JPWO2002022533A1 - 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンの製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明によれば、フェノールと3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン(TMC)を酸触媒の存在下で反応させ、得られた反応混合物から1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(BPTMC)のフェノールアダクト結晶を分離し、次いで、このアダクト結晶からフェノールを除去して、BPTMCを得るBPTMCの製造方法において、上記アダクト結晶を芳香族炭化水素溶媒と水とからなる晶析溶媒に溶解させた後、BPTMCの結晶を析出させ、次いで、この結晶を40〜60℃の範囲の温度で濾過することを特徴とする方法が提供される。このような方法によれば、残留フェノールのみならず、ナトリウム、塩素、硫黄等の微量不純物を著しく低減した高純度品を工業的に安定して得ることができる。

Description

技術分野
本発明は、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(以下、BPTMCという。)の製造方法に関し、詳しくは、フェノールと3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン(以下、TMCという。)との酸縮合反応によるBPTMCの製造において、反応生成物として得られるBPTMCのフェノールアダクト(付加物)結晶を晶析、濾過して、残留フェノールのみならず、微量不純物であるナトリウム、塩素及び硫黄を著しく低減した高純度品を安定して得ることができるBPTMCの製造方法に関する。
背景技術
近年、BPTMCは、例えば、光ディスクをはじめ、光学製品用の合成樹脂原料、例えば、光学用ポリカーボネート樹脂の原料として用いられており、これらの用途には、反応副生物のみならず、反応生成物の精製処理において生成する高沸点副生物や着色性副生物、残留フェノールやナトリウム等の微量不純物成分を含まず、しかも、着色のない高純度製品を高選択率、高収率で、工業的に安定して製造することが求められている。
従来、BPTMCを製造するには、通常、フェノールとTMCを酸触媒の存在下に反応させ、反応終了後、得られた反応混合物を中和し、また、水分を除去した後、冷却して、BPTMCのフェノールアダクト結晶を晶析分離し、このアダクト結晶を脱フェノールして、BPTMCを得る。このアダクト結晶を脱フェノールするには、従来、蒸留や蒸発法が一般的であるが、しかし、これらの方法によるときは、得られるBPTMCが熱劣化して、着色するおそれがある。
例えば、特開平2−88634号公報には、塩化水素ガスを触媒とし、アルキルメルカプタン類を助触媒として用いて、溶媒の不存在下に、又は不活性有機溶媒の存在下に、フェノールとTMCを反応させた後、未反応フェノールを水蒸気蒸留で留去する方法が記載されている。また、反応終了後、反応混合物を水に加え、更に、アルカリを加えて中和し、加温、冷却し、水相を除去し、残留物として、目的とするBPTMCを得ることも記載されている。
また、特表平8−505644号公報には、塩酸を触媒とし、オクタンチオール等のアルカンチオールを助触媒として用いて、フェノールとTMCを反応させた後、反応混合物に水を加えてスラリーとし、これを濾過してBPTMCとフェノールとの1:1アダクト(付加物)結晶を得、温水中やトルエンのような有機溶媒中で砕き、脱フェノールして、目的とするBPTMCを得る方法が記載されている。
しかし、従来、BPTMCのフェノールアダクト結晶を有利に脱フェノール処理して、高純度BPTMCを安定して得る方法については、何も知られていない。
他方、例えば、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(以下、ビスフェノールAという。)については、従来、ビスフェノールAの精製方法、特に、ビスフェノールAのフェノールアダクト結晶を脱フェノールして、高純度ビスフェノールAを得る方法が幾つか、提案されている。例えば、特開平4−29947号公報には、フェノールを含むビスフェノールAをフェノールと芳香族炭化水素溶媒とからなる混合溶媒に溶解させた後、晶析して、ビスフェノールAの精製品を得る方法が記載されている。
また、特開平5−294871号公報には、ビスフェノールAのフェノールアダクト結晶を水に溶解させた後、冷却して、ビスフェノールAを析出させ、これを芳香族炭化水素溶媒を用いて再結晶して、ビスフェノールAの精製品を得る方法が記載されている。
しかしながら、アセトンとフェノールの縮合反応によるビスフェノールAの生成挙動から、3個のメチル基を有する脂環族ケトンであるTMCとフェノールの縮合反応によるBPTMCの生成挙動を予測することは困難であり、まして、BPTMCのフェノールアダクト結晶から残留フェノールのみならず、ナトリウム、塩素、硫黄等の微量不純物を著しく低減した高純度品を安定して収率よく得る方法は、従来、知られていない。
本発明は、フェノールとTMCとの酸縮合反応によるBPTMCの製造における上述したような問題を解決するためになされたものであって、反応生成物として得られたBPTMCのフェノールアダクト結晶を晶析して、残留フェノール量が少なく、安定しており、しかも、ナトリウム、塩素、硫黄等の微量不純物を著しく低減した高純度品を工業的に得ることができる方法を提供することを目的とする。
発明の開示
本発明によれば、フェノールと3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンを酸触媒の存在下で反応させ、得られた反応混合物から1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンのフェノールアダクト結晶を分離し、次いで、このアダクト結晶からフェノールを除去して、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンを得る1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンの製造方法において、上記アダクト結晶を芳香族炭化水素溶媒と水とからなる晶析溶媒に溶解させた後、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンの結晶を析出させ、次いで、この結晶を40〜60℃の範囲の温度で濾過することを特徴とする方法が提供される。
発明を実施するための最良の形態
本発明によれば、フェノールとTMCを酸触媒の存在下に反応させ(反応工程)、反応終了後、得られた反応混合物にアルカリ水溶液を加えて中和すると共に、加温して、生成したBPTMCのフェノールアダクト結晶を溶解させて、反応混合物を溶液とした後、これを冷却して、アダクト結晶を析出させ、これを濾過することによって(一次晶析濾過工程)、アダクト結晶を得る。
本発明によれば、このようなアダクト結晶を芳香族炭化水素溶媒と水とからなる晶析溶媒に加え、好ましくは、0.2〜0.4MPa程度の加圧下に、100〜130℃の範囲の温度に加熱して、上記アダクト結晶を晶析溶媒中に溶解させる。
上記芳香族炭化水素溶媒は、加温したとき、BPTMCを溶解させ、これを冷却したときは、BPTMCの溶解度が低下するものであればよく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の比較的低沸点溶媒が好ましく用いられ、特に、トルエンが好ましく用いられる。
このような芳香族炭化水素溶媒と水とからなる晶析溶媒において、芳香族炭化水素溶媒の割合は、通常、55〜75重量%の範囲であり、好ましくは、60〜70重量%の範囲である。また、上記晶析溶媒の使用量は、アダクト結晶100重量部に対して、通常、150〜400重量部の範囲であり、好ましくは、200〜300重量部の範囲である。この晶析溶媒の使用量がアダクト結晶100重量部に対して、400重量部よりも多いときは、精製処理の容積効率が低く、他方、アダクト結晶100重量部に対して、150重量部よりも少ないときは、目的物であるBPTMCからの残存フェノールや微量不純物の除去が不十分となるので好ましくない。
本発明によれば、このように、BPTMCのフェノールアダクト結晶の晶析溶媒として、上記芳香族炭化水素溶媒を用いることによって、BPTMCに含まれる残留フェノールを容易に除去することができ、同時に、上記芳香族炭化水素溶媒と共に水を用いることによって、混合溶媒へのBPTMCの溶解性が向上して、容積効率が向上すると共に、BPTMC中の微量不純物を容易に除去することができる。
本発明によれば、このようにして、アダクト結晶を上記晶析溶媒に溶解させた後、得られた混合物から水相を分液等により分離し、得られた油相を冷却して、BPTMCを結晶として析出させ、これを濾過することによって、BPTMCの精製品を得る。
このような精製操作によれば、通常、1回の操作で十分に目的とするBPTMCの高純度品を得ることができるが、必要により、精製操作を複数回行なってもよい。しかしながら、通常、複数回の精製操作によれば、目的とする製品の収率は、その回数に応じて低下する。
上記油相からBPTMC結晶を析出させる温度は、通常、70〜100℃の範囲であり、好ましくは、80〜90℃の範囲である。この析出温度が低すぎるときは、精製効率が悪くなり、他方、高すぎるときは、得られる製品の純度が低くなる。
本発明によれば、このようにして得られるBPTMC結晶中の残存フェノールの量を安定して低く維持するためには、析出したBPTMC結晶を濾過する際の温度が重要である。この濾過温度は、好ましくは、40〜60℃の範囲であり、特に、好ましくは、45〜55℃の範囲である。この濾過温度が低いときは、得られるBPTMC結晶中の残存フェノール量が多くなると共に、濾過時間が長くなるにつれて、残存フェノール量が多くなる。反対に、濾過温度が高いときは、目的とするBPTMC結晶の収率が低下する。
通常、BPTMC結晶中の残存フェノールの量は、濾過時間によって影響されるが、しかし、一般に、濾過時間を一定に保つことは困難であるので、本発明によれば、濾過温度を上記範囲とすることによって、濾過時間が変動しても、得られるBPTMC結晶中の残存フェノールの量を安定して低く維持することができる。
産業上の利用分野
以上のように、本発明によれば、フェノールと3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンを酸縮合反応において、反応生成物として得られるBPTMCのフェノールアダクト結晶を芳香族炭化水素溶媒と水とからなる晶析溶媒から晶析させ、特に、40〜60℃の範囲の温度で濾過することによって、残存フェノールが少なく、また、濾過時間が変動しても、製品中の残存フェノール量の変化が殆どなく、安定しており、更に、ナトリウム、塩素及び硫黄の微量不純物が著しく低減された高純度品を安定して得ることができる。
実施例
以下に参考例と実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
参考例1
温度計、滴下漏斗、還流冷却器及び攪拌機を備えた1L容量の四つ口フラスコにフェノール188g(2.0モル)、水9.9g、75%リン酸水溶液0.5gを仕込み、温度を20℃とし、攪拌下に、反応系内を窒素ガスで置換した後、塩化水素ガスを導入した。反応容器内のガス組成を分析して、塩化水素ガスの容積濃度を80%に調整した。
温度を20℃に保持しながら、メチルメルカプタンナトリウム塩の15%水溶液21gを滴下し、次いで、フェノール188g(2.0モル)と3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン70.0g(0.5モル)との混合物を3時間で滴下した。滴下終了後、温度を20℃に保持しながら、更に、3時間、反応を行なった。
反応終了後、得られた反応混合物を液体クロマトグラフィーで分析したところ、目的とするBPTMCの存在収率(BPTMCの生成モル量/原料TMCのモル量)は89.3%であった。
反応終了後、得られた反応混合物を40〜50℃の温度に保ちながら、これに18%水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pH6.5に中和した。次いで、このように中和した反応混合物を95℃まで昇温し、生成したBPTMCのアダクト結晶を溶解させた後、水相を分液除去し、得られた油相を30℃まで冷却して、BPTMCのフェノールアダクト結晶を析出させ、これを遠心濾過して、BPTMCのフェノールアダクト結晶177.9gを得た。
このようにして得られたアダクト結晶は、液体ガスクロマトグラフィー分析の結果、BPTMC133.4g、フェノール44.2g、その他0.3gからなるものであり、また、微量不純物は、ナトリウム170ppm(原子吸光分析)、塩素200ppm(誘導結合プラズマ発光分析)、硫黄30ppm(誘導結合プラズマ発光分析)であった。
実施例1
温度計、圧力計及び攪拌機を備えた1L容量のオートクレーブに、参考例1で得られたBPTMCのフェノールアダクト結晶177.9g、トルエン266.9g及び水88gを仕込み、系内を窒素ガスで置換した後、密閉し、オートクレーブ内を温度120℃に昇温し、攪拌して、アダクト結晶を溶解させた。この後、攪拌を停止し、そのまま30分間静置した後、水相を分液により分離し、得られた油相を50℃まで冷却して、BPTMC結晶を析出させた。温度を50℃に保ちながら、上記油相を直ちに遠心濾過して、BPTMC結晶を得た。
このBPTMC結晶を温度110℃、圧力20mmHgの条件下に4時間、減圧乾燥し、溶媒を除去して、BPTMCの精製品111.5gを得た。アダクト結晶に対する収率は83.55%であり、また、得られた結晶は、液体クロマトグラフィー分析の結果、純度99.9%、フェノール含量100ppmであり、微量不純物は、ナトリウム0.4ppm(原子吸光分析)、塩素0.27ppm(誘導結合プラズマ発光分析)、硫黄0.6ppm(誘導結合プラズマ発光分析)であった。
これらBPTMCの精製品の分析結果と共に、上記油相の所定温度での保持時間とその温度(濾過温度)を第1表に示す。
実施例2
実施例1において、フェノールアダクト結晶129.4g、トルエン194.2g及び水97.1gを用いると共に、得られた油相を16時間、50℃に放置した後、その温度で遠心濾過した以外は、実施例1と同様にして、BPTMCの精製品を得た。結果を第1表に示す。
実施例3
実施例1において、フェノールアダクト結晶129.4g、トルエン194.2g及び水97.1gを用いると共に、得られた油相を40時間、50℃に放置した後、その温度で遠心濾過した以外は、実施例1と同様にして、BPTMCの精製品を得た。結果を第1表に示す。
比較例1
実施例1において、フェノールアダクト結晶129.4g,トルエン194.2g及び水97.1gを用いると共に、得られた油相を22時間、30℃に放置した後、その温度で遠心濾過した以外は、実施例1と同様にして、BPTMCの精製品を得た。結果を第1表に示す。
比較例2
実施例1において、フェノールアダクト結晶129.4g、トルエン194.2g及び水97.1gを用いると共に、得られた油相を48時間、30℃に放置した後、その温度で遠心濾過した以外は、実施例1と同様にして、BPTMCの精製品を得た。結果を第1表に示す。
比較例3
実施例1において、フェノールアダクト結晶129.4g、トルエン194.2g及び水97.1gを用いると共に、得られた油相を30℃に冷却し、直ちに遠心濾過した以外は、実施例1と同様にして、BPTMCの精製品を得た。結果を第1表に示す。
比較例4
実施例1において、フェノールアダクト結晶129.4g、トルエン194.2g及び水97.1gを用いると共に、得られた油相を25℃に冷却し、直ちに遠心濾過した以外は、実施例1と同様にして、BPTMCの精製品を得た。結果を第1表に示す。
Figure 2002022533

Claims (1)

  1. フェノールと3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンを酸触媒の存在下で反応させ、得られた反応混合物から1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンのフェノールアダクト結晶を分離し、次いで、このアダクト結晶からフェノールを除去して、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3.5−トリメチルシクロヘキサンを得る1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンの製造方法において、上記アダクト結晶を芳香族炭化水素溶媒と水とからなる晶析溶媒に溶解させた後、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンの結晶を析出させ、次いで、この結晶を40〜60℃の範囲の温度で濾過することを特徴とする製造方法。
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