JPH0531779U - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPH0531779U
JPH0531779U JP7740191U JP7740191U JPH0531779U JP H0531779 U JPH0531779 U JP H0531779U JP 7740191 U JP7740191 U JP 7740191U JP 7740191 U JP7740191 U JP 7740191U JP H0531779 U JPH0531779 U JP H0531779U
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JP
Japan
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sewing machine
pulley
shaft
upper shaft
clutch plate
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JP7740191U
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稔 坂廼辺
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミシン駆動中において作業者がプーリに触れ
ても怪我等をする危険性がなく、縫製中の不必要な風や
風切り音を防止するミシンを提供すること。 【構成】 モータ軸15の図中左端には上軸7が結合さ
れており、モータ軸15の図中右端にはクラッチ板17
が固定されている。そして、手動プーリ軸19の一端に
は、手動プーリ23が支持されており、手動プーリ軸1
9の他端には、クラッチ板25が固定されている。ミシ
ン機枠3と手動プーリ25との間に配置されて、バネ2
7が手動プーリ軸19に挿通されている。このため、バ
ネ27により通常はクラッチ板17とクラッチ25とが
離れた状態にあり、手動プーリ23をミシン機枠3側に
押し込むと、クラッチ板17とクラッチ板25とが係合
して、モータ軸15と手動プーリ軸19とが連結され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ミシン機枠に回転可能に支持される上軸と、前記ミシン機枠より外 側に突出され、手動により前記上軸を回転させるプーリと、前記上軸に結合され 、上軸を回転駆動させる内臓型駆動源とを有するミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のミシンについては、特公昭63−66547に開示されている ものがあり、以下その概略構成を説明する。
【0003】 図4に示すように、ミシン頭部51の機枠53内には、モータ55が支持され ており、ミシン上軸を兼用するモータ軸57がモータ55の左右両側から突出し ている。そのモータ軸57の一端には、針棒59及び天秤61が作動的に連結さ れている。また、モータ軸57の他端には、プーリ63がモータ軸57に一体回 転可能に固定されており、かつミシン頭部51の機枠53外に配置されている。 このため、プーリ63はミシン組立後においても自由に触れることができ、手動 にてプーリ63を回転させてモータ軸57を回転させて、針棒59及び天秤61 の停止位置を調整できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、プーリ63はモータ軸57に一体回転可能に固定されており、 かつミシン頭部51の機枠53外に配置されているので、ミシン駆動中において 作業者が誤ってプーリ63に触れて、怪我等をする危険性がある。また、このプ ーリ63の回転によって発生する風が縫製物をばたつかせ、正確な縫製を妨げる 。更に、プーリ63によって風切り音が発生し、作業環境の悪化となる。
【0005】 本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ミシン駆動 中において作業者がプーリに触れても怪我等をする危険性がなく、縫製中の不必 要な風や風切り音を防止し、正確な縫製と適正な作業環境が得られるミシンを提 供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案では、ミシン機枠に回転可能に支持される上 軸と、前記ミシン機枠より外側に突出され、手動により前記上軸を回転させるプ ーリと、前記上軸に結合され、上軸を回転駆動させる内臓型駆動源とを有するミ シンにおいて、前記プーリによって前記上軸を回転させる時はプーリと上軸とを 連結し、前記駆動源によって上軸を回転させる時はプーリと上軸とを切り離す回 転力伝達切替手段を備えている。
【0007】
【作用】
上記の構成を有する本考案のミシンでは、回転力伝達切替手段が、前記プーリ によって前記上軸を回転させる時はプーリと上軸とを連結し、前記駆動源によっ て上軸を回転させる時はプーリと上軸とを切り離す。このため、ミシン駆動中に おいて作業者がプーリに触れても怪我等をする危険性がなく、縫製中の不必要な 風や風切り音を防止し、正確な縫製と適正な作業環境が得られる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。
【0009】 図1に示すように、ミシン頭部1の機枠3には軸受5が固定されており、その 軸受5には上軸7が回転可能に支持されている。その上軸7の一端には針棒9及 び天秤11が作動的に連結されている。そして、ミシンモータ13がミシン機枠 3内に支持され、且つモータ13の左右両側に突出するモータ軸15と上軸7と が同一軸上となるようにモータ13が配置されている。モータ軸15の図中左端 には上軸7の他端がカップリング16により結合されており、モータ軸15の図 中右端にはクラッチ板17が固定されている。
【0010】 ミシン機枠3には軸受21が固定されており、その軸受21には手動プーリ軸 19が回転可能、且つ軸線方向に移動可能に支持されている。そして、手動プー リ軸19はミシンモータ軸15と手動プーリ軸19とが同一軸上となるように配 設されている。その手動プーリ軸19の一端には、ミシン機枠3の外側に突出す るよう手動プーリ23が支持されている。また、手動プーリ軸19の他端には、 クラッチ板25が固定されている。
【0011】 図2に示すように、ミシン機枠3と手動プーリ25との間に配置されて、バネ 27が手動プーリ軸19に挿通されている。そのバネ27のバネ力により通常は クラッチ板17とクラッチ25とが離れた状態にある。
【0012】 図3に示すように、手動プーリ23をバネ27のバネ力に抗してミシン機枠3 側に押し込むことにより、クラッチ板17とクラッチ板25とが係合して、モー タ軸15と手動プーリ軸19とが連結される。この状態で手動プーリ23を回転 させると、クラッチ板17とクラッチ板25との間の摩擦力により前記回転力が ミシンモータ軸19を介して上軸7に伝わり上軸7が回転する。
【0013】 このように構成されたミシンでは、バネ27により通常はクラッチ板17とク ラッチ25とが離れた状態にあるので、ミシンモータ13の回転駆動力により回 転している場合にはミシン機枠3外部に突出している手動プーリ23は回転しな い。従って、ミシン駆動中に作業者がプーリに触れても怪我等をすることがない 。また、手動プーリ23によって、風が引き起こされることがないので縫製物の ばたつき起こらなく、正確な縫製を行なうことができる。更に、手動プーリ23 による風切り音も発生しないため良好な作業環境が得られので、作業者が縫製に 専念でき、作業効率が向上する。
【0014】 ミシン停止後において、針棒9及び天秤11の上下位置の微調整等で上軸7の 回転が必要な場合には、手動プーリ23を操作して自由に微調整可能である。
【0015】 尚、本実施例では、クラッチ板17とクラッチ板25との間の摩擦力によりモ ータ軸15と手動プーリ軸19とを連結していたが、一方のクラッチ板の表面に 凸部を形成し、他方のクラッチ板の表面には前記凸部に嵌合可能な凹部を形成し て、モータ軸15と手動プーリ軸19とを連結してもよい。
【0016】 また、本実施例では、手動プーリ23をバネ27のバネ力に抗して作業者がミ シン機枠3側に押し込んで、クラッチ板17とクラッチ板25とを係合させてい たが、ソレノイド等を用いてクラッチ板17とクラッチ板25とを係合させても よい。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したことから明かなように、本考案のミシンによれば、縫製時等ミシ ンモータにより上軸の回転中にはミシン機枠の外部に突出しているプーリは回転 しないので、ミシン駆動中に作業者がプーリに触れても怪我等をすることがない 利点を有する。また、プーリによって、風が引き起こされることがないので縫製 物のばたつき起こらなく、正確な縫製を行なうことができ利点を有する。更に、 プーリによる風切り音も発生しないため良好な作業環境が得られので、作業者が 縫製に専念でき、作業効率が向上し得る利点を有する。ミシン停止後において、 針棒の上下位置等の微調整等で上軸の回転が必要な場合にはプーリを操作して自 由に微調整できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した一実施例のミシン上軸に関
する概略構成図である。
【図2】本考案のミシンにおけるモータ軸とプーリ軸と
が離れた状態を示す説明図である。
【図3】本考案のミシンにおけるモータ軸とプーリ軸と
が係合した状態を示す説明図である。
【図4】従来技術のミシン上軸に関する概略構成図であ
る。
【符号の説明】
12 ミシン機枠 14 上軸 15 ミシンモータ 17 手動プーリ 20 クラッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン機枠に回転可能に支持される上軸
    と、前記ミシン機枠より外側に突出され、手動により前
    記上軸を回転させるプーリと、前記上軸に結合され、上
    軸を回転駆動させる内臓型駆動源とを有するミシンにお
    いて、 前記プーリによって前記上軸を回転させる時はプーリと
    上軸とを連結し、前記駆動源によって上軸を回転させる
    時はプーリと上軸とを切り離す回転力伝達切替手段を備
    えたことを特徴とするミシン。
JP1991077401U 1991-09-25 1991-09-25 ミシン Expired - Fee Related JP2552423Y2 (ja)

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JP1991077401U JP2552423Y2 (ja) 1991-09-25 1991-09-25 ミシン

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JP1991077401U JP2552423Y2 (ja) 1991-09-25 1991-09-25 ミシン

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Publication Number Publication Date
JPH0531779U true JPH0531779U (ja) 1993-04-27
JP2552423Y2 JP2552423Y2 (ja) 1997-10-29

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ID=13632883

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009268681A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Brother Ind Ltd ミシン

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS616387U (ja) * 1984-06-16 1986-01-16 ジャガー株式会社 ミシンのはずみ車装置
JPS63160700A (ja) * 1986-12-11 1988-07-04 フランクル ウント キルヒナー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト ファブリーク フュア エレクトロモートーレン ウント エレクトリッシェ アパラーテ ミシンの電動式駆動装置

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JP2552423Y2 (ja) 1997-10-29

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