JPS5936231Y2 - ミシンの伝動装置 - Google Patents

ミシンの伝動装置

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Publication number
JPS5936231Y2
JPS5936231Y2 JP13956877U JP13956877U JPS5936231Y2 JP S5936231 Y2 JPS5936231 Y2 JP S5936231Y2 JP 13956877 U JP13956877 U JP 13956877U JP 13956877 U JP13956877 U JP 13956877U JP S5936231 Y2 JPS5936231 Y2 JP S5936231Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
pawl
sewing machine
upper shaft
rotating body
Prior art date
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Expired
Application number
JP13956877U
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English (en)
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JPS5465246U (ja
Inventor
務志 河野
Original Assignee
ジューキ株式会社
株式会社ジユ−キ広島製作所
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Publication date
Application filed by ジューキ株式会社, 株式会社ジユ−キ広島製作所 filed Critical ジューキ株式会社
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Publication of JPS5465246U publication Critical patent/JPS5465246U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はミシンの停止中にハズミ車を手動により正方
向に回転してもハズミ車にモーターのトルクが加わらな
いようにしたミシンの伝動装置の改良に関するものであ
る。
この種従来のミシンの伝動装置に関して特公昭39−2
3322に開示されているようにハズミ車に連動する従
動軸に固定した回動体に形成した噛合歯と、従動軸に回
動可能に遊嵌し駆動源に連動するプーリーと、プーリー
に設けられ常には弾性体によりその先端に形成した噛合
爪を前記のハズミ車の噛合歯に係合し得るように押圧保
持した爪体とを備え、駆動源によりプーリーを一方向へ
回転したときには従動軸が連動し、従動軸に固定支持し
た回動体を一方向へ回転したときには駆動源のトルクが
回動体に伝わらないように関連配置したものがあるが、
このようなものにおいては回動体の一方向への回転の際
にはこれに係合する爪体の噛合爪がプーリー側に設けた
噛合歯に沿って保合、離脱を繰り返すため不快な騒音が
発生すると共にこれら保合部の摩耗も激しく耐久性が悪
くなる欠点が生ずる。
この考案は上記従来のものの欠点を防止すると共にクラ
ッチの保合部の保合、離脱がスムーズであり且つ音の発
生しないクラッチを得ることを目的とする。
図によりこの考案の実施例を説明すると、ミシン機枠1
に回動可能に支持した下軸2には、自身に嵌入した含油
製の軸受3を介して下軸2に遊嵌し他方へ開口し内周に
噛合歯4を形成したブーノー5を設ける。
プーリー5は外周に形成した溝6とモーター8とを掛は
渡されたベルト7によってモーター8と連結される。
また下軸2の他端にはプーリー9が固定支持され、下軸
2の回転はベルト10及びプーリー11を経て一端にハ
ズミ車12を固定した上軸13に伝達される。
クラッチ台14はピン15を介して下軸2の右端に固手
支持し外周には自身の軸線方向に沿い且つ外方に向って
放射状に形成した4つの溝16を形成する。
回動体17はほぼ段付の円墳状をなし外周面に開口した
溝18をもちボビン19を嵌合する嵌合軸20及び嵌合
軸20と同じ円の鍔部21及び嵌合軸20と鍔部21と
の間の外周面に外方へ向って突出した支持部22を形威
する。
また回動体17はプーリー5の凹部23に対し鍔部21
を押え板24及び押え板24に形威した孔25を貫通し
プーリー5に螺合するネジ26によりプーリー5に回動
可能に支持すると共に、ピン2フを介して溝18内に回
動可能に支持し、嵌合軸20にボビン19が嵌合されな
い時には弾性体28により一端29をクラッチ台14の
溝16に係合するクラッチ板30を設ける。
爪体31は基部を回動体17の支持部22に対し回動体
17の軸線に直交した方向に回動可能に支持し先端にプ
ーリー5の内周に形威した噛合歯4に対向する噛合爪3
2を形威し、中間には一端を爪体31に固定し他端をプ
ーリー5の端面33に押圧接触する弾性を有する弾性体
34を設ける。
次にこの考案の作用について説明すると、第1図におい
てモーター8が駆動すると第4図のプーリー5が反時計
方向に回動しこれにより回動体17に支持した爪体31
はプーリー5の端面33に押圧接触する弾性体34の回
動方向の摩擦力により反時計方向への回動力を受は噛合
爪32が回動体17の噛合歯4に押圧係合され、これに
より下軸2には回動体17に支持したクラッチ板30を
経て反時計方向の回動力が伝達され、さらに前記のプー
リー9,11及びベルト10により上軸13も正方向の
第1図における反時計方向に回動し、これに連結した公
知の釜・送り・針棒機構(図示せず)等が連動する。
次にモーター8が停止しミシンが停止した後に下軸2と
ブーIJ−9,11及びベルト10に連動する第1図の
ハズミ車12を正方向の反時計方向へ手動により回動す
ると、上軸13、プーリー9,11゜ベルト10、下軸
2、クラッチ台14及びクラッチ板30を介して回動体
17は第4図において反時計方向に回動し、これにより
爪体31はプーリー5の端面33と弾性体28の回動方
向の摩擦力によって時計方向の回動力を受け、その噛合
爪32は噛合歯4との係合が解除され第4図の二点鎖線
で示した位置に安定する。
この考案は以上のような構成・作用を有するものであり
、駆動源の駆動によりミシンを正方向に回転していると
きにはこれに連動する下軸や針棒機構等が連動し、ハズ
ミ車を手動により正方向に回転しこれに連動する下軸を
回転したときにはモーターのトルクがハズミ車に加わる
ことがないので、例えば角縫いにおいて各月の手前で一
旦ミシンを止めてから手送りし縫合を行う場合や、針と
釜とのタイミングを調整するために針棒を移動させる場
合等にも操作が容易である。
さらに前記の操作時において爪体の噛合爪と回動体の噛
合歯との係合が積極的に解除されるから、それらの係合
離脱時の騒音は全く発生せずまた係合部分の不必要な接
触がなくなるのでクラッチ機構の耐久性が増加する等の
効果がある。
なお、前記の実施例では爪体31を回動体に回動自在に
支持し、プーリー5の内周に噛合歯4を設けると共に爪
体31に固定した弾性体の他端をプーリー5の端面に押
圧接触させたものを示したが、これに換えて爪体をプー
リー5に回動自在に支持し回動体外周に噛合歯を設は弾
性体の他端を回動体の端面に押圧接触させても前記と同
様の効果が得られる。
さらに前記の実施例において爪体をプーリー又は回動体
の噛合歯に係合・離脱するのに、一端を爪体の中間に固
定し他端をプーリー又は回動体の端面に弾性的に押圧接
触して行うものを示したが、これに換えて爪体自身の端
面とこれに対するプーリー又は回動体の端面の一方又は
両方に回動方向の摩擦力の生ずるようなフェルト等の摩
擦体を設は爪体の噛合爪とプーリー又は回動体の噛合歯
とが係合・離脱するようにしても前記と同様の効果が得
られる。
さらに前記の実施例において、爪体と噛合歯とを回動体
17とプーリー5との間に設けたものを示したが、これ
に換えてたとえば下軸2に固定支持したクラッチ台14
等のような下軸と一体となって回動する回動体とプーリ
ーとの間にそれら爪体と噛合歯とを設けても前記と同様
の効果が得られる。
さらにまた前記の実施例にかえて、ハズミ車を固定支持
した上軸上に駆動源に連動して回転するプーリーを遊嵌
すると共にプーリー内方の上軸上に固定支持した回動体
又はハズミ車と一体戒型した回動体とを設はプーリーと
回動体との間に前記の爪体と噛合歯とを設けても前記と
同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はミシンの外観斜視図、第2図は要部の分解斜視
図、第3図は要部の縦断面図、第4図は第3図の右側面
図。 1は機枠、2は主軸、4は噛合歯、5はプーリー8は駆
動源、17は回動体、31は爪体、32は噛合爪、34
は制御部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ミシンの縫い機構に連結し機枠に対し回動自在に支持し
    た上軸13と、 上軸13に回動自在に支持し駆動源に連動して回転する
    と共に内側に噛合歯4を形成したプーリー5と、 上軸と同一の軸線上を上軸と一体に回転し得るように設
    けた回動体17と、 基部を回動体に対し回動自在に支持し端に上軸13の噛
    合歯4とかみ合い可能な噛合爪32を形成した爪体31
    と、 基部を爪体31の中間部に固定した先端がブーノー5の
    端面に弾性的に圧接する弾性体34とを備え、 弾性体34の弾性圧接力によって、プーリー5が一方向
    に回転したときには爪体31を一方向に回動して噛合爪
    32を噛合歯4に噛み合わせ、プーリー5が逆方向に回
    転したとき爪体31を逆方向に回動して噛合爪32を噛
    合歯4がら離脱するようにしたミシンの伝動装置。
JP13956877U 1977-10-18 1977-10-18 ミシンの伝動装置 Expired JPS5936231Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13956877U JPS5936231Y2 (ja) 1977-10-18 1977-10-18 ミシンの伝動装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP13956877U JPS5936231Y2 (ja) 1977-10-18 1977-10-18 ミシンの伝動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5465246U JPS5465246U (ja) 1979-05-09
JPS5936231Y2 true JPS5936231Y2 (ja) 1984-10-05

Family

ID=29113744

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JP13956877U Expired JPS5936231Y2 (ja) 1977-10-18 1977-10-18 ミシンの伝動装置

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