JPS593478B2 - 高純度2,2,4−トリメチル−4−(4−ビドロキシフエニル)クロマンの回収方法 - Google Patents
高純度2,2,4−トリメチル−4−(4−ビドロキシフエニル)クロマンの回収方法Info
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- JPS593478B2 JPS593478B2 JP48065732A JP6573273A JPS593478B2 JP S593478 B2 JPS593478 B2 JP S593478B2 JP 48065732 A JP48065732 A JP 48065732A JP 6573273 A JP6573273 A JP 6573273A JP S593478 B2 JPS593478 B2 JP S593478B2
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- Japan
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- chroman
- hydroxyphenyl
- trimethyl
- bisphenol
- high purity
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D311/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
- C07D311/02—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D311/04—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
- C07D311/58—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Pyrane Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は少なくとも98重量%の純度を有する2・2・
4−トリメチル− 4−(4−ヒドロキシ5 フェニル
)クロマンを得るための方法に関する。
4−トリメチル− 4−(4−ヒドロキシ5 フェニル
)クロマンを得るための方法に関する。
クロマン−Iは米国特許第3697481号明細書に記
載されている如く、2・2−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパンおよびカ−ボネ−トプリカ−サ−の反
応からポリカ−ボネ−トを10製造するに当たつて分子
量調節剤として価値を有する。クロマン−Iは市場では
容易に入手できない。
載されている如く、2・2−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパンおよびカ−ボネ−トプリカ−サ−の反
応からポリカ−ボネ−トを10製造するに当たつて分子
量調節剤として価値を有する。クロマン−Iは市場では
容易に入手できない。
これは2・2=ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン(以後ビスフエノ−ル−Aと称する)を″5 作る
ためアセトンとフェノ−ルとの反応の生成物であること
が見出された。反応の副生成物流には本質的にクロマン
−I)パラ−ビスフェノ−ル−Aおよびオルト−パラ−
ビスフエノ−ル−Aを含有している。この反応において
フェノ−ルは、酸・0 結合縮合剤の存在下、場合によ
つては硫黄含有触媒の存在下にアセトンと反応させる。
反応はアセトン1モルについてフェノ−ル少なくとも3
モルを用い、結合剤として塩化水素を使用して80℃以
下で行なうのが好ましい。結晶ビスフェノ−ル’5−A
は通常の既知の方法で副生成物から分離される。この時
副生成物流は前述した如き材料を含有している。高純度
クロマン−Iが非常に簡単でかつ効率良く上述した副生
成物流から得られることをここに0 見出した。
パン(以後ビスフエノ−ル−Aと称する)を″5 作る
ためアセトンとフェノ−ルとの反応の生成物であること
が見出された。反応の副生成物流には本質的にクロマン
−I)パラ−ビスフェノ−ル−Aおよびオルト−パラ−
ビスフエノ−ル−Aを含有している。この反応において
フェノ−ルは、酸・0 結合縮合剤の存在下、場合によ
つては硫黄含有触媒の存在下にアセトンと反応させる。
反応はアセトン1モルについてフェノ−ル少なくとも3
モルを用い、結合剤として塩化水素を使用して80℃以
下で行なうのが好ましい。結晶ビスフェノ−ル’5−A
は通常の既知の方法で副生成物から分離される。この時
副生成物流は前述した如き材料を含有している。高純度
クロマン−Iが非常に簡単でかつ効率良く上述した副生
成物流から得られることをここに0 見出した。
本発明方法によれば、クロマン−I、p−p−ビスフエ
ノ−ル−AおよびO−p−ビスフエノ−ル−Aを含有す
る副生成物流を少なくとも2N濃度の水性苛性アルカリ
で処理して副生成物流を溶解する。副生成物流を溶解し
たとき、形5 成される溶液のpHは無機酸を加えるこ
とによつて少なくとも10の値、好ましくは11〜12
の値に規制する。非常に高純度のクロマン−Iの結晶が
溶液から晶出する。次いで結晶を液体相から分離し、よ
り高い純度とするため再結晶できる。実施例塩化水素結
合剤の存在下にアセトン1モルについてフエノール3モ
ルを反応させることによつてビスフエノール一Aを作る
ための反応から、以後、ベンゼン異性体流と称する副生
成物流を得た。
ノ−ル−AおよびO−p−ビスフエノ−ル−Aを含有す
る副生成物流を少なくとも2N濃度の水性苛性アルカリ
で処理して副生成物流を溶解する。副生成物流を溶解し
たとき、形5 成される溶液のpHは無機酸を加えるこ
とによつて少なくとも10の値、好ましくは11〜12
の値に規制する。非常に高純度のクロマン−Iの結晶が
溶液から晶出する。次いで結晶を液体相から分離し、よ
り高い純度とするため再結晶できる。実施例塩化水素結
合剤の存在下にアセトン1モルについてフエノール3モ
ルを反応させることによつてビスフエノール一Aを作る
ための反応から、以後、ベンゼン異性体流と称する副生
成物流を得た。
このベンゼン異性体流を溶解するのに充分な2.5N水
性水酸化ナトリウム溶液で処理した。ベンゼン異性体流
は本質的にクロマン−1.p−p−ビスフエノール一A
およびo−pビスフエノール一Aを含有していた。かく
して得られた溶液のPHを約38℃でリン酸で約11.
6に規制した。沈澱が生成し、これを沢過し、7〜8の
ラフイネートPHで洗浄し、約110℃で8時間乾燥し
た。結晶を赤外線スペクトル分析およびガスクロマトグ
ラフイで分析し、分析では沈澱がクロマン−1、即ち2
・2・4−トリメチル−4−(4−ヒドロキシフエニル
)クロマンであることを示した。沈澱の純度はクロマン
−1約95重量%であることが判つた、これは更に本質
的に純粋なクロマン−1を達成するためイソプロパノー
ルまたはエチレンジクロライドで再結晶して少なくとも
98重量%まで精製した。本発明の実施に当たつて使用
する水性テルカリ溶液は2N〜20N濃度であり、好ま
しくは2N〜5N濃度である。
性水酸化ナトリウム溶液で処理した。ベンゼン異性体流
は本質的にクロマン−1.p−p−ビスフエノール一A
およびo−pビスフエノール一Aを含有していた。かく
して得られた溶液のPHを約38℃でリン酸で約11.
6に規制した。沈澱が生成し、これを沢過し、7〜8の
ラフイネートPHで洗浄し、約110℃で8時間乾燥し
た。結晶を赤外線スペクトル分析およびガスクロマトグ
ラフイで分析し、分析では沈澱がクロマン−1、即ち2
・2・4−トリメチル−4−(4−ヒドロキシフエニル
)クロマンであることを示した。沈澱の純度はクロマン
−1約95重量%であることが判つた、これは更に本質
的に純粋なクロマン−1を達成するためイソプロパノー
ルまたはエチレンジクロライドで再結晶して少なくとも
98重量%まで精製した。本発明の実施に当たつて使用
する水性テルカリ溶液は2N〜20N濃度であり、好ま
しくは2N〜5N濃度である。
Claims (1)
- 1 2・2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
を作るためのフェノールとアセトンの反応の副生成物流
から2・2・4−トリメチル−4−(4−ヒドロキシフ
ェニル)クロマンを回収する方法において、2・2・4
−トリメチル−4−(4−ヒドロキシフェニル)クロマ
ン、p・p′−ビスフェノール−Aおよびo−p′−ビ
スフェノール−Aを含有する副生成物流を少なくとも2
N濃度の水性アルカリ溶液で処理して副生成物流を溶解
せしめ、形成された溶液のpHを少なくとも10.0の
値に規制して純粋の2・2・4−トリメチル−4−(4
−ヒドロキシフェニル)クロマンを沈澱せしめ、固体の
形で2・2・4−トリメチル−4−(4−ヒドロキシフ
ェニル)クロマンを分離させることを特徴とする純粋な
2・2・4−トリメチル−4−(4−ヒドロキシフェニ
ル)クロマンの回収方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US272799 | 1972-07-18 | ||
US00272799A US3825562A (en) | 1972-07-18 | 1972-07-18 | Process for recovering 2,2,4-trimethyl-4-(4-hydroxyphenyl)chroman |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS4951280A JPS4951280A (ja) | 1974-05-18 |
JPS593478B2 true JPS593478B2 (ja) | 1984-01-24 |
Family
ID=23041334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP48065732A Expired JPS593478B2 (ja) | 1972-07-18 | 1973-06-11 | 高純度2,2,4−トリメチル−4−(4−ビドロキシフエニル)クロマンの回収方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US3825562A (ja) |
JP (1) | JPS593478B2 (ja) |
DE (1) | DE2335854C2 (ja) |
FR (1) | FR2193015B1 (ja) |
GB (1) | GB1385603A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6139467A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-25 | ヒロセ電機株式会社 | 電気接触子 |
JPH0521315B2 (ja) * | 1983-08-15 | 1993-03-24 | Amp Inc |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4749799A (en) * | 1986-06-02 | 1988-06-07 | General Electric Company | Preparation of chromans |
US5773633A (en) * | 1995-08-01 | 1998-06-30 | General Electric Company | Process for crystallizing chroman-I from an impure mixture |
DE19629988A1 (de) * | 1996-07-25 | 1998-01-29 | Basf Ag | Verfahren zur Polymerisation von Vinylchlorid |
-
1972
- 1972-07-18 US US00272799A patent/US3825562A/en not_active Expired - Lifetime
-
1973
- 1973-05-22 GB GB2437573A patent/GB1385603A/en not_active Expired
- 1973-06-11 JP JP48065732A patent/JPS593478B2/ja not_active Expired
- 1973-07-12 FR FR7325645A patent/FR2193015B1/fr not_active Expired
- 1973-07-14 DE DE2335854A patent/DE2335854C2/de not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0521315B2 (ja) * | 1983-08-15 | 1993-03-24 | Amp Inc | |
JPS6139467A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-25 | ヒロセ電機株式会社 | 電気接触子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB1385603A (en) | 1975-02-26 |
US3825562A (en) | 1974-07-23 |
DE2335854C2 (de) | 1982-06-16 |
FR2193015A1 (ja) | 1974-02-15 |
DE2335854A1 (de) | 1974-01-31 |
FR2193015B1 (ja) | 1977-02-18 |
JPS4951280A (ja) | 1974-05-18 |
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