JPS5851907Y2 - ミシンにおける送り量調節装置 - Google Patents

ミシンにおける送り量調節装置

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JPS5851907Y2
JPS5851907Y2 JP4955678U JP4955678U JPS5851907Y2 JP S5851907 Y2 JPS5851907 Y2 JP S5851907Y2 JP 4955678 U JP4955678 U JP 4955678U JP 4955678 U JP4955678 U JP 4955678U JP S5851907 Y2 JPS5851907 Y2 JP S5851907Y2
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JP
Japan
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eccentric cam
drive shaft
eccentric
cam
shaft
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JP4955678U
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JPS54154153U (ja
Inventor
隆志 嘉数田
光一 山本
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ペガサスミシン製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は□シンにおける送り量調節装置に関し、こと
に送り歯の送り運動が偏心クランクによって行われる送
り装置において、布送ち量の変更を偏心クランヤの偏心
量を調節することによって行うようにした送り量調節装
置に関する。
本出願人は先にこのような送シ装置について提案した。
この装置は第6,7図に示すように、駆動軸1上に回動
可能に嵌合するとともに駆動軸1とクラッチ機構Cによ
って係脱可能に連結される偏心カム30とこの偏心カム
を回動可能に嵌合し、かつ駆動軸1に対し蟻接手31を
介して連結される回転体32とを有し、回転体の軸心よ
りの偏心量の調節は駆動軸l偏心カム30との一体的な
連結を解除して偏心カムをロック状態に固定したのち、
駆動軸1を回転操作して駆動軸1ど一体となって回転す
る回転体32を固定状態の偏心カム30上で回動させる
ことによって行い、こうすることによつ割切転体32ば
その蟻溝31aが蟻溝係合部31bをスライドしつつ駆
動軸1の径方向に変位する。
ところがこのような装置においては、偏心カムと偏心カ
ム上に嵌合する回転体との接触部が線接触であるため(
第7図参照)接触部の摩耗が著しい欠点を有し、また蟻
接手には通常蟻溝と蟻溝係合部との間にスペーサー(第
6図において310)を介在させているが、このスペー
サーは蟻溝係合部に対し、弾接若くは圧接するよう構成
されており、このため回転体の変位に対する摩擦抵抗が
大となって送り量調節時の下軸の回転操作に大きなトル
クを要していた。
偏心クランクの偏心量を調節するものとして上記タイプ
のもの以外に特開昭51−5148号に示されるような
タイプのもの、すなわち駆動軸に固着の第一の偏心カム
上に第二の偏心カムを嵌合させたタイプのものや第二の
偏心カム上に更に第三の偏心カムを嵌合させたタイプの
ものが知られる。
こうしたものはいづれも偏心カム同志が面接触であるた
め耐久性は優れているが、前者のタイプのものでは第8
図に示され第二の偏心カム41を第一の偏心カム42上
で回動させた際の第二の偏心カム42の中心軌跡43は
第9図に示されるように円となり、駆動軸の軸心Oより
の偏心量の大小によって偏心方向が異なり、偏心量が1
1゜02.03と増すと位相のずれも大きくなる欠点が
ある。
また後者の第二の偏心カム上に更に第三の偏心カムを設
けたタイプのものでは第三の偏心カムを設けた分だけ大
径となり、したがって駆動軸の回転による第三の偏心カ
ムのロッドと酒液する面の回転速度が第二の偏心カムに
よる場合よシも大きくなり、第三の偏心カムとロッドと
の嵌合部分の摩耗が大きくなる欠点がある。
この考案は上記前者のタイプのものにおいて、偏心量の
変化によって生ずる位相のずれを少くすることを目的と
するもので、以下はその実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図にネ・いて、駆動軸1には全体を符号Aで示す回
転体及び回転体の偏心量調節装置(詳細は後述する)が
装着され、回転体はロッド2の基部に回動可能に嵌合し
、ロッド2の先端は揺動軸3に固着のアーム4端に軸支
されており、駆動軸1により回転体が回転すると、ロッ
ド2を介してアーム4並びに揺動軸3が揺動するように
なっている。
揺動軸3には更に送り台5に連結されるアーム(図示し
ない)が固着され、送り台5の端部上面に取着の送シ歯
6を前後動させる。
一方、駆動軸1にはこの軸10回転によって上下動する
角駒7が取着され、角駒7は送シ台5の二叉に嵌合して
上記送り歯6を上下動させる。
このようにして送9歯はこれら上下動並びに前後動を合
成した楕円運動を行う。
次に偏心クランクの偏心量調節装置を第2〜4図につい
て説明する。
10は駆動軸1上に螺子11にて取着されるフランジ1
2側面に止着される内歯13を形成したリング板であり
、15は駆動軸1上に遊嵌される第一の偏心カムである
第一の偏心カム15はその一側圀軸1を挾む一対の平行
な突条16,16を形成し釜蓋状をなす案内板17を一
体形成している。
18は上記突条16,16間に摺動可能に嵌合する操作
板で、駆動軸1に股がる二叉形をなし、その側面には上
記内歯13とともに噛合クラッチを構成する外歯19を
設けている。
したがって、両歯13及び19が噛合し、クラッチが係
合しているときは第一の偏心カム15は駆動軸1と一体
となって回転するようになっている。
20は段付ネジ21にて支持されるつるねじりコイルば
ねであり、突条16 、16間に摺動可能に嵌合する上
記三叉操作板18の両足端部に係合し、操作板18を軸
1の径方向に、すなわち外歯19を常時内歯13に係合
するよう付勢している。
22は上記案内板17周面適所に切欠された溝で、作業
者の操作により出没しうる爪(図示しない)が係合した
とき案内板17が第一の偏心カムとともにロックされ固
定状態に維持されるようになっている。
これらの構造については本出願人が先に提出した実用新
案登録順に添付の明細書並びに図面記載の装置と同様で
ある。
23U前記第一の偏心カム15を回転可能に嵌合し、か
つ第1図に示すロッド2基部に回転可能に嵌合される第
二の偏心カムで、その一側にはフランジ24が一体形成
され、フランジには更に小円孔25が偏心位置に設けら
れている。
26は上記小円孔25に嵌合する小円板で、その偏心位
置において駆動軸1上に螺子27にて取着される円板2
30問縁部に植立するピン29に回動可能に支持される
このようにして、第一の偏心カム16と、第一の偏心カ
ム及び小円板25の両者に支持されるフランジを有する
第二の偏心カムと、ピン29にて支持される小円板26
とは第5図に示すように4節リンク機構をなしており、
したがつて第二の偏心カム15が上記第二の偏心カム2
3に対し相対的に回動すると、小円板26はピン29を
支点として揺動し、これに伴い第二の偏心カムも中心が
楕円軌跡を描いて駆動、軸1の径方向に変位し、偏心量
が変更される。
ここで第−及び第二の偏心カムと小円板とで構成される
四節リンク機構は第二の偏心カムの中心が描く楕円軌跡
eが図示するように駆動軸1の軸心Oより離れた一方の
側に偏し、中心Oを通らないよう設定されている。
第5図は駆動軸の軸心Oよジの偏心量が最小の01よシ
021で変化する間は偏心量が大きくなるにつれ、位相
のずれも大きくなり、偏心量が02より03と更に大き
くなると位相のずれが小さくなる状態を示している。
第8図のものでは偏心量が同量の01から03−jで変
化すると、位相のずれは大きくなっていく。
第5図と第8図のものとを比較すると、偏心量を01か
ら03−iで変化させる場合第5図のものではL102
の範囲で偏心方向が変化するのに対し、第8図のもので
は5ど−103の範囲で変化し、同図から明らであるよ
うに第5図のものの方が偏心方向の範囲が狭く位相のず
れが少くなる。
なお同図において01は第一の偏心カムの中心軌跡を、
e2はピン29を中心とする小円板26の中心軌跡を示
す。
次に送り量の調節を行うには、ミシンを停止した状態で
先ず前記図示しない爪を案内板17及び操作板18の周
面に押し当てる。
その後プーリーを徐々に回動操作して駆動軸1を回動す
ると、駆動軸とともに回動する案内板17の同筒の溝2
2が爪に達する。
このとき爪は溝22に嵌入し、かつ同時に操作板18を
バネ20に抗して押し下げ、外歯19と内歯13との噛
み合いを解除する。
この結果、第一の偏心カム15は駆動軸1との一体的な
連動が解除される一方、案内板17が爪に係合してロッ
ク状態に固定されているので、以後駆動軸1の回動に拘
わらず静止状態に維持される。
この状態で駆動軸を更に回動させると駆動軸に固着の円
板28に伴われて第一の偏心カム23が静止状態の第一
の偏心カム15上を回動し、このため上述するように第
二の偏心カム23の駆動軸軸心よりの偏心が変化する。
次に爪を元の位置に復動させると、案内板17のロック
状態が解余されるとともに操作板がバネの作用によシ突
条16゜16間を復動し、外歯19と内歯13とが噛合
して第二の偏心カムは以後駆動軸1と一体化する。
かくして偏心量が変更された回転体によって布送シが行
われる。
この考案は以上のように構成されてネ・す、第一の偏心
カムと第二の偏心カムに嵌合する第二の偏心°カムとが
面接触となって接触部の摩耗が力幅に軽減されるととも
に蟻接手を使用した場合のスペーサーを必要としないの
で、送り量調節時のプーリーを回転するに要するトルク
が軽減され、調節が容易に行われる。
更に蟻接手と比べ円筒部の加工は容易であり、装置の製
作がより簡易に行える。
捷た本考案では第二の偏心カムの中心が描く楕円軌跡が
駆動軸の軸心より離れた一方の側に偏するようにしてネ
・す、そのため従前のこの種二重構造のものと比べ偏心
量の変化による位相のずれが少くなる利点を有している
【図面の簡単な説明】
第1図は布送り装置の斜視図、第2図は本考案に係る送
り量調節装置の分解斜視図、第3図は同装置の横断面図
、第4図は縦断面図、第5図は線図、第6図は本出願人
が先に出願した送り量調節装置の分解斜視図、第7図は
同縦断面図、第8図は第一の偏心カム上の第二の偏心カ
ムを回動させるようにした従来例の断面図、第9図は同
従来例の線図である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 駆動軸に装着される偏心クランクにはロッド
    基部が回動可能に嵌合し、ロッド他端は上記駆動軸と並
    行して配置される揺動軸に固着のアームに軸支され、駆
    動軸が偏心クランクを伴って回転すると上記ロッドを介
    してアーム並びに揺動軸が揺動運動を行い、この揺動軸
    の揺動運動に連動して送り歯が前後動するようになって
    いるミシンにおける送り装置において、駆動軸1に装着
    される偏心クランクは駆動軸に遊嵌する第一の偏心カム
    15とこの偏心カム上に回動可能に嵌合される第二の偏
    心カム23とよりなυ、第一の偏心カム15は駆動軸と
    クラッチ機構を介して係脱可能に連結される一方、第二
    の偏心カムには軸線が該カムと平行をなす小円板26が
    該カムに対し、回動可能に支持され、小円板26は更に
    その偏心位置において駆動軸に固着の固定体28にピン
    29にて軸支されて上記第−及び第二の偏心カムと小円
    板とで四節リンク機構を構成しておシ、シかも該機構は
    第二の偏心カムを第一の偏心カム上に回動させたとき第
    二の偏心カムの中心が駆動軸の軸心の一方の側に軸心よ
    りも離れた楕円軌跡を描くよう設定され、送り量の調節
    はミシンを停止したのちクラッチを離脱して第一の偏心
    カムと駆動軸との一体的な連結を解除し、駆動軸を回動
    して駆動軸と連動する第二の偏心カムを第一の偏心カム
    上で回動させ、もって第二の偏心カムの駆動軸軸心よう
    の偏心量を変更することによって行うようになっている
    送り量調節装置。
  2. (2) クラッチ機構にはクラッチを係脱する装置が
    設けられ、この装置は第一の偏心カムを固定状態にロッ
    ク可能とする機能をも有している登録請求の範囲第(1
    )項記載の送シ量調節装置。
JP4955678U 1978-04-15 1978-04-15 ミシンにおける送り量調節装置 Expired JPS5851907Y2 (ja)

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JP4955678U JPS5851907Y2 (ja) 1978-04-15 1978-04-15 ミシンにおける送り量調節装置

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JPS54154153U JPS54154153U (ja) 1979-10-26
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