JPS5936433B2 - サイリスタの製造方法 - Google Patents

サイリスタの製造方法

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JPS5936433B2
JPS5936433B2 JP6297978A JP6297978A JPS5936433B2 JP S5936433 B2 JPS5936433 B2 JP S5936433B2 JP 6297978 A JP6297978 A JP 6297978A JP 6297978 A JP6297978 A JP 6297978A JP S5936433 B2 JPS5936433 B2 JP S5936433B2
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JP
Japan
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region
conductivity type
thyristor
manufacturing
oxide film
Prior art date
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JP6297978A
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JPS54153581A (en
Inventor
茂樹 小林
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はサイリスタの製造方法に係り、特にその表面
保護膜中の不純物イオンなどによる影響を受けないよう
なサイリスタの製造方法に関するものである。
まず、従来のサイリスタの製造方法をプレーナ形サイリ
スタに例をとつて説明する。
第1図a〜れは従来のサイリスタの製造工程を説明する
ための各工程段階での断面図である。N形シリコン基板
1を準備し(第1図a)、これに熱酸化を施し表面にシ
リコン酸化膜2を形成後、写真製版技術によつてシリコ
ン酸化膜2を部分的に除去して、ホウ素の分離拡散を行
つてP形分離領域3を形成する(第1図b)。
このときのホウ素拡散はまず、1000〜1100℃の
温度で30〜60分間第1拡散(デポジット)を行い、
次いで第2拡散(ドライブ)を1250℃の温度で10
0〜200時間待う。次に、P形ベース(PB)領域4
形成部分のシリコン酸化膜2を選択的に除去したのち、
再びホウ素を拡散させてPB領域4を形成する(第1図
c)。
このときのホウ素拡散は、まず800〜860℃の温度
で30〜60分間デポジットを行い、ついで1250℃
の温度で20〜40時間ドライブを行う。つゞいて、上
記PB領域4を形成した主面とは反対側の主面土のシリ
コン酸化膜2を除去して、更にホウ素を拡散させてP形
エミッタPE領域3aを形成する(第1図d)。
このときのホウ゜素拡散は、1000〜1100℃の温
度で30〜60分間デポジットを行い、つゞいて125
0℃の温度で30〜40時間ドライブを行う。そして、
その次にPB領域4の表面部の一部およびPE領域3a
の表面部の不純物濃度を上昇させるために、写真製版技
術で当該部位のシリコン酸化膜2を除去して、ホウ素の
拡散を行つて、上述のPB領域4の表面部の一部および
PE領域3aの表面部にそれぞれ高濃度P形不純物層(
P”層)5および6を形成する(第1図e)。
その後に、PB領域4のP1層5を形成しなかつた部分
の表面のシリコン酸化膜2を選択的に除去して、この部
分にリンを拡散させてN形エミッタ(NE)領域7を形
成する(第1図f)。
このときのリン拡散は、まず1050〜1100℃の温
度で30〜60分間デポジツトを行い、ついで1150
〜1250℃の温度で1〜2時間ドライブを行う。この
ようにして、PNPNの4層構造を形成し終えた後に、
PN接合の端縁を保護し、PN接合部に電圧が印加され
た場合にも表面を安定にするために、リン・パツシベー
シヨン、窒化パツシベーシヨンなどの表面処理を行う。
次に電極を形成するために、PE領域3aの表面のP″
′層6の全面、NE領域Tの表面の一部およびPB領域
4の表面のP゛層5土の一部のシリコン酸化膜2を除去
する(第1図g)。
しかる後に、アルミニウム、金などの電極用金属を基板
土に蒸着、写真製版、ジッタリンクを繰返して、上記シ
リコン酸化膜除去部分にそれぞれアノード電極8、カソ
ード電極9およびゲート電極10を形成することによつ
てプレーナ形サイリスタは完成する(第1図h)。とこ
ろで、土述の従来の製造方法ではNE領域7とPB領域
4表面部のP ”層5との境界部の構成法に問題があつ
た。
このNE領域T(!:.P ”層5との境界はパターン
設計土は第1図に示したように境を接して連なつていた
としても、写真製版工程を何回も繰返して行う上述のよ
うな製造方法では、パターンずれを生じ、NE領域T(
!:P゛層5とが離れて形成されるおそれがある。第2
図aはこのような状態を示す要部断面図、第2図bは更
にその要部拡大断面図である。図示のように、NE領域
TとP ”層5とが離れて形成され、PB領域4の一部
が表面のシリコン酸化膜2に直接接するようになると、
このPB領域4はNE領域TやP ”層5のように高濃
度不純物領域ではなく、低濃度不純物領域であるから、
シリコン酸化膜2中もしくはその表面にイオン性の不純
物が存在すると、その影響を受け易い。
例えば、製造工程で汚染の機会の多いナトリウム(Na
゛)イオンの影響を受けた場合、露出したPB領域4の
表面に第2図bに示すようにN形反転層11を生じ、サ
イリスタの種々の特性に影響をおよほすが、特にゲート
トリガ電流IGTにおよぼす影響は大きい。すなわち、
ゲートトリガ電流IGTは図示のように、表面近傍を流
れる電流Ifと内部のPN接合部を流れる電流Igとに
よつて決定されるが、N形反転層11が生じた場合は、
表面近傍を流れる電流Ifが大きくなり、ゲートトリガ
電流IGTは大きく変動する。この発明は以上のような
点に鑑みてなされたもので、ゲートが形成されるベース
領域が直接表面に露出してシリコン酸化膜に直接接する
ようなことがないようにして、ゲートトリガ電流の変動
などの悪影響のないサイリスタの製造方法を提供せんと
するものである。
第3図a−cはこの発明によるサイリスタの製造方法の
一実施例を説明するための主要工程での要部断面図であ
る。
この製造方法の概略は第1図において説明した方法と同
様で、PB領域4の表面部のP゛層5とNE領域7との
形成方法に少し差異があるのみである。すなわち、第3
図aの工程は第1図eの工程に対応し、P ”層5を従
来と同様の方法で形成するのであるが、このときP”層
5をNE領域Tを形成すべき部分に約10Itm入り込
むように形成する。次いで、第3図bに示すように第1
図fに示した従来の方法と同一パターンでNE領域Tを
形成すると、約10μmの幅でP゛拡散とN拡散とが行
なわれるオーバラツプ領域12が形成される。このオー
バラツプ領域12は従来の拡散仕様ではNE領域Tの表
面不純物濃度が高いので、N形となりNE領域Tに含ま
れる。従つて、第3図cのように、NE領域TとPf層
5とは互いに隣接するように形成され、PB領域4が基
板表面に露出し、直接シリコン酸化膜2に接することが
なくなる。上記オーバラツプ領域12の幅は写真製版工
程でのパターンのずれを考慮して10μm程度が望まし
い。なお、上例では通常の逆阻止サイリスタについて説
明したが、双方向サイリスタ、逆導通サイリスタなどを
含むサイリスター般にこの発明は適用できることは自明
であろう。
さらに、サイリスタの伝導形は土例のものに限らず、土
例とは逆の場合にも適用できる。以上詳述したようにこ
の発明では、4層構造のサイリスタにおいて、ゲート電
極を設けるべき第1伝導形ベース領域内に第2伝導形エ
ミツタ領域を形成するに当つて、第1伝導形ベース領域
の表面部に第2伝導形エミツタ領域を囲んで形成すべき
第1伝導形の高不純物濃度領域と、第2伝導形の高不純
物濃度のこのエミツタ領域とが互いに1部を共有するよ
うに形成するので、その製造工程における写真製版での
パターン合わせにずれが発生することがあつても、第1
伝導形ベース領域が半導体基体の表面に露出して、保護
酸化膜中もしくは外部のイオンの影響を受けてサイリス
タの電気的特性が変化するということがなくなり、信頼
性の高いサイリスタが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図a−hは従来のサイリスタの製造工程を説明する
ための各工程段階での断面図、第2図A,bは従来方法
による陰極エミツタ領域(第2伝導形)の近傍の形成状
況を示す要部拡大断面図、第3図a−cはこの発明の一
実施例を説明するための主要工程での要部断面図である
。 図において、1はN形(第2伝導形)ベース領域、2は
シリコン酸化膜、3はP形(第1伝導形)分離領域、3
aは第1伝導形エミツタ領域、4は第1伝導形ベース領
域、5は第1伝導形高不純物濃度領域、7は第2伝導形
エミツタ領域、12は重畳部である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の主面から順次第1伝導形ベース領域、第2伝
    導形ベース領域および第1伝導形エミッタがそれぞれ相
    接するように形成された半導体基体の上記第1の主面か
    ら上記第1伝導形ベース領域の表面部に所定領域を除い
    て第1伝導形の高不純物濃度領域を形成する工程、及び
    上記第1伝導形ベース領域の表面部の上記所定領域とそ
    の周辺部に第2伝導形の高濃度不純物を拡散し第2伝導
    形エミッタ領域を形成しこの第2伝導形エミッタ領域が
    上記第1伝導形の高不純物濃度領域と互いに一部を共有
    するようにする工程を備えたサイリスタの製造方法。 2 第2伝導形エミッタ領域と第1伝導形の高不純物濃
    度領域との共有部分の輻を10μm程度としたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のサイリスタの製造
    方法。
JP6297978A 1978-05-25 1978-05-25 サイリスタの製造方法 Expired JPS5936433B2 (ja)

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JPS54153581A JPS54153581A (en) 1979-12-03
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JPH0225059Y2 (ja) * 1985-01-17 1990-07-10

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