JP2549953Y2 - ロータリー駆動チェンのチェン張り機構 - Google Patents

ロータリー駆動チェンのチェン張り機構

Info

Publication number
JP2549953Y2
JP2549953Y2 JP1990130452U JP13045290U JP2549953Y2 JP 2549953 Y2 JP2549953 Y2 JP 2549953Y2 JP 1990130452 U JP1990130452 U JP 1990130452U JP 13045290 U JP13045290 U JP 13045290U JP 2549953 Y2 JP2549953 Y2 JP 2549953Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
arm
shaft
case
tension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990130452U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0487054U (ja
Inventor
良悦 原
修一 石川
高弘 山本
久人 船越
淳 堀内
和夫 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP1990130452U priority Critical patent/JP2549953Y2/ja
Publication of JPH0487054U publication Critical patent/JPH0487054U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2549953Y2 publication Critical patent/JP2549953Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、ロータリー駆動チェンのチェン張り機構に
関するものである。
<従来の技術> トラクタ等の作業機においては耕運の都合によりロー
タリー駆動チェンを随時正転逆転して使用する必要があ
るのであるが、チェンを逆回転させた瞬間チェンの一方
の側が振れてチェンケースに接触するおそれがあり、そ
のためチェンケースをやや大きくして形成していた。し
かし、そのようにするとチェンが伸びた場合、スプロケ
ットとチェンの咬合ができず、チェンが欠損したりチェ
ンケースが破損するおそれがあり、また、チェンが元に
戻る際に騒音を発生することがあった。
そこで、そのような問題点を解決すべくチェンにテン
ション機能を持たせたものが考案され、例えば、実公昭
60−1314号、実開昭57−131654号が考案されている。
<考案が解決しようとする課題> しかし、前記実公昭60−1314号はチェンの外側にバネ
を設けたものであるが、これによるとチェンの片側にし
か作用せず、随時正転逆転を行うには適していない。ま
た、チェンの外側にバネを設けるため余分なスペースを
取ってしまうという問題点も有している。更に、実願昭
57−131654号は、カム機構によりテンションを与えるも
のであるが、これによると機構が複雑になってしまい、
また、常時チェンの両側にテンションが働いているため
チェンの摩耗が激しくなるという欠点を有している。
<課題を解決するための手段> 上記のような課題を解決するための本考案は、チェン
ケース4内に挿入された駆動軸8と従動軸9にそれぞれ
駆動スプロケット11と従動スプロケット12を軸支し、該
スプロケット11,12間にチェン13を巻掛けるとともに、
上記チェンケース4内にチェン13にテンションを付与す
るチェン張り機構を設けたものにおいて、基端部を従動
軸9側に保持し先端部が駆動軸8側に延びて従動軸9側
を支点として両側のチェン13の内周方向に揺動する単一
に形成される一個のアーム14を上記チェン13内に設け、
上記アーム14の先端部側には前記両側のチェン13の内周
に常時内接し、チェン13の正転又は逆転開始時に緊張側
チェンに押圧され前記アーム14の揺動を伴って緩み側チ
ェン方向に内接して該緩み側チェンを外方に押出すこと
により緊張せしめる単一に形成される一個のチェン押接
部16を設けたことを特徴としたものである。
<作用> 上記、ロータリー駆動チェンのチェン張り機構におい
ては、チェンケース内の駆動軸と従動軸に軸支された駆
動スプロケットと従動スプロケット間に巻掛けられたチ
ェン内にアームがその基端部が従動軸側に保持され、ま
た、その先端部が駆動軸側に延びていて、該アームの先
端部にはチェン押接部が設けられているので、チェン回
転時のチェンの脈動を防止すると共に、チェンがある回
転方向から逆回転する時に、先の回転方向に回転してい
るときの張力により押接部がチェンの一方の側に押し付
けられている結果、逆回転時に緩もうとする側のチェン
にテンションが与えられ、該チェンの緩みを防止する。
<実施例> 以下図示する本考案の実施例につき詳述すると、第一
実施例たるロータリー駆動チェンのチェン張り機構は、
チェンケース内の内部詳細要部を示した第1図に図示す
るように構成されていて、チェンケース4内には従動軸
9と図示しない駆動軸が配設され、該従動軸9には従動
スプロケット12を軸支するとともに、駆動軸にはこれも
図示しない駆動スプロケットが軸支され、該両スプロケ
ットにチェン13が巻回されている。従動軸9は軸受ホル
ダー18と軸受19によりチェンケース4に固設され、該軸
受19と従動スプロケット12の間に軸受21を介してアーム
14が従動軸9上に回動自在に支持されている。アーム14
は第1図に示すように先端部が若干細くなった形状を呈
していて、該先端部には軸孔17bが開設されていて、該
軸孔17bに挿通されている軸17にはチェン押接部たる転
輪16が回動自在に軸着されている。該転輪16は両チェン
幅より若干大きめの径を有し、両側のチェンに常に接す
るように構成しておく。なお、アーム14と転輪16はリン
グにより軸17よりの脱落を防止している。更に、軸17上
にアーム14と転輪16間にはスプリング22が、チェンケー
スに固着されたピン23との間に縦架されていて、転輪16
とアーム14が従動軸9の垂直面上に存するようになって
いて、振動などによる反発を緩和する。
該チェン張り機構の使用状態について説明すると、上
記チェン13が第1図実線矢印の方向に回転していたもの
を点線矢印の方向に逆回転したものとすると、実線矢印
方向回転時の図面右側チェンの張力により転輪16は左側
方向に押し付けられ、よって左側チェンにある程度の張
力が与えられることになる。このようにしてチェン回転
時のチェンの脈動及び逆回転時のチェンの緩みを防止す
ることができる。
次に、第2実施例として示すチェン張り機構は、第2
図に示すように第一実施例と略同一構成ではあるが、軸
受けホルダー18に平面形状が欠切部18bを有するC状形
状を有するカラー部18aを設け、該カラー部18aに第2図
(A)に示すような形状のアーム14を該アーム14の基端
部側リング部14cを介して摺動可能に嵌装せしめたもの
である。このアーム14は板状スプリング等の弾性材で形
成されていて、その先端に先端部側リング部14dが設け
られている。該先端部側リング部14bには軸17が挿通さ
れ、該軸17にはチェン押接部たる転輪16が設けられてい
る。
該チェン張り機構は、第一実施例の場合と同様にして
チェン回転時の脈動を防止したり、逆回転時のチェンの
緩みを防止するが、特に、本実施例に基づけば、アーム
14の基端部側リング部14cに欠切部18bが設けられている
ので、軸受ホルダーのカラー部18aに組立挿入時に外形
を若干小さくし、組立後弾性体の復元力を利用して固定
できるので組立てが便利である。また、該アーム14は全
体が弾性体で形成されていてスプリングの機能を有する
ので第一実施例のようにスプリング22を設ける必要がな
い。
次に、第三実施例として示すチェン張り機構は、第3
図に示すように、第一実施例と略同一構成であるが、従
動軸9上に従動スプロケットと軸受との間にデスク型湿
式摩擦ブレーキ24を軸着し、該従動スプロケットと湿式
摩擦ブレーキとの間にチェン押接部16を取り付けたもの
である。該ブレーキ24の作用によりチェンの張りを一定
に保つことができ、よって、ある回転方向に対し脈動し
ようとする側のチェンの脈動を防ぐことができ、また、
逆回転時にチェンの緩みを防止することができる。な
お、摩擦ブレーキには溝が切ってあり、油の透過性の向
上を図っている。
なお、第一実施例から第三実施例の場合、及び以下に
説明する従来例の改善例では共に、第4図に示すような
トラクタ本体の後部に着脱自在に取り付けられる耕運作
業機1において主に利用されるものであり、PTO軸2か
ら連動される駆動軸ケース3内の駆動軸8の回転力がチ
ェンケース4内のチェンに伝えられるものである。
次に、第5図に示す従来例に対する改善例では、チェ
ンケース4にチェンタイト33bが挿入可能なように開口
部31を設け、略U字状のチェンタイト33bをチェン13を
両側から押接するように嵌装させ、該チェンタイト33b
を下部カバー32と一体に形成させたものである。これに
よれば正転、逆転どちらの場合でもチェンを適当に張る
ことができ、また、チェンタイト33bが下部カバー32と
一体構造になっているので、チェンタイトのガタつきが
ない。また、下部カバー32はチェンケース4と着脱自在
に取り付けられているので、オイルの排出が迅速にで
き、ごみ等の除去が完全となる。
なお、本考案は本実施例に限定されるものではなく、
本考案の目的、作用及び後述する効果の奏する範囲にお
いて任意に定められてよく、これらの変更は本考案の要
旨を何ら変更するものでないことはいうまでもない。
<考案の効果> 以上の如く構成される本考案のチェン張り機構によれ
ば、機構全体が単一のアームによってチェンの内側に設
けられているので、チェンケース内に余分なスペースを
必要とせず、チェンケース構造の大型化、複雑化を避け
ることができるとともに、正逆転時のいずれにも均等に
チェン張り作動をするほか、正逆転開始の瞬間にチェン
張りが必要な側にのみ必要最小限度の力で弾力的に作用
するので、押接部とチェンとの無理無駄がなく、騒音発
生もなく作用もスムーズである。その他部品点数も少な
く機構全体が簡単なので、低コストで調節も必要なく故
障も少ないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図(A),(B)は
チェンケースの内部要部側面図及びチェンケースの要部
断面図、第2図は(A),(B),(C)はアームの斜
視図、チェンケースの内部要部側面図及びチェンケース
の要部断面図、第3図はチェンケースの内部側面図、第
4図は耕運作業機の斜視図、第5図はチェンケースの内
部要部側面図である。 1:耕運作業機、2:PTO軸 3:駆動軸ケース、4:チェンケース 5:ロータリー、6:サイドカバー 7:耕運調節用リヤカバー 8:駆動軸、9:従動軸 11:駆動スプロケット、12:従動スプロケット 13:チェン、14:アーム 16:チェン押接部、17:軸 18:軸受ホルダー、19:軸受 21:軸受、22:スプリング 23:ピン 24:デスク式湿式摩擦ブレーキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 船越 久人 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (72)考案者 堀内 淳 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (72)考案者 松本 和夫 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−256658(JP,A) 特開 昭52−21563(JP,A) 実開 昭47−25678(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チェンケース(4)内に挿入された駆動軸
    (8)と従動軸(9)にそれぞれ駆動スプロケット(1
    1)と従動スプロケット(12)を軸支し、該スプロケッ
    ト(11)(12)間にチェン(13)を巻掛けるとともに、
    上記チェンケース(4)内にチェン(13)にテンション
    を付与するチェン張り機構を設けたものにおいて、基端
    部を従動軸(9)側に保持し先端部が駆動軸(8)側に
    延びて従動軸(9)側を支点として両側のチェン(13)
    の内周方向に揺動する単一に形成される一個のアーム
    (14)を上記チェン(13)内に設け、上記アーム(14)
    の先端部側には前記両側のチェン(13)の内周に常時内
    接し、チェン(13)の正転又は逆転開始時に緊張側チェ
    ンに押圧され前記アーム(14)の揺動を伴って緩み側チ
    ェン方向に内接して該緩み側チェンを外方に押出すこと
    により緊張せしめる単一に形成される一個のチェン押接
    部(16)を設けてなることを特徴とするロータリー駆動
    チェンのチェン張り機構。
JP1990130452U 1990-11-30 1990-11-30 ロータリー駆動チェンのチェン張り機構 Expired - Lifetime JP2549953Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990130452U JP2549953Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 ロータリー駆動チェンのチェン張り機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990130452U JP2549953Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 ロータリー駆動チェンのチェン張り機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0487054U JPH0487054U (ja) 1992-07-29
JP2549953Y2 true JP2549953Y2 (ja) 1997-10-08

Family

ID=31877791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990130452U Expired - Lifetime JP2549953Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 ロータリー駆動チェンのチェン張り機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2549953Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4725678U (ja) * 1971-04-16 1972-11-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0487054U (ja) 1992-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1124463A (en) Floorcare device
JPH08109934A (ja) 自転車用ローラークラッチ
JP2549953Y2 (ja) ロータリー駆動チェンのチェン張り機構
JP4149570B2 (ja) テンショナーを備えたアームシュー
JPH11182634A (ja) サイレントチェーン
FR2730974A1 (fr) Dispositif d'entrainement
JP2583113Y2 (ja) 伝動無端体の緊張装置
JPS593725Y2 (ja) 魚釣用リ−ルの逆転防止装置における逆転防止爪
JPH02296046A (ja) チェーンテンショナー
KR200223834Y1 (ko) 프라이릴의 스풀회전력조절장치
JP3006902U (ja) 魚釣用リ−ルの逆転防止装置
JPS599523Y2 (ja) サイドドライブ型ロ−タリ作業機の耕巾延長装置
JPS6145394Y2 (ja)
JP2002096953A (ja) 巻き取りユニット
JPS5936231Y2 (ja) ミシンの伝動装置
FR2833674A1 (fr) Dispositif de transmission entre un arbre primaire moteur et un arbre de sortie
JPH0233938U (ja)
JPH03102852U (ja)
JPH0379842A (ja) テンショナ
JPH088120Y2 (ja) 回転印用回転子
JPS637727Y2 (ja)
JP3604588B2 (ja) 魚釣用両軸受型リール
JPS58162351U (ja) 小型船舶等のエンジンの出力取出し装置
JPH0311155U (ja)
JP2589009B2 (ja) 苗植付装置