JPS5934980A - 開閉体の支持構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は１本体に開閉可能に取付けられている開閉体を
開状態に支持するための支持構造に関するものである。

斯る支持構造の一例として、自動車のエンジンルーム」
二縁に開閉可能に取付けられているフートを開状態に支
持する構造が存在するが、従来に於ける該構造はサポー
トロッド１を第１図Ａに示す如く一本の金属棒体で構成
し、且つその両端部１ａ・１ｂに図示する如きフック状
及びクランク状の折曲加工を施し、第１図Ｂに示す如く
該端部１ａ・１ｂをフード側即ちフートパネル２の裏側
に接合された補強パネル３に穿設した係入孔と、対応す
る車体パネル即ちラジェータコアサポートのアッパレー
ル４等に設けた係入孔の夫々に直接係着するごとにより
、ツー１へを開状態に支持する構造であった。

然し乍ら、該従来構造にあっては長さの異なるサポート
ロット１を複数本携帯していれば兎も角、一本のサポー
トロットＩの場合には該サポートロッド１の長さに即し
た角度でしかフードを開状態に支持することができず、
この為点検・整備の位置或いは程度等の必要に応じてフ
ードの開き角度を自在に調整することは全く不可能であ
った。

而して、本発明は上記従来の開閉体の支持構造の欠点に
鑑み案出されたもので、開閉体の側縁と対応する本体側
縁のどちらか一方に少なくとも１つの係止部を設け、且
つ他方に複数の保持部を設けて、該保持部の１つと上記
係止部にサポートロットの両端部を係着する構成とする
ことにより、上記欠点を有効に解決せんとするものであ
る。

以下、本発明を図示する一実施例に基づいて詳述する。

図面は、本発明を自動車のエンジンルームに開閉可能に
取付られている開閉体たるフードの支持構造として実施
応用した一例を示す。該支持構造は第２図に示す如くフ
ード側の側縁即ちフードパネル２の裏側に接合した補強
パネル３の側縁に係止部としの係入孔１１を穿設すると
共に、車体のエンジンルーム側縁即ち上記補強パネル３
の係入孔１１と対応する車体パネル部位即ちフードリッ
チパネル上縁４′に取付孔１２ａ・１２ｂを一間隔をお
いて穿設し、且つ該車体側の取付孔１２ａ−１２ｂに２
個の保持部を有する係止具１３を取付けて、該係止具１
３のいずれか一方の保持部と上記フード側の係入孔１１
にサバ−１−ロンドの両端部を係着する構成である。

係止具Ｉ３は合成樹脂で一体成形するものとし、第３図
Ａ−Ｂに示す如く長方形状の基板１４上面に後述するサ
ポートロットを横倒状態で嵌合保持するｆＥ８ｃ字形状
の保持部１５ａ−１５ｂを一定間隔をおいて有する構成
であると共に、該保持部１５ａ・１５ｂの各開口縁にテ
ーパー案内面１６と抜止用突起１７を形成し、且つ基板
１４の下面には保持部１５ａ・］、　５　ｂを車体の前
後方向に位置させる状態で上記車体側の取付孔１２ａ・
１２ｂに夫々係入される弾性変形可能な矢尻形状を呈す
る脚部１８ａ・１８ｂを有する構成である。尚。

図示では」二両保持部１５ａ・１５ｂを同一方向に開口
しているが、両者１５ａ・１５ｂを互いに逆方向に開口
することも可能である。

他方、サポートロッドＩ９は合成樹脂棒体又は従来と同
様金属棒体で構成し、第４図に示す如くその両端部１９
ａ・］、　９　ｂに同形の簡単なフック形状を施こす。

依って１本実施例に係る支持構造でフートを開状態に支
持するに際し、上記係止具１３の保持部中前位の保持部
１５ａを選択してフートを開状態に支持しようとする場
合には、第５図Ａに示す如く車体側の取付孔１２ａ・１
２ｂに脚部１８ａ・１８ｂを介して取付けられている係
止具１３に、予じめ横列状態で保持されているサポート
ロット１９の後端部１９ｂ側のみを、第５図Ｂに示す如
く後位の保持部１５ｂがら嵌合を解除して引出し、該サ
ポートロッド１９を第５図Ｃに示す如くスライドさせて
、自身の先端部］、　９　ａを前位の保持部１５ａに係
着させながら引起こした後、サポー１−ロッド１９の上
記後端部１９ｂをフート側の係入孔１１に単に係着すれ
ば、ツー］−は第６図に示す如く比較的狭角度で開状態
に支持されることとなる。

又、逆に係止具Ｊ３の後位の保持部１５ｂを選択してフ
ードを開状態に支持しようと子る場合には、上記と同様
な操作でサポー１−ロッド１９の後端部１９ｂを該後位
の保持部１５ｂに係着して引起こし、該サポートロッド
１９の先端部］９ａをフード側の係入孔１１に係着すれ
ば、フートは第７図に示す如く比較的広角度で開状態に
支持されることとなる。

又、車体側に穿設した取付孔１２ａ・１２ｂに２個の保
持部１５ａ・＋５ｂを有する合成樹脂製の係止具１３を
取付ける構成は、第５図Ａに示す如く該両保持部１５ａ
・１５ｂで不使用のサポー１−ロッド１９を収納するこ
とがｏＪ能となるので、既述した如くサポートロットＩ
９の一方端部のみの保持を解除して引出して、該一方端
部のみをフードの係入孔１１に係着たけで、フードの開
状態が提供できるので、サポー１ヘロソ１−１９自体の
係着及び取外作業が頗る容易となる。尚、」二型実施例
では１つの係止具に２つの保持部を一体に形成したが、
各保持部を別々に車体に取（＝Ｊけるようにしてもよい
し、文数も２つに限らす適宜数個設けることが可能であ
る。更に、係止部たる係入孔も複数設けたり、或いは単
なる係入孔でなく同様の保持部を設けたりクリップによ
る係脱構造としても良い。

以上の如く、本発明に係る支持構造は開閉体の側縁と対
応する本体側縁のどちらか一方に少なくとも１つの係止
部を設け、且つ他方に複数の保持部を設けて、該保持部
の１つと」二型係止部にサポートロットの両端部を係着
して開閉体を開状態に支持することを特徴とするもので
あるから、保持部に対するサポートロットの係着位置を
自由に選択して、開閉体を所望の角度で支持することが
ｉｉＪ能となった。

又、特に本発明に係る支持構造を上記実施例に示した如
く自動車のフートの支持構造として応用すれば、例えば
エンジン冷却のためにツー１−を開く場合でも、必要以
」二にフードを開く必要がなく開閉操作が容易になると
共に、ツー１−枢支部近辺の部品の整理・点検の場合に
は大きな開角度で開閉体を支持できるので作業に支障が
ない。又、中休側に取（＝Ｊられている係止具の保持部
に不使用のサポートロフトを保持できるので、走行振動
等より該サポートロットがガタつく心配も全くない。

更に、少なくとも車体側にはサポートロットの端部を直
接係着しないで済むから、サポートロットの取扱作業時
に車体パネルを傷つけてサビを発生させる心配もない。

尚、斯る応用に際してサポートロット自体を合成樹脂棒
体で構成すれば、金属サポートロッドと比し頗る軽諷と
なり、車体の軽量化の要請に合致することは勿論のこと
、サポートロットに対する腐蝕防止の表面処理加工を不
要とすると共に、）、−ド支持時にエンジン熱が伝熱さ
れて高温になることがないので、従来の金属サポートロ
ットの伝熱による取扱上の不便も併せて一掃できること
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａはフートを開状態に支持する従来構造に供され
るサポートロッドの全体形状を示す平面図、同図Ｂはフ
ードを開状態に支持した状態を示す自動車の要部斜視図
、第２図は本発明に係る支持構造に関する係止部及び保
持部の形成位置を示す第１図Ｂと同様の要部斜視図、第
３図Ａ−Ｂは本発明に係る支持構造に供される保持部を
有する係止具の一実施例を示す斜視図及び正面図、第４
図はサポートロッドの全体形状を示す平面図、第５図Ａ
−Ｂ−Ｃは本発明に係る支持構造の一実施例でフードを
開状態に支持するまでの作業工程を順番に示す要部斜視
図、第６図は本発明に係る支持構造でフードを挟角に支
持した状態を示す要部側面図、第７図は同じく広角に支
持した状態を示す要部側面図である。 １１・・・フード側の係入孔（係止部）、１２ａ・］、
　２　ｂ・・・車体側の取付孔、１３・・・係止具、１
５ａ−１５ｂ・・・保持部、Ｉ９・・・サポートロッド
、１９ａ・１９ｂ・・・端部 特許出願人　　　日産自動車株式会社 特許出願人　　　加藤発条株式会社 第１図（Ａ） ａ 第１図（Ｂ） 第２図 第３図（Ａ） ≦ ≧ 第４図　　　　　　　　＼ ９ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ 第５図（Ｃ） ２ 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本体に開閉可能に取付けられている開閉体の側縁及び対
   応する本体側縁のどちらか一方に少なくとも１つの係止
   部を設けると共に、他方には一定間隔をおいて複数の保
   持部を設け、開閉体を開状態に支持するサポートロット
   を上記保持部に係脱自在に保持させて、サポートロット
   の使用時には複数の保持部の１つを選択してサポートロ
   ッドの一端を支持させ、サポートロッドの他端を他方の
   上記係止部に係着させることにより、開閉体を適宜角度
   の開状態に支持するように構成したことを特徴とする開
   閉体の支持構造。