JP2003236283A - ミシンの手動回転装置 - Google Patents
ミシンの手動回転装置Info
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- JP2003236283A JP2003236283A JP2002041512A JP2002041512A JP2003236283A JP 2003236283 A JP2003236283 A JP 2003236283A JP 2002041512 A JP2002041512 A JP 2002041512A JP 2002041512 A JP2002041512 A JP 2002041512A JP 2003236283 A JP2003236283 A JP 2003236283A
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Abstract
る怪我の発生を軽減するとともに、手動プーリの操作性
を良くするようにしたミシンの手動回転装置を提供す
る。 【解決手段】 ミシンアームにケーシングされた上軸
と、クラッチ板を出力軸に有し上軸にカップリングを介
して連結されたミシンモータと、ミシンモータのクラッ
チ板に係合する係合板を有し上軸を手動で回転させる手
動プーリ軸とを備えたミシンの手動回転装置において、
ミシンモータの出力軸と手動プーリ軸とを直交させた。
Description
れた上軸を手動で回転させ、糸通し等の作業を容易に行
うためのミシンの手動回転装置に関するものである。
実開平5−31779号公報に示されているように、ミ
シンアームに配置された手動プーリを用いて行うように
したものが広く知られている。手動プーリは、手操作を
容易にするためのもので、手動プーリ軸の一端に固定さ
れている。手動プーリ軸の他端は係合板(クラッチ板)
を備え、手動プーリ軸はミシンアームの軸受に回転かつ
スライド可能に支持されている。手動プーリ軸の係合板
はミシンモータの出力軸に付設されたクラッチ板に接離
可能となっており、係合板とクラッチ板との係合時に手
動プーリの回転操作が上軸に伝達される。
構成からなるミシンの手動回転装置においては、ミシン
モータの出力軸と手動プーリ軸とが直線的に配置されて
いるので、手動プーリ軸が作業者の縫製位置より側方に
離れてしまい、手操作を行い難くなるという問題があっ
た。また、手動プーリ軸の係合板とミシンモータのクラ
ッチ板との係合を離間する付勢部材が配置されている
と、両板の係合状態を保つのが困難となっていた。従っ
て、本発明の課題は、ミシン駆動中において手動プーリ
付近で生じる怪我の発生を軽減するとともに、手動プー
リの操作性を良くするようにしたミシンの手動回転装置
を提供することを目的としたものである。
成するために、ミシンアームにケーシングされた上軸
と、クラッチ板を出力軸に有し上軸にカップリングを介
して連結されたミシンモータと、ミシンモータのクラッ
チ板に係合する係合板を有し上軸を手動で回転させる手
動プーリ軸とを備えたミシンの手動回転装置において、
ミシンモータの出力軸と手動プーリ軸とを直交させたこ
とを特徴とする。
に配置するとともにミシンモータのクラッチ板をカップ
リング近傍に配置するのが望ましい。また、手動プーリ
軸をミシンアームに対して回転かつスライド可能に支持
するとともに、手動プーリ軸のスライドをストッパーで
係止するのが望ましい。さらに、手動プーリ軸を略水平
に延ばしておくとよい。
プーリ軸とを直交させているので、手動プーリ軸が作業
者の縫製位置に近づいて手操作が行いやすくなる。そし
て、ミシンモータをミシンアームの外側に配置させてい
るので、ミシンモータの放熱性がよく、ミシンモータの
クラッチ板をカップリング近傍に配置させると、装置全
体をコンパクトにできる。そして、ミシンモータのクラ
ッチ板と手動プーリ軸の係合板とが離間状態となるよう
に手動プーリ軸をストッパーで係止させておくと、手動
プーリ軸がミシンモータの駆動に連動して強制的に回転
されない。また、ストッパーの係止を解除させている時
に作業者は手動プーリ軸をフリーでスライドできるか
ら、手操作時にミシンモータのクラッチ板との係合状態
を容易に維持できる。特に、手動プーリ軸を略水平に延
ばすようにしておくと、手動プーリ軸自体がスライドす
ることもなく、また、作業者は手を肩より高く上げる必
要がない。
図面を用いて説明する。ミシンアームMAはミシンベッ
ドMBの長手方向と交差する方向に延びており、作業者
は両者の接続部分より右側に立ちミシンベッドMBの長
手方向に面して縫製作業を行う。上軸1はミシンアーム
MAにケーシングされ、ミシンベッドMBに内含された
下軸(図示せず)とロッド等で連結されている。上軸1
はカップリング2a,2bを介してミシンモータ3に接
続されている。ミシンモータ3は、ミシンアームMAに
付設されたブラケット4に固定され、ミシンアームMA
の外側に位置している。ミシンモータ3の出力軸5はカ
サ歯車6(クラッチ板)を備えている。
持用の軸受8を設けている。手動プーリ軸7は、略水平
に延びており、軸受8に回転かつスライド可能に支持さ
れている。軸受8にはストッパー9が付設されている。
ストッパー9は回動により軸受8の内部にねじ込まれ、
手動プーリ軸7のスライドを係止する。手動プーリ軸7
の一端は手動プーリ7aを備え、その他端はカサ歯車1
0(係合板)を備えている。手動プーリ7aは全体的に
手動プーリ軸7の径より大きく形成されている。ブラケ
ット4は安全スイッチ11を付設しており、この安全ス
イッチ11は手動プーリ軸7のカサ歯車10に係合して
いる。
ストッパー9を回動させ、手動プーリ軸7のスライド係
止を解除させる。手動プーリ7aを押圧して手動プーリ
軸7を矢印X方向にスライドさせると、手動プーリ軸7
のカサ歯車10がミシンモータ3のカサ歯車6に噛み合
って係合状態となる。この時、手動で手動プーリ7aを
回転操作すると、その運動が上軸1に伝達されることと
なる。また、手動プーリ軸7のスライド時に安全スイッ
チ11がカサ歯車10と不係合状態になり、ミシンモー
タ3によるミシン駆動命令が無効になる。
ライドを係止させた手動プーリ軸の状態について詳述し
ていないが、該手動プーリ軸を回転させないようにして
もよく、また、ストッパーのねじ込み部を許容する円周
溝を手動プーリ軸に設け、ストッパーによる係止時に手
動プーリ軸を回転可能な構成にしてもよい。さらに、本
実施の形態では、手動プーリ軸を略水平に延ばしていた
が、これに限定されるわけでない。例えば、手動プーリ
軸を斜め下方に延ばすようにし、手動プーリをより下方
に配置させるようにしてもよい。
ーリ軸を作業者の縫製位置に近付けたので、その手操作
を容易に行うことができる。また、ミシンモータの放熱
性を向上させたので、ミシン駆動の高速化を図ることが
できる。更に、手動プーリ軸のスライドをストッパーで
係止させているので、ミシン駆動中の危険回避を向上で
きる。そして、手操作時に手動プーリ軸の係合板とミシ
ンモータのクラッチ板との係合状態を付勢部材の作用を
受けずに維持でき、その操作性を向上させることができ
るという効果を奏する。
す全体斜視図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 ミシンアームにケーシングされた上軸
と、クラッチ板を出力軸に有し上軸にカップリングを介
して連結されたミシンモータと、ミシンモータのクラッ
チ板に係合する係合板を有し上軸を手動で回転させる手
動プーリ軸とを備えたミシンの手動回転装置において、
ミシンモータの出力軸と手動プーリ軸とを直交させたこ
とを特徴とするミシンの手動回転装置。 - 【請求項2】 ミシンモータがミシンアームの外側に配
置され、ミシンモータのクラッチ板がカップリング近傍
に配置されている請求項1記載のミシンの手動回転装
置。 - 【請求項3】 手動プーリ軸がミシンアームに対して回
転かつスライド可能に支持され、手動プーリ軸のスライ
ドがストッパーで係止されている請求項1または2に記
載のミシンの手動回転装置。 - 【請求項4】 手動プーリ軸が略水平に延びている請求
項1ないし3に記載のミシンの手動回転装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002041512A JP2003236283A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | ミシンの手動回転装置 |
CN03106135A CN1439761A (zh) | 2002-02-19 | 2003-02-19 | 缝纫机的手动旋转装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002041512A JP2003236283A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | ミシンの手動回転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003236283A true JP2003236283A (ja) | 2003-08-26 |
JP2003236283A5 JP2003236283A5 (ja) | 2005-07-21 |
Family
ID=27781900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002041512A Pending JP2003236283A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | ミシンの手動回転装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003236283A (ja) |
CN (1) | CN1439761A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120077868A (ko) * | 2010-12-31 | 2012-07-10 | 주식회사 썬스타 | 재봉기의 상축 회전 속도 제어 방법 |
CN102644169B (zh) * | 2011-02-18 | 2014-11-12 | Juki株式会社 | 送出臂型缝纫机 |
-
2002
- 2002-02-19 JP JP2002041512A patent/JP2003236283A/ja active Pending
-
2003
- 2003-02-19 CN CN03106135A patent/CN1439761A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1439761A (zh) | 2003-09-03 |
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