JPS63160700A - ミシンの電動式駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はミシンの上軸を介して上端位置と下端位置との
間を往復動可能な針を有し、上軸と直接に駆動結合され
、且つ制御装置を介して回転数可変に制御可能なミシン
の電動式駆動装置に関するものである。

従】す１Ｆ 従来の工業用ミシンは広範囲に間接的に駆動される。こ
のことは、作動中電動機がこれと駆動結合されている駆
動板と同じ一定の回転数で回転することを意味している
。駆動板には、電磁クラッチ・ブレーキ装置により、ク
ラッチコイルまたはブレーキコイルを交互に磁化させる
ことによってミシンの上軸を連結させることができる。

この場合電磁クラッチ・ブレーキ装置の慣性モーメント
は通常ミシンの慣性モーメントとほぼ同じ大きさである
。

これに対して直接駆動の場合には、駆動モータは上軸と
同期して高回転数で回転するか、或いは減速される。従
って駆動装置とミシンの全体の時間特性はその都度加速
されるべき軸の慣性モーメントによって決定される。

１枚 本発明の目的は１機械的な駆動特性を改善するため、生
じる慣性モーメントを低減させることである。

構成及び効果 本発明は、上記目的を達成するため、制御装置と電気的
に接続されている少なくとも１つの入力スイッチが設け
られ、該入力スイッチは、電動式ＩＩ駆動装置ステップ
操作するための各命令パルスによって電動式駆動装置が
、従って上軸がある一定の所定のステップ幅を得るよう
に前記命令パルスを入力させることを特徴とするもので
ある。

上記の人力スイッチは、通常の足ペダルを介したミシン
の上軸の回転数制御に対して付加的に設けられ、ミシン
の上軸の静止状態からある一定の針位置を設定して手動
で制御するために用いられる。入力スイッチを操作する
ことによって生じる設定されたステップ幅は予め無条件
に与えられるか、即ち上軸のある一定の回転角で予め与
えられるか、或いはその都度のある一定の終端位置、即
ち針上げ位置に達するように予め与えられるが、もしく
は人力スイッチの操作時間によっても与えられる。

この種の入力スイッチを設けることによって、従来例え
ば調整作業とか糸を通すためにある一定の針位置を手動
で調整していたはずみ車を設ける必要がなくなる。従来
のはずみ車とベルト車は高い慣性モーメントを有するば
かりでなく、ミシンの上軸と直接に駆動結合しているた
め１本発明により慣性モーメントをかなり低減させ、従
って駆動特性を改善させることができる。加速時間及び
制動時間を技術的に水準にした場合、加速される慣性モ
ーメントを低減させることによって加速段階或いは制動
段階での入力も低減する。これによって電動式駆動装置
の出力最終段に出力が小さな部品を使用することができ
る。これは製造コストの低減に寄与するものである。さ
らに電動式駆動装置の作業効率が向上し、これに対して
供給網から取りだされるエネルギーが減少し、コスト安
になる。

本発明の有利な実施例によれば、キースイッチとして形
成される２つの入力スイッチが設けられ。

そのうち１つの入力スイッチは、電動式駆動装置を第１
の方向へ移動させるための命令パルスを生じさせ、第２
の入力スイッチは、電動式駆動装置を第２の方向へ移動
させるための命令パルスを生じさせる。

この実施例では、入力スイッチによって設定された駆動
運動のステップ幅は無条件の回転角として予め午えられ
る。両キースイッチを選択的に或いは交互に操作するこ
とによって前進運動或いは後退運動が対応するステップ
で行われ、従ってこれに対応した針の上下動が得られる
。その結果所望の針位置を非常に微細に調整することが
できる。

はずみ車が、電動式駆動装置の駆動軸と駆動結合してい
る軸に着脱可能に装着されているのが有利である。この
ようにして通常の縫製作業以外の目的のために、例えば
保守時の調整のために、はずみ車を装着して従来のよう
にこのはずみ車を用いて所定の針位置を調整することが
できる。

しかし通常の縫製作業時にははずみ車を設けなくともよ
く、従ってはずみ車に必要な保護装置を設ける必要がな
い。

尖に斑 次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて説明する。

本発明の技術思想を実施するにあたって本発明による電
動式駆動装置の構成を詳細に説明する必要はないので、
添付の図面には電動式直接駆動装置１が簡略に図示され
ている。電動式直接駆動装置１としては例えば直流モー
タを設けることができる。直流モータの駆動軸は、第１
図に図式的に示したミシン３の上軸２と整列している。

電動式駆動装置１には公知の回転数実際値及び位置パル
ス発生器４が付設されている。電動式駆動装置１と回転
数実際値及び位置パルス発生器４とは、導線５或いは６
を介して制御装置７と接続されている。

ミシン３は、公知の態様で、上軸２によって駆動される
クランク駆動装置８を有している。クランク駆動装置８
により、軸受９で支持されている針棒１０が上下に駆動
される。針棒１０の前端には針１１が装着されている。

ミシンのハウジング１２は、ハウジングスタンド１３を
介して基板１４と結合されている。

上軸２と整列している軸部分１５はベルト車１６を担持
している。ベル１へ車１６は、■ベルト１７を介して図
示していないミシン３の下軸を駆動する。

軸部分１５の後端１８にははずみ車１９が図式的に示し
た溝・ばね結合部２０を介して相対回転不能に、しかし
軸方向に離間可能に装着されている。

ミシン３のハウジング１２の外面には、即ち組み込まれ
た電動式駆動装置１の領域には、入力スイッチ２１．２
２として２つのキースイッチが設けられている。キース
イッチ２１．２２は、電動式駆動装置１を介して上軸２
を前進駆動或いは後退駆動させるため、且つこれに対応
して針１１を上下動させるために用いる。

第２図の回路図は、例えば直流モータとして形成される
電動式駆動装置１とミシン３との機械的な駆動結合を示
すものである。

制御装置７は、導線５により駆動段２３と出力最終段２
４とを介して電動式駆動装置１に接続されている。

回転数実際値及び位置パルス発生器４は電動式駆動装置
１と機械的に、例えば共通の軸部分１５により結合され
ている。回転数実際値及び位置パルス発生器４は、導線
６と増幅器或いはパルス整形器２５とを介して制御装置
７と接続されている。

供給電圧は、回路網供給装置２６と整流器２７と導線２
８とを介して出力最終段２４に供給される。

制御装置７には、回転数目標値パルス発生器２９と回転
方向切り換え器３０と２つの入力スイッチ２１．２２が
接続されている。入力スイッチ２１．２２はキースイッ
チとして形成され１両者を交互に操作することによって
上軸を段階的に左旋回させたり、右旋回させる。

上述したような構成により、通常の縫製駆動ではずみ車
１９を用いずに作業を行い、一方例えば糸通しのために
必要な針位置法めを行うことができる。例えばはずみ車
のカバー等の特別な保護手段は必要ない。

保守時には、機械的な調整作業を行うためはずみ車１９
を装着することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はミシンの一部を断面にて示した本発明によるミ
シンの電動式駆動装置と制御装置を示す図、第２図は本
発明による回路の構成図である。 】・・・・・電動式駆動装置 ２・・・・・上軸 ７・・・・・制御装置 １９・・・・・はずみ車

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）ミシンの上軸を介して上端位置と下端位置との間
   を往復動可能な針を有し、上軸と直接に駆動結合され、
   且つ制御装置を介して回転数可変に制御可能なミシンの
   電動式駆動装置において、制御装置（７）と電気的に接
   続されている少なくとも１つの入力スイッチ （２１、２２）が設けられ、該入力スイッチ（２１、２
   ２）は、電動式駆動装置（１）をステップ操作するため
   の各命令パルスによって電動式駆動装置（１）が、従っ
   て上軸（２）がある一定の所定のステップ幅を得るよう
   に前記命令パルスを入力させることを特徴とする電動式
   駆動装置。 （２）キースイッチとして形成される２つの入力スイッ
   チ（２１、２２）が設けられ、そのうち１つの入力スイ
   ッチは、電動式駆動装置 （１）を第１の方向へ移動させるための命令パルスを生
   じさせ、第２の入力スイッチは、電動式駆動装置（１）
   を第２の方向へ移動させるための命令パルスを生じさせ
   ることを特徴とする、特許請求の範囲第１項に記載の電
   動式駆動装置。 （３）はずみ車（１９）が、電動式駆動装置（１）の駆
   動軸と駆動結合している軸（１５）に着脱可能に装着さ
   れていることを特徴とする、特許請求の範囲第１項また
   は第２項に記載の電動式駆動装置。