JP2552423Y2 - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2552423Y2
JP2552423Y2 JP1991077401U JP7740191U JP2552423Y2 JP 2552423 Y2 JP2552423 Y2 JP 2552423Y2 JP 1991077401 U JP1991077401 U JP 1991077401U JP 7740191 U JP7740191 U JP 7740191U JP 2552423 Y2 JP2552423 Y2 JP 2552423Y2
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Japan
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sewing machine
pulley
upper shaft
shaft
sewing
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稔 坂廼辺
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ミシン機枠に回転可能
に支持される上軸と、前記ミシン機枠より外側に突出さ
れ、手動により前記上軸を回転させるプーリと、前記上
軸に結合され、上軸を回転駆動させる内臓型駆動源とを
有するミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のミシンについては、特公
昭63−66547に開示されているものがあり、以下
その概略構成を説明する。
【0003】図4に示すように、ミシン頭部51の機枠
53内には、モータ55が支持されており、ミシン上軸
を兼用するモータ軸57がモータ55の左右両側から突
出している。そのモータ軸57の一端には、針棒59及
び天秤61が作動的に連結されている。また、モータ軸
57の他端には、プーリ63がモータ軸57に一体回転
可能に固定されており、かつミシン頭部51の機枠53
外に配置されている。このため、プーリ63はミシン組
立後においても自由に触れることができ、手動にてプー
リ63を回転させてモータ軸57を回転させて、針棒5
9及び天秤61の停止位置を調整できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、プーリ
63はモータ軸57に一体回転可能に固定されており、
かつミシン頭部51の機枠53外に配置されているの
で、ミシン駆動中において作業者が誤ってプーリ63に
触れて、怪我等をする危険性がある。また、このプーリ
63の回転によって発生する風が縫製物をばたつかせ、
正確な縫製を妨げる。更に、プーリ63によって風切り
音が発生し、作業環境の悪化となる。
【0005】本考案は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ミシン駆動中において作業者が
プーリに触れても怪我等をする危険性がなく、縫製中の
不必要な風や風切り音を防止し、正確な縫製と適正な作
業環境が得られるミシンを提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案では、ミシン機枠に回転可能に支持される上軸
と、前記ミシン機枠より外側に突出され、手動により前
記上軸を回転させるプーリと、前記上軸に結合され、上
軸を回転駆動させる内臓型駆動源とを有するミシンにお
いて、前記プーリと前記上軸とを切り離し可能に連結す
るためのクラッチと、そのクラッチを通常は切り離し状
態に保持するバネとを備えている。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本考案のミシンでは、通常
は、バネがクラッチを切り離し状態に保持しているた
め、駆動源によって上軸を回転させる時は、プーリは回
転しないので、ミシン駆動中においては、作業者がプー
リに触れても怪我等をする危険性がなく、縫製中の不必
要な風や風切り音を防止し、正確な縫製と適正な作業環
境が得られる。また、ミシン停止中においては、必要に
応じて作業者がクラッチを連結することにより、プーリ
を回転させて上軸を回転させる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0009】図1に示すように、ミシン頭部1の機枠3
には軸受5が固定されており、その軸受5には上軸7が
回転可能に支持されている。その上軸7の一端には針棒
9及び天秤11が作動的に連結されている。そして、ミ
シンモータ13がミシン機枠3内に支持され、且つモー
タ13の左右両側に突出するモータ軸15と上軸7とが
同一軸上となるようにモータ13が配置されている。モ
ータ軸15の図中左端には上軸7の他端がカップリング
16により結合されており、モータ軸15の図中右端に
はクラッチ板17が固定されている。
【0010】ミシン機枠3には軸受21が固定されてお
り、その軸受21には手動プーリ軸19が回転可能、且
つ軸線方向に移動可能に支持されている。そして、手動
プーリ軸19はミシンモータ軸15と手動プーリ軸19
とが同一軸上となるように配設されている。その手動プ
ーリ軸19の一端には、ミシン機枠3の外側に突出する
よう手動プーリ23が支持されている。また、手動プー
リ軸19の他端には、クラッチ板25が固定されてい
る。
【0011】図2に示すように、ミシン機枠3と手動プ
ーリ25との間に配置されて、バネ27が手動プーリ軸
19に挿通されている。そのバネ27のバネ力により通
常はクラッチ板17とクラッチ25とが離れた状態に
ある。
【0012】図3に示すように、手動プーリ23をバネ
27のバネ力に抗してミシン機枠3側に押し込むことに
より、クラッチ板17とクラッチ板25とが係合して、
モータ軸15と手動プーリ軸19とが連結される。この
状態で手動プーリ23を回転させると、クラッチ板17
とクラッチ板25との間の摩擦力により前記回転力がミ
シンモータ軸19を介して上軸7に伝わり上軸7が回転
する。
【0013】このように構成されたミシンでは、バネ2
7により通常はクラッチ板17とクラッチ25とが離れ
た状態にあるので、ミシンモータ13の回転駆動力によ
り回転している場合にはミシン機枠3外部に突出してい
る手動プーリ23は回転しない。従って、ミシン駆動中
に作業者がプーリに触れても怪我等をすることがない。
また、手動プーリ23によって、風が引き起こされるこ
とがないので縫製物のばたつき起こらなく、正確な縫製
を行なうことができる。更に、手動プーリ23による風
切り音も発生しないため良好な作業環境が得られので、
作業者が縫製に専念でき、作業効率が向上する。
【0014】ミシン停止後において、針棒9及び天秤1
1の上下位置の微調整等で上軸7の回転が必要な場合に
は、手動プーリ23を操作して自由に微調整可能であ
る。
【0015】尚、本実施例では、クラッチ板17とクラ
ッチ板25との間の摩擦力によりモータ軸15と手動プ
ーリ軸19とを連結していたが、一方のクラッチ板の表
面に凸部を形成し、他方のクラッチ板の表面には前記凸
部に嵌合可能な凹部を形成して、モータ軸15と手動プ
ーリ軸19とを連結してもよい。
【0016】また、本実施例では、手動プーリ23をバ
ネ27のバネ力に抗して作業者がミシン機枠3側に押し
込んで、クラッチ板17とクラッチ板25とを係合させ
ていたが、ソレノイド等を用いてクラッチ板17とクラ
ッチ板25とを係合させてもよい。
【0017】
【考案の効果】以上説明したことから明かなように、本
考案のミシンによれば、縫製時等ミシンモータにより上
軸の回転中には、クラッチがバネによって切り離され
て、ミシン機枠の外部に突出しているプーリは回転しな
いので、ミシン駆動中に作業者がプーリに触れても怪我
等をすることがない利点を有する。また、プーリによっ
て、風が引き起こされることがないので縫製物のばたつ
き起こらなく、正確な縫製を行なうことができ利点を有
する。更に、プーリによる風切り音も発生しないため良
好な作業環境が得られので、作業者が縫製に専念でき、
作業効率が向上し得る利点を有する。ミシン停止後にお
いて、針棒の上下位置等の微調整等で上軸の回転が必要
な場合には、クラッチを連結して、プーリを操作して自
由に微調整できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した一実施例のミシン上軸に関
する概略構成図である。
【図2】本考案のミシンにおけるモータ軸とプーリ軸と
が離れた状態を示す説明図である。
【図3】本考案のミシンにおけるモータ軸とプーリ軸と
が係合した状態を示す説明図である。
【図4】従来技術のミシン上軸に関する概略構成図であ
る。
【符号の説明】3 機枠 7 上軸 13 ミシンモータ 17 クラッチ板 23 手動プーリ 25 クラッチ板 27 バネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン機枠に回転可能に支持される上軸
    と、前記ミシン機枠より外側に突出され、手動により前
    記上軸を回転させるプーリと、前記上軸に結合され、上
    軸を回転駆動させる内臓型駆動源とを有するミシンにお
    いて、 前記プーリと前記上軸とを切り離し可能に連結するため
    のクラッチと、 そのクラッチを通常は切り離し状態に保持するバネと
    備えたことを特徴とするミシン。
JP1991077401U 1991-09-25 1991-09-25 ミシン Expired - Fee Related JP2552423Y2 (ja)

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JPH0531779U JPH0531779U (ja) 1993-04-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101575777B (zh) * 2008-05-07 2013-01-16 兄弟工业株式会社 缝纫机

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS616387U (ja) * 1984-06-16 1986-01-16 ジャガー株式会社 ミシンのはずみ車装置
DE3642277A1 (de) * 1986-12-11 1988-06-23 Frankl & Kirchner Elektromotorischer antrieb fuer eine naehmaschine, insbesondere eine industrienaehmaschine

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JPH0531779U (ja) 1993-04-27

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