JPS5934835A

JPS5934835A - 殺虫片

Info

Publication number: JPS5934835A
Application number: JP57146729A
Authority: JP
Inventors: 杉山　豊比古; 洋山口; 井口　辰興; 正人高橋
Original assignee: Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Current assignee: Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority date: 1982-08-24
Filing date: 1982-08-24
Publication date: 1984-02-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明ｄ−殺虫片に関し、更に詳しくはゴキブリなどの
１［０周性の衛生害虫を殺滅する殺虫片に関する１、（ＩＬ来、ゴギフリなどの同面性の衛生害虫を殺滅する
だめの殺虫取分全塗布し／こテープ寸たけノートが知ら
れてい／こが、本発明者らは、研究中にこれらには以下
の欠点があることを知っ／こ１、すなわち、その殺虫成
分が常温で液体のものは、虫体への転着が容易であるた
め殺虫効力は高いけれども、時間の経過につれて塗布成
分の凝縮や流れ出しを生ずる。また、殺虫成分が固体の
ものは、この欠点はないが、虫体への転着が不良で殺虫
効力が弱いので、虫体への転着を良くして殺虫効力を強
めるためにケロシンなどの溶剤に溶解して液状として用
いた場合には、常温で液体の殺虫成分を用いた場合と同
様の欠点を生じるようになる。

本発明者らは、液状の殺虫成分（常温で液体の殺虫成分
および固体殺虫成分を溶液とした液状の殺虫成分金いう
。）を用いた場合に生ずるこれらの欠点を解消すべく棹
々研究の結果、油脂、ロウ。

高級パラフィン系炭化水素などの町融性脂状固体物質と
液状の殺虫成分とを混溶した調製物を使用することによ
り前記欠点を解消することに成功し、本発明を完成した
。

本発明の殺虫片は、油脂、ロウ、高級パラフィン系炭化
水素、高級脂肪酸、高級アルコールおよび高級脂肪酸エ
ステルからなる群より選んだ１種捷たけ２　ｆｉｌｉ以
上の可融性指状固体物質と液状の殺虫成分との混溶した
調製物をフィルム状の不滲透性相体に塗布した殺虫片で
ある。

本発明において、町融性脂状固体物質は、常温では固体
であるが、４０℃前後以上に加温することにより溶融し
て液体となる物質を意味し、油脂。

ロウ、高級パラフィン系炭化水素、高級脂肪酸。

高級アルコールおよび高級脂肪酸エステルの中から１神
または２種以上を選んで使用することができる。１プことえば、油脂としては、カカオ脂、モクロウ。

牛脂、硬化魚油、硬化鯨油、パーム油、硬化ヒマ／油な
ど金、ロウとしてはミツロウ、カロナウバロウ、ラノリ
ン、水添ラノリン、硬質ラノリン。

カンテリラロウ、セラックロウなどを、高級ノ々ラフイ
ン系炭化水素としてはワセリン、パラフィン。

オシゲライト、セレンン、マイクロクリスタリン・ワッ
クスなどを、高級脂肪酸としてはラウリン酸。

ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸などヲ、筒級アルコールとしてはセタノ−ル、ステア
リルアルコール、セチルアルコール。

アラキルアルコール、ベヘニルアルコ−ルナトラ、高級
脂肪酸エステルとしてはステアリン酸メチル。

ノナテカン酸メチル、アラキン酸メチル、バルミチン酸
ドデノル、パルミチノ酸テトラドデフルなどを用いるこ
とができる。

常温で液状の殺虫取分とは、本来常温で液体状の殺虫成
分および常温で固体状の殺虫成分を適当な溶媒に溶解し
て液体状としたものを意味する。

たとえば、殺虫成分は、固体状のものとしてはプロポク
サー、レスメスリン、フタルスリンなどを、液体状のも
のとしてはペルメトリン、ｄ−フェノトリン、ダイアジ
ノン、フェニトロチオン、マラチオンなどを用いること
ができる１、混溶した調製物は、液状の殺虫成分とその
１１５０〜１０倍量、好ましくは１部４〜４倍量の町融
性脂状固体物質とを加温、溶融して混合することによっ
て調製される。液状殺虫成分と可融性指状固体物質との
配合割合は、混溶した調製物の融点が４０〜６０℃程度
になるように適宜定めることかできる。

相体は、フィルム状で、混溶した調製物中の齢透成分の
滲出全防止できる物質で作ら才していれば足りる９、た
とえば、合成樹脂フィルム（月−”　ＩＪエチレン、ポ
リエステル、ポリビニールなト）、金属Ｒ？ｉ　（−ア
ルミ箔、錫箔など）など全使用すること力；できる。１本発明の殺虫ｊ−１は、たとえば次のようにして製ｊ告
することができる。

ずなわら、常温で液体の殺虫Ｉ成分はそのまま、’ｊ：
’＋　（晶で固体の殺虫成分はケロシンなどの適当な溶
媒に溶’ＩＱ’（して液体状とした後、これとｊ商当量
の＝丁融性脂状固体物質とケ５０〜８０℃に７７Ｉ＋温
、削；ｍして混合し、混溶Ｍ４製物をつくる。これを溶
％、ｌｔ状！Ｉすか、または必要があれば適当な溶媒に
溶解した溶液状ｐすで、１００ＣｒＩ当りｉ　〜ｉ　ｏ
　ｏ　ｍ’ｉの殺虫成分が含有されるように、常法によ
り、フィルレ去状不滲透ｉｊ：」ｌｊ−！体に塗布し、
殺虫片を製造する。

本発明の殺虫片は、貯厭中に塗布成分の凝釉ｄ。

流れ出し、担体への吸着などの経時変化を起すことなく
、製造時の状態をながく保持することができる。

次に本発明の殺虫片の効果を明らかにする試験例とその
製造例を示す実施例を挙げて、本発明を具体的に説明す
る。

試験例１ペルメトリン１部に対して、各種の可融性指状固体物質
をそれぞれ１部４部、１部、４部を加え、溶融、混合し
て、混溶調製物をつくり、これ全列ポリエステルフィル
ム（５ｃｍ　Ｘ　１００’ｏｎ　）　ｉＣヘ／レメトリ
ンとして５　ｍｑ　／　１００　ｃａ施用して均一に塗
布し殺虫片を調製した。

この殺虫片を４０℃で１ケ月、垂直状態に保存ｉ−て凝
集および流れ出しの有無を調べだが、いずれも凝集およ
び流れ出しは全く認められなかった。

また、との混溶調製物の融点を測定した。その結果を第
１表に示す。

第　　　１　　　表試験例２ペルメトＩＪン１部に対して白色ワセリンをそれぞれ１
部２部、１部、２部を用い、試験例１に準じて混浴調製
物をペルメトリンとして５　ｍｇ　／　１００ｃ７７１
施用し７た殺虫片を調製した。

ペルメトリンのみを塗布した殺虫片を対照として、１）
（Ｉ記調製殺虫片全それぞれ室温で５グ月および４０℃
で１グ月垂直状態に保存して凝集および流れ出しの有無
を計量べた。

ペルメトリンのみを塗布した殺虫片には、いずれの場合
も凝集や流れ出しが認められたが、試験例１に準じて調
製した殺虫片には、いずれの場合も凝集や流れ出しは認
められなかった。

試験例６ベルメトリン１部に対して、白色ワセリンをそれぞれ１
部２部、１部を用い、試験例１に準じて、塗布用混溶調
製物を、ペルメトリンとしてそれぞれ５　ｍｙ／　１０
０　ｃｒｌおよび２．５　ｍｙ　／　１００　ａＩ施用
して殺虫用全調製した１、５０　ｃＴ＋ｌ　Ｘ　５０　ｃｒｒｒのステンレストレ
ーに１紙を敷キ、ソのトレーの一隅に７エルター、その
−隅と対角線」二にある一隅に餌と水を配置し、チャバ
ネゴキブリを放って十分慣らした後、餌と水の近くに前
記調製殺虫片（５ｃｎｎＸ　１０ａｉ）ｋ設置し、ペル
メトリンのみを塗布した殺虫片を対照として２４時間後
の供試虫の致死率を調べた１、その結果を第２表に示す
。

第２表　２４時間後致死率（％）実施例ペルメトリン１０２と白色ワセリン５グとを６０℃に加
温、溶融して常温でペースト状態である混合物を調製し
、これを５　ＣｍＸ　１００　ｃｎｌのポリニスデルフ
ィルムに２０ｍｙ　／　１００　ｏｒｌ施用して均一に
塗布し、殺虫片を得た。

この殺虫ハについて試験例２に準じた保存試験を・行乙
っ／ζが、室温保存および４０℃保存のいずれにおい−
Ｃも凝集および流れ出しは認められなかっだ、１また、
この殺虫片について、チャバネゴギブリ雄５０頭を用い
、試験例３に準じて２４１ｆ；’１’　１ｊ４１後致死
率を調べ、１００％の致死率を得た。

実施例２フェニトロチオン１０７．白色ワセリン１０２゜ゲイロ
ウ２５２を用い、実施例１に準じて殺虫片を調製した。

この殺虫片について試験例２に準じた保存試験を行なっ
たが、室温保存および４０℃保存のいずれにおいても凝
集および流れ出しは認められなかった。−、また、この
殺虫片について、チャバネゴキフリ雄５０頭を用い、試
験例３に準じて２４時間後致死率を調べ、９６％の致死
率を得た。

実施例６レスメスリン１０り、ケロンン２１．白色ワセリン８７
を用い、溶融温度を８０℃とし、実施例１に準じて殺虫
片を調製した。

この殺虫片について試験例２に準じた保存試験を行なっ
たが、室温保存および４０℃保存のいずれに」７・い−
Ｃも凝集および流れ出しは認められなかっ／こ１、寸だ、この殺虫ハについて、チャバネゴキブリＪ１１５
０　ｖＪ’ｊ　ｉ用い、試験例６に亭して２４時間後致
死率をルーｉべ、１００％の致死率を得た。。

実施例４フタルスリン１０２とミリスチン酸８２とを用い、溶融
温度を８０℃とし、実施例１に準じて殺虫片を調製した
。

この殺虫片について試験例２に準じた保存試験を行なっ
たが、室温保存および４０℃保存のいずれにおいても凝
集および流れ出しは認められなかった。

また、この殺虫片について、チャバネゴキブリＨ１：ｓ
　ｏ頭を用い、試験例６に準じて２４時間後致死率を調
べ、９０％の致死率を得た。

特許出願人　　大正（薬株式会社代理人　弁理士　　北　川　富　造

Claims

【特許請求の範囲】１）　　／＋Ｉ＋脂、ロウ、高級パラフィン系炭化水素
。高級脂肪酸、高級アルコールおよび高級脂肪酸エステル
からなる群より選んだ１種寸だは２神以上の町融性脂状
固体物質と常温で液状の殺虫成分とを混溶した調製物を
フィルム状の小滲透性担体に塗布した殺虫片。