のたかい、グラフト重合体ラテツクススラリ一と
懸濁重合法に基づくASスラリーとから単一装置にて、
不純物含量の少ないABS系樹脂を製造できる事は明ら
かである。
プされた液化物の態様は次の通りであつた。(2) スリツトから排出された水の状態 (3)ベントロからの排気物の状態 U′ ムIユム×,〜りJl!ノ 上記実1験結果より、本発明の製造方法は、工業的に利
用価値のたかい、グラフト重合体ラテツクススラリ一と
懸濁重合法に基づくASスラリーとから単一装置にて、
不純物含量の少ないABS系樹脂を製造できる事は明ら
かである。
比較例 1
実施例1で使用したグラフト重合体ラテツクスから従来
法の凝固、脱水、乾燥して得たグラフト乾粉と、実施例
1で使用した懸濁重合法で得たASスラリーを従来法の
中和、脱水、乾燥して得たASビーズとから従来法の如
くブレツドペレツト化し、実施例1で得たABS系樹脂
のペレツトと比較した。
法の凝固、脱水、乾燥して得たグラフト乾粉と、実施例
1で使用した懸濁重合法で得たASスラリーを従来法の
中和、脱水、乾燥して得たASビーズとから従来法の如
くブレツドペレツト化し、実施例1で得たABS系樹脂
のペレツトと比較した。
即ち、〜のグラフト重合体ラテツクス100部(固形分
)に対して硫酸マグネシウム2部を加えて凝固させ、得
られたスラリーを遠心脱水機にかけて脱水し、棚式熱風
乾燥機にて6『C24時間乾燥してグラフト重合体の乾
粉を得た。
)に対して硫酸マグネシウム2部を加えて凝固させ、得
られたスラリーを遠心脱水機にかけて脱水し、棚式熱風
乾燥機にて6『C24時間乾燥してグラフト重合体の乾
粉を得た。
一万、B)のASスラリーに塩酸を加えて中和せしめ、
遠心脱水機にかけて脱水し、棚式熱風乾燥機にて80℃
5時間乾燥して乾燥ASビーズを得た。そしてこのグラ
フト重合体とASビーズをゴム分Hjl6?になるよう
に1:1ブレンドし、40mmφベンドつき押出機にか
けてペレツト化した。このペレツトの物性は以下の如く
であつた。実施例1および比較例1で得られたABS系
樹脂の物性を比較すると、本発明の方法による場合の万
が耐衝撃強度が高く残モノマーの少ないABS系樹脂が
得られることが明らかであり、又本発明と従来法と比較
すると本発明の方が工程が著しく簡略化されたものであ
る事t)5明らかである。
遠心脱水機にかけて脱水し、棚式熱風乾燥機にて80℃
5時間乾燥して乾燥ASビーズを得た。そしてこのグラ
フト重合体とASビーズをゴム分Hjl6?になるよう
に1:1ブレンドし、40mmφベンドつき押出機にか
けてペレツト化した。このペレツトの物性は以下の如く
であつた。実施例1および比較例1で得られたABS系
樹脂の物性を比較すると、本発明の方法による場合の万
が耐衝撃強度が高く残モノマーの少ないABS系樹脂が
得られることが明らかであり、又本発明と従来法と比較
すると本発明の方が工程が著しく簡略化されたものであ
る事t)5明らかである。
実施例 2第2図の如く、第1図に示されるものとは送
液側の形態及び二軸押出機のバレル及びスクリユ一の構
成を変えテストした。
液側の形態及び二軸押出機のバレル及びスクリユ一の構
成を変えテストした。
即ち、二軸の押出機のバレルとスクリユ一構成を、第2
図の如く、第1図の構成より標準バレルHを2ケ加え又
、スクリユ一は順方向スクリユ一Xを同様2ケ加えて配
置した。
図の如く、第1図の構成より標準バレルHを2ケ加え又
、スクリユ一は順方向スクリユ一Xを同様2ケ加えて配
置した。
又、フイードバレルF以後の各標準バレルH及びスリツ
トバレルS以後の標準及びベントバレルH,の温度は各
々70℃、80びC180℃、170℃、200℃、2
00、C1185℃、185℃とし、ダイスD部分の温
度は205゜Cに設定した。スクリユ一回転数は、実施
例1と同じく300rpII1とした。又、グラフト重
合体ラテツクス、塩析剤及びAS重合体スラリーは、実
施例1で作製したと同様のものを用い、グラフト重合体
ラテツクスはタンク1よりポンプ2痴いて、塩析剤はタ
ンク3よりポンプ4を使用し、AS重合体スラリーはタ
ンク7よりポンプ8を用いて、各々145k9/105
k9/Hr..lOOk9/Hrの速度にて別々にフイ
ードバレルFに送液した。送液開始とともにスクリユ一
の且転をスタートさせ、ベントに連結した真空ポンプを
作動させた。スタート開始後6分で定常となり、ダイス
部Dより溶融状態のABS系樹脂HS吐出されたので、
実施例1と同様にペレツト状にて連続回収した。スリツ
トバレルSのスリツトよりや\白濁した水t)3排出さ
れたt)s1それ以外は実施例1と同様に問題はなく、
ABS系樹脂のペレツト/l)S製造された。ペレツト
の吐出量は97k9/Hrl色相は良好であつた。本実
施例により送液側の形態B5変つても、二軸押出機のバ
レル及びスクリユ一構成を適正に変える事により、実施
例1と同様の物性を保持した。ABS系樹脂が製造でき
る事Bj明らかであり、実施例1より更に工程が著しく
簡略化され得る事が明らかである。実施例 3 グラフト重合体ラテツクスと乳化重合法により作られた
ビニル重合体ラテツクスとを混合した混合ラテツクスか
らABS系樹脂を製造した。
トバレルS以後の標準及びベントバレルH,の温度は各
々70℃、80びC180℃、170℃、200℃、2
00、C1185℃、185℃とし、ダイスD部分の温
度は205゜Cに設定した。スクリユ一回転数は、実施
例1と同じく300rpII1とした。又、グラフト重
合体ラテツクス、塩析剤及びAS重合体スラリーは、実
施例1で作製したと同様のものを用い、グラフト重合体
ラテツクスはタンク1よりポンプ2痴いて、塩析剤はタ
ンク3よりポンプ4を使用し、AS重合体スラリーはタ
ンク7よりポンプ8を用いて、各々145k9/105
k9/Hr..lOOk9/Hrの速度にて別々にフイ
ードバレルFに送液した。送液開始とともにスクリユ一
の且転をスタートさせ、ベントに連結した真空ポンプを
作動させた。スタート開始後6分で定常となり、ダイス
部Dより溶融状態のABS系樹脂HS吐出されたので、
実施例1と同様にペレツト状にて連続回収した。スリツ
トバレルSのスリツトよりや\白濁した水t)3排出さ
れたt)s1それ以外は実施例1と同様に問題はなく、
ABS系樹脂のペレツト/l)S製造された。ペレツト
の吐出量は97k9/Hrl色相は良好であつた。本実
施例により送液側の形態B5変つても、二軸押出機のバ
レル及びスクリユ一構成を適正に変える事により、実施
例1と同様の物性を保持した。ABS系樹脂が製造でき
る事Bj明らかであり、実施例1より更に工程が著しく
簡略化され得る事が明らかである。実施例 3 グラフト重合体ラテツクスと乳化重合法により作られた
ビニル重合体ラテツクスとを混合した混合ラテツクスか
らABS系樹脂を製造した。
C)下記の重合処方により、ビニル重合体ラテツクスを
製造した。ラテツクスを70℃に昇温させた後、過硫酸
カリウム1%水溶液18部を添加して重合を開始させ、
更に6時間後にも同温度の過硫酸カリウム水溶液10部
を添加し、更に6時間同温で重合を続け、重合開始後1
2時間で重合を停止させ、ビニル重合体ラテツクスを製
造した。
製造した。ラテツクスを70℃に昇温させた後、過硫酸
カリウム1%水溶液18部を添加して重合を開始させ、
更に6時間後にも同温度の過硫酸カリウム水溶液10部
を添加し、更に6時間同温で重合を続け、重合開始後1
2時間で重合を停止させ、ビニル重合体ラテツクスを製
造した。
本テストは第3図に示した万式により実施した。即ち、
実施例1にて作製したグラフト重合体ラテツクスと、O
にて作製したビニル重合体ラテツクスとから得られる重
合体のゴム分が15%になるように、グラフト重合体ラ
テツクスとビニル重合体ラテツクスとをラテツクスタン
ク1にて混合調整した。塩析剤は実施例1と同様の水溶
液を塩析剤タンク3にて調整した。スクリユ一式単一装
置のバレル、スクリユ一の構成は第2図A,Bと同じ構
成とし、フイードバレルF以降の各標準バレルH及びス
リツトバレルS以降の標準及びベントバレルH,の温度
は各各、80℃、95℃、95レC1190℃、210
℃、210℃、195℃、195℃とし、ダイスD部分
の温度は220℃に設定した。
実施例1にて作製したグラフト重合体ラテツクスと、O
にて作製したビニル重合体ラテツクスとから得られる重
合体のゴム分が15%になるように、グラフト重合体ラ
テツクスとビニル重合体ラテツクスとをラテツクスタン
ク1にて混合調整した。塩析剤は実施例1と同様の水溶
液を塩析剤タンク3にて調整した。スクリユ一式単一装
置のバレル、スクリユ一の構成は第2図A,Bと同じ構
成とし、フイードバレルF以降の各標準バレルH及びス
リツトバレルS以降の標準及びベントバレルH,の温度
は各各、80℃、95℃、95レC1190℃、210
℃、210℃、195℃、195℃とし、ダイスD部分
の温度は220℃に設定した。
又、スクリユ一回転数は実施例1と同じく300rp1
とした。重合体ラテツクスはタンク1より、ポンプ2を
用いて、塩析剤はタンク3より、ポンプ4を使用し、各
々295kg/Hrl2l5kg/Hrの速度にて別々
に二軸押出機に給液した。以下実施例2と同様の操作で
ペレツト状にて連続回収したところ、スリツトバレルS
のスリツトよりや\白濁した水が排出されたB3、それ
以外は実施例2と同様問題なくABS系樹脂のペレツト
B3製造された。
とした。重合体ラテツクスはタンク1より、ポンプ2を
用いて、塩析剤はタンク3より、ポンプ4を使用し、各
々295kg/Hrl2l5kg/Hrの速度にて別々
に二軸押出機に給液した。以下実施例2と同様の操作で
ペレツト状にて連続回収したところ、スリツトバレルS
のスリツトよりや\白濁した水が排出されたB3、それ
以外は実施例2と同様問題なくABS系樹脂のペレツト
B3製造された。
ペレツトの吐出量は971<9/Hrl色相は良好であ
つた。本実施例より、重合体ラテツクスだけを使用して
も、単一装置にてABS系樹脂を製造できる事Bj明ら
かである。
つた。本実施例より、重合体ラテツクスだけを使用して
も、単一装置にてABS系樹脂を製造できる事Bj明ら
かである。
比較例 2
実施例3にて混合調整した混合ラテツクスに従来法の凝
固、脱水、乾燥を施して重合体をとり出し、40m7!
Lφベントつき押出機にかけてペレツト化して実施例1
で得たABS系樹脂のペレツトと比較した。
固、脱水、乾燥を施して重合体をとり出し、40m7!
Lφベントつき押出機にかけてペレツト化して実施例1
で得たABS系樹脂のペレツトと比較した。
即ち、混合ラテツクス100部(固形分)に対して硫酸
マグネシウム2部を加えて凝固させ、比較例1と同様処
理をして得たポリマー粒粉をそのまま40mmφベント
つき押出機にかけてペレツト化し、このペレツトの物性
を測定した。
マグネシウム2部を加えて凝固させ、比較例1と同様処
理をして得たポリマー粒粉をそのまま40mmφベント
つき押出機にかけてペレツト化し、このペレツトの物性
を測定した。
結果は以下の通りであつた。実施例3および本比較例で
得られたABS系樹脂の物性を比較すると、本発明の方
法による場合の万が耐衝撃強度の高いものt)5得られ
ることが明らかであり、又本発明と従来法を比較すると
本発明の方が工程が著しく簡略化されたものである事が
明らかである。
得られたABS系樹脂の物性を比較すると、本発明の方
法による場合の万が耐衝撃強度の高いものt)5得られ
ることが明らかであり、又本発明と従来法を比較すると
本発明の方が工程が著しく簡略化されたものである事が
明らかである。
実施例 4
グラフト重合体ラテツクスとビーズ状ビニル重合体とか
らABS系樹脂を第4図に示した方式により製造した。
らABS系樹脂を第4図に示した方式により製造した。
即ち、二軸押出機のバレルとスクリユ一の構成を第4図
のA,Bの如く、第1図の構成より圧入バレルをlケ又
、スクリユ一は順方向スクリユ一を1バレル分追加した
。
のA,Bの如く、第1図の構成より圧入バレルをlケ又
、スクリユ一は順方向スクリユ一を1バレル分追加した
。
温度条件及びスクリユ一回転数は実施例1と同じとし、
圧入バレルP(7)温度は210℃とした。又圧入バレ
ルPには65mmの単軸スクリユ一押出機9とジヨイン
ト部を通して接続した。実施例1で使用したグラフト重
合体のポリマー濃度20%のスラリー溶液を、ポンプ6
にて2501<9/Hrの速度でフイードバレルFに送
液した。
圧入バレルP(7)温度は210℃とした。又圧入バレ
ルPには65mmの単軸スクリユ一押出機9とジヨイン
ト部を通して接続した。実施例1で使用したグラフト重
合体のポリマー濃度20%のスラリー溶液を、ポンプ6
にて2501<9/Hrの速度でフイードバレルFに送
液した。
一万、比較例1で得た乾燥ビーズを65m71L押出機
9に投入し、シリンダー温度210℃、スクリユ一回転
数60rp1で押出し、ジヨイント部を通して501<
9/Hrにて圧入バレルPに圧入した。その他の条件は
実施例1と同様で実施したところ、ダイス部Dより溶融
状態のABS系樹脂B3吐出されたのでこれを冷却槽に
詰し、ペレツト状で連続回収した。得られたABS系樹
脂の色相、物性とも実施例1と同様良好であつた。本実
施例により、形態の異なるグラフト重合体ラテツクスと
ビーズ状ビニル重合体とから単一装置にてABS系樹脂
t)5製造される事BS明らかであり、更に圧入バレル
Pを用いて押出機9内で溶融可能な熱可塑性樹脂又は安
定剤等の添加物を混合可能である事も明らかである。
9に投入し、シリンダー温度210℃、スクリユ一回転
数60rp1で押出し、ジヨイント部を通して501<
9/Hrにて圧入バレルPに圧入した。その他の条件は
実施例1と同様で実施したところ、ダイス部Dより溶融
状態のABS系樹脂B3吐出されたのでこれを冷却槽に
詰し、ペレツト状で連続回収した。得られたABS系樹
脂の色相、物性とも実施例1と同様良好であつた。本実
施例により、形態の異なるグラフト重合体ラテツクスと
ビーズ状ビニル重合体とから単一装置にてABS系樹脂
t)5製造される事BS明らかであり、更に圧入バレル
Pを用いて押出機9内で溶融可能な熱可塑性樹脂又は安
定剤等の添加物を混合可能である事も明らかである。
実施例 5
従来技術との組合せによる第5図に示した万式により実
施した。
施した。
即ち、実施例3にて調整した混合ラテツクスと塩析剤と
をあらかじめ混合槽5にてラテツクススラリ一とし、脱
水機10にて脱水後、含水粉状の重合体(含水率30%
)を得た。
をあらかじめ混合槽5にてラテツクススラリ一とし、脱
水機10にて脱水後、含水粉状の重合体(含水率30%
)を得た。
粉末重合体をダブルスクリユーフイーダ一11にて、二
軸押出機に200kg/Hrの速度でフイードした。二
軸押出機のバレル、スクリユ一の構成は、実施例1と同
じ構成とし、各バレル及びダイスD部分の温度も実施例
1と同じに設定して実施例1と同様の操作でペレツト状
にて連続回収した。スリツトバレルSのスリツトからは
透明な水H3排出され、その他もまつたく実施例1と同
様問題なくABS系樹脂のペレツトt)5製造された。
軸押出機に200kg/Hrの速度でフイードした。二
軸押出機のバレル、スクリユ一の構成は、実施例1と同
じ構成とし、各バレル及びダイスD部分の温度も実施例
1と同じに設定して実施例1と同様の操作でペレツト状
にて連続回収した。スリツトバレルSのスリツトからは
透明な水H3排出され、その他もまつたく実施例1と同
様問題なくABS系樹脂のペレツトt)5製造された。
ペレツトの吐出量は1381<g/Hrl色相は良好で
あつた。Tj.hl 本実施例と実施例3より、本単一装置を従来技術と組合
せる事によつてABS系樹脂を製造しうる事BS明らか
であり、又同時に適正な組合せにより本単一装置の能力
を更に向上出来る事も明らかである。
あつた。Tj.hl 本実施例と実施例3より、本単一装置を従来技術と組合
せる事によつてABS系樹脂を製造しうる事BS明らか
であり、又同時に適正な組合せにより本単一装置の能力
を更に向上出来る事も明らかである。
実施例 6
二軸押出機を、従来技術と組合せて脱水、乾燥装置とし
て利用する第6図に示した万式により実施した。
て利用する第6図に示した万式により実施した。
即ち、実施例1にて使用したグラフト重合体ラテツクス
と塩析剤とをあらかじめ混合槽5でラテツクススラリ一
とし、脱水機10にて脱水後、含水粉状の重合体(含水
率30%)を得た。
と塩析剤とをあらかじめ混合槽5でラテツクススラリ一
とし、脱水機10にて脱水後、含水粉状の重合体(含水
率30%)を得た。
実施例5と同一の条件で重合体のフイード及び回収を行
ない、ペレツト状にて連続回収したところ、実施例1と
同様問題なくグラフト重合体ペレツトB3製造された。
ペレツトの吐出量は137k9/Hrl色相は光沢B5
やや劣るが良好であつた。次いで比較例1で得た乾燥A
Sビーズと上記ペレツトを1゜:lで混合し、ベント付
き押出機にかけてペレツト化しABS系樹脂を製造した
。
ない、ペレツト状にて連続回収したところ、実施例1と
同様問題なくグラフト重合体ペレツトB3製造された。
ペレツトの吐出量は137k9/Hrl色相は光沢B5
やや劣るが良好であつた。次いで比較例1で得た乾燥A
Sビーズと上記ペレツトを1゜:lで混合し、ベント付
き押出機にかけてペレツト化しABS系樹脂を製造した
。
ABS系樹脂の吐出量は272k9/Hrであり、色相
は良好であつた。このペレツトの物性を測定したところ
以下の如くであつた。本実施例と実施例1と比較して、
二軸押出機を従来技術ど組合せて脱水、乾燥装置として
利用出来る事が明白であり、又本単一装置の能力を更に
向上出来ることも明らかである。
は良好であつた。このペレツトの物性を測定したところ
以下の如くであつた。本実施例と実施例1と比較して、
二軸押出機を従来技術ど組合せて脱水、乾燥装置として
利用出来る事が明白であり、又本単一装置の能力を更に
向上出来ることも明らかである。
第1図は本発明に係る熱可塑性樹脂の製造方法の一態様
を示す説明図、第2図ないし第6図は各各他の態様を示
す説明図であり、Aはバレル構成図、Bはスクリユ一構
成図、Cはスクリユ一の断面図である。 Fはフイードバレル、Hは標準バレル、Sはスリツトバ
レル、はベントバレル、Pは圧入バレル、Dはダイス、
Xは順方向スクリユ一、Yはニーデイングデイスク、Z
は逆ネジスクリユ一、1は重合体ラテツクス貯槽タンク
、2,4,6,8はポンプ、3は塩析剤貯槽タンク、5
は混合槽、7は懸濁重合体スラリー貯槽タンク、9は単
軸押出機、10は脱水機、11はダブルスクリユーフイ
ーダ一、12はビーズ又はペレツトタンク、1は第1図
と同様のバレル及びスクリユ一の構成、は第2図と同様
のバレル及びスクリユ一の構成を示す。
を示す説明図、第2図ないし第6図は各各他の態様を示
す説明図であり、Aはバレル構成図、Bはスクリユ一構
成図、Cはスクリユ一の断面図である。 Fはフイードバレル、Hは標準バレル、Sはスリツトバ
レル、はベントバレル、Pは圧入バレル、Dはダイス、
Xは順方向スクリユ一、Yはニーデイングデイスク、Z
は逆ネジスクリユ一、1は重合体ラテツクス貯槽タンク
、2,4,6,8はポンプ、3は塩析剤貯槽タンク、5
は混合槽、7は懸濁重合体スラリー貯槽タンク、9は単
軸押出機、10は脱水機、11はダブルスクリユーフイ
ーダ一、12はビーズ又はペレツトタンク、1は第1図
と同様のバレル及びスクリユ一の構成、は第2図と同様
のバレル及びスクリユ一の構成を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 グラフト重合体とビニル系重合体からABS系樹脂
を製造するに当り、イ)ビニル系重合体ラテックス、こ
のラテックスから得られるスラリーまたは含水重合体、
ロ)ジエン系ゴム状重合体ビニル系重量体を乳化グラフ
ト重合してなるラテックスであつてこのラテックスの全
固形分中にジエン系ゴム状重合体が占める割合が70%
以下であるグラフト重合体ラテックス、このラテックス
から得られるスラリーまたは含水重合体、ハ)ジエン系
もしくはビニル系ゴム状重合体ラテックスと、ジエン系
ゴム状重合体にビニル系単量体を乳化グラフト重合して
なるグラフト重合体ラテックスとの混合物であつてこの
ラテックスの全固形分中にジエン系ゴム状重合体ラテッ
クスが占める割合が70%以下である混合ラテックス、
このラテックスから得られるスラリーまたは含水重合体
、ニ)上記イ)とロ)もしくはイ)とハ)を混合したラ
テックス、このラテックスから得られるスラリーまたは
含水重合体、ホ)懸濁もしくは塊状重合法によるビニル
系重合体スラリー、重合体ビーズまたは重合体ペレット
、であるイ)ないしニ)のいずれかまたは)イ)ないし
ニ)のいずれかとホ)を、少なくともこれらの物質の供
給を受けるフイードバレル、液状物を排出するための液
状物を通過させるが固形状物を通過させないスリットを
有するスリツトバレル、加熱手段を有する標準バレル及
び気化物を排出するためのベント口を有するベントバレ
ルの各分割バレルと、少なくとも順方向スクリュー、逆
ネジスクリュー及びニーデイングデイスクの各分割二軸
スクリューとを組合せた単一装置に導入することを特徴
とするABS系樹脂の製造方法。 2 グラフト重合体とビニル系重合体からABS系樹脂
を製造するに当り、イ)ビニル系重合体ラテックス、こ
のラテックスから得られるスラリーまたは含水重合体、
ロ)ジエン系ゴム状重合体にビニル系単量体を乳化グラ
フト重合してなるラテックスであつてこのラテックスの
全固形分中にジエン系ゴム状重合体が占める割合が70
%以下であるグラフト重合体ラテックス、このラテック
スから得られるスラリーまたは含水重合体、ハ)ジエン
系もしくはビニル系ゴム状重合体ラテックスと、ジエン
系ゴム状重合体にビニル系単量体を乳化グラフト重合し
てなるグラフト重合体ラテックスとの混合物であつてこ
のラテックスの全固形分中にジエン系ゴム状重合体ラテ
ックスが占める割合が70%以下である混合ラテックス
、このラテックスから得られるスラリーまたは含水重合
体、ニ)上記イ)とロ)もしくはイ)とハ)を混合した
ラテックス、このラテックスから得られるスリマーまた
は含水重合体、ホ)懸濁もしくは塊状重合法によるビニ
ル系重合体スラリー、重合体ビーズまたは重合体ペレッ
ト。 であるイ)ないしニ)のいずれかまたはイ)ないしニ)
のいずれかとホ)を、少なくともこれらの物質の供給を
受けるフイードバレル、液状物を排出するための液状物
を通過させるが固形状物を通過させないスリットを有す
るスリツトバレル、加熱手段を有する標準バレル及び気
化物を排出するためのベント口を有するベントバレル及
び圧入バレルの各分割バレル及びベントスタツフアーと
、少なくとも、順方向スクリュー、逆ネジスクリュー及
びニーデイングデイスクの各分割二軸スクリューとを組
合せた単一装置に導入することを特徴とするABS系樹
脂の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3414980A JPS5937021B2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 | Abs系樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3414980A JPS5937021B2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 | Abs系樹脂の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56131656A JPS56131656A (en) | 1981-10-15 |
JPS5937021B2 true JPS5937021B2 (ja) | 1984-09-07 |
Family
ID=12406136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3414980A Expired JPS5937021B2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 | Abs系樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5937021B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006098287A1 (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Techno Polymer Co., Ltd. | (ゴム強化)スチレン系樹脂組成物の回収方法及び装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2961577B2 (ja) * | 1991-09-24 | 1999-10-12 | 住友化学工業株式会社 | 耐衝撃性の優れた熱可塑性樹脂の製造方法 |
-
1980
- 1980-03-19 JP JP3414980A patent/JPS5937021B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006098287A1 (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Techno Polymer Co., Ltd. | (ゴム強化)スチレン系樹脂組成物の回収方法及び装置 |
KR101279244B1 (ko) * | 2005-03-15 | 2013-06-26 | 테크노 폴리머 가부시키가이샤 | (고무 강화)스티렌계 수지 조성물의 회수 방법 및 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56131656A (en) | 1981-10-15 |
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