JPS5934701B2 - ジアゾ化合物の製造法 - Google Patents

ジアゾ化合物の製造法

Info

Publication number
JPS5934701B2
JPS5934701B2 JP48077844A JP7784473A JPS5934701B2 JP S5934701 B2 JPS5934701 B2 JP S5934701B2 JP 48077844 A JP48077844 A JP 48077844A JP 7784473 A JP7784473 A JP 7784473A JP S5934701 B2 JPS5934701 B2 JP S5934701B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution
formula
mol
hydrazone
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP48077844A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS4980002A (ja
Inventor
ガレイジヤ− ジエラ−ド
ウオ−カ− テイレツク
ト−マス イ−ストリツク デイビツド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glaxo Laboratories Ltd
Original Assignee
Glaxo Laboratories Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glaxo Laboratories Ltd filed Critical Glaxo Laboratories Ltd
Publication of JPS4980002A publication Critical patent/JPS4980002A/ja
Publication of JPS5934701B2 publication Critical patent/JPS5934701B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C245/00Compounds containing chains of at least two nitrogen atoms with at least one nitrogen-to-nitrogen multiple bond
    • C07C245/12Diazo compounds, i.e. compounds having the free valencies of >N2 groups attached to the same carbon atom
    • C07C245/14Diazo compounds, i.e. compounds having the free valencies of >N2 groups attached to the same carbon atom having diazo groups bound to acyclic carbon atoms of a carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2603/00Systems containing at least three condensed rings
    • C07C2603/02Ortho- or ortho- and peri-condensed systems
    • C07C2603/04Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings
    • C07C2603/06Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings containing at least one ring with less than six ring members
    • C07C2603/10Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings containing at least one ring with less than six ring members containing five-membered rings
    • C07C2603/12Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings containing at least one ring with less than six ring members containing five-membered rings only one five-membered ring
    • C07C2603/18Fluorenes; Hydrogenated fluorenes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Pyrrole Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジアゾ化合物の製法に関する。
分子構造を害せずに、すなわち分子分裂あるいはたとえ
ば異性化およびラセミ化のような分子転位を起こさずに
反応性に富んだ有機酸に適用することのできる能率的な
エステル化が必要になつている。
このような方法は分子内の他の場所での化学的変化を可
能ならしめるためにしばしばカルボキシル基をエステル
化により保護する必要のあるセフアロスポリンおよびペ
ニシリンの抗生物質の製造に特に必要とされる。反応性
有機酸の処理に特に有用であることのわかつているエス
テル化剤の1種はジアゾアルカン特にジアゾメタンおよ
び置換ジアゾメタンを含み、そしてこれらは上記酸と反
応してしばしばほぼ化学量論的収率でそれぞれメチルエ
ステルあるいは置換メチルエステルを生ずる。
このようなエステル化剤は実験室的規模では広く用いら
れているけれども適当なジアゾアルカンを製造する商業
的に受容し得る方法がないためにこれらを工業的規模の
エステル化法で使用するには障害があつた。ジアゾ化合
物たとえばジアゾアルカンを製造するために最も普通に
使用されている現在の方法はN−アルキル−N−ニトロ
ソ尿素およびスルホンアミドを塩基で処理しそしてアル
デヒドおよびケトンのヒドラゾンをたとえば酸化第二水
銀、二酸化マンガン、過酸化ニツケル、酸化銀および四
酢酸鉛のような酸化剤で酸化することからなる。前者の
方法は使用されるN−ニトロソ化合物がしばしば不安定
で保存が困難でありそして若干の場合′こは発癌性の性
質を示す点において不利である。上記の酸化製法は比較
的安定で入手し易い物質が包含される点では好ましいが
これらの酸化剤は高価でしかも大抵の場合にはこれらが
再現性のある活性を示すことを確実にするためlこは注
意深い調製を必要とするという不利点がある。またある
場合には多量の酸化剤を必要としこれは望ましいことで
はない。有用なエステル化性質の外にジアゾアルカンは
価値あるアルキル化剤であるのでこれらを好都合に能率
よく製造する方法が必要とされる。
本発明者等はたとえばジアゾアルカンのようなジアゾ化
合物は塩基の存在下でヒドラゾンをある種の商業的に受
容し得る酸化剤で処理することによるか、あるいは酸化
反応を低温で行なう場合には続いて塩基で処理すること
により製造され得るということを見出した。すなわち本
発明の一つの特徴によれば、本発明は式〔式中R1は水
素原子またはR(Rはアルキルまたはアリール基、また
は0,NおよびSの1個またはそれ以上の原子を含む5
員または6員の複素環式基であり、場合により前記アリ
ール基および前記複素環式基は1個またはそれ以上のア
ルキルまたはアルコキシ基によつて置換されていてもよ
い)であり、R2は独立してRに対して定義された意味
を有するか、またはR1およびR2がその介在する炭素
原子とともに環状炭化水素基(それは1個またはそれ以
上のOまたはNにより中断されていてもよい)を形成す
る〕または式〔式中Raは(α−ジアゾベンジル)フエ
ニルでありそしてRbはフエニルである〕のジアゾ化合
物の製法を提供するものであり、そしてこの方法は式(
式中R1およびR2は上記に定義されたとおりである)
または式〔式中Ra5は(ベンゾィルヒドラゾン)フエ
ニルでありそしてRb″はフエニルである〕のヒドラゾ
ンを、塩基性条件下そして触媒の存在下または不存在下
に有機過酸、N−クロロコハク酸イミドまたはクロラミ
ンTを含む酸化剤と反応させることよりなる。
有機過酸の例として過酢酸またはm−クロロ過安息香酸
をあげることができる。
所望lこより過酸は反応系中において(たとえば過酸化
水素とヘキサフルオロアセトンから)生成されてもよい
過酢酸は本法で使用するのに特に好ましい酸化剤である
この反応は、酸化剤が有機過酸である場合には、特に酸
化触媒の存在下で行なうのが好ましい。
このような触媒の例としてはたとえば沃素あるいは沃化
物(たとえば沃化アンモニウムあるいは第4級アンモニ
ウムヨーダイド)あるいはたとえば臭化沃素のようなヨ
ードニウム塩、キノン(たとえばテトラクロロベンゾキ
ノンのようなベンゾキノン)あるいは金属陽イオン(た
とえば銅1あるいはn1コバルトHあるいは、ニツケル
Hあるいはマンガン,あるいは)をあげることができる
沃素あるいは沃化物を使用することは所望のジアゾ化合
物のより高い収量が有利に得られるので特に好ましい。
この反応は、有利lこは不活性である有機溶媒中で行な
うのが好都合である。
また溶媒の混合物を使用してもよい。適当な溶媒の例と
してはたとえば塩素化炭化水素(たとえばクロロホルム
、1,2−ジクロロエタンあるいはメチレンクロライド
)、芳香族炭化水素(たとえばトルエンあるいはテトラ
リン)、脂肪族エステル(たとえば酢酸エチルあるいは
酢酸ブチル)、ケトン(たとえばアセトンあるいはメチ
ルイソブチルケトン)、脂肪族炭化水素(n−ヘキサン
あるいはシクロヘキサン)、脂肪族ないし環状のエーテ
ル(たとえばジエチルエーテルあるいはテトラヒドロフ
ラン)、ニトリル(たとえばアセトニトリル)、アルコ
ール(たとえばメタノール、エタノールあるいはブタノ
ール)およびN,N−ジ置換アミド(たとえばジメチル
アセトアミド)をあげることができる。またこの反応は
均質な水性反応媒体、たとえば水およびエタノールある
いはアセトニトリルの混合物中で行なうこともできる。
あるいはまたこの反応は水および水と非混和性の有機溶
剤(たとえばメチレンクロライドのような塩素化炭化水
素)との混合物中で行なつてもよい。
このような状況、特に酸化剤が有機過酸あるいはN−ク
ロロコハク酸イミドもしくはクロラミンTである場合に
はジアゾ化合物の収率を増加させるために相転移触媒を
使用するのが好ましい。適当な相転移触媒の例としては
たとえば第4級アンモニウムの水酸化物あるいは塩(た
とえばテトラ−n−ブチルアンモニウム水酸化物、トリ
−n−オクチル−n−プロピルアンモニウムクロライド
)、いわゆるクラウンエーテル〔たとえば2,5,8,
15,18,21−ヘキサオキサトリシクロ(20.4
.0.0.9・14)ヘキサコサン〕あるいはホスホニ
ウム塩(たとえばヘキサデシルトリブチルホスホニウム
ブロマイドのようなアルキルホスホニウム塩)をあげる
ことができる。該相転移触媒は明らかに試薬の中間相転
移を助けるので反応速度を促進する。酸化触媒好ましく
は沃素あるいは沃化物はこれらの状況下で存在するのが
望ましい。ヒドラゾン()は溶媒に完全に溶解する必要
はないけれどもこの化合物の大きな割合が溶液外にある
と反応速度はより遅くなり得る。
このような場合にはその反応速度を増加させるために酸
化前にヒドラゾンの結晶を微粒子の大きさ(たとえば約
10μ)に粉砕するのが好都合である。無機および有機
の両方の塩基を本法で使用することができ、そしてこの
塩素は酸化反応条件に対して不活性であるのが好ましい
が、その塩基の酸化生成物が好ましくは効力の損失をも
たらさずそれ自体でヒドラゾン()を酸化し得ることを
条件として必ずしも不活性である必要はない。
すなわちたとえは水酸化ナトリウム水溶液を酸化剤とし
ての塩素と共に塩基として使用することができるのは生
成する次亜塩素酸ナトリウムがそれ自体でヒドラゾンを
酸化するからである。このような状況では酸化剤による
塩基の消費を考慮して過剰の塩基を通常用いるべきであ
る。一般に使用することのできる無機塩基の例としては
たとえばアルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化
物、重炭酸塩および炭酸塩、たとえばナトリウムあるい
はカリウムの水酸化物、重炭酸塩あるいは炭酸塩または
炭酸カルシウムをあげることができる。
無機塩基を用いる場合には前述のような水性媒体中でそ
の塩基を媒体中Eこ溶解するかあるいは懸濁させて行な
うのがよい。経済的には無機塩基を使用するのが一般的
には好ましい。本法で使用する有機塩基は実質的には酸
化条件に対して不活性であるのが望ましい。というのは
このような塩基は一般的には別の酸化作用化合物を与え
るために反応しないからである。すなわち適当な有機塩
基の例としてはたとえばテトラメチルグアニジンのよう
なグアニジン、たとえばテトラ−n−ブチルアンモニウ
ム水酸化物のような第4級アンモニウム水酸化物、たと
えばジメチルアセトアミドのような塩基性アミドあるい
は非酸化性の塩基性基を有する樹脂、たとえば水酸化物
あるいは塩(たとえば炭酸塩)の形態における第4級ア
ンモニウム樹脂をあげることができる。かかる塩基は一
般的には有機溶媒中の溶液あるいは懸濁液で使用するこ
とができそして水はその反応系から除くのがよい。酸化
後に水溶液洗浄により除去することのできる水溶性有機
塩基を使用するのが通常好都合である。酸化剤がそれ自
体塩基(たとえばクロラミン一T)である場合lこはさ
らlこ別の塩基の存在は不必要であることが認められる
この酸化反応は発熱的でありそしてたとえば一500〜
+100℃、好ましくは−15ば〜+30℃の温度で行
なうことができる。
この温度はある程度までは用いるヒドラゾンの性質に左
右される。反応の進行は赤外スペクトル分析を使用して
、たとえばジアゾアルカンに特有の領域2030〜20
80(V7l−1における強い吸収を調べることにより
追跡され得る。
あるいはまた紫外スペクトル分析を用いることもできそ
して多くの場合ジアゾ化合物の収量の定量的測定に特に
適している。若干の場合には未反応のヒドラゾンが存在
するかどうかを調べるのlこ価値のある技術である薄層
クロマトグラフィ一を使用して反応の進行を追跡するこ
とができる。また生成されたジアゾ化合物の量は酸性化
しそして発生する窒素量を測定することにより決定する
こともできる。本法はヒドラゾン()および塩基(およ
び適当ならば酸化触媒および/または相転移触媒)の混
合物を媒体中の溶液あるいは懸濁液状態で酸化剤を加え
ることにより行なうのが都合よくそしてその酸化剤の添
加速度および熱のコントロールは反応混合物の温度を−
50び〜+100℃に保つようにするのが好ましい。
しかしながらまた他の添加方法を使用してよく、たとえ
ば塩基および酸化剤をヒドラゾンの溶液に同時にそして
当量で加えてもよい。あるいはまた、塩基および酸化剤
を好ましくは低温であらかじめ混合し、そしてヒドラゾ
ン(および適当ならば酸イ日螺および/または相転移触
媒)の溶液あるいは懸濁液に加えることもできる。種々
の成分を有機溶媒中に一緒に入れる場合にはそれらの溶
媒は同じものである方が好ましい。この反応はヒドラゾ
ン1モル当たり0.5〜2.0モルたとえば0.9〜1
.5モルの酸化剤および0.5〜10モルたとえば0.
9〜5.0モルの塩基を使用して行なうのが都合よい。
一般には1,0〜1.4モルの酸化剤および存在するか
あるいは生成されるすべての酸を中和するに十分な塩基
が好ましい。水/水と非混和性の有機溶媒の系を使用す
る場合には約10のPHを保つように酸化剤と共に塩基
を同時にそして当量で加えるのが有利である。酸化触媒
を使用する場合にはその必要とされる量は一般に非常に
少なく、通常ヒドラゾンの1モル当たり10−1〜10
−6モル好ましくは10〜2〜10−4モルである。必
要とされる相転移触媒の量は一般的にはヒドラゾンの0
.1〜5重量%好ましくは1〜3重量%である。より高
水準の量の相転移触媒を使用してもよいが経済的理由か
ら望ましくない。広範囲のヒドラゾンを本法で用いるこ
とができ、そしてこれらはたとえばアルデヒドないしケ
トンから出発する標準方法、たとえば化合物RlR2C
O(式中R1およびR2は前述の意味を有する)とヒド
ラジンとの反応lこより製造される。
すなわち前記式1およびHにおいてR1および/または
R2は好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアルキル
基(たとえばメチル、エチル、n−プロピル1イソプロ
ピルなど)、アリール基(たとえぱフエニル、ナフチル
など)、好ましくは単環状でそのアルキル部分に1〜6
個の炭素原子を有するアルアルキル基(たとえばベンジ
ル)、1個あるいはそれ以上の0,NおよびSの原子を
有する5員環あるいは6員環の複素環式基(たとえば2
−チエニル、2−フリル、2−ピリジニル)、好ましく
はそのアルキル部分に1〜6個の炭素原子を有する複素
環置換アルキル基(たとえば2−チエニルメチル、2−
フリルメチルなど)であり、そして場合により前記アリ
ール基および前記複素環式基は1個またはそれ以上のア
ルキル、アルコキシまたはジアゾベンジル基によつて置
換されていてもよい。また、これらのヒドラゾンはさら
lこ別のヒドラゾン基を有してもよい。上記のアルアル
キル、アルキルおよび複素環式基は不飽和であつてもよ
い。あるいはまたR1およびR2は付属する炭素原子と
一緒になつて環状構造を形成することができ、その例と
してはたとえばシクロペンチル、シクロヘキシル、9−
フルオレニル、ピラニルあるいはピペリジニルであるこ
とができる。前述のように本発明方法により製造される
ジアゾ化合物は反応性有機酸のエステル化のための有用
な剤であり、たとえばペニシリンやセフアロスポリンの
ような化合物中に容易に除去し得るエステル基を導入す
るのに使用することができる。
この目的のために有用な式の化合物の例としてはたとえ
ば式中R1およびR2が生成するエステル基RlR2C
H−が低級(C1〜6)アルキル部分のC1原子に結合
する1個あるいは2個の炭素環状あるいは複素環状のア
リール基を有するアルアルキル基〔たとえばベンジル、
ジフエニルメチル、2−フリルメチル、ジ(2−チエニ
ル)メチル、フエニル(2−チエニル)メチルあるいは
9−フルオレニル〕、であるようなものである化合物を
あげることができる。しかしながらこの記載に限定され
るものではない。本発明者等は理論的考察に拘束される
ものではないが塩基の存在がその中に存在するかあるい
は酸化剤により生成されるすべての酸を結合することに
より(そうでない場合にはジアゾ化合物と反応しやすく
その分解を起こす)ジアゾ化合物の収量を高めるものと
考えられる。
またこの塩基はジアゾ化合物がさらにたとえば相当する
カルボニル誘導体に酸化される傾向を減少させてその酸
化条件を温和にするとも考えられる。ある場合、たとえ
ば−500〜−20℃のような低い反応温度が反応速度
を和らげるために用いられる場合にはヒドラゾンの酸化
中塩基の存在をなしですますことが可能であり、塩基は
その後にジアゾ生成物を安定化するために加えられる。
前述より本発明はまた塩基および、沃素、沃化物あるい
はヨードニウム塩からなる触媒の存在下で相当するヒド
ラゾンを酸化剤と反応させることからなるジアゾ化合物
の製法をも包含しそしてさらに塩基および相転移触媒の
存在下で水および水と非混和性の有機溶媒からなる反応
媒体中において相当するヒドラゾンを酸化剤と反応させ
ることからなるジアゾ化合物の製法を包含することが認
められる。これらの方法においてジアゾ化合物に酸化さ
れることのできるあらゆるヒドラゾンを使用することが
できそして同様にあらゆる適当な酸化剤を使用すること
ができる。適当なヒドラゾンおよび酸化剤の例としては
前述のものをあげることができる。次に本発明を実施例
により説明する。
実施例1〜4においてジアゾ化合物の生成はマゼンタカ
ラーの出現により、紫外線中におけるジフエニルジアゾ
メタンの特有な吸収スペクトルの存在を示すことにより
、赤外線中におけるジアゾアルカン基の特有な伸縮振動
数の出現によりそして酸の添加における窒素の発生によ
り判定される。
すべて温度は℃で表わされている。実施例 1 攪拌し且つ15でに冷却したベンゾフエノンヒドラゾン
(8.87,0.05モノ(ハ)および炭酸水素ナトリ
ウム(12.97,0,1535モル)の水性アセトン
(1:2混合物300m1)中混合物に、その間その温
度を15物に保ちながら過酢酸(38%W/Wの氷酢酸
溶液8.85m1,0.0.5モル)を60分間かけて
加える。
この反応混合物を水(200m1)で希釈し、その生成
物をジエチルエーテル(2X100m1)中Cこ抽出し
、つぎにそのエーテル抽出液を水(50m1)で洗浄す
る。
この赤色のエーテル抽出液はジフエニルジアゾメタンを
含有している。その溶液はペニシリンG1β−オキシド
フエニノレメチノレエステルの製造に使用され、その特
徴は標準物質に一致した。実施例 2 攪拌し囲つ15使に冷却したベンゾフエノンヒドラゾン
(19.6f,0.1モノ(ハ)およびピリジン(49
.6m1,0.614モル)のエーテル(100mi)
中混合物に、その間その温度を+15ルに保ちながら過
酢酸(380!)W/Wの氷酢酸溶液17.7m1,0
.1モル)を45分間かけて加える。
この反応混合物を水(2X100m1)で洗浄し、つぎ
にその水相をエーテル(150m1)で逆洗浄する。実
施例 3 攪拌し且つ15をに冷却したベンゾフエノンヒドラゾン
(19.6t,0.1モル)およびキノリン(36.4
m1,0.307モル)のエーテル(100m1)中混
合物に、その間その温度を+15ルに保ちながら過酢酸
(38%W/Wの氷酢酸溶液17.7m1,0.1モル
)を60分間かけて加える。
この反応混合物を水(2×200m1)で洗浄し、つぎ
にその水相をエーテル(50m0で逆洗浄する。実施例
4フエニル一2−チエニルジアゾメタン 攪拌し且つ15チに冷却したフエニル一2−チエニルケ
トンヒドラゾン(20.27,0.1モル)およびピリ
ジン(24,8m1,0.307モル)のN,N−ジメ
チルアセトアミド(100m1)中混合物に、その間温
度を+15ドに保ちながら過酢酸(38%W/Wの氷酢
酸溶液17.7TL1,0.1モル)を40分間かけて
加える。
その反応混合物を水(200m1)で希釈し、その生成
物をエーテル(3×100m1)で抽出し、つぎにその
エーテル抽出液を水(100m1)で洗浄する。
実施例1〜4で得られる溶液は蒸発させて固体のジアゾ
化合物を与えることができるが、そのジアゾ化合物をた
とえばエステル化の過程で直接使用するならばこれは勿
論不必要である。
実施例 5 (2−メチルフエニノ(へ)フエニルジアゾメタン沃素
(2m1,1%W/(10t/l)溶液)および1,1
,3,3−テトラメチルグアニジン(22.5m0を含
有する1,2−ジクロロエタン(50d)に溶解した(
2−メチルフエニル)フエニルケトンヒドラゾン(10
.5t,0.05モル)に過酢酸溶液(11.4d,1
.27×0.05モノ(ハ)を0酢で30分間かけて加
える。
加えたのちその混合物をさらに5分間撹拌する。この赤
色溶液を水(5×200m1)で洗浄、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、且つメスフラスコ中で250m1にする。
その一定量(50m1)を過剰の酢酸で処理するとNT
Pfこ補正して221m1の気体が得られ、これは収率
98.6%のジアゾアルカンに相当する。この化合物は
主吸収を2050CTfL−1およびλMax5l6n
mに示すことにより特徴づけられる。固体のエステル誘
導体は(5R,6R,1S,3S)一2,2−ジメチル
−6−フエニルアセトアミドベナム一3−カルボン酸1
−オキシドをクロロホルム中で一定量のジアゾアルカン
溶液を用いて処理することにより製造される。ガスの発
生が止むと、その微黄色の溶液を5%炭酸ナトリウム溶
液、水で洗浄し且つ有機溶媒を除去して得られたその有
機残留物を熱プロパン−2−オールから結晶化する。こ
の固体は、そのN.m.r.スペクトルおよび融点およ
びそのエステルの標準物質との混融点140〜145の
により(2−メチルフエニル)フエニルメチル(5R,
6R,3S,IS)−2,2−ジメチルペナム一6−フ
エニルアセトアミドペナム一3−カルボキシレート1−
オキシドであると同定される。実施例 6 フエニル(2−チエニル)ジアゾメタン 沃素(2Tn1,1%W/V(107/ノ)溶液)およ
び1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(22.5
m1)を含有する1,2−ジクロロエタン(50m1)
に溶解したフエニル(2−チエニル)ケトンヒドラゾン
(10.19,0.05モル)に00で30分間かけて
過酢酸溶液(11.4m1J.27×0.05モノ(へ
)を加え、さらに5分間撹拌する。
この赤色溶液を水(5×200m1)で洗浄し、硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、且つメスフラスコ中で250m1
にする。一定量(50m1)を過剰の酢酸で処理すると
NTPIこ補正して187m1の気体が得られ、これは
収率83.4%のジアゾアルカンに相当する。この化合
物は主吸収を2050c!n−1,λMax526nm
に示すこと、および(5R,6R,3S,1S)−2,
2−ジメチル−6−フエニルーアセトアミドペナム一3
−カルボン酸1−オキシドから実施例5に記載されたよ
うにして製造される結晶性のエステルの融点および標準
物質との混融点が130〜134融であることにより特
徴づけられる。
この製造されたエステルのN.m.r.スペクトルはそ
の構造lこ一致し、少量のプロパン一2−オール以外に
は不純物は示されない。実施例 7(2−フリル)ジア
ゾメタン 沃素(2m1,1%W/V(107/l)溶液)および
1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(26.4d
)を含有する1,2−ジクロロエタン(50wL1)中
の2−フルフルアルデヒドヒドラゾン(5.5f,0.
05モル)に過酢酸溶液(11.4d,1.27×0.
05モル)を−20溶で30分間かけて加える。
この混合物をさらに5分間攪拌するとその間穏やかにガ
スの発生が続く。この橙赤色溶液を氷冷水(5×200
m1)で洗浄し、メスフラスコ中で冷却した1,2−ジ
クロロエタンを用いて250m1にする。一定量(50
d)を過剰の酢酸で処理するとNTPに補正して191
m1の気体が得られ、これは収率85.4%のジアゾア
ルカンに相当する。この化合物は主吸収を2070CT
L−1,λMax498nmに示すことおよび(5R,
6R,3S,1S)−2,2−ジメチル−6−フエニル
ーアセトアミドペナム一3−カルボン酸1−オキシドか
ら実施例5に記載されたようにして製造される結晶性の
エステルの融点および標準物質との混融点が143〜1
46融であることにより特徴づけられる。
そのN.m.r.スペクトルはその構造に一致しており
、且つ不純物を示さない。同様の方法でシクロヘキサノ
ンヒドラゾンはジアゾシクロヘキサンに変換される。
実施例 8 ジフエニルジアゾメタン 沃素(4m1,1%W/V(10r/t)溶液)および
1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(45m11
)を含有するジクロロメタン(100d)に溶解したジ
フエニルケトンヒドラゾン(19.67,0.1モル)
に過酢酸溶液(23.5m1,1.30X0.05モル
)を0酢で60分間かけて加える。
この混合物をさらに15分間攪拌する。この赤紫色の溶
液を水(5X250m1)で洗浄、乾燥し且つメスフラ
スコ中で500m1にする。一定量を適当に希釈してU
Vで定量すると、ジアゾアルカンの収率は95.6%に
相当する。この化合物は主吸収を20500fL1,λ
Max525nmに示すことおよび(5R,6R,3S
,1S)−2,2−ジメチルペナム一6−フエニルアセ
トアミドペナム一3−カルボン酸1−オキシドから実施
例5に記載したようにして製造されるその結晶性のエス
テルの融点および標準物質との混融点が144〜146
融であることにより特徴づけられる。
この製造されたエステルのN.m.r.スペクトルはそ
の構造に一致し且つ不純物は示されない。実施例 9 p−メトキシベンジルジアゾメタン 沃素(2m1,1%w/V(10v/t)溶液)および
1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(26.4m
1)を含有する1,2−ジクロロエタン(501n1)
に溶解したp−メトキシベンズアルヒドヒドラゾン(7
.57,0。
05モル)に過酢酸溶液(11.4m1,1.27×0
.05モル)を−20で30分間かけて加え、さらに5
分間攪拌する。
この赤色溶液を氷冷水(5×200m1)で洗浄し、メ
スフラスコ中で250m1にする。過剰の酢酸を用いて
一定量(50wL1)を処理するとNTPに補正して1
72m1の気体が得られ、これは収率76.8%のジア
ゾアルカンに相当する。この化合物は主吸収を2060
CTrL−1,λMax5O9nmに示すことおよび(
5R,6R,3S,1S)−2,2−ジメチル−6−フ
エニルーアセトアミドペナム一3−カルボン酸1−オキ
シドから実施例5に記載したようにして製造されるその
結晶性のエステルの融点が146〜148る(文献記載
の融点149〜1504)であることにより特徴づけら
れる。
その製造されたエステルのN.m.r.スペクトルはそ
の構造に一致し且つ不純物は示されない。実施例 10 ジフエニルジアゾメタン 1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(7.00m
1)および沃素(2m1,1%W/V(10y/l)溶
液)を含有するジクロロメタン(100m0中のベンゾ
フエノンヒドラゾン(9.87,0.05モル)に固体
のm−クロロ過安息香酸(8.62t,0.05モル)
を0クで8分間かけて加える。
この赤紫色の溶液をO〜10でで30分間撹拌後、水(
3×150m0で洗浄する。一定量を適当に希釈し52
5nm1′UVにより定量するとジアゾアルカンの収率
は89.9%である。実施例 11ジフエニルジアゾメ
タン 沃素(2m1,1%W/(10t/t)溶液)を含有す
るジクロロメタン(100m1)中のベンゾフエノンヒ
ドラゾン(9.8y,0.05モル)に過酢酸(37.
5%溶液9.15m1,0.051モル)を−300で
15分間かけて滴加する。
この赤色溶液をさらに5分間攪拌する。トリエチルアミ
ン(0,22モル、31m1)を−30チで加え、放電
してその温度が上昇したのち水(5X250711)で
洗浄する。一定量を適当に希釈し525nmでUVによ
り定量するとジアゾアルカンの収率は44.6%である
。実施例 12 9−ジアゾフルオレン 1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(26.4m
1)および沃素(2m1,1%W/(107/l)溶液
)とともに1,2−ジクロロエタン(50m1)中の9
−フルオレノンヒドラゾン(9.77,0.05モノ(
ハ)に過酢酸溶液(11.4m1,1.27×0.05
モル)を10〜15液で25分間かけて加える。
このオレンジ色の溶液を15でで15分間撹拌し、水(
5×250m1)で洗浄し且つメスフラスコ中で250
Tn11こする。一定量(50m1)を過剰の酢酸で処
理すると、NTPに補正して193Tf11の気体が得
られ、これはジアゾアルカンの収率86,2%に相当す
る。この化合物は主吸収を2065crrL−1,λM
ax5OOnmに示すことおよび(5R,6R,3S,
1S)−2,2−ジメチル−6−フエニルアセトアミド
ペナム一3−カルボン酸1−オキシドから実施例5に記
載したようにして製造されるその結晶性のエステルの融
点および標準物質との混融点が154.5〜157おで
あることにより特徴づけられる。
その製造されたエステルのN.m.r.スペクトルはそ
の構造に一致し且つ不純物は示されない。実施例 13 フエニルジアゾメタン 1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(26.4m
1)および沃素(2m1,1%W/V(10t/t)溶
液)を含有する1,2−ジクロロエタン(50m1)中
のベンズアルデヒドヒドラゾン(5.95t,0.05
モル)′こ過酢酸溶液(1].4m1,1.27×0.
05モル)を00で12分間かけて加える。
穏やかに窒素を発生しているその赤色溶液をO〜−5か
で20分間攪拌後、水(5×250m1)で洗浄し、メ
スフラスコ中で250701にする。一定量(50m1
)を過剰の酢酸で処理するとNTPに補正して199T
11の気体が得られ、これはジアゾアルカンの収率88
.9%に相当する。この化合物は主吸収を2065cm
−1,λMax492nmlこ示すことおよび(5R,
6R,3S,1S)−2,2−ジメチル−6−フエニル
ーアセトアミドペナム一3−カルボン酸1−オキシドか
ら実施例5に記載したようにして製造されるその結晶性
のエステルが融点および標準物質との混融点147〜1
48がであることにより特徴づけられる。
その製造されたエステルのN.m.r.スベクトルはそ
の構造に一致し且つ不純物は示されない。実施例 15
ジフエニルジアゾメタン 沃素(2m1,1(!)W/V(10t/l)溶液)お
よび1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(6.6
m1,0.05モル)を含有するジクロロメタン(50
7r10中のベンゾフエノンヒドラゾン(9.8t,0
.05モル)に15ンでN−クロロサクシニミドを30
分間かけて徐々に加える。
この反応混合物を水(5×200m1)で洗浄し、メス
フラスコ中で250m1にする。一定量を適当に希釈し
525nmでUVにより定量すると、上記のジアゾアル
カンの収率は76.5%&こ相当する。実施例 16ジ
フエニルジアゾメタン 1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(21,3m
1)および硫酸銅(19.5η,7.25×10−5モ
ル)を含有する50%水性アセトニトリル(50m1)
中のベンゾフエノンヒドラゾン(9,87,0.05モ
ル)に過酢酸溶液(9.5m1,].08×0.05モ
ル)を20酢で60分間かけて加える。
この溶液を200で4時間撹拌したのち、ジクロロメタ
ン(2×100m1)で抽出し、その有機抽出液を合し
て水(5×250m1)で洗浄する。一定量を適当に希
釈し525nmでUVにより定量するとジアゾアルカン
の収率は35%に相当する。実施例 17 ジフエニルジアゾメタン 水(50m1)およびジタロロメタン(100m1)中
のベンゾフエノンヒドラゾン(19.6?,0.1モル
)に00でテトラブチルアンモニウムヒドロキシド溶液
(ト).89m1,40%溶液)を加える。
その,Hを氷酢酸を用いて10に調節し、沃素(4m1
,1%W/V(107/l)溶液)を加える。この攪拌
溶液に過酢酸溶液(17.8m1,1.0×0.1モル
)を00で15分間かけて加え、この際水酸化ナトリウ
ム溶液を同時に加えることlこよりそのPHをほぼ10
に調節する。添加後、その二相系を00で30分間攪拌
し、分離した有機層を水(2×250m1)で洗浄する
。一定量を適当に希釈し525nmでUにより定量する
と上記のジアゾアルカン収率は78.6%に相当する。
実施例 18ジフエニルジアゾメタン その方法および実1験の量は実施例17のそれと全く同
じであるが、ただし上記の有機溶媒を酢酸エチルlこ代
える。
一定量を適当に希釈し525nmでUVにより定量する
と、ジアゾアルカンの収率は64.2%に相当する。実
施例 19 ジフエニルジアゾメタン ジクロロメタン(100m1)および水(50m1)中
のベンゾフエノンヒドラゾン(19.6V,0.1モル
)にトリオクチルプロピルアンモニウムクロリド(1.
26t,2.92ミリモル)および沃素(4m1,1%
W/(10t/l)溶液)を加える。
この攪拌された系に過酢酸溶液(17.8m1,】.0
×0.1モル)を00で15分間かけて加えるが、その
際水酸化ナトリウム溶液を同時に加えることによりその
PHをおよそ10に調節する。00でさらに30分間攪
拌したのち、その赤色の有機層を水(1×150m1,
2×250m1)で洗浄する。
一定量を適当に希釈し525nmにおいてUにより定量
すると上記のジアゾアルカンの収率は84.9%に相当
する。同様の方法でトリオクチルプロピルアンモニウム
クロリドをテトラブチルアンモニウムクロリド、テトラ
ブチルアンモニウムヨージド、ベンジルトリエチルアン
モニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムク
ロリドおよびベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキ
シドに代えてもジフエニルジアゾメタンが高収率で得ら
れる。
実施例 20 ジフエニルジアゾメタン この実施例において、その方法および実1験の量は実施
例17と同一であるが、そのPHをおよそフ10に調節
するために水酸化ナトリウムの代りに希アンモニア溶液
を使用する。
一定量を適当Cこ希釈し525nmにおいてUVにより
定量すると、上記のジアゾアルカンの収率は71.1%
に相当する。実施例 21 2−チオフエンジアゾメタン 沃素(2m1,1%W/(10t/l)浴液)および1
,1,3,3−テトラメチルグアニジン(26.4m1
)を含有する1,2−ジクロロエタン(50m1)中の
2−チオフエンアルデヒドヒドラゾン(6.3y1純度
80(!),0.04モノ(ハ)に過酢酸溶液(11.
4m1J.58×0.04モル)を0)〜−5(で15
分間かけて加える。
徐々に気体を発生しているこの溶液を−5え〜0徐でさ
らに15分間攪拌したのち、氷冷水(5×250Tf1
1)で洗浄し、メスフラスコ中で250m1にする。そ
の鈍い赤色の溶液を一定量(50m1)とり過剰の氷酢
酸で処理するとNTPに補正して1417711の気体
が得られ、これはジアゾアルカンの収率78.7%に相
当する。この化合物は主吸収を2067cTn−1,λ
Max5O5nmに示すことおよび〔(5R,6R,3
S,1S)−2,2−ジメチル−6−フエニルーアセト
アミドペナム一3−カルボン酸1−オキシドから得られ
るその結晶性のエステルの〕融点159〜160るによ
り特徴づけられる。
その赤外線およびN.m.r.スペクトルおよび微量分
析はその構造と一致している。実施例 22 フエニルメチルジアゾメタン 沃素(2m1,10I)W/V(10r/l)溶液)お
よび1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(26.
4m1)を含有する1,2−ジクロロエタン(50m1
)中のアセトフエノンヒドラゾン(6.7V,0.05
モル)に過酢酸溶液(11.4m1,】.27X0.0
5モル)を−5酢で20分間かけて加える。
この混合物を0)でさらに15分間撹拌したのち、水(
4×250m1)で洗浄し、メスフラスコ中で250m
1にする。この薄赤色の溶液を一定量(25m1)とり
過剰の氷酢酸で処理すると、NTPに補正して108m
1の気体が得られ、これはジアゾアルカンの収率96%
に相当する。その化合物は2040CTL−1,λMa
x5l9nmにおける主吸収および(5R,6R,3S
,1S)−2,2−ジメチル−6−フエニルアセトアミ
ドペナム一3−カルボン酸1−オキシドから得られるそ
の結晶性のエステル、融点およびそのエステルの標準物
質との混融点168〜170.5スにより特徴づけられ
る。その化合物のN.m.r.スペクトルはその構造に
一致し、不純物を示さない。実施例 23 ジフエニルジアゾメタン ジクロロメタン(100m1)および水(100m0中
で撹拌されたベンゾフエノンヒドラゾン(19.67,
0.1モル)にテトラブチルアンモニウムヒドロキシド
(2m1)を加え、そのPHを酸で6に調節する。
ヘキサフルオロアセトン(157,0,135モル)を
ジクロロメタン溶液として0,で加え、ついで30f/
)過酸化水素(3.75y,1.1×0,1モル)を加
え、そのPHを8に調節し、且つ沃素の小さな結晶を加
える。この系を1V2時間撹拌するとその温度は周囲温
度まで上昇する。その分取した有機層を水(2×100
m0で洗浄し、一定量を適当に希釈して525nm1こ
おいてUにより定量すると、ジアゾアルカンの収率は4
7.5%に相当する。実施例 24 ジフエニルジアゾメタン 沃素(】.9m1,1%W/V(109/l)溶液)お
よび2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(25t
,0.18モル)とともにジクロロメタン(55m1)
中に含有されるベンゾフエノンヒドラゾン(9.25t
,47.5ミリモル)に過酢酸溶液(10.7m1,1
.27×47.5ミリモル)を15分間かけて滴加する
この溶液をさらに15分間攪拌したのち、水(5×25
0m1)で洗浄し且つ乾燥する。一定量を適当1ζ希釈
し525nmにおいてUVIこより定量すると、ジアゾ
アルカンの収率は34.6%に相当する。実施例 25 ジフエニルジアゾメタン 臭化沃素(2m1,1%W/(10f/1)溶液)およ
び1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(26.4
m1)を含有するジクロロメタン(50m1)に溶解し
たベンゾフエノンヒドラゾン(9.8y,0.05モル
)に過酢酸溶液(11.4m1,1.27×0.05モ
ル)を100で20分かけて加ノブ える。
この溶液をさらに10分間撹拌したのち、水(5×25
0a)で洗浄し且つ乾燥する。一定量を適当に希釈し5
25nmにおいてUにより定量すると、ジアゾアルカン
の収率は930!)に相当する。実施例 26 ジフエニルジアゾメタン ベンゾフエノンヒドラゾン(19.67,0.1モル)
をジクロロメタン(100Tn1!)、水(50m1)
、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド溶液(4.0
m1)および沃素(4m1,1%W/V(10t/1)
溶液)中で、酸を加えることにより全体をPH7〜8に
する。
クロラミンT(28.27,0.1モル)の水(220
m1)溶液を上記の攪拌された混合物(こ30分間かけ
て加え、つぎlこその赤色溶液を水(2×200mi)
で洗浄する。一定量を適当に希釈しUこより定量すると
、ジアゾアルカンの収率69,7%に相当する。実施例
27 ジフエニルジアゾメタン 沃素(4m1,1%W/(101/l)ジクロカメタン
溶液)およびグアニジンカーボネート(75,8t)と
ともにジメチルホルムアミド(100m1)に含有され
るベンゾフエノンヒドラゾン(19.6t,0.1モル
)に過酢酸溶液(22.8m1,1.27×0.1モル
)を60分間かけて加え、ついで60分間攪拌する。
この反応混合物を水(1).51)に注ぎ込み、向流回
分方式でジクロロメタン(200Tn1および3X50
m1)および水(3X250m1)を用いて洗浄する。
一定量を適当に希釈し525nmにおいてUVにより定
量すると、収率は60.5(Ff)に相当する。実施例
28ジフエニルジアゾメタン 沃素(1m1,1%W/(10t/l)洛液)およびジ
メチルホルムアミドで飽和した過剰の「ダウエツクス1
×2](タウケミカルカンパニーの登録商標一水酸化物
形態で第4級アンモニウム基を有する強塩基性架橋ポリ
スチレンージビニルベンゼン樹脂)を含有するジメチル
ホルムアミド(25m1)中のベンゾフエノンヒドラゾ
ン(4.97,0.025モル)に過酢酸溶液(5.7
m1,1.27×0.025ミリモル)を15溶で60
分間かけて加える。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R^1は水素原子またはR(Rはアルキルまたは
    アリール基、またはO、NおよびSの1個またはそれ以
    上の原子を含む5員または6員の複素環式基であり、場
    合により前記アリール基および前記複素環式基は1個ま
    たはそれ以上のアルキルまたはアルコキシ基によつて置
    換されていてもよい)であり、R^2は独立してRに対
    して定義された意味を有するか、またはR^1およびR
    ^2がその介在する炭素原子とともに環状炭化水素基(
    それは1個またはそれ以上のOまたはNにより中断され
    ていてもよい)を形成する〕または式▲数式、化学式、
    表等があります▼ 〔式中Raは(α−ジアゾベンジル)フェニルでありそ
    してRbはフェニルである〕のジアゾ化合物を製造する
    にあたり、式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1およびR^2は上記に定義されたとおりで
    ある)または式▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中Ra′は(ベンゾイルヒドラゾン)フェニルであ
    りそしてRb′はフェニルである〕のヒドラゾンを、塩
    基性条件下そして触媒の存在下または不存在下に有機過
    酸、N−クロロコハク酸イミドまたはクロラミンTを含
    む酸化剤と反応させることを特徴とする、ジアゾ化合物
    の製造法。
JP48077844A 1972-07-11 1973-07-10 ジアゾ化合物の製造法 Expired JPS5934701B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB3242372A GB1442755A (en) 1972-07-11 1972-07-11 Diazo compounds
GB3242372 1973-07-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS4980002A JPS4980002A (ja) 1974-08-02
JPS5934701B2 true JPS5934701B2 (ja) 1984-08-24

Family

ID=10338380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP48077844A Expired JPS5934701B2 (ja) 1972-07-11 1973-07-10 ジアゾ化合物の製造法

Country Status (10)

Country Link
JP (1) JPS5934701B2 (ja)
AT (1) AT333722B (ja)
BE (1) BE802112A (ja)
CA (1) CA1005074A (ja)
CH (1) CH586660A5 (ja)
DE (1) DE2335107A1 (ja)
FR (1) FR2192095B1 (ja)
GB (1) GB1442755A (ja)
LU (1) LU67970A1 (ja)
NL (1) NL183457C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60222005A (ja) * 1984-04-19 1985-11-06 株式会社 ダリヤ パ−マネントウエ−ブ形成保持具

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8529684D0 (en) * 1985-12-02 1986-01-08 Medical Res Council Photo-labile protecting agents
JP3047059B2 (ja) * 1993-12-17 2000-05-29 大塚化学株式会社 ジアゾメタン誘導体の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2710862A (en) * 1953-12-08 1955-06-14 Schenley Ind Inc Production of diaryldiazomethanes
US3332936A (en) * 1962-09-28 1967-07-25 Du Pont Bis(phenylsulfonyl)diazomethanes and their preparation
US3422158A (en) * 1966-05-16 1969-01-14 Hooker Chemical Corp Halogenated spiro compounds

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60222005A (ja) * 1984-04-19 1985-11-06 株式会社 ダリヤ パ−マネントウエ−ブ形成保持具

Also Published As

Publication number Publication date
CH586660A5 (ja) 1977-04-15
NL183457B (nl) 1988-06-01
LU67970A1 (ja) 1973-09-11
GB1442755A (en) 1976-07-14
BE802112A (fr) 1974-01-09
NL183457C (nl) 1988-11-01
JPS4980002A (ja) 1974-08-02
DE2335107A1 (de) 1974-01-31
ATA602173A (de) 1976-04-15
CA1005074A (en) 1977-02-08
FR2192095B1 (ja) 1978-12-29
AT333722B (de) 1976-12-10
NL7309547A (ja) 1974-01-15
FR2192095A1 (ja) 1974-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Merbouh et al. Preparation of tetramethylpiperdine-1-oxoammonlum salts and their use as oxidants in organic chemistry. A review
Grundmann et al. Nitrile oxides. X. Improved method for the prepared of nitrile oxides from aldoximes
JPH03115265A (ja) ピラゾール及びその誘導体の製造方法
JPH05502232A (ja) スクラレオリドの製造方法
Shaabani et al. A simple and efficient procedure for oxidation of sulfides to sulfoxides by hexamethylenetetramine-bromine complex (HMTAB)
JPS5934701B2 (ja) ジアゾ化合物の製造法
US4092306A (en) Oxidation of hydrazones to the corresponding diazo compounds in the presence of a phase transfer and an oxidation catalyst which is iodine, an iodide or an iodonium salt
CN109574913B (zh) 一种用硝酸盐水合物制备偕二硝基化合物的方法
US4083837A (en) Oxidation of hydrazones to the corresponding diazo compound
CN112028774A (zh) 一种苯甲酸酯酮类化合物的合成方法
Omote et al. Dopaquinone and Related Compounds: Reactions with o-Phenylenediamine
JPH05286902A (ja) α−クロロ−β−ケトエステル誘導体の製造方法
CN110590631B (zh) 一种2,2-双磺酰基-2h-氮丙啶的合成方法
Carlsen et al. Oxidation of Alcohols with Potassium Chlorochromate.
JP3257371B2 (ja) 5−フタルイミド−4−オキソペンテン酸またはそのピリジン塩の製造方法
JPS5840939B2 (ja) シクロヘキサンジオン誘導体の製造方法
JPH0426678A (ja) イミダゾール―4―クロロ―5―カルバルデヒド誘導体の製造法
JPS61500617A (ja) 硝酸を用いるフタル酸及び無水フタル酸のニトロ化
JPS6051180A (ja) 1,2,4−トリアゾリン−5−オン類の製造方法
JPH06211780A (ja) ベンゾイルシアナイド誘導体、その製法及びそれを用いた反応
JPH03151338A (ja) ジアリールエチレングリコールの製造方法
JPS61134386A (ja) テアスピランの製法
JPH03236343A (ja) エポキシ誘導体およびその製造方法
SU585151A1 (ru) Способ получени -хлоркетонов
RU2192417C1 (ru) Способ получения замещенных пиридил(арил)кетонов