JPS638350A - 6,6’−ジヒドロキシ−3,3,3’,3’−テトラメチル1,1’−スピロビインダンの精製方法 - Google Patents

6,6’−ジヒドロキシ−3,3,3’,3’−テトラメチル1,1’−スピロビインダンの精製方法

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JPS638350A
JPS638350A JP15174386A JP15174386A JPS638350A JP S638350 A JPS638350 A JP S638350A JP 15174386 A JP15174386 A JP 15174386A JP 15174386 A JP15174386 A JP 15174386A JP S638350 A JPS638350 A JP S638350A
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JP
Japan
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spi
alkali
crude
organic solvent
spirobiindane
Prior art date
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Pending
Application number
JP15174386A
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English (en)
Inventor
Yoshimitsu Tanabe
良満 田辺
Keisaburo Yamaguchi
桂三郎 山口
Yukihiro Yoshikawa
幸宏 吉川
Kenichi Sugimoto
賢一 杉本
Teruhiro Yamaguchi
彰宏 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Publication of JPS638350A publication Critical patent/JPS638350A/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、6,6”−ジヒドロキシ−3,3,3′,3
′−テトラメチル−1,1°−スピロビインダン(以下
、SPIと称する)の精製方法に関する。更に詳しくは
、粗SP[に少量の有機溶剤とアルカリ水溶液を加え、
SPIをアルカリ全屈塩の結晶として分離精製し、鉱酸
により中和しSPIを晶出せしめる精製方法で、その品
質を損なうことなく容易に高収率で高純度のSPIを得
る方法に関するものである。
SPIは樹脂原料として有用な物質である。
(従来技術) SPIの製造方法は例えば米国特許第3.271,46
3号に記載の2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパンを硫酸中に140℃で処理して製造する方法、
マタ2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
を濃塩酸と共にオートクレーブ中too ℃で処理して
製造する方法、あるいはジャーナル・オブ・ケミカル・
ソサイエテイ(J、Chem、5oc)1962.41
5に記載の2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパンを臭化水素酸中にて加熱処理して製造する方法な
どが知られている。
また、本発明者らは、先に2.2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパンをペルフルオロアルカンスルホン
酸、脂肪族スルホン酸および超強酸性樹脂の存在下に加
熱処理してSPIを製造する方法(特願昭60−149
166 、特願昭60〜180500 、特願昭6O−
140406)を見出した。
これらいずれの製造方法においてもSPIを精製する必
要がある。従来ベンゼン、シクロヘキサン、石油エーテ
ル等の有機溶剤にて再結晶を行い精製する方法が知られ
ているが、この精製方法でSPIの高純度品を得るには
再結晶精製を繰り返し行わなければならない、このため
収率は低下し、精製に用いた溶剤の回収および残香の処
理等で経費と労力を要し好ましい方法とは云えない。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記のような問題点のないSPIの精製
方法について鋭意検討を行った。その結果粗sprに少
量の有機溶剤と理論量より過剰のアルカリ水溶液を加え
るとsprがアルカリ金属塩結晶として晶析し、他の不
純物はアルカリ塩となって溶解する事実を見出した。
即ち、本発明は粗SP+を含水有機溶剤中、アルカリで
処理し、SPIをアルカリ金属塩の結晶として分離精製
することを特徴とするSPIの精製方法である。
本発明の方法に使用する粗SP+は、公知の製造方法や
本発明者らが先に発明した製造方法により2.2−ヒス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの開裂反応で得ら
れるものであり、その純度は異なるが、通常、SPIを
50〜90%程度含有するものである。
本発明の方法に使用する有機溶剤としては、メチルアル
コール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等
のアルコール類、エチレングリコール、プロピレングリ
コール等のグリコール類、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、メチルセロソルブ等のエーテル類が挙げられるが
、これらのみに限定されるものでなく水と混合溶解する
有機溶媒はほとんど使用できる。
これら溶剤のうち、とくにアルコール類が好ましく、更
に好ましいのはイソプロピルアルコールである。
この有機溶剤の使用量は特に限定されないが、粗SPI
に対して0.2〜2重量倍が好ましい。
また使用するアルカリは、通常アルカリ金属の水酸化物
が多用され、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム等が挙げられる。好ましくは安価な
水酸化ナトリウムである。
このアルカリの使用量はSPIに対して当量以上あれば
良く、好ましくは2〜6当量である。このアルカリは水
溶液として使用する方が好都合であり、通常5〜20重
量%濃度で使用される。
このアルカリによる処理は、その温度、時間等は特に限
定されるものではない。温度は通常20℃〜80℃が好
ましい。
この処理によりSPI はアルカリ金属塩の結晶として
分離、精製される。
本発明の精製方法における一般的な実施Lii様として
2.2oビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを原
料として種々の方法で得られる粗SP[に所定量のを機
溶剤を加え溶解させた後、アルカリ水酸化物の水?8f
!1.を加え、SP[のアルカリ金属塩結晶を晶出させ
それを分離する、その後塩酸、硫酸等の鉱酸により中和
して目的物が得られる。
(作用と効果) 本発明の方法によれば少量の有機溶剤を使用することで
着色および微量の不純物の混入を防止できる。このため
、簡単な中和操作のみで極めて高純度の目的物が高収率
で得られる。
工業的に実施する上で安価であり極めて有利な精製方法
である。
(実施例) 以下、本発明の方法を実施例により更に詳細に説明する
実施例1 11セパラブルフラスコに2.2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン250g(1,1モル)とトリフ
ルオロメタンスルホン酸1gを装入して140〜150
℃で5時間反応させる。反応終了後直ちに副生ずるフェ
ノールを減圧蒸留により留去、回収する。これは粗SP
■であり高速液体クロマトグラフィーによる純度は75
%で収量は118g(0,29モル)であった。次いで
これにイソプロピルアルコール150gを装入し溶解す
る。この溶液に9%水酸化ナトリウム水溶?pi510
g 装入するとSPI のナトリウム塩の結晶が析出す
る。これを濾Aし、更に25%イソプロピルアルコール 83℃で30分間処理し、冷却、濾別し得られたナトリ
ウム塩結晶を水300m l中でスラリー液として希塩
酸水溶液により中和する。析出した結晶を濾別、水洗乾
燥して純度99.5χのSP[’AA相和物白色結晶を
85.3g(0,27モル) 〔粗SPIから精製収率
は93.72であった。〕得た。mρ182〜184℃
H 元素分析値(χ) 理論(J   79.4  7.9
分析値  ?9.2  8.0 次いで上記で得られたsprの2水和物結晶をベンゼン
中にて共沸により脱水した後、濾過乾燥してSPIの無
水和物白色結晶を得た。収量79gm+p 215〜2
17℃ H 元素分析値(χ) 理論値  81.82 7.79分
析値  81.65 7.69 M S =308(M” )、293(M−CH3)”
実施例2 純度69%の粗SPr  59.8g(0,13モル)
にエチルアルコール45gを装入し溶解する、この?f
I液に10%水酸化ナトリウム水?3W 220gを装
入すると、SPIのナトリウム塩結晶が析出する。これ
を濾過し、更に15%エチルアルコール水溶Wl 15
0m1に80〜83℃で30分間処理し、冷却、濾別し
得られたナトリウム塩結晶を水150m1中でスラリー
液とし希塩酸水溶液により中和する。析出した結晶を濾
別、水洗、乾燥して純度99.7χのSPI ’A水和
物白色結晶を39.9g(0,13モル) 〔粗SPI
からの精製収率は94%であった。〕得た。以下実施例
1と同様な操作によりSPI無水物の白色結晶を38g
得た。
実施例3 11セパラブルフラスコに2.2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン250g(1,1モル)とNaf
ion H12,5gを装入し140〜150℃で5時
間反応する0反応終了後冷却し60℃でNafionを
濾別し少量のトルエンで洗浄する。次いで直ちにトルエ
ンを留去し、次いで減圧蒸留にて副生ずるフェノールを
留去、回収し純度73%の粗sprを119g(0,2
8モル)ヲ得た。これにイソプロピルアルコール150
gを装入し溶解する。この?8液に9%水酸化ナトリウ
ム水溶液510g装入するとSPI のナトリウム塩結
晶が析出するこれを濾過し、更に25%イソプロピルア
ルコール水N液300m1にテ80〜83℃で30分間
処理し、冷却、濾別し得られたナトリウム塩結晶を水3
QOOml中でスラリー液とし希塩酸水溶液により中和
する。析出した結晶を濾別、水洗、乾燥して純度99.
6χのSPI ’A水和物を82g(0,26モル) 
〔粗SP■からの精製収率は92%であった。〕得た。
以下、実施例1と同様な操作によりSPI無水和物の白
色結晶を79g得た。
実施例4 純度62%の粗SP+93g(0,19モル)にジオキ
サン93gを装入しン容解する。このン容液に9%水酸
化ナトリウム水/8?1350gを装入するとSPI 
のナトリウム塩結晶が析出する。これを濾過し、更に1
0%ジオキサン水?8液150gにて80〜83℃で3
0分間処理し、冷却、濾別し得られたナトリウム塩結晶
を水3000ml中でスラリー液とし希塩酸水溶液によ
り中和する。析出した結晶を濾別、水洗、乾燥して純度
99.5χのSPI ’A水和物の白色結晶を55g(
0,17モル) 〔粗SPIからの精製収率は92%で
あった。〕得た。以下、実施例1と同様な操作によりS
PI無水和物の白色結晶を52g得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)粗6,6′−ジヒドロキシ−3,3,3′,3′−
    テトラメチル−1,1′−スピロビインダンを含水有機
    溶剤中、アルカリで処理することを特徴とする6,6−
    ジヒドロキシ−3,3,3′,3′−テトラメチル−1
    ,1′−スピロビインダンの精製方法。
JP15174386A 1986-06-30 1986-06-30 6,6’−ジヒドロキシ−3,3,3’,3’−テトラメチル1,1’−スピロビインダンの精製方法 Pending JPS638350A (ja)

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